JPH10293728A - データ処理装置およびデータ処理方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

データ処理装置およびデータ処理方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体

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JPH10293728A
JPH10293728A JP9100418A JP10041897A JPH10293728A JP H10293728 A JPH10293728 A JP H10293728A JP 9100418 A JP9100418 A JP 9100418A JP 10041897 A JP10041897 A JP 10041897A JP H10293728 A JPH10293728 A JP H10293728A
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JP9100418A
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Atsushi Kano
敦 狩野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ処理を実行すべき所在地に応じて格納
されたデータの読み出しを制限して、データが第三者に
漏洩されてしまう事態を確実に回避する環境を自在に構
築することである。 【解決手段】 データ格納装置101が所在する現在位
置情報が有効所在地と一致するかどうかを所在地判定装
置104が判定し、該判定結果に基づいてデータ制御装
置103が読み出し装置102による前記データ格納装
置101からのデータ読み出しを制御する構成を特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、格納されたデータ
の読み出しを所在地情報に従って制御するデータ処理装
置およびデータ処理方法およびコンピュータが読み出し
可能なプログラムを格納した記憶媒体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、種々の携帯型のデータ処理装
置が開発され、その使用範囲は急速に拡大しつつある。
【0003】一般的な携帯型のデータ処理装置、例えば
モバイルコンピュータ装置等では、格納されたデータの
保護を目的として、データ取り出しに際しパスワードを
入力するよう設定することが可能に構成されている場合
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、格納さ
れたデータを頻繁に取り出す使用者にとって、逐一のパ
スワード入力は手間がかかり、その頻度が高い場合に
は、その操作の煩雑さから、パスワードの設定を行わな
い状態で携帯情報装置を使用している。
【0005】このため、例えば携帯情報装置の盗難,紛
失等によって格納されたデータが第三者に漏洩してしま
うというセキュリティが確保されないという問題点があ
った。
【0006】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたもので、本発明の目的は、データを格納してい
る装置本体の所在地を照合してデータの読み出しを制御
することにより、データの処理を実行すべき所在地に応
じて格納されたデータの読み出しを制限して、データが
第三者に漏洩されてしまう事態を確実に回避する環境を
自在に構築することができるデータ処理装置およびデー
タ処理方法およびコンピュータが読み出し可能なプログ
ラムを格納した記憶媒体を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、所定のデータを格納するデータ格納手段と、前記デ
ータ格納手段に格納されたデータを読み出す読み出し手
段と、前記データ格納手段が所在する現在位置情報が有
効所在地と一致するかどうかを判定する判定手段と、前
記判定手段の判定結果に基づいて前記読み出し手段によ
る前記データ格納手段からのデータ読み出しを制御する
制御手段とを有するものである。
【0008】本発明に係る第2の発明は、前記判定手段
は、前記読み出し手段による前記データ格納手段からの
データ読み出しを許可する第1位置情報を記憶するメモ
リと、外部から受信される第2位置情報を検出する検出
部とを有し、前記検出部が受信している第2位置情報が
第1位置情報に登録されているかどうかを判定するもの
である。
【0009】本発明に係る第3の発明は、前記判定手段
は、外部所在地管理装置による判断結果から前記データ
格納手段が所在する現在位置情報が有効所在地と一致す
るかどうかを判定するものである。
【0010】本発明に係る第4の発明は、前記所定のデ
ータは、暗号化して格納されており、有効所在地と判定
された場合のみ、非暗号化されて読み出されるものであ
る。
【0011】本発明に係る第5の発明は、外部通信基地
とデータ通信可能な通信手段を有し、前記判定手段は、
