JPH10274101A - 圧力応動式アクチュエータの制御装置 - Google Patents

圧力応動式アクチュエータの制御装置

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JPH10274101A
JPH10274101A JP9078391A JP7839197A JPH10274101A JP H10274101 A JPH10274101 A JP H10274101A JP 9078391 A JP9078391 A JP 9078391A JP 7839197 A JP7839197 A JP 7839197A JP H10274101 A JPH10274101 A JP H10274101A
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JP
Japan
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pressure
control device
opening
closing means
responsive actuator
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JP9078391A
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Akira Izumi
昭 出水
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポジションセンサの耐久性を向上させた圧力
応動式アクチュエータの制御装置を得る。 【解決手段】 可変圧力が供給される圧力室5aと、圧
力室内の圧力に応じて変位する可動隔壁5bとを有し、
可動隔壁の変位により駆動対象5Aを駆動する圧力応動
式アクチュエータ5の制御装置であって、可動隔壁の変
位位置Pを検出する非接触式のポジションセンサ15
と、駆動対象の制御状態Re、TW、θを検出する各種
センサ14と、圧力室に可変圧力を供給するための圧力
源19、20と、可変圧力の供給時間を調整する第1の
開閉手段17と、可変圧力を大気圧に調整するための第
2の開閉手段21と、可動隔壁の変位位置および駆動対
象の制御状態に応じて、第1および第2の開閉手段を開
閉制御するECU13Aとを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、圧力室に供給さ
れる圧力に応じて変位する圧力応動式アクチュエータの
制御装置に関し、特に変位位置をフィードバックするた
めのポジションセンサの耐久性を向上させた圧力応動式
アクチュエータの制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、可変圧力が供給される圧力室
と、圧力室内の圧力に応じて変位する可動隔壁とを有
し、可動隔壁の変位により駆動対象を駆動する圧力応動
式アクチュエータはよく知られている。
【0003】この種のアクチュエータにより駆動される
対象としては、たとえば、内燃機関の排気管と吸気管と
をバイパスするEGR管のEGRバルブなどがあげられ
る。また、内燃機関のEGR流量を制御して排気ガスを
浄化する制御装置は、特公平6−68282号公報、特
公平2−46787号公報、特公平4−75388号公
報または特公平5−69981号公報などに参照するこ
とができる。
【0004】図8はたとえば特公平6−68282号公
報に記載された従来の圧力応動式アクチュエータの制御
装置を示す構成図であり、圧力応動式アクチュエータと
してディーゼルエンジンのEGRバルブを例にとった場
合を示している。
【0005】図8において、ディーゼルエンジンの本体
となる気筒1には、吸気管2および排気管3が連通され
ている。気筒1内の燃焼室1aに供給された混合気の点
火爆発により駆動されるピストン1bは、クランク軸
(図示せず)を回転させるようになっている。
【0006】吸気管2の吸入口にはエアクリーナ2aが
設けられ、吸気管2の下流側には、排気管3から分岐し
てバイパスされるEGR管4が連通されており、吸気管
2から吸入された空気は、矢印のように流れて気筒1に
供給される。
