JPH10292467A - バックハンガ及び衛生器具取付構造 - Google Patents

バックハンガ及び衛生器具取付構造

Info

Publication number
JPH10292467A
JPH10292467A JP10027597A JP10027597A JPH10292467A JP H10292467 A JPH10292467 A JP H10292467A JP 10027597 A JP10027597 A JP 10027597A JP 10027597 A JP10027597 A JP 10027597A JP H10292467 A JPH10292467 A JP H10292467A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hanger
back hanger
bolt
holder
urinal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10027597A
Other languages
English (en)
Inventor
Shingo Mori
慎吾 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Inax Corp filed Critical Inax Corp
Priority to JP10027597A priority Critical patent/JPH10292467A/ja
Publication of JPH10292467A publication Critical patent/JPH10292467A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バックハンガをトイレルームの壁面に取り付
け、このバックハンガに小便器等の衛生器具を掛けた状
態でその水平出し及びボルト位置合わせを行えるように
する。 【解決手段】 トイレルームの壁面20にバックハンガ
10のホルダ12を固定しておく。このホルダ12に上
下動可能に保持されたハンガ本体14の底面14aとホ
ルダ底面12aとの間にスライダ16が介在され、ボル
ト18によってスライダ16が進退される。スライダ1
6の上面とハンガ本体底面14aとは傾斜面となってお
り、スライダ16が進退することによりハンガ本体14
が上下動する。小便器の側面の作業孔26からドライバ
等の工具を挿入してボルト18を回す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バックハンガと、
それを用いた小便器等の衛生器具取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】バックハンガを用いた小便器取付構造の
従来例について第4図(a),(b)を参照して説明す
る。
【0003】第4図(a)の通り、従来のバックハンガ
1は、下部1aがトイレルームの壁面に密着され、上部
1bが該下部1aから前方へせり出す構成の金具よりな
る。下部1aには円形の孔2と上下に長い長孔3とが設
けられている。
【0004】小便器4を壁面に掛止するには、まずビス
5をワッシャ6を通して長孔3に通し、該壁面に螺じ込
むことにより、2個のバックハンガ1を壁面に仮固定し
ておく。
【0005】これらのバックハンガ1に対し小便器4を
第4図(b)の如く掛止してみて水平度をチェックと共
に、小便器4のボルト孔7が排水フランジ8のフランジ
ボルト9に合うかどうかチェックし、これらが正しくな
いときには小便器4を外し、バックハンガ1を上下さ
せ、もう1度小便器4をバックハンガ1に掛止する。
【0006】小便器4の水平出し及びボルト位置合わせ
が済むまでこの作業を繰り返し、その後、小便器4を外
し、バックハンガ1を本固定する。この本固定を行うに
は、ビスを円形孔2に通して壁面に螺じ込むと共に、必
要に応じてビス5を増し締めする。しかる後、このバッ
クハンガ1に小便器4を掛止する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のバックハン
ガ1を用いた小便器4の取付構造においては、小便器4
の水平出しやボルト位置合わせが完了するまで小便器を
複数回上げ降ろししなければならないが、陶器製の小便
器4は重量が大きく50kg以上もあるものも少なくな
い。作業者の疲労が激しく、作業性に劣っていた。
【0008】本発明は、このような問題点を解決し、小
便器等の衛生器具の壁面への取付作業を軽作業かつ短時
間で行えるものとすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のバックハンガ
は、小便器を掛止するためのバックハンガ本体と、該バ
