JPH10274988A - 共鳴型消音器 - Google Patents

共鳴型消音器

Info

Publication number
JPH10274988A
JPH10274988A JP9078685A JP7868597A JPH10274988A JP H10274988 A JPH10274988 A JP H10274988A JP 9078685 A JP9078685 A JP 9078685A JP 7868597 A JP7868597 A JP 7868597A JP H10274988 A JPH10274988 A JP H10274988A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resonance
sound
frequency
type silencer
resonance type
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9078685A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3671587B2 (ja
Inventor
Masaaki Hamada
真彰 濱田
Hiroyuki Ochiai
弘幸 落合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Riko Co Ltd filed Critical Sumitomo Riko Co Ltd
Priority to JP07868597A priority Critical patent/JP3671587B2/ja
Publication of JPH10274988A publication Critical patent/JPH10274988A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3671587B2 publication Critical patent/JP3671587B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
  • Building Environments (AREA)
  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】共鳴室を小さくしてより小型化することが可能
な共鳴型消音器を提供する。 【解決手段】一端に音が伝送される空間と連通する開口
部1aを有する導入通路1bと、導入通路1bの他端側
に連通し容器状のパネル壁2によって形成された共鳴室
2aとを備えた共鳴型消音器において、パネル壁2は、
低減を目的として設定された周波数の音に同調して共振
する共振部2cを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気伝送音を吸収
する共鳴型消音器に関し、例えば車両の車室内空間に発
生する騒音の低減に用いて好適な共鳴型消音器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車の車室内には、エンジン音やロー
ドノイズ、吸・排気音、風切り音などにより様々な周波
数の騒音が発生する。これらの騒音に対して、現状で
は、各種防振ゴムにより振動伝達を低減してボディパネ
ルの振動(主に周波数500Hz以下の振動)を抑制し
たり、吸・遮音材により車室内への透過音(主に周波数
500Hz以上の振動)を低減したり、制振材をボディ
パネルに貼り付けて直接ボディパネルの振動を低減する
ようにしている。
【0003】また、閉空間を形成する車室内では、その
車室内空間の大きさにより車室内音が特に大きくなる共
鳴現象が発生する。この共鳴音は、上記の入力振動がそ
れらの周波数と一致すると非常に不快なこもり音とな
る。この共鳴現象によるこもり音は、主としてエンジン
やタイヤからの振動伝達による低周波領域(200Hz
以下)の音であるため、上記の吸・遮音材や制振材の使
用により確実に低減することは期待できない。
【0004】そこで、車室内に発生するこもり音を低減
するため、一端に音が伝送される空間と連通する開口部
を有する導入通路と、その導入通路の他端側に連通し容
器状に形成された共鳴室とを備えた共鳴型消音器を用い
ることが考えられる。このような共鳴型消音器にあって
は、図6に示すように、導入通路11の直径をd、その
断面積をS、その長さをl、共鳴室12の容積をV、空
気中の音速をCとするとき、空気中の共鳴周波数fnは
