JPH10278241A - インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 - Google Patents

インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法

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JPH10278241A
JPH10278241A JP9086359A JP8635997A JPH10278241A JP H10278241 A JPH10278241 A JP H10278241A JP 9086359 A JP9086359 A JP 9086359A JP 8635997 A JP8635997 A JP 8635997A JP H10278241 A JPH10278241 A JP H10278241A
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JP
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recording
recording head
recording medium
image
circumferential surface
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JP9086359A
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English (en)
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Yasuyuki Takanaka
康之 高中
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J3/00Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed
    • B41J3/407Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed for marking on special material
    • B41J3/4073Printing on three-dimensional objects not being in sheet or web form, e.g. spherical or cubic objects

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェット記録方法により、円筒物等の
被記録媒体の円周面に、高品位な画像を直接に記録する
ことができ、かつ円筒物等の被記録媒体の外径が異なる
場合にも対応して高品位な画像を記録する。 【解決手段】 被記録媒体としての円筒物100が中心
軸を中心として間欠的に回動し、記録ヘッド1が円筒物
100の中心軸の方向に移動し、円筒物100の内周面
100cに画像を記録する際に、円筒物100の外径に
応じて、円筒物100の間欠送りの回転量、および画像
の記録に供する吐出口を設定し、円筒物100を1周さ
せることによって円周面100cの全体に画像を記録す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外周部が円周面と
された円筒形状や円柱形状の被記録媒体、例えば、缶、
瓶、コップ、ツマミ、ロール、電柱、パイプ等の被記録
媒体に、インク等の液体を吐出して、その円周面にレー
ベル等の画像を記録するインクジェット記録装置および
インクジェット記録方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば、缶等の円筒形状の被
記録媒体の外周面に画像を記録する一般的な方法として
は、スクリーン印刷やオフセット印刷等の印刷法によ
り、被記録媒体の周面に直接に画像を記録する方法があ
る。あるいは、間接的な記録方法としては、まず、同印
刷法により平板状の被記録媒体の表面に画像を記録して
から、これを円筒形状に湾曲させることによって、結果
として立体物を成す方法がある。あるいは、まず、フィ
ルムのような薄いシート状の被記録媒体に画像を記録し
