JPH1029407A - 空気入りタイヤおよびその製造方法 - Google Patents

空気入りタイヤおよびその製造方法

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JPH1029407A
JPH1029407A JP8186175A JP18617596A JPH1029407A JP H1029407 A JPH1029407 A JP H1029407A JP 8186175 A JP8186175 A JP 8186175A JP 18617596 A JP18617596 A JP 18617596A JP H1029407 A JPH1029407 A JP H1029407A
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carcass
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C5/00Inflatable pneumatic tyres or inner tubes
    • B60C5/12Inflatable pneumatic tyres or inner tubes without separate inflatable inserts, e.g. tubeless tyres with transverse section open to the rim
    • B60C5/14Inflatable pneumatic tyres or inner tubes without separate inflatable inserts, e.g. tubeless tyres with transverse section open to the rim with impervious liner or coating on the inner wall of the tyre
    • B60C2005/147Inflatable pneumatic tyres or inner tubes without separate inflatable inserts, e.g. tubeless tyres with transverse section open to the rim with impervious liner or coating on the inner wall of the tyre characterised by the joint or splice

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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂フィルムから形成した空気透過防止層を
カーカス層間に挟み込んだスプライス構造を有し、その
挟み込まれた空気透過防止層の破壊を防止すると共に、
軽量で空気透過防止性に優れた空気入りタイヤおよびそ
の製造方法を提供する。 【解決手段】 本発明の空気入りタイヤは、スプライス
部15を形成する2層のカーカス層11u、11dのう
ち少なくとも内側カーカス層11dのコード11cの1
50℃における乾熱収縮率を0〜4%としたこと。ま
た、本発明の空気入りタイヤの製造方法は、樹脂フィル
ム30とカーカス材31を積層させた複合シート32
を、タイヤ成形ドラム40の外周面に巻き付けて巻き始
め端部と巻き終わり端部とを重ね合わせスプライスする
に当たり、スプライス部15を形成する2層のカーカス
材31のうち少なくとも内側カーカス材31のコードの
150℃における乾熱収縮率を0〜4%とし、ついで該
グリーンタイヤを加硫することからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱可塑性樹脂を主
成分とする樹脂フィルムを空気透過防止層として有する
空気入りタイヤおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、空気入りタイヤの内面には空気漏
れを防止してタイヤ空気圧を一定に保つために、ハロゲ
