JPH10260890A

JPH10260890A - ハイパーテキストデータブラウジングシステム

Info

Publication number: JPH10260890A
Application number: JP9065195A
Authority: JP
Inventors: Masayuki Fujisawa; 雅之藤澤; Katsuyoshi Doi; 克良土居
Original assignee: Sharp Corp
Current assignee: Sharp Corp
Priority date: 1997-03-18
Filing date: 1997-03-18
Publication date: 1998-09-29

Abstract

(57)【要約】【課題】ハイパーテキストに対して高速アクセスが可
能であり、かつ接続時間を短縮でき、結果的に携帯端末
タイプとして好適なハイパーテキストデータブラウジン
グシステムを提供する。【解決手段】利用者がハイパーテキストブラウザ１０
を用い、収集指示をハイパーテキストデータ収集装置２
０に与えると、ハイパーテキストブラウザ１０は、これ
らの収集指示をハイパーテキストデータ収集装置２０に
転送する。すると、ハイパーテキストデータ収集装置２
０がこの収集指示どおりにぺ一ジデータを自動的に収集
し、これら複数のページデータを１つのファイルにまと
めて圧縮し、ｐａｃｋｅｄｄａｔａを生成する。その
後、ｐａｃｋｅｄｄａｔａは読み出されて、ハイパー
テキストブラウザ１０に表示される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットの
サービスの１つであるＷＷＷ（ｗｏｒｌｄｗｉｄｅ
ｗｅｂ）等のハイパーテキストを利用するコンピュー
タ、携帯端末装置等の情報処理装置に関し、より詳しく
は、ハイパーテキストに対して高速アクセスが可能であ
り、かつ接続時間を短縮できるハイパーテキストデータ
ブラウジングシステムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、ハイパーテキストに対して高速ア
クセスを可能にする技術として、以下に示すものが存在
する。

【０００３】（１）ｐｒｏｘｙ（代理）サーバーによる
キャッシュ機構を利用し、同じページに対する２度目以
降のアクセスではこのキャッシュ機構のデータを利用す
る。

【０００４】この手法によれば、遠くのサーバーのデー
タを近くのｐｒｏｘｙサーバーから取り込めるので、そ
の分、アクセスは速くなる。また、これによりサーバー
の負荷を減少できるので、キャッシュ機構のデータを利
用できない場合でもサーバへのアクセスが速くなる。従
って、この（１）の手法によれば、プロバイダへの接続
料金、電話料金が少なくて済む、という利点を有する。

【０００５】（２）インターネットヘ自動的に接続し、
利用者が指定したぺ一ジ（ＵＲＬ）を次々と自動的に巡
回してページデータを収集し、利用者のローカルファイ
ルに取り込み、終了すると自動的に接続を切断する。利
用者は接続切断後にローカルファイルのページをブラウ
ジングする。

【０００６】このため、この（２）の手法によれば、接
続時間はローカルファイルに取り込む時間だけで済むの
で、プロバイダへの接続料金、電話料金が少なくて済
む。この結果、利用者は、ゆっくりブラウジングできる
という利点がある。また、ローカルファイルのページデ
ータをアクセスするので、アクセス時間が短くて済む、
という利点も有する。

【０００７】（３）利用者はｐｒｏｘｙサーバーに接続
し、ホームページ収集指示を行ない、一旦ｐｒｏｘｙサ
ーバーとの接続を絶つ。ｐｒｏｘｙサーバーは指示を受
けたページの内容を自動的に収集し、格納する。利用者
は一定時間後、再度接続し、目的のページのデータの格
納が終了していればページデータを取り出しブラウジン
グする。

【０００８】これによって、ｐｒｏｘｙサーバーがペー
ジデータを収集、格納している間、利用者は一旦接続を
切ることができるので、この間は、プロバイダへの接続
料金、電話料金がかからない。また、ブラウジング時は
近くのｐｒｏｘｙサーバーに格納されているページデー
タをアクセスするので、アクセス時間が短い。よって、
この（３）の手法によれば、プロバイダへの接続料金、
電話料金が少なくて済む、という利点を有する。

