JPH10267781A - ゴルフクラブヘッドの重心位置の測定方法及びその装置 - Google Patents
ゴルフクラブヘッドの重心位置の測定方法及びその装置Info
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- JPH10267781A JPH10267781A JP9073077A JP7307797A JPH10267781A JP H10267781 A JPH10267781 A JP H10267781A JP 9073077 A JP9073077 A JP 9073077A JP 7307797 A JP7307797 A JP 7307797A JP H10267781 A JPH10267781 A JP H10267781A
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- A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 クラブヘッドのライ角度，その他の重心位置
に関係ない要素に影響されず、クラブヘッドのシャフト
軸を含み、クラブヘッドの重心点を通る平面と、前記シ
ャフト軸を含み、リーディング・エッヂに平行な平面と
のなす角度（α）を求めることを可能としたゴルフクラ
ブヘッドの重心位置の測定方法及びその装置を提供する
ことを目的とするものである。 【解決手段】 シャフトピン１３の先端には、角度
（α）等を測定しようとするクラブヘッド１２が取付け
られ、また後端側には、角度読み取り装置１７が設けら
れている。クラブヘッド１２を取付ける側の下部ベース
プレート１１上には、ガイドレール１８が敷設してあ
り、このガイドレール１８上には、ガイドレール１８に
沿って摺動可能な移動ブロック１９を設けると共に、こ
の移動ブロック１９上に、ヒンジ部材２０を介してクラ
ブヘッド１２のライ角βに合わせて揺動位置決め可能な
パット部材２１が設けてある。
に関係ない要素に影響されず、クラブヘッドのシャフト
軸を含み、クラブヘッドの重心点を通る平面と、前記シ
ャフト軸を含み、リーディング・エッヂに平行な平面と
のなす角度（α）を求めることを可能としたゴルフクラ
ブヘッドの重心位置の測定方法及びその装置を提供する
ことを目的とするものである。 【解決手段】 シャフトピン１３の先端には、角度
（α）等を測定しようとするクラブヘッド１２が取付け
られ、また後端側には、角度読み取り装置１７が設けら
れている。クラブヘッド１２を取付ける側の下部ベース
プレート１１上には、ガイドレール１８が敷設してあ
り、このガイドレール１８上には、ガイドレール１８に
沿って摺動可能な移動ブロック１９を設けると共に、こ
の移動ブロック１９上に、ヒンジ部材２０を介してクラ
ブヘッド１２のライ角βに合わせて揺動位置決め可能な
パット部材２１が設けてある。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、ゴルフクラブヘ
ッドの重心位置の測定方法及びその装置に係わり、更に
詳しくはクラブヘッドの重心位置とクラブフェース面と
の関係を、具体的な数値により求めることを可能とした
ゴルフクラブヘッドの重心位置の測定方法及びその装置
に関するものである。
ッドの重心位置の測定方法及びその装置に係わり、更に
詳しくはクラブヘッドの重心位置とクラブフェース面と
の関係を、具体的な数値により求めることを可能とした
ゴルフクラブヘッドの重心位置の測定方法及びその装置
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般にパターゴルフクラブを除くゴルフ
クラブヘッドは、その特性上及びルールの制限上、シャ
フトピンの中心軸線上には存在しない。また、ゴルフク
ラブヘッドは、その重心位置がゴルフクラブのフェース
に対してどの方向にあるかが打球特性に影響を及ぼすも
のである。ところで、上記ゴルフクラブヘッドの重心が
指示する手掛かりとして、重心角が挙げられる。
クラブヘッドは、その特性上及びルールの制限上、シャ
フトピンの中心軸線上には存在しない。また、ゴルフク
ラブヘッドは、その重心位置がゴルフクラブのフェース
に対してどの方向にあるかが打球特性に影響を及ぼすも
のである。ところで、上記ゴルフクラブヘッドの重心が
