JPH10290593A - センサレス・ブラシレスモータの駆動回路 - Google Patents

センサレス・ブラシレスモータの駆動回路

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JPH10290593A
JPH10290593A JP9097259A JP9725997A JPH10290593A JP H10290593 A JPH10290593 A JP H10290593A JP 9097259 A JP9097259 A JP 9097259A JP 9725997 A JP9725997 A JP 9725997A JP H10290593 A JPH10290593 A JP H10290593A
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transistor
motor
terminal
current
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JP9097259A
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Shunichi Kondo
俊一 近藤
Toshiya Suzuki
稔也 鈴木
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Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/08Arrangements for controlling the speed or torque of a single motor
    • H02P6/085Arrangements for controlling the speed or torque of a single motor in a bridge configuration
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/14Electronic commutators
    • H02P6/16Circuit arrangements for detecting position
    • H02P6/18Circuit arrangements for detecting position without separate position detecting elements
    • H02P6/182Circuit arrangements for detecting position without separate position detecting elements using back-emf in windings
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P2209/00Indexing scheme relating to controlling arrangements characterised by the waveform of the supplied voltage or current
    • H02P2209/07Trapezoidal waveform

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  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 中点帰還増幅器を用いてモータの中点電位が
変化しない構成とすることによって、回転位置を精度よ
く検出でき、モータの回転ムラを低減できる。 【解決手段】 3巻線を有するモータ、モータの端子電
圧からロータの位置を検出する位置検出回路、位置検出
回路からの位置信号に基づいて転流切換え信号を生成す
る転流切換え回路、モータ駆動電流を供給するモータ駆
動トランジスタ回路、転流切換え回路からの転流切換え
電流に従ってモータを駆動する駆動信号を供給するバッ
ファ回路、モータの端子電圧の中点電位を検出し、その
中点電位を基準電圧と比較し、モータの端子電圧の中点
電位が基準電位より高い場合に第1の出力をバッファ回
路に出力し、モータの端子電圧の中点電位が基準電位よ
り低い場合に第2の出力をバッファ回路に出力する中点
帰還増幅器から構成され、モータ駆動電流に基づいてモ
ータの回転を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、センサレス・ブラ
シレスモータの駆動回路に関するものである。より詳細
には、三相モータの中点の電位を一定に保つことによっ
て三相モータの回転位置検出を正確に行うセンサレス・
ブラシレスモータの駆動回路に関するものである。
【従来の技術】図18に従来の実施の形態のセンサレス
・ブラシレスモータの駆動回路を示す。図18におい
て、端子電位圧縮回路300は制御対象である3相モー
タ10の誘起電圧をU、V、W端子から受けて、端子電
圧を圧縮(分圧)し、端子電位補正回路400におい
て、モータ10に流れる電流を抵抗108を介して検出
し、モータ電流に応じて端子電位を補正し、位置検出回
路500でモータの回転位置を検出し、転流切換え回路
600でモータ10に印加される電流の転流切換えを行
い、モータ駆動トランジスタ回路100中の駆動トラン
ジスタ101〜106をオン、オフし、モータを回転さ
せる。
【0002】図18に示した従来の実施の形態では、図
24(a)に示すように、たとえば、U相のみについて
みると、上側の出力電圧が飽和した状態であり、出力電
流が増加すると、図24(b)に示されるU’のよう
に、波形の上側は飽和しているために波形が伸びず、波
形の下側のみの波形が伸びるために、中点電位も矢印で
示すように下側へシフトしてしまう。そのために、ロー
タの検出位置がずれてしまう。このずれをなくすために
は、端子電位補正回路400が必要となる。
【0003】次に、図18に示される従来のセンサレス
・ブラシレスモータの駆動回路の動作について説明す
る。図19は端子電位圧縮回路300の詳細回路の一例
を示す図である。図20は端子電位補正回路400の詳
細回路の一例を示す図である。図21は位置検出回路5
00の詳細回路の一例を示す図である。図22は転流切
換え回路600の詳細回路の一例を示す図である。
【0004】まず、端子電位圧縮回路300の具体的な
一構成例について説明する。図19は1相のみの端子電
位圧縮回路300を示す。モータ10の各端子からの端
子電圧は入力端子301に入力され、電源310とグラ
ウンド311間に挿入された抵抗304と305によっ
て決められた中点電圧を中心にして抵抗303と抵抗3
05で分圧された電圧が出力端子302から出力され
る。この端子電位圧縮回路300は端子電位補正回路4
00の入力端子に適切な電圧を供給するために設けられ
るものである。このようにして、端子電位圧縮回路30
0からは、各相の電圧U1、V1、W1が出力され、端
子電位補正回路400に供給される。
【0005】端子電位圧縮回路300から供給された各
相の電圧U1、V1、W1は図20の端子電位補正回路
400に入力される。図20の端子電圧補正回路400
において、20〜34はnpnトランジスタ、35はp
npトランジスタ、36〜56は抵抗、57〜60は定
電流源であり、npnトランジスタ20のベースにはU
相端子電圧U1が、npnトランジスタ25のベースに
はV相端子電圧V1が、npnトランジスタ30のベー
スにはW相端子電圧W1が入力され、pnpトランジス
タ35のベースは端子61を介して抵抗108に接続さ
れている。また、62〜67は端子電圧の補正を切り換
える補正切り換え信号が入力される端子である。各相の
補正された端子電圧は、U2、V2、W2として出力さ
れる。
【0006】以下、端子電圧補正回路400の具体的動
作について、図を参照しながら説明する。図20には、
U、V、W3相分の端子電圧補正回路を示したが、ここ
ではU相の端子電圧補正回路に着目して説明する。
【0007】まず、端子62および端子63がハイ・レ
ベルの場合について考える。この時、npnトランジス
タ22、npnトランジスタ24のコレクタ電圧は0と
なるので、npnトランジスタ21、npnトランジス
タ23のエミッタ電圧も0となり、抵抗37、抵抗40
には電流が流れない。したがって、抵抗36(抵抗値R
1 )に流れる電流は定電流源57から供給されるi1 の
みであり、U相端子電圧補正回路の出力端子で観測され
る電圧は、端子電圧補正回路の入力値から、トランジス
タ20のベース−エミッタ間電圧(Vbe)と抵抗36で
の抵抗降下電圧を引いた値となる。 U2=U1−Vbe−R1 ・i1 (1)
【0008】次に、端子62および端子63がロウ・レ
ベルの場合について考える。端子61には、Virなる電
圧が入力されているとする。この時、npnトランジス
タ22、npnトランジスタ24のコレクタ電圧はVir
+Vbe(V)となるので、npnトランジスタ21、n
pnトランジスタ23のエミッタ電圧はVirとなり、抵
抗37(抵抗値R2 )、抵抗40(抵抗値R2 )には各
々Vir/R2 の電流が流れる。したがって、抵抗36に
流れる電流は定電流源57から供給されるi1と抵抗3
7、抵抗40に流れる電流を足したものであり、U相端
子電圧補正回路の出力端子で観測される電圧は、式
(2)の様になる。 U1=U−Vbe−R1 ・i1 −2・R1 ・Vir/R2 (2)