ックハンガ本体を昇降可能に保持したホルダと、該ホル
ダの底面とバックハンガ本体の底面との間に介在された
スライダと、該ホルダに螺着されており、先端が該スラ
イダに接続され後端がホルダから突出しているボルト
と、を備えてなり、該バックハンガ本体の底面が該スラ
イダの上面に当接し、且つ該バックハンガ本体の底面が
ボルト進退方向において傾斜しており、該ボルトの進退
によって該スライダが進退し、バックハンガ本体が上下
するものである。
【0010】このバックハンガはボルトを螺進させてス
ライダを進退させることによりハンガ本体を上下動させ
るものであり、ホルダを壁面に固定しておいてハンガ本
体を上下させることができる。従って、このバックハン
ガを予め壁面に固定しておき、衛生器具の孔を通してド
ライバ等の工具を衛生器具内に挿入し、ボルトを回すこ
とにより衛生器具を該バックハンガに掛止した状態で上
下させることができる。この結果、1度衛生器具をバッ
クハンガに掛止した後は、衛生器具を上げ降ろしするこ
となく、衛生器具の水平出し及びボルト位置合わせを行
うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態について説明する。第1図は本発明の実施の形態
に係るバックハンガを示す構成図であり、(a)図は斜
視図、(b)図はこのバックハンガをトイレルームの壁
面に取り付けた状態を示す縦断面図(((a)図のB−
B線に沿う断面図)、(c)図はこのバックハンガの正
面図である。第2図はこのバックハンガを用いて小便器
を掛止している作業を示す斜視図である。
【0012】この実施の形態に係るバックハンガ10
は、ホルダ12と、該ホルダ12に上下動可能に保持さ
れたハンガ本体14と、このハンガ本体14の底面14
aとホルダ12の底面12aとの間に介在されたスライ
ダ16と、ホルダ12に螺着されたボルト18等を備え
て構成されている。
【0013】ホルダ12は、その後面部分12bがトイ
レルームの壁面20に重ね合わされる。このホルダ12
は、その左右の側辺部から側方に突出する取付片22を
備えており、この取付片22の開口22aを通してビス
(図示略)をトイレルームの壁面20に螺じ込むことに
より、該ホルダ12が該壁面20に固定される。
【0014】このホルダ12の前面部分に、ハンガ本体
14を抱え込むように互いに接近する方向に折り返され
た形状の折返片24が設けられており、ハンガ本体14
がホルダ12の前方に抜けることが防止されている。
【0015】ホルダ12の底面12aは水平面となって
おり、ハンガ本体14の底面はボルト18の進退方向に
傾斜した斜面となっている。これら底面12a,14a
の間に介在されたスライダ16は、その上面がハンガ本
体の底面14aに重なる斜面となっている。
【0016】ホルダ12の側面に設けられた雌ねじ孔に
前記ボルト18が螺合することにより、該ボルト18が
水平方向(トイレルームの壁面と平行方向)に螺進可能
とされている。このボルト18の先端は、スライダ16
の側面に回転可能に接続されており、このボルト18を
螺進させることにより、スライダ16がトイレルームの
壁面20に沿って水平方向に進退される。
【0017】ハンガ本体14の上部は、前方ほどトイレ
ルーム壁面20から離れる斜面14bとなっている。こ
の斜面14bに対し従来と同様に小便器4が掛止され
る。
【0018】この小便器4には、第2図に示すように、
側面に作業孔26が設けられており、ドライバ等の工具
28がこの作業孔26に挿入可能とされている。なお、
作業孔26は、作業完了後は化粧キャップ30で閉鎖さ
れる。
【0019】このバックハンガ10を用いて小便器4を
トイレルームの壁面20に掛止するには、予めこのバッ
クハンガ10のホルダ12を、取付片22の開口22a
を通してビスを壁面20に螺じ込むことにより、該壁面
20に固定しておく。
【0020】このバックハンガ10を左右同一高さに固
定した後、小便器4をこのバックハンガ10に掛止す
る。次いで、作業孔26にドライバ等の工具28を差し
込み、ボルト18を回して、小便器4の水平出しと、フ
ランジボルト9とボルト孔7(第1,2図では図示略)
の位置合わせを行う。
【0021】この水平出し及びボルト位置合わせが終了
した後、工具28を作業孔26から引き出し、この作業
孔26に化粧キャップ30を装着する。その後、ボルト
孔7に挿通されたフランジボルト9に化粧ナットを締め
込み、小便器4の下部を固定する。
【0022】このように、この実施の形態においては、
バックハンガ10をトイレルームの壁面20に固定し、
このバックハンガ10に小便器4を掛止した後は、該小
便器4を再び降ろすことなく、該小便器4の水平出し及
びボルト位置合わせを行うことができる。しかも、この
小便器4の水平出し等は、工具28を作業孔26に差し
