JPH10281842A - 多相流流量計 - Google Patents

多相流流量計

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JPH10281842A
JPH10281842A JP8395397A JP8395397A JPH10281842A JP H10281842 A JPH10281842 A JP H10281842A JP 8395397 A JP8395397 A JP 8395397A JP 8395397 A JP8395397 A JP 8395397A JP H10281842 A JPH10281842 A JP H10281842A
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capacitance
capacitance electrode
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downstream
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JP8395397A
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Inventor
Manabu Fueki
学 笛木
Daisuke Yamazaki
大輔 山崎
Shuichi Haruyama
周一 春山
Hitoaki Tanaka
仁章 田中
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Teikoku Oil Co Ltd
Japan Petroleum Exploration Co Ltd
JFE Engineering Corp
Yokogawa Electric Corp
SEKIYU SHIGEN KAIHATSU KK
Original Assignee
Teikoku Oil Co Ltd
Japan Petroleum Exploration Co Ltd
Yokogawa Electric Corp
SEKIYU SHIGEN KAIHATSU KK
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不均一分布の混合物体の各成分別の流量を求
める事が出来る多相流流量計を提供するにある。 【解決手段】 測定管路の中心軸上に設けられ上流側先
端が円錐状の先端部を有する円柱状の第2容量電極と、
第2容量電極に対向して測定管路の管壁周面に周方向に
相互に絶縁されて配置された複数の第1容量電極よりな
る上流第1容量電極群と、上流第1容量電極群より所定
距離下流に設けられ第2容量電極に対向して測定管路の
管壁周面に周方向に相互に絶縁されて配置された複数の
第1容量電極よりなる下流第1容量電極群と、第1容量
電極の個々と第2容量電極間の静電容量を別々に測定す
る静電容量測定回路と、静電容量測定回路の測定値から
測定流体の混合物の体積割合を演算し上流第1容量電極
群と下流第1容量電極群での混合物の体積割合の変動の
相関から測定流体の移動速度を演算して各混合物の流量
を演算する演算回路とを具備する多相流流量計である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、混合物体の不均一
分布に基づく測定誤差を防止出来、各成分別の流量を求
める事が出来る多相流流量計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来より一般に使用されている
従来例の要部構成説明図で、例えば、特開昭63−52
015号公報に示されている。
【0003】図において、1は、測定流体2が流れる測
定管路である。3は、測定管路1に設けられたベンチュ
リ管である。4は、ベンチュリ管の入り口5と頚部6と
の間に設けられた差圧計である。7は、ベンチュリ管の
頚部6の後半に設けられたコンデンサである。
【0004】8は、コンデンサ7に接続されたキャパシ
タンス測定装置である。9は、差圧計4の検出信号ΔP
とキャパシタンス測定装置8の検出信号ρから質量流量
Mを求める評価装置である。11は、評価装置9の結果
を表示する指示計である。
【0005】以上の構成において、測定流体2は、混合
物の場合、局部的に著しく変動する。しかし、ベンチュ
リ管3の頚部6の後半位置では、測定流体2は加速され
均一な流れが生ずる。
【0006】そこで、頚部6の後半位置にコンデンサ7
を配置して、測定流体2の密度ρを測定し、評価装置9
で、差圧計4の検出信号ΔPとキャパシタンス測定装置
8の検出信号ρから質量流量Mを求める。
【0007】この結果、ベンチュリー管の最も径が小さ
な部分の頚部6で、各相の体積割合を測定することによ
り、各成分が均質に混ざった状態で測定出来、混合物の