【０００９】（４）特開平８−８７５２６号公報には、
ある文書とそこからの関連先の文書との間の関連度の計
算を行ない、関連度の高い文書を自動的に選択して表示
端末に事前転送する手法が開示されている。

【００１０】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
（１）〜（４）の手法では、以下に示す問題がある。

【００１１】まず、上記（１）の手法では、実際のｐｒ
ｏｘｙサーバーからデータを取り込むので、ｐｒｏｘｙ
サーバーのキャッシュデータにヒットしなければ、デー
タを取り込むことができない。

【００１２】また、ｐｒｏｘｙサーバーのキャッシュデ
ータにヒットしても、実際のｐｒｏｘｙサーバーのデー
タが更新されていれば、ｐｒｏｘｙサーバーのキャッシ
ュデータは使えない。このような、問題点を有する故、
上記（１）の手法は、あまり有効とはいえない。

【００１３】また、上記（２）の手法では、利用者が指
定したページのデータが遠くのサーバーにある、サーバ
ーの負荷が高い、等の理由で、このサーバーからのデー
タ転送が遅くなる。このため、データを収集し、ローカ
ルファイルに取り込むのに時間がかかる。

【００１４】従って、上記（２）の手法は、接続時間の
短縮という観点からはあまり有効とはいえない。

【００１５】また、上記（３）の手法では、ページデー
タはｐｒｏｘｙサーバーに格納されているので、上記
（１）の手法と組み合わせれば、接続時間は短くて済
む。しかしながら、指定したページのデータをｌつずつ
全て取り込む必要があるので、オーバーヘッドが大き
い、不必要なデータも転送される、等の解消すべき問題
点がある。

【００１６】また、上記（４）の手法では、関連情報が
頻繁に更新されるページでは意味を持たない。また、表
示端末の個々の特性に応じてデータを加工することがで
きないという問題点もある。

【００１７】本発明は、このような現状に鑑みてなされ
たものであり、ハイパーテキストに対して高速アクセス
が可能であり、かつ接続時間を短縮でき、結果的に携帯
端末タイプとして好適なハイパーテキストデータブラウ
ジングシステムを提供することを目的とする。

【００１８】本発明の他の目的は、利用者個人の好み、
環境に応じたデータを収集することができるハイパーテ
キストデータブラウジングシステムを提供することにあ
る。

【００１９】また、本発明の他の目的は、利用者が望む
データを望むページデータ順で、しかも短い転送時間で
転送できるハイパーテキストデータブラウジングシステ
ムを提供することにある。

【００２０】また、本発明の他の目的は、収集したペー
ジデータをそのまま表示・再生することができ、使い勝
手を向上できるハイパーテキストデータブラウジングシ
ステムを提供することにある。

【００２１】また、本発明の他の目的は、既存のシステ
ムを利用することができ、結果的に低コストで、上記諸
機能を発揮できるハイパーテキストデータブラウジング
システムを提供することにある。

【００２２】

【課題を解決するための手段】本発明のハイパーテキス
トデータブラウジングシステムは、テキスト情報中に、
該テキスト情報から参照するファイルの場所を埋め込ん
でおき、埋め込まれた場所を指定すると該ファイルを参
照でき、更に該ファイルから関連する情報をいもづる式
に辿っていくことができるハイパーテキストを扱う情報
処理装置において、ハイパーテキストデータを利用する
際に利用者が操作を行い、また表示を行うハイパーテキ
ストブラウザと、該ハイパーテキストブラウザからの指
示によってハイパーテキストデータを自動収集するハイ
パーテキストデータ収集装置と有しており、そのことに
より上記目的が達成される。

【００２３】好ましくは、前記ハイパーテキストブラウ
ザは、前記ハイパーテキストデータ収集装置がページデ
ータを収集する際に用いる指示を設定するデータ収集・
加工指示設定手段を有し、該ハイパーテキストデータ収
集装置は、該ハイパーテキストブラウザ内の該データ収
集・加工指示設定手段で設定された内容を記憶する収集
・加工指示記憶手段を有する構成とする。

