JPH10268660A - 転写ベルト及び画像形成装置 - Google Patents

転写ベルト及び画像形成装置

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JPH10268660A
JPH10268660A JP7415397A JP7415397A JPH10268660A JP H10268660 A JPH10268660 A JP H10268660A JP 7415397 A JP7415397 A JP 7415397A JP 7415397 A JP7415397 A JP 7415397A JP H10268660 A JPH10268660 A JP H10268660A
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JP
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transfer belt
image
guide member
intermediate transfer
roller
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Application number
JP7415397A
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English (en)
Inventor
Jiro Moriya
次郎 守屋
Akira Ito
亮 伊藤
Katsuhiko Oba
克彦 大庭
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベルト走行時に発生する寄り力を抑えて転写
ベルトの安定した走行性を確保する。 【解決手段】 中間転写ベルト5aの非転写面で中間転
写ベルト5a端面より所定位置だけ内側にずらした位置
にガイド部材21を設け、このガイド部材21をローラ
5bの端面に接合したフランジ20に形成した溝20a
に入れて、中間転写ベルト5aを張架することにより、
ベルト走行時に中間転写ベルト5aのガイド部材21よ
り外側部分のベルト端部5a1 に張力が働いてフランジ
20を締めつけることによって、中間転写ベルト5aに
発生する寄り力を抑えてガイド部材21が溝20aを乗
り越えることが防止され、中間転写ベルトの安定した走
行性を確保することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、像担時体に形成さ
れたトナー画像が転写される転写ベルト、及び該転写ベ
ルトを備え電子写真プロセスを利用して画像形成を行う
複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】像担持体としてのドラム型の電子写真感
光体(以下、感光体という)上に形成したトナー画像を
一旦中間転写体上に1次転写させ、該中間転写体に転写
されたトナー画像を転写材へ2次転写部材により2次転
写して画像形成を行う方式の画像形成装置は、カラー画
像情報や多色画像情報の複数の成分色画像を順次積層転
写してカラー画像や多色画像を合成再現した画像形成物
を出力するカラー画像形成装置や多色画像形成装置、ま
たはカラー画像形成機能や多色画像形成を備えた画像形
成装置として有効であり、各成分色画像の重ね合わせズ
レ(色ズレ)の少ない画像を得ることが可能である。
【0003】上記した画像形成装置の中間転写体として
無端状の転写ベルト(以下、中間転写ベルトという)を
用いた場合、この中間転写ベルトは複数のローラによっ
て張架されるが、これらのローラ同士を誤差なく平行に
配置することは取付け精度の誤差等によって困難なた
め、中間転写ベルトに走行中寄り力が発生する。
【0004】このため、中間転写ベルトによる色重ね時
に各色画像がずれて高画質な画像を得にくいことが知ら
れている。これを防ぐために、従来、図8に示すように
中間転写ベルト100の側端面に設けた突起片状のガイ
ド部材101を、ローラ102に形成した溝102aに
入れて中間転写ベルト100を走行させ、中間転写ベル
ト100の寄りを規制するようにしている(寄り力は矢
印a方向に作用する)。ガイド部材101は、中間転写
ベルト100端面に接着や縫いつけによって接合されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の画像形成装置のように、中間転写ベルト100
