JPH10279272A - ごみクレーンバケット - Google Patents

ごみクレーンバケット

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JPH10279272A
JPH10279272A JP9978897A JP9978897A JPH10279272A JP H10279272 A JPH10279272 A JP H10279272A JP 9978897 A JP9978897 A JP 9978897A JP 9978897 A JP9978897 A JP 9978897A JP H10279272 A JPH10279272 A JP H10279272A
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JP
Japan
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bag
garbage
bucket
breaking
gripping
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JP9978897A
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English (en)
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Hitoshi Koshida
仁 越田
Masakatsu Kishida
正坦 岸田
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ごみピットから取り出したごみ袋を確実に破
袋した後にごみをごみ焼却炉に投入することができ、ご
みの安定燃焼を図ることができるごみクレーンバケット
を提供する。 【解決手段】 把持用固定爪部32、33の先部に枢支
されている破袋用可動爪部36、37を上方向に向けて
揺動し、破袋用可動爪部36、37をごみ袋Dに食い込
ませることによってごみ袋Dを破袋することができる。
従って、その後、左、右バケット本体16、17を全開
し、破袋された状態でごみ袋Dをごみピット内に落下し
て完全にごみを分散し、この分散した状態のごみをごみ
焼却炉内に投入することによって、炉内でのごみの安定
燃焼が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ごみピット等に貯
留されたごみをごみ焼却炉等に投入するため用いられる
ごみクレーンバケットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記を目的に供されるごみクレー
ンバケットBとして、図9〜図11に示す形態のものが
ある。図9はごみクレーンバケットBの使用形態を示す
ものであり、図示するようにごみピット70上には、建
屋71にクレーン72が縦行自在に取付けられており、
クレーン72上にはクラブトロリー73が横行自在に取
付けられている。そして、クラブトロリー73にはホイ
スト等によってごみクレーンバケットBが吊支されてい
る。また、ごみピット70の側方にはごみ焼却炉(図示
せず)にごみを投入するため用いるホッパー74が配設
されている。
【0003】一方、図9〜図11、特に図10及び図1
1を参照して従来のごみクレーンバケットBの構成につ
いて説明すると、図示するように、クラブトロリー73
により高剛性を有する矩形箱体からなるユニットボック
ス75が吊支されており、ユニットボックス75内に
は、バケット開閉用油圧シリンダ76や、油圧ユニット
や、制御ユニット等が配設されている。ユニットボック
ス75の下面には、それぞれ内側にごみ収納部77、7
8が形成される枠体構造を有する左、右バケット本体7
9、80の上端部が左右対称に揺動自在に枢軸81、8
1aによって枢支されている。一方、左、右バケット本
体79、80の下端部には、それぞれ、先部が内側に向
けて伸延する複数の把持爪82、83の基部が着脱自在
に取付けられている。
【0004】図10及び図11に示すように、左、右バ
ケット本体79、80の両側壁の外面の中央部にはごみ
横漏れ防止板84、85が取付けられており、一方、
左、右バケット本体79、80の両側壁の外面の下部に
は衝突緩衝用ゴムタイヤ86、87が取付けられてい
る。
【0005】次に、上記した構成を有するごみクレーン