分布に影響されない。従って、不均一な測定流体2の質
量流量Mを、正確且つ高い信頼性を以て求める事ができ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この様な装置において
は、ベンチュリー管の最も径が小さな部分で各相の体積
割合を測定することにより、各成分が均質に混ざった状
態で、混合物の分布に影響されないとしている。
【0009】しかしながら、流速や各成分の体積割合の
広い範囲に渡って均質に混合することは困難であり、ど
うしても混合物の分布に影響されてしまい、体積割合が
精度良く測定できず、その結果、各成分の流量も大きな
誤差を持ったものとなる。本発明は、この問題点を解決
するものである。
【0010】本発明の目的は、混合物体の不均一分布に
基づく測定誤差を防止出来、各成分別の流量を求める事
が出来る多相流流量計を提供するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、 (1)第1容量電極と第2容量電極とを使用して静電容
量測定により測定流体の複数の物質の流量を各成分別に
検出する多相流流量計において、測定流体が流れる測定
管路の中心軸上に設けられ上流側先端が円錐状の先端部
を有する円柱状の第2容量電極と、該第2容量電極に対
向して前記測定管路の管壁周面に周方向に相互に絶縁さ
れて配置された複数の第1容量電極よりなる上流第1容
量電極群と、該上流第1容量電極群より所定距離下流に
設けられ前記第2容量電極に対向して前記測定管路の管
壁周面に周方向に相互に絶縁されて配置された複数の第
1容量電極よりなる下流第1容量電極群と、前記第1容
量電極の個々と前記第2容量電極間の静電容量を別々に
測定する静電容量測定回路と、該静電容量測定回路の測
定値から前記測定流体の混合物の体積割合を演算し前記
上流第1容量電極群と前記下流第1容量電極群での混合
物の体積割合の変動の相関から前記測定流体の移動速度
を演算して各混合物の流量を演算する演算回路とを具備
したことを特徴とする多相流流量計。 (2)一端が前記第2容量電極の配置位置より上流の測
定管路に開口する上流導圧管と、一端が前記第2容量電
極の配置位置に対向する測定管路に開口する下流導圧管
と、前記上流導圧管の他端と前記下流導圧管の他端とが
それぞれ接続される差圧計とを具備したことを特徴とす
る請求項1記載の多相流流量計。 (3)測定部分の絶対圧力を測定する絶対圧力計と、測
定部分の温度を測定する温度計とを具備したことを特徴
とする請求項1又は請求項2記載の多相流流量計。 (4)前記測定流体に前記第2容量電極と前記第1容量
電極とが腐食されないように少なくとも第2容量電極に
設けられた耐腐食性のコーティング体を具備したことを
特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3記載の多
相流流量計。を構成したものである。
【0012】
【作用】以上の構成において、第2容量電極と第1容量
電極に交流電圧を加えて静電容量測定を行う。測定は第
1容量電極ごとに、一つ一つ順番に行う。つまり、他の
第1容量電極はガード電極として働くこととなる。そし
て各第1容量電極の出力から、演算回路により、各成分
の体積割合を求める。
【0013】而して、上流第1容量電極群と下流第1容
量電極群での混合物の体積割合の変動の相関から,測定
流体の移動速度を演算回路により演算して、各混合物の
流量を演算する。以下、実施例に基づき詳細に説明す
る。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施例の要部
構成説明図で、図2は図1の要部詳細図、図3は図2の
A−A断面図である。図において、
【0015】21は、測定流体22が流れる測定管路で
ある。23は、測定管路21の中心軸上に設けられ、上
流側先端が円錐状の先端部24を有する円柱状の第2容
量電極である。
【0016】25は、測定管路21の管壁周面に周方向
に、相互に絶縁されて配置された複数の上流第1容量電
極群である。この場合は、16個の第1容量電極25a
〜25pが使用されている。
【0017】26は、上流第1容量電極群25より所定
距離下流に設けられ、第2容量電極23に対向して、測
定管路21の管壁周面に周方向に、相互に絶縁されて配
置された複数の第1容量電極よりなる下流第1容量電極
群である。この場合は、16個の第1容量電極26a〜
26pが使用されている。
【0018】27は、上流,下流第1容量電極群25,
26の個々と、第2容量電極23間の静電容量を別々に
測定する静電容量測定回路(図示せず)である。この場
合は、第1容量電極25a〜25p,26a〜26pの
内の1個を、スイッチにより切り替えて選択して測定す
る静電容量測定回路が使用されている。
【0019】28は、静電容量測定回路27の測定値か
ら、測定体22の混合物の体積割合を演算し、上流第1
容量電極群25と下流第1容量電極群26での混合物の
