JPH10287468A - 圧電性薄膜、その製造方法、圧電体素子およびインクジェットプリンタヘッド - Google Patents

圧電性薄膜、その製造方法、圧電体素子およびインクジェットプリンタヘッド

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JPH10287468A
JPH10287468A JP9120797A JP9120797A JPH10287468A JP H10287468 A JPH10287468 A JP H10287468A JP 9120797 A JP9120797 A JP 9120797A JP 9120797 A JP9120797 A JP 9120797A JP H10287468 A JPH10287468 A JP H10287468A
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JP
Japan
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layer
piezoelectric
thin film
piezoelectric thin
niobium
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Withdrawn
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JP9120797A
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English (en)
Inventor
Koji Sumi
浩二 角
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/14Structure thereof only for on-demand ink jet heads
    • B41J2/14201Structure of print heads with piezoelectric elements
    • B41J2/14233Structure of print heads with piezoelectric elements of film type, deformed by bending and disposed on a diaphragm
    • B41J2002/14258Multi layer thin film type piezoelectric element

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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い圧電d定数を維持しうる圧電性薄膜、圧
電体素子およびインクジェットプリンタヘッドを提供す
る。 【解決手段】 ニオブ(Nb)が添加された圧電性物質
を含む第1層100に、圧電性物質を含む第2層200
を積層して構成された圧電性薄膜である。ニオブの添加
により、薄膜全体の特性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットプ
リンタヘッドの圧電体素子や、不揮発性半導体記憶装
置、薄膜コンデンサ、センサ、表面弾性波光学導波管、
光学記憶装置、空間光変調器等に用いられる圧電性薄膜
に係り、特に、積層した一層の組成を特定化することに
より、誘電率等の誘電体薄膜層の特性を向上する技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、圧電体素子に用いられる圧電性薄
膜としては、ジルコン酸チタン酸鉛(PZT)等の強誘
電体セラミックスが用いられていた。強誘電体セラミッ
クスは、ペロブスカイト構造を示すことが知られてお
り、例えば、特開平3−69512号公報にその具体例
が開示されている。
【0003】さて、強電体薄膜の特性を表わす指標とし
て、圧電g定数と誘電率との積に相関する圧電d定数が
用いられる。ここで、圧電g定数とは、電場と応力との
間の比例係数をいい、圧電d定数とは、圧電体の変位量
と電場との比例係数のことをいう。同一の印加電圧であ
れば圧電d定数が高い程、体積変化が大きいとされる。
つまり、圧電g定数と誘電率とはともに高いことが望ま
しい。
【0004】圧電d定数は、強誘電体セラミックスの分