てから、これを円筒物の外周部に貼り付ける方法が採ら
れていた。
【0003】一方、インクジェット記録ヘッド(以下、
単に「記録ヘッド」ともいう)は、微細な吐出口からイ
ンク等の液体を被記録媒体上に吐出することによって記
録を行うものである。1個の記録ヘッドには、複数個の
吐出口が設けられ、各吐出口からのインクの吐出を独立
に制御することによって、インク滴を被記録媒体上に着
弾させて、インクのドットにより所望の記録が行われ
る。このような記録ヘッドを搭載して被記録媒体全体へ
の画像記録を行う画像記録装置は、周知のように、コン
ピュータの出力機器としてのプリンタ等として利用され
ている。このようなプリンタとしては、搬送装置による
用紙等の被記録媒体の間欠送りと、被記録媒体の搬送方
向と交差する方向に沿う記録ヘッドの走査とを繰り返し
て、全体画像を記録するシリアル記録方式のものがあ
る。その場合、用紙等の被記録媒体は、記録ヘッドから
一定距離だけ離れた対向位置において、平面状態を保つ
ようにして搬送される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
印刷法においては、印刷すべき原画像に対応するよう
に、その原画像に使われている色毎にスクリーン版やオ
フセット版を作成し、これらの版を微細な位置合わせを
行いつつ印刷装置に装着し、さらに要求される色にイン
クを調合しなければならなかった。そのため、スクリー
ン版やオフセット版の版代が経費として必要となる他、
それらの制作に日数がかかり、特に、印刷を行うまでの
工程に手間がかかるという問題があり、また、少ないロ
ットの印刷の場合には、被記録媒体1個当たりの印刷費
が高くつくという問題もあった。
【0005】さらに、印刷終了時にはインクの洗浄、そ
の廃液の処理に手間がかかり、それらのための施設等も
必要であった。また、色毎に版を必要とするため、使用
する版の数に応じて装置が大型化し、その設置スペース
も拡大化するという問題もあった。さらにまた、印刷デ
ータを保存する場合には、印刷の終了した版を保存する
ための保管スペースも必要であった。
【0006】また、前述した間欠的な記録方法では、画
像記録後の平板状の被記録媒体を円筒形状に成形した
り、それを円筒物の外周部に張り付けるための二次加工
が必要となる。その二次加工の際には、記録した画像を
キズつけないような配慮が必要となり、特に、フィルム
を貼るような場合には、その張り付け位置を決める作業
や、フィルムがシワにならないような機構が必要とな
り、結果的に、コスト高になるという問題があった。
【0007】一方、記録ヘッドを用いたシリアル記録方
式においては、円筒物等の円周面を被記録面とした場合
に、次のような特有の問題が生じる。すなわち、例え
ば、円筒物を円周方向に間欠送りし、これと交差する方
向、すなわち、円筒物の軸線方向に記録ヘッドを走査さ
せた場合には、用紙のような平面に対しインクを吐出し
て画像を記録する場合とは異なり、記録ヘッドの全ノズ
ルにおいて、インクの吐出方向と円筒物の円周面の法線
方向との関係が一致しない。その結果、それらの吐出方
向と法線方向とがズレる程度に応じて、円筒物の円周面
に着弾するインク滴の間隔が広がって記録画像が歪むと
いう問題がある。このような問題を解消する方法として
は、例えば、それらの吐出方向と法線方向とを一致させ
るように、記録ヘッドの各ノズルを一定の曲率で配列す
る方法もある。しかし、この場合には、円筒物の外径が
異なる度に、それに合わせてノズル列の曲率が設定され
た記録ヘッドを使用しなければならず、甚だ煩雑であ
る。
【0008】本発明は、かかる従来の問題点に鑑み、従
来の印刷方法ではなく、インクジェット記録方法を採用
した上、外周部が円周面とされた円筒物等の被記録媒体
に、高品位な画像を直接に記録でき、かつ被記録媒体の
外径に簡易に対応して画像を記録することができるイン
クジェット記録装置およびインクジェット記録方法を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
記録装置は、列状に配設された複数の吐出口からインク
を吐出可能な記録ヘッドを用いて、被記録媒体の円周面
に画像を記録するインクジェット記録装置であって、前
記被記録媒体の円周面の曲率中心を通る軸線の方向に対
して、前記記録ヘッドの吐出口の配列方向を交差させる
ように、前記記録ヘッドと前記被記録媒体とを対向させ