下記の(式1)、(式2)により求められ、これにより
共鳴型消音器の目的とする共鳴周波数fnがチューニン
グされる。
【0005】 fn=(C/2π)・√(S/LV) ……(式1) L=l+8d/3π ……(式2) なお、この共鳴型消音器は、共鳴周波数fnの音が空洞
内に進入した場合に、導入通路11の空気が激しく振動
してその側壁との摩擦損失により音のエネルギが失われ
ることによって消音するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な共鳴型消音器は、共鳴周波数fnを低周波領域にチュ
ーニングする場合には共鳴室12の大きな容積vが必要
となる。したがって、低周波領域に属するこもり音を低
減するために用いる共鳴型消音器は大型化し、車室内に
取付スペースを確保することが困難となる。
【0007】本発明は上記実状に鑑み案出されたもので
あり、共鳴室を小さくしてより小型化することが可能な
共鳴型消音器を提供することを解決すべき課題とするも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1記載の発明は、一端に音が伝送される空間と連通す
る開口部を有する導入通路と、該導入通路の他端側に連
通し容器状のパネル壁によって形成された共鳴室とを備
えた共鳴型消音器において、前記パネル壁は、低減を目
的として設定された周波数の音に同調して共振する共振
部を有するという手段を採用している。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記共振部は、低減を目的として設定され
た周波数の音に同調して共振するばね部材と連結された
部分で構成されているという手段を採用している。請求
項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記
共振部は、車両のボディパネルで構成されているという
手段を採用している。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項1〜請求項
3記載の発明において、前記パネル壁は、その内面を覆
うように装着された吸音材を有するという手段を採用し
ている。なお、請求項1〜請求項4の発明において、低
減を目的として設定された周波数の音に同調してパネル
壁の共振部が共振すると、共鳴室内に進入した低減を目
的とする周波数の音は共振している共振部により効果的
に減衰して低減する。これにより、共鳴型消音器の共鳴
周波数をチューニングする際に、共鳴周波数が低減を目
的とする周波数よりも高周波側にずれるようにして、共
鳴室の容積が小さくなるようにチューニングすることが
でき、これにより小型化が可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づき説明する。 〔実施形態1〕図1は本実施形態に係る共鳴型消音器の
断面図であり、図2はその共鳴型消音器の平面図であ
る。
【0012】本実施形態の共鳴型消音器は、図1及び図
2に示すように、一端に音が伝送される空間と連通する
開口部1aを有する導入通路1bを形成する導入管1
と、導入管1の他端に連結され導入通路1bに連通する
共鳴室2aを形成する容器状のパネル壁2とで構成され
ている。パネル壁2は、金属板により方体形状に形成さ
れており、その相対向する一対の平面状壁部には、所定
の大きさの径で円形に形成された溝により薄肉部2bが
設けられている。この薄肉部2bの内側部分は、低減を
目的として設定された周波数fxの音に同調して共振す
る共振部2cが設けられている。この共振部2cの共振
周波数は、共振部2cの両端間の長さ距離や、共振部2
cの厚さ及び重量などに基づいて設定されている。な
お、一方の共振部2cの共振周波数は、他方の共振部2
cと振動方向が完全に一致しないように少しずらして設
定されている。
【0013】なお、この共鳴型消音器の共鳴周波数fn
は、導入通路1bの直径d、その断面積S、その長さ
l、共鳴室2aの容積Vなどに基づいて前記(式1)、
(式2)によりチューニングされている。この場合、共
鳴室2aの容積Vを小さくして共鳴周波数fnが低減を
目的とする周波数fxよりも高周波側へずれるようにチ
ューニングされている。
【0014】以上のように構成された本実施形態の共鳴
型消音器は、例えば車室内のこもり音を低減するため、
開口部1aが車室内の所定位置に位置するようにして取
付けられる。そして、車室内においてエンジン音等に起
因して共鳴現象が発生すると、低減を目的として設定さ
