JPH10267831A - 複屈折測定光学系および高空間分解能偏光解析装置 - Google Patents

複屈折測定光学系および高空間分解能偏光解析装置

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JPH10267831A
JPH10267831A JP7228997A JP7228997A JPH10267831A JP H10267831 A JPH10267831 A JP H10267831A JP 7228997 A JP7228997 A JP 7228997A JP 7228997 A JP7228997 A JP 7228997A JP H10267831 A JPH10267831 A JP H10267831A
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JP
Japan
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optical system
optical
birefringence
light
optical fiber
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Application number
JP7228997A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Takawa
宏行 高和
Tsunehiro Umeda
倫弘 梅田
Shinji Mochizuki
信二 望月
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UNIE OPT KK
Original Assignee
UNIE OPT KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】空間分解能を高めつつ、対象物の複屈折量を正
確に測定する。 【解決手段】複屈折測定光学系は、対象物OBに向けて
所定の偏光状態となるレーザ光を出射する周波数安定化
横ゼーマンレーザ10およびλ/2波長板20(偏光出
射光学系)と、このレーザ光を対象物OBを介してその
対象物OBの複屈折位相差、主軸方向および旋光角の情
報を偏光解析可能な光信号として検出する直線偏光子3
0(偏光検出光学系)と、この直線偏光子30からの光
信号を電気信号に変換して検出する光検出器4とを備え
る。光検出器4と対象物OBとの間にその対象物OB側
から光検出器4側に向けて光信号の光束の一部を取り出
して光伝送する光ファイバ5(光伝送路)を配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、DVDディスク
や液晶ディスプレイ等の対象物の複屈折量を測定する複
屈折測定光学系および高空間分解能偏光解析装置に係
り、特に高空間分解能で偏光解析可能な光学構成の工夫
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、急速に発展しつつあるマルチメデ
ィア産業では、その要素技術として記録媒体の高密度化
や表示機器の高精度化等が強く要求されている。例えば
DVDディスクでは、素材の低複屈折化および高均質化
により記録信号の高密度化を図ること、また液晶ディス
プレイでは、SVGAからXGAへの移行により高精細
化を図ること等が課題となっている。
【0003】そこで、このような課題を達成するのに必
要な材料評価技術として、例えばDVDディスクの場合
の信号ピット近傍における複屈折の様子や液晶ディスプ
レイの場合の画素単位の複屈折情報等といった顕微スケ
ールでの定量的な複屈折計測技術が特に注目されてい
る。
【0004】このような複屈折計測装置としては、従
来、偏光顕微鏡や偏光解析装置などが知られている。し
かしながら、偏光顕微鏡は、偏光子や位相子を組込んだ
光学顕微鏡を使用し、その対物レンズと接眼レンズの組
み合わせに応じた倍率で複屈折分布の様子を定性的かつ
直観的に観察するものであり、上述のような定量測定で
は殆ど使用できない。