て保持する保持手段と、前記記録ヘッドと前記被記録媒
体とを前記軸線の方向に相対移動させる移動手段と、前
記記録ヘッドと前記被記録媒体とを前記軸線を中心とし
て間欠的に相対回動させる回動手段と、前記被記録媒体
の円周面の曲率半径に応じて、前記記録ヘッドの複数の
吐出口の中から画像の記録に供する吐出口と、前記回動
手段による間欠的な回動量とを設定する制御手段とを備
えたことを特徴とする。
【0010】本発明のインクジェット記録方法は、列状
に配設された複数の吐出口からインクを吐出可能な記録
ヘッドを用いて、被記録媒体の円周面に画像を記録する
インクジェット記録方法であって、前記被記録媒体の円
周面の曲率中心を通る軸線の方向に対して、前記記録ヘ
ッドの吐出口の配列方向を交差させるように、前記記録
ヘッドと前記被記録媒体とを対向させて保持し、前記被
記録媒体の円周面に画像を記録する際に、前記記録ヘッ
ドと前記被記録媒体とを前記軸線の方向に相対移動させ
る動作と、前記記録ヘッドと前記被記録媒体とを前記軸
線を中心として間欠的に相対回動させる動作とを繰り返
し、かつ前記被記録媒体の円周面の曲率半径に応じて、
前記記録ヘッドの複数の吐出口の中から画像の記録に供
する吐出口と、前記回動手段による間欠的な回動量とを
設定することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0012】本発明では、外周部が円周面とされた円筒
形状や円柱形状のものを被記録媒体とすることができ、
例えば、円筒形状の被記録媒体としては、缶、瓶、コッ
プ、ツマミ、ロール、電柱、蛍光灯、パイプ等を挙げる
ことができる。本実施形態においては、円筒形状で端面
を有する物(以下、「円筒物」という)を被記録媒体に
した場合について説明する。また、本発明は、原画像を
読み取ってから複写画像を記録する複写機形態や、コン
ピュータ内に作成された画像記録データに基づいて画像
を記録するプリンタ形態として適用可能である。
【0013】図1は、本実施形態としての記録装置の要
部斜視図、図2は、その記録装置において用いられる記
録ヘッドの外観斜視図である。
【0014】1は、カートリッジ化された着脱可能な記
録ヘッドであって、記録用のインクを貯留するためのイ
ンクタンク2と、インクを吐出するヘッド部3とを一体
に備えた構成となっている。記録ヘッド1は、不図示の
コンピュータから、ケーブルにより画像信号が転送さ
れ、その画像信号に基づいて、被記録媒体としての円筒
物100の円周面100cに記録を行う。円筒物100
は、その中心軸線、つまり円周部100cの曲率中心を
通る軸線を回転軸100bとして回転される。
【0015】4はキャリアであって、その定位置に記録
ヘッド1が着脱自在に搭載される。キャリア4は、不図
示のキャリアモータにより、一対の走査レール5に沿っ
て往復動する。6は、走査レール5を支持する支持枠で
あり、キャリア4をガイドする走査レール5が支持され
ることにより、記録ヘッド1と円筒物100との位置関
係が規制される。通常、ヘッド部3と円筒部100の表
面との対向間隔は、最短部で0.5mm程度である。円
筒物100の外径が種々異なる場合は、記録ヘッド1を
支持枠6と共に移動させ、ヘッド部3と円筒物100の
表面との間の距離を一定に維持する。その距離は、円筒
物100の表面の軸方向に渡って一定である。
【0016】7は、円筒物100の端面100aを回転
軸100bに沿って図1中右方向に押圧するパッド、8
は、パッド7と一体に回転するギア、9は、パッド7を
端面100aに押圧するための押圧シリンダであり、こ
れらの構成が円筒物100の左右両側の端面100aと
の対向位置に備えられている。円筒物100は、一端、
不図示の求心作用のある三方チャックにより把持され、
その中心である回転軸100bがパッド7の中心と一致
するように、左右のパッド7の間に位置決めされる。円
筒物100の外径は、記録装置に取り付ける前に、予め
計測などにより求めて本記録装置に入力したり、また
は、上記の三方チャックに設けたセンサによって、この
三方チャックに把持した円筒物100の外径を検知する
ようにしてもよい。押圧シリンダ9は、その軸線が回転
軸100bと一致するように、支持板10により支持さ
れている。
【0017】11は駆動モータであり、その駆動力は、
駆動ギア12、アイドラギア13を介してギア8に伝達
