JPH10277617A - 板幅制御装置 - Google Patents

板幅制御装置

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JPH10277617A
JPH10277617A JP9088360A JP8836097A JPH10277617A JP H10277617 A JPH10277617 A JP H10277617A JP 9088360 A JP9088360 A JP 9088360A JP 8836097 A JP8836097 A JP 8836097A JP H10277617 A JPH10277617 A JP H10277617A
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JP
Japan
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calculator
rolled material
act
section
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Application number
JP9088360A
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English (en)
Inventor
Hideaki Senda
田 未 顕 千
Sadayuki Mitsuyoshi
吉 貞 行 三
Ryosuke Oikawa
川 良 介 及
Mitsuhiko Sano
野 光 彦 佐
Masashi Tsugeno
野 昌 史 告
Toshie Amano
野 登志枝 天
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧延材の板幅調整前の板幅が長さ方向の一部
分で大きく変化するような場合においても、板幅精度の
良好な製品を製造できるようにする。 【解決手段】 板幅計2は圧延材の板幅を実測し、測定
値BEi ACT を板幅記憶器3に記憶させる。形状判定器4
は、測定値B′Ei ACT から圧延材の形状が複数の基本パ
ターンのうちのどれに該当するかを判別し、そのパター
ン番号Nを出力する。形状特性値判定器5は、傾斜基準
幅、傾斜部開始位置及び傾斜部終了位置などの形状特性
値Aj を出力する。板幅パターン発生器6は、N及びA
j に基づいて長さ方向の各位置における板幅計算値BEi
CAL を出力する。荷重演算器8は、BEi CAL と上位計算
機7からのデータとに基づいて板幅調整装置1に作用す
る荷重Pi CAL を演算する。ミル伸び量演算器9は装置
1の工具の伸び量Smiを演算し、開度演算器10は装置
1の開度Si を演算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧延設備において
用いられる板幅制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図13は、従来の板幅制御装置の構成例
である。圧延設備においては、製品の板幅を所望の寸法
に調整するために、幅プレス、竪圧延機などの板幅調整
装置1(図13では幅プレスのハンマを図示してい
る。)を用いて圧延材に板幅方向の変形を加える方法が
多く採用されている。このような設備においては、製品
の板幅精度を向上させるため、板幅調整装置1の工具の
開度を操作し、板幅調整装置1における変形量を制御す
るのが一般的である。
【0003】上位計算機7は圧延材上の位置iにおける
板幅調整前の板幅BEi SET 、板幅調整後の板幅
D AIM 、板厚H、接触長Ld 、ロール周速またはハン
マの移動速度Vi 、及び圧延材の温度Ti を出力する。
これらの出力に基づいて、荷重演算器8は板幅調整装置
1において、板幅調整時に工具に作用する荷重Pi CAL
を演算し、出力する。この時、位置iにおける荷重Pi
により工具が変形し、接触長Ld が変化するので、別
途、荷重演算器8の出力Pi CAL を、上位計算機7に戻
し、反復的に演算することにより、正確な接触長Ld
び、荷重計算値Pi CAL を得る。また、上位計算機7
は、後段の水平ミルにおける圧延材の幅広がり量を考慮
して板幅調整後の板幅BD AIM を演算する。
【0004】ミル伸び量演算器9は、この荷重演算器の
出力Pi CAL に基づいて、荷重Piに起因する板幅調整
装置1の伸び量Smiを演算し、出力する。この出力に基
づいて、開度演算器10は、板幅調整後の板幅がBD
AIM となるように板幅調整装置1の開度設定値Si を演
算し、板幅調整装置1に対して出力する。
【0005】このように構成された板幅調整装置によれ
ば、板幅調整時に工具に作用する荷重Pi による板幅調
整装置1の変形を考慮して、板幅調整装置1の開度Si
を設定することができるので、圧延材の板幅を精度よく
調整することができる。なお、伸び量Smiが生じる主な
原因は、板幅調整装置1のハウジングやフレーム部材の
伸びあるいはハンマの衝突時の弾性変形により、ハンマ
のストロークに誤差が生じることである。したがって、
この伸び量Smiを考慮して開度設定を行なわないと設定
通りの板幅を得ることができなくなる。
【0006】ところで、上位計算機7により与えられる
圧延材の板幅調整前の板幅BEi SETは、連続鋳造装置の
モールドの開度などに基づいて演算されるのが一般的で
あるが、機械的な精度が十分でなく、必ずしも正確とは
限らない。したがって、上位計算機7により与えられる
圧延材の板幅BEi SET が、実際の圧延材の板幅BEi AC T
と異なる場合がある。このような場合には、上位計算機
7の出力に基づいて板幅調整装置1の開度Si を設定し
ても、板幅精度の良好な製品を得ることができない可能
性がある。そこで、何らかの方法で、実際の圧延材の板
幅BEi ACT を測定し、その測定結果に基づいて板幅調整
装置1の開度Si を修正する構成の板幅調整装置が広く
用いられている。
【0007】図14は、フィードフォワード自動板幅制
御(FF・AWC)による板幅調整装置の構成例であ
る。板幅計2を用いて圧延材の実際の板幅BEi ACT を測
定し、その結果に基づいて板幅調整装置1の開度Si
操作する。このような技術を応用した発明の例として、
特開平7−195106号及び、特開平7−30390
9号がある。図14の例では、板幅計2は、ある定めら
れた間隔で板幅の測定値BEi ACT を出力する。ここで、
添字iは圧延材における位置を示す番号である。遅延器
25は、板幅計2の出力BEi ACT を順次記憶する。圧延
材の各測定点iが板幅調整装置1に到達した時点で、開
度修正器26は、遅延器25内に記憶された圧延材の板
幅測定値BEi DLY を順次読み出し、これに基づいて、開
