JPH10263301A - 液体濃縮方法 - Google Patents
液体濃縮方法Info
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- JPH10263301A JPH10263301A JP7133797A JP7133797A JPH10263301A JP H10263301 A JPH10263301 A JP H10263301A JP 7133797 A JP7133797 A JP 7133797A JP 7133797 A JP7133797 A JP 7133797A JP H10263301 A JPH10263301 A JP H10263301A
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Abstract
て、小型で、設備費および運転経費の安価な蒸気圧縮式
濃縮技術を提供することを主な目的とする。 【解決手段】1.カランドリア型の蒸発缶を使用する液
体濃縮方法において、(1)原液と蒸発缶内伝熱管外側
からの蒸気の凝縮液とを予熱器において熱交換させて、
原液を予熱する工程、(2)予熱された原液を蒸発缶内
の液面から伝熱管まで間の液中に導入する工程、(3)
蒸発缶内で発生した蒸気をスクリュー型圧縮機で圧縮・
昇温する工程、(4)得られた圧縮蒸気を伝熱管外側に
供給して、伝熱管内の液を加熱・蒸発させる工程、
(5)伝熱管外側における蒸気の凝縮液面高さを一定に
制御するための凝縮液槽から凝縮液を予熱器に導入する
工程、および(6)蒸発缶内の液面高さを示す信号に対
応して濃縮液を蒸発缶塔底から抜き出し、濃縮液貯槽に
送る工程を備えたことを特徴とする液体濃縮方法。
Description
蒸留などに好適な蒸気圧縮式濃縮技術の改良に関し、よ
り詳しくは、原液中の水分を蒸発することによって原液
の濃縮を行うに際し、原液からの発生蒸気を圧縮機によ
り圧縮・昇温することによって、前記原液を蒸発するた
めの熱源として利用する液体濃縮方法に関する。
公報における図面に示されている従来の蒸気圧縮式蒸発
装置は、下部に原液の溜室を備えた密閉型の蒸発器内の
上部に多数本の伝熱管を設け、該各伝熱管の外側面に、
原液ポンプによって送られて来る原液を散布器にて散布
することにより蒸発させ、この蒸発により発生した蒸気
を圧縮機で圧縮して昇温し、この昇温した蒸気をダクト
を介して、前記各伝熱管内に供給することにより、各伝
熱管の外側面に散布されている原液を加熱・蒸発させる
とともに、前記各伝熱管内から空気等の非凝縮性ガスを
真空ポンプなどの真空発生手段にて抽出することによ
り、前記蒸発器内を大気圧以下の減圧状態に保持してい
る。これらの上記圧縮式蒸発装置においては、ブロワー
圧縮機或いはルーツ圧縮機が用いられており、ロータ間
およびロータケーシング間のすき間精度を比較的容易に
高くすることが出来るので、内部の潤滑を必要とせず、
オイルフリーで圧縮を行うことができ、また、異物の混
入に際しても、圧縮への影響が小さいなどの利点を有し
ている。
装置には、以下の様な問題点がある。
ず、圧縮機本体の圧縮効率が低いため、単位原液量に対
する蒸気を圧縮するための必要電力量が大きいこと、運
転経費が高いこと、設備が大きく、重量も重くなるこ
と、さらに圧縮潤滑部へ多量の冷却水を供給する必要が
あること、真空ポンプにおいても、水を必要とし、設備
費および運転経費が高くなる。
管の外表面に散布されるので、液分散不良から生じる熱
交換器伝熱係数の低下がある。
伴い、液ノズル部分でのスラッジによる詰まりおよび分
散不良、各伝熱管外表面の汚れ、液比重または粘度の上
昇などによる伝熱係数の低下に対し、有効に対処するこ
とができない。
は、液が単一分散されているため、伝熱管外面に対する
液流速が遅いことなどから、困難となる場合が多い。
常に単位断面積当たりの蒸発量が低い状態で行わざるを
得ない。従って、単位時間当たりの蒸発量を増大させる
ためには、伝熱面積を増大させるか、或いは圧縮機とし
て圧縮比の高いものを使用しなければならないため、装
置が大型化するとともに、設備費および運転経費が嵩む
という問題がある。
理中に発泡を生じ、発生蒸気側に原液が飛散して、運転
を継続できなくなることがある。
記の様な従来技術の問題点を解消乃至軽減して、小型