【００２４】また、好ましくは、前記ハイパーテキスト
ブラウザは、前記ハイパーテキストデータ収集装置がペ
ージデータを加工、圧縮したｐａｃｋｅｄｄａｔａを
受け取って記憶するｐａｃｋｅｄｄａｔａ記憶手段
と、該ｐａｃｋｅｄｄａｔａ記憶手段からｐａｃｋｅ
ｄｄａｔａを読み出して逆変換を行ない、データ伸長
するｐａｃｋｅｄｄａｔａ逆変換手段と、逆変換され
たｐａｃｋｅｄｄａｔａを表示・再生する表示・再生
手段とを有し、該ハイパーテキストデータ収集装置は、
インターネットを介して取り込んだページデータを記憶
するページデータ記憶手段と、該ページデータ記憶手段
からページデータ読み出し、データ加工して１つのファ
イルにまとめて圧縮するページデータ加工・圧縮手段と
を有する構成とする。

【００２５】また、好ましくは、前記ｐａｃｋｅｄｄ
ａｔａは、複数のハイパーテキストブラウザ間で直接デ
ータ交換を行うことができ、更に該複数のハイパーテキ
ストブラウザはｐａｃｋｅｄｄａｔａの逆変換を行っ
て表示、再生することができる構成とする。

【００２６】また、好ましくは、前記ハイパーテキスト
データ収集装置は、既存のｐｒｏｘｙサーバーに前記ペ
ージデータ記憶手段及び前記ページデータ加工・圧縮手
段を付加して構成する。

【００２７】以下に、本発明の作用を説明する。

【００２８】上記構成のハイパーテキストデータブラウ
ジングシステムによれば、利用者はハイパーテキストブ
ラウザからハイパーテキストデータ収集装置に接続し、
ハイパーテキストデータ収集装置にページデータの収集
・加工指示を行ない、一旦接続を絶つ。すると、ハイパ
ーテキストデータ収集装置は、指示を受けたページの内
容を自動的に収集し、データ加工して１つのファイルに
まとめて圧縮する。

【００２９】利用者は、一定時間経過後、再度接続し、
目的のページのデータの収集、加工・圧縮が終了してい
れば、このページデータを取り出し、展開してブラウジ
ングする。これによって、ハイパーテキストデータ収集
装置が、ページデータを収集、加工・圧縮している間、
利用者は一旦接続を切ることができる。また、ハイパー
テキストデータ収集装置上のデータは、１つのファイル
にまとめられているので、取り出す際のオーバーヘッド
も小さい。

【００３０】また、圧縮の際、優先順にページデータを
並び替えたり、不必要な部分は無くして圧縮したり、更
に、画像データをなくす、縮小する、色数、解調度、解
像度を落す、音声の質を落す等、利用者が使用している
ハイパーテキストブラウザの特性に応じて、ページデー
タを変換しておくことも可能になる。

【００３１】特に、携帯用のハイパーテキストブラウザ
でのブラウジングでは、アクセス速度が遅い、消費電力
が上げられない、画面が小さい、等といった課題を考慮
して最適になるように変換することで、課題を解決でき
る。

【００３２】更に、ハイパーテキストデータ収集装置が
取り込んだ圧縮データをそのまま保存したり、他のハイ
パーテキストブラウザ間でデータ交換ができる。

【００３３】

【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づき具体的に説明する。

【００３４】まず、図１に基づき、本発明ハイパーテキ
ストデータブラウジングシステムを用いてハイパーテキ
ストを利用する場合について説明する。利用者はハイパ
ーテキストブラウザ１０を操作して、直接ページ（ＵＲ
Ｌ）を入力したり、ページデータ上のリンク（関連情
報）をたどりページデータの場所を指定する。

【００３５】ここで、ハイパーテキストブラウザ１０
は、インターネット１を介して目的のページデータがあ
るサーバー２からページデータを取り込む。また、同図
中の右側に示すように、インターネット１との間にｐｒ
ｏｘｙサーバー３を介している場合は、多くのｐｒｏｘ
ｙサーバー３は、キャッシュ機構（キャッシュメモリ）
を持っているので、キャッシュ機構上にそのページデ一
夕があればｐｒｏｘｙサーバー３からインターネット１
を介してページデータがハイパーテキストブラウザ１０
に転送される。