【0009】端子62がハイ・レベルで端子63がロウ
・レベルの場合、あるいは端子62がロウ・レベルで端
子63がハイ・レベルの場合には、抵抗37、抵抗40
のどちらかにしかVir/R2 の電流が流れないので、U
相端子電圧補正回路の出力端子で観測される電圧は、式
(3)の様になる。 U2=U1−Vbe−R1 ・i1 −R1 ・Vir/R2 (3)
【0010】結局、抵抗降下分の電圧を加算したい場合
(V→U、W→U通電時)には端子62、端子63をハ
イ・レベルに設定し、抵抗降下分の電圧を減算したい場
合(U→V、U→W通電時)には端子62、端子63を
ロウ・レベルに設定すれば端子電圧を補正することが可
能である。
【0011】また、U相が無通電相で補正する必要がな
い時(V→W、W→V通電時)には、端子62をハイ・
レベル、端子63をロウ・レベルに設定するか、あるい
は端子62をロウ・レベル、端子63をハイ・レベルに
設定すれば良い。同様にV相に対しては、抵抗降下分の
電圧を加算したい場合(U→V、W→V通電時)には端
子64、端子65をハイ・レベルに設定し、抵抗降下分
の電圧を減算したい場合(V→U、V→W通電時)には
端子64、端子65をロウ・レベルに設定し、補正する
必要がない時(U→W、W→U通電時)には、端子64
をハイ・レベル、端子65をロウ・レベルに設定する
か、あるいは端子64をロウ・レベル、端子65をハイ
・レベルに設定すれば良い。
【0012】更にW相に対しては、抵抗降下分の電圧を
加算したい場合(U→W、V→W通電時)には端子6
6、端子67をハイ・レベルに設定し、抵抗降下分の電
圧を減算したい場合(W→U、W→V通電時)には端子
66、端子67をロウ・レベルに設定し、補正する必要
がない時(U→V、V→U通電時)には、端子66をハ
イ・レベル、端子67をロウ・レベルに設定するか、あ
るいは端子66をロウ・レベル、端子67をハイ・レベ
ルに設定すれば良い。上記、通電相と端子62〜67に
は図25(b)のタイミングチャートに示すような補正
切り換え信号K1〜K6が入力される。この補正切り換
え信号K1〜K6は、たとえば、後述する転流切換え回
路600で生成されるがここでは詳細は省略する。
【0013】次に、図21に示される位置検出回路50
0について説明する。図21において、70〜81は抵
抗、82〜84は差動増幅回路、85〜87はコンパレ
ータである。差動増幅回路82の非反転入力端子と差動
増幅回路83の反転入力端子にはそれぞれ抵抗70、7
5を介して補正されたU相端子電圧U2が印加される。
差動増幅回路83の非反転入力端子と差動増幅回路84
の反転入力端子にはそれぞれ抵抗74、79を介して補
正されたW相端子電圧W2が印加される。差動増幅回路
84の非反転入力端子と差動増幅回路82の反転入力端
子にはそれぞれ抵抗78、71を介して補正されたV相
端子電圧V2が印加される。差動増幅回路82、83、
84の反転入力端子は抵抗73、77、81を介して差
動増幅回路82、83、84の出力端子にも接続され、
各々の出力端子はコンパレータ85、86、87の非反
転入力端子に接続される。更に、差動増幅回路82、8
3、84の非反転入力端子とコンパレータ85、86、
87の反転入力端子には基準電圧Vrefが入力され
る。差動増幅回路82はVrefを中心電圧としたU2
とV2の差動増幅信号を出力する。この差動増幅信号と
Vrefとをコンパレータ85で比較し、位置信号BU
を得る。同様の手順で位置信号BW、BVを得る。これ
らの位置信号BU、BW、BVは図25(a)に示さ
れ、次段の転流切換え回路600に供給される。
【0014】図22は転流切換え回路600の一回路例
を示す図である。図22において、601〜603は、
位置信号BU、BW、BVが入力される入力端子であ
る。604〜606はインバータ、611〜616はA
NDゲート、621〜626は出力端子である。入力端
子601〜603に入力した位置信号BU、BW、BV
の各々は、直接またはインバータを介して、図示される
ようにANDゲートの入力端子に印加される。転流切換
え回路600は、図25(a)に示される位置信号B
U、BW、BVが印加されると、図22に示される論理
構成に従って図25(b)に示される駆動信号K1〜K
5を生成する。この駆動信号K1〜K5は図18に示さ
れるようにモータ駆動トランジスタ回路100中の駆動
トランジスタ101〜106に印加され、モータ10を
回転させる。
【0015】図26は、従来技術のモータ駆動回路にお
ける転流切換え回路600の出力とU相出力とのタイミ
ング関係を示す図である。転流切換え回路600で生成
されたU相の駆動信号K1,K2は、それぞれ駆動トラ
ンジスタ101および駆動トランジスタ102に入力人
され、K1が論理「L」のときは、駆動トランジスタ1
01に電流が流れ、U相の正電圧を発生させ、K2が論
理「H」のときは、駆動トランジスタ102に電流が流
れ、U相の負電圧を発生させる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この回
路によれば、抵抗108を介してモータ10に流れる電
流値を検出する。抵抗108には、モータ10に流れる
電流以外に駆動トランジスタ104〜106のベース電
流も流れているために、モータ10のみに流れる正確な
電流を検出できなかった。従って、モータ電流に応じた
端子電圧の補正を行う必要があった。また、端子電位圧
縮回路300による誤差が加算され正確なロータの位置
検出ができなかった。
【0017】さらに、モータ10に印加される矩形波電
圧によって、モータ駆動トランジスタ回路100中のト
ランジスタ101〜106のスイッチングを行って転流
をしていたために、切換え時に図27に示すようなスパ
イク電圧が出力電圧に含まれ、このスパイク電圧が可聴
周波数帯にある場合は音響ノイズの原因となっていた。
【0018】本発明の目的は、中点帰還増幅器を用いて
モータの中点電位が変化しない構成とすることによっ
て、端子電圧補正回路を不要とし、モータの誘起電圧を
利用して回転位置を精度よく検出し、モータの回転ムラ
を低減することにある。
【0019】第2の他の目的は、駆動トランジスタのス
イッチング電流に傾きを持たせることによって、急激な
スイッチングによって発生するスパイク電圧を低減し、
それによってモータの音響ノイズを低減することにあ
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明のセ
ンサレス・ブラシレスモータの駆動回路は、3巻線を有
するモータ、モータの端子電圧からロータの位置を検出
する位置検出回路、位置検出回路からの位置信号に基づ
いて転流切換え信号を生成する転流切換え回路およびモ
ータ駆動電流を供給するモータ駆動トランジスタ回路か
ら構成され、モータ駆動電流に基づいてモータの回転を
制御するように構成される。本発明は、転流切換え回路
からの転流切換え信号に従ってモータを駆動する駆動信
号を供給するバッファ回路と、モータの端子電圧の中点
電位を検出し、その中点電位を基準電圧と比較し、モー
タの端子電圧の中点電位が基準電位より高い場合に第1
の出力をバッファ回路に出力し、モータの端子電圧の中
点電位が基準電位より低い場合に第2の出力をバッファ
回路に出力する中点帰還増幅器とを備えるように構成さ
れる。
【0021】本発明の第2の発明のセンサレス・ブラシ
レスモータの駆動回路は、第1の発明にさらに、モータ
の端子電圧の中点電位を検出し、その中点電位を基準電
圧と比較し、モータの端子電圧の中点電位が基準電位よ
り高い場合に第1の出力をバッファ回路に出力し、モー
タの端子電圧の中点電位が基準電位より低い場合に第2
の出力をバッファ回路に出力する中点帰還増幅器と、位
置検出回路からの位置信号に基づいて位相信号を生成す
る位相信号発生回路と、位相信号発生回路からの位相信
号によって台形位相信号を生成する台形位相信号生成回
路と、位置検出回路からの位相信号を受け転流切換え制
御信号を発生する転流切換え制御信号発生回路、および
転流切換え制御信号と台形位相信号生成回路からの台形
位相信号を受け台形波転流切替え信号を生成するソフト
スイッチング回路とを有する転流切換え回路とを備える
ように構成される。
【0022】本発明の第3の発明のセンサレス・ブラシ
レスモータの駆動回路における中点帰還増幅器は、差動
接続された第1および第2のトランジスタと、第1のト
ランジスタのベースに接続された基準電源と、第2のト
ランジスタのベースに接続されたモータの各相の端子に
接続され中点電位を検出するための手段とを備えるよう
に構成される。
【0023】本発明の第4の発明のセンサレス・ブラシ
レスモータの駆動回路における中点帰還増幅器は、さら
に、差動トランジスタの第1のトランジスタのコレクタ
端子に接続された第1のカレントミラー回路を構成する
第3および第4のトランジスタと、差動トランジスタの
第2のトランジスタのコレクタ端子に接続された第2の
カレントミラー回路を構成する第5および第6のトラン
ジスタと、第2のカレントミラー回路を構成する第6の
トランジスタのコレクタ端子に接続された第3のカレン
トミラー回路を構成する第7および第8のトランジスタ
とを備えるように構成される。
【0024】本発明の第5の発明のセンサレス・ブラシ
レスモータの駆動回路のバッファ回路は、各相ごとにバ
ッファを有し、その各相のバッファは、転流切換え回路
からの転流切換え信号、並びに中点帰還増幅器からの制
御信号を受け、転流切換え回路からの転流切換え信号に