端面にガイド部材101を接着や縫いつけによって接合
する構成では、ガイド部材101を中間転写ベルト10
0端面の全周にわたり直線上に精度よく取り付けること
は難しい。このため、ガイド部材101に不均一な力が
加わり、中間転写ベルト100との接合面の耐久性が低
下するという問題点があった。
【0006】また、中間転写ベルト100の張力を大き
く設定する場合や、中間転写ベルト100の剛性が高い
場合には、発生する寄り力も大きくなることにより、図
9に示すように、ガイド部材101が溝102aを乗り
越えやすくなって、中間転写ベルト100の走行性が不
安定になるという問題点があった。
【0007】そこで、本発明は、ベルト走行時に発生す
る寄り力を抑えて安定した走行性を得ることができる転
写ベルト及び画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みなされたものであって、像担時体に形成されたトナー
画像が転写される複数のローラに張架された無端状の転
写ベルトにおいて、ベルト端面より所定距離だけ内側に
ずらした位置に突起片状のガイド部材を設け、該ガイド
部材を入れてガイドする溝を前記各ローラ側の所定位置
に設けたことを特徴としている。
【0009】また、像を担時する像担時体と、該像担時
体を帯電する帯電手段と、前記像担時体上に静電潜像を
形成する露光手段と、前記静電潜像を現像してトナー画
像を形成する現像手段と、前記トナー画像を転写材へ転
写する転写手段とを備えた画像形成装置において、前記
転写手段は、前記像担時体に当接して前記トナー画像が
転写される無端状の転写ベルトと、該転写ベルトを張架
する複数のローラとを備え、前記各ローラ側の所定位置
に前記ガイド部材を入れてガイドする溝を設け、前記転
写ベルトの非転写面で該転写ベルト端面より所定距離だ
け内側にずらした位置に前記溝に入る突起片状のガイド
部材を設けたことを特徴としている。
【0010】また、前記ローラの端面にフランジを接合
し、該フランジに前記溝を設けてもよく、また、前記ロ
ーラの端面側に前記溝を設けてもよい。
【0011】また、前記ガイド部材を前記転写ベルトに
一体成形して設けてもよく、また、前記転写ベルトと同
じ材質で形成した前記ガイド部材を前記転写ベルトに取
付けてもよい。
【0012】また、前記中間転写ベルト面の前記ガイド
部材より外側部分に補強部材を設けてもよい。
【0013】また、前記転写手段は、前記転写ベルトに
対して当接離間自在に配置され、前記転写ベルトに転写
された前記トナー画像を前記転写材へ転写する2次転写
手段を備えていることを特徴としている。
【0014】(作用)本発明の構成によれば、転写ベル
トをガイドするガイド部材を、転写ベルト端面より所定
距離だけ内側にずらした位置に設け、複数配置したロー
ラ側に設けた溝にガイド部材を入れて転写ベルトを張架
することにより、ベルト走行時に転写ベルトのガイド部
材より外側部分に張力が働いてローラを締めつけること
によって、転写ベルトに発生する寄り力を抑えてガイド
部材が溝を乗り越えることが防止され、転写ベルトの安
定した走行性を確保することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って本発明の実施
の形態について説明する。
【0016】図1は本発明に係る中間転写ベルトを備え
た画像形成装置(本実施の形態では、4色フルカラーの
レーザービームプリンタ)の概略構成を示す縦断面図で
ある。
【0017】同図に示す画像形成装置Aは、第1の像担
持体としてドラム型の感光体1を備えている。感光体1
は、駆動手段(不図示)によって、同図中、反時計回り
に回転駆動される。
【0018】感光体1の周囲には、感光体1表面を均一
に帯電する帯電装置2、画像情報に基づいてレーザービ
ームを照射し感光体1上に静電潜像を形成する露光装置
3、静電潜像にトナーを付着させてトナー像として現像
する現像装置4、感光体1上のトナー像が1次転写され
る第2の像担持体としての転写装置5、1次転写後の感
光体ドラム1表面に残った転写残トナーを除去するクリ
ーニング装置6等が配設されている。
【0019】感光体1、帯電装置2及びクリーニング装
置6は、一体的にカートリッジ化されたプロセスカート
リッジBを形成し、装置本体13に着脱可能なものとな
っている。
【0020】装置本体13内には、紙などの転写材Sを
転写装置5側に向けて給送すると共に搬送する給搬送装
置7、2次転写後の転写材Sにトナー像を定着させる定