【0007】EGR管4と吸気管2との接続部には、圧
力応動式アクチュエータ5(以下、単に「アクチュエー
タ」と記す)と、アクチュエータ5の駆動対象すなわち
EGR流量調整用のEGRバルブ5Aとが設けられてい
る。
【0008】アクチュエータ5は、可変圧力が供給され
る圧力室5aと、圧力室5a内の圧力に応じて変位する
可動隔壁5bと、EGRバルブ5Aを閉成する方向に可
動隔壁5aを付勢するバネ5cとを有し、可動隔壁5b
の変位によりEGRバルブ5Aを駆動するようになって
いる。
【0009】アクチュエータ5の圧力室5aは、負圧通
路6を介して圧力調整弁すなわちソレノイドバルブ7に
連通されている。ソレノイドバルブ7は、開閉駆動源と
なるコイル7aと、コイル7aの励磁により移動するバ
ルブ本体7bと、大気中に開放された開放通路12と、
開放通路12の開放側にバルブ本体7bを付勢するバネ
7cとを備えており、他方の負圧通路8を介して圧力源
すなわちバキュームポンプ9に接続されている。
【0010】ソレノイドバルブ7のバルブ本体7bは、
コイル7aの励磁に応動して負圧通路8または開放通路
12をデューティ駆動し、負圧通路8の開放時に負圧通
路6内を負圧とし、開放通路12の開放時(コイル7a
の消勢時)に負圧通路6内を大気圧とすることにより、
圧力室5aへの供給圧力を調整するようになっている。
【0011】通常、各通路6、8および12の内径は2
mm程度に設計されているが、この場合、負圧通路8お
よび開放通路12の内径は、制御応答性よりも圧力制御
性を優先させるために、0.8mm程度に絞られてい
る。
【0012】マイクロコンピュータからなるECU(電
子制御ユニット)13は、各種センサからの運転情報、
すなわち、水温センサ14からの冷却水温度TWと、回
転センサ(図示せず)からのエンジン回転速度Reと、
燃料ポンプの噴射量を調整するレバーの開度θを検出す
るレバー開度センサ(図示せず)からのレバー開度θと
に基づいて、ソレノイドバルブ7のコイル7aを励磁す
るための制御信号Cを生成する。
【0013】次に、図8に示した従来の圧力応動式アク
チュエータの制御装置の動作について説明する。まず、
ECU13からの制御信号Cによりコイル7aが励磁さ
れ、バルブ本体7bが負圧通路8を閉成すると、負圧通
路6が開放通路12に連通されて、アクチュエータ5の
圧力室5aが大気圧となる。
【0014】このように、圧力室5aが大気圧に設定さ
れると、可動隔壁5bは、バネ5cの付勢力により移動
して、EGRバルブ5Aを閉成方向に駆動する。したが
って、EGR管4が閉成され、排気管3からのEGR流
量は0に抑制される。
【0015】一方、ECU13からの制御信号Cにより
コイル7aが励磁され、ソレノイドバルブ7のバルブ本
体7bが開放通路12を閉成すると、負圧通路8が負圧
通路6に連通されて、アクチュエータ5の圧力室5aに
負圧が供給される。
【0016】このように、圧力室5aが負圧に設定され
ると、可動隔壁5bは、バネ5cの付勢力に抗して移動
し、EGRバルブ5Aを開放方向に駆動する。これによ
り、可動隔壁5bの移動量に応じてEGR管4が開放さ
れ、排気管3から吸気管2へのEGR流量が増加する。
【0017】したがって、コイル7aの励磁デューティ
(所定周期内での励磁比率)を変化させてコイル7aを
デューティ制御することにより、デューティ値に応じて
バキュームポンプ9からの負圧と開放通路12からの大
気圧とが断続的に負圧通路6に供給されるので、負圧通
路6内の圧力を所定値に定めることができる。また、E
CU13は、運転状態に応じたマップデータに基づいて
コイル7aのデューティ制御量を決定する。
【0018】しかしながら、図8のように、可動隔壁5
bの変位位置をフィードバック制御しない場合、気筒1
への吸入空気量に対するEGR流量(EGR率)の制御
誤差は、13%程度までしか抑制することができない。
【0019】そこで、特公平4−75388号公報また
は特公平5−69981号公報に参照されるように、可
動隔壁5bの変位位置を検出するポジションセンサ(図
示せず)を設け、EGRバルブ5Aの開度をフィードバ
ック制御する装置も提案されている。
【0020】しかしながら、上記公報に記載された従来
装置においては、いずれも接触式のポジションセンサを