【0005】また偏光解析装置は、回転検光子法、位相
補償法、セナルモン法、位相変調法、光ヘテロダイン法
等を適用したものであるが、試料を通過する光束全体を
光検出器で受ける構成であったために空間分解能が光束
の大きさや太さで決定され、例えば計測上の位置分解能
が0.5mm程度であるといった制約があるため、その
ままでは上述の顕微計測で用いることが難しい。
【0006】そこで、複屈折の定量的な顕微計測を行う
試みの1つとして、上述の偏光解析装置の光学系に収束
レンズを加え、このレンズを用いて光信号を試料上に収
束させる方法等が期待されている。この方法では試料の
極く限られた領域にビームを通過させることができるた
め、空間分解能をより高めることが可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た収束レンズを用いた偏光解析装置では、試料面上での
空間分解能が向上するものの、光ビーム内の光束が試料
に対して異なった入射角を有するため、以下のような問
題があった。
【0008】図32(a)〜(c)は、入射角度の違い
による複屈折変化の様子を説明するものである。ここ
で、光学的異方性を示す結晶や高分子材料などの試料の
複屈折量は、X、Y、Z軸上の屈折率nx、ny、nz
で定まる三次元の屈折率楕円体を用いて考えれば、その
観察方向で異なり、即ち屈折率楕円体の原点を通って観
察方向に垂直な面内の楕円長軸とその短軸との間の屈折
率差となる。
【0009】即ち、このような試料に対して平行光を図
32(a)に示すように垂直に入射させる場合と、図3
2(b)及び(c)に示すように斜めに入射させる場合
とでは屈折率楕円体の向きが異なるため、上述の観察方
向が異なる場合と同様に光が受ける複屈折位相差に違い
が生じる。
【0010】そこで、図33に示すようにレンズ系を用
いて収束光を入射させた場合を考えれば、例えば収束光
の内の入射角が異なる位置にある光束A、Bでは試料か
ら異なった複屈折位相差を受けるため、収束光全体が受
ける複屈折位相差量は、光束を微小部分に分けたときの
各微小光束がそれぞれ受ける位相差を積算したものとな
る。従って、収束光を試料に入射させる場合には、厳密
な意味で光の入射角を規定できず、試料の複屈折量を正
確に測定できないといった問題があった。
【0011】この発明は、このような従来の問題を考慮
してなされたものであり、空間分解能を高めつつ、対象
物の複屈折量を正確に測定することを、目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明者は、試料に対して平行光を入射した場合で
の複屈折の顕微計測法について各種の検討・考察を行っ
てきた。
【0013】例えば、レーザ光のビーム径を平行光のま
まで細くする方法としては、光検出器の入射側にピンホ
ールを配置する場合が想定される。しかしながら、この
場合にはピンホールのエッジ部分で光の進行方向が屈折
し、干渉や回折といった現象が生じやすい。その結果、
位相情報の異なる干渉縞パターンを光検出器の受光面上
に投影する可能性があるため、光の位相成分が一定とは
ならず、正確な複屈折量を求めることは困難であること
が分かった。
【0014】そこで、ピンホールのように光の干渉や回
折現象等の外乱を殆ど受けずにレーザ光のビーム径を平
行光のままで細くする方法として、光ファイバを用いて
光束の一部を取り出して光伝送させるアイデアに着目し
た。
【0015】この発明に係る複屈折測定光学系は、上述
の着目点に基づいて完成されたものであり、対象物に向
けて所定の偏光状態となる光信号を出射する光源側光学
系と、この光源側光学系からの光信号を上記対象物を介
してその対象物の複屈折情報を偏光解析可能な光信号と
して検出する偏光検出光学系と、この検出側光学系から
の光信号を電気信号に変換して検出する光検出器とを備
えると共に、この光検出器と対象物との間にその対象物
側から光検出器側に向けて光信号の光束の一部を取り出
して光伝送する光伝送路、好ましくは光ファイバを配置
したことを特徴とする。
【0016】この発明の好ましい態様としては、1):
光ファイバを偏光検出光学系と光検出器との間に配置す