度演算器の出力Si を修正し、板幅調整装置1に出力す
る。この演算方法としては、影響係数を用いるものが一
般的であり、以下の式で表される。
【0008】
【数1】 ここで、αは、後段の水平ミルにおける圧延材の幅広が
り、及び、加工中における板幅調整装置1のハウジング
の伸び、工具の変形などについて考慮して決められた影
響係数である。このような構成にすることにより、板幅
計2により測定した実際の板幅BEi ACT に基づいて板幅
調整装置の開度Si を操作することができるので、板幅
精度の良好な製品を得ることができる。
【0009】図15は、ゲージメータ自動板幅制御(G
M−AWC)による板幅調整装置の構成例である。荷重
検出器27は、板幅調整装置1において板幅を調整する
際に板幅調整装置1の工具に作用する反力Pi ACT を検
出し、出力する。この出力に基づいて開度修正器9は、
開度演算器10の出力Si を修正し、板幅調整装置1の
開度S′i を出力する。この演算方法としては、影響係
数を用いるものが一般的であり、以下の式で表される。
【0010】
【数2】 ここで、βは、加工中における板幅調整装置1のハウジ
ングの伸び、及び、工具の変形などについて考慮して決
められた影響係数である。このような構成にすることに
より。荷重検出器27により測定した荷重Pi ACT に基
づいて板幅調整装置1の開度Si を操作することができ
るので、板幅精度の良好な製品を得ることができる。
【0011】図16は、圧延材の各位置iにおける板幅
調整装置1の開度変更パターンを予め用意しておき、圧
延材の進行に応じて開度変更パターンを順次読み出し
て、板幅調整装置1の開度Si を操作するように構成さ
れた板幅調整装置の例である。開度変更パターン判定器
29は、上位計算機7から与えられる板幅調整前の板幅
Ei SET 、及び、板幅調整後の板幅BD AIM などの値に
基づいて、予め用意された複数の開度変更パターンのう
ちから、最適な開度変更パターンを判定し、判定結果と
してパターン番号NP を出力する。開度変更パターン発
生器30は、圧延材の各位置iにおける開度変更量Si
COMPのパターンを予め記憶しておき、開度変更パターン
判定器29の判定結果NP に基づいて、圧延材が板幅調
整装置1に到達した時点から、圧延材の進行に従って開
度変更量Si COMPを順次出力する。この出力に基づい
て、開度修正器31は、開度演算器10の出力Si を修
正し、板幅調整装置1に対して開度S′i を出力する。
【0012】このように、予め適当な開度変更パターン
を用意しておく構成とすることにより、圧延材の各位置
iにおける板幅調整装置1の開度Si を適正に操作する
ことができる。したがって、圧延前の板幅BEi ACT が圧
延材の全長方向に一部分で変化しているような圧延材に
おいても、板幅精度の良好な製品を製造することが可能
となる。また、上位計算機7から得られる板幅調整前の
板幅BEi SET と実際の圧延材の板幅BEi ACT が異なる場
合に備えて、板幅調整装置1の入側に板幅計を設置し、
その測定値に基づいて、選択された開度変更パターンを
補正するようにする構成の板幅調整装置も提案されてい
る。例えば、特開昭62−127111号には、主とし
て先尾端の非定常変形部を対象として、板幅調整装置1
の入側に設置した板幅計の測定値に基づいて、複数用意
された開度変更パターンのうち最適なパターンを選択
し、さらに、板幅計の測定値に基づいて選択された開度
変更パターンを補正するようにした例が開示されてい
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な従来の板幅調整装置においては、圧延材3の板幅調整
前の板幅BEi ACT が全長方向の一部分で大きく変化する
ような場合に、製品の板幅精度が部分的に低下する可能
性が大きくなるという問題点がある。
【0014】すなわち、図14に示したFF−AWCに
よる板幅調整装置においては、板幅調整装置1の開度S
i を適正に調整するために、板幅計2により、圧延材の
板幅BEi ACT を全長に亘り、連続的、かつ、正確に測定
する必要がある。ところが、実際のプラントにおいて
は、圧延材表面に多量に形成される酸化物スケールなど
を取り除くため、あるいは、圧延材を所望の温度に冷却
するために、圧延材の表面に大量の水を噴霧することが
多い。このとき発生する水飛沫などにより、板幅計2の
測定値BEi ACT に、異常な測定値が散発的に現れる場合
があり、必ずしも連続的、かつ、正確に測定することは
できない。そこで、板幅計の後段に、測定値BEi ACT
前後の測定点の測定値…,BE(i-1) ACT
E(i+1) ACT ,…を用いて補間し平滑化する平滑器を設
置するのが一般的である。しかし、この平滑器の能力を
高めると、特に圧延材の板幅変化率が大きい部分、及
び、板幅変化率が大きく変化する部分において、平滑前
の板幅測定値BEi ACT と平滑後の板幅測定値の間にずれ
が生じることがある。このため、平滑処理後の板幅測定
値BEi ACT に基づいて板幅調整装置1の開度Si を操作
すると、開度Si が不適正になり、製品の板幅精度を部
分的に低下させる可能性がある。
【0015】また、図15に示したGM−AWCによる
板幅調整装置は、荷重演算器8による変形荷重の予測値
i CAL の予測精度が十分でない場合には、開度Si
不適正になり、特に圧延材の先端付近において板幅精度
が低下するという問題がある。また、板幅調整装置1に
幅プレス装置を用いた場合には、圧延材を変形させる際
に工具に作用する反力が瞬間的に変化するので、実測荷
重Pi ACT に基づいて開度Si を補正することが困難で
ある。
【0016】さらに、図16に示したような板幅調整装
置1の開度Si を予め用意された開度変更パターンにし
たがって変更する構成の板幅調整装置においては、板幅
調整前の板幅BEi ACT が圧延材の全長方向のある部分に
おいて大きく変化している場合に、圧延材の板幅BEi
ACT の変化する位置が圧延材全長方向にずれると、この
部分で板幅調整装置1の開度Si が不適性になり、製品
の板幅精度を部分的に低下させる可能性があるという問
題がある。
【0017】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、圧延材の板幅調整前の板幅が長さ方向の一部分
で大きく変化するような場合においても、板幅精度の良
好な製品を製造することが可能な板幅調整装置を提供す
ることを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、請求項1記載の発明は、圧延材搬送路上
に設けられた板幅調整装置1に対する開度制御を行うこ
とにより、圧延材の板幅調整を行う板幅制御装置におい