用いているので、ポジションセンサ内の摺動部の耐久性
に限度がある。
【0021】特に、ディーゼルエンジンの場合、高温燃
焼状態からEGR流量を制御することによってエンジン
温度を低下させているので、ポジションセンサの動作頻
度が高く、摺動部の摩耗を無視することはできない。
【0022】また、ディーゼルエンジンを用いたトラッ
クまたはバスなどの商用車の場合、実用走行距離が50
万km〜100万km程度であり、乗用車(10万km
程度)と比べて非常に長いので、長い使用期間に対する
耐久性が要求されるが、この耐久性を実現することはで
きない。
【0023】また、ソレノイドバルブ7をデューティ駆
動した場合、圧力源の圧力が常に消費されるので、圧力
源を維持するためのポンプ駆動も要求されることにな
る。さらに、圧力源としてバキュームポンプ9(負圧
源)を用いているので、真空減圧しても、圧力室5aに
供給される圧力の制御幅は、最大1気圧(大気圧と真空
との差)となり、大きく設定することができない。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】従来の圧力応動式アク
チュエータの制御装置は以上のように、駆動対象となる
EGRバルブ5Aの開度に対応した可動隔壁5bの移動
量をフィードバック制御するために、接触式のポジショ
ンセンサを用いているので、ポジションセンサ内の摺動
部の耐久性が低く実用的でないという問題点があった。
【0025】また、圧力室5aに供給される圧力をデュ
ーティ制御しているので、圧力源の圧力消費が大きくな
るという問題点があった。また、圧力源としてバキュー
ムポンプ9を用いているので、アクチュエータ5の圧力
室5aに供給される圧力制御幅を大きく設定することが
できないという問題点があった。
【0026】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、ポジションセンサの耐久性を向
上させた圧力応動式アクチュエータの制御装置を得るこ
とを目的とする。
【0027】また、この発明は、ポジションセンサの耐
久性を向上させるとともに、圧力源の圧力消費を抑制し
た圧力応動式アクチュエータの制御装置を得ることを目
的とする。
【0028】また、この発明は、ポジションセンサの耐
久性を向上させるとともに、アクチュエータの高速応答
性を実現した圧力応動式アクチュエータの制御装置を得
ることを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】この発明に係る圧力応動
式アクチュエータの制御装置は、可変圧力が供給される
圧力室と、圧力室内の圧力に応じて変位する可動隔壁と
を有し、可動隔壁の変位により駆動対象を駆動する圧力
応動式アクチュエータの制御装置であって、可動隔壁の
変位位置を検出する非接触式のポジションセンサと、駆
動対象の制御状態を検出する各種センサと、圧力室に可
変圧力を供給するための圧力源と、可変圧力の供給時間
を調整する第1の開閉手段と、可変圧力を大気圧に調整
するための第2の開閉手段と、可動隔壁の変位位置およ
び駆動対象の制御状態に応じて、第1および第2の開閉
手段を開閉制御するECUとを備えたものである。
【0030】また、この発明に係る圧力応動式アクチュ
エータの制御装置は、ECUが、可動隔壁の変位位置が
目標値に達した場合に、第1および第2の開閉手段の閉
成状態を保持するものである。
【0031】また、この発明に係る圧力応動式アクチュ
エータの制御装置は、圧力源が大気圧よりも高い正圧力
を供給するものである。
【0032】また、この発明に係る圧力応動式アクチュ
エータの制御装置によるポジションセンサは、MR素子
を用いたブリッジ回路と、MR素子に対向配置された可
動磁石と、ブリッジ回路の出力電圧を差動増幅する差動
増幅回路とを含むものである。
【0033】また、この発明に係る圧力応動式アクチュ
エータの制御装置は、駆動対象として、内燃機関の排気
管と吸気管とをバイパスするEGR管のEGRバルブを
適用したものである。
【0034】また、この発明に係る圧力応動式アクチュ
エータの制御装置は、第2の開閉手段の空気通路よりも
断面積の大きい空気通路を有する第3の開閉手段を備
え、ECUは、EGRバルブを閉成状態にする場合に、
第3の開閉手段を開放してEGRバルブを閉成するもの