される。この駆動力により、左右のパッド7の間に挾持
された円筒物100が回転軸100bを中心に所定量ず
つ間欠送りされる。
【0018】図3に記録ヘッド1の内部構造を示す。こ
の記録ヘッド1は、インクジェット記録方式に用いられ
るものである。この記録ヘッド1は、液体(インク)を
吐出するための微細な複数の吐出口1001、それらの
吐出口1001毎に設けられて吐出口1001に連通す
るノズルを形成する液路1002、それらの液路100
2にインクを分配する液室1003、各液路1002毎
に配設されるエネルギー作用部1004、およびエネル
ギー作用部1004の配設部位のインクに作用させるべ
き液滴形成エネルギー(吐出エネルギー)を発生するエ
ネルギー発生素子1005を備えている。本例の場合
は、この素子1005として、熱エネルギーを発生する
電気熱変換体を備えている。吐出口1001を高密度に
実装した記録ヘッド1では、例えば、解像度360dp
i(≒14ノズル/mm)のものがある。インクタンク
2には、インクが含浸された多孔質体からなるスポンジ
が設けられている。インクタンク2は液室1003に連
通されており、非記録動作時には、インクタンク2内の
スポンジが発生する負圧力により吐出口1001のメニ
スカスが一定に保持され、記録動作時には、毛管作用に
より、吐出口1001から吐出される分のインクが自動
的にインクタンク2から液室1003に供給される。F
は、吐出口1001が形成される面と同一平面となる吐
出口面であり、円筒物100の表面である円周面100
cと対向している。
【0019】次に、記録動作時に使用するノズルを特定
する方法について説明する。図4は、記録部の拡大側面
図である。図4において、点Qは、前述の三方チャック
の求心作用によって定められた円筒物100の回転中
心、点Rは、吐出口面Fと円周面100cとの間隔が最
短距離となる円周面100c上の点である。記録装置上
においては、記録ヘッド1の吐出口面Fと円筒面100
cとの相対位置が支持枠6とパッド7の軸線との位置関
係(寸法)により、記録動作前から確定されているた
め、これらの点Q,Rは一義的に定められる。吐出口面
Fに直交する図4中の下方向がインクの吐出方向であ
る。
【0020】ここで、点Q,Rと結ぶ線分QRに対して
反時計方向に角度θ2,θ1をなす円周面100c上の
点を各々X2,X1とする。また、円筒物100の半
径、つまり円周面100cの曲率半径はrとする。点X
2,X1から線分QRに下した垂線の長さを各々p2,
p1とすると、次の関係が成り立つ。
【0021】
【数1】 θ2=arcsin(p2/r)、θ1=arcsin(p1/r) …(A1) 点X2,X2間の円弧X2X1の長さをsとすると、長
さsは、式(A1)を用いて、次式で表される。θ2,
θ1はラジアンである。
【0022】
【数2】 s=r×(θ2−θ1) =r×{arcsin(p2/r)−arcsin(p1/r)} …(A2) 記録ヘッド1のノズルが等間隔に配列されているため、
点X2,X1をインクの着弾点とすれば、p2−p1≡
Δpなる長さΔpは、ノズルが配列されているピッチで
ある。これより、
【0023】
【数3】 p1=p2−Δp …(1) 上式(1)を式(A2)に代入して、
【0024】
【数4】 s=r×{arcsin(p2/r)−arcsin[(p2−Δp)/r]} …(2) ここで、ノズルピッチΔpは、記録ヘッド1の解像度が
360dpiの場合、0.0705mmと微小量である
ことから、上式(2)は近似的に次のように表される。
【0025】
【数5】 s≒r×Δp×d{arcsin(p2/r)}/d(p2) =Δp/{1−(p2/r)21/2 …(A3) 上式(A3)は、次式(B1),(B2)を用いて算出
した。
【0026】
【数6】
【0027】この長さsは、円周面100c上における
ドットピッチとなる。式(A3)において、半径rの値
に対して長さp2が増加すれば、長さsも増加する。つ
まり、点Rから離れたノズルを使用する場合、円周面1
00c上におけるドットピッチが点Rにおけるドットピ
ッチよりも大きくなる。したがって、歪みのない画像を
記録するためには、円周面100c上のドットピッチが
ある値以下でなければならない。歪みのない画像を記録
するために許容できる長さs(ドットピッチ)の許容値
をaとすると、その長さsは、次の式を満足しなければ