指示する手掛かりとして、重心角が挙げられる。
【０００３】上記重心角の測定方法は、クラブヘッド１
を取付けられたゴルフシャフトピンを水平面上に回転自
在に平行に載置してクラブヘッド１を自重により垂ら
し、クラブヘッドのライ角（クラブヘッドのソール部を
水平面上に載置した時のシャフトピンと水平面との傾斜
角度）に沿って垂直方向とリーディング・エッヂとのな
す角度を読み取っていたものであり、この値を重心角と
していた。
を取付けられたゴルフシャフトピンを水平面上に回転自
在に平行に載置してクラブヘッド１を自重により垂ら
し、クラブヘッドのライ角（クラブヘッドのソール部を
水平面上に載置した時のシャフトピンと水平面との傾斜
角度）に沿って垂直方向とリーディング・エッヂとのな
す角度を読み取っていたものであり、この値を重心角と
していた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、上記のよ
うな従来の重心角の測定方法は、クラブヘッドのライ角
（クラブヘッドのソール部を水平面上に載置した時のク
ラブシャフトと水平面との傾斜角度）に沿って測定する
方法であるため、クラブヘッド個々の重心角になってし
まい、上述した一般的（純粋）な測定概念の重心角では
なかった。
うな従来の重心角の測定方法は、クラブヘッドのライ角
（クラブヘッドのソール部を水平面上に載置した時のク
ラブシャフトと水平面との傾斜角度）に沿って測定する
方法であるため、クラブヘッド個々の重心角になってし
まい、上述した一般的（純粋）な測定概念の重心角では
なかった。
【０００５】このため、例えば、ゴルフクラブセットと
して設計する場合等に、ライ角度を一定の値に設定しな
くては、統一したクラブセットとして設定することがで
きないと言う問題があった。即ち、クラブヘッドをセッ
トとして設定する場合には、他の要素が入らない純粋な
指標を設けた方がゴルフクラブの管理や、設定及びそれ
に対する研究がし易いものである。
して設計する場合等に、ライ角度を一定の値に設定しな
くては、統一したクラブセットとして設定することがで
きないと言う問題があった。即ち、クラブヘッドをセッ
トとして設定する場合には、他の要素が入らない純粋な
指標を設けた方がゴルフクラブの管理や、設定及びそれ
に対する研究がし易いものである。
【０００６】この発明は、かかる従来の課題に着目して
案出されたもので、クラブヘッドのライ角度，その他の
重心位置に関係ない要素に影響されず、クラブヘッドの
重心位置とクラブフェース面との関係を、具体的な数値
により求めることを可能としたゴルフクラブヘッドの重
心位置の測定方法及びその装置を提供することを目的と
するものである。
案出されたもので、クラブヘッドのライ角度，その他の
重心位置に関係ない要素に影響されず、クラブヘッドの
重心位置とクラブフェース面との関係を、具体的な数値
により求めることを可能としたゴルフクラブヘッドの重
心位置の測定方法及びその装置を提供することを目的と
するものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、水平なベースプレート上に、クラブヘッド
を着脱可能に取付けるシャフトピンを前記ベースプレー
トに対して平行に、かつ回転自在に支持するための支持
プレートを垂直に立設し、前記シャフトピン先端のクラ
ブヘッドを取付ける側の下部ベースプレート上に、シャ
フトピンと直交，かつベースプレートに平行な向きにガ
イドレールを敷設し、このガイドレール上に、ガイドレ
ールに沿って摺動可能な移動ブロックを設けると共に、
この移動ブロック上に、ヒンジ部材を介してクラブヘッ
ドのライ角に合わせて揺動位置決め可能なパット部材を
設け、前記シャフトピンの後端側に、クラブヘッドのシ
ャフト軸を含み、クラブヘッドの重心点を通る平面と、
前記シャフト軸を含み、リーディング・エッヂに平行な
平面とのなす角度を求める目盛り板と目盛り指示部とか
ら成る角度読み取り装置を設けたことを要旨とするもの
である。
成するため、水平なベースプレート上に、クラブヘッド
を着脱可能に取付けるシャフトピンを前記ベースプレー
トに対して平行に、かつ回転自在に支持するための支持
プレートを垂直に立設し、前記シャフトピン先端のクラ
ブヘッドを取付ける側の下部ベースプレート上に、シャ