である。
【0035】また、この発明に係る圧力応動式アクチュ
エータの制御装置は、内燃機関としてディーゼルエンジ
ンを適用し、EGRバルブを閉成状態にする場合とし
て、ディーゼルエンジンの加速状態を対象としたもので
ある。
【0036】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の実施の形態1を図につ
いて説明する。図1はこの発明の実施の形態1を示す構
成図であり、前述と同様の要素については、同一符号を
付してここでは詳述しない。
【0037】この場合、可動隔壁5bには、可動隔壁5
bの変位位置Pを検出する非接触式のポジションセンサ
15が連結されている。また、アクチュエータ5の圧力
室5aは、正圧通路16を介してソレノイドバルブ17
(第1の開閉手段)およびソレノイドバルブ21(第2
の開閉手段)に連通されている。
【0038】ソレノイドバルブ17は、他方の正圧通路
18を介して圧力源すなわち正圧ポンプ19および正圧
タンク20に接続されるとともに、開閉駆動源となるコ
イル17aと、コイル17aの励磁により移動するバル
ブ本体17bと、バルブ本体17bを閉成側に付勢する
バネ17cとを備えている。正圧タンク20からの正圧
力は、たとえば、6〜10気圧に調整されており、ブレ
ーキなどの他の車載負荷(図示せず)にも分岐して供給
され得る。
【0039】また、ソレノイドバルブ21は、開閉駆動
源となるコイル21aと、コイル21aの励磁により移
動するバルブ本体21bと、バルブ本体21bを開放側
に付勢するバネ21cと、正圧通路16を大気中に開放
する開放通路22とを備えている。
【0040】各ソレノイドバルブ17および21のバル
ブ本体17bおよび21bは、ECU13Aからの制御
信号C1およびC2によるコイル17aおよび21aの
励磁に応動し、正圧通路16に対して、正圧タンク20
からの正圧力または大気圧を供給することにより、圧力
室5aへの供給圧力を調整するようになっている。この
場合、各通路16、18および22の内径は、2mm程
度に設計されているものとする。
【0041】ECU13Aは、冷却水温度TW、エンジ
ン回転速度Reおよびレバー開度θのみならず、ポジシ
ョンセンサ15からフィードバックされる変位位置Pに
基づいて、各ソレノイドバルブ17および21のコイル
17aおよび21aを励磁するための制御信号C1およ
びC2を生成する。
【0042】図2は図1内のポジションセンサ15の具
体的構成例を拡大して示す断面図である。図2におい
て、ポジションセンサ15は、一端23aに可動隔壁5
b(図1参照)が連結される摺動自在なセンサ本体23
と、センサ本体23の側端面に設けられた磁石24と、
センサ本体23を一端23a側に付勢するバネ25と、
磁石24と対向するようにセンサ本体23の保持部に配
設されたMR素子26と、MR素子26とともにブリッ
ジ回路(後述する)を構成する信号処理回路27とを備
えている。
【0043】図3は図2内の信号処理回路27の具体的
構成を示す回路図である。図3において、信号処理回路
27は、電源電圧VCCとグランドGNDとの間に挿入
されたブリッジ回路28と、ブリッジ回路28の一対の
出力電圧を差動増幅する差動増幅回路29とを備えてい
る。
【0044】ブリッジ回路28は、電源電圧VCCとグ
ランドGNDとの間に挿入されたMR素子26と、MR
素子26に並列接続された直列の抵抗器R3およびR4
とにより構成されており、MR素子26は、可動磁石2
4の位置に応じて抵抗値が変化する直列の抵抗器R1お
よびR2を含んでいる。
【0045】抵抗器R1およびR2の接続点の電圧は、
差動増幅器29の一方の入力端子に印加され、抵抗器R
3およびR4の接続点の電圧は、差動増幅器29の他方
の入力端子に印加されている。
【0046】これにより、差動増幅器29は、可動磁石
24の位置(可動隔壁5bの変位に対応する)に応じて
変化する抵抗器R1およびR2に抵抗値に応答して、可
動隔壁5bの変位位置Pを出力電圧として生成する。
【0047】図4はポジションセンサ15の磁石24の
変位量に対する出力電圧の関係を示す特性図であり、横
軸が磁石24の直線位置[mm]、縦軸が変位位置Pに
相当する出力電圧[V]である。図4において、ポジシ