前記通信手段により取得される現在位置情報が有効所在
地と一致するかどうかを判定するものである。
【0012】本発明に係る第6の発明は、前記通信手段
は、PHS電話機またはGPS装置で構成したものであ
る。
【0013】本発明に係る第7の発明は、データ格納手
段に格納されたデータを読み出す読み出しを制御するデ
ータ処理方法であって、前記データ格納手段が所在する
現在位置情報が有効所在地と一致するかどうかを判定す
る判定工程と、該判定結果に基づいて前記読み出し手段
による前記データ格納手段からのデータ読み出しを許可
または禁止を管理する管理工程とを有するものである。
【0014】本発明に係る第8の発明は、データ格納手
段に格納されたデータを読み出す読み出しを制御するコ
ンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶
媒体であって、前記データ格納手段が所在する現在位置
情報が有効所在地と一致するかどうかを判定する判定工
程と、該判定結果に基づいて前記読み出し手段による前
記データ格納手段からのデータ読み出しを許可または禁
止を管理する管理工程とを含む、コンピュータが読み出
し可能なプログラムを記憶媒体に格納したものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕図1は、本発明の第1実施形態を示す
データ処理装置の構成を説明する概略ブロック図であ
る。
【0016】図において、101は所定の記憶媒体で構
成されるデータ格納装置で、非暗号化状態のデータND
を保持記憶する。102は読み出し装置で、データ格納
装置101からデータを読み出し、要求があれば他の装
置(非図示)へデータを渡す処理を行う。103はデー
タ制御装置で、読み出し装置102がデータ格納装置1
01からデータを読み出そうとしたときに、読み出しの
有効性を検査判定処理する。104は所在地判定装置
で、データ処理装置本体の現在の所在地を検査判定処理
する。
【0017】データ格納装置101内に暗号化されてい
ないデータがあらかじめ格納されており、特定の場所で
のみ読み出し可能とする実施形態について詳細に説明す
る。
【0018】読み出し装置102からデータ制御装置1
03を通してデータ格納装置101からのデータ読み出
し要求が発生すると、データ制御装置103は所在地判
定装置104に対し、本体の所在地が読み出し可能地域
内であるかどうかの判定処理を要求する。これを受け
て、所在地判定装置104は現在の場所を判定し、特定
の領域内であれば読み出し可の値を、領域外であれば読
み出し不可の値をデータ制御装置103に返す。そし
て、データ制御装置103は読み出し可の値が帰ってき
た場合のみに、データ格納装置101から非暗号化状態
のデータNDを引き出し、読み出し装置102に転送す
る。
【0019】以下、データ処理装置が携帯電話装置、例
えばPHS電話機を例とする実施形態について図2を参
照して説明する。
【0020】〔第2実施形態〕図2は、本発明の第2実
施形態を示すデータ処理装置の構成を説明するブロック
図である。
【0021】図において、データの読み出し要求が読み
出し装置202によって発行されると、データ制御装置
203は現在の所在地によって、読み出し許可または非
許可を決定する。現在の所在地は所在地判定装置204
によって検出される。例えば、PHS電話機による現在
地確認の方法は、接続する基地局の識別情報(ID)に
よって行うなうことができる。
【0022】基本的にある基地局のカバーするエリア内
にPHS電話機が入った場合、PHS電話機はその基地
局IDを検知することが可能である。本装置では、あら
かじめ基地局IDデータベース205に有効とする基地
局IDを保持しておき、PHS基地局ID検出装置20
6によって検出された基地局IDが含まれるかどうかを
検索することにより、データの読み出しに対する有効な
場所かどうかを判断することができる。以下その実施形
態について図3を参照して説明する。
【0023】〔第3実施形態〕図3は、本発明の第3実
施形態を示すデータ処理装置の構成を説明するブロック
図である。
【0024】図において、301は所定の記憶媒体で構
成されるデータ格納装置で、非暗号化状態のデータND
を保持記憶する。302は読み出し装置で、データ格納
装置301からデータを読み出し、要求があれば他の装
置(非図示)へデータを渡す処理を行う。303はデー
タ制御装置で、読み出し装置302,データ格納装置3
01からデータを読み出そうとしたときに、読み出しの
有効性を検査判定処理する。304は所在地判定装置
で、通信装置305,309を介して管理センタ306
と通信可能に構成され、管理センタ306内の有効基地
局IDデータベース307を検索して所在地の有効性を
判定する判定装置308が利用可能である。
【0025】このように構成されたデータ処理装置にお
いて、あらかじめ基地局IDを保持するのではなく、内
蔵する通信装置305を用いて、別に存在する管理セン
タ306等に問い合わせを行い、該通知を受けた基地局
IDを管理センタ306の保持する有効基地局IDデー