る、2):光ファイバは所定の光弾性定数をもつ材料で
構成したコアを備える、3):光ファイバを対象物と偏
光検出光学系との間に配置する、4):光ファイバは対
象物側に向けて尖鋭化させた先端部を備える、5):光
ファイバに偏光検出光学系の少なくとも一部を一体に取
り付ける、6):光ファイバの少なくとも対象物側の先
端部を光信号の光束内で自在にスキャンさせる機構を備
える、7):光ファイバは複数本の光ファイバであり、
この複数本の光ファイバを並列状に配置する場合等の少
なくとも1つを採用する。
【0017】ここで、光ファイバの種類は、特に限定さ
れるものではなく、各種コア径をもつ市販品等のいずれ
であってもよい。例えばコア径が異なる複数の光ファイ
バを並べて配置すれば、同時に異なる空間分解能で複屈
折測定を実施できる。また、市販品のコア径よりも細い
開口径の光ファイバが必要であれば、例えば光ファイバ
を延伸加工する等の方法により先端部を尖鋭化させて開
口を細くしたものを用いてもよい。
【0018】この発明に係る高空間分解能偏光解析装置
は、上記の光伝送路を用いた複屈折測定光学系を備えた
ことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る複屈折測定
光学系および高空間分解能偏光解析装置の具体的な実施
形態を図面を参照して説明する。
【0020】(第1実施形態)図1に示す複屈折測定光
学系は、例えば複屈折の測定ダイナミックレンジを広く
確保するために特開平8−327498号公報で提案さ
れている複屈折測定装置を適用したものである。
【0021】この測定光学系は、周波数安定化横ゼーマ
ンレーザ(以下「STZL(Stabi-lized Transverse Z
eeman Laser)」)10で生成される2周波直交直線偏
光をλ/2波長板(HWP)20を介して対象物OBに
入射し、その透過光を対象物OBの複屈折位相差、主軸
方位および旋光角の情報を偏光解析可能な光信号として
直線偏光子(LP)30を介してフォトダイオード等の
光検出器4で検出するようになっている。この光学系に
は、直線偏光子30と光検出器4との間に光ファイバ5
が配置されている。
【0022】ここで、この光ファイバ5を用いた複屈折
計測の原理を説明する。
【0023】まず、光ファイバ5を配置しない場合で
は、図2及び図3に示すようにレーザビームの全領域に
相当する部分が光検出器4に直接入射するため、複屈折
計測上の空間分解能は、図3に示す如くレーザ光のビー
ム幅で定まる領域Bとなる。この場合には、ビーム内の
微小エリアの複屈折分布については計測困難である。
【0024】次いで、光ファイバ5を配置した場合で
は、図4に示すようにレーザビーム中に挿入配置した光
ファイバ5の開口部により直線偏光子30からのレーザ
光の一部が取り出され、光検出器4で検出される。ここ
で計測される光信号は、光ファイバ5の開口径とほぼ同
じ太さで取り出された光束の一部であり、例えばレーザ
ビームが平行であれば、試料OBの計測領域も光ファイ
バ5の開口径と等しく、図示の如く領域Aとなる。
【0025】従って、この実施形態によれば光ファイバ
5を配置したため、その開口径を利用して複屈折計測上
の空間分解能を高めるように制限しつつ、そこから取り
出した光信号の光強度のみを回折や干渉現象等の外乱を
殆ど受けずに光検出器側に伝搬させることができる。な
お、光ファイバ5には偏光状態を変化させる性質もある
が、この光学系配置の場合では複屈折計測上の偏光状態
を考慮すべき構成要素は図中のSTZL10、λ/2波
長板20、および直線偏光子30であるため、殆ど無視
できる。
【0026】この実施形態では、計測すべき試料の複屈
折情報が直線偏光子を通過した後の光信号の光強度変化
のみに含まれているために光ファイバを複屈折測定原理
に基づいて機能する最も光検出器側の偏光素子と光検出
器との間に配置してあるが、この発明は必ずしもこれに
限定されるものではない。また光の集光特性上で特に必
要がある場合や光強度が弱く検出感度が上がらない場合
には光ファイバと光検出器との間にレンズ系を挿入して
も構わない。
【0027】この実施形態では、光ファイバを配置すべ