ョンセンサ15の出力電圧(変位位置P)は、磁石24
(可動隔壁5b)の直線変位の変化量に比例して一次関
数で変化する。
【0048】図5はECU13Aからの制御信号C1お
よびC2による各ソレノイドバルブ17および21の制
御モードを示す説明図である。図5において、各ソレノ
イドバルブ17および21は、圧力保持モード、圧力上
昇モードおよび圧力下降モードに応じて、デューティ制
御されるのではなく、それぞれ開放または閉成の一方に
制御され、正圧通路16への各圧力の供給時間により圧
力室5a内の圧力を可変制御する。
【0049】次に、図2〜図5とともに、図6のフロー
チャートを参照しながら、図1に示したこの発明の実施
の形態1の動作について説明する。まず、ECU13A
は、運転状態を示す各種センサ情報(冷却水温度TW、
エンジン回転速度Reおよびレバー開度θ)に基づい
て、あらかじめ格納されたマップデータを参照し、EG
Rバルブ5Aの目標位置Poを読み込む(ステップS
1)。
【0050】続いて、ECU13Aは、目標位置Poに
対応した制御モードを決定し、目標圧力を圧力室5aに
供給するために、各ソレノイドバルブ17および21に
対する制御信号C1およびC2を生成する。これによ
り、各ソレノイドバルブ17および21のコイル17a
および21aは、各制御モード(図5参照)に応じて励
磁される。
【0051】すなわち、圧力上昇モードにおいては、ソ
レノイドバルブ17が開放されて、正圧通路18を介し
た正圧力が圧力室5aに供給されるので、可動隔壁5b
は、バネ5cの付勢力に抗して移動し、EGRバルブ5
Aを開放方向に駆動する。
【0052】また、圧力下降モードにおいては、ソレノ
イドバルブ21が開放されて大気圧が圧力室5aに供給
されるので、可動隔壁5bは、バネ5cの付勢力により
移動して、EGRバルブ5Aを閉成方向に駆動する。
【0053】このとき、ECU13Aは、ポジションセ
ンサ15によりフィードバック検出された変位位置P
を、可動隔壁5bの実位置として読み込み(ステップS
2)、目標位置Poとの偏差ΔP(=P−Po)を算出
するとともに(ステップS3)、偏差ΔPの絶対値が所
定値K以下か否かを判定する(ステップS4)。
【0054】ステップS4において、もし、|ΔP|≦
K(すなわち、YES)と判定されれば、変位位置P
(実位置)が目標位置Poに達したものと見なし、各ソ
レノイドバルブ17および21を閉成して圧力保持モー
ドを実行する(ステップS5)。
【0055】また、ステップS4において、|ΔP|>
K(すなわち、NO)と判定されれば、変位位置P(実
位置)が目標位置Poに達していない状態なので、続い
て、偏差ΔPが正の値か否かを判定する(ステップS
6)。ここでは、図1内の上方向(EGRバルブ5Aを
閉成する方向)を変位位置Pの正方向とする。
【0056】ステップS6において、もし、ΔP>0
(すなわち、YES)と判定されれば、実位置(変位位
置P)が目標位置Poよりも正側(図1内の上側)にあ
る状態なので、EGRバルブ5Aを開放させる方向に可
動隔壁5bを下降移動させるために、ソレノイドバルブ
17を開放して圧力上昇モードを実行する(ステップS
7)。
【0057】また、ステップS6において、ΔP≦0
(すなわち、NO)と判定されれば、実位置(変位位置
P)が目標位置Poよりも負側(図1内の下側)にある
状態なので、EGRバルブ5Aを閉成させる方向に可動
隔壁5bを上昇移動させるために、ソレノイドバルブ2
1を開放して圧力下降モードを実行する(ステップS
8)。
【0058】各制御モードステップS5、S7またはS
8の実行後は、ステップS1にリターンし、図6の処理
ルーチンが繰り返し実行される。このように、変位位置
Pのフィードバック制御により、EGRバルブ5Aの開
度を、運転状態に応じて適性に制御することができる。
【0059】すなわち、EGRバルブ5Aの開度すなわ
ちEGR流量は、EGRバルブ5Aの開度に完全には対
応していないが、変位位置Pのフィードバック制御によ
り、目標位置Poにほぼ一致させることができ、数%の
誤差内で高精度に調整することができる。
【0060】また、ポジションセンサ15は、摺動部を
有していない非接触式のポジションセンサなので、経時
変化によって摩耗することがなく、十分な耐久性を確保