込み、ボルト18を回してハンガ本体14を上下させる
だけで行うことができ、極めて簡単であり、作業が軽作
業であると共に、極めて短時間で行うことができる。
【0023】第3図は本発明の別の実施の形態に係るバ
ックハンガを示すものであり、(a)図は正面図、
(b)図はこのバックハンガをトイレルームの壁面に取
り付けた状態における縦断面図((a)図のB−B線に
沿う断面図)である。
【0024】この実施の形態に係るバックハンガ32
は、ホルダ34と、該ホルダ34に上下動可能に保持さ
れたハンガ本体36と、ハンガ本体36の底面36aと
ホルダ34の底面34aとの間に介在されたスライダ3
8と、このスライダ38を進退させるボルト40とを備
えている。このボルト40は、ホルダ34の側面に設け
られた雌ねじ孔に螺合している。スライダ38の上面
と、ハンガ本体36の底面36aとは斜面となってお
り、ボルト40を螺進させてスライダ38を進退させる
ことによりハンガ本体36を上下動させることができ
る。
【0025】この実施の形態にあっては、ホルダ34の
後面部分とハンガ本体36の後面部分に、互いに重なり
合う位置関係にて長孔42が複数個設けられており、ワ
ッシャ44を介してビス46がこの長孔42を通してト
イレルームの壁面20に螺じ込まれる。このビス46の
締め込み力を適宜選択しておくことにより、ボルト40
の螺進によってハンガ本体36が上下動される。また、
ワッシャ44を介してビス46の頭がハンガ本体36を
抑えており、ハンガ本体36に小便器4が掛けられた場
合の荷重を壁面20に伝達することが可能となってい
る。なお、ハンガ本体36の上部は、上方ほど壁面20
から離れる斜面となっており、この斜面に小便器4が掛
止される。
【0026】この実施の形態に係るバックハンガ32
も、左右2個壁面20に取り付けられ、小便器4の掛止
に用いられる。このバックハンガ32を用いた場合にあ
っても、小便器4の作業孔26を通して工具28によっ
てボルト40を回し、小便器4の水平出し及びボルト位
置合わせを行うことができる。従って、小便器4の掛止
作業が簡単、軽作業、且つ短時間で行えるものとなる。
【0027】なお、本発明は小便器以外の衛生器具(例
えば洗面器や手洗器)の固定にも適用することができ
る。
【0028】
【発明の効果】以上の通り、本発明のバックハンガ及び
それを用いた衛生器具取付構造によると、バックハンガ
をトイレルームの壁面に取り付けておき、このバックハ
ンガに小便器を掛止した後は、該衛生器具を掛止したま
ま該衛生器具の水平出し及びボルト位置合わせを行うこ
とができるため、衛生器具の掛止作業が極めて簡単なも
のとなり、この掛止作業を軽作業のものとすることがで
きると共に、作業時間を著しく短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係るバックハンガの説明図であ
る。
【図2】図1のバックハンガを用いた小便器掛止構造を
示す斜視図である。
【図3】別の実施の形態に係るバックハンガの説明図で
ある。
【図4】従来のバックハンガと小便器取付構造を示す説
明図である。
【符号の説明】
1,10,32 バックハンガ 4 小便器 7 ボルト孔 8 排水フランジ 9 フランジボルト 12,34 ホルダ 14,36 ハンガ本体 16,38 スライダ 18,40 ボルト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小便器を掛止するためのバックハンガ本
    体と、 該バックハンガ本体を昇降可能に保持したホルダと、 該ホルダの底面とバックハンガ本体の底面との間に介在
    されたスライダと、 該ホルダに螺着されており、先端が該スライダに接続さ
    れ後端がホルダから突出しているボルトと、 を備えてなり、該バックハンガ本体の底面が該スライダ
    の上面に当接し、且つ該バックハンガ本体の底面がボル
    ト進退方向において傾斜しており、該ボルトの進退によ
    って該スライダが進退し、バックハンガ本体が上下する
    バックハンガ。
  2. 【請求項2】 請求項1のバックハンガのホルダをトイ
    レルームの壁面に固定し、該バックハンガのハンガ本体
    に衛生器具を掛止した衛生器具取付構造であって、 該バックハンガのボルトが該壁面と平行方向に進退可能
    とされ、 該衛生器具の側面に、該ボルトを回す工具の挿入用の孔
    が設けられていることを特徴とする衛生器具取付構造。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記衛生器具は陶器
    製の小便器であることを特徴とする衛生器具取付構造。