子の極性に配向性を持たすこと、すなわち配向分極を促
進することにより向上される。この配向分極は主として
チタン酸鉛(PbTiO3)によりもたらされる。とこ
ろが、チタン酸鉛の誘電率が比較的低いため、チタン酸
鉛だけ形成する圧電性薄膜の圧電d定数には一定の限界
がある。このため、誘電性を高める物質であるニオブ
(Nb)をチタン酸鉛に加えることも考えられる。
【0005】しかしながら、ニオブは誘電率を高めるに
も関らず、圧電g定数を少なくする作用があるため、あ
まりに多くのニオブをチタン酸鉛に添加すれば、結局圧
電d定数が低下してしまい不適当である。ニオブを用い
ながらも、チタン酸鉛の備える配向性を損なわない層構
造を考案する必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、上
記事項に鑑み、高い圧電d定数を維持しうる圧電性薄膜
を提供することを目的にする。
【0007】すなわち、本発明の第1の課題は、複数の
層のうち1層にニオブを添加することにより、圧電性薄
膜の圧電特性を向上させることを目的とし、同一の電圧
であれば従来より多くの体積変化を生じ、また、同一の
圧力が印加されれば従来より多くの電圧変化を生ずる圧
電性薄膜の層構造を提供することである。これにより、
より特性のよい圧電体素子、インクジェットプリンタヘ
ッドを提供するものである。
【0008】また、本発明の第2の課題は、良好な圧電
特性を維持しうる強誘電体セラミックスの組成を提供す
ることである。
【0009】また、本発明の第3の課題は、本発明第1
の課題の圧電性薄膜等を製造しうる好適な製造方法を提
供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ニオブ(Nb)が添加された圧電性物質を含む第1
層に、圧電性物質を含む第2層を積層して構成された圧
電性薄膜である。
【0011】請求項2に記載の発明では、前記第1層
は、チタン酸鉛(PbTiO3)、ジルコン酸チタン酸鉛
(Pb(Zr、Ti)O3:PZT)、ジルコン酸鉛
(PbZrO3)にニオブ(Nb)を添加して構成され
る請求項1に記載の圧電性薄膜である。
【0012】請求項3に記載の発明は、前記第1層は、
組成式 Pb(TixNby)O3(y>0、x+y=1) からなる強電性物質を含む請求項1に記載の圧電性薄膜
である。
【0013】請求項4に記載の発明では、前記第1層
は、ニオブ(Nb)の含有率が5原子%より大きく、1
5原子%より小さい請求項3に記載の圧電性薄膜であ
る。
【0014】請求項5に記載の発明では、前記第2層
は、ジルコン酸チタン酸鉛(Pb(Zr、Ti)O3
PZT)、チタン酸鉛ランタン((Pb,La)TiO
3)、ジルコン酸チタン酸鉛ランタン((Pb,La)
(Zr、Ti)O3:PLZT)またはマグネシウムニ
オブ酸ジルコン酸チタン酸鉛(Pb(Mg1/3Nb2/3
ZrTiO3)のうちいずれかの圧電性物質を含む請求
項1に記載の圧電性薄膜である。
【0015】請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請
求項5のいずれかに記載の圧電性薄膜を導電性のある電
極薄膜で狭持させた圧電体素子である。
【0016】請求項7に記載の発明は、請求項1乃至請
求項5のいずれかに記載の圧電性薄膜を導電性のある電
極薄膜で狭持した圧電体素子を、インクが充填される圧
力室基板の少なくとも一方の面に設けられた振動板上に
備えたインクジェットプリンタヘッドである。
【0017】請求項8に記載の発明は、ニオブ(Nb)
が添加された圧電性物質を含む溶解液を用いて第1層を
形成し、当該第1層上に、圧電性物質を含む溶解液を用
いて第2層をさらに積層することを特徴とする圧電性薄
膜の製造方法である。
【0018】請求項9に記載の発明では、前記第1層の
形成は、当該第1層の溶解液を一定の膜厚に塗布する第
1層形成工程と、前記第1層形成工程後に一定の雰囲気
下で乾燥させる乾燥工程と、前記乾燥工程を経た前記第
1層をさらに焼結する焼結工程と、により行われる請求
項8の圧電性薄膜の製造方法である。
【0019】請求項10に記載の発明では、前記第1層
の溶解液は、2−n−ブトキシエタノールを主溶媒とし
たイミノジエタノールを添加した溶媒に、酢酸鉛三水和
物(Pb(CH3COO)2・3H2O)、チタニウムテ
トライソプロポキシド(Ti(CH3CH2CH2O)4
およびペンタエタキシニオブ(Nb(OC255)を