バケットBによるごみ焼却炉へのごみ投入作業について
説明する。まず、クレーン72及びクラブトロリー73
を作動してごみクレーンバケットBをごみピット70上
に水平移動する。バケット開閉用シリンダ76を作動し
て左、右バケット本体79、80を図9において仮想線
で示すように全開状態にする。クラブトロリー73を作
動してごみクレーンバケットBを下降してごみピット7
0内に進入し、再度、バケット開閉用シリンダ76を作
動して左、右バケット本体79、80を閉じ、把持爪8
2、83で掬うようにして、左、右バケット本体79、
80内に複数のごみ袋88を把持・収納する。
【0006】次に、クラブトロリー73上のホイストを
作動してごみクレーンバケットBを上昇すると共に、ク
レーン72とクラブトロリー73を作動してごみクレー
ンバケットBを水平移動してごみ焼却炉に連絡するホッ
パー74の直上まで移動する。バケット開閉用シリンダ
76を作動して、ごみクレーンバケットBを全開してご
み袋88をホッパー74に向けて落下する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したごみ
クレーンバケットBは、未だ、以下の解決すべき課題を
有していた。即ち、ごみをごみ焼却炉で安定状態で燃焼
するためには、ごみ袋88を予め破袋しておき、内容物
を分散した状態でホッパー74を介してごみ焼却炉に投
入するのが望ましい。
【0008】そのため、従来においても、ホッパー74
の直上で、クラブトロリー73によってごみクレーンバ
ケットBを最大高さ位置まで上昇させた後、ごみクレー
ンバケットBを開け、その自由落下によるエネルギーを
利用してごみピット70の底面に激しく衝突させること
によって、ごみ袋88の破袋を行なっている。しかし、
このようなごみ袋88の自由落下エネルギーのみでは、
ごみ袋88を十分に破袋することができず、そのため、
ごみは十分に分散されない状態でごみ焼却炉内に投入さ
れることになり、ごみを安定状態に燃焼することができ
なかった。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みなされた
ものであり、ごみピットから取り出したごみ袋を確実に
破袋した後にごみをごみ焼却炉に投入することができ、
ごみの安定燃焼を図ることができるごみクレーンバケッ
トを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載のごみクレーンバケットは、クレーンにより吊支さ
れるユニットボックスの下面に、それぞれ内側にごみ収
納部が形成される左、右バケット本体の上端部が左右対
称に揺動自在に枢支され、前記左、右バケット本体に、
それぞれ、先部が内側に向けて伸延する複数の把持爪の
基部が左、右バケット奥行方向に間隔を開けて取付けら
れているごみクレーンバケットにおいて、前記把持爪に
ごみ袋の破袋手段を設けている。
【0011】請求項2記載のごみクレーンバケットは、
請求項1記載のごみクレーンバケットにおいて、前記ご
み袋の破袋手段として、前記把持爪が、基部が前記左、
右バケット本体の下端部に固着される把持用固定爪部
と、基部が該把持用固定爪部の先部にあり、上下方向に
揺動自在に枢支される破袋用可動爪部とから構成され
る。
【0012】請求項3記載のごみクレーンバケットは、
請求項1記載のごみクレーンバケットにおいて、前記ご
み袋の破袋手段として、前記各把持爪が単一板からなる
把持用固定爪から形成されると共に、その基部が前記
左、右バケット本体の下端部に固着され、前記把持用固
定爪の先部間にそれぞれ破袋用可動爪が介設され、該破
袋用可動爪の基部が、前記把持用固定爪を前後方向に挿
通する回転軸に固着され、該回転軸が回転装置に連通連
結され、該回転装置の回転によって、前記破袋用可動爪
が、前記回転軸と共に、その軸線周りに上下方向に揺動
するように構成されている。
【0013】請求項4記載のごみクレーンバケットは、
請求項1記載のごみクレーンバケットにおいて、前記ご
み袋の破袋手段として、前記各把持爪の基部が、前記
左、右バケット本体の下端部に上下方向に揺動自在に枢
支され、前記把持爪の先部に破袋部が形成される。請求
項5記載のごみクレーンバケットは、請求項1〜4のい
ずれか1項に記載のごみクレーンバケットにおいて、前
記ユニットボックスの下面にごみ押圧装置が取付けら
れ、該ごみ押圧装置が、水平偏平板からなるごみ押圧板
と、該ごみ押圧板を昇降させる押圧板昇降機構とから構
成される。