ならない。
【0028】
【数7】 s≦a …(3) 上式(3)に式(A3)を代入して整理すると、長さp
2が満たすべき値として以下の式を得る。
【0029】
【数8】
【0030】上式(A4)は、下記のようにして算出す
ることができる。
【0031】
【数9】
【0032】吐出口面Fと円周面100cとが最短距離
にある吐出口面F上の点をHとすると、点Hから距離p
2にあるノズルまでが記録画像を歪めることなく記録に
使用できるノズルである。点Hは、吐出口面Fと円周面
100cとの位置関係により、一義的に確定するもので
ある。式(A4)により、円筒物100の半径rと、使
用する記録ヘッド1のノズルピッチΔpと、許容値aを
予め定めておくことにより、これらの諸量から記録に使
用できるノズルの範囲、つまり全ノズルにおいて画像の
記録に使用できるノズルが占める範囲を決定することが
できる。また、記録ヘッド1によって平面に記録した場
合の正規のドットピッチがノズルピッチΔpであるか
ら、いかなる場合も式(A4)における許容値aをノズ
ルピッチΔpの値未満とすることは不合理である。許容
値aは、要求する画質のレベルに応じて定めればよい。
式(A4)から明らかなように、許容値aを小さくする
と、長さp2の最大値が小さくなり、ドットのズレ量が
規制できて画質は向上するものの、記録ヘッド1の一走
査において使用できるノズルの範囲が狭くなるために記
録速度が低下する。これらは、要求する仕様でのトレー
ドオフによって決めればよい。通常、被記録媒体におけ
るインク滴の着弾点のズレは、正規のノズルピッチΔp
に対してΔp/2が許容されるため、許容値aは(3/
2)×Δpとすることができる。
【0033】以上は、線分QRから反時計方向側におけ
る円周面100c上の領域に対して使用可能なノズルの
範囲の決定について説明したが、全く同様にして、線分
QRの時計方向側における円周面100c上の領域に対
しての使用可能なノズルの範囲を決定することができ
る。線分QRの時計方向側の円周面100c上の領域に
おいて、点X2に相当する点をY2とすれば、点Y2
は、線分QRに関して点X2と線対象の位置にある。従
って、線分QRの時計方向側にある吐出口面Fの領域に
おいて、点Hから距離p2にあるノズルまでが、記録画
像を歪めることなく記録に使用できるノズルとなる。
【0034】次に、図5を参照して、円筒物100の間
欠送り量を決定する方法について説明する。式(A4)
により決定された距離p2の範囲内において、点Hから
最も離れた位置にありかつ線分QRから反時計方向側の
ノズルをN、点Hから最も離れた位置にありかつ線分Q
Rの時計方向側のノズルをMとする。さらに、ノズル
N,Mから吐出されて円周面100cに着弾するインク
滴の位置、つまりドットの形成位置を各々点X3,Y3
とし、点X3,Y3から線分QRに下した垂線の長さを
各々n,mとする。点X2,Y2の吐出口面Fへの投影
点にノズルが位置するとは限らないため、長さn,mの
一方はp2以下となる。図5においては、m≦p2とし
ている。また、距離p2が、記録ヘッド1の吐出口面F
と円周面100cの相対位置によって一義的に決まるた
め、結果的にn,mも一義的に決まる。そして、点X
3,Y3間の円弧X3Y3上にインクが吐出されて、画
像が記録されることになる。線分QRと線分QX3との
なす角をφ1、線分QRと線分QY3とのなす角をφ2
とし、また、点Y3から弧長が長さΔpとなる円周面1
00c上の点をZ3とし、線分QRと線分QZ3とのな
す角をφ0とする。このとき、円筒物100の間欠送り
に必要な回転角φ[rad]は、以下の式で表される。
【0035】
【数10】 φ=φ0+φ1+φ2 =Δp/r+arcsin(n/r)+arcsin(m/r) [単位:rad ] …(A5) この回転角φ毎の間欠送りによって、円筒物100の円
周面100c上に、その円周方向に画像が連続して記録
される。回転角φは、ノズルピッチΔp、円筒物100
の半径r、距離n,mによって、一義的に定まる。
【0036】次に、図6を参照して、円筒物100の間
欠送りの送り回数について説明する。円筒物100を1
周させる角度は2π[rad]であり、φは2πよりも
小さいので下記(A6)の関係が成り立つような整数k
と角度α[rad]を定めることができる。
【0037】