フトピンと直交，かつベースプレートに平行な向きにガ
イドレールを敷設し、このガイドレール上に、ガイドレ
ールに沿って摺動可能な移動ブロックを設けると共に、
この移動ブロック上に、ヒンジ部材を介してクラブヘッ
ドのライ角に合わせて揺動位置決め可能なパット部材を
設け、前記シャフトピンの後端側に、クラブヘッドのシ
ャフト軸を含み、クラブヘッドの重心点を通る平面と、
前記シャフト軸を含み、リーディング・エッヂに平行な
平面とのなす角度を求める目盛り板と目盛り指示部とか
ら成る角度読み取り装置を設けたことを要旨とするもの
である。
【０００８】この発明は上記のように構成され、水平な
ベースプレート上に、クラブヘッドを先端側に取付けた
シャフトピンをベースプレートと平行で、かつ回転自在
に支持させ、前記クラブヘッドが自重により垂れ下がっ
た状態で、第１の角度をシャフトピンの後端側に設けた
角度読み取り装置で読み取る。次いで、パット部材をク
ラブヘッドのリーディング・エッヂがベースプレートに
対し垂直な状態になるように適宜摺動させて固定し、こ
の状態で、前記角度読み取り装置で第２の角度を読み取
り、前記第１の角度の読み取り値と、第２の角度を読み
取り値との差を求めて、クラブヘッドのシャフト軸を含
み、クラブヘッドの重心点を通る平面と、前記シャフト
軸を含み、リーディング・エッヂに平行な平面とのなす
角度を求めることにより、クラブヘッドのライ角度，そ
の他の重心位置に関係ない要素に影響されず、クラブヘ
ッドの重心位置とクラブフェース面との関係を、具体的
な数値により求めることが可能となり、ゴルフクラブの
管理上，設定上及びそれに対する研究を容易に行うこと
が出来るものである。
ベースプレート上に、クラブヘッドを先端側に取付けた
シャフトピンをベースプレートと平行で、かつ回転自在
に支持させ、前記クラブヘッドが自重により垂れ下がっ
た状態で、第１の角度をシャフトピンの後端側に設けた
角度読み取り装置で読み取る。次いで、パット部材をク
ラブヘッドのリーディング・エッヂがベースプレートに
対し垂直な状態になるように適宜摺動させて固定し、こ
の状態で、前記角度読み取り装置で第２の角度を読み取
り、前記第１の角度の読み取り値と、第２の角度を読み
取り値との差を求めて、クラブヘッドのシャフト軸を含
み、クラブヘッドの重心点を通る平面と、前記シャフト
軸を含み、リーディング・エッヂに平行な平面とのなす
角度を求めることにより、クラブヘッドのライ角度，そ
の他の重心位置に関係ない要素に影響されず、クラブヘ
ッドの重心位置とクラブフェース面との関係を、具体的
な数値により求めることが可能となり、ゴルフクラブの
管理上，設定上及びそれに対する研究を容易に行うこと
が出来るものである。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づき、この発
明の実施形態を説明する。なお、従来例と同一構成要素
は、同一符号を付して説明は省略する。図１は、ゴルフ
クラブヘッドの重心位置の測定方法を実施するための測
定装置の全体斜視図、図２は図１のＡ部の拡大斜視図、
図３は測定時の側面図を示し、前記測定装置１０は、水
平なベースプレート１１上に、クラブヘッド１２を着脱
可能に取付けるシャフトピン１３を前記ベースプレート
１１に対して平行に、かつ回転自在に支持するための支
持プレート１４が垂直に立設されている。
明の実施形態を説明する。なお、従来例と同一構成要素
は、同一符号を付して説明は省略する。図１は、ゴルフ
クラブヘッドの重心位置の測定方法を実施するための測
定装置の全体斜視図、図２は図１のＡ部の拡大斜視図、
図３は測定時の側面図を示し、前記測定装置１０は、水
平なベースプレート１１上に、クラブヘッド１２を着脱
可能に取付けるシャフトピン１３を前記ベースプレート
１１に対して平行に、かつ回転自在に支持するための支
持プレート１４が垂直に立設されている。
【００１０】即ち、この垂直に立設された支持プレート
１４の上部には、前記シャフトピン１３を挿通させて回
転自在に指示するための軸受部材１５が設けてあり、前
記シャフトピン１３の先端には、重心角α等を測定しよ
うとするクラブヘッド１２（この実施形態では、アイア
ンゴルフクラブヘッドであるが、ウッドゴルフクラブヘ
ッドであっても良い）が取付けられ、また後端側には、
後述する角度読み取り装置１７が設けられている。