着装置8、トナー像が定着された転写材Sを排紙トレイ
10に排出する排出ローラ対9、排出ベルト9a等が配
設されている。
【0021】感光体1は、例えば直径約47mmのアル
ミニウムシリンダの外周面に、有機光導電体層(OPC
感光体)を塗布して構成され、その両端部が支持部材に
よって回転自在に支持されており、一方の端部に駆動手
段(不図示)からの駆動力が伝達されることにより、矢
印方向に回転駆動される。
【0022】帯電装置2には、接触帯電方式のものを使
用することができる。この場合、帯電部材は、ローラ状
に形成された導電性ローラであり、このローラを感光体
1表面に当接させると共に、このローラに電源(不図
示)によって帯電バイアス電圧を印加することにより、
感光体1表面を一様に帯電させるものである。
【0023】露光装置3は、ポリゴンミラー3aを有
し、このポリゴンミラー3aにはレーザーダイオード
(不図示)から画像信号に対応する画像光が照射され
る。ポリゴンミラー3aはスキャナーモータ(不図示)
によって高速で回転され、反射した画像光を結像レンズ
3b、反射ミラー3c等を介して、帯電済の感光体1表
面を選択的に露光して静電潜像を形成するように構成し
ている。
【0024】現像装置4は、軸4dを中心に割出回転可
能な回転体4Aと、これに搭載された4個の現像器、す
なわち、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色
のトナーをそれぞれ収納した現像器4Y,4M,4C,
4Bkを備えている。
【0025】感光体1上の静電潜像の現像時には、その
静電潜像に付着すべき色の所定の現像器が現像位置に配
置される。すなわち、所定の現像器が回転体4Aの割出
回転によって感光体1に対向した現像位置に止まり、さ
らにその現像器の現像スリーブ4bが感光体ドラム1に
対して微小間隙(300μm程度)をもって対向するよ
うに位置決めされた後、感光体ドラム1上の静電潜像を
現像する。
【0026】この現像は、次のようにして行う。現像す
る色に対応する現像器の容器内のトナーを送り機構によ
って塗布ローラ4aへ送り込み、回転する塗布ローラ4
a及びトナー規正ブレード4cによって、回転する現像
スリーブ4bの外周にトナーを薄層塗布し、かつトナー
ヘ電荷を付与(摩擦帯電)する。この現像スリーブ4b
と、静電潜像が形成された感光体1との間に現像バイア
スを印加することにより、静電潜像にトナー像を付着さ
せてトナー像として現像するものである。
【0027】また、各現像器4Y,4M,4C,4Bk
の現像スリーブ4bには、各現像器が現像位置に配置さ
れたときに、装置本体13に設けられた各色現像用高圧
電源(不図示)と接続されるようになっており、各色の
現像毎に選択的に電圧が印加される。なお、各現像器4
Y,4M,4C,4Bkは、回転体4Aに対して個別
に、また回転体4Aは装置本体13に対してそれぞれ着
脱可能に構成されている。
【0028】転写装置5は、感光体1から各色順次に1
次転写されて重ねられた複数のトナー像を、一括して転
写材Sに2次転写するものである。転写装置5は、矢印
b方向に走行する中間転写ベルト5aを備えている。
【0029】中間転写ベルト5aは、周長約440m
m、厚み約0.7mmの厚み方向にポリエステル等の芯
体を設けて構成されており、駆動ゴムローラ5b、2次
転写対向ローラ5c、テンションローラ5dにより張架
されている。駆動ゴムローラ5b、2次転写対向ローラ
5c、テンションローラ5dの各端面には、図2、図3
に示すように溝20aを形成したフランジ20が接合さ
れており、フランジ20の溝20aに、中間転写ベルト
5aに一体成形で形成したガイド部材21が入るように
構成されている(図では駆動ゴムローラ5bを示してい
る)。
【0030】ガイド部材21は、中間転写ベルト5aの
端面よりベルト中心側にずらした位置に設けてベルト端
部5a1 がガイド部材21の外側に形成され、ベルト走
行時に生じる寄り力(矢印a方向)を抑えて中間転写ベ
ルト5aの安定した走行性を確保している(詳細は後述
する)。
【0031】また、転写装置5には、中間転写ベルト5
aに1次転写されたトナー画像を転写材Sへ2次転写す
る2次転写ローラ5nと、テンションローラ5dに近接
して中間転写ベルト5aを感光体1に押圧する位置と中
間転写ベルト5aが感光体1から離れる位置をとるよう
に後退する1次転写対向ローラ(押えローラ)5gを備
えている。
【0032】中間転写ベルト5aの外側の所定位置に