【0014】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。
【0015】(第1の実施の形態)まず、図1〜図3を
参照して本発明の第1の実施の形態に係るごみクレーン
バケットAの基本構成について説明する。図1及び図2
に示すように、ごみクレーンバケットAの上部を形成す
るユニットボックス10は、高剛性を有する矩形箱体か
らなり、その上面には一対の吊支ブラケット11が突設
されており、吊支ブラケット11の中央部に設けられた
透孔12にはシンブル13が取付けられている。そし
て、このシンブル13の他端側をなすシンブルには、図
示しないクラブトロリーから吊支されるワイヤロープの
先部に取付けられるフックが掛止される。従って、ごみ
クレーンバケットAをクラブトロリーに昇降自在に吊支
することができる。
【0016】ユニットボックス10の下面には、それぞ
れ内側にごみ収納部14、15が形成される枠体構造の
左、右バケット本体16、17の上端部が左右対称に揺
動自在に枢軸18、19によって枢支されている。一
方、左、右バケット本体16、17の下端部には、それ
ぞれ、先部が内側に向けて伸延する複数の把持爪20、
21の基部が取付けられている。また、図1に示すよう
に、ユニットボックス10内には、上記した左、右バケ
ット本体16、17を左右対称に開閉するためのバケッ
ト開閉機構22や、このバケット開閉機構22を作動す
るための油圧ユニットや制御ユニット等が配設されてい
る。
【0017】バケット開閉機構22としては各種形態が
考えられるが、本実施の形態では、ダブルアクチュエー
ティング型のバケット開閉用シリンダ23の両伸縮ロッ
ド24、25の先部を、連結リンク26、27を介し
て、枢軸18、19に連結することによって構成されて
いる。
【0018】さらに、図1及び図2に示すように、左、
右バケット本体16、17の両側壁の外面の中央部には
ごみ横漏れ防止板28、29が取付けられており、一
方、左、右バケット本体16、17の両側壁の外面の下
部には衝突緩衝用ゴムタイヤ30、31が取付けられて
いる。
【0019】本実施の形態は、上記した基本構成を有す
るごみクレーンバケットAにおいて、把持爪20、21
に、ごみ袋Dを把持する機能のみならず、破袋機能も有
する構成とした、即ち、把持爪20、21にごみ袋の破
袋手段を設けたことに特徴を有する。即ち、図1〜図3
に示すように、把持爪20、21は、基部が左、右バケ
ット本体16、17の下端部に固着される把持用固定爪
部32、33と、基部が把持用固定爪部32、33の先
部に枢軸34、35によって上下方向に揺動自在に枢支
される破袋用可動爪部36、37とから構成されてい
る。
【0020】即ち、図3に示すように、把持用固定爪部
33(把持用爪固定爪部32も同じ)の先部には凹部3
8が設けられており、この凹部38に破袋用可動爪部3
7(破袋用可動爪部36も同じ)の基部が上下方向に揺
動自在に嵌入されている。枢軸35(枢軸34も同じ)
は把持用固定爪部32の先部に設けられた軸受孔39に
回転自在に枢支されると共に、その外周面に破袋用可動
爪部37(破袋用可動爪部36も同じ)の基部を固着し
ている。一方、最後段の把持爪21の後面には油圧モー
タ40が取付けられており、油圧モータ40の出力軸に
は枢軸35(枢軸34も同じ)が連結されている。
【0021】従って、油圧モータ40を作動して枢軸3
4、35を回転させることによって、破袋用可動爪部3
6、37を、把持用固定爪部32、33に対して、図1
に示すように、上下方向に揺動回転することができる。
そして、破袋用可動爪部36、37を上方向に向けて揺
動した場合は、破袋用可動爪部36、37がごみ袋Dに
食い込んで、ごみ袋Dを剪断力又は引張力によって破袋
することになる。
【0022】図3に示すように、破袋用可動爪部37
(破袋用可動爪部36も同じ)の幅は、把持用固定爪部
33(把持用固定爪部32も同じ)の幅より狭くしてい
る。これは、固定用把持部32、33の幅はごみ袋Dを
安定状態に把持するために一定の厚みを有するのが好ま
しいが、破袋用可動爪部36、37の幅は、ごみ袋Dを
剪断によって破袋するためにはできるだけ狭く鋭利にな
っているのが好ましいからである。従って、さらに破断
力を向上するためには、破袋用可動爪部36、37の上
面を山形断面形状とするのが好ましい。
【0023】また、本実施の形態では、図1及び図2に
示すように、ユニットボックス10の下面にはごみ押圧