１４の上部には、前記シャフトピン１３を挿通させて回
転自在に指示するための軸受部材１５が設けてあり、前
記シャフトピン１３の先端には、重心角α等を測定しよ
うとするクラブヘッド１２（この実施形態では、アイア
ンゴルフクラブヘッドであるが、ウッドゴルフクラブヘ
ッドであっても良い）が取付けられ、また後端側には、
後述する角度読み取り装置１７が設けられている。
【００１１】前記クラブヘッド１２を取付ける側の下部
ベースプレート１１上には、シャフトピン１３と直交す
る向き、即ち、下部ベースプレート１１の長手方向と直
交する幅方向に向かってガイドレール１８が敷設してあ
り、このガイドレール１８上には、ガイドレール１８に
沿って摺動可能な移動ブロック１９を設けると共に、こ
の移動ブロック１９上に、図２に示すようなヒンジ部材
２０を介してクラブヘッド１２のライ角βに合わせて揺
動位置決め可能なパット部材２１が設けてある。
ベースプレート１１上には、シャフトピン１３と直交す
る向き、即ち、下部ベースプレート１１の長手方向と直
交する幅方向に向かってガイドレール１８が敷設してあ
り、このガイドレール１８上には、ガイドレール１８に
沿って摺動可能な移動ブロック１９を設けると共に、こ
の移動ブロック１９上に、図２に示すようなヒンジ部材
２０を介してクラブヘッド１２のライ角βに合わせて揺
動位置決め可能なパット部材２１が設けてある。
【００１２】前記ヒンジ部材２０は、断面凹状の受け部
材２０ａと、この受け部材２０ａにピン２０ｂを介して
旋回可能に連結されるパット部材２１の支持部２１ｂと
で構成され、この支持部２１ｂの底面は、半円弧状に形
成されると共に、受け部材２０ａとの間には、若干の隙
間ｈが形成されている。前記シャフトピン１３の後端側
には、クラブヘッド１２のシャフト軸を含み、クラブヘ
ッド１２の重心点Ｇを通る平面と、前記シャフト軸を含
み、リーディング・エッヂ２２に平行な平面とのなす角
度（α）を求める目盛り板２３と目盛り指示部２４とか
ら成る角度読み取り装置１７が設けてある。
材２０ａと、この受け部材２０ａにピン２０ｂを介して
旋回可能に連結されるパット部材２１の支持部２１ｂと
で構成され、この支持部２１ｂの底面は、半円弧状に形
成されると共に、受け部材２０ａとの間には、若干の隙
間ｈが形成されている。前記シャフトピン１３の後端側
には、クラブヘッド１２のシャフト軸を含み、クラブヘ
ッド１２の重心点Ｇを通る平面と、前記シャフト軸を含
み、リーディング・エッヂ２２に平行な平面とのなす角
度（α）を求める目盛り板２３と目盛り指示部２４とか
ら成る角度読み取り装置１７が設けてある。
【００１３】次に、測定装置１０を用いてクラブヘッド
１２のシャフト軸を含み、クラブヘッド１２の重心点Ｇ
を通る平面と、前記シャフト軸を含み、リーディング・
エッヂ２２に平行な平面とのなす角度（α）を求める方
法について説明する。まず、水平なベースプレート１１
上に、クラブヘッド１２を先端側に取付けたシャフトピ
ン１３をベースプレート１１と平行で、かつ回転自在に
支持させ、前記クラブヘッド１２が自重により垂れ下が
った状態で、第１の角度をシャフトピン１３の後端側に
設けた角度読み取り装置１７で読み取る。
１２のシャフト軸を含み、クラブヘッド１２の重心点Ｇ
を通る平面と、前記シャフト軸を含み、リーディング・
エッヂ２２に平行な平面とのなす角度（α）を求める方
法について説明する。まず、水平なベースプレート１１
上に、クラブヘッド１２を先端側に取付けたシャフトピ
ン１３をベースプレート１１と平行で、かつ回転自在に
支持させ、前記クラブヘッド１２が自重により垂れ下が
った状態で、第１の角度をシャフトピン１３の後端側に
設けた角度読み取り装置１７で読み取る。
【００１４】次いで、パット部材２１をクラブヘッド１
２のライ角度に合うように旋回させて、図３に示すよう
にパット部材２１とクラブフェース面が密着するよう
に、つまり図３において、リーディング・エッヂ２２
が、ベースプレート１１に対し垂直な状態になるように
ガイドレール１８に沿って適宜摺動させて固定し、この
状態で、前記角度読み取り装置１７で第２の角度を読み
取り、前記第１の角度の読み取り値と、第２の角度を読
み取り値との差を演算して求め、前記クラブヘッド１２
のシャフト軸を含み、クラブヘッド１２の重心点Ｇを通
る平面と、前記シャフト軸を含み、リーディング・エッ