含む溶質を解かした溶解液である請求項8に記載の圧電
性薄膜の製造方法である。
【0020】請求項11に記載の発明では、前記第1層
の溶質の有機金属の金属分を、前記溶媒に15重量%以
下の濃度で調合する請求項10に記載の圧電性薄膜の製
造方法である。
【0021】請求項12に記載の発明では、前記イミノ
ジエタノールの添加量は、チタニウムイソプロポキシド
およびペンタエタキシニオブに含まれるアルコキシド基
の総モル量と、イミノジエタノールのモル量と、が等量
になるよう調合される請求項10に記載の圧電性薄膜の
製造方法である。
【0022】請求項13に記載の発明では、前記第2層
の形成は、前記第2層の溶解液を一定の膜厚に塗布し、
前記第2層を形成する第2層形成工程と、前記第2層形
成工程後に一定の雰囲気下で乾燥させる乾燥工程と、前
記乾燥工程を経た前記第2層をさらに焼結する焼結工程
と、により行われる請求項8の圧電性薄膜の製造方法で
ある。
【0023】請求項14に記載の発明では、前記第2層
の溶解液は、2−n−ブトキシエタノールを主溶媒とし
たイミノジエタノールを添加した溶媒に、酢酸鉛三水和
物(Pb(CH3COO)2・3H2O)、チタニウムテ
トライソプロポキシド(Ti(CH3CH2CH
2O)4)、ペンタエタキシニオブ(Nb(OC
255)、テトラ−n−プロポキシジルコニウム(Z
r(O−n−C374)および酸化マグネシウム(M
g(CH3COO)2・5H2O)を含む溶質を解かした
溶解液である請求項8に記載の圧電性薄膜の製造方法で
ある。
【0024】請求項15に記載の発明は、前記第2層の
溶質の有機金属の金属分を、前記溶媒に15重量%以下
の濃度で調合する請求項14に記載の圧電性薄膜の製造
方法である。
【0025】請求項16に記載の発明は、前記イミノジ
エタノールの添加量は、チタニウムイソプロポキシド、
ペンタエタキシニオブおよびテトラ−n−プロポキシジ
ルコニウムに含まれるアルコキシド基の総モル量と、イ
ミノジエタノールのモル量と、が等量になるよう調合さ
れる請求項14に記載の圧電性薄膜の製造方法である。
【0026】
【発明の実施の形態】次に、本発明の最良の実施の形態
を図面を参照して説明する。本実施形態では本発明の圧
電性薄膜を、特にインクジェットプリンタヘッドの圧電
体素子に適用したものである。
【0027】(インクジェットプリンタヘッドの構成)
図1に示すように、本形態のインクジェットプリンタヘ
ッドは、ノズル板1、圧力室基板2、振動板3および圧
電体素子4を備えて構成されている。
【0028】ノズル板1は、圧力室基板2に複数設けら
れたキャビティ(圧力室)21の各々に対応する位置に
そのノズル11が配置されるよう、圧力室基板2に貼り
合わせられて構成されている。
【0029】圧力室基板2は、キャビティ21、側壁2
2、リザーバ23および供給口24を備えている。キャ
ビティ21は、シリコン等の基板をエッチングすること
により形成され、側壁22は、キャビティ21間を仕切
るよう構成され、リザーバ23は、各キャビティ21に
インク充填時にインクを供給可能な共通の流路として構
成されている。供給口24は、各キャビティ21にイン
クを導入可能に構成されている。
【0030】振動板3は、圧力室基板2の一方の面に貼
り合わせ可能に構成されている。
【0031】圧電体素子4は、本発明の圧電性薄膜であ
り、振動板3上に所定の形状で形成されて構成されてい
る。
【0032】(圧電素子の層構造)振動板3および圧電
体素子4の層構造については、図2に示すように、振動
板3が、絶縁膜102および下部電極膜103を積層し
て構成され、圧電体素子4が、第1層100および第2
層200を積層し、さらに上部電極膜104を積層して
構成されている。
【0033】絶縁膜102は、導電性のない材料、例え
ば、シリコン基板を熱酸化等して形成された二酸化珪素
により構成され、圧電体層の体積変化により変形し、キ
ャビティ21の内部の圧力を瞬間的に高めることが可能
に構成されている。
【0034】下部電極膜103は、圧電体層に電圧を印
加するための上部電極膜104と対になる他方の電極で
あり、導電性を有する材料、例えば、チタン(Ti)
層、白金(Pt)層、チタン(Ti)層を積層して構成
されている。このように複数の層を積層して下部電極膜
を構成するのは、白金層と第1層、白金層と絶縁膜との
密着性を高めるためである。
【0035】第1層100は、ニオブ(Nb)が添加さ
れた圧電性セラミックスにより構成されている。圧電性