て、前記搬送路上を搬送される圧延材の板幅を実測し、
その測定値BEi ACT を出力する板幅計2と、前記板幅計
2からの測定値BEi ACT を記憶する板幅記憶器3と、前
記板幅記憶器3から取り出した測定値B′Ei ACT に基い
て、前記圧延材の平面形状が、予め設定してある複数の
基本パターンのうちのどのパターンに該当するかを判別
し、その判別結果Nを出力する形状判定器4と、前記板
幅記憶器3から取り出した測定値B′Ei ACT 、及び前記
形状判定器4の判別結果Nに基いて、形状特性値Aj
算定する形状特性値算定器5と、前記形状判定器4の判
別結果N、及び前記形状特性値算定器5が算定した形状
特性値Aj に基いて、板幅計算値BEi CAL を出力する板
幅パターン発生器6と、前記圧延材の板幅調整後の目標
板幅BD AIM 、板厚H、温度Ti、及び前記板幅調整装
置1と前記圧延材との接触長Ldiについてのデータを出
力する上位計算機7と、前記板幅パターン発生器6から
の板幅計算値BEi CAL 、及び前記上位計算機7からのデ
ータに基いて、前記板幅調整装置1に作用する荷重Pi
CAL を演算する荷重演算器8と、前記荷重演算器8が演
算した荷重Pi CAL に基いて、前記板幅調整装置1の伸
び量Smiを出力するミル伸び量演算器9と、前記ミル伸
び量演算器9が演算した伸び量Smi、及び前記上位計算
機7からの目標板幅BD AIM に基いて、前記板幅調整装
置1の開度Siを演算し、これを板幅調整装置1に出力
する開度演算器10と、を備えたことを特徴とする。
【0019】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記形状判定器4は、前記板幅記憶器3か
らの測定値B′Ei ACT の入力に基いて、前記圧延材の長
さ方向のある区間の板幅を代表する区間幅BSECkを検出
する複数の区間幅検出器11と、前記複数の区間幅検出
器11が検出した各区間幅BSECk同士を比較し、この比
較に基いて前記複数の基本パターンのうちからいずれか
一のパターンを選択し、この選択したパターンのパター
ン番号を前記判別結果Nとして出力する区間幅比較演算
器12と、を有するものであることを特徴とする。
【0020】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、前記複数の区間幅検出器11が検出する区
間幅BSECkは、前記圧延材の長さ方向における板幅変化
率が小さい区間、又は板幅変化率の変化が小さい区間の
板幅を代表する区間幅である、ことを特徴とする。
【0021】請求項4記載の発明は、請求項2又は3記
載の発明において、前記複数の区間幅検出器11が検出
する区間幅BSECkには、前記圧延材の先端部の板幅を代
表する先端部区間幅BLEが含まれる、ことを特徴とす
る。
【0022】請求項5記載の発明は、請求項2又は3記
載の発明において、前記複数の区間幅検出器11が検出
する区間幅BSECkには、前記圧延材の尾端部の板幅を代
表する尾端部区間幅BTEが含まれる、ことを特徴とす
る。
【0023】請求項6記載の発明は、請求項1乃至5の
いずれかに記載の発明において、前記形状特性値算定器
5は、前記板幅記憶器3からの測定値B′Ei ACT の入力
に基いて、傾斜基準幅BC を演算する傾斜基準幅演算器
15と、前記板幅記憶器3からの測定値B′Ei ACT 、及
び前記傾斜基準幅演算器15からの傾斜基準幅BC の入
力に基いて、傾斜基準位置xC を検出する傾斜基準位置
検出器16と、前記板幅記憶器3からの測定値B′Ei
ACT 、及び前記傾斜基準位置検出器16からの基準位置
C の入力に基いて、前記圧延材の板幅が変化する区間
での実測板幅BSE Liを抽出する傾斜部幅抽出器17と、
前記傾斜部抽出器からの実測板幅BSELiの入力に基い
て、抽出区間での板幅の値を表わす1次式における勾配
を示す係数a、及びbを演算する最小二乗法演算器18
と、前記板幅記憶器3からの測定値B′Ei ACT 、前記最
小二乗法演算器18からの係数a,b、及び前記形状判
定器4からの判別結果の入力に基いて、前記形状特性値
Ajを演算する交点演算器19と、を有するものである
ことを特徴とする。
【0024】請求項7記載の発明は、請求項6記載の発
明において、前記傾斜基準幅演算器15は、前記板幅記
憶器3からの測定値B′Ei ACT の入力に基いて、前記圧
延材の先端部の板幅を代表する先端部区間幅BLEを検出
する先端部幅検出器13と、前記板幅記憶器3からの測
定値B′Ei ACT の入力に基いて、前記圧延材の尾端部の
板幅を代表する尾端部区間幅BTEを検出する尾端部幅検
出器14と、前記先端部幅検出器13及び尾端部幅検出
器14からの各検出値BLE,BTEの平均を演算して、傾
斜基準幅BC を出力する平均幅演算器20と、を有する
ことを特徴とする。
【0025】請求項8記載の発明は、請求項1乃至5の
いずれかに記載の発明において、前記形状特性値算定器
5は、前記板幅記憶器3からの測定値B′Ei ACT の入力
に基いて、傾斜基準幅BC を演算する傾斜基準幅演算器
15と、前記板幅記憶器3からの測定値B′Ei ACT 、及
び前記傾斜基準幅演算器15からの傾斜基準幅BC の入
力に基いて、傾斜基準位置xC を検出する傾斜基準位置
検出器16と、前記板幅記憶器3からの測定値B′Ei
ACT の入力に基いて、前記形状判定器4の判別対象とな
った前記圧延材の一部について、これを上方から観察し
た場合の実測面積AMES を演算する面積演算器21と、
前記面積演算器21からの実測面積、前記傾斜基準位置
検出器16からの基準位置xC 、前記傾斜基準幅演算器
15からの傾斜基準幅BC 、及び前記形状判定器4から
の判別結果の入力に基いて、所定の連立方程式を解くこ
とにより前記形状特性値Aj を出力する連立方程式演算
器22と、を有することを特徴とする。
【0026】請求項9記載の発明は、請求項1乃至5の
いずれかに記載の発明において、前記形状特性値算定器
5は、前記板幅記憶器3からの測定値B′Ei ACT をウェ
ーブレット変換し、変換結果wiを出力するウェーブレ
ット変換器23と、前記ウェーブレット変換器23から
の変換結果wi、及び前記形状判定器4からの判別結果
Nの入力に基いて、この変換結果wiの特異点を検出す
ることにより、前記形状特性値Aj を出力する特異点検
出器24と、を有することを特徴とする。
【0027】請求項10記載の発明は、請求項1乃至9
のいずれかに記載の発明において、前記上位計算機7
は、前記目標板幅BD AIM の値を圧延材の位置に応じて
変更可能なものである、ことを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は、第1の実施形態を示すブロ
ック図である。板幅調整装置1としては、幅プレス装置