で、設備費および運転経費の安価な蒸気圧縮式濃縮技術
を提供することを主な目的とする。
技術の現状に鑑みて鋭意研究を重ねた結果、濃縮装置で
発生する蒸気の圧縮にスクリュー型圧縮機を使用するこ
とにより、新規な液体濃縮技術を完成するに至った。
を提供するものである。
蒸発缶内伝熱管内側からの蒸気の凝縮液とを予熱器にお
いて熱交換させて、原液を予熱する工程、(2)予熱さ
れた原液を蒸発缶内の上部に分散して導入する工程、
(3)蒸発缶内で発生した蒸気をスクリュー型圧縮機で
圧縮・昇温する工程、(4)得られた圧縮蒸気を伝熱管
内側に供給して、伝熱管外の液を加熱・蒸発させる工
程、(5)伝熱管内側における蒸気の凝縮液面高さを一
定に制御するための凝縮液槽から凝縮液を予熱器に導入
する工程、および(6)蒸発缶内の液面高さを示す信号
に対応して濃縮液を蒸発缶塔底から抜き出し、濃縮液貯
槽に送る工程を備えたことを特徴とする液体濃縮方法。
交換器である上記項1に記載の液体濃縮方法。
ン中に設けた背圧弁を通過させた原液を多分散させて蒸
発缶内に導入する上記項1に記載の液体濃縮方法。
の高さを調整するために蒸発缶塔底液をポンプで抜き取
り、原液の導入ラインへ循環する上記項1に記載の液体
濃縮方法。
ーター回転数をインバーター装置により制御する上記項
1に記載の液体濃縮方法。
気量に対応してスクリュー型圧縮機のモーター回転数を
制御する上記項5に記載の液体濃縮方法。
複数のスクリュー型圧縮機が設けられている上記項1に
記載の液体濃縮方法。
圧縮前流側の蒸気ラインとが接続されている上記項1に
記載の液体濃縮方法。
の非凝縮性気体の自動的排出を定期的に行うための電磁
弁を設けた上記項1に記載の液体濃縮方法。
である上記項1に記載の液体濃縮方法。
後流側に減圧運転時に電磁弁の開閉と連動する真空ポン
プを設けた上記項10に記載の液体濃縮方法。
に予熱器および/または蒸発缶内伝熱管外側の汚れによ
る蒸発量の低下に対応するために、補助熱源を蒸発缶内
底部または圧縮機出口ラインへ導入する上記項1に記載
の液体濃縮方法。
記載の液体濃縮方法。
の濃縮技術では用いられたことがなかったスクリュー型
圧縮機であり、次の様な特性を備えている。
可能である。
ある。
圧縮機のモーター回転数を制御することができる。
通常、膨張係数が低く、高熱伝導性のアルミニウム合金
製のケーシング部に一対の雄、雌シリンダーを内蔵する
構造を有しており、高速回転による摩擦熱を速やかに拡
散することが出来る。また、スクリュー型圧縮機のロー
ターも、同様に通常アルミニウム合金製であり、その表
面にフッ素樹脂(例えば、デュポン社から商標名「テフ
ロン」として市販されている)系コーティング材を塗布
してある。この様なケーシングとローターとの組合せに
より、クリアランスを小さくしても、熱膨張が小さくな
り、異物の混入が防止されるとともに、ローターの腐食
を抑制することが出来る。圧縮機は、発生蒸気量に応じ
て、複数個設けることが出来る。
クリュー型圧縮機を使用する場合には、従来の圧縮機を
使用する場合に比して、設備費および運転費が大幅に軽
減される。
一例として、最大吐出圧力として160kPa、最高許容吐出
温度として160℃、最大吸気量として760m3/hr(空気換
算)、圧縮比として約2.3という高い特性を発揮するこ
とができる。
圧縮比限界が約1.8程度で、全断熱効率が約45〜60%で
あるのに対し、スクリュー型圧縮機は、圧縮比1.5で全
断熱効率約65%、圧縮比2〜2.3で約70%と高い性能を発
揮することができる。
吸引および吐出を行い、蒸発缶内での蒸発を効率よく行
わせることは、圧縮機の制御上困難であった。本発明に
おいては、圧縮機の駆動源として高速回転型の誘導電動
機からなるモーターを使用し、このモーターの回転数制
御機構としてインバーター装置を用いる。すなわち、圧
縮機前流側に設けたオリフィス式流量計、フロート式流
量計などにより蒸気発生量を検出するか、或いは凝縮液
量を検出して、これら入力信号の少なくとも1つを調節
計に送り、この調節計からの出力信号をインバーターに
入力して、蒸気発生量が一定となる様にするか、或いは
蒸気発生量に対応してモーターの回転数を増減すること
ができる。その結果、装置全体が簡略化され、始動時な
どのおける制御も容易となる。
コスト低減のために、原液の予熱にプレート型熱交換器