セラミックスの組成としては、チタン酸鉛(PbTiO
3)、ジルコン酸チタン酸鉛(Pb(Zr、Ti)O3
PZT)、ジルコン酸鉛(PbZrO3)が好ましい。
【0036】組成としてチタン酸鉛を用いる場合には、 Pb(TixNby)O3(y>0、x+y=1) …(1) という組成式により表わされることが好ましい。
【0037】第1層100のニオブ(Nb)の含有率
(式(1)のy)は、5原子%より大きく、15原子%
より小さいことが好ましく、特に10原子%程度が最も
好ましい。図4に示すように、Pb(TixNby)O
3中のニオブ含有量が増えると、第1層100自体の誘
電率は徐々に上昇する。しかし、図5に示すように、第
1層100に第2層200を積層した圧電性薄膜全体で
の圧電d定数は、ニオブの含有量が10原子%付近で最
高値を示し、それよりニオブの含有量が増えても、圧電
d定数は向上しない。したがって、ニオブ含有量が5原
子%より大きく15原子%より小さく、特に、10原子
%付近であることが好ましいのである。
【0038】第2層200は、良好に配向分極された強
誘電体セラミックスを含んで構成されている。この圧電
性セラミックスの組成としては、ジルコン酸チタン酸鉛
(Pb(Zr、Ti)O3:PZT)、チタン酸鉛ラン
タン((Pb,La)TiO3)、ジルコン酸チタン酸
鉛ランタン((Pb,La)(Zr、Ti)O3:PL
ZT)またはマグネシウムニオブ酸ジルコン酸チタン酸
鉛(Pb((Mg1/3Nb2/3),Zr,Ti)O3)の
うちいずれかであることが好ましい。例えば、マグネシ
ウムニオブ酸ジルコン酸チタン酸鉛であれば、 Pb(Mg1/3Nb2/30.1Zr0.477Ti0.4233 という組成が好適である。
【0039】なお、ニオブを含有する組成では、ニオブ
の含有量が、第1層100のニオブより低く抑えられて
いることが望ましい。ニオブの含有量が高まると、圧電
d特性が低くなるからである。
【0040】上部電極膜104は、圧電体層に電圧を印
加するための一方の電極となり、導電性を有する材料、
例えば、膜厚0.1μmの白金(Pt)で構成されてい
る。
【0041】なお、各セラミックス層の膜厚は、あまり
に厚くすると、層全体の厚みが厚くなり、高い駆動電圧
が必要となり、あまりに薄くすると、膜厚を均一にでき
ずエッチング後に分離された各圧電体素子の特性がばら
ついたり、製造工数が多くなり、妥当なコストで製造で
きなくなったりする。
【0042】したがって、第1層の膜厚は、5nm〜1
00nm程度、第2層の膜厚は、500nm〜2000
nm程度が好ましい。
【0043】(作用)圧電体素子の特性を示す指標とし
て、圧電d定数がある。圧電d定数とは変位と電場との
間の常数をいう。圧電d定数は、圧電g定数と誘電率の
積に相関する。圧電g定数とは、電場と応力との間の比
例係数をいう。
【0044】ニオブを添加した第1層100と強誘電体
層である第2層200とを積層した場合の誘電率は、図
6に示すように、第1層100におけるニオブの含有率
が10原子%付近のとき最大値を示す。一方、この積層
構造における圧電g定数は、図7に示すように、第1層
におけるニオブの含有量にあまり変動を受けない。した
がって、この積層構造全体における圧電d定数は、図5
に示すように、図6の誘電率の変化曲線にほぼ比例した
ものとなる。
【0045】以上の事項により、第1層のようにニオブ
を添加した強誘電体セラミックスを用いると圧電性薄膜
全体の特性が改善されることが解る。
【0046】本発明の圧電体素子を用いたインクジェッ
トプリンタヘッドのインク滴吐出の原理を説明する。圧
電体素子4の下部電極103と上部電極104との間に
電圧が印加されていない場合、圧電性薄膜である第1層
100および第2層200には、体積変化を生じさせな
い。したがって、電圧が印加されない圧電体素子4に対
応するキャビティ21内の圧力に変化は生じず、ノズル
11からインク滴は吐出されない。
【0047】一方、圧電体素子4の下部電極103と上
部電極104との間に、圧電体素子に体積変化を生じさ
せる電圧が印加されている場合、第1層100および第
2層200は体積変化を生じる。したがって、電圧が印
加されている圧電体素子4が取り付けられた振動板3が
大きくたわみ、そのキャビティ21内の体積を減少させ
る。このためキャビティ21内の圧力が瞬間的に高ま
り、ノズル11からインク滴が吐出される。
【0048】(製造方法の説明)次に、本発明のインク