体積割合の変動の相関から、測定流体22の移動速度を
演算して、各混合物の流量を演算する演算回路(図示せ
ず)である。
【0020】29は、円柱状の第2容量電極23を、測
定管路21の中心軸上に固定する2個の支柱であり、こ
の支柱29の中を通っている導線により、第2容量電極
23は電気的に静電容量測定回路27に接続されてい
る。
【0021】なお、3成分の混合物の流量を測定する場
合には、一端が第2容量電極23の配置位置より上流の
測定管路21に開口する上流導圧管31と、一端が第2
容量電極23の配置位置に対向する測定管路21に開口
する下流導圧管32と、上流導圧管31の他端と下流導
圧管32の他端とがそれぞれ接続される差圧計33とが
構成される。しかして、差圧計33の測定信号は、演算
回路28に送られるように、差圧計33と演算回路28
とは、電気的に接続されている。
【0022】以上の構成において、第2容量電極23と
第1容量電極25a〜25p,26a〜26pに交流電
圧を加えて静電容量測定を行うが、この時、測定は第1
容量電極25a〜25p,26a〜26pまで、一つ一
つ順番に行う。つまり、他の電極はガード電極として働
くこととなる。
【0023】そして各第1容量電極25a〜25p,2
6a〜26pの出力から、演算回路28により、成分の
体積割合を求めてそれらを処理して、全体の体積割合を
求めることができる。測定対象を分割して測定すること
になるので、全体としての精度は向上する。
【0024】この時用いる体積割合の演算式としては、
例えば、水と他の物質との二相流で、その中の水分率を
求めるのであれば、以下の式から求められる。 ((ε−εW)/(εa−εW))(εa/ε)Y=1−φ (1) ここで、ε:混合物の誘電率、添え字はw:水、a:溶
媒、φ:水の体積分率である。
【0025】混合物の誘電率εは、満水時の各第1容量
電極25a〜25p,26a〜26pと第2容量電極2
3の間の静電容量値から、誘電率εに換算する係数をあ
らかじめ求めて置く。この係数を用いて測定時の各第1
容量電極25a〜25p,26a〜26pと第2容量電
極23の間の静電容量値から誘電率εを換算して求め
る。
【0026】Yは混合の度合いを示す係数であり、これ
は流れの状況によって変化させることにより測定精度を
向上することができる。
【0027】水と油とガスのような三相流の場合は、各
相の体積分率と電極で測定される静電容量Cとの間には
以下のような関係が成り立つ。 C=(HW×KW×εW)+(HP×KP×εP)+(HG×KG×εG) (2)
【0028】ここでKは定数で、添え字は w:水、P:
油、G:ガスである。Hは各相の体積分率で、HWは式(1)
におけるφと同じである。これら体積分率の間には以下
の関係がある。 HW+HP+HG=1 (3) これから各相の誘電率εと定数Kがあらかじめ分かって
いれば、他の測定結果と組み合わせ式(2)を用いるこ
とにより体積分率が計算される。
【0029】測定物質の混合比率に空間的な変動がある
ために、この上流と下流の第1容量電極25,26から
出力される信号の時系列は変動するが、それら時系列信
号は上流と下流の第1容量電極間25,26距離Lを、
混合物質の移動速度uで割った時間τだけ、ずれる事と
なる。
【0030】つまり、二つの信号の相互相関関数のピー
ク値をとることにより、ずれ時間τがわかり、それから
混合物質の移動速度を計算することができる。 u=L/τ (4)
【0031】水と油の混合物のように、2種類の物質の
密度が、それほど大きく離れていない二相流の場合は、
混合物の移動速度uは、水及び油の移動速度と等しくな
る。 u=uW=uP (5)
【0032】式(1)から求められる水の体積分率φ
と、管路断面積Aと式(4)から求められる移動速度
(流速)uを掛けることにより、水の流量 QW を求める
ことができる。
【0033】油の流量 QPも油の体積分率と管路断面積
と移動速度を掛けることにより求めることができる。つ
まり、 QW=φ×A×u (6) QP=(1−φ)×A×u (7) となる。水と油の体積分率の和は1となるために、油の
体積分率は(1-φ)とおいた。
【0034】また、水平設置にして水、油、ガスのよう
な密度の違う混合物を測定する場合、最も上にある上流
の第1容量電極25a、25pと第2容量電極23で測
定される静電容量の時間変動と、下流の第1容量電極2
6a、26pと第2容量電極23で測定される静電容量
の時間変動の相関から、密度の小さな物質の移動速度を
求めることができる。
【0035】また、最も下にある上流の第1容量電極2
5h、25iと第2容量電極23と、下流の第1容量電
極26h、26iと第2容量電極23の組による相関測
定で、密度の大きな成分の移動速度を測定することがで
きる。
【0036】このことは、密度が小さい成分と密度が大
きい成分の流速を分けて測定することができることとな