ン化ブチルゴムなどの低気体透過性ゴムからなるインナ
ーライナー層(空気透過防止層)が設けられている。し
かしながら、ハロゲン化ブチルゴムはヒステリシス損失
が大きいため、タイヤの加硫後にカーカス層とインナー
ライナー層に波打ちが生じた場合に、カーカス層の変形
と共にインナーライナー層が変形して発熱するので、タ
イヤの転がり抵抗が増加するという問題があった。この
ため、一般にハロゲン化ブチルゴムのインナーライナー
層とカーカス層との間に、ヒステリシス損失の小さいタ
イゴムと呼ばれるゴムシートを介して両者を接合してい
る。これにより、インナーライナー層の厚さに加えてタ
イゴムの厚みが増大し、タイヤの軽量化を進める場合の
ネックとなった。
【0003】そこで、この問題を解決するために、ハロ
ゲン化ブチルゴムに比較して空気透過性と質量の低い樹
脂フィルムを用いて空気透過防止層を薄くし、タイヤを
軽量化する方法が提案されている(特開平6−4020
7号公報)。しかし、この樹脂フィルムを空気透過防止
層にするに当たっては、製造過程において次のような問
題が発生することがわかった。
【0004】すなわち、グリーンタイヤを成形するに際
し、樹脂フィルムをカーカス材に貼合わせた複合シート
にしてタイヤ成形ドラムに巻き付け、その両端部を重ね
合わせるようにスプライスするが、これを加硫したと
き、加硫直後に熱によってカーカスコードが収縮するこ
とにより上記複合シートのスプライス部において、外側
と内側それぞれのカーカス層に収縮力が発生する。この
とき外側のカーカス層は、その更に外側に接している部
材(ベルト層やサイドトレッド層等)によって、収縮力
による変形は抑えられるが、一方の内側カーカス層の収
縮力はそのまま残る。その結果、外側と内側のカーカス
層間に剥離力が発生するが、樹脂フィルムの加硫温度付
近での強度はゴムに比べて低いため、加硫時に発生する
上記剥離力にカーカス層間に挟まれた樹脂フィルムが耐
えられずに破壊し、加硫後のタイヤのシール性(空気透
過防止性)が低下するという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、空気
透過防止層として樹脂フィルムを使用する場合、そのス
プライス部において空気透過防止層が破壊されることが
ない、軽量でシール性に優れた空気入りタイヤおよびそ
の製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、カーカス層の内面に熱可塑性樹脂を主
成分とする樹脂フィルムを空気透過防止層として内貼
し、タイヤ周方向の両端部で前記樹脂フィルムをカーカ
ス層の両端部間に挟み込んでスプライスした空気入りタ
イヤにおいて、スプライス部を形成する2層のカーカス
層のうち少なくとも内側カーカス層のコードの150℃
における乾熱収縮率を0〜4%としたことを特徴とす
る。
【0007】このようにスプライス部を形成する2層の
カーカス層のうち少なくとも内側カーカス層のコードの
150℃における乾熱収縮率を0〜4%としたため、換
言すれば、少なくとも内側カーカス層のコードを低熱収
縮性としたため、スプライス部におけるカーカス層の熱
収縮力が低減し、スプライス部での樹脂フィルムの破壊
を防ぐことが可能となる。
【0008】本発明の空気入りタイヤの製造方法は、カ
ーカスコードとコートゴムからなる帯状のカーカス材に
熱可塑性樹脂を主成分とする樹脂フィルムを貼合わせた
複合シートを、タイヤ成形ドラムに前記樹脂フィルム側
を内側にして巻き付けて巻き始め端部と巻き終わり端部
とを重ね合わせスプライスするに当たり、スプライス部
を形成する2層のカーカス材のうち少なくとも内側カー
カス材のコードの150℃における乾熱収縮率を0〜4
%としてスプライスしてグリーンタイヤを成形し、つい
で該グリーンタイヤを加硫することを特徴とする。
【0009】このように樹脂フィルムとカーカス材を積
層させた複合シートの両端部をスプライスするに際し
て、少なくとも内側カーカス材のコードの150℃にお
ける乾熱収縮率を0〜4%とするだけでよいので、上記
目的を達成し得る空気入りタイヤを容易に製造すること
ができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の空気入りタイヤは、図1
に示されるように、左右一対のビードコア10,10間
にカーカス層11が装架され、トレッド部12において
は2層のベルト層13,13がタイヤ1周に亘って配置
されている。タイヤ内壁面には、熱可塑性樹脂を主成分
とする樹脂フィルムが内貼りされてカーカス層11の内
面を実質的に覆う空気透過防止層14が形成されてい
る。
【0011】カーカス層11では、図2に示されるよう
に、タイヤ周方向EE’の一端部と他端部とが重なり合
ってタイヤ幅方向に延びるスプライス部15を形成して
おり、このスプライス部15において外側カーカス層1
1uと内側カーカス層11dとの間に空気透過防止層1
4が挟み込まれている。このスプライス部15において
は、スプライス部15を形成する2層のカーカス層のう
ち少なくとも内側カーカス層11dのコード11cの1
50℃における乾熱収縮率が0〜4%、好ましくは0〜
2.5%となっている。このためには、少なくともスプ
ライス部15のスプライス領域h内において少なくとも
内側カーカス層11dのコード11cが、このような乾
熱収縮率を有するコードから構成されればよく、例え
ば、ポリエステルコード、ナイロンコード、レーヨンコ
ード、芳香族ポリアミド繊維コード等で上記の乾熱収縮
率を有するもののいずれによってもよい。ここで、15
0℃における乾熱収縮率が0〜4%としたのは、150
℃における乾熱収縮率が4%を超えると低熱収縮性とは
ならないからである。また、少なくとも内側カーカス層
11dのコード11cは、180℃における熱収縮力が
0.2cN/d以下であるのが好ましい(1デニール当
り0.2センチニュートン以下)。
【0012】この空気入りタイヤを製造するには、ま
ず、図3に示されるように、カーカスコードとコートゴ
ムからなる帯状のカーカス材31に熱可塑性樹脂を主成
分とする樹脂フィルム30を貼合わせた複合シート32
を、タイヤ成形ドラム40の外周面に樹脂フィルム30
がタイヤ成形ドラム40に接するように巻き付けて、図
4に示されるように、巻き始め端部と巻き終わり端部と
を重ね合わせることによりカーカス材31,31間に、
樹脂フィルム30の一部を挟み込んだタイヤ幅方向に延
びるスプライス部15を形成する。この場合、スプライ
ス部15を形成する2層のカーカス材のうち少なくとも
内側カーカス材のコードの150℃における乾熱収縮率
を0〜4%にする。このためには、例えば、図4ではス
プライス部15における内側カーカス材は3〜4本のコ
ードからなるから、この3〜4本のコードを150℃に
おける乾熱収縮率が0〜4%のポリエステルコード等で
前以って構成すればよい。このようにしてグリーンタイ
ヤを成形し、ついで該グリーンタイヤを加硫することに
より空気入りタイヤを得ることができる。
【0013】本発明で用いる樹脂フィルム30を構成す
る熱可塑性樹脂は、空気透過係数が25×10-12 cc・
cm/cm2 ・sec ・cmHg以下,好ましくは5×10-12 cc
・cm/cm2 ・sec ・cmHg以下で、ヤング率が1〜500
MPa 、好ましくは10〜300MPaのものである。
空気透過係数が25×10-12 cc・cm/cm2 ・sec ・cm
Hgを越えると、タイヤ空気圧を保持するため空気透過防
止層の厚さを厚くしなければならず、タイヤの軽量化の
目的に反することになる。また、フィルムのヤング率が
1MPa未満ではタイヤ成型時にシワなどが発生して成
形加工性が低下し、500MPaを越えると耐久性に問
題が生じるため好ましくない。
【0014】この熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリ
アミド系樹脂(例えば、ナイロン6(N6)、ナイロン
66(N66)、ナイロン46(N46)、ナイロン1
1(N11)、ナイロン12(N12)、ナイロン61
0(N610)、ナイロン612(N612)、ナイロ
ン6/66共重合体(N6/66)、ナイロン6/66