れた周波数fxの共鳴音に同調して共振部2cが共振す
る。これにより、導入通路1bより共鳴室2a内に進入
した周波数fxの共鳴音は、共振している共振部2cに
衝突して音エネルギを消失することにより減衰する。
【0015】また、このとき、共振部2cが共振すると
共鳴室2aの容積Vが変動することにより導入通路1b
の開口部1aを介して呼吸作用が生起する。これによ
り、共鳴室2aに進入する共鳴音が増加し、周波数fx
の共鳴音の低減が促進される。また、共鳴型消音器のチ
ューニングされた共鳴周波数fnと同じ周波数の共鳴音
は、導入通路1bより共鳴室2aに向かって進入する
と、導入通路1bの空気が激しく振動してその側壁との
摩擦損失により音エネルギを消失し減衰する。
【0016】以上のように、本実施形態の共鳴型消音器
によれば、パネル壁2は、低減を目的として設定された
周波数fxの音に同調して共振する共振部2cを有する
ため、低減を目的とする周波数fxの音を共振している
共振部2cにより効果的に減衰させて低減することがで
きる。これにより、共鳴型消音器の共鳴周波数fnをチ
ューニングする際に、共鳴周波数fnが低減を目的とす
る周波数fxよりも高周波側にずれるようにして、共鳴
室2aの容積Vが小さくなるようにチューニングするこ
とができるので、共鳴型消音器の小型化が可能となる。
したがって、本実施形態の共鳴型消音器は、車室内に発
生するこもり音など低周波領域の騒音を低減する場合
に、取付けスペースの確保が容易となるため特に有効と
なる。
【0017】なお、本実施形態の共振部2cは、共振周
波数の設定が容易なように円形の薄肉部2bに囲まれた
部分で形成されているが、共振部2cを形成する薄肉部
2bの形状は円形に限らず、楕円形や方形状など種々の
形状を採用することができる。 〔実施形態2〕図3は本実施形態に係る共鳴型消音器の
断面図である。
【0018】本実施形態の共鳴型消音器は、上記実施形
態1の共鳴型消音器に対して、共鳴室2aを形成するパ
ネル壁2の内面に、内面全体を覆うようにして吸音材3
を貼着したものである。この吸音材3は、例えばグラス
ウールやフェルト、多孔質体などの良好な吸音性を有す
るもので構成されている。グラスウールやフェルトの場
合には繊維密度等を変更することにより、また多孔質体
の場合には孔の大きさや密度等を変更することにより、
低減を目的とする周波数fxに適応するものが用いられ
る。
【0019】以上のように構成された本実施形態の共鳴
型消音器では、共鳴室2a内に進入した周波数fxの共
鳴音が吸音材3に衝突すると、吸音材3により音エネル
ギを吸収される。これにより、低減を目的として設定さ
れた周波数fxの共鳴音に同調して共振する共振部2c
の前述の消音作用と相まって、周波数fxの共鳴音を相
乗的に低減することができる。
【0020】〔実施形態3〕図4は本実施形態に係る共
鳴型消音器の断面図である。本実施形態の共鳴型消音器
は、図4に示すように、一端に音が伝送される空間と連
通する開口部4aを有する導入通路4bを形成する導入
管4と、導入管4の他端に連結され導入通路4bに連通
する共鳴室5aを形成する容器状のパネル壁5とで構成
されている。
【0021】パネル壁5は、金属板により方体形状に形
成されており、その相対向する一対の平面状壁部は、低
減を目的として設定された周波数fxの音に同調して共
振する共振部5cを形成している。この共振部5cの共
振周波数は、共振部5cの両端間の長さ距離や、共振部
5cの厚さ及び重量などに基づいて設定されている。そ
して、両共振部5cの間には、各共振部5cの中央部に
その両端がそれぞれ連結されたばね部材(コイルばね)
6が配設されている。このばね部材6は、低減を目的と
して設定された周波数fxの音に同調して共振するよう
に設定されている。
【0022】以上のように構成された本実施形態の共鳴
型消音器は、例えば車室内のこもり音を低減するため、
上記実施形態1の場合と同様に、開口部4aが車室内の
所定位置に位置するようにして取付けられる。そして、
車室内においてエンジン音等に起因して共鳴現象が発生
すると、低減を目的として設定された周波数fxの共鳴
音に同調して共振部5c及びばね部材6が共振する。な
お、ばね部材6が伸縮するように共振することにより、
これに同調して共振する両共振部5cは逆位相で共振す
る。このとき、導入通路4bより共鳴室5a内に進入し
た周波数fxの共鳴音は、共振している共振部5cやば
ね部材6に衝突して音エネルギを消失することにより減
衰する。