は、中間転写ベルト5aに対して接離可能なクリーニン
グユット5eが設けてあり、転写材Sに一括して2次転
写後に残った転写残トナーを除去する。このクリーニン
グユニット5eは帯電ローラ5fを中間転写ベルト5a
に当接させて、トナーに転写時と逆極性の電荷を付与す
る。逆極性の電荷を付与されたトナーは、感光体1に静
電的に付着され、その後、感光体1用のクリーニング装
置6によって回収されるものである。なお、中間転写ベ
ルト5aのクリーニング方法としては、上述の静電クリ
ーニングに限らず、ブレードやファーブラシなどの機械
的な方法や、これらを併用したもの等でもよい。
【0033】クリーニング装置6は、現像装置4によっ
て感光体1上に現像されたトナーが中間転写ベルト5a
に1次転写された後、1次転写されないで感光体1表面
に残ったいわゆる転写残トナーを除去するものである。
同図のクリーニング装置6では、転写残トナーはクリー
ニング容器11の中に蓄積されていく。
【0034】給搬送手段7は、複数枚の転写材Sが収納
され、装置本体13の下部に装填される給紙カセット7
aを備えており、中間転写ベルト5aと2次転写ローラ
5n間の転写ニップへ転写材Sを給送して、搬送ベルト
12で2次転写後の転写材Sを定着装置8に搬送する。
【0035】画像形成時には、給搬送手段7のピックア
ップ部材7e、搬送ローラ対7bが画像形成動作に応じ
て駆動回転し、給紙カセット7a内の転写材Sを1枚ず
つ分離給送すると共に、ガイド板7cによってガイド
し、レジストローラ対7dを通り画像書き出し位置と同
期をとって、中間転写ベルト5aと2次転写ローラ5n
間の転写ニップへと給送するものである。
【0036】定着装置8は、転写材Sに2次転写された
複数のトナー画像を定着させるものであり、駆動回転す
る駆動ローラ8aと、これに圧接して転写材Sに熱及び
圧力を印加する定着ローラ8bとを備えている。すなわ
ち、中間転写ベルト5a上のトナーを一括転写させる2
次転写ローラ5nを通過した転写材Sは、搬送ベルト1
2で搬送されて定着装置8を通過する際に駆動ローラ8
aで搬送されると共に、定着ローラ8bによって熱及び
圧力を印加される。これにより複数色のトナー像が転写
材表面に定着される。
【0037】次に、上述構成の画像形成装置Aの画像形
成動作について説明する。
【0038】まず、中間転写ベルト5aの回転と同期し
て感光体1を図1の矢印方向(反時計回り)に回転さ
せ、この感光体1表面を帯電装置2によって均一に帯電
すると共に、露光装置3によってイエロー画像の光照射
を行い、感光体1上にイエローの静電潜像を形成する。
この静電潜像形成と同時に現像装置4を駆動してイエロ
ーの現像器4Yを現像位置に配置し、感光体1上の静電
潜像にイエロートナーが付着するように感光体1の帯電
極性と同極性でほぼ同電位の電圧を印加して静電潜像に
イエローのトナーを付着させて現像する。そして、1次
転写ローラ(押えローラ)5gにトナーと逆極性の電圧
を印加して、感光体1上のイエローのトナー像を中間転
写ベルト5a上に1次転写する。
【0039】上述のようにしてイエロートナー像の1次
転写が終了すると、次の現像器が回転移動し、感光体1
に対向する現像位置に位置決めされ、イエローの場合と
同様にしてマゼンタ、シアン、そしてブラックの各色に
ついて、静電潜像の形成、現像、1次転写を順次行い、
中間転写ベルト5a上に4色のトナー像を重ね合わせ
る。
【0040】この間、2次転写ローラ5nは、中間転写
ベルト5aと離間して非接触状態にあり、クリーニング
ユニット5eの帯電ローラ5fも中間転写ベルト5aと
離間して非接触状態にある。そして、中間転写ベルト5
a上に4色のトナー像形成完了後、2次転写ローラ5n
が中間転写ベルト5aに圧接され、さらに中間転写ベル
ト5aの回転と同期してレジストローラ対7dで待機し
ていた転写材Sが送り出される。
【0041】このようにして一括してトナー像を2次転
写された転写材Sは、搬送ベルト12で搬送されて定着
装置8に至り、ここでトナー像の定着を行った後、排紙
ベルト9aと排紙ローラ対9によって排紙トレイ10へ
排出され、画像形成を完了する。
【0042】次に、上記した本実施の形態に係る中間転
写ベルト5aの構成について詳細に説明する。
【0043】中間転写ベルト5aの端面側の非転写面に
一体成形した突起片状のガイド部材21を、図2、図3
に示したように駆動ゴムローラ5b、2次転写対向ロー
ラ5c、テンションローラ5dの各端面に接合したフラ