ジェットプリンタヘッドの製造方法を説明する。
【0049】第1工程(図3(a)〜(c)): まず、
シリコン基板101に振動板膜3となる絶縁膜102と
下部電極膜103とを形成する。シリコン基板101
は、例えば200μm程度、絶縁膜102は、1μm程
度の膜厚に形成する。下部電極膜103は、例えば、チ
タン層、白金層、チタン層を0.02μm,0.5μ
m、0.005μmの膜厚で積層する。これら層の製造
は、公知の直流スパッタ法等を用いる。
【0050】表1に、第1層100形成のための溶解液
の溶質および溶媒を示す。溶解液は、表1の溶質に含ま
れる有機金属の金属の重量%が、15重量%以下、望ま
しくは13重量%程度となるように調合して作る。ま
た、チタニウムイソプロポキシドとペンタエタキシニオ
ブとに含まれるアルコキシド基の総モル量と、イミノジ
エタノールのモル量と、が等量になるよう、イミノジエ
タノールの添加量を調整する。
【0051】
【表1】
【0052】上記溶媒中、2−n−ブトキシエタノール
は主溶媒である。イミノジエタノールは、酢酸鉛の溶解
を促進し、チタニウムテトライソプロポキシドやペンタ
エタキシニオブの加水分解を抑止する働きをする。
【0053】調合された溶解液を用いて、同図(a)の第
1層形成工程、同図(b)の乾燥工程を複数回(例えば3
回)繰り返す。
【0054】i) 第1層形成工程(同図(a)):調
合された溶解液を一定の膜厚に塗布しセラミックス層を
形成する。例えば、公知のスピンコート法を用いる場合
には、毎分1500回転程度の回転速度で0.1μm程
度塗布する。
【0055】ii) 乾燥工程(同図(b)):塗布直後
の溶解液はアモルファス状態の圧電体膜前駆体というも
のであり、結晶化していない。このため、塗布後、一定
温度(例えば180度)で一定時間(例えば10分程
度)乾燥させる。乾燥後、さらに有機溶媒を蒸発させる
べく、大気雰囲気下において、所定の高温(例えば40
0度)で一定時間(30分間)脱脂する。
【0056】iii) 焼結工程(同図(c)):3回重
ねてセラミックス層を形成した後、セラミックス層の結
晶化を促進し、圧電体としての特性を向上させるため
に、所定の雰囲気下で熱処理する。例えば、酸素雰囲気
下において、600度で5分間、さらに900度で1分
間加熱する。
【0057】上記処理により、第1層100が0.05
μm程度の膜厚で形成される。
【0058】第2工程(同図(d)〜(f)):上記工程で形
成された第1層100上に、さらに第2層200を積層
する。
【0059】表2に、第2層200形成のための溶解液
の溶質および溶媒を示す。溶解液は、表2の溶質に含ま
れる有機金属の金属の重量%が、15重量%以下、望ま
しくは13重量%程度となるように調合して作る。ま
た、チタニウムイソプロポキシドとペンタエタキシニオ
ブとテトラ−n−プロポキシジルコニウムとに含まれる
アルコキシド基の総モル量と、イミノジエタノールのモ
ル量と、が等量になるよう、イミノジエタノールの添加
量を調整する。
【0060】
【表2】
【0061】上記溶媒中、2−n−ブトキシエタノール
は主溶媒である。イミノジエタノールは、酢酸鉛の溶解
を促進し、チタニウムテトライソプロポキシドやペンタ
エタキシニオブの加水分解を抑止する働きをする。
【0062】調合された溶解液を用いて、同図(d)の第
2層形成工程、同図(e)の乾燥工程を複数回(例えば4
回)繰り返し、同図(f)の焼結工程を行う。焼結処理し
た後、再び第2層形成工程と乾燥工程とを複数回繰り返
し、再び焼結工程を行う。つまり、第2層200は、合
計8層のセラミックス層の積層構造から構成される。第
2層形成工程の詳細は第1層形成工程と同じであり、乾
燥工程および焼結工程も第1層と同様である。
【0063】上記処理により、第2層200が0.8μ
m程度の膜厚で形成される。
【0064】上部電極形成工程(同図(g)): 第2層
200の上に、さらに電子ビーム蒸着法、スパッタ法等
の技術を用いて、上部電極膜104を形成する。上部電
極の材料は、アルミニウム等を用いる。膜厚は100n
m程度にする。
【0065】エッチング工程(同図(h)): 各層を形
成後、振動板膜3上の積層構造を、各キャビティの形状
に合わせた形状になるようマスクし、その周囲をエッチ
ングし、上部電極膜と圧電体層を取り除く。すなわち、
スピンナー法、スプレー法等の方法を用いて均一な厚さ
のレジストを塗布し、露光・現像して、レジストを上部
電極膜104上に形成する。これに、通常用いるイオン