を用いることができる。この予熱器および原液導入ライ
ン内の圧力を蒸発缶内圧力よりも高くすることにより、
予熱器内での気泡生成による伝熱係数の低下を防ぐた
め、予熱器出口(蒸発缶入口)側に背圧弁を設けてい
る。
がある成分(界面活性剤など)が含まれている場合に
は、あらかじめシリコーン系消泡剤を添加してもよい。
消泡剤の添加量は、発泡性成分の含有量などを考慮して
定めれば良く、特に限定されるものではないが、通常30
〜500mg/l程度である。
技術で生じていた液分散不良などによる伝熱係数の低下
を防ぐために、背圧弁を出た原液を蒸発缶上部に設けた
液分散器から伝熱管の外側(上部)に均一に分散散布乃
至滴下させる(この散布乃至滴下手法を「多分散」とい
うことがある)。さらに、スクリュー型上記圧縮機の吸
入前流側に、充填物、フィルター、たれ壁などを配置す
ることにより、原液或いは缶内液に飛来同伴による蒸気
側への混入を防止している。これにより、液は、安定し
た状態で、伝熱管内の圧縮蒸気により加熱・蒸発され、
蒸気側への飛来混入も防止できる。
プで抜き出し、原液導入位置へ循環することにより、液
濃縮度を促進したり、伝熱管外の液流速を増大させて、
伝熱係数を上げることができる。
し、蒸発させた後、凝縮する。本発明においては、伝熱
管内の蒸気の凝縮液面高さを一定に制御するために、凝
縮液槽を設け、これにより、圧縮蒸気の系外への排出に
よる損失を防いでいる。凝縮液槽内の液は、予熱器を経
て液面制御弁から系外に排出され、再利用もしくは放流
される。この凝縮液槽の上部気相部と圧縮前流側の蒸気
ラインとの接続により、凝縮液槽内液面は安定して制御
される。
蒸発缶内の空気などの非凝縮性ガスは、圧縮後流側の蒸
気ラインに設けた電磁弁の開閉により、蒸発缶系外へ排
出される。排出ガスは、ガス中の成分に対応して、必要
ならば、活性炭吸着などにより所定成分を除去した後、
或いは濃縮液タンク内の液にバブリングさせて所定成分
を吸収除去した後、大気中に放出される。或いは、後述
する補助熱源としての蒸気発生用のガスだきボイラーに
おいて、空気と混合して、燃焼処理される。電磁弁の開
閉は、蒸発缶内圧力と連動させる方法や任意のタイマー
設定などにより、自動的に行われる。
受け、塔底部から制御弁を通して排出される。
は、圧縮後流側の蒸気ラインに設けた電磁弁の後流側に
この電磁弁の開閉と連動する真空ポンプを設ける。
の昇温のために、或いは長期運転後の予熱器や蒸発缶伝
熱管の汚れによる蒸発量の低下に応じて、補助熱源(ガ
スだきボイラーからの蒸気など)を、蒸発缶内底部また
は圧縮器出口ラインへ導入する。
細に説明する。なお、以下においては、廃水の濃縮につ
いて説明するが、前述の様に、本発明は、その他の液の
濃縮にも適用できることはいうまでもない。
例を示すフローシートである。濃縮すべき廃水は、廃水
タンク1から、ライン2を経て、廃水ポンプ3において
所定圧力まで昇温された後、ライン4から予熱器5に送
られ、ここで後述するライン18からの凝縮液と熱交換
される。廃水が発泡性成分を含んでいる場合には、消泡
剤タンク(図示せず)から消泡剤を添加しておくことが
できる。
8へ導入される。予熱器5と蒸発缶8との間に背圧弁7
を設けることにより、予熱器5内或いはライン6内など
での内圧を蒸発缶8内の圧力よりも高めることができる
ので、予熱器5内での気泡生成を防止し、伝熱係数の低
下を防ぐことができる。背圧弁7を出た液は、蒸発缶8
内の伝熱管の外側(上部)の分散器9に導入される。分
散器9は、液を伝熱管に対して均一に分散散布乃至滴下
させる構造となっている。
ングなどの充填物および/または活性炭などの濾過材を
充填した充填塔10およびライン11を経てスクリュー
型圧縮機12で圧縮され、昇温される。スクリュー型圧
縮機12は、先述の様に、アルミニウム合金製ケーシン
グ内にアルミニウム合金製の一対の雄および雌ローター
を内蔵した形式のものを使用することが好ましい。得ら
れた圧縮蒸気は、ライン13および30を経て蒸発缶8
の伝熱管14の内側に供給され、伝熱管14外の液を加
熱し、蒸発させる。これにより、伝熱管内の蒸気自体
は、凝縮・液化する。凝縮液は、蒸発缶8の下部からラ
イン15を経て、凝縮液槽16に溜められる。
ぐため、凝縮液槽16での液面は、蒸発缶8から凝縮液