【００３６】図２に示すように、本発明のハイパーテキ
ストデータブラウジングシステムでは、上記ハイパーテ
キストブラウザ１０と分離してハイパーテキストデータ
収集装置２０が設けられている。以下に図２に基づき、
ハイパーテキストデータ収集装置２０が、ｐｒｏｘｙサ
ーバー３とハイパーテキストブラウザ１０との間に接続
されている場合を例にとって、本実施形態のハイパーテ
キストデータブラウジングシステムの動作を説明する。

【００３７】利用者はハイパーテキストブラウザ１０を
用い、例えば以下の収集指示をハイパーテキストデータ
収集装置２０に与える。

【００３８】・あるページ（ＵＲＬ）を、・リンクレベル×までで、・ローカルリンクのみ（指定したＵＲＬのサーバー２内
のページのみ）で、・何時から何分間で、・テキストを優先で、イメージはその後に、・動画は不要、・最大収集データ容量は×ＫＢで収集する。

【００３９】すると、ハイパーテキストブラウザ１０
は、これらの収集指示をハイパーテキストデータ収集装
置２０に転送する。ハイパーテキストデータ収集装置２
０は、この収集指示どおりにぺ一ジデータを自動的に収
集し、これら複数のページデータを１つのファイルにま
とめて圧縮し、ｐａｃｋｅｄｄａｔａを生成する。利
用者はその後ハイパーテキストブラウザ２０から指示を
行い、ｐａｃｋｅｄｄａｔａを読み出し、ハイパーテ
キストブラウザ１０に表示させる。

【００４０】次に、図３に基づき、ハイパーテキストブ
ラウザ１０及びハイパーテキストデータ収集装置２０の
ハード構成について説明する。

【００４１】図３において、ハイパーテキストブラウザ
１０は、ハイパーテキストブラウザ１０全体を制御する
ブラウザ制御手段（例えば、１チップＣＰＵ）１１と、
ハイパーテキストデータ収集装置２０へ指示する収集内
容を設定する収集指示設定手段１２と、ハイパーテキス
トデータ収集装置２０から読み出したｐａｃｋｅｄｄａ
ｔａを記憶するｐａｃｋｅｄｄａｔａ記憶手段１３
（例えば、ＲＡＭ）と、このｐａｃｋｅｄｄａｔａを
ページデータに戻すｐａｃｋｅｄｄａｔａ逆変換手段
（データ伸長器）１４と、このページデータを表示する
ページデータ表示・再生手段１５とで構成されている。

【００４２】一方、ハイパーテキストデータ収集装置２
０は、ハイパーテキストデータ収集装置２０全体を制御
するデータ収集制御手段（例えば、１チップＣＰＵ）２
１と、ハイパーテキストブラウザ１０から指示された収
集内容を記憶しておく収集指示記憶手段（例えば、ＲＡ
Ｍ）２２と、収集したページデータを記憶するページデ
ータ記憶手段（例えば、ＲＡＭ）２３と、それを収集指
示記憶手段２２の内容に従って変換し、ｐａｃｋｅｄ
ｄａｔａを生成するページデータ変換手段（データ圧縮
器）２４とで構成されている。

【００４３】次に、図４に基づき、ハイパーテキストブ
ラウザ１０の処理内容について説明する。ブラウザ制御
手段１１は、図示しないＲＯＭに格納されているプログ
ラムがスタートすると、ステップＡ１で利用者による収
集指示を待つ。ここで、利用者は、取り込みたいページ
データのＵＲＬや、その他の収集指示を図３の収集指示
設定手段１２に設定する。

【００４４】例えば、・ｈｔｔｐ：／／ｗｗｗ．ｘｘｘ．ｃｏ．ｊｐ／を、・リンクレベル２までで、・ローカルリンクのみで、・午前０時から３０分間で、・テキストを優先で、イメージはその後に、・動画、音声データは不要、・最大収集データ容量は、５００ＫＢで収集する。

