JPH10264276A - 滑り止めシート - Google Patents

滑り止めシート

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JPH10264276A
JPH10264276A JP7594397A JP7594397A JPH10264276A JP H10264276 A JPH10264276 A JP H10264276A JP 7594397 A JP7594397 A JP 7594397A JP 7594397 A JP7594397 A JP 7594397A JP H10264276 A JPH10264276 A JP H10264276A
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slip portion
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Yoshikazu Tanaka
良和 田中
Kengo Ochi
健吾 越智
Yutaka Tsuboi
裕 坪井
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Unicharm Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ペットの***物を処理するために使用される
ペット用シートは、床に置かれるが、ペットがこのシー
トの上で動き回ることによりシートがよれたり、めくれ
たりする。このため、シートの面積が小さくなり、ペッ
トの***物などがシートの外側へ漏れることが多かっ
た。 【解決手段】 不織布2の表面に熱可塑性エラストマー
などの樹脂を部分的に塗布して滑り止め部1を形成し、
裏面全面に樹脂を塗布し不透液面3を形成する。このよ
うに構成された滑り止めシートSは不透液面3側の裏面
Sbを下にされて床などに置かれ、表面Sa側の上にペ
ットシートや食器などが置かれる。滑り止めシートSは
表面および裏面の両面に滑り止めが形成されているた
め、このシートの上に置かれたペット用シートや食器の
滑りを防止できる。また、表面側の不織布2の露出部分
で尿などを吸収できる。吸収した尿は不透液面により留
められ、床などに付着しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭内で飼われる
ペットの***物を処理するために使用されるペット用シ
ートの下に敷かれて、ペット用シートの滑り止めとして
使用されたり、あるいは、卓上に敷かれて食器の滑り止
めとして使用される滑り止めシートに係り、特に尿など
の液体を床あるいはテーブルに通さず、且つペット用シ
ートおよび食器の滑りを確実に止めることができる滑り
止めシートに関する。
【0002】
【従来の技術】家庭内で飼われるペットの***物を処理
するために、ペット用シートが使用されている。このペ
ット用シートは、直接床に置かれ、またはペット用トイ
レの中に敷かれて使用される。このペット用シートは、
紙シートや吸水性の不織布の裏面にビニールシートなど
が接合された構造となっている。このペット用シートは
前記紙シートや不織布が、ペットの尿などが与えられる
側に向けられ、裏面のビニールシートが床やペット用ト
イレの底面に向けられて設置される。ペットの尿などは
前記紙シートや不織布に吸収され、裏面のビニールシー
トにより床あるいはトイレの底面に透過しないようにな
っている。
【0003】しかし、ペットはこのペット用シートの中
央に尿や便などを***するとは限らず、ペット用シート
の外側に尿や便がもれやすい。また尿の量が多く、前記
紙シートや不織布で吸収しきれず、シートから漏れるこ
とがある。そこで、前記ペット用シートは複数枚重ねら
れて使用されたり、あるいはペット用シートの下に新聞
紙やビニールシートが敷かれて使用される。
【0004】しかし、ペット用シートを重ねたり、ある
いはペット用シートの下に新聞紙やビニールシートが敷
かれた状態では、ペット用シートは床に固定されておら
ず、床に対して滑りやすい。このため、ペットが前記ペ
ット用シートの上で動くことにより、重ねられたペット
用シートがよれたり、ずれたりし、また違う場所に移動
することがある。また、新聞紙やビニールシートの上に
置かれたペット用シートも、新聞紙およびビニールシー
トの上から滑ってはずれたり、または新聞紙やビニール
シートと一緒にずれたり、よれたり、しやすい。このた
め、床に***物が漏れることを防止できず、ペット用シ
ートにより尿や便などの***物を完全に処理することは
難しい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなペット用シ
ートの位置ずれを防止するために、例えばペット用シー
トの裏面に粘着層を形成し、この粘着層によりペット用
シートを床などに接着させることも考えられている。前
記粘着層には離型紙が貼られ、この離型紙を剥がして、
ペット用シートを床などに接着させる。しかし、この場
合粘着層を形成し、これに離型紙を貼るという工程が増
えるため、ペット用シートの製造コストが高くなる。ま
た、離型紙がごみとなるため、ごみの量が増える。さら
に、床などに対し確実に固定するために粘着層の粘着力
はある程度の強度が必要である。しかし、このように粘
着力が強いと、一度床に貼り付けると、その後の位置の
変更ができない。また、ペット用シートを廃棄するとき
に、床から剥がしにくい。
【0006】本発明は上記従来の問題を解決するもので
あり、例えば市販のペット用シートの下に敷かれて、こ
のペット用シートの位置ずれを防止し、且つ尿などを吸
収でき、吸収した尿を床などに通さない滑り止めシー
ト、または幼児の食卓での敷物としても使用可能な滑り
止めシートを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の滑り止めシート
は、親水性繊維を含む不織布の裏面の全面に樹脂層が形
成され、前記不織布の表面に、樹脂による滑り止め部が
部分的に形成されており、前記滑り止め部を形成する樹
脂と不織布の裏面に形成された前記樹脂層を形成する樹
脂とが、前記不織布の繊維間で接合されていることを特
徴とするものである。
【0008】上記において、不織布の見かけ密度が0.