【数11】 2π=φ×k+α [単位:rad ] …(A6) ここで、角度αは、回転角φよりも小さい角度である。
整数kは、間欠送りの回数を表す。図6において、同図
中下側の優弧X3X4は、間欠送りの回数kによって記
録が行われた領域となる。点X4は、最初の走査によっ
て記録が行われた点X3(図5参照)の位置が、回数k
の間欠送り後に移動した点である。角度αは、線分QX
3と線分QX4とが成す角である。図6中上側の劣弧X
3X4の内、点X4から弧長がΔpとなる円周面100
c上の点をY4とし、点Y4から線分QRに下した垂線
の長さをgとし、線分QX3と線分QY4とが成す角を
βとすると、式式(A7)が成り立つ。
【0038】
【数12】 β=α−φ0 =φ1+arcsin(g/r) [単位:rad ] …(A7) 角度βは、間欠送りの回数k後の残りの記録すべき領域
の大きさに相当する。
【0039】ここで、β≦φ0のときは、残りの記録領
域がドットピッチ以下となるため記録を行う必要はな
く、円筒物100全体に、画像が記録されたと判断す
る。この場合には、パッド7を解除し、円筒物100を
記録装置から取外す。一方、β>φ0のときは、まだ記
録すべき領域が存在するため画像記録を行う。この場
合、β<φであるから、劣弧X3Y4の領域の記録に使
用するノズル数がこれまでのノズル数と異なることにな
る。上式(A7)より、長さgは下式(A8)のように
定まる。
【0040】
【数13】 g=r×sin(α−φ0−φ1) …(A8) したがって、線分QRの反時計方向側の領域において
は、長さnによって定まるノズルを使用し、また線分Q
Rの時計方向側の領域においては、点Hから距離gまで
のノズルを使用することになる。このように記録ヘッド
1の最終走査時においては、距離nとgによって定まる
ノズルを使用する。上式(A8)において、長さgがマ
イナスになる場合は、線分QRの反時計方向側の領域に
長さ|g|をとり、点Hから図6中左側の|g|までの
ノズルは使用しない。すなわち、線分QRの反時計方向
側の領域において、点Hから図6中の左方に向って距離
|g|だけ離れた位置から、ノズルNまでの間に位置す
るノズルを使用する。この最後の走査による記録が終了
することにより、円筒物100への記録が完了する。
【0041】以上のように、円筒物100の間欠送りの
回数は、β≦φ0のときはk回であり、β>φ0のとき
は回数k回の回転角φと、角度βの送り1回を合せて
(k+1)回となる。回数kの値、角度α、また角度β
の判定は、回転角φと同様に、記録装置上での記録ヘッ
ド1の吐出口面Fと円周面100cの相対位置によって
一義的に定まる。
【0042】上述の例において、具体的に数値を当ては
めると次のとおりである。
【0043】記録ヘッド1は、360dopiの解像
度、総ノズル数1360、ヘッド部3の長さ95.95
6mm(=25.4×1360/360)であり、円筒
物100は外径60mmであるとする。そして、r=3
0mm、Δp=0.0705mm、a=(3/2)×Δ
p=0.10575mmとすると、上式(A4)より、
p2≦22.361mmとなる。
【0044】これより、点Hから22.361mmまで
のノズルを使用して記録すればよいことになる。点Hに
丁度、ノズルが位置するように、記録ヘッド1と円筒物
100とを配置した場合、22.361(mm)/0.
0705(mm)=317.18であるから、点Hのノ
ズルを0番目とすると、ノズルN,Mとしては、317
番目のノズルになる。したがって、使用ノズル数は63
5個となり、総ノズル数の50%弱を使用することにな
る。
【0045】次に、回転角φ、回数k、角度αを求め
る。本例では、長さnと長さmは同じ値の22.348
5mmとする。上式(A5)より、φ0=0.0023
5[rad]、φ1,φ2=0.84108[rad]
となるから、φ=1.6833[rad]となる。この
回転角φで、間欠送りをすればよい。
【0046】次に、上式(A6)より、
【0047】
【数14】2π≒1.6833×3+0.73266 であるから、回数k=3で角度α=0.73266[r
ad]となる。角度βあは、上式(A7)より、β=
0.73031[rad]であり、またβ>φ0である
から、式(A8)により、g=−3.2978mmとな
る。
【0048】この場合、gがマイナスとなるため、点H
から図6中右側の長さgの範囲にあるノズル数は、3.