/610共重合体(N6/66/610)、ナイロンM
XD6(MXD6)、ナイロン6T、ナイロン6/6T
共重合体、ナイロン66/PP共重合体、ナイロン66
/PPS共重合体)、及びそれらのN−アルコキシアル
キル化物、例えば6−ナイロンのメトキシメチル化物、
6−610−ナイロンのメトキシメチル化物、612−
ナイロンのメトキシメチル化物、ポリエステル系樹脂
(例えば、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポ
リエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンイ
ソフタレート(PE10)、PET/PEI共重合体、
ポリアリレート(PAR)、ポリブチレンナフタレート
(PBN)、液晶ポリエステル、ポリオキシアルキレン
ジイミド酸/ポリブチレートテレフタレート共重合体な
どの芳香族ポリエステル)、ポリニトリル系樹脂(例え
ば、ポリアクリロニトリル(PAN)、ポリメチクリロ
ニトリル、アクリロニトリル/スチレン共重合体(A
S)、メタクリロニトリル/スチレン共重合体、メタク
リロニトリル/スチレン/ブタジエン共重合体)、ポリ
メタクリレート系樹脂(例えば、ポリメタクリル酸メチ
ル(PMMA)、ポリメタクリル酸エチル)、ポリビニ
ル系樹脂(例えば、酢酸ビニル、ポリビニルアルコール
(PVA)、ビニルアルコール/エチレン共重合体(E
VOH)、ポリ塩化ビニリデン(PDVC)、ポリ塩化
ビニル(PVC)、塩化ビニル/塩化ビニリデン共重合
体、塩化ビニリデン/メチルアクリレート共重合体、塩
化ビニリデン/アクリロニトリル共重合体)、セルロー
ス系樹脂(例えば、酢酸セルロース、酢酸酪酸セルロー
ス)、フッ素系樹脂(例えば、ポリフッ素化ビニリデン
(PVDF)、ポリフッ化ビニル(PVF)、ポリクロ
ルフルオロエチレン(PCTFE)、テトラフロロエチ
レン/エチレン共重合体)、イミド系樹脂(例えば、芳
香族ポリイミド(PI)などを挙げることができ、2種
以上であってもよい。
【0015】また、本発明に用いられる熱可塑性樹脂フ
ィルムとしては、上記の熱可塑性樹脂にエラストマーを
ブレンドしたフィルムでも良い。前記熱可塑性樹脂とブ
レンドすることができるエラストマー成分としては、熱
可塑性樹脂成分とブレンドした状態で組成物をなし、結
果として上記空気透過係数及びヤング率を有するもので
あれば、その種類及び量は特に限定されない。
【0016】この熱可塑性樹脂とブレンドするエラスト
マーとしては、例えば、ジエン系ゴム及びその水添物
(例えば、NR、IR、エポキシ化天然ゴム、SBR、
BR(高ジスBR及び低シスBR)、NBR、水素化N
BR、水素化SBR)、オレフィン系ゴム(例えば、エ
チレンプロピレンゴム(EPDM、EPM)、マレイン
酸変性エチレンプロピレンゴム(M−EPM)、II
R、イソブチレンと芳香族ビニル又はジエン系モノマー
共重合体)、アクリルゴム(ACM)、アイオノマー、
含ハロゲンゴム(例えば、Br−IIR、CI−II
R、イソブチレンパラメチルスチレン共重合体の臭素化
物(Br−IPMS)、CR、ヒドリンゴム(CHR・
CHC)、クロロスルホン化ポリエチレン(CSM)、
塩素化ポリエチレン(CM)、マレイン酸変性塩素化ポ
リエチレン(M−CM))、シリコンゴム(例えば、メ
チルビニルシリコンゴム、ジメチルシリコンゴム、メチ
ルフェニルビニルシリコンゴム)、含イオウゴム(例え
ば、ポリスルフィドゴム)、フッ素ゴム(例えば、ビニ
リデンフルオライド系ゴム、含フッ素ビニルエーテル系
ゴム、テトラフルオロエチレン−プロピレン系ゴム、含
フッ素シリコン系ゴム、含フッ素ホスファゼン系ゴ
ム)、熱可塑性エラストマー(例えば、スチレン系エラ
ストマー、オレフィン系エラストマー、エステル系エラ
ストマー、ウレタン系エラストマー、ポリアミド系エラ
ストマー)などを挙げることができ、2種以上であって
もよい。
【0017】前記した特定の熱可塑性樹脂とエラストマ
ー成分との相溶性が異なる場合は、第3成分として適当
な相溶化剤を添加するのが好ましい。系に相溶化剤を混
合することにより、熱可塑性樹脂とエラストマー成分と