02g/cm3以上で0.2g/cm3以下であることが
好ましい。
【0009】また、本発明の滑り止めシートは、親水性
繊維を含む不織布の裏面の全面に樹脂層が形成され、前
記不織布の表面に、樹脂による滑り止め部が線状部分を
有して部分的に形成されており、線状の滑り止め部の幅
は、5mm以上で15mm以下であり、前記線状の滑り
止め部は10mm以上で26mm以下のピッチで形成さ
れていることを特徴とするものである。
【0010】前記滑り止め部の線状部分は、不織布の繊
維が多く配向する方向に沿って形成されていることが好
ましい。
【0011】前記不織布は、レーヨン繊維やパルプ繊維
などの吸水性繊維と、ポリプロピレンやポリエチレンな
どの合成樹脂が混合されている。この不織布は一枚のみ
で使用されたり、複数枚重ねられて使用される。不織布
1枚のみで使用される場合、この不織布中の吸水性繊維
の含有量は50重量%以上であることが好ましい。
【0012】不織布の表裏両面に樹脂が塗布されること
により、不織布の裏面の全面が滑り止め面および不透液
面となり、表面に塗布された樹脂により滑り止め部が形
成される。
【0013】前記不織布の表裏面には、粘度が3000
0cps(センチポアズ)の樹脂が塗布され、さらに好
ましくは粘度が15000cpsの樹脂が塗布されて、
前記裏面の滑り止め面および不透液面と、表面の滑り止
め部が形成される。または少なくとも不織布の表面に形
成される滑り止め部は、前記粘度の樹脂が塗布されて形
成される。
【0014】この樹脂は、例えばポリスチレン−ポリブ
タジエン−ポリスチレン(SBS),ポリスチレン−ポ
リ(エチレン−ブチレン)−ポリスチレン(SEB
S),ポリスチレン−ポリ(エチレン−プロピレン)
(SEP),ポリスチレン−ポリイソプレン−ポリスチ
レン(SIS),ビニルSIS,水添ポリスチレンブタ
ジエンゴム(HSBR),エチレン−酢酸ビニル共重合
体(EVA)などの熱可塑性エラストマーや、塩化ビニ
ル、ゴムシートなどが挙げられる。
【0015】これらの樹脂は、顔料や可塑剤、分散材等
とともに水や有機溶媒に溶解されて前記不織布に塗布さ
れる。このとき、樹脂の粘度が前記の値の範囲である
と、不織布の表面に樹脂を塗布しやすい。また、樹脂が
不織布の内側に浸透し、滑り止め部を不織布の内側に及
ぶよう形成できる。また、不織布の表面の滑り止め部
と、裏面の不透液面の材料とされる樹脂は同じ種類のも
のでもよいし、異なる種類のものであってもよい。
【0016】また、前記不織布の見かけ密度が0.02
g/cm3以上で0.2g/cm3以下であると、この不
織布の一方の面に前記樹脂を塗布したときに、樹脂が不
織布の内部に深く浸透しやすく、さらに好ましくは、不
織布の表面の滑り止め部を形成する樹脂と、裏面の全面
の樹脂とが不織布の繊維間を介して接合される。よって
不織布の表面の滑り止め部が剥がれにくくなり、ペット
の爪などによって滑り止め部が剥がされることがない。
【0017】前記不織布の表面の滑り止め部は、不織布
表面の面積の5%以上で70%以下を占めるよう形成さ
れていると、この上に置かれるペット用シートや皿など
の滑りを効果的に防止できる。また、表面に滑り止め部
が形成されていない領域において、表面に現れている不
織布により、ペットの尿や食べ物に含まれる水分などを
吸収できる。
【0018】前記不織布の表面に形成された滑り止め部
は、不織布の繊維が多く配向する方向に平行に延びる線
状であることが好ましい。このように滑り止め部を形成
すると、不織布に樹脂を塗布したときに内部に浸透しや
すく、また吸収性シートに与えられた尿などの液体は、
繊維に沿って分散するため、シートの吸液性がよくな
り、また滑り止め部で横洩れしようとする尿などがせき
止められ、液体がシートから漏れにくくなる。
【0019】また、この線状の滑り止め部の幅は、5m
m以上で15mm以下であり、10mm以上で26mm
以下のピッチで不織布の表面に配列されているとよい。