装置41が取付けられている。ごみ押圧装置41として
は各種形態が考えられるが、本実施の形態では、図1に
示すように、ユニットボックス10の固着されている基
板42から下方にむけて伸縮ロッド43を伸縮可能な複
数の油圧シリンダ44と、油圧シリンダ44の伸縮ロッ
ド43の先部に取付けられている水平偏平板からなるご
み押圧板45から構成されている。即ち、油圧シリンダ
44は押圧板昇降機構の一例として用いられている。
【0024】上記したように、破袋用可動爪部36、3
7を上方向に向けて揺動して破袋用可動爪部36、37
をごみ袋Dに食い込ませると共に、ごみ押圧装置41を
作動してごみ押圧板45によってごみ袋Dを下方に押圧
することによって、上記した破袋用可動爪部36、37
はごみ袋Dへより強力に食い込むことになり、より確実
にごみ袋Dを破袋することができる。
【0025】次に、上記した構成を有するごみクレーン
バケットAの作動について、図1〜図3及び図9を参照
して説明する。まず、図示しないクレーン及びクラブト
ロリーを作動してごみクレーンバケットAを図示しない
ごみピット上に水平移動する。バケット開閉用シリンダ
23を作動してごみクレーンバケットAを図1において
仮想線で示すように全開状態にする。クラブトロリー上
のホイストを作動してごみクレーンバケットAを下降し
てごみピット内に進入し、バケット開閉用シリンダ23
を作動して左、右バケット本体16、17を閉じ、把持
爪20、21で掬うようにして、ごみクレーンバケット
A内に複数のごみ袋Dを把持・収納する。
【0026】次に、クラブトロリー上のホイストを作動
してごみクレーンバケットAを上昇すると共に、クレー
ンとクラブトロリーを作動してごみクレーンバケットA
を水平移動してごみ焼却炉に連絡するホッパーの直上ま
で移動する。
【0027】油圧モータ40を作動して破袋用可動爪部
36、37を上方向に向けて揺動し、破袋用可動爪部3
6、37をごみ袋Dに食い込ませると共に、ごみ押圧装
置41を作動してごみ押圧板45によって、ごみ袋Dを
下方に押圧することによって、確実にごみ袋Dを破袋す
る。その後、バケット開閉用シリンダ23を作動してご
みクレーンバケットAを全開し、破袋された状態でごみ
袋Dをごみピットの底面に向けて落下する。ごみ袋Dは
既に破袋されているので、ごみ袋Dがごみピットの底面
に衝突すると、落下エネルギーよってごみ袋D中のごみ
は完全に分散された状態でごみピット内に貯蔵されるこ
とになる。従って、ごみピット内におけるごみ質を均一
にすることができ、このごみをごみ焼却炉内に投入する
ことで、炉内でのごみの安定燃焼が可能となる。
【0028】なお、上記した実施の形態では、全ての破
袋用可動爪部36、37を同時に上方向に揺動してごみ
袋Dに食い込ませるようにしたが、いずれか一方の破袋
用可動爪部36(又は37)のみをごみ袋Dに食い込ま
せたり、時間差をおいて食い込ませたりすることもでき
る。さらに、個々の破袋用可動爪部36、37に回転用
の油圧モータを取付け、個別にごみ袋Dに食い込ませる
ようにしてもよい。
【0029】(第2の実施の形態)本実施の形態に係る
ごみクレーンバケットA1は、第1の実施の形態に係る
ごみクレーンバケットAの全ての把持爪20、21の先
部が上下方向に可動自在としているのに対し、図4〜図
6に示すように、把持爪20、21に相当する複数の把
持爪を従来と同様に単一体からなる把持用固定爪46、
47から構成すると共に、これらの把持用固定爪46、
47の間に破袋用可動爪48、49を介設したことを特
徴とする。
【0030】即ち、図4〜図6に示すように、各把持用
固定爪46、47は、従来の把持爪82、83(図10
参照)と同様に左、右バケット本体16、17の下端部
に固着されている。一方、把持用固定爪46、47の先
部間には、それぞれ、破袋用可動爪48、49が介設さ
れている。そして、各破袋用可動爪48、49の基部
は、把持用固定爪46、47を前後方向に挿通する回転
軸50、51に固着されており、この回転軸50、51
の一端は、最後段の把持用固定爪46、47の後面に取
付けられている回転装置としての油圧モータ52の出力
軸に連動連結されている。
【0031】かかる構成によって、油圧モータ52を作
動して破袋用可動爪48、49を上方向に向けて揺動
し、破袋用可動爪48、49をごみ袋Dに食い込ませる
と共に、ごみ押圧装置41を作動してごみ押圧板45に
よって、ごみ袋Dを下方に押圧することによって、第1