タベース307と照らし合わせ、判定装置308が判定
し、データ読み出し可否の判定を通信装置309を用い
てデータ処理装置に通知する。データ処理装置側の所在
地判定装置304はこの結果に基づいてデータ読み出し
の可否を決定する。
【0026】なお、PHSの他にGPSを使用して所在
地を確認することも可能である。この場合、緯度経度情
報から所在地を確認することになる。そして、PHSの
場合と同様に、緯度経度情報をデータ処理装置にあらか
じめ保持するように装置を構成することも可能である
し、通信装置を用いて離れた場所に存在する管理センタ
等に問い合わせを行う構成にしてもよい。 〔第4実施形態〕図4は、本発明の第4実施形態を示す
データ処理装置の構成を説明する概略ブロック図であ
る。
【0027】図において、101は所定の記憶媒体で構
成されるデータ格納装置で、圧縮状態あるいは暗号化さ
れたデータUDを保持記憶する。102は読み出し装置
で、データ格納装置101からデータを読み出し、要求
があれば他の装置(非図示)へデータを渡す処理を行
う。103はデータ制御装置で、読み出し装置102が
データ格納装置101からデータを読み出そうとしたと
きに、読み出しの有効性を検査判定処理する。104は
所在地判定装置で、データ処理装置本体の現在の所在地
を検査判定処理する。
【0028】データ格納装置101内に暗号化あるいは
圧縮されているデータがあらかじめ格納されており、特
定の場所でのみ読み出し可能とする実施形態について詳
細に説明する。
【0029】読み出し装置102からデータ制御装置1
03を通してデータ格納装置101からのデータ読み出
し要求が発生すると、データ制御装置103は所在地判
定装置104に対し、本体の所在地が読み出し可能地域
内であるかどうかの判定処理を要求する。これを受け
て、所在地判定装置104は現在の場所を判定し、特定
の領域内であれば読み出し可の値を、領域外であれば読
み出し不可の値をデータ制御装置103に返す。そし
て、データ制御装置103は読み出し可の値が帰ってき
た場合のみに、データ格納装置101から圧縮状態ある
いは暗号化されたデータUDの解凍読み出しまたは非暗
号化読み出しを行い、読み出し装置102に転送する。
【0030】なお、データ制御装置103は読み出し
「非」の値が帰ってきたと判定した場合は、データ格納
装置101から圧縮状態あるいは暗号化されたデータU
Dをそのまま読み出す。すなわち、データとしての読み
出しは行うがその内容が判別できないように制限する。
【0031】以下、データ処理装置が携帯電話装置、例
えばPHS電話機を例とする実施形態について図5を参
照して説明する。
【0032】〔第5実施形態〕図5は、本発明の第5実
施形態を示すデータ処理装置の構成を説明するブロック
図である。
【0033】図において、データの読み出し要求が読み
出し装置202によって発行されると、データ制御装置
203は現在の所在地によって、読み出し許可または非
許可を決定する。現在の所在地は所在地判定装置204
によって検出される。例えば、PHS電話機による現在
地確認の方法は、接続する基地局の識別情報(ID)に
よって行うなうことができる。
【0034】基本的にある基地局のカバーするエリア内
にPHS電話機が入った場合、PHS電話機はその基地
局IDを検知することが可能である。本装置では、あら
かじめ基地局IDデータベース205に有効とする基地
局IDを保持しておき、PHS基地局ID検出装置20
6によって検出された基地局IDが含まれるかどうかを
検索することにより、データの読み出しに対する有効な
場所かどうかを判断することができる。以下その実施形
態について図6を参照して説明する。
【0035】〔第6実施形態〕図6は、本発明の第6実
施形態を示すデータ処理装置の構成を説明するブロック
図である。
【0036】図において、301は所定の記憶媒体で構
成されるデータ格納装置で、圧縮状態あるいは暗号化さ
れたデータUDを保持記憶する。302は読み出し装置
で、データ格納装置301からデータを読み出し、要求
があれば他の装置(非図示)へデータを渡す処理を行
う。303はデータ制御装置で、読み出し装置302,
データ格納装置301からデータを読み出そうとしたと
きに、読み出しの有効性を検査判定処理する。304は
所在地判定装置で、通信装置305,309を介して管
理センタ306と通信可能に構成され、管理センタ30
6内の有効基地局IDデータベース307を検索して所
在地の有効性を判定する判定装置308が利用可能であ
る。
【0037】このように構成されたデータ処理装置にお
いて、あらかじめ基地局IDを保持するのではなく、内
蔵する通信装置305を用いて、別に存在する管理セン
タ306等に問い合わせを行い、該通知を受けた基地局
IDを管理センタ306の保持する有効基地局IDデー
タベース307と照らし合わせ、判定装置308が判定
し、データ読み出し可否の判定を通信装置309を用い
てデータ処理装置に通知する。データ処理装置側の所在
地判定装置304はこの結果に基づいて圧縮されたある
いは暗号化されたデータの非暗号化読み出しの可否を決
