JPH10278325A - カラー感熱プリンタ及びカラー感熱プリント方法 - Google Patents

カラー感熱プリンタ及びカラー感熱プリント方法

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JPH10278325A
JPH10278325A JP8499797A JP8499797A JPH10278325A JP H10278325 A JPH10278325 A JP H10278325A JP 8499797 A JP8499797 A JP 8499797A JP 8499797 A JP8499797 A JP 8499797A JP H10278325 A JPH10278325 A JP H10278325A
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color
recording paper
thermal
coloring layer
thermosensitive
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JP8499797A
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Hidemi Sasaki
英美 佐々木
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 余白の漂白が適正に行えるカラー感熱プリン
タ及びカラー感熱プリント方法を提供する。 【解決手段】 カラー感熱記録紙4の給紙時に、カラー
感熱記録紙4の搬送方向の先頭である一端4aをマイク
ロスイッチ14で検出し、余白が光定着器10に対面す
る状態でカラー感熱記録紙4をいったん停止させる。光
定着器10のマゼンタ用紫外線ランプ27を点灯させて
余白を漂白し、この余白の漂白後に各感熱発色層への熱
記録を行い、終了後に排紙する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光定着性を有する
カラー感熱記録紙にフルカラー画像を記録するカラー感
熱プリンタ及びカラー感熱プリント方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】支持体上に、少なくとも3種類の感熱発
色層、例えばシアン感熱発色層,マゼンタ感熱発色層,
イエロー感熱発色層を順に層設したカラー感熱記録紙を
記録紙搬送手段である搬送ローラ対でニップして往復動
させ、サーマルヘッドと光定着器とでフルカラー画像を
プリントするカラー感熱プリンタが知られている。この
カラー感熱プリンタでは、搬送ローラ対によって移動さ
れるカラー感熱記録紙にサーマルヘッドを押し付け、熱
感度が最も高いイエロー感熱発色層にイエロー画像を1
ラインずつ熱記録し、その直後に光定着器でイエロー感
熱発色層を光定着する。次にマゼンタ感熱発色層にマゼ
ンタ画像を熱記録してから、これを光定着する。最後
に、シアン感熱発色層にシアン画像を熱記録してフルカ
ラー画像が得られる。
【0003】上記カラー感熱プリンタでは、カラー感熱
記録紙とサーマルヘッドとの位置関係を維持してレジず
れを防止するために、熱記録中には搬送ローラ対による
カラー感熱記録紙のニップを解除しない。そのため、カ
ラー感熱記録紙の一方の端部は、定着が行われていない
未定着部となる。未使用時のカラー感熱記録紙は薄緑色
をしており、時間が経過するとセピア色に変色し、プリ
ントの仕上がりを損ねてしまう。そのため、カラー感熱
プリンタでは、各感熱発色層への熱記録が終了した後に
未定着部が光定着器に対面する位置でカラー感熱記録紙
を停止させ、紫外線を照射して定着(漂白)を行ってか
ら排紙している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開平8−17488
3号公報に記載されているカラー感熱プリンタのよう