の界面張力が低下し、その結果、分散層を形成している
ゴムの粒子が微細になることから両成分の特性はより有
効に発現されることになる。そのような相溶化剤として
は一般的に熱可塑性樹脂及びエラストマー成分の両方又
は片方の構造を有する共重合体、或いは熱可塑性樹脂又
はエラストマー成分と反応可能なエポキシ基、カルボニ
ル基、ハロゲン基、アミノ基、オキサゾリン基、水酸基
等を有した共重合の構造をとるものとすることができ
る。これらは混合される熱可塑性樹脂とエラストマー成
分の種類によって選定すれば良いが、通常使用されるも
のにはスチレン/エチレン・ブチレンブロック共重合体
(SEBS)及びそのマレイン酸変性物、EPDM:E
PDM/スチレン又EPDM/アクリロニトリルグラフ
ト共重合体及びそのマレイン酸変性物、スチレン/マレ
イン酸共重合体、反応性フェノキシン等を挙げることが
できる。かかる相溶化剤の配合量には特に限定はない
が、好ましくはポリマー成分(熱可塑性樹脂とエラスト
マー成分の総和)100重量部に対して、0.5 〜10重量
部が良い。
【0018】熱可塑性樹脂とエラストマーとをブレンド
する場合の特定の熱可塑性樹脂(A)とエラストマー成
分(B)との組成比は、特に限定はなく、フィルムの厚
さ、耐空気透過性、柔軟性のバランスで適宜決めればよ
いが、好ましい範囲は重量比(A)/(B)で10/9
0〜90/10、更に好ましくは15/85〜90/1
0である。
【0019】本発明に係わるポリマー組成物(樹脂フィ
ルム30)は、上記必須ポリマー成分に加えて、本発明
のタイヤ用ポリマー組成物の必要特性を損なわない範囲
で前記した相溶化剤ポリマーなどの他のポリマーを混合
することができる。他ポリマーを混合する目的は、熱可
塑性樹脂とエラストマー成分との相溶性を改良するた
め、材料のフィルム成型加工性を良くするため、耐熱性
向上のため、コストダウンのため等であり、これに用い
られる材料としては、例えば、ポリエチレン(PE)、
ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、AB
S、SBS、ポリカーボネート(PC)等が挙げられ
る。また、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィ
ン共重合体、そのマレイン酸変性体、又はそのグリシジ
ル基導入体なども挙げることができる。本発明に係わる
ポリマー組成物には、更に一般的にポリマー配合物に配
合される充填剤、カーボンブラック、石英粉体、炭酸カ
ルシウム、アルミナ、酸化チタンなどを上記空気透過係
数及びヤング率の要件を損なわない限り任意に配合する
こともできる。
【0020】また、前記エラストマー成分は熱可塑性樹
脂との混合の際、動的に加硫することもできる。動的に
加硫する場合の加硫剤、加硫助剤、加硫条件(温度、時
間)等は、添加するエラストマー成分の組成に応じて適
宜決定すればよく、特に限定されるものではない。加硫
剤としては、一般的なゴム加硫剤(架橋剤)を用いるこ
とができる。具体的には、イオン系加硫剤としては粉末
イオウ、沈降イオウ、高分散性イオウ、表面処理イオ
ウ、不溶性イオウ、ジモルフォリンジサルファイド、ア
ルキルフェノールジサルファイド等を例示でき、例え
ば、0.5〜4phr 〔ゴム成分(ポリマー)100重量
部あたりの重量部〕程度用いることができる。
【0021】また、有機過酸化物系の加硫剤としては、
ベンゾイルパーオキサイド、t−ブチルヒドロパーオキ
サイド、2,4−ビクロロベンゾイルパーオキサイド、
2,Te−ジエチルジチオカーバメート、Cu−ジメチ
ルジチオカーバメート、Fe−ジメチルジチオカーバメ
ート、ピペコリンピペコリルジチオカーバメート等、チ
オウレア系加硫促進剤としては、エチレンチオウレア、
ジエチルチオウレア等を挙げることができる。
【0022】また、加硫促進助剤としては、一般的なゴ
ム用助剤を併せて用いることができ、例えば、亜鉛華
(5phr 程度)、ステアリン酸やオレイン酸及びこれら
のZn塩(2〜4phr 程度)等が使用できる。熱可塑性
エラストマー組成物の製造方法は、予め熱可塑性樹脂成