ンジ20に形成した溝20aに入れて、中間転写ベルト
5aを張架している。
【0044】ガイド部材21は、中間転写ベルト5aの
端面よりベルト中心側にずらした位置に設けられてお
り、ガイド部材21より外側に位置する中間転写ベルト
5aのベルト端部5a1 側はフランジ20上に位置して
いる。このため、中間転写ベルト5aのガイド部材21
外側のベルト端部5a1 にも張力が働くことにより、図
3、図4に示すように、ベルト端部5a1 に駆動ゴムロ
ーラ5b、2次転写対向ローラ5c、テンションローラ
5dを締めつける力(矢印c1、c2、c3方向)が働
くようになる。
【0045】このように、本実施の形態では、ガイド部
材21を中間転写ベルト5aの端面よりベルト中心側に
ずらした位置に設けることにより、中間転写ベルト5a
のガイド部材21外側のベルト端部5a1 に駆動ゴムロ
ーラ5b、2次転写対向ローラ5c、テンションローラ
5dを締めつける力が働くことによって、中間転写ベル
ト5aの寄り力が大きい場合でも、この寄り力を抑えて
ガイド部材21が溝20aを乗り上げることが防止さ
れ、中間転写ベルト5aの安定した走行性を確保するこ
とができる。
【0046】また、ガイド部材21が中間転写ベルト5
aに一体成形されているので、ガイド部材21を精度よ
く設けることができ、かつガイド部材21と中間転写ベ
ルト5aとの取付け耐久性の向上を図ることができる。
【0047】また、上記した実施の形態では、中間転写
ベルト5aを張架する駆動ゴムローラ5b、2次転写対
向ローラ5c、テンションローラ5dの各端面に、ガイ
ド部材21が入る溝20aを形成したフランジ20を接
合した構成であったが、駆動ゴムローラ5b、2次転写
対向ローラ5c、テンションローラ5dの各端面に、ガ
イド部材21が入る溝を形成してもよい。
【0048】また、上記した実施の形態では、中間転写
ベルト5aの端面よりベルト中心側にずらした位置にガ
イド部材21を一体成形した構成であったが、別体で形
成したガイド部材21を中間転写ベルト5aと接着等に
よって接合してもよい。
【0049】また、図5に示すように、ガイド部材21
より外側に位置する中間転写ベルト5aのベルト端部5
1 の表面(ガイド部材21と反対側の面)に補強部材
22aを接合したり、図6に示すように、ガイド部材2
1より外側に位置する中間転写ベルト5aのベルト端部
5a1 の裏面(ガイド部材21と同じ側の面)に補強部
材22bを接合する構成でもよい。
【0050】さらに、図7に示すように、転写ベルト5
aの端面に接合したガイド部材21上に補強部材22c
の一端側を接合して、ベルト走行時に補強部材22cに
フランジ20を接合した駆動ゴムローラ5b、2次転写
対向ローラ5c、テンションローラ5dを締めつける力
が働くようにしてもよい。補強部材22a,22b,2
2cは、例えば中間転写ベルト5aと同じ材質で形成さ
れている。
【0051】このように、図5、図6の場合では、ガイ
ド部材21より外側に位置する中間転写ベルト5aのベ
ルト端部5a1 側に補強部材22a,22bをそれぞれ
接合することによってベルト端部5a1 の剛性が高くな
るので、ベルト走行時の駆動ゴムローラ5b、2次転写
対向ローラ5c、テンションローラ5dを締めつける力
が強くなり、より安定した中間転写ベルト5aの走行性
を確保することができる。
【0052】また、図7の場合では、中間転写ベルト5
aの端面に接合したガイド部材21上に補強部材22c
の一端側を接合して、補強部材22cに駆動ゴムローラ
5b、2次転写対向ローラ5c、テンションローラ5d
を締めつける力が働くようにすることにより、従来と同
様にガイド部材21を端面に接合した転写ベルト5aを
用いることができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、転
写ベルト端面より所定距離だけ内側にずらした位置にガ
イド部材を設けて、このガイド部材を複数配置したロー
ラ側に設けた溝に入れて転写ベルトを張架することによ
り、ベルト走行時に転写ベルトのガイド部材より外側部
分に張力が働いてローラを締めつけることによって、転
写ベルトに寄り力が生じた場合でもガイド部材が溝を乗
り越えることが防止されるので、転写ベルトの安定した
走行性が確保され、高品位な画像形成を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置を示す
概略構成図。
【図2】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の中間