を用いているが、他の板幅調整装置、例えば、竪圧延機
を用いることとしてもよい。板幅計2は、板幅調整装置
1の上流側に設置され圧延材の板幅の測定値BEi ACT
出力する。ここでは、板幅方向の両側に設置した2台の
レーザ変位計を用いるが、自発光式、または、透過光式
などによるものを用いてもよい。圧延材全長方向の測定
間隔は一定距離とは限らず、任意に決めることができる
が、ここでは数100mmとする。板幅記憶器3は、板
幅計2の測定値BEi ACT を記憶し、必要となった時点で
記憶した板幅測定値B′Ei ACT を出力する。形状判定器
4は、板幅記憶装置3の出力B′Ei ACT に基づいて、圧
延材の平面形状が、操業上想定される基本パターンのう
ちのどのパターンに当てはまるかを判定し、判定結果と
してパターン番号Nを出力する。
【0029】図9は、第1の実施形態における基本パタ
ーンを図示したものである。操業上の制約に基づき、圧
延材の平面形状を、先端部幅が大きい場合(パターン
1)、尾端部幅が大きい場合(パターン2)、及び先端
から尾端まで板幅がほとんど変化しない場合(パターン
3)の3通りの基本パターンに分類する。パターン1及
びパターン2には、板幅BEiが変化する部分があり、そ
の部分における板幅変化率は一定である。また、先端付
近及び尾端付近には、板幅BEiの変化しない部分があ
る。形状特性値は、A1 〜A4 の4つである。A1 は先
端部板幅BLE、A2は尾端部板幅BTE、A3 は傾斜部開
始位置xLE、A4 は傾斜部終了位置xTEを各々示す。
【0030】図1において、形状特性値算定器5は、形
状判定器4の出力N及び板幅計2の測定値BEi ACT に基
づいて形状特性値Aj を出力する。板幅パターン発生器
6は、形状判定器4の出力N及び形状特性値算定器5の
出力Aj に基づいて、簡単な1次式により全長方向の各
位置の板幅計算値BEi CAL を演算して出力する。演算式
の一例を以下に示す。(3)式におけるxi は、圧延材
先端からの距離である。
【0031】
【数3】 荷重演算器8は、前記板幅パターン発生器6の出力BEi
CAL 及び上位計算機7により出力される圧延材の板幅調
整後の目標板幅BD AIM 、板厚H、温度Ti 及び板幅調
整装置1の工具と圧延材の接触長Ldiに基づいて、板幅
調整装置に作用する荷重Pi CAL を演算し出力する。こ
の際、接触長Ldiは荷重Pi により変わるので、荷重演
算器8の出力Pi CAL を上位計算機7に戻し、反復的に
演算することにより正確な接触長Ldi及び荷重演算値P
i CAL を得る。ミル伸び量演算器9は、荷重演算器8の
出力Pi CAL に基づいて板幅調整装置1の伸び量Smi
出力する。その出力Smi及び前記上位計算機7から出力
される目標板幅BD AIM に基づいて、開度演算器10
は、板幅調整装置1に対して開度Si を出力する。
【0032】図2に形状判定器4の詳細な構成例を示
す。図2では、m個の区間幅検出器11が示されている
が、この実施形態においては、2つの区間幅検出器11
を用いる場合を想定している。図3に区間幅検出器11
のひとつの詳細な構成例を示す。先端幅検出器13は、
圧延材の先端付近の複数の測定点における板幅測定値
B′Ei ACT を板幅記憶器3から読み出して、先端部近傍
における平均幅BLEを演算し、区間幅検出結果BSEC1
して出力する。図4に別の区間幅検出器11の詳細な構
成例を示す。尾端幅検出器14は、圧延材の尾端付近の
複数の測定点における板幅測定値B′Ei ACT を板幅記憶
器3から読み出して、尾端部近傍における平均幅BTE
演算し、区間幅検出結果BSEC2として出力する。
【0033】図2において、区間幅比較演算器12は、
前記区間幅検出器11の出力BSECkを比較し、パターン
番号Nを出力する。この実施形態においては、先端部の
区間幅検出結果BSEC1と尾端部の区間幅検出結果BSEC2
の大小を比較してパターン番号Nを決定する。先端部平
均幅BSEC1が大きい場合には、パターン1と判定し、尾
端部平均幅BSEC2が大きい場合にはパターン2と判定す
る。ただし、両者の差が予め設定されているしきい値よ
りも小さい場合にはパターン3と判定する。判定後、判
定結果としてパターン番号Nを出力する。
【0034】図5に形状特性値算定器5の詳細な構成例
を示す。傾斜基準幅演算器15は、板幅記憶器3の出力
B′Ei ACT に基づいて傾斜基準幅BC を出力する。傾斜
基準幅演算器15は、図6に示すように、先端部幅検出
器13、尾端部幅検出器14及び平均幅演算器20を有
している。そして、先端部幅検出器13及び尾端部幅検
出器14が板幅記憶器3からの出力B′Ei ACT に基き先
端部幅BLE及び尾端部幅BTEを検出し、このBLE,BTE
に基づいて平均幅演算器20が傾斜基準幅BCを演算す
るようになっている。この実施形態においては、傾斜基
準幅BC は板幅変化率が一定である区間の中央部近傍に
おける板幅とする。
【0035】傾斜基準位置検出器16は、板幅記憶器3
の出力B′Ei ACT を先端部から順に読み出し、傾斜基準
幅演算器の出力BC と一致する点を探す。この点の圧延
材の先端からの距離を傾斜基準位置xc として出力す
る。傾斜部幅抽出器17は、傾斜基準位置検出器16の
出力xc 及び板幅記憶器3の出力B′Ei ACT に基づいて
圧延材の板幅が変化する区間における実測板幅BSELi
出力する。圧延材の板幅が変化する区間は、傾斜基準位
置xc の前後のある定められた距離とする。最小二乗法
演算器18は、傾斜部幅抽出器17の出力BSELiに基づ
いて該抽出区間の勾配を示す係数a及びbを演算し、出
力する。この一次式を次に示す。(4)式におけるxi
は圧延材先端から測定点iまでの距離、a及びbは未知
の係数である。 B′Ei ACT =a×xi +b ……(4) 交点演算器19は、この一次式に板幅記憶器3の出力
B′Ei ACT に基づいて演算した先端部平均幅BLE及び尾
端部平均幅BTEを代入することにより、傾斜部開始位置
LE及び傾斜部終了位置xTEを演算する。(5)式にお
けるxLEは傾斜部開始位置、(6)式におけるxTEは傾
斜部終了位置である。 xLE=(BLE−b)/a ……(5) xTE=(BTE−b)/a ……(6) 図10は上記の演算方法を模式図として示したものであ
る。但し、形状判定器4の出力Nがパターン3の場合に
は、xLE及びxTEは演算されない。交点演算器19は、
演算結果BLE,BTE,xLE及びxTEを、形状特性値Aj
として出力する。
【0036】この第1の実施形態によれば、圧延材の全
長方向の少なくとも一部分における板幅計2の測定値B
Ei ACT に基づいて、圧延材の平面形状が予め用意された
基本パターンのうちのどのパターンに当てはまるかを判
定し、そのパターンに基づいて板幅調整前の圧延材の全