【００４５】という指示を設定する。

【００４６】利用者によって上記設定がなされると、ブ
ラウザ制御手段１１は、ステップＡ１で入力された収集
指示を、ハイパーテキストデータ収集装置２０に転送す
る。

【００４７】すると、ハイパーテキストデータ収集装置
２０が、ページデータの収集・加工圧縮変換を行い、ｐ
ａｃｋｅｄｄａｔａの生成作業を行う。この作業に
は、所定時間を要するので、ブラウザ制御手段１１は、
一定時間経過するのを待つ（ステップＡ３）。この待ち
時間は、例えば１０分おきとしておく。

【００４８】次に、ブラウザ制御手段１１は、ハイパー
テキストデータ収集装置２０の収集装置制御手段２１に
ｐａｃｋｅｄｄａｔａを要求する（ステップＡ４）。
生成が終了していれば、ハイパーテキストデータ収集装
置２０よりｐａｃｋｅｄｄａｔａが転送されてくるの
で、これを確認した時点で、ステップＡ５に進み、転送
されていない場合は、ステップＡ３以降を再行する。

【００４９】次に、ブラウザ制御手段１１は、ステップ
Ａ５で、転送されて来たｐａｃｋｅｄｄａｔａを読み
込み、ｐａｃｋｅｄｄａｔａ記憶手段１３に記憶す
る。

【００５０】次に、利用者がハイパーテキストブラウザ
１０を操作して表示操作を行うと、ブラウザ制御手段１
１は、ｐａｃｋｅｄｄａｔａ逆変換手段１４でｐａｃ
ｋｅｄｄａｔａを逆変換して伸長し、表示・再生手段
１５に表示させる（ステップＡ６）。

【００５１】次に、図５に基づき、ハイパーテキストデ
ータ収集装置２０の処理内容について説明する。ハイパ
ーテキストデータ収集装置２０のデータ収集制御手段２
１は、図示しないＲＯＭに格納されたプログラムがスタ
ートし、ハイパーテキストブラウザ１０からの収集指示
（ステップＡ２）を受けとると、この収集指示を収集指
示記憶手段２２に記憶させる（ステップＢ１）。

【００５２】次に、データ収集制御手段２１は、収集指
示記憶手段２２に記憶された指示内容に従って、インタ
ーネット１を介して目的のページデータがあるサーバー
２からページデータを取り込んで、ページデータ記憶手
段２３に記憶させる（ステップＢ２）。図６は、ページ
データ記憶手段２３に記憶されたページデータのリンク
関係を示す。リンクレベル２までのテキストデータＴ₁
〜Ｔ₄とイメージデータＩ₁〜Ｉ₅が存在する。

【００５３】さて、上記のステップＡ１で設定した指示
では、データ収集制御手段２１は、例えば以下の要領で
ページデータを取り込む。

【００５４】・午前０時になると収集作業を開始する。

【００５５】・指定したＵＲＬのサーバー２内のページ
のみ読み込む。

【００５６】・指定したＵＲＬからのリンクをたどって
２段目までのデ一夕を読み込む。

【００５７】・動画、音声は収集しない。

【００５８】・３０分たったら、すべてのページの収集
が終了していなくても、そこで終了する。

【００５９】・収集したデータの合計が５００ＫＢを越
えたら、すべてのぺ一ジの収集が終了していなくても、
そこで終了する。

【００６０】次に、データ収集制御手段２１は、ページ
データ記憶手段２３内のページデータ及び収集指示記憶
手段２２内の指示内容を読み出して、ページデータ変換
手段２４に与える。すると、ページデータ変換手段２４
は、指示内容に従ってページデータを加工し、ｐａｃｋ
ｅｄｄａｔａに変換する（ステップＢ３）。