に、小型化を行ったり給紙機構を簡略化した場合には、
熱記録中にカラー感熱記録紙の一部がカラー感熱プリン
タから露呈されることになる。これにより、ユーザーは
カラー感熱プリンタによるプリント状況をカラー感熱記
録紙の移動によって確認できるようになるが、カラー感
熱記録紙の移動が停止する未定着部の漂白時に、プリン
ト動作が終了したと誤解してカラー感熱記録紙を無理に
カラー感熱プリンタから抜き取ってしまうことがあっ
た。
【0005】上記問題を解決するためには、プリント期
間中あるいはプリント終了を表示するランプ等の表示手
段や、未定着部の漂白中にカラー感熱記録紙が簡単に抜
き取られないように、カラー感熱記録紙を強固にグリッ
プする機構等を設ければよい。しかしながら、ユーザー
によってはランプの表示を見逃してしまったり、また、
ランプの意味を把握せずにカラー感熱プリンタを使用し
てしまうこともあるため、完全にカラー感熱記録紙の抜
き取りを防止することはできない。また、カラー感熱記
録紙が強固にグリップされていても無理に引き抜かれて
しまうことがあり、カラー感熱記録紙とプリンタとにダ
メージを与えてしまうという問題がある。
【0006】本発明は、上記問題点を解決するためのも
ので、余白の漂白が適正に行えるカラー感熱プリンタ及
びカラー感熱プリント方法を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1記載のカラー感熱プリンタは、カラー感
熱記録紙の給紙時に、余白となる部分が光定着器に対面
する位置でカラー感熱記録紙を停止し、該余白の定着を
行うようにしたものである。
【0008】また、請求項2記載のカラー感熱プリント
方法は、第1の感熱発色層への熱記録の前に、カラー感
熱記録紙の余白部分の定着を行うようにしたものであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】図2は、カラー感熱プリンタの構
成を示す概略図である。このカラー感熱プリンタ2は、
外装ケース3内に各部品が組み込まれた形態となってい
る。外装ケース3の前面には、未使用のカラー感熱記録
紙4が手差し給紙されるとともに、プリント済みのカラ
ー感熱記録紙4が排出される記録紙出入口5が設けられ
ている。この記録紙出入口5に対面する外装ケース3の
背面側には、プリント中にカラー感熱記録紙4の一部を
外装ケース3外に突出させる退避口6が設けられてい
る。このように、カラー感熱記録紙4の一部をプリント
中に外部に露呈させることによって、外装ケース3内の
カラー感熱記録紙4の搬送経路を短くし、カラー感熱プ
リンタ2を小型化している。
【0010】記録紙出入口5の奥には、記録紙出入口5
に挿入されたカラー感熱記録紙4の一端4aを検出する
反射型フォトセンサー8が配置され、更にその奥には、
第1搬送ローラ対9と、光定着器10と、マイクロスイ
ッチ14と、第2搬送ローラ対11と、サーマルヘッド
12及びプラテンローラ13とが配置されている。この
カラー感熱プリンタ2は、コンピュータ等からなるコン
トローラ22によって制御され、反射型フォトセンサー
8がカラー感熱記録紙4の一端4aを検出した際の検出
信号は、コントローラ22に入力される。
【0011】記録紙搬送手段を構成する第1搬送ローラ
対9は、記録紙出入口5に挿入されたカラー感熱記録紙
4を挟み込んで外装ケース3内に給送するとともに、プ
リント済みのカラー感熱記録紙4を記録紙出入口5から
排紙する。この第1搬送ローラ対9は、回転駆動される
キャプスタンローラ15と、このキャプスタンローラ1
5に従動回転するニップローラ16とから構成されてい
る。ニップローラ16は、図示しない付勢力の弱いバネ
によってキャプスタンローラ15に常時圧接している。
【0012】記録紙搬送手段を構成する第2搬送ローラ
対11は、熱記録時にサーマルヘッド12に対してカラ
ー感熱記録紙を相対移動させるためのもので、回転駆動
されるキャプスタンローラ18と、このキャプスタンロ
