JPH10292378A - 土留め擁壁 - Google Patents

土留め擁壁

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JPH10292378A
JPH10292378A JP9422897A JP9422897A JPH10292378A JP H10292378 A JPH10292378 A JP H10292378A JP 9422897 A JP9422897 A JP 9422897A JP 9422897 A JP9422897 A JP 9422897A JP H10292378 A JPH10292378 A JP H10292378A
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JP
Japan
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retaining wall
main body
concrete plate
ground
concrete
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JP9422897A
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Inventor
Kenkichi Takahashi
健吉 高橋
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TAKAKON KK
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TAKAKON KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 土圧耐力の向上、施工性の向上、低コスト化
が可能な土留め壁が従来から求められていた。 【解決手段】 地山2側面に沿ってほぼ垂直に立設され
た板状の擁壁本体11と、該擁壁本体11とは別体であ
り擁壁本体11の下部26あるいはその近傍からこの擁
壁本体11に対して垂直の方向に延在し地山2中に埋設
された支持構造材12と、擁壁本体下部26と支持構造
材12とを一体的に埋設する現場打ちコンクリート13
とを備え、擁壁本体11の外面に取り付けた石板18を
固定金具20の擁壁本体背面側に突出させた部分と前記
支持構造材12とをアンカー材14a、14bで連結
し、擁壁本体11に作用する土圧をアンカー材14a、
14bを介して支持構造材12に伝達分散して支持する
土留め擁壁10を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土留め擁壁に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の土留め擁壁を示す。図3
において、この土留め擁壁は、コンクリート製L字ブロ
ック1を地山2の側面に沿って複数配列することで構成
される。具体的には、各L字ブロック1のL字の一方で
ある底板部3を地山2中に水平に配置して埋設し、L字
の他方である垂直壁4を地山2側面に沿って垂直に配置
し水平方向に連続させることで構築される。また、近
年、土留め擁壁の外観の美しさについての要求に鑑み
て、垂直壁4外面5(地山2に臨む背面と対向する垂直
壁4の外面)に外装材を取り付けることも行われてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
な土留め擁壁では、(1)L字ブロック1はその形状の
ため取り扱いが不便であり、施工現場への搬送や施工等
に手間がかかる、(2)(1)に対応して、別体になっ
ている底板部と垂直壁とを現場にて一体化して組み立て
るL字ブロックも提案されているが、一体化作業に膨大
な手間が掛かる上、高い強度を期待できないといった不
都合が生じていた。また、垂直壁外面5の外装材として
は、より自然な外観を得るために自然石からなる石板を
用いる要求がある。石板は垂直壁4から突設させた固定
金具を利用して取り付ける。しかしながら、石板の重量
が大きいため、その荷重を支持するべくL字ブロック1
や固定金具を大型化する必要が生じて、一層の施工性の
低下やコストの上昇を招くといった問題点があった。
【0004】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、 アンカー材により擁壁本体の土圧耐力が向上する、 現場打ちコンクリートにより、擁壁本体と支持構造材
とを簡便に一体化でき、施工性が向上する、 石板により美観が得られる、 により、重量の大きい石板を使用しても目的の土圧
耐力が容易に得られる、 アンカー材により、コンクリート板を大型化すること
無く重量の大きい石板を支持することができるので、低
コスト化することができる土留め擁壁を提供することを
目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、地山側面に沿ってほぼ垂直に立設された板
状の擁壁本体と、該擁壁本体とは別体であり擁壁本体の
下部あるいはその近傍からこの擁壁本体に対して垂直の
方向に延在し地山中に埋設された支持構造材と、擁壁本