ミリング、あるいはドライエッチング法等を適用して、
不要な層構造部分を除去する。
【0066】さらに、圧力室基板2の他方の面にキャビ
ティ21を形成する。例えば、アルカリ水溶液を用いた
異方性ウエットエッチング、平行平板型反応性イオンエ
ッチング等の活性気体を用いた異方性ドライエッチング
を用いて、キャビティ空間のエッチングを行う。エッチ
ングされずに残された部分が側壁22になる。エッチン
グ後の圧力室基板2にノズル板1を樹脂等を用いて貼り
合わせる。このとき、各ノズル11が圧力室基板2のキ
ャビティ21の各々の空間に配置されるよう位置合せす
る。ノズル板1の貼り合わせられた圧力室基板2を筐体
に取り付ければ、インクジェットプリンタヘッドが完成
する。
【0067】(実施例)上記製造方法に基づいて、ニオ
ブ添加量を変化させて第1層100および第2層200
を形成し、その圧電性薄膜全体の特性を測定した(図5
乃至図7)。
【0068】なお、第1層100は、 Pb(TixNby)O3(x+y=1) という組成式において、yを0、0.05、0.1およ
び0.2と変化させた。また、第2層100は、 Pb(Mg1/3Nb2/30.1Zr0.477Ti0.4233 という組成式になるよう調合した。
【0069】図5に示すように、圧電d定数は、ニオブ
の含有量が10原子%程度(y=0.1)の付近で最大
値を示した。これは、図6に示すように、誘電率が、同
じニオブの含有量10原子%程度の付近で最大値を示す
ことに基づくと考えられる。一方、圧電g定数は、図7
に示すように、ニオブ含有量の多少によらず、ほぼ同等
の値を示1した。このことから、第1層におけるニオブ
の含有量を調節することで、圧電性薄膜全体の誘電率ひ
いては圧電d特性を大きく改善できることがわかる。
【0070】また、図8のX線回折強度からわかるよう
に、チタン酸鉛では、(100)配向のX線回折強度が
他の配向より突出している。このことから、(100)
配向が圧電性薄膜の特性改善に大きく寄与していること
がわかる。なお、Ptは、下部電極膜103の白金、S
iはシリコン基板101のシリコンを示している。
【0071】さらに、ニオブの含有量を2原子%、5原
子%および10原子%と変化させた場合、その順番にし
たがって第2層の柱状構造が発達する。すなわち、ニオ
ブ含有量が、図9の2原子%のときはほとんど柱状構造
が見られず、図10の5原子%のときから顕著に柱状構
造が発達する。さらに図11の10原子%のときには均
一に柱状構造が発達している。なお、図9乃至図11の
写真では、ニオブは、ジルコン酸チタン酸鉛(PZT)
に添加した。
【0072】このように、ニオブを第1層に一定量含有
させると、チタン酸鉛の柱状構造を促進することがわか
る。
【0073】さらに、比較例としてあげた図12乃至図
14のマンガン(Mg)を添加した第1層を用いた場合
と、図15乃至図17のニッケル(Ni)を添加した第
1層を用いた場合とに、顕著な柱状構造が見られない。
【0074】また、図18に示すように、第1層にニオ
ブを添加した場合と、ニオブ以外の元素(マンガン(M
g)やニッケル(Ni))を添加した場合とでは、その
含有率に対する誘電率が変化する。同図からわかるよう
に、ニオブを添加した場合の誘電率が著しく改善され
た。なお、図12乃至図18では、ニオブ、マンガンお
よびニッケルは、各々ジルコン酸チタン酸鉛(PZT)
に添加した。
【0075】上記したように、本実施の形態によれば、
第1層にニオブを添加することによって、圧電性薄膜の
特性を改善させることができる。その圧電性薄膜を圧電
素子に適用した場合には、圧電d特性を大きく改善させ
ることができ、好適なインクジェットプリンタヘッドに
用いる圧電体素子を提供できる。
【0076】<その他の変形例>本発明は、上記各実施
形態によらず種々に変形して適応することが可能であ
る。例えば、本発明の圧電性薄膜層は、第2層として複
数の同一のセラミックス層を積層したが、異なる種類の
セラミックス層を積層してももちろんよい。また、積層
するセラミックス層の総数や膜厚を適宜設計変更するこ
とができる。
【0077】また、本発明の圧電性薄膜は、上記インク
ジェットプリンタヘッドの圧電体素子のみならず、不揮
発性半導体記憶装置、薄膜コンデンサ、パイロ電気検出
器、センサ、表面弾性波光学導波管、光学記憶装置、空
間光変調器、ダイオードレーザ用周波数二倍器等のよう
な強誘電体装置、誘電体装置、パイロ電気装置、圧電装