JP10027597A 1997-04-17 1997-04-17 バックハンガ及び衛生器具取付構造 Pending JPH10292467A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10027597A JPH10292467A (ja) 1997-04-17 1997-04-17 バックハンガ及び衛生器具取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10027597A JPH10292467A (ja) 1997-04-17 1997-04-17 バックハンガ及び衛生器具取付構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10292467A true JPH10292467A (ja) 1998-11-04

Family

ID=14269661

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10027597A Pending JPH10292467A (ja) 1997-04-17 1997-04-17 バックハンガ及び衛生器具取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10292467A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008114950A1 (en) * 2007-03-22 2008-09-25 Deok Yong Kim Built-in air cleaner
JP2016056525A (ja) * 2014-09-05 2016-04-21 Toto株式会社 小便器
JP2016176237A (ja) * 2015-03-19 2016-10-06 Toto株式会社 小便器装置
JP2017527723A (ja) * 2014-09-17 2017-09-21 フィッシャーヴェルケ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフトfischerwerke GmbH & Co. KG 衛生器具を固定するための固定装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008114950A1 (en) * 2007-03-22 2008-09-25 Deok Yong Kim Built-in air cleaner
JP2016056525A (ja) * 2014-09-05 2016-04-21 Toto株式会社 小便器
JP2017527723A (ja) * 2014-09-17 2017-09-21 フィッシャーヴェルケ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフトfischerwerke GmbH & Co. KG 衛生器具を固定するための固定装置
JP2016176237A (ja) * 2015-03-19 2016-10-06 Toto株式会社 小便器装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4717102A (en) Pivotal clamp for connecting modular furniture components
JPH10292467A (ja) バックハンガ及び衛生器具取付構造
CN215631256U (zh) 一种新型岩板干挂组件
JPH09279737A (ja) 外壁パネルの支持構造
JPH089304Y2 (ja) 壁パネルの設置構造
JPS5940836Y2 (ja) システム家具における壁面取付物の取付構造
JPH0413316Y2 (ja)
JP2001152586A (ja) 壁パネル固定具
JPH0434335Y2 (ja)
JPH0647349Y2 (ja) 浴槽のエプロンの取り付け構造
JP3046379U (ja) 戸車装置
JPS6142480Y2 (ja)
JP2595997Y2 (ja) 軒樋の取付具
JPS633182Y2 (ja)
JP2535646Y2 (ja) 軒樋支持具
JPH0735986Y2 (ja) 外装材の取付け装置
JP2508892Y2 (ja) サッシ施工治具
JP3290101B2 (ja) 床パンの構造
JP2556518Y2 (ja) 建物ユニット
JPH077469Y2 (ja) 前面パネルの取付構造
JPH0316513Y2 (ja)
JPH09279736A (ja) 外壁パネルの支持構造
JPS5935703Y2 (ja) ガ−ドレ−ル取り付け具
JPH10295573A (ja) エプロン付き浴槽
JPS5844215Y2 (ja) 防水パン床と壁パネルの接合装置