このような幅、ピッチで形成すると、滑り止め部の形成
面における滑り止め性がよく、また、表面に現れる不織
布の面積も適度に大きくでき、液吸収性もよい。
【0020】この滑り止めシートは、裏面全面に形成さ
れた樹脂による不透液面が床あるいはテーブルに面する
ようにして置かれる。そして表面の滑り止め部が形成さ
れている部分にペット用シートやペット用の皿、食器な
どが置かれる。ペット用シートや皿、食器などは前記滑
り止め部によりシート表面を滑りにくい。また、滑り止
めシートの床やテーブルに対する滑りは、不織布の裏面
の全面に形成された樹脂層により防止される。したがっ
て、ペット用シートがよれたり位置ずれすることはな
く、また食器が転がることも防止できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下本発明の滑り止めシートの実
施の形態を図面を参照しながら説明する。図1は本発明
の滑り止めシートの一部分を示す斜視図であり、図2は
表面を上から見たときの部分平面図である。また、図3
は図2の線のIII−III線での断面図である。本発
明の滑り止めシートSは、滑り止め部1、不織布2、不
透液面(滑り止め面を兼ねる)3で構成されている。滑
り止め部1が形成されている側が、滑り止めシートSの
表面Sa、不透液面3が形成されている側が裏面Sbで
ある。
【0022】図1および図2に示すように、滑り止め部
1は、不織布2の表面に繊維が多く配向するY方向(M
D:Machine Direction)に平行に延びており、且つX
方向に所定のピッチにて配列されている。不織布2は、
例えば親水性不織布が一枚、あるいは複数枚重ねられた
ものである。この不織布2は、主にレーヨン繊維、ある
いはセルロース繊維などの吸水性繊維から形成されてい
るものである。または、この不織布は、前記吸水性繊維
の他にポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテ
レフタレートを含んでいてもよい。あるいはこの不織布
の中にポリアクリル酸塩などの高吸水性ポリマー(SA
P)を含ませてもよい。不織布2が十分な吸水力を有す
るよう、前記不織布が一枚で使用される場合、不織布中
におけるレーヨンやセルロース繊維などの吸水性繊維の
含有量は50重量%以上であることが好ましい。
【0023】また、この不織布の目付けは20g/cm
3以上で100g/cm3以下であることが好ましい。さ
らに、この不織布の見かけ密度は0.02g/cm3
上で0.2g/cm3以下であることが好ましい。後述
するように、滑り止め部1を不織布2表面に形成するた
めに、例えば、水や有機溶媒に溶解した樹脂を不織布2
に塗布する。このとき、溶解した樹脂が不織布2の表面
から内部に浸透するのが好ましい。不織布2として使用
される不織布の見かけ密度を前記値の範囲に設定する
と、この滑り止め部1の材料である樹脂が不織布の繊維
の間を通り、不織布2の内側まで浸透しやすい。また、
好ましくは、滑り止め部1を形成する樹脂と、不透液面
3を形成する樹脂とが、不織布2の繊維間で接合され
る。また、滑り止めシートの強度を強くするため、不織
布2に他のシート材を重ねた多層構造としてもよいが、
この場合、少なくとも滑り止めシートの表面Sa側に向
けられる面が吸水性を有していることが必要である。
【0024】前記不織布2の表面には滑り止め部1が形
成され、裏面全面に滑り止め面を兼ねる不透液面3が形
成される。滑り止め部1および不透液面3は、粘性を有
する熱可塑性樹脂(エラストマー)が塗布されて形成さ
れる。熱可塑性樹脂(エラストマー)としては、例えば
ポリスチレン−ポリブタジエン−ポリスチレン(SB
S),ポリスチレン−ポリ(エチレン−ブチレン)−ポ
リスチレン(SEBS),ポリスチレン−ポリ(エチレ
ン−プロピレン)(SEP),ポリスチレン−ポリイソ
プレン−ポリスチレン(SIS),ビニルSIS,水添
ポリスチレンブタジエンゴム(HSBR),エチレン−
