JPH1028805A - 封水を循環使用する膜脱気装置 - Google Patents
封水を循環使用する膜脱気装置Info
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- JPH1028805A JPH1028805A JP20301296A JP20301296A JPH1028805A JP H1028805 A JPH1028805 A JP H1028805A JP 20301296 A JP20301296 A JP 20301296A JP 20301296 A JP20301296 A JP 20301296A JP H1028805 A JPH1028805 A JP H1028805A
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Abstract
水循環ラインでの腐食を防止する。 【解決手段】真空ポンプ9が接続され、内部を気液分離
膜によって流路側と減圧側に区分した膜モジュール7へ
原水を供給し、原水中の溶存気体を減圧側へ吸引する膜
脱気装置であって、上記真空ポンプ9に、膜モジュール
7へ送られている原水との間で熱交換を行う熱交換器8
とタンク内水位を調整する水位調整手段15を設けた封
水タンク10を有する封水循環ライン14を接続し、封
水を循環使用している膜脱気装置において、真空ポンプ
9から封水タンク10へ戻される循環水の一部を封水循
環ライン14から分岐させて排水する。
Description
気装置に関するものである。
した膜モジュールと、膜モジュール減圧側に接続した水
封式の真空ポンプを使用し、液体中の溶存気体を真空吸
引する脱気処理方法が広く行われている。真空ポンプに
使用される封水は、実開平3−59004号公報に記載
されているように、循環させて再利用することで節水化
している。しかし、真空ポンプから封水タンクへ戻され
る循環水は、膜モジュールにて脱気した気体と混合され
た状態で戻されているため、塩素ガスや炭酸ガスといっ
た気体が循環水に再溶存することとなり、循環を繰り返
すことで溶存気体濃度が上昇し、封水循環ラインに腐食
環境を作り出すこととなっていた。
する課題は、封水を循環使用する膜脱気装置において、
封水循環ラインでの腐食を防止することにある。
内部を気液分離膜によって流路側と減圧側に区分した膜
モジュールへ原水を供給し、原水中の溶存気体を減圧側
へ吸引する膜脱気装置であって、上記真空ポンプに、膜
モジュールへ送られている原水との間で熱交換を行う熱
交換器とタンク内水位を調整する水位調整手段を設けた
封水タンクを有する封水循環ラインを接続し、封水を循
環使用している膜脱気装置において、真空ポンプから封
水タンクへ戻される循環水の一部を封水循環ラインから
分岐させて排水する。真空ポンプ稼働時には封水の微量
排水を行い、新鮮な水を補給することで封水中の溶存気
体濃度が上昇するのを防止する。
説明する。図1は気液分離膜によって容器内部を流路側
と減圧側に区画し、減圧側に真空ポンプ9を接続してい
る膜モジュール7によって脱気を行う膜脱気装置の概要
のフローシートである。脱気装置へ通水する原水および
脱気処理の行われた脱気水を溜める脱気水タンク1には
水位検出装置2と原水供給制御弁3を設けておき、水位
検出装置2からの信号によって原水供給制御弁3を開閉
することで脱気水タンク内の水位を一定の高さに調整す
る。脱気水タンク1に溜められた原水を膜モジュール7
へ送り脱気処理を行う脱気ライン11には、脱気水タン
ク1側から順に原水入口弁4、循環ポンプ5、プレフィ
ルター6、熱交換器8、膜モジュール7を設け、得られ
た脱気水は脱気水使用側および脱気水タンクのどちらに
も送れるように配管を接続しておく。真空ポンプ9は膜
モジュール7の減圧側と真空ライン17によって接続し
ておき、真空ライン17の途中に真空電磁弁18を設け
る。脱気ライン11のプレフィルター6と熱交換器8の
間に、脱気ライン11から分岐させた封水補給ライン1
2を設け、封水補給ライン12は封水タンク10へ接続
し、封水補給ライン12の途中に封水タンク10内の水
位によって弁の開閉を行うボールタップ13を設ける。
また、封水タンク10内には水位がオーバーフロー開口
部19よりも高くなった場合に排水を行うオーバーフロ
ー管15を設けておくことで封水タンク10内の水位を
一定に保つ。封水タンク10に溜められた封水は封水循
環ライン14によって熱交換器8へ送られ、熱交換器8
で膜モジュール7へ送られている脱気ライン11の水と
熱交換後に真空ポンプ9へ送られて、封水として使用さ
れる。使用された封水は封水タンク10内へ戻される
が、封水タンク10内に設けた封水循環ライン14先端
近くには、オーバーフロー開口部19真上にあたる部分
に循環水排水口16を設けておき、封水循環ライン14
を戻ってきた封水の一部は循環水排水口16からオーバ
ーフロー管15へ排水されるようにする。
制御弁3を通して脱気水タンク1に溜められる。脱気水
タンク1内へ溜められた原水は、原水入口弁4を開き、
循環ポンプ5を稼働させることで脱気ライン11内を送
られ、プレフィルター6にてろ過を行い、熱交換器8を
通して膜モジュール7へ通水される。膜モジュール7内
では減圧側を真空ポンプ9にて真空化しており、流路側
に原水を通すと、原水中に含まれていた溶存気体が気液
分離膜を通して減圧側に吸引される。脱気処理された水
は脱気水使用側へ送られるが、脱気水の供給量が需要量