2978(mm)/0.0705(mm)=46.8で
あるから、46個である。したがって、最終走査で使用
するノズルは、47番目のノズルから390番目のノズ
ルとなる。また、間欠送りの回数は、3回となる。
【0049】以上のようにして、円筒物100の外径か
ら半径がわかり、記録ヘッド1と円筒物100との位置
関係を基礎にして、記録に必要なノズル数を設定でき
る。そして、円筒物100の間欠送り量および送り回数
を設定することができる。これらの設定値に基づいて、
制御装置により駆動モータ11の送り量、記録ヘッド1
の使用ノズルを制御することによって、円周面100c
上に歪みのない高品位の画像を記録することができる。
【0050】上述の例において、記録ヘッド1と円筒物
100との円周方向の位置は、定まっていれば任意でよ
いが、ノズル数を有効に使用して1回の記録ヘッド1の
走査によって記録できる幅を最大にするためには、記録
ヘッド1の全ノズルが線分QRによって2等分されるよ
うに配置することが望ましい。さらにまた、上述の例で
は、端面100aを有する円筒物100を被記録媒体と
して説明したが、パイプのような中空の無端面の円筒物
などであっても被記録媒体とすることができる。この場
合、その円筒物の外径に応じて、記録ヘッド1における
使用ノズルの範囲を設定することは、上述の例と全く同
様である。また、この場合には、円筒物の保持手段とし
て、挾持部材であるパッド7の代わりに、円筒物の内周
面から系方向外側に向けて押圧することによって円筒物
を保持する部材を設ければよい。また、部分的に曲率面
を有する種々の形状の物体を被記録媒体とすることもで
きる。
【0051】図7は、図1に示したインクジェット記録
装置の制御系構成を示すブロック図である。
【0052】図7において、CPU100は、この装置
各部動作の制御処理やデータ処理等を実行する。ROM
100Aには、その処理手順等が格納され、また、RA
M100Bは上記処理実行のワークエリアとして用いら
れる。記録ヘッド1からのインク吐出は、CPU100
がエネルギー発生素子1005としての電気熱変換体の
駆動データおよび駆動制御信号をヘッドドライバ1Aに
供給することにより行われる。さらにCPU100は、
上記キャリア4を移動させるためのキャリアモータ20
や駆動モータ50の回転をそれぞれモータドライバ20
Aおよび11Aを介して制御する。
【0053】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0054】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0055】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0056】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0057】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0058】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0059】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0060】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、版等を
必要とせずに、円筒形状等の被記録媒体円周面上に直接
画像を記録できるため、記録するためのコストが低減で
きる他、記録の作成のための手番、日程、納期等を短縮
することができる。
【0062】また、外径の異なる種々の円筒物等の被記
録媒体に応じて、画像の記録に供する記録ヘッドの吐出
口を設定することにより、インクドットの着弾ピッチを
許容のピッチ以下に収めて、歪みのない高品位の画像を
記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録装置の要部の斜視図である。
【図2】図1に示す記録ヘッドの外観図である。
【図3】図1に示す記録ヘッドの要部の破断図である。
【図4】図1に示す記録ヘッドと円筒物との位置関係の
説明図である。
【図5】図1に示す円筒物の間欠送り量の決定方法の説
明図である。
【図6】図1に示す円筒物の間欠送りの回数の説明図で
ある。
【図7】図1に示す記録装置の制御系の概略構成図であ
る。
【符号の説明】
1 記録ヘッド 2 インクタンク 3 ヘッド部 4 キャリア 5 走査レール 6 支持枠 7 パッド 8,12,13 ギア 9 押圧シリンダ 10 支持板 11 駆動モータ 100 円筒物(被記録媒体) 100a 端面 100b 回転軸 100c 円周面 1001 吐出口 1002 流路 1003 液室 1004 エネルギー作用部 1005 エネルギー発生素子

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 列状に配設された複数の吐出口からイン