定する。
【0038】なお、PHSの他にGPSを使用して所在
地を確認することも可能である。この場合、緯度経度情
報から所在地を確認することになる。そして、PHSの
場合と同様に、緯度経度情報をデータ処理装置にあらか
じめ保持するように装置を構成することも可能である
し、通信装置を用いて離れた場所に存在する管理センタ
等に問い合わせを行う構成にしてもよい。
【0039】以下、本実施形態の特徴的構成について図
1〜図6等を参照して説明する。
【0040】上記のように構成されたデータ処理装置に
おいて、所定のデータを格納するデータ格納手段(デー
タ格納装置101)と、前記データ格納手段に格納され
たデータを読み出す読み出し手段(読み出し装置10
2)と、前記データ格納手段が所在する現在位置情報が
有効所在地と一致するかどうかを判定する判定手段(所
在地判定装置104)と、前記判定手段の判定結果に基
づいて前記読み出し手段による前記データ格納手段から
のデータ読み出しを制御する制御手段(データ制御装置
103)とを有するので、データ処理を実行すべき所在
地に応じて格納されたデータの読み出しを制限して、デ
ータが第三者に漏洩されてしまう事態を確実に回避する
環境を自在に構築することができる。
【0041】また、前記判定手段(所在地判定装置20
4)は、前記読み出し手段による前記データ格納手段か
らのデータ読み出しを許可する第1位置情報を記憶する
メモリ(基地局IDデータベース205)と、外部から
受信される第2位置情報を検出する検出部(PHS基地
局ID検出装置206)とを有し、前記検出部が受信し
ている第2位置情報が第1位置情報に登録されているか
どうかを判定するので、外部から受信する第2位置情報
が第1位置情報との照合結果に応じて格納されたデータ
の読み出しを制限して、データが第三者に漏洩されてし
まう事態を確実に回避する環境を自在に構築することが
できる。
【0042】さらに、所在地判定装置304は、外部所
在地管理装置(管理センタ306)との通信により前記
データ格納手段が所在する現在位置情報が有効所在地と
一致するかどうかを判定するので、外部に存在する基地
局IDデータベースとの通信により格納されたデータの
読み出しを制限して、データが第三者に漏洩されてしま
う事態を確実に回避する環境を自在に構築することがで
きる。
【0043】また、所定のデータは、暗号化して格納さ
れており、有効所在地と判定された場合のみ、非暗号化
されて読み出されるので、暗号化されたデータの処理を
実行すべき所在地に応じて格納されたデータの解読読み
出しを制限して、非暗号化されたデータが第三者に漏洩
されてしまう事態を確実に回避する環境を自在に構築す
ることができる。
【0044】さらに、PHS電話機またはGPS装置等
の外部通信基地とデータ通信可能な通信手段を有し、前
記判定手段は、前記通信手段により取得される現在位置
情報が有効所在地と一致するかどうかを判定するので、
既存の通信機能を利用した位置情報を簡便に受信しなが
らデータ読み出しを制御するシステムを自在に構築する
ことができる。
【0045】図7は、本発明に係るデータ処理装置のデ
ータ処理手順の一例を示すフローチャートである。な
お、(1)〜(5)は各ステップを示す。
【0046】先ず、データ制御装置203は、図示しな
い操作部のキー指示等によりデータ格納装置201に格
納されたデータ読み出し指示がなされると(1)、所在
地判定装置204のID検出装置206が一定時間(図
示しないタイマ等により経時される)内に位置情報を検
出できたかどうかを判定し(2)、NOならばステップ
(5)へ進み、YESならば該ID情報とIDデータベ
ース205に記憶されたID情報とが一致するかどうか
を判定して(3)、YESならばデータ格納装置201
からのデータ読み出しアクセスを許可し(3)、リター
ンする。
【0047】一方、ステップ(3)でNOと判定された
場合には、データ読み出し指示を無視して(5)、リタ
ーンする。
【0048】以下、図8に示すメモリマップを参照して
本発明に係るデータ処理装置で読み出し可能なデータ処
理プログラムの構成について説明する。
【0049】上記のように構成されたデータ格納手段に
格納されたデータを読み出す読み出しを制御するデータ
処理方法であって、あるいはデータ格納手段に格納され
たデータを読み出す読み出しを制御するコンピュータが
読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体であっ
て、前記データ格納手段が所在する現在位置情報が有効
所在地と一致するかどうを判定する判定工程(図7のス
テップ(3))と、該判定結果に基づいて前記読み出し
手段による前記データ格納手段からのデータ読み出しを
許可または禁止を管理する管理工程(図7のステップ
(4)またはステップ(5))とを有するので、データ
処理を実行すべき所在地に応じて格納されたデータの読
み出しを制限して、データが第三者に漏洩されてしまう
事態を確実に回避する環境を自在に構築することができ
る。
【0050】なお、所在地判定装置には、上記の他に移