き複屈折測定光学系としてSTZL、λ/2波長板、お
よび直線偏光子を採用してあるが、この発明は必ずしも
これに限定されるものではない。
【0028】例えば図5に示す複屈折測定光学系は、こ
の発明の複屈折測定原理に基づく基本構成を上位概念化
したものであり、光検出器4、光ファイバ5のほか、レ
ーザ、白色光源、白色光源と分光器の組み合わせ、白色
光源と波長選択フィルタの組み合わせ等で構成される光
源部1と、この光源部1と試料OBとの間に載置される
全ての光学素子を含む光源側光学系2と、試料OBと光
検出器4との間に載置される全ての光学素子を含む検出
側光学系3とを備えている。ここで、光源部1と光源側
光学系2とが本発明の偏光出射光学系に、また検出側光
学系3が本発明の偏光検出光学系にそれぞれ相当する。
【0029】この光源部1、光源側光学系2、および検
出側光学系3の具体的な適用例としては、上記構成(S
TZL10、λ/2波長板20、および直線偏光子3
0)のほか、例えば以下の図6〜図13のいずれか1つ
又はこれらの組み合わせ等であってもよい。
【0030】図6に示す測定光学系は、光源部1にST
ZL10、光源側光学系2にλ/4板21、検出側光学
系3にλ/4板31および直線偏光子30をそれぞれ採
用した高速複屈折測定法(例えば特開平8−25449
5号公報)を適用したものである。
【0031】図7に示す測定光学系は、光源部1にレー
ザ11、光源側光学系2に周波数シフタ(直線偏光子、
ビームスプリッタ、音響光学素子(AOM)、反射ミラ
ー等で構成)22およびλ/4板21、検出側光学系3
にλ/4板31、直線偏光子30をそれぞれ採用したも
のであり、図6に示す光学系と比べると、そのSTZL
10の代わりに音響光学素子を組み合わせた周波数シフ
タ22と通常のレーザ11とを用いた点が相違する。
【0032】図8に示す測定光学系は、光源部1にレー
ザ11、光源側光学系2に直線偏光子23および光弾性
変調素子(PEM)24、検出側光学系3に直線偏光子
30をそれぞれ採用したものである。この場合では、図
9に示すように、レーザ11に代えて光源部1に白色光
源12と分光器13との組み合わせを採用した構成でも
よい。
【0033】図10に示す測定光学系は、光源側光学系
2に直線偏光子23、検出側光学系3に直線偏光子30
をそれぞれ採用した、例えば回転検光子法や回転偏光子
法などを適用したものである。この場合の変形例とし
て、図11に示す試料OBと直線偏光子30との間に位
相子32を配置した場合、図12に示す試料OBと直線
偏光子23との間に位相子25を配置した場合、同様の
2つの位相子25、32を配置した場合(図13参照)
等も適用可能である。
【0034】なお、この実施形態では、試料の透過光を
計測する光学配置を採用してあるが、この発明は必ずし
もこれに限定されるものではなく、例えば図14に示す
ように、試料の反射光を計測する位置に検出側光学系
3、光ファイバ4、および光検出器5を配置してもよ
い。このように反射光を計測する構成では、特に光を殆
ど透過しない試料等の場合により有効となる。
【0035】(第2実施形態)図15に示す高空間分解
能偏光解析装置は、上記と同様の特開平8−32749
8号公報で提案されている複屈折測定装置を適用したも
のであり、上述の複屈折測定光学系(レーザ光源(ST
ZL10)、λ/2波長板20、および直線偏光子3
0)のほか、λ/2波長板20及び直線偏光子30の回
転駆動に関するモータドライバ6、信号処理用のロック
インアンプ7、データ演算用のコンピュータ8、試料搭
載用のXYステージ9、およびSTZL用のレーザコン
トローラ10aを搭載したものである。
【0036】この偏光解析装置は、ロックインアンプ7
の信号処理により光検出器4による検出信号からレーザ
コントローラ10aによる参照信号と同じ周波数の交流
成分の正弦波信号と余弦波信号を取り出し、その処理信
号に基づくコンピュータ8の演算処理により試料OBの
複屈折位相差、主軸方位および旋光角を求めるようにな
っている。
【0037】次に、この光ファイバ5を用いた偏光解析
装置の有効性を確認する検証実験を試みた。この測定実