分とエラストマー成分(ゴムの場合は未加硫物)とを2
軸混練押出機等で溶融混練し、連続相(マトリックス
相)を形成する熱可塑性樹脂中にエラストマー成分を分
散相(ドメイン)として分散させることによる。エラス
トマー成分を加硫する場合には、混練下で加硫剤を添加
し、エラストマー成分を動的に加硫させてもよい。ま
た、熱可塑性樹脂またはエラストマー成分への各種配合
剤(加硫剤を除く)は、上記混練中に添加してもよい
が、混練の前に予め混合しておくことが好ましい。熱可
塑性樹脂とエラストマー成分の混練に使用する混練機と
しては、特に限定はなく、スクリュー押出機、ニーダ、
バンバリミキサー、2軸混練押出機等が使用できる。な
かでも熱可塑性樹脂とエラストマー成分の混練およびエ
ラストマー成分の動的加硫には、2軸混練押出機を使用
するのが好ましい。更に、2種類以上の混練機を使用
し、順次混練してもよい。溶融混練の条件として、温度
は熱可塑性樹脂が溶融する温度以上であればよい。ま
た、混練時の剪断速度は1000〜7500 sec-1であ
るのが好ましい。混練全体の時間は30秒から10分、
また加硫剤を添加した場合には、添加後の加硫時間は1
5秒から5分であるのが好ましい。上記方法で作製され
たポリマー組成物は、次に押出し成形またはカレンダー
成形によってシート状のフィルムに形成される。フィル
ム化の方法は、通常の熱可塑性樹脂または熱可塑性エラ
ストマーをフィルム化する方法によればよい。
【0023】このようにして得られるフィルムは、熱可
塑性樹脂(A)のマトリクス中にエラストマー成分
(B)が分散相(ドメイン)として分散した構造をと
る。かかる状態の分散構造をとることにより、熱可塑の
加工が可能となり、かつベルト補強層としてのフィルム
に十分な柔軟性と連続相としての樹脂層の効果により十
分な剛性を併せ付与することができると共に、エラスト
マー成分の多少によらず、成形に際し、熱可塑性樹脂と
同等の成形加工性を得ることができるため、通常の樹脂
用成形機、即ち押出し成形、またはカレンダー成形によ
って、フィルム化することが可能となる。
【0024】これらフィルムと相対するゴム層との接着
は、通常のゴム系、フェノール樹脂系、アクリル共重合
体系、イソシアネート系等のポリマーと架橋剤を溶剤に
溶かした接着剤をフィルムに塗布し、加硫成形時の熱と
圧力により接着させる方法、または、スチレンブタジエ
ンスチレン共重合体(SBS)、エチレンエチルアクリ
レート(EEA)、スチレンエチレンブチレンブロック
共重合体(SEBS)等の接着用樹脂を熱可塑性フィル
ムと共に共押出、或いはラミネートして多層フィルムを
作製しておき、加硫時にゴム層と接着させる方法があ
る。溶剤系接着剤としては、例えば、フェノール樹脂系
(ケムロック220・ロード社)、塩化ゴム系(ケムロ
ック205、ケムロック234B)、イソシアネート系
(ケムロック402)等を例示することができる。
【0025】なお、本発明では、上記実施形態におい
て、2層のベルト層13を配置した例を示したが、それ
に限定されず、ベルト層を3層以上設けた複数のベルト
層を配置するものであっても好適に用いることができ
る。
【0026】
【実施例】下記の材料A〜Dからなるフィルムを空気透
過防止層としてタイヤサイズ:165SR13(リムサ
イズ:13×41/2 −J)の空気入りタイヤを製造した
(本発明1〜5、従来例1〜2)。各タイヤの基本構造
としては、図1に示すような1層のカーカス層を有し、
このカーカス層上のトレッド部に2層のベルト層を配置
したタイヤであり、カーカス層のスプライス部を外側カ
ーカス層と内側カーカス層とがカーカスコード3本分で
ラップするように形成した。材料BおよびCについての
フィルムの成形は、予め熱可塑性成分とエラストマー成
分を2軸混練機で混練し、樹脂成分中にエラストマー成
分を分散させ、その後、加硫剤を連続的に添加、水冷し
てペレット状の熱可塑性エラストマーを作製し、さら
に、このペレットを通常のTダイ押出成形によってフィ
ルムを成型することによった。また、材料A、B、Cと
カーカス部材間の接着剤としては、フィルムに予めケム