ヂ２２に平行な平面とのなす角度（α）を求めるもので
ある。
２のライ角度に合うように旋回させて、図３に示すよう
にパット部材２１とクラブフェース面が密着するよう
に、つまり図３において、リーディング・エッヂ２２
が、ベースプレート１１に対し垂直な状態になるように
ガイドレール１８に沿って適宜摺動させて固定し、この
状態で、前記角度読み取り装置１７で第２の角度を読み
取り、前記第１の角度の読み取り値と、第２の角度を読
み取り値との差を演算して求め、前記クラブヘッド１２
のシャフト軸を含み、クラブヘッド１２の重心点Ｇを通
る平面と、前記シャフト軸を含み、リーディング・エッ
ヂ２２に平行な平面とのなす角度（α）を求めるもので
ある。
【００１５】なお、前記第１の角度の読み取り時に、角
度読み取り装置１７の目盛りをゼロに設定して第２の角
度を読み取るようにしても良い。以上のような方法によ
りクラブヘッド１２のシャフト軸を含み、クラブヘッド
１２の重心点Ｇを通る平面と、前記シャフト軸を含み、
リーディング・エッヂ２２に平行な平面とのなす角度
（α）を求めることで、クラブヘッド１２のライ角度
β，その他の重心位置に関係ない要素に影響されず、ク
ラブヘッド１２の重心位置とクラブフェース面との関係
を、具体的な数値により求めることが可能となる。
度読み取り装置１７の目盛りをゼロに設定して第２の角
度を読み取るようにしても良い。以上のような方法によ
りクラブヘッド１２のシャフト軸を含み、クラブヘッド
１２の重心点Ｇを通る平面と、前記シャフト軸を含み、
リーディング・エッヂ２２に平行な平面とのなす角度
（α）を求めることで、クラブヘッド１２のライ角度
β，その他の重心位置に関係ない要素に影響されず、ク
ラブヘッド１２の重心位置とクラブフェース面との関係
を、具体的な数値により求めることが可能となる。
【００１６】また、ゴルフクラブの管理上，設定上容易
に行うことが出来るものである。次に、上記のような実
施形態に基づき、ゴルフクラブセットを設計する場合の
実施例を説明する。図５（ａ）は、この発明の実施例１
を示すものであって、ゴルフクラブセットとして設計す
る場合、平均的なゴルファー向け（Ｓ１）と、ボールを
捕まえることができない、即ち、スライス傾向を修正し
たいゴルファー向け（Ｓ２）と、更に、ボールがつかま
り過ぎる、即ち、フック傾向を修正したいゴルファー向
け（Ｓ３）とを、それぞれクラブヘッド１２のシャフト
軸を含み、クラブヘッド１２の重心点Ｇを通る平面と、
前記シャフト軸を含み、リーディング・エッヂ２２に平
行な平面とのなす角度（α）を設定した場合のゴルフク
ラブセットの実施例である。
に行うことが出来るものである。次に、上記のような実
施形態に基づき、ゴルフクラブセットを設計する場合の
実施例を説明する。図５（ａ）は、この発明の実施例１
を示すものであって、ゴルフクラブセットとして設計す
る場合、平均的なゴルファー向け（Ｓ１）と、ボールを
捕まえることができない、即ち、スライス傾向を修正し
たいゴルファー向け（Ｓ２）と、更に、ボールがつかま
り過ぎる、即ち、フック傾向を修正したいゴルファー向
け（Ｓ３）とを、それぞれクラブヘッド１２のシャフト
軸を含み、クラブヘッド１２の重心点Ｇを通る平面と、
前記シャフト軸を含み、リーディング・エッヂ２２に平
行な平面とのなす角度（α）を設定した場合のゴルフク
ラブセットの実施例である。
【００１７】また、図５（ｂ）は、この発明の実施例２
を示すものであって、ロングアイアン側のクラブでボー
ルを正確に捕まえることができない、即ち、スライス傾
向を修正したいゴルファー向けのクラブヘッド１２のシ
ャフト軸を含み、クラブヘッド１２の重心点Ｇを通る平
面と、前記シャフト軸を含み、リーディング・エッヂ２
２に平行な平面とのなす角度（α）を設定した場合のゴ
ルフクラブセットの実施例である。
を示すものであって、ロングアイアン側のクラブでボー
ルを正確に捕まえることができない、即ち、スライス傾
向を修正したいゴルファー向けのクラブヘッド１２のシ
ャフト軸を含み、クラブヘッド１２の重心点Ｇを通る平
面と、前記シャフト軸を含み、リーディング・エッヂ２
２に平行な平面とのなす角度（α）を設定した場合のゴ
ルフクラブセットの実施例である。
【００１８】更に、図５（ｃ）は、この発明の実施例３
を示すものであって、ショートアイアン側のクラブでボ