験では、試料OBとして複屈折量可変の光学素子である
バビネソレイユ補償子(以下「BSC」)を使用し、こ
のBSCの複屈折量と主軸方位のいずれか1つの設定値
を一次関数的に変化させたときの測定値との間の相関関
係を調べたものである。
【0038】図16は、BSCの複屈折量を変化させた
場合を説明するものである。この場合には、BSCの設
定値に対して測定値が直線状に変化し、両者の相関性が
高いことが確認された。ここで、複屈折量は180度で
折り返しているが、主軸方位が反転、即ち90度変化し
ているものとして計測されているため、物理的にはほぼ
正しい値が得られた。図17に示すBSCの主軸方位を
変化させた場合についても、同様にBSCの設定値と測
定値とが良い相関を示すことが確認された。
【0039】この測定実験により、光ファイバ5を用い
た高空間分解能の複屈折計測法が原理だけでなく実際に
も有効であり、例えば試料面上のレーザビームの照射ス
ポットを2次元的にスキャンさせることにより、複屈折
分布も高空間分解能で計測できることが実証された。
【0040】そこで、この高空間分解能の複屈折計測の
有効性を調べる実験を行った。この測定実験では、試料
OBとしては、図18に示すアクリル製のフロッピーデ
ィスクのケース(以下「FDケース」)を使用し、その
FDケースの測定部としてケース内側の縁部に成形され
た突起状のノッチ部を選定した。
【0041】このようなノッチ部では、その成形時に高
分子配向での複屈折が急峻に変化している。このこと
は、従来から簡便な複屈折観察法として知られている鋭
敏色板法を用いた観察装置により色合いの変化として明
瞭に確認された。この鋭敏色板法によれば、複屈折を殆
ど示さない部分は赤紫色、複屈折を示す部分はその赤紫
色からの色合いが変化した色で観察される。このような
複屈折を示すFDケースノッチ部を測定場所(図18参
照)として、複屈折計測を行った。比較のため、同様の
計測を従来例でも行った。その結果を図19及び図20
に示す。
【0042】図19は光ファイバ検出法の場合、図20
は従来例の場合をそれぞれ説明するものである。ここ
で、試料の複屈折が大きく且つ試料内で分子がねじれた
ような配向をしていれば、一般に複屈折だけでなく旋光
性も示す。その結果、測定値(複屈折位相差、主軸方
位、および施光角)に関しては、図20に示す従来法の
場合と比べて、図19に示す光ファイバを用いた場合で
は起伏が多く、複屈折変化の様子がより細かい精度で計
測されていることが確認された。同様の実験を数回繰り
返して行ったが、いずれの場合も同様の傾向を示してい
た。
【0043】この実施形態では、XYステージで試料を
走査させる方法を採用してあるが、この発明はこれに限
定されるものではなく、ビーム中で光ファイバを走査さ
せる方法でもよい。特に微小範囲をスキャンさせる場合
には、大きな試料を精密に駆動させるには比較的高価な
走査ステージが必要になるため、例えば図21に示すよ
うに光ファイバ5を走査させる方法が望ましく、これに
より、二次的にはXYステージの小型化を図って位置決
め精度をより向上させる等の利点もある。
【0044】(第3実施形態)一般の光ファイバでは、
その湾曲等により内部応力が発生し、それに伴う光弾性
効果で光ファイバ内を光信号が通過する際に偏光状態が
変化してしまうため、その配置位置は上述のように検出
側光学系と光検出器との間に実質的に限定されてしま
う。この実施形態では、光ファイバの材質を工夫するこ
とにより、その配置位置の選択枝を広げるものである。
【0045】即ち、図22に示す複屈折測定光学系は、
光ファイバ5に光弾性定数が0または偏光状態に大きな
影響を与えないほど小さな材料、例えば鉛高含有ガラス
等で構成されたコアを有するものを使用したため、その
光ファイバ5を試料OBと検出側光学系3との間に配置
可能としたものである。
【0046】この実施形態によれば、光ファイバを試料
に近接配置できることから、目視や光学顕微鏡により試
料面上を観察することで、測定位置をより正確に決定し
やすいといった利点もある。
【0047】なお別の態様として、図23に示す複屈折
測定光学系は、光源側光学系2と試料OBとの間にも同