長にわたる板幅計算値BEi CAL を演算するので、圧延材
の全長方向の一部分に板幅を測定することが困難な区間
がある場合にも、圧延材の全長方向の各位置における板
幅計算値BEi CAL を精度よく得ることが可能となる。し
たがって、板幅調整前の圧延材の板幅が全長方向の一部
分で大きく変化するなどにより圧延材の全長方向の一部
分に板幅を測定することが困難な区間がある場合におい
ても、板幅調整装置1の開度Si を適正に操作すること
ができるので、板幅精度の良好な製品を製造することが
可能になる。
【0037】また、板幅計2の出力BEi ACT において、
異常値が発生しにくい区間の板幅測定値に基づいて基本
パターンを適正に選択できるので、板幅精度の良好な製
品を製造することができる。
【0038】そして、板幅計2の出力BEi ACT に散発的
に発生する、水飛沫などによる異常な測定値を判別しや
すいので、形状判定器4において、正常な測定値に基づ
いて基本パターンを適正に選択することができ、板幅精
度の良好な製品を製造することができる。
【0039】また、板幅変化率が一定である区間の板幅
変化率を最小二乗法により精度よく演算できるので、形
状特性値Aj を精度よく算定でき、板幅精度の良好な製
品を製造することができる。
【0040】さらに、圧延材の全長方向において板幅の
変化する区間の開始位置xLEの板幅及び終了位置xTE
板幅が、各々、先端部付近の板幅BLE及び尾端部付近の
板幅BTEとほぼ等しい場合、または、逆に圧延材の全長
方向において板幅の変化する区間の開始位置xLEの板幅
及び終了位置xTEの板幅が、各々、尾端部付近の板幅B
TE及び先端部付近の板幅BLEとほぼ等しい場合に、圧延
材の全長方向において板幅の変化する区間の中心位置で
ある傾斜基準位置xc 及び傾斜基準幅BC を適正に演算
することができる。したがって、板幅変化率が一定であ
る部分を正確に特定することができ、最小二乗法演算器
18により、板幅変化率が一定である部分の圧延材全長
方向における位置及び板幅変化率を精度よく演算できる
ので、板幅精度の良好な製品を製造することができると
いう効果がある。
【0041】次に、第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態は、形状特性値算定器5を除いて、第1
の実施形態と同じ構成である。したがって、以下では、
形状特性値算定器5の実施形態について述べる。図7
は、第2の実施形態における形状特性値算定器5の構成
を示したものである。ここで、傾斜基準幅演算器15及
び傾斜基準位置検出器16は、第1の実施形態と同一で
ある。
【0042】面積演算器21は、板幅記憶器3の出力
B′Ei ACT の少なくとも一部分を積算し、該当部分を圧
延材の上部から観察した場合の実測面積AMES を出力す
る。連立方程式演算器22は、面積演算器21の出力A
MES 、前記傾斜基準幅演算器15の出力BC 、前記傾斜
基準位置検出器16の出力xc 及び第1の発明に記載の
形状判定器4の出力Nに基づいて、形状特性値Aj を演
算し、出力する。この演算方法を以下に示す。形状判定
器4の出力Nに基づいて演算した該当部分を上部から観
察した場合の面積の計算値ACAL が、面積演算器21の
出力AMES と等しくなるように傾斜部開始位置xLE及び
傾斜部終了位置xTEを決定する。これを式で示すと次の
ようになる。 ACAL =AMES ……(7) 基本パターンNにおいて、圧延材の先端側で板幅の増減
のない部分を先端平行部、板幅が増減する部分を傾斜
部、尾端側で板幅の増減のない部分を尾端平行部と分け
て考えると、圧延材を上部から観察した場合の面積の計
算値ACAL は以下のように演算される。
【0043】
【数4】 ここで、ACAL は基本パターンに基づいて演算した面積
積算対象部分の面積、ALEは面積積算対象区間に含まれ
る先端平行部の面積、ATAPER は面積積算対象区間に含
まれる傾斜部面積、ATEは面積積算対象区間に含まれる
尾端平行部面積、x0 は圧延材の先端から面積積算対象
区間の開始位置までの距離、x1 は圧延材の先端から面
積積算対象区間の終了位置までの距離、xLEは傾斜部開
始位置、xTEは傾斜部終了位置、xTAPER は傾斜部長
さ、BC は傾斜基準幅、xc は傾斜基準位置である。図
11は、これらの各部を示した説明図である。連立方程
式演算器22は、(7)式〜(14)式で示される連立
方程式に既知の数値を与えて解き、傾斜部開始位置xLE
及び傾斜部終了位置xTEを演算する。
【0044】以上のように先端部平均幅BLE、尾端部平
均幅BTE、傾斜部開始位置xLE、傾斜部終了位置x
TEを、演算した後、各々の値を形状特性値A1 〜A4
して出力する。この第2の実施形態によれば、面積演算
器21の積算区間における板幅記憶器3の出力B′Ei
ACT に基づいて、板幅変化率が一定である区間の開始位
置xLEと終了位置xTEを精度よく演算できるので、形状
特性値Aj を精度よく算定でき、板幅精度の良好な製品
を製造することができるという効果がある。
【0045】また、複雑で時間のかかる最小二乗法の演
算を行う必要がなく、計算時間を短縮できるので、板幅
計と板幅調整装置の設備間距離が短く、形状特性値の算
定時間に余裕のないプラントにおいても、板幅精度の良
好な製品を製造することができるという効果がある。
【0046】次に第3の実施形態について説明する。第
3の実施形態は、形状特性値算定器5を除いて、第1の
実施形態と同じ構成である。したがって、以下では、形
状特性値算定器の実施形態について述べる。
【0047】図8は、第3の実施形態における形状特性
値算定器5の構成を示したものである。ウェーブレット
変換演算器23は、板幅記憶器3から、圧延材の全長に
わたる板幅測定値B′Ei ACT を順次読み込み、ウェーブ
レット変換の演算を行い、変換結果wi を出力する。ウ
ェーブレット変換の基本式は、下記の(15)式のよう
に表わされる。
【0048】
【数5】 ここで、xとtは、圧延材全長方向の位置、w(x)は
位置xにおけるウェーブレット変換の演算結果、kは定
数、sはスケールパラメータと呼ばれる調整係数、φ
(x)は後述するアナライジングウェーブレットであ
る。ウェーブレット変換演算器23では、この式を離散
化して演算する。離散化には、さまざまな方法を用いる
ことが可能であるが、ここでは、次の(16)式を用い
る。
【0049】
【数6】 ここで、i,tは材料の先端から尾端へと順に並ぶ板幅
測定点の番号、wi は測定点iにおけるウェーブレット
変換の変換結果、B′Ei ACT は測定点iにおける圧延材
の板幅、xi ,xt は測定点i及びtにおける測定点の
位置である。アナライジングウェーブレットφ(x)に
は、さまざまな数式を用いることが可能であるが、ここ
では、広く一般的に用いられている次の(17)式を用