ーラ18に従動回転する小径のニップローラ19とから
構成されている。ニップローラ19は、図示しない付勢
力の強いバネによってキャプスタンローラ18に常時圧
接し、カラー感熱記録紙4がスリップしないように搬送
する。
【0013】第1搬送ローラ対9のキャプスタンローラ
15と、第2搬送ローラ対11のキャプスタンローラ1
8とは、ステッピングモータ21によって駆動される。
ステッピングモータ21は、ドライバ23によって制御
され、このドライバ23はコントローラ22によって制
御される。
【0014】光定着器10は、第1搬送ローラ対9と第
2搬送ローラ対11との間に配置されている。光定着器
10は、420nmの近紫外線を照射してカラー感熱記
録紙4のイエロー感熱発色層を光定着するイエロー用紫
外線ランプ26と、365nmの紫外線を照射してマゼ
ンタ感熱発色層を光定着するマゼンタ用紫外線ランプ2
7と、これらの紫外線ランプ26,27の上方及び側方
を覆うとともに、紫外線をカラー感熱記録紙4に向けて
反射するリフレクタ28とからなる。
【0015】サーマルヘッド12は、多数の発熱素子が
カラー感熱記録紙4の搬送方向と直交する方向にライン
状に配列された発熱素子アレイ12aを備えており、図
中に示す位置で固定されている。発熱素子アレイ12a
は、カラー感熱記録紙4の各感熱発色層に適した熱エネ
ルギーを発生する。
【0016】プラテンローラ12は、図示しない回動機
構によって軸30を中心に回動する保持レバー31に回
転自在に保持されており、熱記録時には、図3に示すよ
うに上方に回動して、サーマルヘッド12の発熱素子ア
レイ12aとの間にカラー感熱記録紙4を挟み込む。
【0017】カラー感熱記録紙4は、周知のように、支
持体上にシアン感熱発色層,マゼンタ感熱発色層,イエ
ロー感熱発色層が順次層設されている。最上層となるイ
エロー感熱発色層は熱感度が最も高く、小さな熱エネル
ギーでイエローに発色する。最下層となるシアン感熱発
色層は熱感度が最も低く、大きな熱エネルギーでシアン
に発色する。また、イエロー感熱発色層は、420nm
の近紫外線が照射されたときに発色能力が消失する。マ
ゼンタ感熱発色層は、イエロー感熱発色層とシアン感熱
発色層との中間程度の熱エネルギーでマゼンタに発色
し、365nmの紫外線が照射されたときに発色能力が
消失する。また、カラー感熱記録紙4に、例えばブラッ
ク感熱発色層を設けて4層構成にしてもよい。
【0018】カラー感熱記録紙4は、図3に示すよう
に、他端4bを先頭にして図中左方に搬送される際にサ
ーマルヘッド12によって熱記録され、図4に示すよう
に、一端4aを先頭にして図中右方に搬送される際に光
定着器10によって定着される。これにより、図5に示
すように、中央部にフルカラー画像が記録され、その周
囲に何も記録されていない余白が形成される。これらの
余白のうちカラー感熱記録紙4の一端4a側に形成され
る余白Lは、光定着器10に対面することがない。その
ため、余白L中の範囲L1は、リフレクタ28の反射な
どによって定着されるが、L2は第2搬送ローラ対11
によって常にニップされているため定着されない。
【0019】マイクロスイッチ14は、カラー感熱記録
紙4の一端4aが当接するプランジャー14aを備えて
いる。このプランジャー14aに給紙時のカラー感熱記
録紙4の一端4aが当接するとマイクロスイッチ14が
オンし、この検出信号がコントローラ22に入力され
る。
【0020】次に、図6に示すフローチャートを参照し
ながら、上記実施形態の作用について説明する。カラー
感熱プリンタ2は、例えばコンピュータに接続されてい
る。コンピュータによってプリント開始操作を行うと、
カラー感熱プリンタ2は、例えば外装ケース3の前面に
設けられた記録紙挿入ランプ(図示せず)を点滅させて
カラー感熱記録紙4の供給を促す。また、コンピュータ
からはプリントデータがカラー感熱プリンタ2に送出さ
れ、カラー感熱プリンタ2はプリントデータに基づいて
プリント準備を行う。