動携帯情報端末装置としてのポケットベル装置も含まれ
る。
【0051】図8は、本発明に係るデータ処理装置で読
み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶
媒体のメモリマップを説明する図である。
【0052】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0053】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、各種プロ
グラムをコンピュータにインストールするためのプログ
ラムや、インストールするプログラムが圧縮されている
場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もあ
る。
【0054】本実施形態における図7に示す機能が外部
からインストールされるプログラムによって、ホストコ
ンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その
場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶
媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶
媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給さ
れる場合でも本発明は適用されるものである。
【0055】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出
し実行することによっても、本発明の目的が達成される
ことは言うまでもない。
【0056】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0057】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク,ハードディ
スク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,C
D−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,RO
M,EEPROM等を用いることができる。
【0058】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0059】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の発明によれば、所定のデータを格納するデータ格納手
段と、前記データ格納手段に格納されたデータを読み出
す読み出し手段と、前記データ格納手段が所在する現在
位置情報が有効所在地と一致するかどうかを判定する判
定手段と、前記判定手段の判定結果に基づいて前記読み
出し手段による前記データ格納手段からのデータ読み出
しを制御する制御手段とを有するので、データを処理を
実行すべき所在地に応じて格納されたデータの読み出し
を制限して、データが第三者に漏洩されてしまう事態を
確実に回避する環境を自在に構築することができる。
【0061】第2の発明によれば、前記判定手段は、前
記読み出し手段による前記データ格納手段からのデータ
読み出しを許可する第1位置情報を記憶するメモリと、
外部から受信される第2位置情報を検出する検出部とを
有し、前記検出部が受信している第2位置情報が第1位
置情報に登録されているかどうかを判定するので、外部
から受信する第2位置情報が第1の位置情報との照合結
果に応じて格納されたデータの読み出しを制限して、デ
ータが第三者に漏洩されてしまう事態を確実に回避する
環境を自在に構築することができる。
【0062】第3の発明によれば、前記判定手段は、外
部所在地管理装置による判断結果から前記データ格納手
段が所在する現在位置情報が有効所在地と一致するかど
うを判定するので、外部との通信により格納されたデー
タの読み出しを制限して、データが第三者に漏洩されて
しまう事態を確実に回避する環境を自在に構築すること
ができる。
【0063】第4の発明によれば、前記所定のデータ
は、暗号化して格納されており、有効所在地と判定され
た場合のみ、非暗号化されて読み出されるので、暗号化
されたデータの処理を実行すべき所在地に応じて格納さ
れたデータの解読読み出しを制限して、非暗号化された
データが第三者に漏洩されてしまう事態を確実に回避す
る環境を自在に構築することができる。
【0064】第5,第6の発明によれば、PHS電話機
またはGPS装置等の外部通信基地とデータ通信可能な
通信手段を有し、前記判定手段は、前記通信手段により
取得される現在位置情報が有効所在地と一致するかどう
かを判定するので、既存の通信機能を利用した位置情報
を簡便に受信しながらデータ読み出しを制御するシステ
ムを自在に構築することができる。
【0065】第7,第8の発明によれば、データ格納手
段に格納されたデータを読み出す読み出しを制御するデ
ータ処理方法であって、あるいはデータ格納手段に格納
されたデータを読み出す読み出しを制御するコンピュー