いる。
【0050】
【数7】 図12は、圧延材の板幅の変化B(x)とウェーブレッ
ト変換器の演算結果w(x)を示す模式図である。スケ
ールパラメータsを適正な値に調整することにより、板
幅変化率が変化する部分で変換器の出力がピーク値とな
るようにすることができる。この実施形態においては、
圧延材全長方向において板幅が大きく変化する区間は1
個所以下なので、この区間の開始位置及びこの区間の終
了位置において、最大2つのピークが生じる。特異点検
出器24は、ウェーブレット変換器23の演算結果がピ
ークとなる点を検出し、圧延材の先端からそれらの点ま
での距離xLE及びxTEを出力する。
【0051】第3の実施形態によれば、板幅調整前の圧
延材の平面形状や、板幅計2における異常値発生頻度な
どに応じてスケールパラメータsを適正な値に設定する
ことにより、ウェーブレット変換の特性を適正に調整す
ることができるので、板幅計2の測定値BEi ACT に散発
的に現れる異常な測定値の影響をほとんど受けずに、板
幅変化率が一定である区間の開始位置xLEと終了位置x
TEを精度よく演算することができ、板幅精度の良好な製
品を製造することができるという効果がある。
【0052】次に、第4の実施形態につき説明する。こ
の実施形態は、第1の実施形態において、上位計算機7
が、圧延材の位置に応じて、目標板幅BDi AIM を変更す
る構成としたものである。この第4の実施形態によれ
ば、単一の幅の圧延材から、板幅が異なり、なおかつ、
板幅精度が良好な複数の切り板製品を製造することがで
きるという効果がある。
【0053】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、圧延材の
全長方向の少なくとも一部分における板幅計2の測定値
Ei ACT に基づいて、圧延材の平面形状が予め用意され
た基本パターンのうちのどのパターンに当てはまるかを
判定し、そのパターンに基づいて板幅調整前の圧延材の
全長にわたる板幅計算値BEi CAL を演算するので、圧延
材の全長方向の一部分に板幅を測定することが困難な区
間がある場合にも、圧延材の全長方向の各位置における
板幅計算値BEi CAL を精度よく得ることが可能となる。
このため、板幅調整前の圧延材の板幅が全長方向の一部
分で大きく変化するなどにより圧延材の全長方向の一部
分に板幅を測定することが困難な区間がある場合におい
ても、板幅調整装置1の開度Si を適正に操作すること
ができるので、板幅精度の良好な製品を製造することが
できる。
【0054】請求項2記載の発明によれば、形状判定器
4は、板幅記憶器3の出力B′Ei AC T に基づいて、圧延
材全長方向のある区間の板幅を代表する区間幅BSECk
出力する複数の区間幅検出器11と、それらの出力に基
づいてパターン番号Nを出力する区間幅比較演算器12
から構成されているので、板幅計2の出力BEi ACT にお
いて、異常値が発生しにくい区間の板幅測定値に基づい
て基本パターンを適正に選択でき、板幅精度の良好な製
品を製造することができる。
【0055】請求項3記載の発明によれば、区間幅検出
器11のうちの少なくとも一つが、板幅記憶器3の出力
B′Ei ACT に基づいて、圧延材の全長方向において板幅
変化率が小さい区間、または、板幅変化率の変化が小さ
い区間の板幅を代表する区間幅BSECkを出力するように
構成されているので、水飛沫などによる異常な測定値を
判別しやすくなって、正常な測定値に基づいて基本パタ
ーンを適正に選択することができ、板幅精度の良好な製
品を製造することができる。
【0056】請求項4記載の発明によれば、区間幅検出
器11のうちの少なくとも一つが、板幅記憶器3の出力
B′Ei ACT に基づいて圧延材の先端部の板幅を代表する
先端部区間幅BLEを出力する先端幅検出器13からなる
ように構成されているので、板幅調整前の圧延材の先端
付近の板幅がほぼ一定であるという操業形態のプラント
において、板幅計2の出力BEi ACT における変化水飛沫
などによる異常な測定値を判別しやすくなって、正常な
測定値に基づいて基本パターンを適正に選択することが
でき、板幅精度の良好な製品を製造することができる。
【0057】請求項5記載の発明によれば、区間幅検出
器11のうちの少なくとも一つが、板幅記憶器3の出力
B′Ei ACT に基づいて圧延材の尾端部の板幅を代表する
尾端部区間幅BTEを出力する尾端幅検出器14からなる
ように構成されているので、板幅調整前の圧延材の尾端
付近の板幅がほぼ一定であるという操業形態のプラント
において、板幅計2の出力BEi ACT における変化水飛沫
などによる異常な測定値を判別しやすくなって、正常な
測定値に基づいて基本パターンを適正に選択することが
でき、板幅精度の良好な製品を製造することができる。
【0058】請求項6記載の発明によれば、形状特性値
算定器5は、板幅記憶器3の出力B′Ei ACT に基づいて
傾斜基準幅BC を出力する傾斜基準幅演算器15と、そ
の出力及び板幅記憶器3の出力B′Ei ACT に基づいて傾
斜基準位置xc を出力する傾斜基準位置検出器16と、
その出力及び板幅記憶器3の出力B′Ei ACT に基づいて
圧延材の板幅が変化する区間における実測板幅BSELi
出力する傾斜部幅抽出器17と、その出力BSELiに基づ
いて該抽出区間の勾配を示す係数a及びbを出力する最
小二乗法演算器18と、その出力a,b及び前記パター
ン番号Nに基づいて形状特性値Aj を出力する交点演算
器19からなるように構成されているので、板幅変化率
が一定である区間の板幅変化率を精度よく演算できて形
状特性値Aj を精度よく算定でき、板幅精度の良好な製
品を製造することができる。
【0059】請求項7記載の発明によれば、傾斜基準幅
演算器15は、板幅記憶器3の出力B′Ei ACT に基づい
て圧延材の先端部付近の板幅BLEを出力する先端幅検出
器13と、板幅記憶器3の出力B′Ei ACT に基づいて圧
延材の尾端部付近の板幅BTEを出力する尾端幅検出器1
4と、それらの出力BLE,BTEを平均して傾斜基準幅B
C を出力する平均幅演算器20とからなるように構成さ
れているので、圧延材の全長方向において板幅の変化す
る区間の開始位置xLEの板幅及び終了位置xTEの板幅
が、各々、先端部付近の板幅BLE及び尾端部付近の板幅
TEとほぼ等しい場合、または、逆に圧延材の全長方向
において板幅の変化する区間の開始位置xLEの板幅及び
終了位置xTEの板幅が、各々、尾端部付近の板幅BTE
び先端部付近の板幅BLEとほぼ等しい場合に、圧延材の
全長方向において板幅の変化する区間の中心位置である
傾斜基準位置xc 及び傾斜基準幅BC を適正に演算する
ことができる。このため、板幅変化率が一定である部分
を正確に特定することができ、最小二乗法演算器18に