る。これは気液多相流の場合の気相と液相の速度スリッ
プが存在するときに有効となる。
【0037】具体的な例を示すと、水とガスの混合物の
場合、ガスの方が密度が小さく、上を流れるので、上流
の第1容量電極25a、25pと第2容量電極23で測
定される静電容量と、下流の第1容量電極26a、26
pと第2容量電極23で測定される静電容量の出力の相
関よりガスの流速uGが求められる。
【0038】一方、水は下を流れるので第1容量電極2
5h、25i と第2容量電極23と、下流の第1容量
電極26h、26iと第2容量電極23の組による出力
の相関より、水の流速uWが求められる。
【0039】それらと体積分率と管路断面積を掛けるこ
とにより、各流量が求められる。 QW=φ×A×uW (8) QG=(1−φ)×A×uG (9)
【0040】三相流のような3成分の混合物の場合は、
差圧計33からの出力を、もう一つの測定値として用い
る。上流が円錐状24になった円柱電極23があるた
め、流れとしては徐々に断面積が小さくなる。そのため
流速が大きくなり、ベルヌーイの定理より静圧が下が
る。静圧の低下は円柱電極23の上流と、円柱電極23
の部分との差圧Δpとして測定される。
【0041】この時、混合物の平均密度は差圧Δpと各
相の移動速度の関数となる。 ρ=F(Δp、uW、uP、uG) (10) ここで、Fは関数であり、校正により事前に求めておく
ことができる。
【0042】また、ρは混合物の平均密度であり、以下
の式で表すことができる。 ρ=HW×ρW+HP×ρP+HG×ρG (11) 流量の求め方としては、まず、各相に対応する相互相関
関数のピーク値から各相の流速を求める。
【0043】この時、水は最も密度が大きいので、最も
下側の電極の組を使って水の流速uWを求める。ガスは最
も密度が小さいので、最も上側の電極の組を使ってガス
の流速uGを求める。油はその間の電極の組を使って油の
流速uPを求めても良いが、水と油は密度が近いため、流
速を同じと考えて良く、水の流速uW=油の流速uPとして
も良い。
【0044】この結果と差圧Δpから式(10)を用い
て混合物の平均密度ρを求めることができる。さらに平
均密度ρと静電容量Cが各相の体積分率の関数になって
いることと、式(3)を用いることにより、それらの式
を連立させて、各相の体積分率を求めることができる。
【0045】これらより、各相の流速と体積分率が分か
ることとなるので、3種類の成分が混合した場合におけ
る各成分の移動量(流量)を求めることができる。 QW=HW×A×uW (12) QP=HP×A×uP (13) QG=HG×A×uG (14)
【0046】また、上記の計算中においては、各測定成
分の誘電率及び密度は、予め分かっている値を用いる
が、これらの値は、温度や圧力によって変化する。そこ
で、絶対圧センサと温度センサを用いて、測定部分の状
態を計測し、その温度、圧力時の各測定成分の誘電率及
び密度を、計算式あるいは表を用いて求めて、その値を
使用することにより、測定流体の環境条件等の状況が変
化した時でも精度良く測定することが出来る多相流流量
計が得られる。
【0047】また、絶対圧センサ、温度センサからの出
力を用いて、測定点で標準状態でなくても、物性値表を
用いることにより、混合物の各成分の密度や静電容量な
どの物性値を補正して、標準状態での流量に換算するこ
とができる。
【0048】この結果、測定管路21の管路中心軸に円
柱状第2容量電極23を置き、測定管路壁に複数の第1
容量電極25a〜25p,26a〜26pを上流と下流
とに形成して、測定管路21内を移動する複数の物質が
混合した対象の、静電容量を測定することにより、測定
流体12中の混合物中の混合物の不均一分布に影響され
ることなく、各成分の流量を求めることができる、多相
流流量計が得られる。
【0049】なお、第2容量電極23と第1容量電極2
5a〜25p,26a〜26pとが、測定流体22に腐
食されないように、少なくとも第2容量電極23に耐腐
食性コーティング体41(図示せず)が設けられても良
い事は勿論である。
【0050】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の請
求項1によれば、測定管路の管路中心軸に円柱状第2容
量電極を置き、測定管路壁に複数の第1容量電極を上流
と下流とに形成して、測定管路内を移動する複数の物質
が混合した対象の、静電容量を測定することにより、測
定流体22中の混合物中の混合物の不均一分布に影響さ
れることなく、各成分の流量を求めることができる多相
流流量計が得られる。
【0051】本発明の請求項2によれば、3種類の成分
が混合した場合における各成分の移動量(流量)を求め
ることができる多相流流量計が得られる。
【0052】本発明の請求項3によれば、測定流体の環
境条件等の状況が変化した時でも精度良く測定すること
が出来る多相流流量計が得られる。また、混合物の各成
