JPH10274941A

JPH10274941A - 表示装置

Info

Publication number: JPH10274941A
Application number: JP9435497A
Authority: JP
Inventors: Shigeru Hasegawa; 繁長谷川
Original assignee: Casio Computer Co Ltd
Current assignee: Casio Computer Co Ltd
Priority date: 1997-03-31
Filing date: 1997-03-31
Publication date: 1998-10-13

Abstract

(57)【要約】【課題】３つのシールドケースを備えた液晶表示装置
の平面サイズを小さくする。【解決手段】上シールドケース３の側壁３ａの第１の
係合突起３１のある部分が中シールドケース２の側壁２
ａ内に嵌合され、かつ上シールドケース３の側壁３ａの
第２の係合突起３２のある部分が下シールドケース１の
側壁１ａ内に嵌合されている。したがって、上シールド
ケース３の側壁３ａの外側の同一面上に中シールドケー
ス２の側壁２ａと下シールドケース１の側壁１ａとが位
置することになり、３つのシールドケース１〜３の側壁
１ａ〜３ａを単純に重ね合わせた場合と比較して、シー
ルドケース全体の側壁が薄くなり、平面サイズを小さく
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は液晶表示装置等の
表示装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の液晶表示装置には、図３〜図５に
示すようなものがある。このうち図３は液晶表示装置の
平面図を示し、図４は図３のＡ−Ａ線に沿う断面図を示
し、図５は液晶表示装置の一部の斜視図を示す。この液
晶表示装置は、金属製の下シールドケース１、中シール
ドケース２及び上シールドケース３を備えている。この
場合、中シールドケース２の所定の箇所には開口部４が
形成され、上シールドケース３の所定の箇所には表示窓
５が形成されている。下シールドケース１内にはバック
ライト６、中シールドケース２及び中シールドケース２
上に図示しない両面接着テープを介して貼り付けられた
液晶表示パネル７がこの順に収納されている。この場
合、中シールドケース２の側壁２ａは下シールドケース
１の側壁１ａ内に嵌合されている。そして、下シールド
ケース１の側壁１ａが上シールドケース３の側壁３ａ内
に嵌合され、下シールドケース１の側壁１ａに形成され
た係合突起８が上シールドケース３の側壁３ａに形成さ
れた係合孔９に係合されていることにより、上下シール
ドケース３、１は互いに結合されている。

【０００３】液晶表示パネル７は、ガラスや樹脂等から
なる２枚の透明基板１０、１１間に液晶（図示せず）が
封入され、２枚の透明基板１０、１１の各表面にそれぞ
れ偏光板１２、１３が貼り付けられたものからなってい
る。この場合、下側の透明基板１１の右辺部及び下辺部
は上側の透明基板１０から突出され、これらの突出部の
上面の各所定の箇所にはＬＳＩ等からなる半導体チップ
１４、１５が搭載されている。また、下側の透明基板１
１の右辺部上面の所定の箇所にはフレキシブル配線基板
１６の一端部が接続されている。フレキシブル配線基板
１６の他端部は、中シールドケース２の側壁２ａに形成
された切欠部２ｂ、下シールドケース１の側壁１ａに形
成された切欠部１ｂ及び上シールドケース３の側壁３ａ
に形成された切欠部３ｂを介して外部に突出されてい
る。

【０００４】バックライト６は、平面管１７と、平面管
１７の上面に設けられた拡散シート１８と、拡散シート
１８の上面に設けられた調光シート１９と、平面管１７
の下面に設けられた反射シート２０とからなっている。
このうち平面管１７は、相対向する面に蛍光体（図示せ
ず）が設けられた２枚の透明基板２１、２２を貼り合わ
せてなるものを備えている。拡散シート１８は、平面管
１７の上面から出射された光を散乱させることにより、
輝度の均一化を図るためのものである。調光シート１９
は、拡散シート１８の上面から出射された光を上方に集
光するためのものである。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】ここで、上述の液晶表
示装置の平面サイズについて説明する。図４に示すよう
に、中シールドケース２の平面サイズは液晶表示パネル
７の平面サイズに応じて選定されるので、中シールドケ
ース２の平面サイズを基準にすると、中シールドケース
２の側壁２ａの外側に上シールドケース３の側壁３ａが
配置され、その外側に下シールドケース１の側壁１ａが
配置されるので、装置全体の側壁が比較的厚くなり、ひ
いては装置全体の平面サイズが比較的大きくなるという
問題があった。また、これに伴って装置全体の重量も重
くなるという問題があった。さらに、上シールドケース
３と下シールドケース１とを互いに結合した時点で、初
めて液晶表示パネル７が全体的に覆われることになるの
で、液晶表示パネル７に対するそれまでの静電気対策が
十分でなく、またフレキシブル配線基板１６の一端部の
保護も十分ではなく、液晶表示パネル７に対するそれま
での取り扱いに注意を要するという問題があった。この
発明の課題は、装置全体の平面サイズを小さくすること
ができるとともに、装置全体の重量を軽くすることがで
き、さらに上下ケースを互いに結合する以前において表
示パネルを全体的に覆うことができるようにすることで
ある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】この発明は、下ケース
と、開口部を有する中ケースと、表示窓を有する上ケー
スと、前記下ケースと前記中ケースとの間に収納された
バックライトと、前記中ケースと前記上ケースとの間に
収納された表示パネルとを具備し、前記上ケースと前記
中ケースのいずれか一方のケースの側壁の所定の一部が
他方のケースの側壁内に嵌合され、かつ前記一方のケー
スの側壁の所定の他部が前記下ケースの側壁内に嵌合さ
れているものである。