より、板幅変化率が一定である部分の板幅変化率を精度
よく演算することができ、板幅精度の良好な製品を製造
することができる。
【0060】請求項8記載の発明によれば、形状特性値
算定器5は、板幅記憶器3の出力B′Ei ACT に基づいて
傾斜基準幅BC を出力する傾斜基準幅演算器15と、そ
の出力及び板幅記憶器3の出力B′Ei ACT に基づいて傾
斜基準位置xc を出力する傾斜基準位置検出器16と、
板幅記憶器3の出力B′Ei ACT の少なくとも一部分を積
算し、該当部分を圧延材の上部から観察した場合の実測
面積AMES を出力する面積演算器21と、その出力A
MES 、前記傾斜基準幅演算器15の出力BC 、前記傾斜
基準位置検出器16の出力xc 及び形状判定器4の出力
Nに基づいて、形状特性値Aj を演算して出力する連立
方程式演算器22からなるように構成されているので、
面積演算器21の積算区間における板幅記憶器3の出力
B′Ei ACTに基づいて、板幅変化率が一定である区間の
開始位置xLEと終了位置xTEを精度よく演算することが
できて形状特性値Aj を精度よく算定でき、板幅精度の
良好な製品を製造することができる。また、複雑で時間
のかかる最小二乗法の演算を行う必要がなく、計算時間
を短縮できるので、板幅計と板幅調整装置の設備間距離
が短く、形状特性値の算定時間に余裕のないプラントに
おいても、板幅精度の良好な製品を製造することができ
る。
【0061】請求項9記載の発明によれば、形状特性値
算定器5は、板幅記憶器3の出力B′Ei ACT をウェーブ
レット変換し、変換結果wi を出力するウェーブレット
変換器23と、その出力に基づいて形状特性値Aj を演
算し、出力する特異点検出器24からなるように構成さ
れているので、板幅調整前の圧延材の平面形状や、板幅
計2における異常値発生頻度などに応じてスケールパラ
メータsを適正な値に設定することにより、ウェーブレ
ット変換の特性を適正に調整することができるようにな
り、板幅計2の測定値BEi ACT に散発的に現れる異常な
測定値の影響をほとんど受けずに、板幅変化率が一定で
ある区間の開始位置xLEと終了位置xTEを精度よく演算
することができ、板幅精度の良好な製品を製造すること
ができる。
【0062】請求項10記載の発明によれば、上位計算
機7は、圧延材の位置に応じて、目標板幅BDi AIM を変
更できるように構成されているので、板幅調整前の圧延
材の板幅が全長方向の一部分で大きく変化するなどによ
り圧延材の全長方向の一部分に板幅を測定することが困
難な区間がある場合においても、板幅調整装置1の開度
i を適正に操作することができるようになり、単一の
幅の圧延材から、板幅が異なり、なおかつ、板幅精度が
良好な複数の切り板製品を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の構成を示すブロック
図。
【図2】図1における形状判定器4の構成例を示すブロ
ック図。
【図3】図2における区間幅検出器11の構成例を示す
ブロック図。
【図4】図2における区間幅検出器11の構成例を示す
ブロック図。
【図5】図1における形状特性値算定器5の構成例を示
すブロック図。
【図6】図5における傾斜基準幅演算器15の構成例を
示すブロック図。
【図7】本発明の第2の実施形態の要部となる形状特性
値算定器5の構成例を示すブロック図。
【図8】本発明の第3の実施形態の要部となる形状特性
値算定器5の構成例を示すブロック図。
【図9】図1における形状判定器4に予め設定されてい
る基本パターンの形状を示す説明図。
【図10】図5における交点演算器19の演算内容を説
明するための模式図。
【図11】図7における連立方程式演算器22の演算内
容を説明するための模式図。
【図12】図8におけるウェーブレット変換演算器23
と圧延材の板幅の変化との関係を示す模式図。
【図13】第1の従来例の構成を示すブロック図。
【図14】第2の従来例の構成を示すブロック図。
【図15】第3の従来例の構成を示すブロック図。
【図16】第4の従来例の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1 板幅調整装置 2 板幅計 3 板幅記憶器 4 形状判定器 5 形状特性値算定器 6 板幅パターン発生器 7 上位計算機 8 荷重演算器 9 ミル伸び量演算器 10 開度演算器 11 区間幅検出器 12 区間幅比較演算器 13 先端幅検出器 14 尾端部幅検出器 15 傾斜基準幅演算器 16 傾斜基準位置検出器 17 傾斜部幅抽出器 18 最小二乗法演算器 19 交点演算器 20 平均幅演算器 21 面積演算器 22 連立方程式演算器 23 ウェーブレット変換演算器 24 特異点検出器 25 遅延器 26,28 開度修正器 27 荷重検出器 29 開度変更パターン判定器 30 開度変更パターン発生器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三 吉 貞 行 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内 (72)発明者 及 川 良 介 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内 (72)発明者 佐 野 光 彦 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 告 野 昌 史 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 天 野 登志枝 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧延材搬送路上に設けられた板幅調整装置
    1に対する開度制御を行うことにより、圧延材の板幅調
    整を行う板幅制御装置において、 前記搬送路上を搬送される圧延材の板幅を実測し、その
    測定値BEi ACT を出力する板幅計2と、 前記板幅計2からの測定値BEi ACT を記憶する板幅記憶
    器3と、 前記板幅記憶器3から取り出した測定値B′Ei ACT に基
    いて、前記圧延材の平面形状が、予め設定してある複数
    の基本パターンのうちのどのパターンに該当するかを判
    別し、その判別結果Nを出力する形状判定器4と、 前記板幅記憶器3から取り出した測定値B′Ei ACT 、及
    び前記形状判定器4の判別結果Nに基いて、形状特性値
    j を算定する形状特性値算定器5と、 前記形状判定器4の判別結果N、及び前記形状特性値算
    定器5が算定した形状特性値Aj に基いて、板幅計算値
    Ei CAL を出力する板幅パターン発生器6と、 前記圧延材の板幅調整後の目標板幅BD AIM 、板厚H、