することができる。
【0061】特に、ディーゼルエンジンのEGRバルブ
駆動用のアクチュエータ5の変位位置Pを検出するポジ
ションセンサ15に適用した場合、100万km以上の
走行距離に対応した耐久性を実現することができる。
【0062】また、圧力源として正圧力を用いたので、
6〜10気圧の範囲で圧力を制御することができ、可動
隔壁5bの駆動力を十分に確保することができる。
【0063】また、フィードバック制御に基づいて各ソ
レノイドバルブ17および21を開閉制御するので、正
圧タンク20から供給される正圧力を高精度に調整する
必要がなくなり、正圧タンク20の出力側へのレギュレ
ータ(図示せず)の挿入を省略することができる。
【0064】また、可動隔壁5bの変位位置Pが目標位
置Poに達すると、圧力保持モード(ステップS5)と
なって各ソレノイドバルブ17および21が閉成され、
正圧タンク20からの正圧力の消費量が抑制されるの
で、正圧タンク20から他の車載負荷(ブレーキなど)
に対する正圧力の供給機能を損なうこともない。
【0065】実施の形態2.なお、上記実施の形態1で
は、EGRバルブ5Aの閉成用として単一のソレノイド
バルブ21のみを設けたが、自動車用のディーゼルエン
ジンに適用した場合を考慮して、EGRバルブ5Aを閉
成状態にする場合(たとえば、加速状態)でのEGRバ
ルブ5Aの閉成能力を高めるために、圧力室5a内の圧
力を迅速に大気圧に開放する第3の開閉手段を並設して
もよい。
【0066】図7はこの発明の実施の形態2を示す構成
図であり、前述と同様の要素については、同一符号を付
してここでは詳述しない。この場合、正圧通路16に
は、大気圧供給用のソレノイドバルブ30(第3の開閉
手段)が並設されており、ソレノイドバルブ30の空気
通路の断面積は、ソレノイドバルブ21の空気通路の断
面積よりも大きく設定されている。
【0067】すなわち、ソレノイドバルブ30は、開閉
駆動源となるコイル30aと、コイル30aの励磁によ
り移動するバルブ本体30bと、バルブ本体30bを閉
成側に付勢するバネ30cと、正圧通路16を大気中に
開放する開放通路32とを備えている。
【0068】ソレノイドバルブ30のバルブ本体30b
は、ECU13Bからの制御信号C3によるコイル30
aの励磁に応動して、正圧通路16を大気圧に開放し、
圧力室5a内の圧力を迅速に大気圧に調整するようにな
っている。
【0069】したがって、圧力制御の応答性を向上させ
るために、ソレノイドバルブ30と正圧通路16とを連
通する空気通路および大気中への開放通路32の各内径
は、2mmよりも大きく設計されている。
【0070】ECU13Bは、たとえば所定値以上のレ
バー開度θに基づいて、内燃機関の加速状態を判定した
場合に、制御信号C3を生成してコイル30aを励磁
し、空気通路の大きいソレノイドバルブ30を開放して
EGRバルブ5Aを迅速に閉成する。これにより、アク
チュエータ5の可動隔壁5bは、EGRバルブ5Aを上
方に閉成駆動するので、気筒1に吸入されるEGR量が
急速に減量して吸入空気量が増大し、気筒1での燃焼状
態が良化する。
【0071】このとき、ECU13Bは、制御信号C2
によりソレノイドバルブ21のコイル21aを消磁し
て、ソレノイドバルブ21を同時に開放してもよい。た
だし、正圧通路16内の空気の大半は、ソレノイドバル
ブ21よりも流体抵抗成分の小さいソレノイドバルブ3
0側を通過して大気中に抜け出る。
【0072】このように、EGRバルブ5Aの閉成時で
のアクチュエータ5の高速応答性を実現することによ
り、たとえばエンジン加速時において、EGR流量が直
ちに抑制されて、気筒1に供給される吸入空気量が速や
かに増大するので、黒煙の排出が防止されるとともに、
出力トルクが増大して加速性能が向上する。
【0073】特に、ディーゼルエンジン自動車の場合、
加速時にEGR流量の減量が遅れると、排気ガスに含ま
れる有害なカーボン粒子が増量するので、EGRバルブ
5Aの閉成時における制御応答性の高速化による効果は
著しい。
【0074】なお、上記各実施の形態1、2では、アク
チュエータ5として、ディーゼルエンジンのEGRバル
ブ開閉用のアクチュエータを対象としたが、他の任意の
アクチュエータを対象としても同等の作用効果を奏する