従って駆動トランジスタを駆動する第1および第2の駆
動信号を出力すると共に、中点帰還増幅器からの制御信
号に従ってその第1および第2の駆動信号を増減させる
ように構成される。
【0025】本発明の第6の発明のセンサレス・ブラシ
レスモータの駆動回路の各相のバッファは、転流切換え
回路からの転流切換え信号をベースに受け、中点帰還増
幅器からの第1の制御信号をエミッタに受ける第1のト
ランジスタと、第1のトランジスタのコレクタ端子に流
れる電流を第1の出力端子に供給する第1のカレントミ
ラー回路と、転流切換え回路からの転流切換え信号をベ
ースに受け、中点帰還増幅器からの第2の制御信号をエ
ミッタに受ける第2のトランジスタと、第2のトランジ
スタのコレクタ端子に流れる電流を取り出す第2のカレ
ントミラー回路と、第2のカレントミラー回路に流れる
電流を第2の出力端子に供給する第3のカレントミラー
回路とを備えるように構成される。
【0026】本発明の第7の発明のセンサレス・ブラシ
レスモータの駆動回路の転流切換え制御信号発生回路
は、U相,V相,W相の位置信号のそれぞれの立ち上が
りおよび立ち下がりを検出する複数の立ち上がりエッジ
検出回路および立ち下がりエッジ検出回路と、立ち上が
りエッジ検出回路および立ち下がりエッジ検出回路から
の出力検出信号のOR演算をするOR回路と、OR回路
の出力パルスの6進カウントを行う6進カウンタとを備
えるように構成される。
【0027】本発明の第8の発明のセンサレス・ブラシ
レスモータの駆動回路のソフトスイッチング回路は、各
中間電流を供給する複数の第1の中間電流供給回路およ
び第2の中間電流供給回路と、第1および第2の中間電
流供給回路からの各中間電流に基づいて転流切換え信号
を生成する転流切換え信号発生回路から構成される。
【0028】本発明の第9の発明のセンサレス・ブラシ
レスモータの駆動回路の位相信号発生回路は、U相,V
相の位置信号を受ける第1のANDゲートと、V相,W
相の位置信号を受ける第2のANDゲートと、W相,U
相の位置信号を受ける第3のANDゲートと、各U相,
V相,W相の相互の位置信号を受ける複数のANDゲー
トと、そのANDゲートからの出力信号のNOR演算を
行うNOR回路とを備えるように構成される。
【0029】本発明の第10の発明のセンサレス・ブラ
シレスモータの駆動回路の台形位相信号生成回路は、位
相信号発生回路からの位相信号によってオンオフされる
スイッチと、そのスイッチの一方の端子と電源との間に
接続された第1の定電流源と、スイッチの他方の端子と
グラウンド間に接続された第2の定電流源と、スイッチ
の一方の端子とグラウンド間に接続されたコンデンサと
から構成される。
【0030】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1は、本発明のセンサレス・ブラシレ
スモータ駆動回路のブロック図である。図1において
は、図18の従来の実施の形態から端子電位補正回路4
00を除去し、中点帰還増幅器900およびバッファ回
路200を付加し、このバッファ回路200によって駆
動トランジスタを制御するようにしたものである。その
他は、従来と同様である。
【0031】次に、図1の動作について説明する。本発
明は、センサレス・ブラシレスモータ駆動に関する発明
であり、センサレスブラシレスモータ駆動においては、
従来から使用されている位置検出素子を用いないため
に、何らかの方法でモータ10のロータの位置を検出し
なければならない。その検出手段として、モータの誘起
電圧を使用する。まず、図1に示すU、V、W端子波形
を図6に示す。図6におけるモータ10の端子電圧は、
従来の技術における端子電圧(図23)と異なり、各波
形の上部分の飽和がなくなっていることが分かる。これ
が本発明の実施の形態1における特徴であり、後述する
ように中点帰還増幅器900およびバッファ回路200
を用いることによって、このような飽和をなくすことが
実現できたものである。図6(a)はU相の端子電圧を
示し、図6(b)はW相の端子電圧を示し、図6(c)
はV相の端子電圧を示す。誘起起電圧は図の太線で描か
れるように細線で描かれており、細線の正弦波の振幅が
大きい部分で上部および下部に膨らみを有する形状を呈
している。
【0032】このようなモータの端子電圧を受けて、端
子電位圧縮回路300で、モータの端子電圧を必要な電
位に圧縮し、位置検出回路500により、モータのロー
タ位置を検出し、転流切換え回路650で転流切換え信
号を生成し、その転流切換え信号はバッファ回路200
を介してモータ駆動トランジスタ回路100に供給さ
れ、モータ駆動トランジスタ回路100中の駆動トラン
ジスタ101〜106をオンオフし、モータ10を回転
させる。端子電位圧縮回路300および位置検出回路5
00は、図19および図21に示すような従来の回路と
同じであるので説明を省略する。
【0033】このように、実施の形態1の発明において
は、U、V、Wの端子電圧を受けて、中点帰還増幅器9
00によりモータ10の中点電位を一定に保つことがで
きる。図7(a)はモータ10の電流が小さい場合の端
子電圧を示し、図7(b)はモータ10の電流が大きく
なった場合の端子電圧を示す。このように図7(a)、
(b)から分かるように、モータ10の電流が増加して
も、モータ10の中点電位を基準に出力波形が両側に伸
びるのみであり、モータ10の中点電位の変化はない。
このため、従来必要としていた端子電位補正回路400
を必要としない。
【0034】図2は図1の中点帰還増幅器900の一実
施の形態を示す。図2において、904は可変電流源、
905、906は差動入力トランジスタ、907、90
8の抵抗はゲイン設定用抵抗、909は基準電圧源、9
10と911、912と913、902と903は、そ
れぞれ電流ミラーを構成するトランジスタである。92
1、922、923は、U、V、Wの端子電圧を合成す
る抵抗である。この中点帰還増幅器900は、U、V、
Wの合成電圧と、基準電圧源909の基準電圧とを比較
し、抵抗907と908で決定されるゲインにより、ト
ランジスタ902のコレクタ電流とトランジスタ910
のコレクタ電流の大きさを調整するように動作する。こ
の詳細動作については後述する。この電流は、バッファ
回路200に供給され、バッファ回路200からの出力
によってモータ駆動トランジスタ回路100中の駆動ト
ランジスタ101〜106のベース電流を制御する。こ
のベース電流値を制御することによって常に、U、V、
W電圧の中点電位が、基準電源909の電圧と等しくな
るようにすることができる。これにより、図7に示す通
り、モータ電流が増加しても、中点電位(基準電圧)は
シフトせず、常に一定に保つことができる。
【0035】次に、図2に示す中点帰還増幅器900の
動作について説明する。差動入力トランジスタ905,
906のエミッタは可変電流源904を介して電源90
1から電源電圧が供給される。差動入力トランジスタ9
05のコレクタはそれぞれカレントミラーされたトラン
ジスタ910,911および912,913に接続され
る。差動入力トランジスタ905のベースは抵抗907
を介して基準電源909に接続され、トランジスタ90
6のベースは抵抗921,922,923を介してそれ
ぞれモータ10のU,V,W端子に接続される。従っ
て、トランジスタ906のベースはモータ10のU,
V,W端子の合成電圧(図6の各電圧を重ね合せた電
圧)が印加される。もし、U,V,W端子の合成電圧が
基準電源909の基準電圧よりも高いときは、トランジ
スタ906に電流が多く流れ、トランジスタ905には
少なく流れる。トランジスタ906の電流はトランジス
タ912を介してカレントミラー接続されたトランジス
タ913に流れる。この電流はさらにトランジスタ90
3に流れ、トランジスタ903とカレントミラー接続さ
れたトランジスタ902に流れ、端子941から第1の
制御信号をバッファ回路200の端子211に供給す
る。
【0036】一方、トランジスタ905の電流はトラン
ジスタ911に流れ、トランジスタ911とカレントミ
ラー接続されたトランジスタ910に流れ、端子942
から第2の制御信号をバッファ回路200の端子212
に供給する。
【0037】次に、図4に示すバッファ回路200の構
成および動作について説明する。バッファ回路200は
U相バッファ210、W相バッファ220、V相バッフ
ァ230からなる。バッファ回路200の制御は各相ご
とに行われるが、図4においては、U相バッファ回路2
10のみについて説明する。図4において、231は転
流切換え回路650からの出力信号Aが入力する入力端
子、211は中点帰還増幅器900中の出力端子941
に接続される第1の制御信号入力端子、212は中点帰
還増幅器900中の出力端子942に接続される第2の
制御信号入力端子である。215〜219,224〜2
26はトランジスタ、227,228は電源、221,
222は出力端子である。トランジスタ216とトラン
ジスタ226、トランジスタ217とトランジスタ21
8、トランジスタ224とトランジスタ225はそれぞ
れカレントミラー接続されている。
【0038】第1の制御信号入力端子211はトランジ
スタ215のコレクタに接続され、第2の制御信号入力
端子212はトランジスタ219のエミッタに接続され
る。入力端子231はトランジスタ215のベースに接
続され、トランジスタ215のコレクタはトランジスタ
216のコレクタおよびベースに接続される。トランジ
スタ216とカレントミラー接続されたトランジスタ2