【0023】また、このとき、両共振部5cが逆位相で
共振すると共鳴室5aの容積Vが変動することにより導
入通路4bの開口部4aを介して呼吸作用が生起する。
これにより、共鳴室5aに進入する共鳴音が増加し、周
波数fxの共鳴音の低減が促進される。また、共鳴型消
音器のチューニングされた共鳴周波数fnと同じ周波数
の共鳴音は、導入通路4bより共鳴室5aに向かって進
入するときに音エネルギを消失して減衰し消音される。
【0024】以上のように、本実施形態の共鳴型消音器
によれば、低減を目的として設定された周波数fxの音
に同調して共振する共振部5c及びばね部材6を有する
ため、低減を目的とする周波数fxの音を共振している
共振部5c及びばね部材6により効果的に減衰させて低
減することができる。これにより、上記実施形態1の場
合と同様に、共鳴型消音器の共鳴周波数fnをチューニ
ングする際に、共鳴室5aの容積Vが小さくなるように
チューニングすることができるので、共鳴型消音器の小
型化が可能となる。
【0025】また、本実施形態の共鳴型消音器は、両共
振部5cがばね部材6の共振と同調して逆位相で共振す
るようにしているため、共鳴室5aの容積変化に伴う呼
吸作用を確実にかつ効率良く生起させることができる。
なお、本実施形態では、ばね部材としてコイルばね6を
用いたが、これに代わり例えばゴム弾性体などを用いる
ことができる。
【0026】また、本実施形態の共鳴型消音器の場合に
も、上記実施形態2と同様に、共鳴室5aを形成するパ
ネル壁5の内面に、内面全体を覆うようにして吸音材3
を貼着し、低減を目的とする周波数fxの音をより効果
的に低減できるようにすることができる。 〔実施形態4〕図5は本実施形態に係る共鳴型消音器の
断面図である。
【0027】本実施形態の共鳴型消音器は、車両の車室
内に発生するこもり音を低減するためのものであり、共
鳴室8aを形成するパネル壁8の一部に車両の天井パネ
ル8cを利用して構成されている。この共鳴型消音器
は、図5に示すように、一端に車室空間と連通する開口
部7aを有する導入通路7bを形成する導入管7と、導
入管7の他端に連結され導入通路7bに連通する共鳴室
8aを形成する容器状のパネル壁8とで構成されてお
り、パネル壁8の上方側の一面は天井パネル8cで構成
されている。
【0028】天井パネル8cは、その両端間の長さ距離
や、その厚さ及び重量などに基づいて、低減を目的とし
て設定された周波数fxの音に同調して共振するように
形成され、これにより共振部を形成している。なお、こ
の共鳴型消音器の共鳴周波数fnは、導入通路7bの直
径d、その断面積S、その長さl、共鳴室8aの容積V
などに基づいて前記(式1)、(式2)によりチューニ
ングされている。この場合、共鳴室8aの容積Vを小さ
くして共鳴周波数fnが低減を目的とする周波数fxよ
りも高周波側へずれるようにチューニングされている。
【0029】以上のように構成された本実施形態の共鳴
型消音器は、車室内においてエンジン音等に起因して共
鳴現象が発生すると、低減を目的として設定された周波
数fxの共鳴音に同調して天井パネル8cが共振する。
これにより、導入通路7bより共鳴室8a内に進入した
周波数fxの共鳴音は、共振している天井パネル8cに
衝突して音エネルギを消失することにより減衰する。
【0030】また、このとき、天井パネル8cが共振す
ると共鳴室8aの容積Vが変動することにより導入通路
7bの開口部7aを介して呼吸作用が生起する。これに
より、共鳴室8aに進入する共鳴音が増加し、周波数f
xの共鳴音の低減が促進される。また、共鳴型消音器の
チューニングされた共鳴周波数fnと同じ周波数の共鳴
音は、導入通路7bより共鳴室8aに向かって進入する
ときに音エネルギを消失して減衰し消音される。
【0031】以上のように、本実施形態の共鳴型消音器
によれば、低減を目的として設定された周波数fxの音
に同調して共振する天井パネル8cを有するため、低減
を目的とする周波数fxの音を共振している天井パネル
8cにより効果的に減衰させて低減することができる。
これにより、上記実施形態1の場合と同様に、共鳴型消
音器の共鳴周波数fnをチューニングする際に、共鳴室
8aの容積Vが小さくなるようにチューニングすること
ができるので、共鳴型消音器の小型化が可能となる。
【0032】特に、本実施形態の共鳴型消音器は、小型
化が可能であるとともに、共鳴室8aを形成するパネル
壁8の一部に天井パネル8cを利用して構成されている
ため、取付けスペースの確保が困難な車室内に有利に取
付けることができる。なお、本実施形態の共鳴型消音器