ことは言うまでもない。
【0075】また、アクチュエータ5の圧力室5aに連
通される圧力源として、正圧力を発生する正圧ポンプ1
9および正圧タンク20を適用したが、たとえば負圧を
発生する任意の圧力源が適用可能なことは言うまでもな
い。
【0076】また、圧力調整用の開閉手段として、ソレ
ノイドバルブ17、21および30を用いたが、他の開
閉手段が適用可能なことは言うまでもない。
【0077】また、ポジションセンサ15内の信号処理
回路27にMR素子26を用いたが、他の任意のポジシ
ョンセンサを用いることができる。
【0078】
【発明の効果】以上のようにこの発明の請求項1によれ
ば、可変圧力が供給される圧力室と、圧力室内の圧力に
応じて変位する可動隔壁とを有し、可動隔壁の変位によ
り駆動対象を駆動する圧力応動式アクチュエータの制御
装置であって、可動隔壁の変位位置を検出する非接触式
のポジションセンサと、駆動対象の制御状態を検出する
各種センサと、圧力室に可変圧力を供給するための圧力
源と、可変圧力の供給時間を調整する第1の開閉手段
と、可変圧力を大気圧に調整するための第2の開閉手段
と、可動隔壁の変位位置および駆動対象の制御状態に応
じて、第1および第2の開閉手段を開閉制御するECU
とを備えたので、ポジションセンサの耐久性を向上させ
た圧力応動式アクチュエータの制御装置が得られる効果
がある。
【0079】また、この発明の請求項2によれば、請求
項1において、ECUが、可動隔壁の変位位置が目標値
に達した場合に、第1および第2の開閉手段の閉成状態
を保持するようにしたので、圧力源の圧力消費を抑制し
た圧力応動式アクチュエータの制御装置が得られる効果
がある。
【0080】また、この発明の請求項3によれば、請求
項1において、圧力源が大気圧よりも高い正圧力を供給
するようにしたので、駆動力を十分に発生させることの
できる圧力応動式アクチュエータの制御装置が得られる
効果がある。
【0081】また、この発明の請求項4によれば、請求
項1において、ポジションセンサが、MR素子を用いた
ブリッジ回路と、MR素子に対向配置された可動磁石
と、ブリッジ回路の出力電圧を差動増幅する差動増幅回
路とを含むようにしたので、効果的に非接触式のポジシ
ョンセンサを実現した圧力応動式アクチュエータの制御
装置が得られる効果がある。
【0082】また、この発明の請求項5によれば、請求
項1において、駆動対象として、内燃機関の排気管と吸
気管とをバイパスするEGR管のEGRバルブを適用し
たので、ポジションセンサの耐久性を特に効果的に向上
させた圧力応動式アクチュエータの制御装置が得られる
効果がある。
【0083】また、この発明の請求項6によれば、請求
項5において、第2の開閉手段の空気通路よりも断面積
の大きい空気通路を有する第3の開閉手段を備え、EC
Uは、EGRバルブを閉成状態にする場合に、第3の開
閉手段を開放してEGRバルブを閉成するようにしたの
で、アクチュエータの高速応答性を実現した圧力応動式
アクチュエータの制御装置が得られる効果がある。
【0084】また、この発明の請求項7によれば、請求
項6において、内燃機関としてディーゼルエンジンを適
用し、EGRバルブを閉成状態にする場合として、ディ
ーゼルエンジンの加速状態を対象としたので、アクチュ
エータの高速応答性を特に効果的に実現した圧力応動式
アクチュエータの制御装置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す構成図であ
る。
【図2】 図1内のポジションセンサの具体的構成を示
す断面図である。
【図3】 図2内の信号処理回路の構成例を示す回路図
である。
【図4】 図1内のポジションセンサの変位量に対する
出力電圧の関係を示す特性図である。
【図5】 この発明の実施の形態1における圧力制御モ
ードと開閉手段の開閉状態との関係を示す説明図であ
る。
【図6】 この発明の実施の形態1の圧力制御動作を示
すフローチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態2を示す構成図であ
る。
【図8】 従来の圧力応動式アクチュエータの制御装置
を示す構成図である。
【符号の説明】
1 気筒、2 吸気管、3 排気管、4 EGR管、5