ールを正確に捕まえることが出来ない、即ち、スライス
傾向を修正したいゴルファー向けのクラブヘッド１２の
シャフト軸を含み、クラブヘッド１２の重心点Ｇを通る
平面と、前記シャフト軸を含み、リーディング・エッヂ
２２に平行な平面とのなす角度（α）を設定した場合の
ゴルフクラブセットの実施例である。
を示すものであって、ショートアイアン側のクラブでボ
ールを正確に捕まえることが出来ない、即ち、スライス
傾向を修正したいゴルファー向けのクラブヘッド１２の
シャフト軸を含み、クラブヘッド１２の重心点Ｇを通る
平面と、前記シャフト軸を含み、リーディング・エッヂ
２２に平行な平面とのなす角度（α）を設定した場合の
ゴルフクラブセットの実施例である。
【００１９】その他に、適宜クラブヘッド１２のシャフ
ト軸を含み、クラブヘッド１２の重心点Ｇを通る平面
と、前記シャフト軸を含み、リーディング・エッヂ２２
に平行な平面とのなす角度（α）を調整することで、ゴ
ルフの初心者から上級者まで対応させることが出来るも
のである。
ト軸を含み、クラブヘッド１２の重心点Ｇを通る平面
と、前記シャフト軸を含み、リーディング・エッヂ２２
に平行な平面とのなす角度（α）を調整することで、ゴ
ルフの初心者から上級者まで対応させることが出来るも
のである。
【００２０】
【発明の効果】この発明は、上記のように構成したの
で、クラブヘッドのライ角度，その他の重心位置に関係
ない要素に影響されず、クラブヘッドの重心位置とクラ
ブフェース面との関係を、具体的な数値により求めるこ
とを可能となり、ゴルフクラブの管理上，設定上及びそ
れに対する研究を容易に行うことが出来る効果がある。
で、クラブヘッドのライ角度，その他の重心位置に関係
ない要素に影響されず、クラブヘッドの重心位置とクラ
ブフェース面との関係を、具体的な数値により求めるこ
とを可能となり、ゴルフクラブの管理上，設定上及びそ
れに対する研究を容易に行うことが出来る効果がある。
【図１】ゴルフクラブヘッドの重心位置の測定方法を実
施するための測定装置の全体斜視図である。
施するための測定装置の全体斜視図である。
【図２】図１のＡ部の拡大斜視図である。
【図３】測定装置による測定時の側面図である。
【図４】従来のクラブヘッドの重心角を求める方法の説
明図である。
明図である。
【図５】（ａ）〜（ｃ）は、この発明の各実施例を示す
グラフ説明図である。
グラフ説明図である。
１０ 測定装置 １１ ベースプ
レート １２ クラブヘッド １３ シャフト
ピン １４ 支持プレート １５ 軸受部材 １７ 角度読み取り装置 １８ ガイドレ
ール １９ 移動ブロック ２０ ヒンジ部
材 ２１ パット部材 ２２ リーディ
ング・エッヂ ２３ 目盛り板 ２４ 目盛り指
示部 Ｇ 重心 β ライ角 α クラブヘッドのシャフト軸を含み、クラブヘッドの
重心点を通る平面と、前記シャフト軸を含み、リーディ
ング・エッヂに平行な平面とのなす角度
レート １２ クラブヘッド １３ シャフト
ピン １４ 支持プレート １５ 軸受部材 １７ 角度読み取り装置 １８ ガイドレ
ール １９ 移動ブロック ２０ ヒンジ部
材 ２１ パット部材 ２２ リーディ
ング・エッヂ ２３ 目盛り板 ２４ 目盛り指
示部 Ｇ 重心 β ライ角 α クラブヘッドのシャフト軸を含み、クラブヘッドの
重心点を通る平面と、前記シャフト軸を含み、リーディ
ング・エッヂに平行な平面とのなす角度
Claims (3)
- 【請求項１】 水平なベースプレート上に、クラブヘッ
ドを先端側に取付けたシャフトピンをベースプレートと
平行で、かつ回転自在に支持させ、前記クラブヘッドが
自重により垂れ下がった状態で、第１の角度をシャフト
ピンの後端側に設けた角度読み取り装置で読み取り、次
いで、パット部材を移動させて、クラブヘッドのリーデ
ィング・エッヂをシャフトピンの軸線と垂直状態で、か
つパット部材が、クラブヘッドのライ角度に合うように
旋回させて固定し、この状態で、前記角度読み取り装置
で第２の角度を読み取り、前記第１の角度の読み取り値
と、第２の角度を読み取り値との差を求めて、クラブヘ
ッドのシャフト軸を含み、クラブヘッドの重心点を通る
平面と、前記シャフト軸を含み、リーディング・エッヂ
に平行な平面とのなす角度を求めるゴルフクラブヘッド
の重心位置の測定方法。 - 【請求項２】 前記第１の角度の読み取り時に、角度読