ロック234B(ロード・ファーイースト社)を塗布し
ておいた。スプライス部の内側カーカス層のコードの1
50℃における乾熱収縮率を種々変化させた。
【0027】得られた各タイヤについて、下記の方法に
よりスプライスオープン、空気洩れ試験(圧力低下
率)、およびタイヤ質量を評価した。この結果を表1に
示す。なお、材料中の部は、全て重量部を表わす。材料A :熱可塑性樹脂成分;ナイロン11(N11)
(アトケム製 リルサンBESN OTL)、空気透過
係数が2.13×10-12 cc・cm/cm2 ・sec ・cmHg、
ヤング率が257MPaの材料。フィルムの成型は、通
常のTダイ押出成形によって行った。
【0028】材料B:熱可塑性樹脂成分;ナイロン6
(N6)(東レ製 CM4061)25.2部、ナイロ
ンMXD6(MXD6)(三菱ガス化学製レニー600
2)37.8部、エラストマー成分;マスターバッチ
(変性ブチルゴム:イソブチレン−パラメチルスチレン
共重合体の臭素化物、エクソンケミカル製エクソンEX
XPR0 89−4 100部,東海カーボン製カーボ
ンブラックGPF:シーストV 60部,ステアリン酸
1部,石油系炭化水素樹脂エッソ製エスコレッツ11
02 10部,パラフィン系プロセス油 10部)4
8.9部、相溶化成分;三井石油化学製ハイセックスミ
リオン240M(EEA)10部、及び加硫剤成分とし
て酸化亜鉛1.5部、DM0.5部、及びイオウ0.3
部から成り、空気透過係数が0.84×10-12 cc・cm
/cm2 ・sec ・cmHgでヤング率が244MPaである材
料。
【0029】材料C:熱可塑性樹脂成分;ナイロン6
(N6)(東レ製 CM4061)25.2部、ナイロ
ンMXD6(MXD6)(三菱ガス化学製レニー600
2)37.8部、並びにナイロン6/66/610(東
レ製 CM4001)10部、エラストマー成分;Br
−(ポリイソブチレン−p−メチルスチレン)(エクソ
ンケミカル製EXXPRO 89−4)27.0部から
成り、空気透過係数が0.63×10-12 cc・cm/cm2
・sec ・cmHgでヤング率が317MPaである材料。
【0030】材料D:ブチルゴム;Br−IIRゴム組
成物(空気透過係数55×10-12cc・cm/cm2 ・sec
・cmHg、ヤング率が15MPa)。フィルムの空気透過係数測定法 :JIS K7126
「プラスチックフィルム及びシートの気体透過度試験方
法(A法)」に準じた。
【0031】 試験片 :各例で作成したフィルムサンプルを用いた。 試験気体:空気(N2 :O2 =8:2) 試験温度:30℃フィルムのヤング率の測定法 :JIS K6251「加
硫ゴムの引張試験方法」に準じた。
【0032】試験片 :各例で押出成形により作成した
フィルムサンプルを、押出時の樹脂の流れ方向に平行
に、JIS3号ダンベルで打ち抜いた。得られた応力〜
ひずみ曲線の初期ひずみ領域の曲線に接線を引き、その
接線の傾きよりヤング率を求めた。乾熱収縮率試験法 :JIS L1017(化学繊維タイ
ヤコード試験方法)に従い、150℃にて30分間、加
熱したときの加熱後乾熱収縮率(%)を初荷重(0.9
8×トータルデニール数/20)cNにて測定。
【0033】熱収縮力試験法:JIS L1017(化
学繊維タイヤコード試験方法)に従い、180℃にて加
熱したときの乾熱時収縮応力(cN/D)を初荷重
(0.98×トータルデニール数/20)cNにて測
定。スプライスオープンの評価法 :加硫後のタイヤについ
て、空気透過防止層のスプライス部が開いている場合は
不良「×」、開いていない場合は良「○」とした。
【0034】空気洩れ試験法(圧力低下率):初期圧力
200kPa、室温21℃、無負荷条件にて3ヵ月間放
置する。内圧の測定間隔は4日毎とし、測定圧力Pt、
初期圧力P0 、経過日数tとして、次の式
【0035】
【数1】 に回帰してα値を求める。得られたαを用い、t=30
(日)を代入し、 β=〔1−exp(−αt)〕×100 を得る。βを1ヵ月当たりの圧力低下率(%/月)とす
る。
【0036】
【表1】 表1において、本発明1〜7および従来例1は、スプラ