【０００７】この発明によれば、上ケースと中ケースの
いずれか一方のケースの側壁の所定の一部を他方のケー
スの側壁内に嵌合し、かつ一方のケースの側壁の所定の
他部を下ケースの側壁内に嵌合しているので、一方のケ
ースの側壁の外側の同一面上に他方のケースの側壁と下
ケースの側壁とが位置することになり、この結果装置全
体の側壁を薄くすることができ、ひいては装置全体の平
面サイズを小さくすることができるとともに、装置全体
の重量を軽くすることができる。また、中ケースと上ケ
ースとを互いに結合可能としたので、上下ケースを互い
に結合する以前において、中ケースと上ケースとで表示
パネルを全体的に覆うことができる。

【０００８】

【発明の実施の形態】図１はこの発明の一実施形態を適
用した液晶表示装置の断面図を示し、図２は液晶表示装
置の一部の分解斜視図を示すものである。これらの図に
おいて、図４及び図５と同一名称部分には同一の符号を
付し、その説明を適宜省略する。

【０００９】この液晶表示装置では、下シールドケース
１の平面サイズは図４に示す従来の下シールドケース１
の平面サイズと同じとなっている。中シールドケース２
の平面サイズは図４に示す従来の中シールドケース２の
平面サイズよりもその側壁２ａの厚さの約２倍だけ大き
くなっており、つまり図１に示す下シールドケース１の
平面サイズとほぼ同じとなっている。上シールドケース
３の平面サイズは図４に示す従来の上シールドケース３
の平面サイズよりもその側壁３ａの厚さの約４倍だけ小
さくなっており、つまり図１に示す下シールドケース１
の平面サイズよりもその側壁１ａの厚さの約２倍だけ小
さくなっている。なお、この実施形態では、各シールド
ケース１〜３の側壁１ａ〜３ａの厚さは同一であるとす
る。

【００１０】上シールドケース３の側壁３ａの所定の複
数箇所には直方体形状の第１の係合突起３１が設けら
れ、他の所定の複数箇所には同じく直方体形状の第２の
係合突起３２が設けられている。中シールドケース２の
側壁２ａにおいて、第１の係合突起３１に対応する部分
には方形状の係合孔３３が設けられ、第２の係合突起３
２のある部分に対応する部分には方形状の切欠部３４が
設けられている。下シールドケース１の側壁１ａにおい
て、第２の係合突起３２に対応する部分には方形状の係
合孔３５が設けられ、中シールドケース２の側壁２ａに
対応する部分には方形状の切欠部３６が設けられてい
る。

【００１１】そして、上シールドケース３の側壁３ａの
第１の係合突起３１のある部分（所定の一部）が中シー
ルドケース２の側壁２ａ内に嵌合され、上シールドケー
ス３の第１の係合突起３１が中シールドケース２の係合
孔３３に係合されている。これにより、上シールドケー
ス３と中シールドケース２とは互いに結合されている。
この場合、上シールドケース３と中シールドケース２と
の間には液晶表示パネル７が、中シールドケース２上に
図示しない両面接着テープを介して貼り付けられた状態
で、収納されている。また、中シールドケース２の側壁
２ａが下シールドケース１の切欠部３６内に配置された
状態で、上シールドケース３の側壁３ａの第２の係合突
起３２のある部分（所定の他部）が下シールドケース１
の側壁１ａ内に嵌合され、上シールドケース３の第２の
係合突起３２が下シールドケース１の係合孔３５に係合
されている。これにより、上シールドケース３と下シー
ルドケース１とは互いに結合されている。この場合、中
シールドケース２と下シールドケース１との間にはバッ
クライト６が従来と同様に収納されている。