置、および電気光学装置の製造に適応することができ
る。すなわち、本発明の圧電性薄膜は、高い誘電率を備
えるために、誘電率の高さによりその性能が定められる
ような媒体に適用する薄膜として最適だからである。
【0078】
【発明の効果】本発明によれば、高い圧電d定数を維持
しうる圧電性薄膜を提供することができる。
【0079】すなわち、本発明によれば、複数の層のう
ち1層にニオブを添加することにより、圧電性薄膜の圧
電特性を向上させ、同一の電圧であれば従来より体積変
化の大きく、また、同一の圧力が印加されれば従来より
多くの電圧変化を生ずる圧電性薄膜の層構造を提供でき
る。
【0080】これにより、より特性のよい圧電体素子を
提供できる。当該圧電体素子を適用したインクジェット
プリンタヘッドによれば、従来より多量のインク滴を高
速に吐出させることができる。
【0081】また、本発明によれば、良好な圧電特性を
維持しうる強誘電体セラミックスの組成が提供できる。
【0082】また、本発明によれば、本発明の圧電性薄
膜の好適な製造方法が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェットプリンタヘッドの斜視
図一部断面図である。
【図2】本発明の圧電体素子(圧電性薄膜)の積層構造
を説明する断面図である。
【図3】本発明のインクジェットプリンタヘッドの製造
方法を説明する製造工程断面図である。
【図4】第1層のニオブ含有量に対する誘電率の変化
を、第1層単独で測定した特性図である。
【図5】本発明の圧電性薄膜の第1層のニオブ含有量に
対する圧電d定数の変化を測定した特性図である。
【図6】本発明の圧電性薄膜の第1層のニオブ含有量に
対する誘電率の変化を測定した特性図である。
【図7】本発明の圧電性薄膜の第1層のニオブ含有量に
対する圧電g定数の変化を測定した特性図である。
【図8】本発明の圧電体素子のX線回折強度を示すスペ
クトル図である。
【図9】第1層のニオブ含有量が2原子%時における薄
膜断層写真である。
【図10】第1層のニオブ含有量が5原子%時における
薄膜断層写真である。
【図11】第1層のニオブ含有量が10原子%時におけ
る薄膜断層写真である。
【図12】第1層のマンガン含有量が2原子%時におけ
る薄膜断層写真である。
【図13】第1層のマンガン含有量が5原子%時におけ
る薄膜断層写真である。
【図14】第1層のマンガン含有量が10原子%時にお
ける薄膜断層写真である。
【図15】第1層のニッケル含有量が2原子%時におけ
る薄膜断層写真である。
【図16】第1層のニッケル含有量が5原子%時におけ
る薄膜断層写真である。
【図17】第1層のニッケル含有量が10原子%時にお
ける薄膜断層写真である。
【図18】第1層単独で添加物の種類とその含有量を変
化させた際の誘電率の変化の特性図である。
【符号の説明】
1…ノズル板 2…圧力室基板 3…振動板 4…圧電体素子 11…ノズル 21…キャビティ 100…第1層 200…第2層 101…シリコン基板 102…絶縁膜 103…下部電極膜 104…上部電極膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 41/187 H01L 41/18 101D 41/24 41/22 A

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ニオブ(Nb)が添加された圧電性物質
    を含む第1層に、圧電性物質を含む第2層を積層して構
    成された圧電性薄膜。
  2. 【請求項2】 前記第1層は、チタン酸鉛(PbTiO
    3)、ジルコン酸チタン酸鉛(Pb(Zr、Ti)O3
    PZT)、ジルコン酸鉛(PbZrO3)にニオブ(N
    b)を添加して構成される請求項1に記載の圧電性薄
    膜。
  3. 【請求項3】 前記第1層は、組成式 Pb(TixNby)O3(y>0、x+y=1) からなる強電性物質を含む請求項1に記載の圧電性薄
    膜。
  4. 【請求項4】 前記第1層は、ニオブ(Nb)の含有率
    が5原子%より大きく、15原子%より小さい請求項3
    に記載の圧電性薄膜。
  5. 【請求項5】 前記第2層は、ジルコン酸チタン酸鉛
    (Pb(Zr、Ti)O3:PZT)、チタン酸鉛ラン
    タン((Pb,La)TiO3)、ジルコン酸チタン酸
    鉛ランタン((Pb,La)(Zr、Ti)O3:PL