槽16への凝縮液取り出しライン15の位置よりも高く
なる様に、制御する。凝縮液は、ライン18から予熱器
5に送られ、ここで廃液と熱交換し、ライン19上の液
面制御弁(図示せず)を通り、凝縮液タンク20へ送ら
れた後、再利用または放流される。
て、圧縮前流側の蒸発缶8内に接続されている。
響を与える蒸発缶8内の空気などの非凝縮性ガスは、圧
縮後流側の蒸気ライン21に設けた電磁弁22の開閉に
より蒸発缶外へ排出される。この電磁弁22の開閉は、
蒸発缶8内圧力と連動させることにより行ってもよく、
或いはタイマー設定により自動的に行ってもよい。必要
ならば、排出ガスを活性炭などによる吸着処理に供した
り、或いは濃縮液タンク24内の液中にバブリングさせ
る。
計(図示せず)からの信号により、蒸発缶8の下部ライ
ン23および制御弁(図示せず)を通じて、濃縮液タン
ク24に排出される。
抜き出しライン23から循環ポンプ25により抜き出
し、原液ライン6へ循環することにより、伝熱管14外
の液流速を増大させ、伝熱係数を上げることができる蒸
発缶8内の運転圧力が減圧系である場合には、電磁弁2
2の後流側に電磁弁22の開閉と連動する真空ポンプ
(図示せず)を設ける。
熱・昇温のために、或いは長期運転後に予熱器5、蒸発
缶8の伝熱管などの汚れによる蒸発量の低下に応じて、
補助熱源として、例えばガスだきボイラー26からの蒸
気をライン27およびライン28を経て、或いはライン
27、ライン29およびライン30を経て、導入する。
汚れとそれに伴う伝熱係数の低下を生じた場合には、運
転中に廃水の供給を一時的に中断し、工業用水を供給す
ることにより、汚れを洗浄・除去することができる。
浄廃水、写真現像液、定着液および洗浄廃水などの濃縮
・減容化、原液中の有用成分或いは不純物の蒸留分離、
食品工業での溶液(だし汁、ジュース、ミルクなど)の
濃縮などの広い分野で利用できる。本発明は、その他の
分野でも利用可能であり、ここに例示した分野での利用
に限定されるものではない。
効果が達成される。
セスが簡単であり、設備が小型化されるので、設備費、
運転経費などが低減される。
る。
とができる。
明の特徴とするところをより一層明らかにする。
わち、メッキ工場廃水(銅イオン濃度5000mg/l、比重1.
01)を原液として、常圧下に表1に示す条件によりその
濃縮処理を行った。
h/m3であり、ガスだきボイラーで補助熱源としての蒸
気を発生させるために使用した都市ガス量は、2.3Nm3/
m3であった。その結果、本発明方法における運転経費
は、特開昭59-26184号公報記載の従来技術での運転経費
の約1/4となり、大幅な経費削減が達成された。また、
本発明方法による濃縮処理は、安定して継続することが
可能であった。
比重、銅イオン濃度などを表2に示す。
運転後約20時間で約10倍に濃縮されており、銅イオンは
全量濃縮液に移行していることが明らかである。これら
の結果は、本発明によれば、測定容易な濃縮液の比重に
より、原液の濃縮工程を管理することができるので、煩
雑な操作を必要とする液中含有成分の濃度分析を行う必
要はないことを明らかにしている。その結果、廃水など
の原液の処理コストが大幅に低下する。
水の濃縮処理を行った。その条件を表3に示す。
ため、実施例1に比して約1.4倍に増大したが、より一
層安定した濃縮処理が可能であった。本実施例におい
て、電力原単位が増加した理由は、蒸気の比容積が、76
0mmHgにおいて1.673m3/kgであるのに対し、200mmHgに
おいては5.842m3/kgとなるため、減圧下では圧縮のた
めの蒸気流量が増加することによる。
を約3%含有する)を実施例1と同様にして濃縮処理に
供したところ、蒸発缶の伝熱管外の温度が約60℃を超え
始めた時点で異常発泡現象を生じた。その結果、廃水が
ライン9、圧縮機10、ライン11、蒸発缶伝熱管内
側、凝縮液槽13、予熱器5を経て凝縮器ラインから排
出され、運転が全く不可能となった。
度が200ppmとなる割合で添加した後、実施例1と同様に
して処理を行ったところ、発泡現象を乗じることなく、
実施例1とほぼ同様の良好な処理結果が得られた。
液との混合廃液)の濃縮処理を行った。その条件を表4
に示す。
の性状と得られた凝縮液の性状とを併せて示す。なお、
廃水と凝縮液のCODは、マンガン法により測定した値で
ある。