【００１２】このように、この液晶表示装置では、上シ
ールドケース３の側壁３ａの第１の係合突起３１のある
部分を中シールドケース２の側壁２ａ内に嵌合し、かつ
上シールドケース３の側壁３ａの第２の係合突起３２の
ある部分を下シールドケース１の側壁１ａ内に嵌合して
いるので、上シールドケース３の側壁３ａの外側の同一
面上に中シールドケース２の側壁２ａと下シールドケー
ス１の側壁１ａとが位置することになる。この結果、装
置全体の側壁を薄くすることができ、ひいては装置全体
の平面サイズを小さくすることができる。ここで、寸法
の具体的な一例を示すと、各シールドケース１〜３の側
壁１ａ〜３ａの厚さを０．３ｍｍ程度とした場合、装置
全体の平面サイズを図４に示す従来の場合と比較して
０．６ｍｍ程度小さくすることができる。また、中シー
ルドケース２の側壁２ａにおける第２の係合突起３２の
ある部分に対応する部分に切欠部３４を設け、下シール
ドケース１の側壁１ａにおける中シールドケース２の側
壁２ａに対応する部分に切欠部３６を設けているので、
装置全体の平面サイズの小型化と相俟って、装置全体の
重量を軽くすることができる。さらに、中シールドケー
ス２と上シールドケース３とを互いに結合可能としたの
で、上下シールドケース３、１を互いに結合する以前に
おいて、中シールドケース２と上シールドケース３とで
液晶表示パネル７を全体的に覆うことができる。したが
って、このようにすると、上シールドケース３と下シー
ルドケース１とを互いに結合する以前において、液晶表
示パネル７に対する静電気対策を十分とすることがで
き、またフレキシブル配線基板１６の一端部の保護も十
分とすることができる。

【００１３】なお、上記実施形態では、係合突起３１、
３２を直方体形状に形成した場合について説明したが、
これに限らず、ほぼ半球形状に形成してもよい。このよ
うにすると、例えば、上シールドケース３の第１の係合
突起３１を中シールドケース２の係合孔３３に係合する
場合、まず中シールドケース２の側壁２ａが第１の係合
突起３１にガイドされてそれ自身の弾性力に抗して自然
に開き、そして第１の係合突起３１が係合孔３３に係合
されると、中シールドケース２の側壁２ａがそれ自身の
弾性力によって自然に戻ることになる。したがって、上
シールドケース３の第１の係合突起３１を中シールドケ
ース２の係合孔３３にワンタッチで係合することができ
る。

【００１４】また、上記実施形態では、上シールドケー
ス３の側壁３ａの所定の一部を中シールドケース２の側
壁２ａ内に嵌合し、かつ上シールドケース３の側壁３ａ
の所定の他部を下シールドケース１の側壁１ａ内に嵌合
した場合について説明したが、これに限らず、中シール
ドケースの側壁の所定の一部を上シールドケースの側壁
内に嵌合し、かつ中シールドケースの側壁の所定の他部
を下シールドケースの側壁内に嵌合するようにしてもよ
い。

【００１５】さらに、バックライト６としては、平面管
１７に限らず、エッジライト方式や直下方式であっても
よく、またＥＬ（エレクトロルミネセンス）パネルであ
ってもよい。

【００１６】

【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、上ケースと中ケースのいずれか一方のケースの側壁
の所定の一部を他方のケースの側壁内に嵌合し、かつ一
方のケースの側壁の所定の他部を下ケースの側壁内に嵌
合しているので、一方のケースの側壁の外側の同一面上
に他方のケースの側壁と下ケースの側壁とが位置するこ
とになり、この結果装置全体の側壁を薄くすることがで
き、ひいては装置全体の平面サイズを小さくすることが
できるとともに、装置全体の重量を軽くすることができ
る。また、中ケースと上ケースとを互いに結合可能とし
たので、上下ケースを互いに結合する以前において、中
ケースと上ケースとで表示パネルを全体的に覆うことが
できる。したがって、このようにすると、上ケースと下
ケースとを互いに結合する以前において、表示パネルに
対する静電気対策等を十分とすることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の一実施形態を適用した液晶表示装置
を示す断面図。

【図２】同液晶表示装置の一部を示す分解斜視図。

【図３】従来の液晶表示装置を示す平面図。

【図４】図３のＡ−Ａ線に沿う断面図。

【図５】同液晶表示装置の一部を示す斜視図。

【符号の説明】

１下シールドケース２中シールドケース３上シールドケース４開口部５表示窓６バックライト７液晶表示パネル

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】下ケースと、開口部を有する中ケース
と、表示窓を有する上ケースと、前記下ケースと前記中
ケースとの間に収納されたバックライトと、前記中ケー
スと前記上ケースとの間に収納された表示パネルとを具
備し、前記上ケースと前記中ケースのいずれか一方のケースの
側壁の所定の一部が他方のケースの側壁内に嵌合され、
かつ前記一方のケースの側壁の所定の他部が前記下ケー
スの側壁内に嵌合されていることを特徴とする表示装
置。
【請求項２】前記一方のケースの側壁の所定の一部に
設けられた係合突起は前記他方のケースの側壁に設けら
れた係合孔に係合され、前記一方のケースの側壁の所定
の他部に設けられた係合突起は前記下ケースの側壁に設
けられた係合孔に係合されていることを特徴とする請求
項１記載の表示装置。
【請求項３】前記表示パネルは液晶表示パネルである
ことを特徴とする請求項１または２記載の表示装置。