よりも多くなった場合には、脱気水は脱気水タンク1へ
戻される。
ポンプ9に使用される封水は封水タンク10内の水を循
環させて使用しており、循環使用による封水温度の上昇
を防止するために、熱交換器8にて冷却後に真空ポンプ
9へ送られる。真空ポンプ9では封水循環ライン14を
送られた封水で膜モジュール7の気体を吸引しており、
膜モジュール7からの気体と封水は封水タンク10へ送
られる。封水タンク10へ戻される封水の一部は循環水
排水口16よりオーバーフロー開口部19へ送られてお
り、真空ポンプ9稼働時には常に封水の一部が排水され
ることとなる。また、封水タンク10へ送られた気体も
オーバーフロー管15を通して排気される。封水を排水
することによって封水タンク10内の水位が低下する
と、ボールタップ13が開かれて封水補給ライン12を
通して新鮮な水が補給される。
プ稼働時には常に封水の微量排水を行え、排水と補給を
行うことで封水中の溶存気体濃度の上昇を防止し、封水
循環ラインが腐食環境となることを防止できる。また、
真空ポンプ停止時には封水の排水は起きないので、水が
無駄に排水されることはない。
Claims (2)
- 【請求項1】 真空ポンプが接続され、内部を気液分離
膜によって流路側と減圧側に区分した膜モジュールへ原
水を供給し、原水中の溶存気体を減圧側へ吸引する膜脱
気装置であって、上記真空ポンプに、膜モジュールへ送
られている原水との間で熱交換を行う熱交換器とタンク
内水位を調整する水位調整手段を設けた封水タンクを有
する封水循環ラインを接続し、封水を循環使用している
膜脱気装置において、真空ポンプから封水タンクへ戻さ
れる循環水の一部を封水循環ラインから分岐させて排水
する循環水排水口を設けたことを特徴とする封水を循環
使用する膜脱気装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の封水を循環使用する膜
脱気装置において、循環水排水口からの排水は封水タン
ク内に設けたオーバーフロー管に送り込む構成としたこ
とを特徴とする封水を循環使用する膜脱気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20301296A JP3322798B2 (ja) | 1996-07-12 | 1996-07-12 | 封水を循環使用する膜脱気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP20301296A JP3322798B2 (ja) | 1996-07-12 | 1996-07-12 | 封水を循環使用する膜脱気装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1028805A true JPH1028805A (ja) | 1998-02-03 |
JP3322798B2 JP3322798B2 (ja) | 2002-09-09 |
Family
ID=16466883
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20301296A Expired - Fee Related JP3322798B2 (ja) | 1996-07-12 | 1996-07-12 | 封水を循環使用する膜脱気装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3322798B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AT16829U1 (de) * | 2019-10-30 | 2020-10-15 | Bvs Wassertechnik Gmbh | Membranentgasungsvorrichtung zur Trennung von Gasen aus einem Fluidstrom |
WO2023058298A1 (ja) * | 2021-10-05 | 2023-04-13 | 野村マイクロ・サイエンス株式会社 | 液封式ポンプの運転方法、膜脱気装置、純水製造システム及び純水製造方法 |
-
1996
- 1996-07-12 JP JP20301296A patent/JP3322798B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AT16829U1 (de) * | 2019-10-30 | 2020-10-15 | Bvs Wassertechnik Gmbh | Membranentgasungsvorrichtung zur Trennung von Gasen aus einem Fluidstrom |
WO2023058298A1 (ja) * | 2021-10-05 | 2023-04-13 | 野村マイクロ・サイエンス株式会社 | 液封式ポンプの運転方法、膜脱気装置、純水製造システム及び純水製造方法 |
JP2023055128A (ja) * | 2021-10-05 | 2023-04-17 | 野村マイクロ・サイエンス株式会社 | 液封式ポンプの運転方法、膜脱気装置、純水製造システム及び純水製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3322798B2 (ja) | 2002-09-09 |
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