タが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体であ
って、前記データ格納手段が所在する現在位置情報が有
効所在地と一致するかどうかを判定する判定工程と、該
判定結果に基づいて前記読み出し手段による前記データ
格納手段からのデータ読み出しを許可または禁止を管理
する管理工程とを有するので、データを処理を実行すべ
き所在地に応じて格納されたデータの読み出しを制限し
て、データが第三者に漏洩されてしまう事態を確実に回
避する環境を自在に構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示すデータ処理装置の
構成を説明する概略ブロック図である。
【図2】本発明の第2実施形態を示すデータ処理装置の
構成を説明するブロック図である。
【図3】本発明の第3実施形態を示すデータ処理装置の
構成を説明するブロック図である。
【図4】本発明の第4実施形態を示すデータ処理装置の
構成を説明する概略ブロック図である。
【図5】本発明の第5実施形態を示すデータ処理装置の
構成を説明するブロック図である。
【図6】本発明の第6実施形態を示すデータ処理装置の
構成を説明するブロック図である。
【図7】本発明に係るデータ処理装置のデータ処理手順
の一例を示すフローチャートである。
【図8】本発明に係るデータ処理装置で読み出し可能な
各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリ
マップを説明する図である。
【符号の説明】
101 データ格納装置 102 読み出し装置 103 データ制御装置 104 所在地判定装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のデータを格納するデータ格納手段
    と、 前記データ格納手段に格納されたデータを読み出す読み
    出し手段と、 前記データ格納手段が所在する現在位置情報が有効所在
    地と一致するかどうかを判定する判定手段と、 前記判定手段の判定結果に基づいて前記読み出し手段に
    よる前記データ格納手段からのデータ読み出しを制御す
    る制御手段と、を有することを特徴とするデータ処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記判定手段は、前記読み出し手段によ
    る前記データ格納手段からのデータ読み出しを許可する
    第1位置情報を記憶するメモリと、外部から受信される
    第2位置情報を検出する検出部とを有し、前記検出部が
    受信している第2位置情報が第1位置情報に登録されて
    いるかどうかを判定することを特徴とする請求項1記載
    のデータ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記判定手段は、外部所在地管理装置に
    よる判断結果から前記データ格納手段が所在する現在位
    置情報が有効所在地と一致するかどうかを判定すること
    を特徴とする請求項1記載のデータ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記所定のデータは、暗号化して格納さ
    れており、有効所在地と判定された場合のみ、非暗号化
    されて読み出されることを特徴とする請求項1記載のデ
    ータ処理装置。
  5. 【請求項5】 外部通信基地とデータ通信可能な通信手
    段を有し、前記判定手段は、前記通信手段により取得さ
    れる現在位置情報が有効所在地と一致するかどうかを判
    定することを特徴とする請求項1記載のデータ処理装
    置。
  6. 【請求項6】 前記通信手段は、PHS電話機またはG
    PS装置で構成したことを特徴とする請求項5記載のデ
    ータ処理装置。
  7. 【請求項7】 データ格納手段に格納されたデータを読
    み出す読み出しを制御するデータ処理方法であって、 前記データ格納手段が所在する現在位置情報が有効所在
    地と一致するかどうかを判定する判定工程と、 該判定結果に基づいて前記読み出し手段による前記デー
    タ格納手段からのデータ読み出しを許可または禁止を管
    理する管理工程と、を有することを特徴とするデータ処
    理方法。
  8. 【請求項8】 データ格納手段に格納されたデータを読
    み出す読み出しを制御するコンピュータが読み出し可能
    なプログラムを格納した記憶媒体であって、 前記データ格納手段が所在する現在位置情報が有効所在
    地と一致するかどうかを判定する判定工程と、 該判定結果に基づいて前記読み出し手段による前記デー
    タ格納手段からのデータ読み出しを許可または禁止を管
    理する管理工程とを含む、コンピュータが読み出し可能
    なプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒体。
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