【0021】図2に示すように、カラー感熱記録紙4を
記録紙出入口5に挿入すると、カラー感熱記録紙4の一
端4aが第1搬送ローラ対9に突き当たる。その途中
で、カラー感熱記録紙4の一端4aが反射型フォトセン
サー8に検知され、この検出信号がコントローラ22に
入力される。
【0022】コントローラ22は、反射型フォトセンサ
ー8の検出信号に基づいて、ドライバ23を介してステ
ッピングモータ22を正回転させ、キャプスタンローラ
15,18を図中時計方向に向けて回転させる。これに
より、キャプスタンローラ15に押しつけられていたピ
ンチローラ16が反時計方向に従動回転し、カラー感熱
記録紙4の一端4aをニップする。
【0023】第1搬送ローラ対9によって搬送されたカ
ラー感熱記録紙4は光定着器10の下方を通過し、図1
に示すように、一端4aがマイクロスイッチ14のプラ
ンジャー14aに当接する。マイクロスイッチ14がオ
ンすると、この信号がコントローラ22に入力され、コ
ントローラ22はマイクロスイッチ14の信号に基づい
てステッピングモータ21を停止する。これにより、図
5に示すように、カラー感熱記録紙4の一端4a側の余
白Lが、マゼンタ用紫外線ランプ17に対面する。
【0024】ステッピングモータ21の停止と同時に、
コントローラ22は光定着器10のマゼンタ用紫外線ラ
ンプを点灯させ、カラー感熱記録紙4の一端4aから、
図5中に2点鎖線で示す波線35までの間の余白を漂白
する。この漂白は、プリント動作中に光定着器10に漂
白される範囲L1に重なるように行われるため、確実に
余白Lを漂白することができる。
【0025】また、プリント準備が完了する前のカラー
感熱記録紙4の給紙時に余白の漂白を行うことにより、
全ての感熱発色層への記録後すぐにカラー感熱記録紙4
を排紙することができるので、従来のカラー感熱プリン
タのように、全ての感熱発色層への記録後の余白の漂白
時にカラー感熱記録紙4が無理に引き抜かれることはな
い。また、従来、プリント時間を遅くしていたプリント
準備時間内に余白の漂白を行うことにより、プリント時
間の短縮ができる。
【0026】コントローラ22は、規定時間だけマゼン
タ用紫外線ランプ27を点灯させると、マゼンタ用紫外
線ランプ27を消灯する。また、プリント準備の完了と
ともにステッピングモータ21を再度回転させる。カラ
ー感熱記録紙4は、第1搬送ローラ対9によって、一端
4aを先頭にしてサーマルヘッド12に向けて搬送さ
れ、その途中で第2搬送ローラ対11にニップされる。
第1搬送ローラ対9と第2搬送ローラ11対とで搬送さ
れたカラー感熱記録紙4は、サーマルヘッド12とプラ
テンローラ13との間を通過し、図3に示すように、退
避口6からカラー感熱プリンタ2外に突き出される。そ
して、カラー感熱記録紙4の他端4bが第2搬送ローラ
対11によって挟み込まれた状態で、コントローラ22
はステッピングモータ21の回転を停止させる。
【0027】カラー感熱記録紙4の停止後すぐに、コン
トローラ22は図示しない回動機構によって保持レバー
31が回動させ、プラテンローラ13をサーマルヘッド
12に押し付ける。これにより、サーマルヘッド12の
発熱素子アレイ12aとプラテンローラ13との間に、
カラー感熱記録紙4が挟み込まれる。
【0028】また、コントローラ22は、ドライバ23
を会してステッピングモータ21を逆回転させ、第2搬
送ローラ対11によってカラー感熱記録紙4を他端4b
を先頭にして搬送させる。プラテンローラ13は、カラ
ー感熱記録紙4の搬送に従動して回転する。このカラー
感熱記録紙4の搬送中に、記録エリアの先端縁が発熱素
子アレイ12aに到達すると、各発熱素子がイエロー画
像の各画素に応じた熱エネルギーを発生してイエロー感
熱発色層にイエロー画像を1ラインずつ熱記録する。
【0029】イエロー画像の熱記録が行われたカラー感
熱記録紙4は、再び第1搬送ローラ対9にニップされ、
記録紙出入口5から一部が突き出される。カラー感熱記
録紙4のイエロー感熱発色層への熱記録が終了すると、