26のコレクタは出力端子221に接続される。トラン
ジスタ219のベースは入力端子231に接続されその
コレクタはカレントミラー接続されたトランジスタ21
7のコレクタに接続される。カレントミラー接続された
トランジスタ217,218の各エミッタは電源227
に接続される。トランジスタ218のコレクタはカレン
トミラー接続されたトランジスタ224のコレクタに接
続される。カレントミラー接続されたトランジスタ22
5のコレクタは電源228に接続される。カレントミラ
ー接続されたトランジスタ224,225の各エミッタ
は抵抗229を介してグラウンドされると共に、出力端
子222に接続される。
【0039】次に、バッファ210の動作について説明
する。端子231に入力した転流切換え回路650から
の出力信号Aはバッファ210中のトランジスタ215
のベースに入力される。一方、中点帰還増幅器900の
トランジスタ902のコレクタは端子941および端子
211を介してトランジスタ215のエミッタに接続さ
れる。また、トランジスタ910のコレクタは端子94
2および端子212を介してトランジスタ219のエミ
ッタに接続される。入力信号Aがハイになるとトランジ
スタ215が動作し、電流がトランジスタ216を介し
て流れる。トランジスタ216はカレントミラー接続さ
れたトランジスタ226に電流を流し、端子221を介
してトランジスタ101から電流を引き、図1のモータ
駆動トランジスタ回路100中の駆動トランジスタ10
1を駆動し、モータ10のU相巻線に駆動電圧を供給し
モータを回転させる。
【0040】一方、中点帰還増幅器900のトランジス
タ902の電流が増加すると端子941および端子21
1を介して電流が供給され、トランジスタ215の電流
を増加させ、端子221の出力電流を増加させる。中点
帰還増幅器900のトランジスタ902の電流が減少す
ると端子941および端子211を介して電流が供給さ
れ、トランジスタ215の電流を減少させ、端子221
の出力電流を減少させる。また、中点帰還増幅器900
の端子942から電流が増加すると、トランジスタ21
9を介してトランジスタ217の電流が増加し、トラン
ジスタ217とカレントミラー接続されたトランジスタ
218の電流が増加する。中点帰還増幅器900の端子
942から電流が減少すると、トランジスタ219を介
してトランジスタ217の電流が減少し、トランジスタ
217とカレントミラー接続されたトランジスタ218
の電流が減少する。トランジスタ218の電流が増加す
ると、トランジスタ224の電流が増加し、トランジス
タ224とカレントミラー接続されたトランジスタ22
5の電流が増加する。これによってトランジスタ225
の電流が増加し、電流を端子222から供給される電流
は増加する。従って、バッファ210は端子222を介
してトランジスタ104に電流を供給し、図1のモータ
駆動トランジスタ回路100中の駆動トランジスタ10
4を駆動し、モータ10のU相巻線に駆動電圧を供給し
モータを回転させる。
【0041】すなわち、基本的には端子231に入力す
る信号Aに従った電流が端子221および端子222か
ら供給されるが、端子211および端子212供給され
る電流によって端子221,端子222の電流の大きき
を微調整する。すなわち、端子211に供給される電流
の増減によって、端子222に供給される電流を増減さ
せ、端子212に供給される電流の増減によって、端子
222に供給される電流を増減させる。このようにし
て、本発明においては、駆動トランジスタ101〜10
6の電流を微調整することによって、モータ10の端子
電圧U、V,Wを微調整し、モータ10の中点電圧が移
動しないように調整することに特徴がある。
【0042】図3は、転流切換え回路650の詳細を示
す図である。転流切換え回路650は位置検出回路50
0からのBU,BW,BV信号を受けて、信号A,B,
C、を出力する回路である。図3において、U相,W
相,V相の3相全てについての回路を示しているが、U
相,W相,V相はそれぞれ同じ回路であるので、以下で
はU相のみについて説明する。U相の入力端子631に
入力した位置信号BUは直接トランジスタ643のベー
スに印加され、およびインバータ634で反転され、ト
ランジスタ651のベースに印加される。位置信号BU
が論理「H」になると、トランジスタ643はオンし、
トランジスタ651はオフする。トランジスタ643が
オンすると、あらかじめ定められた分圧比で抵抗641
と抵抗642によって分圧された電圧が差動トランジス
タを形成するトランジスタ645のベースに印加され、
トランジスタ645がオフになる。一方、トランジスタ
651がオフすると、差動トランジスタを形成するトラ
ンジスタ647のベースに電源電圧が印加されトランジ
スタ647はオンする。トランジスタ647のコレクタ
はトランジスタ677のベースから電流を引き、トラン
ジスタ677はオンし、トランジスタ677のコレクタ
電圧が端子231から出力電圧Aとして次段のバッファ
回路200に供給される。
【0043】一方、位置信号BUが論理「L」になる
と、トランジスタ643はオフし、トランジスタ651
はオンする。トランジスタ643がオフすると、差動ト
ランジスタを形成するトランジスタ645のベースに電
源電圧が印加されトランジスタ645はオンする。トラ
ンジスタ645がオンするとトランジスタ644に定電
流源646で定められた定電流が流れ、このトランジス
タ644とカレントミラー接続されたトランジスタ67
3にトランジスタ644と同じ電流が流れる。トランジ
スタ673に電流が流れることによって、トランジスタ
677のコレクタ電圧が端子233から出力電圧Cとし
て次段のバッファ回路200に供給される。
【0044】位置信号BV、位置信号BWについても同
様な動作によって端子231,232,233に電圧が
供給される。たとえば、端子231はトランジスタ67
7に接続されており、トランジスタ677はトランジス
タ647とトランジスタ666の電流が合成される。従
って、トランジスタ677に流れる電流は、そのベース
に電流が流れない場合、そのベースにトランジスタ64
7とトランジスタ666のいずれか一つのトランジスタ
からの電流が供給される場合、トランジスタ647とト
ランジスタ666の2つのトランジスタから電流が供給
される場合の3通りがある。このために、トランジスタ
677の電流は3通りの電流値があり、それに従って端
子231に供給される電圧は3値をとる。端子232,
233についても同様である。このようにして端子23
1,232,233に生成される電圧を図5(b)に示
す。図5(b)のような波形の電圧A,B,Cが次段の
バッファ回路200に印加される。
【0045】上述したように、図5(b)に示すような
電圧波形A,B,Cがバッファ回路200に印加される
と、各相ごとに図4に示されるバッファ210で処理さ
れ、図5(c)で示されるような駆動信号が出力され、
トランジスタ101〜106に印加され、モータ10を
駆動する。バッファ210の動作については図4ですで
に説明されているのでここではその詳細な説明を省略す
る。
【0046】以上の説明したように、本発明において
は、中点帰還増幅器900でモータ10の各端子電圧を
検出し、中点電位が上昇したしたときは、中点電位を下
げるようにバッファ回路200中のバッファ210〜2
30で調整を行い、モータ10の各端子電圧の中点電位
が下降したしたときは、中点電位を上昇するようにバッ
ファ回路200中のバッファ210〜230が調整を行
うので、常に中点電位が一定に保たれる。その結果、図
7(a)のようにモータ10への供給電流が小さいとき
でも、図7(b)のようにモータ10への供給電流が大
きいときでも中点電位は変化がなく、中点電位を中心に
して単に端子電圧の振幅が両サイドに伸びる形となる。
従って、その電圧波形からモータ10のロータの位置が
正確に検出できるので、従来用いられた端子電位補正回
路400を用いる必要がなくなった。
【0047】実施の形態2.実施の形態2は、実施の形
態1の回路に、ソフトスイッチング回路700、位相信
号発生回路800および台形位相信号生成回路850を
追加したものである。また転流切換え制御信号発生回路
670はソフトスイッチング回路700で信号A,B,
Cを発生させるための前処理をする回路である。転流切
換え制御信号発生回路670の詳細回路を図9に示し、
転流切換え制御信号発生回路670中の6進カウンタ6
90を図10に示し、位相信号発生回路800の詳細回
路を図11に示し、台形位相信号生成回路850の詳細
回路を図13に示し、ソフトスイッチング回路700の
詳細回路を図14,図15に示す。その他に関しては、
実施の形態1と同様であるので省略する。図16は実施
の形態2の動作を説明するためのタイミングチャートを
示す図である。図17は実施の形態2の発明によるモー
タ10の端子電圧波形を示す図である。
【0048】以下に実施の形態2の動作について説明す
る。図8の位置検出回路500の出力信号がBU、B
V、BWである。転流切換え制御信号発生回路670は
位置検出回路500からの信号BU、BV、BWを受け
て転流切換え制御信号a〜fを生成する。ソフトスイッ
チング回路700は転流切換え制御信号発生回路670
からの転流切換え制御信号a〜fを受けて信号A,B,
Cを生成する。位相信号発生回路800は位置検出回路
500からの信号信号BU、BV、BWを受けて位相信
号gを生成する。台形位相信号生成回路850は位相信