    ZT)またはマグネシウムニオブ酸ジルコン酸チタン酸
    鉛(Pb((Mg1/3Nb2/3),Zr,Ti)O3)の
    うちいずれかの圧電性物質を含む請求項1に記載の圧電
    性薄膜。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    の圧電性薄膜を導電性のある電極薄膜で狭持させた圧電
    体素子。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    の圧電性薄膜を導電性のある電極薄膜で狭持した圧電体
    素子を、インクが充填される圧力室基板の少なくとも一
    方の面に設けられた振動板上に備えたインクジェットプ
    リンタヘッド。
  8. 【請求項8】 ニオブ(Nb)が添加された圧電性物質
    を含む溶解液を用いて第1層を形成し、当該第1層上
    に、圧電性物質を含む溶解液を用いて第2層をさらに積
    層することを特徴とする圧電性薄膜の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記第1層の形成は、当該第1層の溶解
    液を一定の膜厚に塗布する第1層形成工程と、 前記第1層形成工程後に一定の雰囲気下で乾燥させる乾
    燥工程と、 前記乾燥工程を経た前記第1層をさらに焼結する焼結工
    程と、により行われる請求項8の圧電性薄膜の製造方
    法。
  10. 【請求項10】 前記第1層の溶解液は、2−n−ブト
    キシエタノールを主溶媒としたイミノジエタノールを添
    加した溶媒に、酢酸鉛三水和物(Pb(CH3COO)2
    ・3H2O)、チタニウムテトライソプロポキシド(T
    i(CH3CH2CH2O)4)およびペンタエタキシニオ
    ブ(Nb(OC255)を含む溶質を解かした溶解液
    である請求項8に記載の圧電性薄膜の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記第1層の溶質の有機金属の金属分
    を、前記溶媒に15重量%以下の濃度で調合する請求項
    10に記載の圧電性薄膜の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記イミノジエタノールの添加量は、
    チタニウムイソプロポキシドおよびペンタエタキシニオ
    ブに含まれるアルコキシド基の総モル量と、イミノジエ
    タノールのモル量と、が等量になるよう調合される請求
    項10に記載の圧電性薄膜の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記第2層の形成は、前記第2層の溶
    解液を一定の膜厚に塗布し、前記第2層を形成する第2
    層形成工程と、 前記第2層形成工程後に一定の雰囲気下で乾燥させる乾
    燥工程と、 前記乾燥工程を経た前記第2層をさらに焼結する焼結工
    程と、により行われる請求項8の圧電性薄膜の製造方
    法。
  14. 【請求項14】 前記第2層の溶解液は、2−n−ブト
    キシエタノールを主溶媒としたイミノジエタノールを添
    加した溶媒に、酢酸鉛三水和物(Pb(CH3COO)2
    ・3H2O)、チタニウムテトライソプロポキシド(T
    i(CH3CH2CH2O)4)、ペンタエタキシニオブ
    (Nb(OC255)、テトラ−n−プロポキシジル
    コニウム(Zr(O−n−C374)および酸化マグ
    ネシウム(Mg(CH3COO)2・5H2O)を含む溶
    質を解かした溶解液である請求項8に記載の圧電性薄膜
    の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記第2層の溶質の有機金属の金属分
    を、前記溶媒に15重量%以下の濃度で調合する請求項
    14に記載の圧電性薄膜の製造方法。
  16. 【請求項16】 前記イミノジエタノールの添加量は、
    チタニウムイソプロポキシド、ペンタエタキシニオブお
    よびテトラ−n−プロポキシジルコニウムに含まれるア
    ルコキシド基の総モル量と、イミノジエタノールのモル
    量と、が等量になるよう調合される請求項14に記載の
    圧電性薄膜の製造方法。
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