コントローラ22はサーマルヘッド12の駆動を停止さ
せ、サーマルヘッド12から離れる退避位置にプラテン
ローラ13を回動する。更に、図4に示すように、カラ
ー感熱記録紙4の一端4aが第2搬送ローラ対11にニ
ップされた状態でステッピングモータ21の駆動を停止
する。
【0030】コントローラ22は、ステッピングモータ
21の停止直後にイエロー用紫外線ランプ26を点灯さ
せ、更にステッピングモータ21を正回転させ、一端4
aを先頭にしてカラー感熱記録紙4をサーマルヘッド1
2に向けて搬送する。このカラー感熱記録紙4の搬送時
にイエロー用紫外線ランプ26から放射された420n
mの近紫外線は、カラー感熱記録紙4を照射し、次のマ
ゼンタ感熱発色層への熱記録時にイエローが発色しない
ように定着する。
【0031】カラー感熱記録紙4の記録エリアの先端縁
が、再び発熱素子アレイ12aの位置まで搬送される
と、ステッピングモータ21がいったん停止し、イエロ
ー用紫外線ランプ26が消灯する。そして、図3に示す
ように、プラテンローラ13がサーマルヘッド12に再
び圧接し、ステッピングモータ21が逆回転して、他端
4bを先頭にしてカラー感熱記録紙4を搬送する。サー
マルヘッド12はマゼンタ感熱発色層にマゼンタ画像に
応じた熱エネルギーを与えて熱記録を行う。
【0032】カラー感熱記録紙4の一端4aの後端まで
マゼンタ画像の熱記録が行われると、図5に示すよう
に、プラテンローラ13が再び退避位置に移動してカラ
ー感熱記録紙4への押圧を解除し、ステッピングモータ
21がいったん停止される。イエローの場合と同様に、
この直後にマゼンタ用紫外線ランプ27が点灯し、これ
と同時にステッピングモータ21が正回転を行う。マゼ
ンタ用紫外線ランプ27により、ほぼ365nm付近の
紫外線がカラー感熱記録紙4に照射され、次のシアン感
熱発色層の熱記録時にマゼンタが発色しないように光定
着される。
【0033】カラー感熱記録紙4の記録エリアの先端縁
が発熱素子アレイ12aの位置まで搬送されると、プラ
テンローラ13が前述と同様に熱記録位置に復帰する。
これとともに、ステッピングモータ21が逆方向に回転
してカラー感熱記録紙4を他端4bを先頭にして搬送す
る。この搬送中にサーマルヘッド12は、シアン感熱発
色層にシアン画像を熱記録する。
【0034】全ての感熱発色層への熱記録が終了する
と、プラテンローラ13は再び退避位置に移動する。ス
テッピングモータ21は、図7に示すように、更に逆方
向への回転を続けてカラー感熱記録紙4の一部を記録紙
出入口5から突き出し、記録紙出入口5から排紙する。
【0035】なお、カラー感熱記録紙4を水平方向で搬
送してプリントを行うカラー感熱プリンタ2を例に説明
したが、本発明は、図8に示すように、カラー感熱記録
紙4を上方の記録紙出入口41から給紙し、サーマルヘ
ッド42と光定着器43とでカラー感熱記録紙4にプリ
ントを行う際に、前面の退避口45からカラー感熱記録
紙4の一部を突出させ、プリント終了後に上方の記録紙
出入口41から排紙する縦型のカラー感熱プリンタ40
に、カラー感熱記録紙4の一端を検出するマイクロスイ
ッチ46を設けて実施することもできる。
【0036】また、1つのサーマルヘッドでカラー感熱
記録紙に3回の熱記録を行う3パス1ヘッドタイプのカ
ラー感熱プリンタについて説明したが、3つのサーマル
ヘッドに対して感熱記録紙を1回通過させる1パス3ヘ
ッドタイプのカラー感熱プリンタにも用いることができ
る。また、プリント中にカラー感熱記録紙が外部に露呈
されるカラー感熱プリンタについて説明したが、プリン
ト中にカラー感熱記録紙が露呈されないプリンタでも、
プリント時間の短縮のために用いることができる。更
に、カラー感熱タイプのサーマルプリンタを例に説明し
たが、モノクロ感熱タイプのサーマルプリンタにも利用
することができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のカラー感