【００６１】例えば、ステップＡ１で設定した指示で
は、次の要領でｐａｃｋｅｄｄａｔａに変換する。

【００６２】・テキスト部分のデータＴ₁〜Ｔ₄を前の方
に、イメージデータＩ₁〜Ｉ₅はその後に並び替える。

【００６３】・一つのデータファイルにまとめて圧縮
し、ｐａｃｋｅｄｄａｔａに変換する。

【００６４】図７は、図６のデータを並び替え、一つの
データファイルにまとめて圧縮したｐａｃｋｅｄｄａ
ｔａの様子を示している。一つのデータファイルにまと
めて圧縮する方法、その逆の変換については、さまざま
な既存の方法があり、どれを用いても良い。

【００６５】次に、データ収集制御手段２１は、ｐａｃ
ｋｅｄｄａｔａの生成が終了していれば、ハイパーテ
キストブラウザ１０のブラウザ制御手段１１からの要求
時にｐａｃｋｅｄｄａｔａを転送する（ステップＢ
４）。

【００６６】なお、上記の説明では、ｐｒｏｘｙサーバ
ー３とハイパーテキストプラウザ１０との間に、本発明
によるハイパーテキストデータ収集装置２０を設けた
が、ｐｒｏｘｙサーバー３を用いない場合は、インター
ネット１とハイパーテキストブラウザ１０の間に設けれ
ばよい。

【００６７】また、ｐｒｏｘｙサーバー３自体に上記の
ようなハイパーテキストデータ自動収集機能を付加する
構成をとることも可能である。

【００６８】

【発明の効果】以上の本発明ハイパーテキストデータブ
ラウジングシステムによれば、ハイパーテキストブラウ
ザとハイパーテキストデータ収集装置が分離され、ハイ
パーテキストデータ収集装置がデータ収集中は、ハイパ
ーテキストブラウザはインターネットに接続しなくて済
むので、収集後のブラウジング時は近くのハイパーテキ
ストデータ収集装置からデータを取り出してブラウジン
グできる。このため、アクセスが速くなり、しかも接続
時間が短くて済む。従って、特に携帯用のハイパーテキ
ストブラウザでのブラウジングでは、アクセス速度が遅
い、消費電力をあげられない、画面が小さい、等といっ
た課題を改善できる。

【００６９】ハイパーテキストブラウザからハイパーテ
キストデータ収集装置にページデータを収集する際に用
いる指示を設定することにより、利用者個人の好み、環
境に合わせてデータを収集することができるので、さら
に不利な条件を改善できる。

【００７０】また、特に請求項３記載のハイパーテキス
トデータブラウジングシステムによれば、ハイパーテキ
ストデータ収集装置が収集したページデータを加工し、
１つのデータファイルにまとめて圧縮したｐａｃｋｅｄ
ｄａｔａに変換し、ハイパーテキストブラウザに渡す
ことによって、利用者が望むデータを望むデータ順で、
圧縮状態でデータの転送を行うことができる。このた
め、データ転送時間を短縮でき、望みのページデータの
み望みの順序で到着するので、最小限の資源を消費する
のみでブラウジングすることができる。この結果、ｐａ
ｃｋｅｄｄａｔａ生成の加工時に、イメージを縮小す
る、カラーデータの色数を落とす、白黒化する、音声の
質を落す、等の処理も可能になる。

【００７１】また、特に請求項４記載のハイパーテキス
トデータブラウジングシステムによれば、ハイパーテキ
ストデータ収集装置が収集したページデータを加工し、
１つのデータファイルにまとめて圧縮したｐａｃｋｅｄ
ｄａｔａは、ハイパーテキストブラウジングシステム
の複数のハイパーテキストブラウザ間で直接データ交換
を行うことができ、しかもハイパーテキストブラウザは
ｐａｃｋｅｄｄａｔａの逆変換手段を有しているの
で、そのまま表示、再生することができる。

【００７２】また、特に請求項５記載のハイパーテキス
トデータブラウジングシステムによれば、既存のｐｒｏ
ｘｙサーバー自体にハイパーテキストデータを自動収集
する機能を付加すれば、ハイパーテキストデータ収集装
置を実現できるので、低コストで本発明のハイパーテキ
ストデータブラウジングシステムを実現できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明ハイパーテキストデータブラウジングシ
ステムを用いてハイパーテキストを利用する場合の概略
システム構成を示す図。