号発生回路800からの位相信号gを受けて、台形位相
信号hを生成し、ソフトスイッチング回路700の入力
端子731に供給する。次に、転流切換え制御信号発生
回路670の詳細回路を図9に示す。図9において、位
置信号BU、BW、BVは、各々、立ち上がりエッジ検
出回路674、676、678と立ち下がりエッジ検出
回路675、677、679に入力され、立ち上がりエ
ッジ検出回路674、676、678で立ち上がりエッ
ジパルス674a、676a、678aが、立ち下がり
エッジ検出回路で立ち下がりエッジパルス675a、2
57a、679aが出力される。検出されたエッジパル
ス674a、676a、678a、675a、257
a、679aはOR回路680に入力される。OR回路
680の出力は位置信号のすべての立ち上がりおよび立
ち下がり時がパルスとして出力される。
【0049】図10は本発明の実施の形態2による転流
切換え制御信号発生回路670中の6進カウンタの詳細
回路を示す図である。図10の6進カウンタ690にお
いては、OR回路680からの立ち上がりおよび立ち下
がりパルスを受けて、Dフリップフロップ691〜69
3およびANDゲート693〜698によって、端子6
81〜686に図16(c)に示すような転流切換え制
御信号a,b,c,d,e,fが得られる。
【0050】図11は位相信号発生回路800の詳細回
路を示す図である。図11において、801〜803は
それぞれ位置信号BU、BW、BVの入力端子、804
〜806はAND回路、807はNOR回路、808は
台形位相gの出力端子である。図12は位相信号発生回
路800の動作を説明するタイミングチャートである。
端子801〜803に入力した位置信号BU、BW、B
V(図12(a))はAND回路804〜806でそれ
ぞれBU×BV、BV×BW、BW×BUの演算が行わ
れ(図12(b))、その結果がNOR回路807に入
力され、最終的に、論理「H」および論理「L」の繰り
返し波形であるg信号が得られる(図12(d)、図1
6(b))。
【0051】上述のようにして位相信号発生回路800
で生成された位相信号gは、台形位相信号生成回路85
0に入力され、台形位相信号生成回路850で台形位相
信号hが生成される。図13に示される台形位相信号生
成回路850において、808は入力信号端子、857
はスイッチ(SW1)、856はコンデンサ、854,
855は定電流源、853は電源、731は出力端子で
ある。入力端子808に入力した位相信号gが論理
「L」から論理「H」に変化すると、スイッチ(SW
1)857はオフになる。これによって、コンデンサ8
56は充電が開始され、時間tの後には定電流源854
からの電流I3によって充電され、図16(d)に示さ
れる台形位相信号hで示されるように出力端子731の
電圧は上昇し、電源電圧になったときに充電は停止しそ
の一定電圧を保持する。一方、位相信号gが論理「H」
から論理「L」に変化すると、スイッチ(SW)857
はオンになる。これによって、コンデンサ856は定電
流源855によって2×I3の電流で放電され、時間t
の後には、図16(d)に示される台形位相信号hで示
されるように出力端子731の端子電圧は0になる。
【0052】このように、台形位相信号hの立ち上がり
および立ち下がりは、図16(d)の台形位相信号hに
示すように傾きを持った波形となる。なお、スイッチS
Wは、位相信号aがロー時にオンし、ハイ時にオフとな
るスイッチである。
【0053】次に、転流切換え制御信号発生回路670
で生成された転流切換え制御信号a〜fの信号は、図1
4、図15で構成されるソフトスイッチング回路700
に入力される。ソフトスイッチング回路700は転流切
換え制御信号発生回路670からの出力信号a〜fを受
けて、図14に示すAA、AB回路中のスイッチ(sw
1〜sw4)716,717,726,727をオン、
オフすることによって、図15に示すA,B,Cの信号
を出力する。なお、スイッチSW1〜SW4は、a〜f
の信号がロー時にオンし、ハイ時にオフとなるスイッチ
である。
【0054】次にソフトスイッチング回路700は図1
4および図15に示す2つの詳細回路から構成される。
図14において、転流切換え制御信号発生回路670か
ら入力された信号a〜fによって、6つの回路710,
720,730,740,750,760によってそれ
ぞれの電流成分Ia〜Ifが生成され、図15の回路に
出力され、そこで出力信号A,B,Cが生成される。以
下に、図14,図15を用いてソフトスイッチング回路
700の構成および動作を説明する。
【0055】図14において、回路730,750は7
10で示される回路AAと同じである。また、回路74
0,760は720で示される回路ABと同じである。
入力転流切換え制御信号aは回路710に入力され、出
力電流Iaを出力する。入力転流切換え制御信号bは回
路720に入力され、出力電流Ibを出力する。同様
に、転流切換え制御信号c,eはそれぞれ回路730,
750に入力され、出力電流Ic,Ieを出力し、転流
切換え制御信号d,fはそれぞれ回路740,760に
入力され、出力電流Id,Ifを出力する。転流切換え
制御信号c,eを処理する回路730,750および転
流切換え制御信号d,fを処理する回路740,760
はそれぞれ回路710および720と同じであるので、
説明を簡単にするために省略する。
【0056】次に、図14のソフトスイッチング回路7
00中の回路710について説明する。回路710にお
いて、732は転流切換え制御信号aが入力する入力端
子、712、713は差動トランジスタ、714および
715は定電流源、716、717はスイッチ(SW
1、SW2)、718は基準電圧源、711は図15中
のトランジスタとカレントミラー回路を構成するトラン
ジスタである。731は台形位相信号生成回路850で
生成された台形位相信号hが入力する入力端子、738
は電源である。
【0057】AAタイプの回路710は、転流切換え制
御信号aが論理「L」の時、スイッチ716,717が
オンするので、その間のみAAの回路が動作し、基準電
圧718の定電圧と端子731に入力した台形位相信号
hの電圧を比較し、抵抗719を介して差動電流を流
し、その出力をカレントミラーとして出力する。その出
力が図16に示す電流Iaである。すなわち、端子73
1に入力する台形位相信号hが論理「H」のとき、その
電圧は基準電圧718の電圧よりも高いので、差動トラ
ンジスタ712はオンし、差動トランジスタ713はオ
フする。従って、トランジスタ711のエミッタ電圧は
台形位相信号hを反転した波形になり、電流Iaとして
出力される。
【0058】一方、回路720において、733は転流
切換え制御信号bが入力する入力端子、722、723
は差動トランジスタ、724および725は定電流源、
726、727はスイッチ(SW3、SW4)、728
は基準電圧源、721は図15中のトランジスタとカレ
ントミラー回路を構成するトランジスタである。731
は台形位相信号生成回路850で生成された台形位相信
号hが入力する入力端子、739は電源である。
【0059】ABタイプの回路720は、信号bが論理
「L」の時、スイッチ726,727がオンするので、
その間のみABの回路が動作し、基準電圧728の定電
圧と端子731に入力した台形位相信号hの電圧を比較
し、抵抗729を介して差動電流を流し、その出力をカ
レントミラーとして出力する。その出力が図16に示す
電流Ibである。すなわち、端子731に入力する台形
位相信号hが論理「H」のとき、その電圧は基準電圧7
28の電圧よりも高いので、差動トランジスタ722は
オンし、差動トランジスタ723はオフする。従って、
トランジスタ721のエミッタ電圧は台形位相信号hと
同じ波形になり、電流Ibとして出力される。
【0060】同様に、転流切換え制御信号cが論理
「L」の間のみ、電流Icが出力され、転流切換え制御
信号dが論理「L」の間のみ、電流Idが出力され、転
流切換え制御信号eが論理「L」の間のみ、電流Ieが
出力され、転流切換え制御信号fが論理「L」の間の
み、電流Ifが出力される。このようにして生成された
信号が図16に示す電流Ia〜Ifである。
【0061】この電流Ia〜Ifは図15の端子751
〜756に入力される。図15のソフトスイッチング回
路700は、Ia〜Ifの出力を受けて図16に示す差
動出力A,B,Cを得る回路である。図15において、
751〜758は入力端子、761〜766および76
7〜772は、図14中のトランジスタ711、721
・・・とそれぞれカレントミラー回路を構成するトラン
ジスタ、788と789、790と791、792と7
93はおのおのカレントミラー回路を構成するトランジ
スタ、784、785、786は電流を電圧に変換する
抵抗、786は定電圧、781、782、783は定電
流源、794,795,796はそれぞれ信号A、B、
Cを出力する出力端子である。
【0062】図15のソフトスイッチング回路700に
おいては、信号A,B,Cが得られるが、以下において
は、図16に示す時間t1〜t4までの間に端子794
に現れる電圧信号Aの生成過程についてのみ説明する。
信号B,Cの生成過程も同様であるのでその説明は省略
する。
【0063】時間t1〜t2においては、端子755お
よび端子756に入力する電流IeおよびIfはトラン
ジスタ765および766に流れ、この2つの電流は加
算され、抵抗787に流れる。トランジスタ761〜7
66は図14に示すトランジスタ711、712・・・