熱プリンタ及びカラープリント方法は、カラー感熱記録
紙の給紙時に、余白となる部分が光定着器に対面する状
態でカラー感熱記録紙をいったん停止して余白の定着を
行うようにしたので、従来のように、記録後の余白の定
着時にカラー感熱記録紙が引き抜かれて発生する定着不
全によるプリント品質の劣化や、プリンタへのダメージ
を防止することができる。また、プリントにおいて無駄
に時間となるプリント準備時間内に余白の定着を行って
おけるので、プリント時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】余白定着時のカラー感熱プリンタの状態を示す
概略図である。
【図2】給紙時のカラー感熱プリンタの状態を示す概略
図である。
【図3】熱記録開始時のカラー感熱プリンタの状態を示
す概略図である。
【図4】定着開始時のカラー感熱プリンタの状態を示す
概略図である。
【図5】カラー感熱記録紙の平面図である。
【図6】本発明のカラー感熱プリンタの動作順序を示す
フローチャートである。
【図7】排紙時のカラー感熱プリンタの状態を示す概略
図である。
【図8】別の実施形態のカラー感熱プリンタの構成を示
す概略図である。
【符号の説明】
2 カラー感熱プリンタ 4 カラー感熱記録紙 5 記録紙出入口 6 退避口 9 第1搬送ローラ対 10 光定着器 11 第2搬送ローラ対 12 サーマルヘッド 13 プラテンローラ 14 マイクロスイッチ 22 コントローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なった色に発色する少なくとも第1〜
    第3の感熱発色層が層設されたカラー感熱記録紙を用
    い、このカラー感熱記録紙の余白となる端部を記録紙搬
    送手段でグリップして移動させながらサーマルヘッドで
    1種類の感熱発色層を選択的に発色させ、次の感熱発色
    層を発色させる前に発色済みの感熱発色層に定着光を光
    定着器から照射して定着させ、面順次でフルカラー画像
    を熱記録するとともに、該余白を光定着器で定着するカ
    ラー感熱プリンタにおいて、 前記カラー感熱記録紙の給紙時に、余白となる部分が光
    定着器に対面する状態でカラー感熱記録紙を停止し、該
    余白の定着を行うことを特徴とするカラー感熱プリン
    タ。
  2. 【請求項2】 異なった色に発色する少なくとも第1〜
    第3の感熱発色層が層設され、下層の感熱発色層ほど熱
    感度が低く、また表面側にある最上層の第1の感熱発色
    層とその下の第2の感熱発色層に対しては、それぞれ特
    有な波長域の紫外線に光定着性を有するカラー感熱記録
    紙を用い、サーマルヘッドとカラー感熱記録紙とを相対
    的に移動させながら、カラー感熱記録紙の表面をサーマ
    ルヘッドで加熱して上層にある感熱発色層から順番に発
    色記録を行うとともに、第1感熱発色層と第2の感熱発
    色層に対しては、発色記録直後に定着を行って、カラー
    感熱記録紙にフルカラー画像を面順次に記録するカラー
    感熱プリント方法において、 前記第1の感熱発色層への熱記録の前に、カラー感熱記
    録紙の余白部分の定着を行うことを特徴とするカラー感
    熱プリント方法。
JP8499797A 1997-04-03 1997-04-03 カラー感熱プリンタ及びカラー感熱プリント方法 Pending JPH10278325A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007069556A (ja) * 2005-09-09 2007-03-22 Brother Ind Ltd 印刷装置
JP2007069554A (ja) * 2005-09-09 2007-03-22 Brother Ind Ltd 印刷装置

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