体の下部およびその近傍の支持構造材を一体的に埋設す
る現場打ちコンクリートとを備え、擁壁本体は地山側面
に臨む背面を有するコンクリート板と、前記背面と対向
する反対側のコンクリート板外面の定位置に固着した石
板と、コンクリート板にその厚さ方向に貫通させるよう
にして埋設固定されかつ前記石板に固着された固定金具
とを備えてなり、コンクリート板背面近傍に突設された
前記固定金具と前記支持構造材とを擁壁本体下部から離
間させて配置したアンカー材により連結し、このアンカ
ー材により地山の土圧に対して擁壁本体を引き留めたこ
とを特徴とする土留め擁壁を前記課題の解決手段とし
た。
【0006】この土留め擁壁では、石板を固定する固定
金具と支持構造材とをアンカー材で連結することで、擁
壁本体に作用する土圧をアンカー材を介して支持構造材
に伝達分散して支持するので、高い土圧耐力が得られ
る。これにより、重量が大きい石板をコンクリート板外
面に取り付けても、擁壁本体や支持構造材を殆ど大型化
すること無くその荷重を容易に支持することができる。
しかも、石板を固定する固定金具を直接アンカー材で引
き留めているので、コンクリート板が老朽化した場合で
あっても、石板がコンクリート板外面方向に落下するこ
とは無い。
【0007】固定金具としてはボルト等を採用し、コン
クリート板背面、外面両側に突出させた状態にコンクリ
ート板に貫通させて埋設固定する。アンカー材としては
アンカーボルトや、鉄筋、ワイヤーロープ等の採用が可
能である。アンカー材と固定金具との連結は、溶接、ボ
ルト締結等各種構成が採用可能である。この固定金具
は、コンクリート板の製造にも利用することができる。
すなわち、コンクリート板背面、外面両側に突出させた
固定金具端部は、コンクリート板のコンクリート打設時
に型枠支持に利用することができる。この場合、固定金
具は、コンクリート板内の配筋に溶接等により予め固着
することになり、コンクリート板のコンクリート打設後
には、打設コンクリート内に強固に固定される。
【0008】コンクリート板外面を上下左右に連設した
複数の石板により外装し、これら石板別に設けられた各
固定金具の前記コンクリート板背面近傍に突設した部分
と支持構造材とをそれぞれアンカー材で連結した構成を
採用すると、コンクリート板の多数箇所をアンカー材に
より支持構造材に引き留めることになり、これにより、
コンクリート板全体が支持構造材に引き留められ、高い
土圧耐力が得られる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明の土留め擁壁の実施の
形態を、図1および図2を参照して説明する。図1にお
いて土留め擁壁10は、擁壁本体11、支持構造材12
(鉄骨)、現場打ちコンクリート13、アンカー材14
a、14b(アンカーボルト)を備えて構成されてい
る。
【0010】擁壁本体11は、プレキャストコンクリー
ト板15(以下、「コンクリート板」)を主体として形
成された長方形板状の構造物であり、それぞれ長手方向
を水平にして垂直に立設し、地山2側面に沿って複数横
並びに連続的に配列される。図2に示すように、前記コ
ンクリート板15の地山2側面に臨む背面16と対向す
る外面17は、複数の石板18を上下左右に連設して外
装している。これら石板18は自然石からなり、数十k
gの重量を有し、それぞれ地山2側がコンクリート板1
5を形成する打設コンクリート19内に半埋設状態とさ
れ、さらにコンクリート板15をその厚さ方向に貫通す
るようにして埋設固定された固定金具20(ボルト)に
より締結固定している。この固定金具20は、コンクリ
ート板15の製造工程において、配筋15aに予め溶接
等により固定しておくことで、コンクリート板15の打
設コンクリート19の打設時の型枠の支持に利用され
る。そして、打設コンクリート19の打設時には石板1
8を固定金具20に締結しておくことで、石板18が打
設コンクリート19中に半埋設状態になり、全体が一体
化された擁壁本体11が製造される。
【0011】固定金具20はコンクリート板背面16に
突出しており、この突出した部分に螺着したナット21
によって外面17方向へ移動しないように引き留められ
る。また、コンクリート板背面16に突出した固定金具
20先端にはアンカー材14a、14bをボルト22で
締結するための締結用ブラケット23を螺着している。
なお、擁壁本体11は図示した構成に限定されず、石板
の数、石板を固定する固定金具の数等の設計変更が可能
である。また、水抜き穴や、吊下搬送用のボルト孔等を
有する構成も採用可能である。
【0012】前記擁壁本体11の下側には複数の支持構
造材12を配置している。図1に示すように、これら支
持構造材12は擁壁本体11の長手方向複数箇所に配置
され、しかも、それぞれ擁壁本体11に対して垂直に延
在している。支持構造材12の長手方向一端24は擁壁
本体11の下側に配置されて擁壁本体下面25を支持
し、該一端24以外の部分は現場打ちコンクリート13
中に埋設した上で地山2中に埋設している。なお、支持
構造材12が長い場合には長手方向他端を直接地山2に
打ち込み、擁壁本体11近傍のみを現場打ちコンクリー
ト13中に埋設することも可能である。
【0013】前記現場打ちコンクリート13はコンクリ
ート板背面16側に打設され、全ての支持構造材12お