様の光ファイバ5を載置したものである。この場合に
は、上記効果に加え、複屈折測定用の光学素子と試料と
の互いの位置関係をより一層フレキシブルに変化させる
ことができ、その結果、例えば真空装置、加熱処理装
置、オイルバス等のチャンバー100内に試料OBを設
置した状態でも複屈折測定が可能となり、複屈折の温度
依存性等の様々な特性測定もより一層容易に実施できる
といった利点もある。
【0048】(第4実施形態)一般に、レンズを用いて
試料上に光ビームを集光させれば、試料面上での空間分
解能は向上するものの、試料に対してビーム内の光束が
それぞれ異なる入射角をもつために正確な複屈折量を求
めることができないが、この実施形態では、このような
集束レンズを用いた場合でも、光ファイバを用いた複屈
折計測が可能となるように工夫したものである。
【0049】図24に示す複屈折測定光学系は、光源側
光学系2と試料OBとの間に集束レンズ60を、また試
料OBと検出側光学系3との間にコリメータレンズ61
を配置した構成で、試料を通過後の光束をコリメータレ
ンズ61で平行光とし、その光軸上に載置した光ファイ
バ5により、試料OB内を直進した光速のみを選択して
取り出すようになっている。
【0050】この実施形態によれば、光ビームを試料上
の限られた領域にのみ照射可能となるため、特に試料に
屈折率などの構造が存在して光の回折等を起こすような
場合に有効である。平行光を試料に入射させれば、計測
範囲外の領域にも光ビームが照射され、その照射領域か
らの回折光が信号のノイズ源として光ファイバに入射す
る可能性があるためである。即ち、光ビームの小さな照
射スポットを試料上に形成すれば、計測範囲外の領域か
らの余分な光信号の計測を未然に防ぐ効果がある。また
試料上に光スポットを形成することで、計測位置をより
容易に観察できる等の利点もある。
【0051】なお図25に示す複屈折測定光学系は、上
述のコリメータレンズを除いて集束レンズ60のみを用
いたものであるが、試料OBからの光信号の広がりの中
心部、即ち光軸上の光束のみは直進すること、従って光
軸上の微小領域については平行光と見做すことができる
ことから、この場合でも上記と同様の効果が得られる。
【0052】(第5実施形態)図26に示す複屈折測定
光学系は、光源部1と光源側光学系2との間に入射光の
ビーム幅を拡大して平行光束として出射させる等の機能
を有するビームエキスパンダ70を配置し、XYステー
ジ9により光ファイバ5を2次元状にスキャンさせて試
料OBの複屈折の2次元分布を求めるものである。
【0053】このビームエキスパンダ70を用いれば、
試料面上の光の照射面積をより大きくして、一度の走査
で計測できる領域を広くできるといった利点がある。
【0054】この実施形態では、ビームエキスパンダを
光源部と光源側光学系との間に配置してあるが、この発
明はこれに限定されるものではなく、例えば図27に示
すように、光源側光学系2と試料OBとの間に配置して
も同様の効果が得られる。
【0055】(第6実施形態)この実施形態では、上記
複屈折計測で用いる光ファイバとして、例えば近年、光
の回折限界を超える顕微鏡として研究開発が進められて
いる走査型トンネル顕微鏡(STM)に代表される走査
型プローブ顕微鏡(SPM)の内の近接場光学顕微鏡用
の走査プローブに採用されているものを適用している。
【0056】即ち、図28(a)および(b)に示すコ
ア51とこれを覆うクラッド52を有する二重円筒状の
光ファイバ5は、図示の如く、例えば一部に熱を加えて
軟化させてその両側から引っ張る溶融延伸法等の製造法
を用いて先端部を先鋭化させたものである。このような
光ファイバ5を用いれば、その開口を元のサイズよりも
一層小さくできるため、複屈折計測上の空間分解能をよ
り一層高めるといった利点がある。
【0057】(第7実施形態)図29に示す光ファイバ
5は、偏光子や位相子等の高分子薄膜、蒸着膜(位相子
と偏光子の多層膜(合成膜)も含む)または蒸着後の着
色加工法等を用いて製作された光学素子で構成した検出
側光学系3を、蒸着やスパッタリング法等を用いて開口
部に一体に貼り付けたものである。