のトランジスタとカレントミラー接続されており、カレ
ントミラー比が4に設定されているので、この場合、ト
ランジスタ765,766に流れる電流はそれぞれ4I
eおよび4Ifである。従って、トランジスタ765,
766で加算された電流は4(Ie+If)となる。一
方、電流源781を流れる定電流I0も抵抗787に流
入し、抵抗787を流れる合計電流Ie’はIe’=4
(Ie+If)+I0となり抵抗787に流れる。端子
794に得られる電圧はIe’×R+Vrとなる。ここ
で、電流IeおよびIfの最大値をI、定電流I0を8
Iとなるように選んでおくと、抵抗787を流れる最大
電流Ie”=4(I+I)+8I=16Iとなる。従っ
て、このときには、端子794に得られる最大電圧V3
は、V3=Ie”×R+Vr=16IR+Vrとなる。
ここで、Rは抵抗784〜787の抵抗値である。
【0064】次に、時間t2〜t3の間における、端子
794に現れる電圧信号Aの生成過程について説明す
る。この期間は電流Idのみが流れ、トランジスタ76
4とトランジスタ770をオンにしている。しかしなが
ら、これらの電流は抵抗787に流れないので、端子7
94の電圧には影響を与えない。一方、定電流源781
から供給される定電流I0は抵抗787を流れ、I0×
Rの電圧降下を生じる。従って、端子794に現れる電
圧はI0×R+Vrである。定電流I0を8Iとなるよ
うに選んでおくと、端子794に現れる電圧信号A=8
IR+Vrとなる。Vrの電圧を小さく選んでおくと、
このときの電圧値は最大値のほぼ1/2となる。
【0065】次に、時間t3〜t4の間における、端子
794に現れる電圧信号Aの生成過程について説明す
る。この期間は、端子752および端子753に入力す
る電流IbおよびIcはトランジスタ762および76
3に流れるが、この2つの電流は抵抗787を流れない
ので、端子794の電圧信号Aには影響を与えない。一
方、トランジスタ768,769の電流は加算されトラ
ンジスタ789に流れる。トランジスタ788は4倍の
カレントミラー比でトランジスタ789とカレントミラ
ー接続されているので、トランジスタ789に流れる電
流の4倍の電流を抵抗787から引きぬく。一方、定電
流源781からは電流I0が抵抗787に流入する。従
って、抵抗787を流れる電流Ie’はIe’={I0
−4(Ib+Ic)}+Vrとなる。I0の最大値を8
I、Ib、Ic最大値をIとするとIe’=8I−8I
+Vr=Vrとなる。従って、電圧Vrを小さく設定す
ると、この期間の端子794における電圧信号Aはほぼ
0Vとなる。
【0066】このようにして得られた電圧信号A、B,
Cはモータ駆動トランジスタ回路100中の駆動トラン
ジスタ101〜106に加えられ、駆動トランジスタを
流れる電流はモータ10に供給されモータ10を回転さ
せる。このときの、出力電流波形および出力電圧波形を
図16に示す。但し、この波形は理想的な波形であり、
実際の出力波形は、図17に示すように多少のスパイク
が観測されるが、従来のスパイク電圧と比べると非常に
小さく、音響のノイズはほとんど出ない程度にまで減少
している。
【0067】
【発明の効果】本発明の第1の発明のセンサレス・ブラ
シレスモータの駆動回路は、転流切換え回路からの転流
切換え信号に従ってモータを駆動する駆動電流を供給す
るバッファ回路と、モータの端子電圧の中点電位を検出
し、その中点電位を基準電圧と比較し、モータの端子電
圧の中点電位が基準電位より高い場合に第1の出力をバ
ッファ回路に出力し、モータの端子電圧の中点電位が基
準電位より低い場合に第2の出力をバッファ回路に出力
する中点帰還増幅器とを備え、モータの中点電位が変化
しない構成としたために、端子電圧補正回路を不要とな
り、モータの誘起電圧を利用して回転位置を精度よく検
出でき、モータの回転ムラを低減できる。
【0068】本発明の第2の発明のセンサレス・ブラシ
レスモータの駆動回路は、第1の発明に、さらに、モー
タの端子電圧の中点電位を検出し、その中点電位を基準
電圧と比較し、モータの端子電圧の中点電位が基準電位
より高い場合に第1の出力をバッファ回路に出力し、モ
ータの端子電圧の中点電位が基準電位より低い場合に第
2の出力をバッファ回路に出力する中点帰還増幅器と、
位置検出回路からの位置信号に基づいて位相信号を生成
する位相信号発生回路と、位相信号発生回路からの位相
信号によって台形位相信号を生成する台形位相信号生成
回路と、位置検出回路からの位相信号を受け転流切換え
制御信号を発生する転流切換え制御信号発生回路および
転流切換え制御信号と台形位相信号生成回路からの台形
位相信号を受け台形波転流切替え信号を生成するソフト
スイッチング回路とを有する転流切換え回路とを備える
ように構成されるので、駆動トランジスタのスイッチン
グ電流に傾きを持たせることができ、このために急激な
スイッチングによって発生するスパイク電圧を低減で
き、それによってモータの音響ノイズが低減される。
【0069】本発明の第3の発明のセンサレス・ブラシ
レスモータの駆動回路における中点帰還増幅器は、差動
接続された第1および第2のトランジスタと、第1のト
ランジスタのベースに接続された基準電源と、第2のト
ランジスタのベースに接続されたモータの各相の端子に
接続され中点電位を検出するための手段とを備えるよう
に構成されるので、モータの中点電位が変化しないよう
にでき、それによってモータの誘起電圧を利用して回転
位置を精度よく検出でき、モータの回転ムラを低減でき
る。
【0070】本発明の第4の発明のセンサレス・ブラシ
レスモータの駆動回路における中点帰還増幅器は、さら
に、差動トランジスタの第1のトランジスタのコレクタ
端子に接続された第1のカレントミラー回路を構成する
第3および第4のトランジスタと、差動トランジスタの
第2のトランジスタのコレクタ端子に接続された第2の
カレントミラー回路を構成する第5および第6のトラン
ジスタと、第2のカレントミラー回路を構成する第6の
トランジスタのコレクタ端子に接続された第3のカレン
トミラー回路を構成する第7および第8のトランジスタ
とを備えるように構成されるので、モータの中点電位が
変化しないようにでき、それによってモータの誘起電圧
を利用して回転位置を精度よく検出でき、モータの回転
ムラを低減できる。
【0071】本発明の第5の発明のセンサレス・ブラシ
レスモータの駆動回路のバッファ回路は、各相ごとにバ
ッファを有し、その各相のバッファは、転流切換え回路
からの転流切換え信号、並びに中点帰還増幅器からの制
御信号を受け、転流切換え回路からの転流切換え信号に
従って駆動トランジスタを駆動する第1および第2の駆
動信号を出力すると共に、中点帰還増幅器からの制御信
号に従ってその第1および第2の駆動信号を増減させる
ように構成されるので、モータの中点電位が変化しない
ようにでき、それによってモータの誘起電圧を利用して
回転位置を精度よく検出でき、モータの回転ムラを低減
できる。
【0072】本発明の第6の発明のセンサレス・ブラシ
レスモータの駆動回路の各相のバッファは、転流切換え
回路からの転流切換え信号をベースに受け、中点帰還増
幅器からの第1の制御信号をエミッタに受ける第1のト
ランジスタと、第1のトランジスタのコレクタ端子に流
れる電流を第1の出力端子に供給する第1のカレントミ
ラー回路と、転流切換え回路からの転流切換え信号をベ
ースに受け、中点帰還増幅器からの第2の制御信号をエ
ミッタに受ける第2のトランジスタと、第2のトランジ
スタのコレクタ端子に流れる電流を取り出す第2のカレ
ントミラー回路と、第2のカレントミラー回路に流れる
電流を第2の出力端子に供給する第3のカレントミラー
回路とを備えるように構成されるので、モータの中点電
位が変化しないようにでき、それによってモータの誘起
電圧を利用して回転位置を精度よく検出でき、モータの
回転ムラを低減できる。
【0073】本発明の第7の発明のセンサレス・ブラシ
レスモータの駆動回路の転流切換え制御信号発生回路
は、U相,V相,W相の位置信号のそれぞれの立ち上が
りおよび立ち下がりを検出する複数の立ち上がりエッジ
検出回路および立ち下がりエッジ検出回路と、立ち上が
りエッジ検出回路および立ち下がりエッジ検出回路から
の出力検出信号のOR演算をするOR回路と、OR回路
の出力パルスの6進カウントを行う6進カウンタとを備
えるように構成されるので、駆動トランジスタのスイッ
チング電流に傾きを持たせることができ、このために急
激なスイッチングによって発生するスパイク電圧を低減
でき、それによってモータの音響ノイズが低減される。
【0074】本発明の第8の発明のセンサレス・ブラシ
レスモータの駆動回路のソフトスイッチング回路は、各
中間電流を供給する複数の第1の中間電流供給回路およ
び第2の中間電流供給回路と、第1および第2の中間電
流供給回路からの各中間電流に基づいて転流切換え信号
を生成する転流切換え信号発生回路から構成されるの
で、駆動トランジスタのスイッチング電流に傾きを持た
せることができ、このために急激なスイッチングによっ
て発生するスパイク電圧を低減でき、それによってモー
タの音響ノイズが低減される。
【0075】本発明の第9の発明のセンサレス・ブラシ
レスモータの駆動回路の位相信号発生回路は、U相,V
相の位置信号を受ける第1のANDゲートと、V相,W
相の位置信号を受ける第2のANDゲートと、W相,U
相の位置信号を受ける第3のANDゲートと、各U相,
V相,W相の相互の位置信号を受ける複数のANDゲー
トと、そのANDゲートからの出力信号のNOR演算を