酢酸ビニル共重合体(EVA),塩化ビニル,ゴムシー
トなどが挙げられる。これらの樹脂に、顔料や可塑剤、
分散材等が混合されて使用される。
【0025】そしてこれら樹脂を例えば水あるいは有機
溶媒に顔料や可塑剤、分散材とともに溶解して、不織布
2の表面に、Y方向に線状に延び且つX方向に所定のピ
ッチで塗布し、さらに不織布2の裏面全面に均一に塗布
する。この時、使用される樹脂の粘度があまり高いと、
不織布2に塗布しにくく、また、不織布2の繊維の間に
入り込めない。また粘度が低すぎても、塗布後に樹脂が
流動してしまう。但し粘度が低い場合は、塗布後素早く
冷却し、樹脂の流動を防ぐようにすればよい。このた
め、樹脂の粘度は、30000cps以下が良く、さら
に好ましくは15000cps以下である。前記樹脂の
不織布の表面への塗布量は、滑り止め部1の1m2当た
り20gから200g程度である。また不織布2の裏面
全体に関しては、1m2当たり10gから50g程度で
ある。
【0026】前記の粘度を有する樹脂を不織布2の表面
に塗布すると、樹脂は不織布の繊維の間を通って不織布
2の内部に入り込む。このように滑り止め部1が形成さ
れると、ペットが滑り止め部1を爪などでひっかいた
り、このシートの上に置かれた皿などでこすられても、
滑り止め部1が剥がれにくい。また、不織布2の裏面の
不透液面3は、前記熱可塑性エラストマー樹脂からシー
トを形成し、このシートを接着剤や熱プレスなどにより
不織布2の裏面に貼り付けることにより、形成してもよ
い。
【0027】前記滑り止め部1は、繊維が多く配向され
ているY方向に平行に形成されている。このように形成
すると、樹脂を塗布して滑り止め部1を形成するとき
に、樹脂が不織布2内に浸透しやすく、また不織布2の
表面側に尿などの液体が与えられたとき、液体は繊維の
延びるY方向へ拡散し、吸水性がよくなり、X方向への
液体の滲みが生じにくくなる。また、滑り止め部1は、
Z方向における高さhが約10μmから50μm程度と
なるよう形成される。また、X方向における幅寸法Wは
5mm以上で10mm以下、ピッチPが10mm以上で
26mm以下であり、滑り止め部1の不織布2の表面に
対する面積率が5%以上で70%以下である。このよう
な高さ、幅、ピッチ、面積率で滑り止め部1を形成した
ときの、滑り止めシートSの表面Saの静止摩擦係数は
0.7以上となり、滑り止めシートSの表面Saに置か
れるペット用シートや皿などを、滑り止め部1で確実に
止めることができる。また、滑り止め部1が形成されて
いない部分、すなわち不織布2が表面に現れている部分
で尿などを吸収できる。
【0028】この滑り止め部1の形状は図1や図2に示
すような線状(ストライプ状)に限らず、網目状、ドッ
ト状など他の形状でもよい。また、幼児の食卓マットと
して使用する場合には、動物や花などの形状にしてもよ
い。他の形状にしたときも、滑り止め部1の面積率は前
記5%以上で70%以下であることが好ましい。この面
積率で滑り止め部が形成されていると、滑り止め性がよ
く、且つ不織布による吸水性もよい。滑り止め部1およ
び不透液面3が形成された滑り止めシートSの表面Sa
および裏面Sbの静止摩擦係数は、JIS摩擦係数試験
法 K−7135により測定した静止摩擦係数が、少な
くとも0.3以上となる。また、0.9以上となるよう
に形成するとより好ましい。
【0029】この滑り止めシートSは、裏面Sbが床あ
るいはテーブルに当接するように置かれる。そして、ペ
ットの***用シートの下に敷かれて使用される。あるい
は、ペットの食べ物の食べこぼし防止のために、ペット
用の皿の下に敷かれる。また、幼児の食べこぼし防止の
ために、食卓マットとして使用されたり、テーブルの下
に敷かれて使用される。滑り止め部1により、この上に
置かれるペット用シートや皿などの滑りやよれが防止さ
れ、また、床に対する滑りが不透液面3により防止され
る。このため、この滑り止めシートSの上に置かれたペ
ット用シートや皿などは置かれた場所から位置ずれしに