【0058】この実施形態によれば、光ファイバと検出
側光学系(偏光素子)とを一体化する構成としたため、
光弾性定数が0に近い特殊な光ファイバを使用しなくて
も、比較的簡素な構成で試料に近接する位置に光ファイ
バを配置できるため、第3実施形態と同様の効果が得ら
れる。
【0059】なお、検出側光学系の偏光子等を複屈折原
理に基づいて回転させる必要がある場合には、光ファイ
バ自体を光軸を中心に回転させる構成を追加すればよ
い。
【0060】この実施形態では、光ファイバに検出側光
学系を一体に取り付けてあるが、これに加えて、例えば
前述の図23に示す光学系の場合には光源側光学系を一
体に取り付けることも可能である。
【0061】(第8実施形態)図30に示す偏光解析装
置は、検出側光学系3の出射側に複数本の光ファイバ5
a…5aを並列状に配置し、この各光ファイバ5a…5
aの出力側に個別に光検出器4a…4aを割り当て、そ
の複数の光検出器4a…4aにより検出された光電流信
号を交換器41で切り替えながら1台のロックインアン
プ7や図示しないA/D変換器等の信号処理装置で処理
するものである。
【0062】この実施形態では、交換器を用いてチャン
ネル切り替えを行う構成としてあるが、これに限定され
るものではなく、例えば図31に示すように各光検出器
4a…4aに複数のロックインアンプ7a…7aを個別
に接続して並列処理を行う構成であってもよい。
【0063】また光ファイバの開口径は同じものに限定
されず、例えば互いに異なる開口径の光ファイバを用い
れば、複数の空間分解能で同時に複屈折を計測できる利
点もある。光ファイバの配列形態は、1次元状でも2次
元状でもよい。
【0064】なお上記第1〜第8実施形態は独立した構
成として限定されるものではなく、この発明の範囲内で
適宜に組み合わせた構成としてもよい。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、試料の複屈折やその面内分布特性の顕微測定を従来
例の偏光顕微鏡を用いた定性的な観察ではなく、定量的
に測定できる。特にレンズを用いて収束光を試料に透過
させ、その透過光の全てを検出する従来例の場合と比べ
ると、平行光をそのまま通過させ、または平行光と見な
せる部分のみを光ファイバに代表される光伝送路を介し
て選択して取り出す構成が可能であるため、空間分解能
を高めつつ、試料に対する斜入射複屈折の影響等を未然
に回避でき、複屈折量をより正確に計測できるといった
利点がある。
【0066】従って、この発明に係る光学系および装置
は、光ディスクのピット近傍の複屈折分布の様子や液晶
ディスプレイの画素毎の動作状況または光学結晶に形成
される光導波路の様子等を観測でき、これらの研究開
発、品質評価・管理に広く利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態に係る複屈折測定光学
系の全体構成を示す概念図。
【図2】複屈折計測の原理を説明する従来例の複屈折測
定光学系の概念図。
【図3】従来例の場合の空間分解能を説明する概念図。
【図4】光ファイバを用いた場合の空間分解能を説明す
る概念図。
【図5】上位概念化した複屈折測定光学系の概要図。
【図6】λ/4板等を用いた場合の複屈折測定光学系の
概念図。
【図7】周波数シフタ等を用いた場合の複屈折測定光学
系の概念図。
【図8】光弾性変調素子等を用いた場合の複屈折測定光
学系の概念図。
【図9】白色光源等を用いた場合の複屈折測定光学系の
概念図。
【図10】両側に直線偏光子を用いた場合の複屈折測定
光学系の概念図。
【図11】検出側に位相子を用いた場合の複屈折測定光
学系の概念図。
【図12】光源側に位相子を用いた場合の複屈折測定光
学系の概念図。
【図13】両側に位相子を用いた場合の複屈折測定光学
系の概念図。
【図14】反射光を検出する場合の複屈折測定光学系の
概念図。
【図15】この発明の第2実施形態に係る高空間分解能
偏光解析装置の全体構成を示す概念図。
【図16】BSCの複屈折量を変化させた場合の実験結
果を説明するグラフ。
【図17】BSCの主軸方位を変化させた場合の実験結
果を説明するグラフ。