行うNOR回路とを備えるように構成されるので、駆動
トランジスタのスイッチング電流に傾きを持たせること
ができ、このために急激なスイッチングによって発生す
るスパイク電圧を低減でき、それによってモータの音響
ノイズが低減される。
【0076】本発明の第10の発明のセンサレス・ブラ
シレスモータの駆動回路の台形位相信号生成回路は、位
相信号発生回路からの位相信号によってオンオフされる
スイッチと、スイッチの一方の端子と電源との間に接続
された第1の定電流源と、スイッチの他方の端子とグラ
ウンド間に接続された第2の定電流源と、スイッチの一
方の端子とグラウンド間に接続されたコンデンサとから
構成されるので、駆動トランジスタのスイッチング電流
に傾きを持たせることができ、このために急激なスイッ
チングによって発生するスパイク電圧を低減でき、それ
によってモータの音響ノイズが低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1によるセンサレス・ブ
ラシレスモータの駆動回路のブロック構成を示す図であ
る。
【図2】 本発明の実施の形態1による中点帰還増幅器
900の詳細回路を示す図である。
【図3】 本発明の実施の形態1による転流切換え回路
650の詳細回路を示す図である。
【図4】 本発明の実施の形態1および実施の形態2で
用いられるバッファ210の詳細回路を示す図である。
【図5】 本発明の実施の形態1の動作を示すタイミン
グチャートである。
【図6】 本発明の実施の形態1によるモータ10の出
力電圧の波形を示す図である。
【図7】 本発明の実施の形態1においてモータ駆動電
流が変化した時のモータ10の端子電圧波形を示す図で
ある。
【図8】 本発明の実施の形態2によるモータ駆動回路
のブロック構成を示す図である。
【図9】 本発明の実施の形態2による転流切換え制御
信号発生回路670の詳細回路を示す図である。
【図10】 本発明の実施の形態2による転流切換え制
御信号発生回路670中の6進カウンタの詳細回路を示
す図である。
【図11】 本発明の実施の形態2による位相信号発生
回路800の詳細回路を示す図である。
【図12】 本発明の実施の形態2による位相信号発生
回路800の動作を示すタイミングチャートである。
【図13】 本発明の実施の形態2による台形位相信号
生成回路850の詳細回路を示す図である。
【図14】 本発明の実施の形態2によるソフトスイッ
チング回路700の詳細回路を示す図である。
【図15】 本発明の実施の形態2によるソフトスイッ
チング回路700の詳細回路を示す図である。
【図16】 本発明の実施の形態2の動作を示すタイミ
ングチャートである。
【図17】 本発明の実施の形態2によるモータ10の
端子電圧の波形を示す図である。
【図18】 従来技術のセンサレス・ブラシレスモータ
の駆動回路を示すブロック図である。
【図19】 従来技術における端子電位圧縮回路300
の詳細回路を示す図である。
【図20】 従来技術における端子電位補正回路400
の詳細回路を示す図である。
【図21】 従来技術における位置検出回路500の詳
細回路を示す図である。
【図22】 従来技術における転流切換え回路600の
詳細回路を示す図である。
【図23】 従来技術によるモータ10の端子電圧の波
形を示す図である。
【図24】 従来技術のモータ駆動回路においてモータ
駆動電流が変化した時のモータ10の端子電圧波形を示
す図である。
【図25】 従来技術のモータ駆動回路の動作のタイミ
ングチャートを示す図である。
【図26】 従来技術のモータ駆動回路における転流切
換え回路600の出力とU相出力とのタイミング関係を
示す図である。
【図27】 従来技術のモータにおける端子電圧の波形
を示す図である。
【符号の説明】
モータ10、100…モータ駆動トランジスタ回路、1
01〜106…駆動トランジスタ、200…バッファ回
路、210〜230…バッファ、300…端子電位圧縮
回路、500…位置検出回路、650…転流切換え回
路、670…転流切換え制御信号発生回路、690…6
進カウンタ、700…ソフトスイッチング回路、800
…位相信号発生回路、850…台形位相信号生成回路、
900…中点帰還増幅器、950…転流切換え回路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3巻線を有するモータ、前記モータの端
    子電圧からロータの位置を検出する位置検出回路、前記
    位置検出回路からの位置信号に基づいて転流切換え信号
    を生成する転流切換え回路およびモータ駆動電流を供給
    するモータ駆動トランジスタ回路から構成され、前記モ
    ータ駆動電流に基づいてモータの回転を制御するセンサ
    レス・ブラシレスモータの駆動回路において:前記転流
    切換え回路からの転流切換え信号に従ってモータを駆動
    する駆動信号を供給するバッファ回路と、 前記モータの端子電圧の中点電位を検出し、その中点電
    位を基準電圧と比較し、前記モータの端子電圧の中点電
    位が基準電位より高い場合に第1の出力を前記バッファ
    回路に出力し、前記モータの端子電圧の中点電位が基準
    電位より低い場合に第2の出力を前記バッファ回路に出
    力する中点帰還増幅器とを備え、 前記モータの端子電圧の中点電位が基準電位より高い場
    合、前記バッファ回路はモータの端子電圧の中点電位を
    下げるように動作し、前記モータの端子電圧の中点電位
    が基準電位より低い場合はモータの端子電圧の中点電位
    を上げるように動作することを特徴とするセンサレス・
    ブラシレスモータの駆動回路。
  2. 【請求項2】 3巻線を有するモータ、前記モータの端
    子電圧からロータの位置を検出する位置検出回路、前記
    位置検出回路からの位置信号に基づいて転流切換え信号
    を生成する転流切換え回路およびモータ駆動電流を供給
    するモータ駆動トランジスタ回路から構成され、前記モ
    ータ駆動電流に基づいてモータの回転を制御するセンサ
    レス・ブラシレスモータの駆動回路において:前記モー
    タの端子電圧の中点電位を検出し、その中点電位を基準
    電圧と比較し、前記モータの端子電圧の中点電位が基準
    電位より高い場合に第1の出力を前記バッファ回路に出
    力し、前記モータの端子電圧の中点電位が基準電位より
    低い場合に第2の出力を前記バッファ回路に出力する中
    点帰還増幅器と、 位置検出回路からの位置信号に基づいて位相信号を生成
    する位相信号発生回路と、 前記位相信号発生回路からの位相信号によって台形位相
    信号を生成する台形位相信号生成回路と、 前記位置検出回路からの位相信号を受け転流切換え制御
    信号を発生する転流切換え制御信号発生回路、および前
    記転流切換え制御信号と前記台形位相信号生成回路から
    の台形位相信号を受け台形波転流切替え信号を生成する
    ソフトスイッチング回路とを有する転流切換え回路とを
    備え、 前記モータの端子電圧の中点電位が基準電位より高い場
    合、前記バッファ回路はモータの端子電圧の中点電位を
    下げるように動作し、前記モータの端子電圧の中点電位
    が基準電位より低い場合はモータの端子電圧の中点電位
    を上げるように動作することを特徴とするセンサレス・
    ブラシレスモータの駆動回路。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のセンサレス・ブ
    ラシレスモータの駆動回路において:前記中点帰還増幅
    器は;差動接続された第1および第2のトランジスタ
    と、 前記第1のトランジスタのベースに接続された基準電源
    と、 前記第2のトランジスタのベースに接続されたモータの
    各相の端子に接続され中点電位を検出するための手段と
    を備え、 前記中点電位が基準電位より高い場合、前記差動トラン
    ジスタの第2のトランジスタが制御信号を供給し、前記
    中点電位が基準電位より低い場合は前記差動トランジス
    タの第1のトランジスタが制御信号を供給することによ
    って、モータの端子電圧の中点電位を常に基準電位と同
    じになるように制御することを特徴とするセンサレス・
    ブラシレスモータの駆動回路。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のセンサレス・ブラシレス
    モータの駆動回路において:前記中点帰還増幅器は、さ
    らに、 前記差動トランジスタの第1のトランジスタのコレクタ
    端子に接続された第1のカレントミラー回路を構成する
    第3および第4のトランジスタと、 前記差動トランジスタの第2のトランジスタのコレクタ
    端子に接続された第2のカレントミラー回路を構成する
    第5および第6のトランジスタと、 前記第2のカレントミラー回路を構成する第6のトラン
    ジスタのコレクタ端子に接続された第3のカレントミラ
    ー回路を構成する第7および第8のトランジスタとを備
    え、 前記差動トランジスタの第2のトランジスタに電流が流
    れるとき、前記第2のカレントミラー回路および前記第
    3のカレントミラー回路を介して電流を吐き出し、前記
    差動トランジスタの第1のトランジスタに電流が流れる
    とき、前記第1のカレントミラー回路を介して電流を引