    温度Ti、及び前記板幅調整装置1と前記圧延材との接
    触長Ldiについてのデータを出力する上位計算機7と、 前記板幅パターン発生器6からの板幅計算値BEi CAL
    及び前記上位計算機7からのデータに基いて、前記板幅
    調整装置1に作用する荷重Pi CAL を演算する荷重演算
    器8と、 前記荷重演算器8が演算した荷重Pi CAL に基いて、前
    記板幅調整装置1の伸び量Smiを出力するミル伸び量演
    算器9と、 前記ミル伸び量演算器9が演算した伸び量Smi、及び前
    記上位計算機7からの目標板幅BD AIM に基いて、前記
    板幅調整装置1の開度Siを演算し、これを板幅調整装
    置1に出力する開度演算器10と、 を備えたことを特徴とする板幅制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の板幅制御装置において、 前記形状判定器4は、 前記板幅記憶器3からの測定値B′Ei ACT の入力に基い
    て、前記圧延材の長さ方向のある区間の板幅を代表する
    区間幅BSECkを検出する複数の区間幅検出器11と、 前記複数の区間幅検出器11が検出した各区間幅BSECk
    同士を比較し、この比較に基いて前記複数の基本パター
    ンのうちからいずれか一のパターンを選択し、この選択
    したパターンのパターン番号を前記判別結果Nとして出
    力する区間幅比較演算器12と、 を有するものであることを特徴とする板幅制御装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の板幅制御装置において、 前記複数の区間幅検出器11が検出する区間幅B
    SECkは、前記圧延材の長さ方向における板幅変化率が小
    さい区間、又は板幅変化率の変化が小さい区間の板幅を
    代表する区間幅である、 ことを特徴とする板幅制御装置。
  4. 【請求項4】請求項2又は3記載の板幅制御装置におい
    て、 前記複数の区間幅検出器11が検出する区間幅BSECk
    は、前記圧延材の先端部の板幅を代表する先端部区間幅
    LEが含まれる、 ことを特徴とする板幅制御装置。
  5. 【請求項5】請求項2又は3記載の板幅制御装置におい
    て、 前記複数の区間幅検出器11が検出する区間幅BSECk
    は、前記圧延材の尾端部の板幅を代表する尾端部区間幅
    TEが含まれる、 ことを特徴とする板幅制御装置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5のいずれかに記載の板幅制
    御装置において、 前記形状特性値算定器5は、 前記板幅記憶器3からの測定値B′Ei ACT の入力に基い
    て、傾斜基準幅BC を演算する傾斜基準幅演算器15
    と、 前記板幅記憶器3からの測定値B′Ei ACT 、及び前記傾
    斜基準幅演算器15からの傾斜基準幅BC の入力に基い
    て、傾斜基準位置xC を検出する傾斜基準位置検出器1
    6と、 前記板幅記憶器3からの測定値B′Ei ACT 、及び前記傾
    斜基準位置検出器16からの基準位置xC の入力に基い
    て、前記圧延材の板幅が変化する区間での実測板幅B
    SELiを抽出する傾斜部幅抽出器17と、 前記傾斜部抽出器からの実測板幅BSELiの入力に基い
    て、抽出区間での板幅の値を表わす1次式における勾配
    を示す係数a、及びbを演算する最小二乗法演算器18
    と、 前記板幅記憶器3からの測定値B′Ei ACT 、前記最小二
    乗法演算器18からの係数a,b、及び前記形状判定器
    4からの判別結果の入力に基いて、前記形状特性値Aj
    を演算する交点演算器19と、 を有するものであることを特徴とする板幅制御装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載の板幅制御装置において、 前記傾斜基準幅演算器15は、 前記板幅記憶器3からの測定値B′Ei ACT の入力に基い
    て、前記圧延材の先端部の板幅を代表する先端部区間幅
    LEを検出する先端部幅検出器13と、 前記板幅記憶器3からの測定値B′Ei ACT の入力に基い
    て、前記圧延材の尾端部の板幅を代表する尾端部区間幅
    TEを検出する尾端部幅検出器14と、 前記先端部幅検出器13及び尾端部幅検出器14からの
    各検出値BLE,BTEの平均を演算して、傾斜基準幅BC
    を出力する平均幅演算器20と、 を有することを特徴とする板幅制御装置。
  8. 【請求項8】請求項1乃至5のいずれかに記載の板幅制
    御装置において、 前記形状特性値算定器5は、 前記板幅記憶器3からの測定値B′Ei ACT の入力に基い
    て、傾斜基準幅BC を演算する傾斜基準幅演算器15
    と、 前記板幅記憶器3からの測定値B′Ei ACT 、及び前記傾
    斜基準幅演算器15からの傾斜基準幅BC の入力に基い
    て、傾斜基準位置xC を検出する傾斜基準位置検出器1
    6と、 前記板幅記憶器3からの測定値B′Ei ACT の入力に基い
    て、前記形状判定器4の判別対象となった前記圧延材の
    一部について、これを上方から観察した場合の実測面積
    MES を演算する面積演算器21と、 前記面積演算器21からの実測面積、前記傾斜基準位置
    検出器16からの基準位置xC 、前記傾斜基準幅演算器
    15からの傾斜基準幅BC 、及び前記形状判定器4から
    の判別結果の入力に基いて、所定の連立方程式を解くこ
    とにより前記形状特性値Aj を出力する連立方程式演算
    器22と、 を有することを特徴とする板幅制御装置。
  9. 【請求項9】請求項1乃至5のいずれかに記載の板幅制
    御装置において、 前記形状特性値算定器5は、 前記板幅記憶器3からの測定値B′Ei ACT をウェーブレ
    ット変換し、変換結果wiを出力するウェーブレット変
    換器23と、 前記ウェーブレット変換器23からの変換結果wi、及
    び前記形状判定器4からの判別結果Nの入力に基いて、
    この変換結果wiの特異点を検出することにより、前記
    形状特性値Aj を出力する特異点検出器24と、 を有することを特徴とする板幅制御装置。
  10. 【請求項10】請求項1乃至9のいずれかに記載の板幅
    制御装置において、 前記上位計算機7は、前記目標板幅BD AIM の値を圧延
    材の位置に応じて変更可能なものである、 ことを特徴とする板幅制御装置。
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