を行うこなく放流可能な水質を有している。また、濃縮
処理は、安定して長時間継続することが可能であった。
は実施例1と同様にして濃縮処理を行った。その条件を
表6に示し、廃水および得られた凝縮液の性状を表7に
示す。
約90%の割合で生成する凝縮水は、二次処理を行うこと
なく、そのまま放流し或いは再利用することが可能であ
る。
ーシートである。
Claims (13)
- 【請求項1】液体濃縮方法において、(1)原液と蒸発
缶内伝熱管内側からの蒸気の凝縮液とを予熱器において
熱交換させて、原液を予熱する工程、(2)予熱された
原液を蒸発缶内の上部に分散して導入する工程、(3)
蒸発缶内で発生した蒸気をスクリュー型圧縮機で圧縮・
昇温する工程、(4)得られた圧縮蒸気を伝熱管内側に
供給して、伝熱管外の液を加熱・蒸発させる工程、
(5)伝熱管内側における蒸気の凝縮液面高さを一定に
制御するための凝縮液槽から凝縮液を予熱器に導入する
工程、および(6)蒸発缶内の液面高さを示す信号に対
応して濃縮液を蒸発缶塔底から抜き出し、濃縮液貯槽に
送る工程を備えたことを特徴とする液体濃縮方法。 - 【請求項2】工程(1)の予熱器が、プレート型熱交換
器である請求項1に記載の液体濃縮方法。 - 【請求項3】工程(2)において、原液の導入ライン中
に設けた背圧弁を通過させた原液を多分散させて蒸発缶
内に導入する請求項1に記載の液体濃縮方法。 - 【請求項4】工程(2)において、蒸発缶内の液面の高
さを調整するために蒸発缶塔底液をポンプで抜き取り、
原液の導入ラインへ循環する請求項1に記載の液体濃縮
方法。 - 【請求項5】工程(3)のスクリュー型圧縮機のモータ
ー回転数をインバーター装置により制御する請求項1に
記載の液体濃縮方法。 - 【請求項6】工程(3)において、蒸発缶内発生蒸気量
に対応してスクリュー型圧縮機のモーター回転数を制御
する請求項5に記載の液体濃縮方法。 - 【請求項7】工程(3)において、蒸気量に応じて複数
のスクリュー型圧縮機が設けられている請求項1に記載
の液体濃縮方法。 - 【請求項8】工程(5)の凝縮液槽の上部気相部と圧縮
前流側の蒸気ラインとが接続されている請求項1に記載
の液体濃縮方法。 - 【請求項9】圧縮後流側の蒸気ラインに、蒸発缶内の非
凝縮性気体の自動的排出を定期的に行うための電磁弁を
設けた請求項1に記載の液体濃縮方法。 - 【請求項10】蒸発缶内の運転圧力が常圧又は減圧であ
る請求項1に記載の液体濃縮方法。 - 【請求項11】圧縮後流側の蒸気ラインの電磁弁の後流
側に減圧運転時に電磁弁の開閉と連動する真空ポンプを
設けた請求項10に記載の液体濃縮方法。 - 【請求項12】スタートアップ時または長期運転時に予
熱器および/または蒸発缶内伝熱管外側の汚れによる蒸
発量の低下に対応するために、補助熱源を蒸発缶内底部
または圧縮機出口ラインへ導入する請求項1に記載の液
体濃縮方法。 - 【請求項13】補助熱源が蒸気である請求項12に記載
の液体濃縮方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7133797A JPH10263301A (ja) | 1997-03-25 | 1997-03-25 | 液体濃縮方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP7133797A JPH10263301A (ja) | 1997-03-25 | 1997-03-25 | 液体濃縮方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10263301A true JPH10263301A (ja) | 1998-10-06 |
Family
ID=13457603
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7133797A Pending JPH10263301A (ja) | 1997-03-25 | 1997-03-25 | 液体濃縮方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH10263301A (ja) |
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