    き込むことを特徴とするセンサレス・ブラシレスモータ
    の駆動回路。
  5. 【請求項5】 請求項1または2記載のセンサレス・ブ
    ラシレスモータの駆動回路において:前記バッファ回路
    は各相ごとにバッファを有し、前記各相のバッファは;
    転流切換え回路からの転流切換え信号、並びに中点帰還
    増幅器からの第1の制御信号および第2の制御信号を受
    け、転流切換え回路からの転流切換え信号に従って駆動
    トランジスタを駆動する第1および第2の駆動信号を出
    力し、前記中点帰還増幅器からの第1の制御信号に従っ
    て前記第1の駆動信号を増減させ、前記第2の制御信号
    に従って前記第2の駆動信号を増減させることを特徴と
    するセンサレス・ブラシレスモータの駆動回路。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のセンサレス・ブラシレス
    モータの駆動回路において:前記各相のバッファは;前
    記転流切換え回路からの転流切換え信号をベースに受
    け、前記中点帰還増幅器からの第1の制御信号をエミッ
    タに受ける第1のトランジスタと、 前記第1のトランジスタのコレクタ端子に流れる電流を
    第1の出力端子に供給する第1のカレントミラー回路
    と、 前記転流切換え回路からの転流切換え信号をベースに受
    け、前記中点帰還増幅器からの第2の制御信号をエミッ
    タに受ける第2のトランジスタと、 前記第2のトランジスタのコレクタ端子に流れる電流を
    取り出す第2のカレントミラー回路と、 前記第2のカレントミラー回路に流れる電流を第2の出
    力端子に供給する第3のカレントミラー回路とを備え、 前記転流切換え回路からの転流切換え信号に従って駆動
    トランジスタを駆動する駆動信号を第1および第2の端
    子に出力し、前記中点帰還増幅器からの第1の制御信号
    に従って前記第1の端子の駆動電流を増減させ、前記中
    点帰還増幅器からの第2の制御信号に従って前記第2の
    端子の駆動電流を増減させることを特徴とするセンサレ
    ス・ブラシレスモータの駆動回路。
  7. 【請求項7】 請求項2記載のセンサレス・ブラシレス
    モータの駆動回路において:前記転流切換え制御信号発
    生回路は、 U相,V相,W相の位置信号のそれぞれの立ち上がりお
    よび立ち下がりを検出する複数の立ち上がりエッジ検出
    回路および立ち下がりエッジ検出回路と、 前記立ち上がりエッジ検出回路および立ち下がりエッジ
    検出回路からの出力検出信号のOR演算をするOR回路
    と、 前記OR回路の出力パルスの6進カウントを行う6進カ
    ウンタと、を備えたことを特徴とするセンサレス・ブラ
    シレスモータの駆動回路。
  8. 【請求項8】 請求項2記載のセンサレス・ブラシレス
    モータの駆動回路において:前記ソフトスイッチング回
    路は、各中間電流を供給する複数の第1の中間電流供給
    回路および第2の中間電流供給回路と、前記第1および
    第2の中間電流供給回路からの各中間電流に基づいて転
    流切換え信号を生成する転流切換え信号発生回路から構
    成され;前記第1の中間電流供給回路は:ベース端子に
    台形位相信号を受ける第1のトランジスタと、 ベース端子に第1の基準電圧を受け、前記第1のトラン
    ジスタと差動接続された第2のトランジスタと、 前記の第2のトランジスタのコレクタ端子と電源との間
    に接続された第3のトランジスタと、 前記第1のトランジスタのエミッタとグラウンドとの間
    に直列接続された第1の定電流源と第1のスイッチと、 前記第2のトランジスタのエミッタとグラウンドとの間
    に直列接続された第2の定電流源と第2のスイッチとか
    ら構成され、 前記転流切換え制御信号発生回路からの転流切換え制御
    信号が論理「H」のときは第1および第2のトランジス
    タをオフし、転流切換え制御信号が論理「L」のときは
    第1および第2のトランジスタをオンし、台形位相信号
    生成回路からの台形位相信号と前記第1の基準電圧とを
    比較することによって、台形位相信号が反転された中間
    電流を第3のトランジスタとカレントミラー接続された
    前記転流切換え信号発生回路中のトランジスタに供給
    し、 前記第2の中間電流供給回路は:ベース端子に台形位相
    信号を受ける第4のトランジスタと、 ベース端子に第2の基準電圧を受け、前記第4のトラン
    ジスタと差動接続された第5のトランジスタと、 前記の第3のトランジスタのコレクタ端子と電源との間
    に接続された第6のトランジスタと、 前記第4のトランジスタのエミッタとグラウンドとの間
    に直列接続された第3の定電流源と第3のスイッチと、 前記第5のトランジスタのエミッタとグラウンドとの間
    に直列接続された第4の定電流源と第4のスイッチとか
    ら構成され、 前記転流切換え制御信号発生回路からの転流切換え制御
    信号が論理「H」のときは第4および第5のトランジス
    タをオフし、転流切換え制御信号が論理「L」のときは
    第4および第5のトランジスタをオンし、台形位相信号
    生成回路からの台形位相信号と前記第2の基準電圧とを
    比較することによって、台形位相信号が反転されない中
    間電流を第6のトランジスタとカレントミラー接続され
    た前記転流切換え信号発生回路中のトランジスタに供給
    し、 前記転流切換え信号発生回路は:前記第1および第2の
    中間電流供給回路中の電流供給トランジスタとカレント
    ミラー接続され、各エミッタが電源に接続された複数の
    第1のトランジスタ群および複数の第2のトランジスタ
    群と、 一端が前記第1のトランジスタ群の第1および第2のト
    ランジスタのコレクタに接続された第1の抵抗と、 一端が前記第1のトランジスタ群の第3および第4のト
    ランジスタのコレクタに接続された第2の抵抗と、 一端が前記第1のトランジスタ群の第5および第6のト
    ランジスタのコレクタに接続された第3の抵抗と、 一端が前記第1、第2および第3の抵抗の他端に接続さ
    れ、その他端がグラウンドに接続された電圧源と、 カレントミラー接続された一方のトランジスタのコレク
    タが前記第2のトランジスタ群の第2および第3のトラ
    ンジスタのコレクタに接続され、カレントミラー接続さ
    れた他方のトランジスタのコレクタが前記第3の抵抗の
    一端に接続された第1のカレントミラー回路と、 カレントミラー接続された一方のトランジスタのコレク
    タが前記第2のトランジスタ群の第4および第5のトラ
    ンジスタのコレクタに接続され、カレントミラー接続さ
    れた他方のトランジスタのコレクタが前記第2の抵抗の
    一端に接続された第2のカレントミラー回路と、 カレントミラー接続された一方のトランジスタのコレク
    タが前記第2のトランジスタ群の第6および第1のトラ
    ンジスタのコレクタに接続され、カレントミラー接続さ
    れた他方のトランジスタのコレクタが前記第1の抵抗の
    一端に接続された第3のカレントミラー回路と、 電源と前記第1の抵抗の一端間に接続された第1の定電
    流源と、 電源と前記第2の抵抗の一端間に接続された第2の定電
    流源と、 電源と前記第3の抵抗の一端間に接続された第3の定電
    流源と、 前記第1の抵抗の一端に接続された第3の出力端子と、 前記第2の抵抗の一端に接続された第2の出力端子と、 前記第3の抵抗の一端に接続された第1の出力端子とか
    ら構成され、 前記転流切換え制御信号に基づいて転流切換え信号を供
    給することを特徴とするセンサレス・ブラシレスモータ
    の駆動回路。
  9. 【請求項9】 請求項2記載のセンサレス・ブラシレス
    モータの駆動回路において:前記位相信号発生回路は、 U相,V相の位置信号を受ける第1のANDゲートと、 V相,W相の位置信号を受ける第2ANDゲートと、 W相,U相の位置信号を受ける第3のANDゲートと、 前記各ANDゲートからの出力信号のNOR演算を行う
    NOR回路とを備え、各U相,V相,W相の位置信号か
    ら論理「H」、論理「L」を交互に繰り返す位相信号を
    生成することを特徴とするセンサレス・ブラシレスモー
    タの駆動回路。
  10. 【請求項10】 請求項2記載のセンサレス・ブラシレ
    スモータの駆動回路において:前記台形位相信号生成回
    路は、前記位相信号発生回路からの位相信号によってオ
    ンオフされるスイッチと、前記スイッチの一方の端子と
    電源との間に接続された第1の定電流源と、前記スイッ
    チの他方の端子とグラウンド間に接続された第2の定電
    流源と、前記スイッチの一方の端子とグラウンド間に接
    続されたコンデンサとから構成され、 前記位相信号が論理「H」のときにスイッチをオンしコ
    ンデンサを充電し、前記位相信号が論理「L」のときに
    スイッチをオフしコンデンサを放電するように動作する
    ことを特徴とするセンサレス・ブラシレスモータの駆動
    回路。
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