の場合にも、上記実施形態2と同様に、共鳴室8aを形
成するパネル壁8の内面に、内面全体を覆うようにして
吸音材3を貼着し、低減を目的とする周波数fxの音を
より効果的に低減できるようにすることができる。
【0033】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、パネル壁
は低減を目的として設定された周波数に同調して共振す
る共振部を有するため、低減を目的とする周波数の音を
共振している共振部により効果的に減衰させて低減する
ことができる。これにより、共鳴型消音器の共鳴周波数
をチューニングする際に、共鳴室の容積が小さくなるよ
うにチューニングすることができるので、共鳴型消音器
をより小型化することができる。
【0034】請求項2記載の発明によれば、共振部は低
減を目的として設定された周波数の音に同調して共振す
るばね部材と連結された部分で構成されていることによ
り、共振部がばね部材の共振と同調して逆位相で共振す
るため、共鳴室の容積変化に伴う呼吸作用を確実にかつ
効率良く生起させることができる。請求項3記載の発明
によれば、共振部は車両のボディパネルで構成されてい
ることにより、共鳴室を形成するパネル壁の一部にボデ
ィパネルを利用して構成することができるため、取付け
スペースの確保が困難な車室内などに共鳴型消音器を有
利に取付けることができる。
【0035】請求項4記載の発明によれば、パネル壁は
その内面を覆うように装着された吸音材を有することに
より、低減を目的として設定された周波数の音に同調し
て共振する共振部の消音作用と相まって、低減を目的と
する周波数の音を相乗的に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る共鳴型消音器の断面
図である。
【図2】本発明の実施形態1に係る共鳴型消音器の平面
図である。
【図3】本発明の実施形態2に係る共鳴型消音器の断面
図である。
【図4】本発明の実施形態3に係る共鳴型消音器の断面
図である。
【図5】本発明の実施形態4に係る共鳴型消音器の断面
図である。
【図6】共鳴型消音器の構造を模式的に示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1、4、7…導入管 1a、4a、7a…開口部 1b、4b、7b、11…導入通路 2、5、8…
パネル壁 2a、5a、8a、12…共鳴室 2b…薄肉部 2c、5c…共振部 3…吸音材 8c…天井
パネル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に音が伝送される空間と連通する開
    口部を有する導入通路と、該導入通路の他端側に連通し
    容器状のパネル壁によって形成された共鳴室とを備えた
    共鳴型消音器において、 前記パネル壁は、低減を目的として設定された周波数の
    音に同調して共振する共振部を有することを特徴とする
    共鳴型消音器。
  2. 【請求項2】 前記共振部は、低減を目的として設定さ
    れた周波数の音に同調して共振するばね部材と連結され
    た部分で構成されていることを特徴とする請求項1記載
    の共鳴型消音器。
  3. 【請求項3】 前記共振部は、車両のボディパネルで構
    成されていることを特徴とする請求項1記載の共鳴型消
    音器。
  4. 【請求項4】 前記パネル壁は、その内面を覆うように
    装着された吸音材を有することを特徴とする請求項1〜
    請求項3記載の共鳴型消音器。
JP07868597A 1997-03-31 1997-03-31 共鳴型消音器 Expired - Fee Related JP3671587B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07868597A JP3671587B2 (ja) 1997-03-31 1997-03-31 共鳴型消音器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07868597A JP3671587B2 (ja) 1997-03-31 1997-03-31 共鳴型消音器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10274988A true JPH10274988A (ja) 1998-10-13
JP3671587B2 JP3671587B2 (ja) 2005-07-13