くく、また、ペット用シートがよれたりしない。このた
め、ペットの***物や食べこぼしが床などに漏れること
を防止できる。この滑り止めシートSを幼児の食卓マッ
トなどとして使用する場合、滑り止め部1のZ方向の高
さhを高くすると、食べこぼした食べ物の小さいかすな
どを、前記滑り止め部1で止めることができ、食べ物を
シートの外側にこぼさずにすむ。
【0030】また、ペット用シートを通過して尿などが
与えられたり、あるいは食器から液体がこぼれたときで
も、表面に露出している不織布2により液体を吸収でき
る。吸収した液体は、不透液面3により床あるいはテー
ブルに通らない。このため、床やテーブルに汚れが付着
するのを防止できる。
【0031】
【実施例】以下、本発明の滑り止めシートの好適な実施
例を求めるために行なった試験について説明する。 (1)滑り止め部の幅と静止摩擦係数および動摩擦係数
の関係を調べるための試験 不織布として、レーヨン繊維を50%含むスパンレース
不織布を使用し、このスパンレース不織布の表面に、図
1および図2に示すようなストライプ状の滑り止め部を
形成した。この滑り止め部1の樹脂材料として、水添ポ
リスチレン−ポリブタジエン−ポリスチレンのブロック
コポリマー(SEBS)をベースポリマーとして含む樹
脂を使用した。この樹脂を前記スパンレース不織布の表
面に塗布し、滑り止め部1を幅を変えて1本だけ形成し
た。
【0032】滑り止め部が形成された不織布の静止摩擦
係数および動摩擦係数を、図4に示す装置を使用して測
定した。図4に示す装置の、Aはアルミ板である。また
Bは板材であり、前記滑り止め部が形成された不織布
が、前記滑り止め部がアルミ板に向けられて巻き付けら
れている。この板材Bの大きさは65mm×65mmで
ある。この板材BにはひもRが取り付けられており、こ
のひもRはアルミ板Aの上に設けられた掛止部Kに掛け
られ、アルミ板Aの上方向(α方向)に引かれる。前記
板材Bに不織布を巻き付けた後、この板材Bをアルミ板
Aの上に載せ、ひもRを掛止部に掛け、板材Bに200
g/65mm×65mmの荷重をかけ、ひもRをα方向
に引いた。板材Bが動き始めたときのひもRの引っ張り
力を測定し、これから静止摩擦係数を求めた。また板材
Bが動き初めてから、板材Bが10m/minの速度で
移動するようにひもRを引いたときの引っ張り力を測定
し、これから動摩擦係数を求めた。
【0033】図5は、このように測定した静止摩擦係数
および動摩擦係数を縦軸にとり、滑り止め部の幅を横軸
にとったときの、滑り止め部の幅と静止摩擦係数、およ
び滑り止め部の幅と動摩擦係数の相関関係を示す線図で
ある。図5の線図において、●が静止摩擦係数、○が動
摩擦係数を表している。この図5の線図に示されるよう
に、滑り止め部の幅が大きいほど静止摩擦係数および動
摩擦係数が大きい。本発明では、静止摩擦係数および動
摩擦係数はともに0.9以上であることが好ましい。し
たがって、滑り止め部の幅は、5mm以上が好ましい。
また、滑り止め部の幅があまり大きいと、不織布(不織
布)の露出部分が少なく、尿などを吸収できない。図5
より滑り止め部の幅が20mmを超えると、静止摩擦係
数および動摩擦係数に違いがほとんど生じない。このた
め、滑り止め部の幅は、20mm以下が好ましく、さら
に好ましくは15mm以下である。
【0034】(2)滑り止め部のピッチと静止摩擦係数
および動摩擦係数の関係を調べるための試験 前記(1)と同じ装置、方法を用い、滑り止め部の最適
ピッチを求めるための試験を行った。前記(1)の試験
において使用したものと同じスパンレース不織布を用
い、この不織布に幅5mmの滑り止め部を形成した。こ
の滑り止め部は(1)に使用した樹脂と同じ樹脂を塗布
して形成した。この滑り止め部の幅は変えず、ピッチだ
けを変えた数種類の滑り止めシートを準備した。(1)
と同様、この滑り止めシートを図4に示す装置の板材B
に巻き付け、静止摩擦係数および動摩擦係数を調べた。
【0035】この結果を図6に示す。図6は、静止摩擦