み取り装置の目盛りをゼロに設定して第２の角度を読み
取る請求項１に記載のゴルフクラブヘッドの重心位置の
測定方法。 - 【請求項３】 水平なベースプレート上に、クラブヘッ
ドを着脱可能に取付けるシャフトピンを前記ベースプレ
ートに対して平行に、かつ回転自在に支持するための支
持プレートを垂直に立設し、前記シャフトピン先端のク
ラブヘッドを取付ける側の下部ベースプレート上に、シ
ャフトピンと直交，かつベースプレートに平行な向きに
ガイドレールを敷設し、このガイドレール上に、ガイド
レールに沿って摺動可能な移動ブロックを設けると共
に、この移動ブロック上に、ヒンジ部材を介してクラブ
ヘッドのライ角に合わせて揺動位置決め可能なパット部
材を設け、前記シャフトピンの後端側に、クラブヘッド
のシャフト軸を含み、クラブヘッドの重心点を通る平面
と、前記シャフト軸を含み、リーディング・エッヂに平
行な平面とのなす角度を求める目盛り板と目盛り指示部
とから成る角度読み取り装置を設けて成るゴルフクラブ
ヘッドの重心位置の測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9073077A JPH10267781A (ja) | 1997-03-26 | 1997-03-26 | ゴルフクラブヘッドの重心位置の測定方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9073077A JPH10267781A (ja) | 1997-03-26 | 1997-03-26 | ゴルフクラブヘッドの重心位置の測定方法及びその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10267781A true JPH10267781A (ja) | 1998-10-09 |
Family
ID=13507920
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9073077A Pending JPH10267781A (ja) | 1997-03-26 | 1997-03-26 | ゴルフクラブヘッドの重心位置の測定方法及びその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10267781A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101825449A (zh) * | 2010-04-30 | 2010-09-08 | 中国科学院光电技术研究所 | 一种海德汉长度计安装角度的检测装置及检测方法 |
Citations (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61111438A (ja) * | 1984-11-06 | 1986-05-29 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 回転体のバランサ |
| JPS6258726U (ja) * | 1985-09-30 | 1987-04-11 | ||
| JPS62274231A (ja) * | 1986-05-23 | 1987-11-28 | Maruto Sanyu Seisakusho:Kk | 変形物の重心位置検測方法 |
| JPH03123571A (ja) * | 1989-10-06 | 1991-05-27 | Fuoot-N:Kk | ゴルフクラブのクラブヘッドの測定装置 |
| JPH05142084A (ja) * | 1991-11-22 | 1993-06-08 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 回転体のバランス修正方法 |
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-
1997
- 1997-03-26 JP JP9073077A patent/JPH10267781A/ja active Pending
Patent Citations (7)
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