【図18】検証実験に用いたFDケースの概要図。
【図19】光ファイバを用いた本発明の場合の実験結果
を説明するグラフ。
【図20】従来例の場合の実験結果を説明するグラフ。
【図21】光ファイバを走査させる場合の光学系の要部
を説明する概念図。
【図22】試料と検出側光学系との間に光ファイバを配
置した場合の複屈折測定光学系の概念図。
【図23】試料と光源側光学系との間にも光ファイバを
配置した場合の複屈折測定光学系の概念図。
【図24】集束レンズを用いた場合の複屈折測定光学系
の概念図。
【図25】集束レンズを用いた場合の別の複屈折測定光
学系の概念図。
【図26】ビームエキスパンダを用いた場合の複屈折測
定光学系の概念図。
【図27】ビームエキスパンダの配置位置を変えた場合
の概念図。
【図28】(a)及び(b)は、先端部を先鋭化させた
光ファイバの説明図。
【図29】検出側光学系を一体に貼り付けた光ファイバ
の説明図。
【図30】複数本の光ファイバを用いた場合の高空間偏
光解析装置の概念図。
【図31】複数本の光ファイバを用いた場合の別の高空
間偏光解析装置の概念図。
【図32】従来例の入射角度の違いによる複屈折変化の
様子を説明する図で、(a)は垂直入射の場合の概念
図。(b)および(c)は斜入射の場合の概念図。
【図33】従来例の試料に対して収束光が入射する場合
を説明する概念図。
【符号の説明】
1 光源部 2 光源側光学系 3 検出側光学系 4、4a 光検出器 5、5a 光ファイバ 6 モータドライバ 7、7a ロックインアンプ 8 コンピュータ 9 X−Yステージ 10 周波数安定化横ゼーマンレーザ(STZL) 10a レーザコントローラ 20 λ/2波長板(HWP) 30 直線偏光子(LP) 41 交換器 51 コア 52 クラッド 60 集束レンズ 61 コリメータレンズ 70 ビームエキスパンダ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象物に向けて所定の偏光状態となる光
    信号を出射する偏光出射光学系と、この偏光出射光学系
    からの光信号を上記対象物を介してその対象物の複屈折
    情報を偏光解析可能な光信号として検出する偏光検出光
    学系と、この偏光検出光学系からの光信号を電気信号に
    変換して検出する光検出器とを備え、この光検出器と上
    記対象物との間にその対象物側から上記光検出器側に向
    けて上記光信号の光束の一部を取り出して光伝送する光
    伝送路を配置したことを特徴とする複屈折測定光学系。
  2. 【請求項2】 前記光伝送路を光ファイバで構成した請
    求項1記載の複屈折測定光学系。
  3. 【請求項3】 前記光ファイバを前記偏光検出光学系と
    前記光検出器との間に配置した請求項2記載の複屈折測
    定光学系。
  4. 【請求項4】 前記光ファイバは所定の光弾性定数をも
    つ材料で構成したコアを備えた請求項2記載の複屈折測
    定光学系。
  5. 【請求項5】 前記光ファイバを前記対象物と前記偏光
    検出光学系との間に配置した請求項4記載の複屈折測定
    光学系。
  6. 【請求項6】 前記光ファイバは前記対象物側に向けて
    尖鋭化させた先端部を備えた請求項2記載の複屈折測定
    光学系。
  7. 【請求項7】 前記光ファイバに前記偏光検出光学系の
    少なくとも一部を一体に取り付けた請求項2記載の複屈
    折測定光学系。
  8. 【請求項8】 前記光ファイバの少なくとも前記対象物
    側の先端部を前記光信号の光束内で自在にスキャンさせ
    る機構を備えた請求項2記載の複屈折測定光学系。
  9. 【請求項9】 前記光ファイバは複数本の光ファイバで
    あり、この複数本の光ファイバを並列状に配置した請求
    項2記載の複屈折測定光学系。
  10. 【請求項10】 請求項1から9までのいずれか1項記
    載の複屈折測定光学系を備えたことを特徴とする高空間
    分解能偏光解析装置。
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