よび擁壁本体下部26を埋設することで底板部27を形
成する。なお、速乾性の現場打ちコンクリートを採用す
ると、土留め擁壁10の施工時間を短縮することができ
る。
【0014】図2に示すように、アンカー材14a、1
4bは、長手方向一端をコンクリート板背面16近傍に
てボルト22により締結用ブラケット23に締結し、同
他端を支持構造材12上に突設したブラケット28にボ
ルト29によって締結している。コンクリート板15上
部にて締結用ブラケット23に一端を締結したアンカー
材14aの他端は支持構造材12の長手方向他端30か
ら突設したブラケット28に締結し、コンクリート板1
5下部にて締結用ブラケット23に一端を締結したアン
カー材14bの他端は支持構造材12の中央部から突設
したブラケット28に締結している。アンカー材14a
はアンカー材14bよりも長く、これらアンカー材14
a、14bにより支持構造材12と連結された擁壁本体
11は垂直に固定される。なお、これらアンカー材14
a、14bの長さを相対的に変更すると、擁壁本体11
を傾斜した状態で支持構造材12と連結して固定するこ
ともできる。
【0015】一つの石板18について設ける固定金具2
0やアンカー材14a、14bは、図1、図2に示した
数よりも増加させることが可能である。これにより、重
量が大きい石板を確実に固定することができ、しかも、
アンカー材14a、14bの本数の増大により擁壁本体
11に作用する土圧も確実に支持することができる。
【0016】なお、コンクリート板背面16には多数の
固定金具10が突出しているが、図示したよりも多くの
アンカー材14a、14bを用いて、より多数の固定金
具10を支持構造材12と連結するようにすると、擁壁
本体11全体が効率良く支持構造材12に引き留められ
ることになり、土圧耐力の向上、より重量の大きい石板
の使用、コンクリート板15の軽量化等が可能になる。
【0017】次に、この土留め擁壁10の施工方法の一
例について説明する。この土留め擁壁10を施工するに
は、まず、地山2を平坦に整地し、支持構造材12をレ
ベル出ししつつ目的位置に水平に配置する。既存の地山
2に施工する場合には、地山2側面を掘削して底板部2
7に相当する施工領域を確保する。
【0018】次に、配置した支持構造材12の一端24
上に擁壁本体11を載置し、アンカー材14a、14b
によって立設状態に固定する。この時、支持構造材12
によって既にレベル出しが完了しているので、擁壁本体
11は一端24上に載置するだけで目的の高さに位置決
めされる。次に、擁壁本体11の固定が完了したなら、
図1に示すように、現場打ちコンクリート13によって
底板部27を完成した後、図2に示すように、土砂を投
入して底板部27を地山2中に埋設する。
【0019】以下、この土留め擁壁10の作用および効
果を説明する。この土留め擁壁10では、擁壁本体11
に作用する地山2の土圧をアンカー材14a、14bを
介して底板部27に分散して支持するので、土圧に対す
る耐力が大幅に向上する。また、擁壁本体11や支持構
造材12は形状が単純であるため、施工現場への搬送が
容易であり、施工現場での取り扱いも簡単であるので、
施工性が大幅に向上し、工期を短縮することができる。
しかも、底板部27やアンカー材14a、14bが地山
2中に埋設状態になるため、これらが地山2を補強して
該地山2の特に側面近傍の強度が向上して地震等に対す
る崩落耐力が向上するといった効果も得られる。
【0020】擁壁本体11は、垂直以外、地山2側、あ
るいはその反対側に傾斜させることも可能である。すな
わち、この土留め擁壁10では、アンカー材14a、1
4bの長さを調整することで、擁壁本体11を目的の角
度で傾斜させた状態で強固に支持構造材12に引き留め
ることができる。上部が地山2から離間するようにして
擁壁本体11を傾斜させた時には、図2中距離tだけ地
山2上面の利用可能面積を増大することができる。な
お、この時、垂直に立設した時よりも高い土圧が擁壁本
体11に作用することが予想されるが、土圧耐力の向上
によって高い安全率を確保することができる。
【0021】さらに、この土留め擁壁10では、支持構
造材12の配置位置の自由度が高いので、例えば図1に
示すように、水平方向で隣接する擁壁本体11、11a
間に角度を付けて角部を形成することも容易である。す
なわち、この場合、支持構造材12および擁壁本体11
の配置位置を変更し、支持構造材12上に擁壁本体11
を立設するだけで良いので、目的の角度が容易に得ら
れ、角度の設定も殆ど自由である。
【0022】しかも、この土留め擁壁10では、石板1
8を固定する各固定金具10を直接アンカー材14a、
14bで引き留めるので、擁壁本体11が老朽化した場
合であっても固定金具10およびアンカー材14a、1
4bが石板18を引き留めて落下を防止するため、安全
性が向上するといった優れた効果が得られる。また、こ
れにより、固定金具10およびアンカー材14a、14
bが石板18の支持力を負担するため、重量が大きい石
板18を使用しても擁壁本体11を大型化する必要が殆
ど無い。
【0023】なお、図1、図2では、平板状の擁壁本体
11を示したが、湾曲形状、途中に屈曲部を有する形状
の擁壁本体を採用することも可能であり、しかも、アン