Family

ID=13668738

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07868597A Expired - Fee Related JP3671587B2 (ja) 1997-03-31 1997-03-31 共鳴型消音器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3671587B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006195257A (ja) * 2005-01-14 2006-07-27 Mazda Motor Corp レゾネータ構造
JP2007011034A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Kajima Corp 微細穿孔板利用の吸音構造及び吸音材
JP2009175261A (ja) * 2008-01-22 2009-08-06 Yamaha Corp 吸音体、吸音体群及び音響室
JP2010097146A (ja) * 2008-10-20 2010-04-30 Yamaha Corp 吸音構造、吸音構造群及び音響室
JP2012008458A (ja) * 2010-06-28 2012-01-12 Kojima Press Industry Co Ltd 車両用外装品並びに車両の吸音構造

Citations (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5423416U (ja) * 1977-07-20 1979-02-15
JPS5999114U (ja) * 1982-12-22 1984-07-04 日産自動車株式会社 自動車用マフラ
JPS59180593A (ja) * 1983-03-31 1984-10-13 三菱製鋼株式会社 低周波音吸音器
JPS6061426U (ja) * 1983-09-30 1985-04-30 日産自動車株式会社 自動車用エンジンの排気消音装置
JPS60128923U (ja) * 1984-02-08 1985-08-29 株式会社 三五 内燃機関用消音器
JPS6249U (ja) * 1985-06-17 1987-01-06
JPS62121256A (ja) * 1985-11-20 1987-06-02 松下電工株式会社 遮音装置
JPS634298A (ja) * 1986-06-24 1988-01-09 松下電工株式会社 消音装置
JPS635393A (ja) * 1986-06-25 1988-01-11 松下電工株式会社 吸音装置
JPS6326484U (ja) * 1986-08-07 1988-02-20
JPS63108397A (ja) * 1986-10-27 1988-05-13 松下電工株式会社 吸音器
JPS63108399A (ja) * 1986-10-27 1988-05-13 松下電工株式会社 吸音装置
JPH02285686A (ja) * 1989-04-27 1990-11-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 気体レーザ装置
JPH03100576U (ja) * 1990-02-02 1991-10-21
JPH04347312A (ja) * 1991-05-21 1992-12-02 Nippondenso Co Ltd 騒音防止装置
JPH0514517U (ja) * 1991-08-05 1993-02-26 カルソニツク株式会社 消音器
JPH0546180A (ja) * 1991-08-13 1993-02-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 吸音体
JPH0596463U (ja) * 1992-05-29 1993-12-27 東京濾器株式会社 内燃機関の吸気消音装置
JPH0688000U (ja) * 1993-05-28 1994-12-22 ヤンマーディーゼル株式会社 動吸振部材
JPH07186714A (ja) * 1993-12-27 1995-07-25 Nissan Motor Co Ltd 自動車の空洞共鳴抑制構造
JPH07244489A (ja) * 1994-03-03 1995-09-19 Komatsu Ltd 脈動の低減装置
JPH08127293A (ja) * 1994-10-31 1996-05-21 Fujikura Ltd 車両用音波吸収制御装置およびこれを備えた車両と車両用音波吸収制御方法
JPH08152890A (ja) * 1994-11-29 1996-06-11 Nissan Motor Co Ltd 低周波数用吸音材
JPH09250327A (ja) * 1996-03-15 1997-09-22 Yanmar Diesel Engine Co Ltd 消音器
JPH09256868A (ja) * 1996-03-21 1997-09-30 Nissan Motor Co Ltd 消音装置
JPH10264737A (ja) * 1997-03-27 1998-10-06 Tokai Rubber Ind Ltd 車室内用消音器の取付構造