の実施の形態と同様に、ごみ袋Dをごみ焼却炉に投入す
る前に確実に破袋することができ、ごみ焼却炉内におけ
るごみ質を均一にすることができ、炉内でのごみの安定
燃焼が可能となる。なお、本実施の形態に係るごみクレ
ーンバケットA1において、第1の実施の形態に係るご
みクレーンバケットAと同一の構成は同一の符号で表
す。
【0032】(第3の実施の形態)本実施の形態に係る
ごみクレーンバケットA2は、第1の実施の形態に係る
ごみクレーンバケットAの全ての把持爪20、21の先
部が上下方向に可動自在としているのに対し、図7及び
図8に示すように、従来の把持爪82、83(図10参
照)を把持兼破袋用可動爪53、54から構成すると共
に、これらの把持兼破袋用可動爪53、54を、その基
部から上下方向に可動自在としたことを特徴とする。
【0033】即ち、図7及び図8に示すように、把持兼
破袋用可動爪53、54の基部が、左、右バケット本体
16、17の下端部に回転軸55、56によって上下方
向に揺動自在に枢支されており、その先部には破袋部5
7、58がそれぞれ形成されている。また、回転軸5
5、56は、油圧モータ等からなる回転装置(図示せ
ず)に連動連結されている。
【0034】かかる構成によって、油圧モータを作動し
て把持兼破袋用可動爪53、54を上方向に向けて揺動
し、その破袋部57、58をごみ袋Dに食い込ませると
共に、ごみ押圧装置41を作動してごみ押圧板45によ
って、ごみ袋Dを下方に押圧することによって、第1及
び第2の実施の形態と同様に、ごみ袋Dをごみ焼却炉に
投入する前に確実に破袋することができ、ごみ焼却炉内
におけるごみ質を均一にすることができ、炉内でのごみ
の安定燃焼が可能となる。なお、本実施の形態に係るご
みクレーンバケットA2において、第1の実施の形態に
係るごみクレーンバケットAと同一の構成は同一の符号
で表す。
【0035】以上、本発明を、幾つかの実施の形態を参
照して説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形
態に記載の構成に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他
の実施の形態や変容例も含むものである。
【0036】
【発明の効果】請求項1〜5記載のごみクレーンバケッ
トにおいては、基部が左、右バケット本体に取付けられ
ている把持爪の先部にごみ袋の破袋手段が設けられてい
るので、左、右バケットによって、ごみ袋を破袋してご
みピット内に落下して完全に分散された状態とし、その
後、分散された状態のごみをごみ焼却炉等に投入し、安
定状態で燃焼することができる。請求項2記載のごみク
レーンバケットにおいては、把持用固定爪部の先部に枢
支されている破袋用可動爪部を上方向に向けて揺動し、
破袋用可動爪部をごみ袋に食い込ませることによって、
ごみ袋をごみ焼却炉に投入する前に確実に破袋すること
ができ、ごみピット内におけるごみ質を均一にすること
ができ、このごみをごみ焼却炉内に投入することで、炉
内でのごみの安定燃焼が可能となる。
【0037】請求項3記載のごみクレーンバケットにお
いては、破袋用可動爪を上方向に向けて揺動し、破袋用
可動爪をごみ袋に食い込ませることによってごみ袋をご
み焼却炉に投入する前に確実に破袋することができ、ご
みピット内におけるごみ質を均一にすることができ、こ
のごみをごみ焼却炉内に投入することで、炉内でのごみ
の安定燃焼が可能となる。
【0038】請求項4記載のごみクレーンバケットにお
いては、把持爪を上方向に向けて揺動し、その破袋部を
ごみ袋に食い込ませることによって、ごみ袋をごみ焼却
炉に投入する前に確実に破袋することができ、ごみピッ
ト内におけるごみ質を均一にすることができ、このごみ
をごみ焼却炉内に投入することで、炉内でのごみの安定
燃焼が可能となる。
【0039】請求項5記載のごみクレーンバケットにお
いては、把持用固定爪部の先部に枢支されている破袋用
可動爪部や、破袋用可動爪や、把持爪を上方向に向けて
揺動し、破袋用可動爪部や、破袋用可動爪や、破袋部を
ごみ袋に食い込ませると共に、ごみ押圧装置を作動して
ごみ押圧板によって、ごみ袋を下方に押圧するので、さ
らに確実にごみ袋を破袋することができ、その後、左、
右バケット本体を全開し、破袋された状態でごみ袋をホ
ッパーを介してごみ焼却炉内に投入することによって、
ごみピット内におけるごみ質を均一にすることができ、
このごみをごみ焼却炉内に投入することで、炉内でのご