係数および動摩擦係数を縦軸に取り、横軸に滑り止め部
のピッチ(mm)を取ったものであり、静止摩擦係数と
ピッチ、および動摩擦係数とピッチの関係を表す線図で
ある。図6の線図において、●が静止摩擦係数、○が動
摩擦係数を表している。図6に示すように、滑り止め部
のピッチが大きくなると、当然に静止摩擦係数および動
摩擦係数が小さくなる。特にピッチが26mmより大き
くなったときに、静止摩擦係数および動摩擦係数の値が
激減している。したがって、滑り止めの効果の点から、
ピッチが26mmより小さいことが好ましい。
【0036】(3)滑り止め部のピッチと液体吸収速度
との関係を調べるための試験 上記(2)に使用したものと全く同じ滑り止めシートを
使用し、人工尿の吸収速度を測定した。上記(2)に使
用したものと同じ滑り止めシートの上のほぼ中央に、人
工尿を50ccを摘下し、この人工尿の吸収速度(秒)
を測定した。この結果を図7に示す。図7は、人工尿の
吸収速度(秒)を縦軸、滑り止め部のピッチ(mm)を
横軸にとったときの吸収速度とピッチの関係を示す線図
である。
【0037】この図7の線図に示すように、ピッチが小
さいもの、すなわち滑り止め部の間隔が狭いと、不織布
の露出面積が小さいため、吸収速度が遅い。逆にピッチ
が大きいと、不織布の露出面積が大きいため吸収速度は
速くなる。図7より、ピッチが10mm以上であると、
吸収速度が適度となる。以上(2)、(3)の試験結果
より、滑り止めとしての機能を十分有し、且つ尿等の液
体の吸収性を良くするためには、滑り止め部のピッチを
10mm以上で26mm以下とすることが好ましい。
【0038】(4)市販のペット用シートに対する滑り
止めの効果を調べるための試験 本発明の滑り止めシートを市販のペット用シートの下に
敷いたときの、滑り止めの効果を調べるための試験を行
った。この試験に使用した本発明に係る滑り止めシート
としては、上記試験(1)(2)(3)で使用したもの
と同じスパンレース不織布の一方の面に、同じく上記試
験(1)(2)(3)で使用した樹脂と同じ樹脂を、幅
5mm、ピッチ25mmで塗布して滑り止め部を形成
し、他方の面に、同じ樹脂を全面に塗布して不透液面を
形成したものを使用した。
【0039】この滑り止めシートを樹脂が全面に塗布さ
れた面を下にして、図4に示すアルミ板の上に置いた。
この上に市販のペット用シートを巻いた板材Bを載せ
た。そして、この板材Bに荷重をかけ板材Bに取り付け
たひもRをα方向へ引いた。板材Bが動いたときの板材
Bを引く力を測定し、これを最大静止摩擦力とした。そ
して、板材Bにかける荷重の重さを変え、最大静止摩擦
力の変化を調べた。また、この試験の比較例として、前
記滑り止めシートの代わりに、アルミ板の上に新聞紙を
敷き、この上に市販のペット用シートを巻いた板材Bを
載せ、板材Bを新聞紙の上で引き、板材Bが動き出した
ときの引っ張り力(最大静止摩擦力)を測定した。ま
た、アルミ板Aの上に何も敷かずに直にペット用シート
を巻いた板材Bを載せ、この板材Bを引き、板材Bが動
き出したときの引っ張り力(最大静止摩擦力)を測定し
た。
【0040】この結果を図8に示す。図8は、縦軸に最
大静止摩擦力(gf/cm2)をとり、横軸に単位面積
当たりの荷重(gf/cm2)をとったもので、最大静
止摩擦力と単位面積当たりの荷重との関係を示すもので
ある。図8において、◆で表されているのがアルミ板の
上に滑り止めシートを敷いたときの最大静止摩擦力であ
る。また、●はアルミ板の上に新聞紙を敷いたときの最
大静止摩擦力、○はアルミ板の上に何も敷かなかったと
きの最大静止摩擦力を示している。図8に示されている
ように、滑り止めシートを敷いたときの最大静止摩擦力
が最も大きい。すなわち、滑り止めシートを敷いたと
き、ペット用シートの滑りを最も効果的に防止できる。
これに対しアルミ板の上に新聞紙を敷いた場合、および
何も敷かなかった場合は、最大静止摩擦力はいずれも同
じ程度の値であり、小さい値である。すなわち、新聞紙