転写ベルトを張架するローラに接合したフランジを示す
斜視図。
【図3】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の中間
転写ベルトに設けたガイド部材がフランジの溝部に入っ
ている状態を示す断面図。
【図4】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の中間
転写ベルトの端部がローラに張架されている状態を示す
概略図。
【図5】本発明の他の実施の形態に係る画像形成装置の
中間転写ベルトの端部に接合した補強部材を示す断面
図。
【図6】本発明の他の実施の形態に係る画像形成装置の
中間転写ベルトの端部に接合した補強部材を示す断面
図。
【図7】本発明の他の実施の形態に係る画像形成装置の
中間転写ベルトの端部に接合した補強部材を示す断面
図。
【図8】従来例に係る画像形成装置の中間転写ベルトに
設けたガイド部材がローラの溝部に入っている状態を示
す断面図。
【図9】従来例に係る画像形成装置の中間転写ベルトに
設けたガイド部材が寄り力によって溝部に当たっている
状態を示す断面図。
【符号の説明】
1 感光体(像担持体) 2 帯電装置(帯電手段) 3 露光装置(露光手段) 4 現像装置(現像手段) 5 転写装置(転写手段) 5a 中間転写ベルト(転写ベルト) 5a1 ベルト端部 5b 駆動ゴムローラ(ローラ) 5c 2次転写対向ローラ(ローラ) 5d テンションローラ(ローラ) 5n 2次転写ローラ(2次転写手段) 7 給搬送装置 8 定着装置 13 装置本体 20 フランジ 20a 溝 21 ガイド部 22a,22b,22c 補強部材

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担時体に形成されたトナー画像が転写
    される複数のローラに張架された無端状の転写ベルトに
    おいて、 ベルト端面より所定距離だけ内側にずらした位置に突起
    片状のガイド部材を設け、該ガイド部材を入れてガイド
    する溝を前記各ローラ側の所定位置に設けた、ことを特
    徴とする転写ベルト。
  2. 【請求項2】 像を担時する像担時体と、該像担時体を
    帯電する帯電手段と、前記像担時体上に静電潜像を形成
    する露光手段と、前記静電潜像を現像してトナー画像を
    形成する現像手段と、前記トナー画像を転写材へ転写す
    る転写手段とを備えた画像形成装置において、 前記転写手段は、前記像担時体に当接して前記トナー画
    像が転写される無端状の転写ベルトと、該転写ベルトを
    張架する複数のローラとを備え、 前記各ローラ側の所定位置に前記ガイド部材を入れてガ
    イドする溝を設け、前記転写ベルトの非転写面で該転写
    ベルト端面より所定距離だけ内側にずらした位置に前記
    溝に入る突起片状のガイド部材を設けた、 ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記ローラの端面にフランジを接合し、
    該フランジに前記溝を設けた、 請求項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記ローラの端面側に前記溝を設けた、 請求項2記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記ガイド部材は、前記転写ベルトに一
    体成形して設けられている、 請求項2記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記ガイド部材は、前記転写ベルトと同
    じ材質で形成されて該転写ベルトに取付けられている、 請求項2記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記中間転写ベルト面の前記ガイド部材
    より外側部分に補強部材を設けた、 請求項2記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記転写手段は、前記転写ベルトに対し
    て当接離間自在に配置され、前記転写ベルトに転写され
    た前記トナー画像を前記転写材へ転写する2次転写手段
    を備えている、 請求項2記載の画像形成装置。
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