みの安定燃焼が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るごみクレーン
バケットの正面図である。
【図2】同側面図である。
【図3】同要部斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るごみクレーン
バケットの正面図である。
【図5】同側面図である。
【図6】同要部平面図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係るごみクレーン
バケットの正面図である。
【図8】同側面図である。
【図9】従来のごみクレーンバケットの使用状態説明図
である。
【図10】同正面図である。
【図11】同側面図である。
【符号の説明】
A ごみクレーンバケット A1 ごみクレ
ーンバケット A2 ごみクレーンバケット D ごみ袋 10 ユニットボックス 11 吊支ブラ
ケット 12 透孔 13 シンブル 14 ごみ収納部 15 ごみ収納
部 16 左バケット本体 17 右バケッ
ト本体 18 枢軸 19 枢軸 20 把持爪 21 把持爪 22 バケット開閉機構 23 バケット
開閉用シリンダ 24 伸縮ロッド 25 伸縮ロッ
ド 26 連結リンク 27 連結リン
ク 28 ごみ横漏れ防止板 29 ごみ横漏
れ防止板 30 衝突緩衝用ゴムタイヤ 31 衝突緩衝
用ゴムタイヤ 32 把持用固定爪部 33 把持用固
定爪部 34 枢軸 35 枢軸 36 破袋用可動爪部 37 破袋用可
動爪部 38 凹部 39 軸受孔 40 油圧モータ 41 ごみ押圧
装置 42 基板 43 伸縮ロッ
ド 44 油圧シリンダ(押圧板昇降機構) 45 ごみ押圧板 46 把持用固
定爪 47 把持用固定爪 48 破袋用可
動爪 49 破袋用可動爪 50 回転軸 51 回転軸 52 油圧モー
タ(回転装置) 53 把持兼破袋用可動爪 54 把持兼破
袋用可動爪 55 回転軸 56 回転軸 57 破袋部 58 破袋部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クレーンにより吊支されるユニットボッ
    クスの下面に、それぞれ内側にごみ収納部が形成される
    左、右バケット本体の上端部が左右対称に揺動自在に枢
    支され、前記左、右バケット本体に、それぞれ、先部が
    内側に向けて伸延する複数の把持爪の基部が左、右バケ
    ット奥行方向に間隔を開けて取付けられているごみクレ
    ーンバケットにおいて、前記把持爪にごみ袋の破袋手段
    を設けたことを特徴とするごみクレーンバケット。
  2. 【請求項2】 前記ごみ袋の破袋手段として、前記把持
    爪が、基部が前記左、右バケット本体の下端部に固着さ
    れる把持用固定爪部と、基部が該把持用固定爪部の先部
    にあり、上下方向に揺動自在に枢支される破袋用可動爪
    部とから構成されることを特徴とする請求項1記載のご
    みクレーンバケット。
  3. 【請求項3】 前記ごみ袋の破袋手段として、前記各把
    持爪が単一板からなる把持用固定爪から形成されると共
    に、その基部が前記左、右バケット本体の下端部に固着
    され、前記把持用固定爪の先部間にそれぞれ破袋用可動
    爪が介設され、該破袋用可動爪の基部が、前記把持用固
    定爪を前後方向に挿通する回転軸に固着され、該回転軸
    が回転装置に連通連結され、該回転装置の回転によっ
    て、前記破袋用可動爪が、前記回転軸と共に、その軸線
    周りに上下方向に揺動するように構成されていることを
    特徴とする請求項1記載のごみクレーンバケット。
  4. 【請求項4】 前記ごみ袋の破袋手段として、前記各把
    持爪の基部が、前記左、右バケット本体の下端部に上下
    方向に揺動自在に枢支され、前記把持爪の先部に破袋部
    が形成されることを特徴とする請求項1記載のごみクレ
    ーンバケット。
  5. 【請求項5】 前記ユニットボックスの下面にごみ押圧
    装置が取付けられ、該ごみ押圧装置が、水平偏平板から
    なるごみ押圧板と、該ごみ押圧板を昇降させる押圧板昇
    降機構とから構成されることを特徴とする請求項1〜4
    のいずれか1項に記載のごみクレーンバケット。
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