イス部のカーカス層間に空気透過防止層が挟み込まれる
構造となっており、従来例2は空気透過防止層およびカ
ーカス層がそれぞれ別個に(別の位置で)スプライスさ
れている。
【0037】表1から明らかなように、本発明1〜7は
従来例1〜2に比して、スプライスオープンが生じない
ので空気透過防止層が破壊されることがなく、圧力低下
率が少ないのでシール性に優れており、タイヤ質量が小
さいので軽量である。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明の空気入りタ
イヤは、軽量で空気透過防止性に優れ、しかもカーカス
層スプライス部で空気透過防止層が破壊されないので、
カーカス層スプライスオープンが生じることがない。ま
た、本発明の空気入りタイヤの製造方法によれば、上記
の性能を有する空気入りタイヤを効率的に製造すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気入りタイヤの一例の子午線方向半
断面図である。
【図2】本発明の空気入りタイヤのカーカス層スプライ
ス部の一例を示す断面図である。
【図3】本発明においてタイヤ成形ドラムの外周面に樹
脂フィルムとカーカス材とを巻き付ける様子を示す説明
図である。
【図4】図5で巻き付けた後にタイヤ成形ドラム上でカ
ーカス層スプライス部を形成する様子を示す要部断面図
である。
【符号の説明】
11 カーカス層 14 空気透過防止層 15 スプライス部 32 複合シート 40 タイヤ成形ドラム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B60C 9/00 B60C 9/00 E C08L 67/00 LNZ C08L 67/00 LNZ 77/00 LQR 77/00 LQR 101/00 LTB 101/00 LTB // C08L 27/12 LGB 27/12 LGB 33/10 LHT 33/10 LHT

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カーカス層の内面に熱可塑性樹脂を主成
    分とする樹脂フィルムを空気透過防止層として内貼し、
    タイヤ周方向の両端部で前記樹脂フィルムをカーカス層
    の両端部間に挟み込んでスプライスした空気入りタイヤ
    において、スプライス部を形成する2層のカーカス層の
    うち少なくとも内側カーカス層のコードの150℃にお
    ける乾熱収縮率を0〜4%とした空気入りタイヤ。
  2. 【請求項2】 前記熱可塑性樹脂がポリアミド系樹脂、
    ポリエステル系樹脂、ポリニトリル系樹脂、ポリメタク
    リレート系樹脂、ポリビニル系樹脂、セルロース系樹
    脂、フッ素系樹脂及びイミド系樹脂の群から選ばれた少
    なくとも1種である請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 【請求項3】 前記樹脂フィルムがエラストマーを含有
    する請求項1又は2記載の空気入りタイヤ。
  4. 【請求項4】 前記エラストマーがジエン系ゴム、オレ
    フィン系ゴム、含イオウゴム、フッ素ゴム及び熱可塑性
    エラストマーの群から選ばれた少なくとも1種である請
    求項3記載の空気入りタイヤ。
  5. 【請求項5】 カーカスコードとコートゴムからなる帯
    状のカーカス材に熱可塑性樹脂を主成分とする樹脂フィ
    ルムを貼合わせた複合シートを、タイヤ成形ドラムに前
    記樹脂フィルム側を内側にして巻き付けて巻き始め端部
    と巻き終わり端部とを重ね合わせスプライスするに当た
    り、スプライス部を形成する2層のカーカス材のうち少
    なくとも内側カーカス材のコードの150℃における乾
    熱収縮率を0〜4%としてスプライスしてグリーンタイ
    ヤを成形し、ついで該グリーンタイヤを加硫する空気入
    りタイヤの製造方法。
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