A EGRバルブ、5圧力応動式アクチュエータ、5a
圧力室、5b 可動隔壁、13A、13BECU、1
4 水温センサ、15 ポジションセンサ、16、18
正圧通路、17、21、30 ソレノイドバルブ、1
9 正圧ポンプ、20 正圧タンク、24 磁石、26
MR素子、28 ブリッジ回路、29 差動増幅回
路、P変位位置、Po 目標値、Re エンジン回転速
度、TW 冷却水温度、θレバー開度。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変圧力が供給される圧力室と、前記圧
    力室内の圧力に応じて変位する可動隔壁とを有し、前記
    可動隔壁の変位により駆動対象を駆動する圧力応動式ア
    クチュエータの制御装置であって、 前記可動隔壁の変位位置を検出する非接触式のポジショ
    ンセンサと、 前記駆動対象の制御状態を検出する各種センサと、 前記圧力室に可変圧力を供給するための圧力源と、 前記可変圧力の供給時間を調整する第1の開閉手段と、 前記可変圧力を大気圧に調整するための第2の開閉手段
    と、 前記可動隔壁の変位位置および前記駆動対象の制御状態
    に応じて、前記第1および第2の開閉手段を開閉制御す
    るECUとを備えたことを特徴とする圧力応動式アクチ
    ュエータの制御装置。
  2. 【請求項2】 前記ECUは、前記可動隔壁の変位位置
    が目標値に達した場合に、前記第1および第2の開閉手
    段の閉成状態を保持することを特徴とする請求項1に記
    載の圧力応動式アクチュエータの制御装置。
  3. 【請求項3】 前記圧力源は、前記大気圧よりも高い正
    圧力を供給することを特徴とする請求項1に記載の圧力
    応動式アクチュエータの制御装置。
  4. 【請求項4】 前記ポジションセンサは、 MR素子を用いたブリッジ回路と、 前記MR素子に対向配置された可動磁石と、 前記ブリッジ回路の出力電圧を差動増幅する差動増幅回
    路とを含むことを特徴とする請求項1に記載の圧力応動
    式アクチュエータの制御装置。
  5. 【請求項5】 前記駆動対象は、内燃機関の排気管と吸
    気管とをバイパスするEGR管のEGRバルブであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の圧力応動式アクチュエ
    ータの制御装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の開閉手段の空気通路よりも断
    面積の大きい空気通路を有する第3の開閉手段を備え、 前記ECUは、前記EGRバルブを閉成状態にする場合
    に、前記第3の開閉手段を開放して前記EGRバルブを
    閉成することを特徴とする請求項5に記載の圧力応動式
    アクチュエータの制御装置。
  7. 【請求項7】 前記内燃機関はディーゼルエンジンであ
    り、 前記EGRバルブを閉成状態にする場合は、前記ディー
    ゼルエンジンの加速状態であることを特徴とする請求項
    6に記載の圧力応動式アクチュエータの制御装置。
JP9078391A 1997-03-28 1997-03-28 圧力応動式アクチュエータの制御装置 Pending JPH10274101A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016527435A (ja) * 2013-07-23 2016-09-08 マヒンドラ・アンド・マヒンドラ・リミテッドMahindra & Mahindra Ltd. 自己再生式排出ガス後処理により超低pm排出量規制に適合させた,自然吸気型コモンレール・ディーゼルエンジン

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016527435A (ja) * 2013-07-23 2016-09-08 マヒンドラ・アンド・マヒンドラ・リミテッドMahindra & Mahindra Ltd. 自己再生式排出ガス後処理により超低pm排出量規制に適合させた,自然吸気型コモンレール・ディーゼルエンジン

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