【図２】本発明ハイパーテキストデータブラウジングシ
ステムを用いてハイパーテキストを利用する場合の図１
よりも具体的なシステム構成を示す図。

【図３】本発明ハイパーテキストデータブラウジングシ
ステムのハード構成を示すブロック図。

【図４】ハイパーテキストブラウザの処理の流れを示す
フローチャート。

【図５】ハイパーテキストデータ収集装置の処理の流れ
を示すフローチャート。

【図６】ページデータ記憶手段に読み込んだデータのリ
ンクの状態の例を示す図。

【図７】図６のページデータをページデータ加工手段で
加工して圧縮する例を示す図。

【符号の説明】

１インターネット２サーバー３ｐｒｏｘｙサーバー１０ハイパーテキストブラウザ１１ブラウザ制御手段１２収集・加工指示設定手段１３ｐａｃｋｅｄｄａｔａ記憶手段１４ｐａｃｋｅｄｄａｔａ逆変換手段１５表示・再生手段２０ハイパーテキストデータ収集装置２１データ収集制御手段２２収集・加工指示記憶手段２３ページデータ記憶手段２４ページデータ加工・圧縮手段

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】テキスト情報中に、該テキスト情報から
参照するファイルの場所を埋め込んでおき、埋め込まれ
た場所を指定すると該ファイルを参照でき、更に該ファ
イルから関連する情報をいもづる式に辿っていくことが
できるハイパーテキストを扱うハイパーテキストデータ
ブラウジングシステムにおいて、ハイパーテキストデータを利用する際に利用者が操作を
行い、また表示を行うハイパーテキストブラウザと、該ハイパーテキストブラウザからの指示によってハイパ
ーテキストデータを自動収集するハイパーテキストデー
タ収集装置と有するハイパーテキストデータブラウジン
グシステム。
【請求項２】前記ハイパーテキストブラウザは、前記
ハイパーテキストデータ収集装置がページデータを収集
する際に用いる指示を設定するデータ収集・加工指示設
定手段を有し、該ハイパーテキストデータ収集装置は、
該ハイパーテキストブラウザ内の該データ収集・加工指
示設定手段で設定された内容を記憶する収集・加工指示
記憶手段を有する請求項１記載のハイパーテキストデー
タブラウジングシステム。
【請求項３】前記ハイパーテキストブラウザは、前記ハイパーテキストデータ収集装置がページデータを
加工、圧縮したｐａｃｋｅｄｄａｔａを受け取って記
憶するｐａｃｋｅｄｄａｔａ記憶手段と、該ｐａｃｋｅｄｄａｔａ記憶手段からｐａｃｋｅｄ
ｄａｔａを読み出して逆変換を行ない、データ伸長する
ｐａｃｋｅｄｄａｔａ逆変換手段と、逆変換されたｐａｃｋｅｄｄａｔａを表示・再生する
表示・再生手段とを有し、該ハイパーテキストデータ収集装置は、インターネットを介して取り込んだページデータを記憶
するページデータ記憶手段と、該ページデータ記憶手段からページデータ読み出し、デ
ータ加工して１つのファイルにまとめて圧縮するページ
データ加工・圧縮手段とを有する請求項１又は請求項２
記載のハイパーテキストデータブラウジングシステム。
【請求項４】前記ｐａｃｋｅｄｄａｔａは、複数の
ハイパーテキストブラウザ間で直接データ交換を行うこ
とができ、更に該複数のハイパーテキストブラウザはｐ
ａｃｋｅｄｄａｔａの逆変換を行って表示、再生する
ことができる請求項１〜請求項３のいずれかに記載のハ
イパーテキストデータブラウジングシステム。
【請求項５】前記ハイパーテキストデータ収集装置
は、既存のｐｒｏｘｙサーバーに前記ページデータ記憶
手段及び前記ページデータ加工・圧縮手段を付加して構
成されている請求項１〜請求項４のいずれかに記載のハ
イパーテキストデータブラウジングシステム。