カー材の長さ寸法等の簡単な調整により、擁壁本体の形
状に関わらずに、平板状の場合と同様の高い施工性と土
圧耐力とが得られる。また、本実施の形態では、支持構
造物12上に擁壁本体11を立設した構成を示したが、
本発明はこれに限定されず、支持構造物一端24に擁壁
本体下部26の背面16を当接して位置決めする構成等
も採用可能である。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の土留め擁
壁によれば、その構成により、以下のような優れた効果
が得られる。 (イ)擁壁本体に作用する土圧をアンカー材を介して支
持構造材に伝達分散して支持するので、高い土圧耐力が
得られる。 (ロ)取り扱いの容易な複数の部材を現場で組み立てる
ことで施工できるので、施工性が向上する。 (ハ)擁壁本体、支持構造材を現場打ちコンクリートで
一体的に埋設することで簡便に施工でき、施工性が向上
する。 (ニ)地山中に埋設状態になった支持構造材やアンカー
材が地山を補強して地山の特に側面近傍の強度を向上し
て崩落を防止するので、安全性が向上する。 (ホ)支持構造材を目的位置に配置するだけで支持構造
材を施工できるので、施工性が一層向上する。 (ヘ)固定金具およびアンカー材により石板を支持構造
材に直接引き留めるので、擁壁本体が老朽化しても石板
の落下を防止することができ、安全性が向上する。 (ト)(ヘ)により、重量の大きい石板を使用しても、
コンクリート板を殆ど大型化する必要が無いので、低コ
スト化できる。 (チ)擁壁本体の曲げ耐力を軽減することが可能になる
ため、軽量の擁壁本体を使用して一層の施工性の向上、
低コスト化を実現することができる、 (リ)上下のアンカー材の長さ寸法を調整することで、
傾斜して設置した擁壁本体をも確実かつ強固に支持構造
材に引き留めることができ、擁壁本体の傾斜角度の自由
度が向上するといった優れた効果を奏する。
【0025】コンクリート板外面を上下左右に連設した
複数の石板により外装し、これら石板別に設けられた各
固定金具の前記コンクリート板背面近傍に突設した部分
と支持構造材とをそれぞれアンカー材で連結した構成を
採用すると、 (ヌ)コンクリート板の多数箇所をアンカー材により支
持構造材に引き留めることになり、これにより、コンク
リート板全体が支持構造材に引き留められ、高い土圧耐
力が得られる、 (ル)(ヲ)により、多数の石板を取り付ける場合であ
っても、コンクリート板を殆ど大型化すること無く擁壁
本体に目的の強度が得られるので、低コスト化すること
ができる、といった優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の土留め擁壁の実施の形態を示す全体
斜視図である。
【図2】 図1の土留め擁壁を示す側断面図である。
【図3】 従来例を示す全体斜視図である。
【符号の説明】
2 地山 10土留め擁壁 11 擁壁本体 12 支持構造材(鉄骨) 13 現場打ちコンクリート 14a,14b アンカー材(アンカーボルト) 15 コンクリート板 16 コンクリート板背面 17 コンクリート板外面 18 石板 20 固定金具(ボルト) 26 擁壁本体下部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地山(2)側面に沿ってほぼ垂直に立設
    された板状の擁壁本体(11)と、該擁壁本体とは別体
    であり擁壁本体の下部(26)あるいはその近傍からこ
    の擁壁本体に対して垂直の方向に延在し地山中に埋設さ
    れた支持構造材(12)と、擁壁本体の下部およびその
    近傍の支持構造材を一体的に埋設する現場打ちコンクリ
    ート(13)とを備え、 擁壁本体は地山側面に臨む背面(16)を有するコンク
    リート板(15)と、前記背面と対向する反対側のコン
    クリート板外面(17)の定位置に固着した石板(1
    8)と、コンクリート板にその厚さ方向に貫通させるよ
    うにして埋設固定されかつ前記石板に固着された固定金
    具(20)とを備えてなり、 コンクリート板背面近傍に突設された前記固定金具と前
    記支持構造材とを擁壁本体下部(26)から離間させて
    配置したアンカー材(14a、14b)により連結し、
    このアンカー材により地山の土圧に対して擁壁本体を引
    き留めたことを特徴とする土留め擁壁(10)。
  2. 【請求項2】 コンクリート板外面を上下左右に連設し
    た複数の石板により外装し、これら石板別に設けられた
    各固定金具の前記コンクリート板背面近傍に突設した部
    分と支持構造材とをそれぞれアンカー材で連結したこと
    を特徴とする請求項1記載の土留め擁壁。
JP9422897A 1997-04-11 1997-04-11 土留め擁壁 Withdrawn JPH10292378A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100520480B1 (ko) * 2004-11-23 2005-10-11 (주)삼원기술단 합성 기둥을 이용한 도로 하천제방 옹벽구조
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