分の密度や静電容量などの物性値を補正して、標準状態
での流量に換算することができ、標準状態での流量を容
易に求めることができる多相流流量計が得られる。
【0053】本発明の請求項4によれば、耐食性が良好
な多相流流量計が得られる。
【0054】従って、本発明によれば、混合物体の不均
一分布に基づく測定誤差を防止出来、各成分別の流量を
求める事が出来る多相流流量計を実現することが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成説明図である。
【図2】図1の要部詳細説明図である。
【図3】図2のA−A側断面説明図である。
【図4】従来より一般に使用されている従来例の構成説
明図である。
【符号の説明】
21 測定管路 22 測定流体 23 第2容量電極 24 先端部 25 上流第1容量電極群 25a〜25p 第1容量電極 26 下流第1容量電極群 26a〜26p 第1容量電極 27 静電容量測定回路 28 演算回路 29 支柱 31 上流導圧管 32 下流導圧管 33 差圧計 41 耐食性コーティング体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000006507 横河電機株式会社 東京都武蔵野市中町2丁目9番32号 (72)発明者 笛木 学 東京都武蔵野市中町2丁目9番32号 横河 電機株式会社内 (72)発明者 山崎 大輔 東京都武蔵野市中町2丁目9番32号 横河 電機株式会社内 (72)発明者 春山 周一 東京都武蔵野市中町2丁目9番32号 横河 電機株式会社内 (72)発明者 田中 仁章 東京都武蔵野市中町2丁目9番32号 横河 電機株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1容量電極と第2容量電極とを使用して
    静電容量測定により測定流体の複数の物質の流量を各成
    分別に検出する多相流流量計において、 測定流体が流れる測定管路の中心軸上に設けられ上流側
    先端が円錐状の先端部を有する円柱状の第2容量電極
    と、 該第2容量電極に対向して前記測定管路の管壁周面に周
    方向に相互に絶縁されて配置された複数の第1容量電極
    よりなる上流第1容量電極群と、 該上流第1容量電極群より所定距離下流に設けられ前記
    第2容量電極に対向して前記測定管路の管壁周面に周方
    向に相互に絶縁されて配置された複数の第1容量電極よ
    りなる下流第1容量電極群と、 前記第1容量電極の個々と前記第2容量電極間の静電容
    量を別々に測定する静電容量測定回路と、 該静電容量測定回路の測定値から前記測定流体の混合物
    の体積割合を演算し前記上流第1容量電極群と前記下流
    第1容量電極群での混合物の体積割合の変動の相関から
    前記測定流体の移動速度を演算して各混合物の流量を演
    算する演算回路とを具備したことを特徴とする多相流流
    量計。
  2. 【請求項2】一端が前記第2容量電極の配置位置より上
    流の測定管路に開口する上流導圧管と、 一端が前記第2容量電極の配置位置に対向する測定管路
    に開口する下流導圧管と、 前記上流導圧管の他端と前記下流導圧管の他端とがそれ
    ぞれ接続される差圧計とを具備したことを特徴とする請
    求項1記載の多相流流量計。
  3. 【請求項3】装置が配置された部分の測定部分の絶対圧
    力を測定する絶対圧力計と、 装置が配置された部分の測定部分の温度を測定する温度
    計とを具備したことを特徴とする請求項1又は請求項2
    記載の多相流流量計。
  4. 【請求項4】前記測定流体に前記第2容量電極と前記第
    1容量電極とが腐食されないように少なくとも第2容量
    電極に設けられた耐腐食性のコーティング体を具備した
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3記
    載の多相流流量計。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003504615A (ja) * 1999-07-13 2003-02-04 ソシエテ ド テクノロジー ミシュラン サスペンションシステムを備えた車両の快適性能を予測する方法
KR102107755B1 (ko) * 2019-10-02 2020-05-07 주식회사 피앤에이 정전용량을 이용한 유량측정장치

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JP2003504615A (ja) * 1999-07-13 2003-02-04 ソシエテ ド テクノロジー ミシュラン サスペンションシステムを備えた車両の快適性能を予測する方法
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