をペット用シートの下に敷いても、滑り止めの効果はほ
とんどないことが分かる。
【0041】(結論)以上から、滑り止め部を約5mm
程度の幅で、ピッチ10mmから26mmで形成した滑
り止めシートは、滑り止め効果および吸液性に優れてい
る。特に滑り止め効果については、新聞紙を敷いた場合
や何も敷かない場合に比べ、非常に優れている。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は、ペット
の***用シートなどの下に敷かれたり、あるいは食卓用
マットとして使用される滑り止めシートにおいて、滑り
止めシートの上で広げた状態で保持でき、ペットの***
用シートのよれや位置ずれを防止できる。また、床やテ
ーブルに対して滑りにくい。よって、尿や便などの***
物が***用シートから漏れることを防止でき、また漏れ
たとしても尿などを吸収できる。さらにシートの裏側が
液不透過構造と成っているため、吸収した尿が床などに
付着することがない。よって、床やテーブルなどを汚さ
ずに済む。
【0043】また請求項2に記載の見かけの密度の不織
布を用いると、滑り止め部を形成する樹脂が不織布の繊
維内に浸透し、さらに請求項1に記載されているよう
に、滑り止め部と裏面側の樹脂層とが、不織布の繊維間
にて接合され、滑り止め部がペットの爪などで剥がれに
くくなる。
【0044】さらに請求項3記載のように、滑り止め部
を線状に形成し、この線状の滑り止め部の幅寸法および
ピッチを決めることにより、表面での滑りを有効に防止
でき、また不織布での液の吸収性を良好にできるように
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の滑り止めシートの一部分を示す斜視
図、
【図2】図1に示した滑り止めシートを表面から見たと
きの平面図、
【図3】図2の滑り止めシートのIII−III線の断
面図、
【図4】本発明の滑り止めシートの静止摩擦係数および
動摩擦係数を測定するために使用した装置を示す図、
【図5】本発明の滑り止めシートの滑り止め部の幅寸法
と静止摩擦係数および動摩擦係数との関係を示す線図、
【図6】本発明の滑り止めシートの滑り止め部のピッチ
と静止摩擦係数および動摩擦係数との関係を示す線図、
【図7】本発明の滑り止めシートの滑り止め部のピッチ
と液吸収性の関係を示す線図、
【図8】本発明の滑り止めシートの滑り止め効果を示す
線図、
【符号の説明】
1 滑り止め部 2 不織布 3 不透液面 S 滑り止めシート Sa 滑り止めシートの表面 Sb 滑り止めシートの裏面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親水性繊維を含む不織布の裏面の全面に
    樹脂層が形成され、前記不織布の表面に、樹脂による滑
    り止め部が部分的に形成されており、前記滑り止め部を
    形成する樹脂と不織布の裏面に形成された前記樹脂層を
    形成する樹脂とが、前記不織布の繊維間で接合されてい
    ることを特徴とする滑り止めシート。
  2. 【請求項2】 不織布の見かけ密度が0.02g/cm
    3以上で0.2g/cm3以下である請求項1記載の滑り
    止めシート。
  3. 【請求項3】 親水性繊維を含む不織布の裏面の全面に
    樹脂層が形成され、前記不織布の表面に、樹脂による滑
    り止め部が線状部分を有して部分的に形成されており、
    線状の滑り止め部の幅は、5mm以上で15mm以下で
    あり、前記線状の滑り止め部は10mm以上で26mm
    以下のピッチで形成されていることを特徴とする滑り止
    めシート。
  4. 【請求項4】 前記滑り止め部の線状部分は、不織布の
    繊維が多く配向する方向に沿って形成されている請求項
    3記載の滑り止めシート。
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