    クを吐出可能な記録ヘッドを用いて、被記録媒体の円周
    面に画像を記録するインクジェット記録装置であって、 前記被記録媒体の円周面の曲率中心を通る軸線の方向に
    対して、前記記録ヘッドの吐出口の配列方向を交差させ
    るように、前記記録ヘッドと前記被記録媒体とを対向さ
    せて保持する保持手段と、 前記記録ヘッドと前記被記録媒体とを前記軸線の方向に
    相対移動させる移動手段と、 前記記録ヘッドと前記被記録媒体とを前記軸線を中心と
    して間欠的に相対回動させる回動手段と、 前記被記録媒体の円周面の曲率半径に応じて、前記記録
    ヘッドの複数の吐出口の中から画像の記録に供する吐出
    口と、前記回動手段による間欠的な回動量とを設定する
    制御手段とを備えたことを特徴とするインクジェット記
    録装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記記録ヘッドにおい
    て互いに隣接する吐出口から吐出されて前記被記録媒体
    の円周面上に付着するインク滴の間隔を求め、その間隔
    が所定の許容値以下となる吐出口を前記画像の記録に供
    する吐出口として設定することを特徴とする請求項1に
    記載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記許容値は、前記記録ヘッドにおける
    吐出口の間隔の3/2であることを特徴とする請求項2
    に記載のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記軸線と直交する方向に沿って、前記
    記録ヘッドと前記被記録媒体とを相対移動させる手段を
    備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記
    載のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記被記録媒体は円筒体であり、 前記保持手段は、前記円筒体の両端を挾持するパッドを
    有することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記
    載のインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 前記記録ヘッドは、前記吐出口からイン
    クを吐出させるためのエネルギーを発生させる吐出エネ
    ルギー発生部を有することを特徴とする請求項1から5
    のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 前記吐出エネルギー発生部は電気熱変換
    体であることを特徴とする請求項6に記載のインクジェ
    ット記録装置。
  8. 【請求項8】 列状に配設された複数の吐出口からイン
    クを吐出可能な記録ヘッドを用いて、被記録媒体の円周
    面に画像を記録するインクジェット記録方法であって、 前記被記録媒体の円周面の曲率中心を通る軸線の方向に
    対して、前記記録ヘッドの吐出口の配列方向を交差させ
    るように、前記記録ヘッドと前記被記録媒体とを対向さ
    せて保持し、 前記被記録媒体の円周面に画像を記録する際に、 前記記録ヘッドと前記被記録媒体とを前記軸線の方向に
    相対移動させる動作と、前記記録ヘッドと前記被記録媒
    体とを前記軸線を中心として間欠的に相対回動させる動
    作とを繰り返し、かつ前記被記録媒体の円周面の曲率半
    径に応じて、前記記録ヘッドの複数の吐出口の中から画
    像の記録に供する吐出口と、前記回動手段による間欠的
    な回動量とを設定することを特徴とするインクジェット
    記録方法。
  9. 【請求項9】 前記記録ヘッドにおいて互いに隣接する
    吐出口から吐出されて前記被記録媒体の円周面上に付着
    するインク滴の間隔を求め、その間隔が所定の許容値以
    下となる吐出口を前記画像の記録に供する吐出口として
    設定することを特徴とする請求項8に記載のインクジェ
    ット記録方法。
  10. 【請求項10】 前記許容値は、前記記録ヘッドにおけ
    る吐出口の間隔の3/2とすることを特徴とする請求項
    9に記載のインクジェット記録方法。
  11. 【請求項11】 前記被プリント媒体の円周面の曲率半
    径に応じて、前記軸線と直交する方向に沿って前記記録
    ヘッドと前記被記録媒体とを相対移動させることを特徴
    とする請求項8から10のいずれかに記載のインクジェ
    ット記録方法。
  12. 【請求項12】 前記被記録媒体は円筒体であり、 前記円筒体の両端をパッドによって挾持することを特徴
    とする請求項8から11のいずれかに記載のインクジェ
    ット記録方法。
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