Patent Citations (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5423416U (ja) * 1977-07-20 1979-02-15
JPS5999114U (ja) * 1982-12-22 1984-07-04 日産自動車株式会社 自動車用マフラ
JPS59180593A (ja) * 1983-03-31 1984-10-13 三菱製鋼株式会社 低周波音吸音器
JPS6061426U (ja) * 1983-09-30 1985-04-30 日産自動車株式会社 自動車用エンジンの排気消音装置
JPS60128923U (ja) * 1984-02-08 1985-08-29 株式会社 三五 内燃機関用消音器
JPS6249U (ja) * 1985-06-17 1987-01-06
JPS62121256A (ja) * 1985-11-20 1987-06-02 松下電工株式会社 遮音装置
JPS634298A (ja) * 1986-06-24 1988-01-09 松下電工株式会社 消音装置
JPS635393A (ja) * 1986-06-25 1988-01-11 松下電工株式会社 吸音装置
JPS6326484U (ja) * 1986-08-07 1988-02-20
JPS63108397A (ja) * 1986-10-27 1988-05-13 松下電工株式会社 吸音器
JPS63108399A (ja) * 1986-10-27 1988-05-13 松下電工株式会社 吸音装置
JPH02285686A (ja) * 1989-04-27 1990-11-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 気体レーザ装置
JPH03100576U (ja) * 1990-02-02 1991-10-21
JPH04347312A (ja) * 1991-05-21 1992-12-02 Nippondenso Co Ltd 騒音防止装置
JPH0514517U (ja) * 1991-08-05 1993-02-26 カルソニツク株式会社 消音器
JPH0546180A (ja) * 1991-08-13 1993-02-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 吸音体
JPH0596463U (ja) * 1992-05-29 1993-12-27 東京濾器株式会社 内燃機関の吸気消音装置
JPH0688000U (ja) * 1993-05-28 1994-12-22 ヤンマーディーゼル株式会社 動吸振部材
JPH07186714A (ja) * 1993-12-27 1995-07-25 Nissan Motor Co Ltd 自動車の空洞共鳴抑制構造
JPH07244489A (ja) * 1994-03-03 1995-09-19 Komatsu Ltd 脈動の低減装置
JPH08127293A (ja) * 1994-10-31 1996-05-21 Fujikura Ltd 車両用音波吸収制御装置およびこれを備えた車両と車両用音波吸収制御方法
JPH08152890A (ja) * 1994-11-29 1996-06-11 Nissan Motor Co Ltd 低周波数用吸音材
JPH09250327A (ja) * 1996-03-15 1997-09-22 Yanmar Diesel Engine Co Ltd 消音器
JPH09256868A (ja) * 1996-03-21 1997-09-30 Nissan Motor Co Ltd 消音装置
JPH10264737A (ja) * 1997-03-27 1998-10-06 Tokai Rubber Ind Ltd 車室内用消音器の取付構造

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006195257A (ja) * 2005-01-14 2006-07-27 Mazda Motor Corp レゾネータ構造
JP2007011034A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Kajima Corp 微細穿孔板利用の吸音構造及び吸音材
JP2009175261A (ja) * 2008-01-22 2009-08-06 Yamaha Corp 吸音体、吸音体群及び音響室
JP2010097146A (ja) * 2008-10-20 2010-04-30 Yamaha Corp 吸音構造、吸音構造群及び音響室
JP2012008458A (ja) * 2010-06-28 2012-01-12 Kojima Press Industry Co Ltd 車両用外装品並びに車両の吸音構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP3671587B2 (ja) 2005-07-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6186270B1 (en) Layered sound absorber for absorbing acoustic sound waves
JP2986711B2 (ja) 空気伝播音減衰器
US6305494B1 (en) Device for absorbing and/or damping sound waves
US7556123B2 (en) Muffler duct
JP5444683B2 (ja) 吸音構造
US20110127107A1 (en) Acoustic resonator and sound chamber
JP3119192B2 (ja) 遮音板構造
JP2016217147A (ja) レゾネータおよびレゾネータを備える送風管
JP3671587B2 (ja) 共鳴型消音器
JPH0370932A (ja) 消音装置
JP5326486B2 (ja) 吸音構造
JPH02501585A (ja) 音波の干渉を利用した自動車等の排気装置の為の消音装置
JP7461978B2 (ja) 移動体の吸音装置
CN207828707U (zh) 一种钢轨共振吸声装置
JP2000088331A (ja) ダクトの構造
JPH10226283A (ja) 車内騒音低減装置
RU2170362C2 (ru) Модульный агрегат топливоподачи системы питания двигателя транспортного средства
JP2000110542A (ja) 排気系の消音装置
JPH10252442A (ja) 内燃機関用消音器
JPS58148215A (ja) 自動車用エンジンのマフラ−
JPH063181Y2 (ja) エアクリーナ装置の防振構造
JP3480660B2 (ja) エンジンの消音用の遮蔽カバー
JP2009040072A (ja) 吸音構造
CN111312202A (zh) 一种消声设备
RU2115011C1 (ru) Система впуска двигателя внутреннего сгорания

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040423

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040622

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050329

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050411

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080428

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090428

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees