JPH10258781A - 階段昇降搬送車 - Google Patents

階段昇降搬送車

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Publication number
JPH10258781A
JPH10258781A JP32261997A JP32261997A JPH10258781A JP H10258781 A JPH10258781 A JP H10258781A JP 32261997 A JP32261997 A JP 32261997A JP 32261997 A JP32261997 A JP 32261997A JP H10258781 A JPH10258781 A JP H10258781A
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JP
Japan
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endless track
stairs
luggage
endless
main body
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Pending
Application number
JP32261997A
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English (en)
Inventor
Shigeki Fujiwara
茂喜 藤原
Hideki Yamashita
秀樹 山下
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 背の高い荷物を載せた状態でも支障なく階段
を昇降させることができるものとする。 【解決手段】 無限軌道20を備えた本体1と、該本体
1上に設けられた荷物搭載部6と、上記無限軌道20の
ための駆動部21と、本体に対する荷物搭載部6の傾斜
角度を変更する傾斜角制御部3と、上記駆動部21及び
傾斜角制御部3に動作指示を与える指示部71,75と
を具備する。階段昇降時には荷物を傾かせておき、踊り
場に差しかかったり昇降を終えたなら荷物を直立させる
ことにより、荷物が階段室の壁面や天井面に当たること
がないようにすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は階段の昇降を行う階
段昇降搬送車、殊に背の高い荷物を載せる荷車に好適に
用いることができる階段昇降搬送車に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】荷物を載せた本体にモータ駆動の無限軌
道(クローラ)を設けて、階段走行を行うことができる
ようにした運搬車が特開平5−170104号公報に示
されている。これは荷物を載せるための搭載部の背面に
無限軌道を配したもので、階段の複数段のステップの角
部と噛み合いながら回転する無限軌道が搭載部を昇降さ
せる。このような運搬車であれば、重い荷物を載せてい
る時も階段の昇降を楽に行うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記のものは、
搭載部に乗せた荷物が例えば背の高い冷蔵庫(180c
m以上の高さ)であれば、搭載部の上に荷物を寝かせて
昇降させることになるが、この場合、狭い階段の踊り場
を通過する時、搭載部の下方が未だ階段部分に位置する
にもかかわらず、荷物の上方が壁などに当たってしま
い、踊り場での方向転換ができないことがある。無限軌
道上に搭載部を予め傾けた状態で設けて、無限軌道で階
段を昇降している時に搭載部に乗せた荷物が直立状態と
なるようにした場合は、踊り場での方向転換に際して踊
り場を囲む壁に荷物が当たらないようにすることができ
るが、背の高い荷物を直立状態で階段昇降させたなら
ば、荷物の上端が階段室の天井面にあたってしまうこと
が多々生じる。
【0004】本発明はこのような点に鑑み為されたもの
であり、その目的とするところは背の高い荷物を載せた
状態でも支障なく階段を昇降させることができる階段昇
降搬送車を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、無限
軌道を備えた本体と、該本体上に設けられた荷物搭載部
と、上記無限軌道のための駆動部と、本体に対する荷物
搭載部の傾斜角度を変更して荷物搭載部を非水平状態に
する傾斜角制御部と、上記駆動部及び傾斜角制御部に動
作指示を与える指示部とを具備することに特徴を有して
いる。階段昇降時には荷物を傾かせておき、踊り場に差
しかかったり昇降を終えたなら荷物を直立させることに
より、荷物が階段室の壁面や天井面に当たることがない
ようにすることができるものである。
【0006】無限軌道を走行方向において2系統に分割
して、一方の無限軌道と他方の無限軌道とのなす角度を
可変としてもよい。階段昇降の始めと終りの両時点での
姿勢を安定させたり、荷物搭載部を非水平状態とした時
の重心位置のずれによる転倒を防いだりすることができ
る。また無限軌道を走行方向において3系統に分割して
両端の無限軌道と中央の無限軌道とのなす角度を夫々可
変としたならば、階段昇降の始めと終りの両時点での姿
勢を更に安定させることができる。
【0007】無限軌道の分割は、独立した複数の無限軌
道を用いるほか、単一の無限軌道の途中を屈曲させると
ともに該屈曲状態を押さえローラで保持するようにした
ものであってもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】図中1は走行手段2が下面に配さ
れるとともに上面側に荷物9を載せるための搭載部6が
配されている本体であり、縦枠60と横枠61とからな
るL字形をなす搭載部6は、その縦枠60と横枠61と
の連結点付近が本体1に軸10によって連結されて、該
軸10の回りに回動自在とされている。また本体1と搭
載部6との間には本体1に対する搭載部6の傾斜角を変
更するためのリニアアクチュエータ3が設けられてい
る。そして搭載部6の縦枠60の屈曲された上端からは
ハンドル7が延設されて、該ハンドル7には指示部とし
ての力センサー71と傾斜角調整スイッチ75とが設け
られている。
【0009】本体1下面に配された走行手段2は、駆動
モータ21と、該駆動モータ21によって駆動される前
後各一対の無限軌道20a,20bとからなるもので、
後方側の無限軌道20aは本体1下面に位置しているの
に対して、前方側(ハンドル7側)の無限軌道20bは
斜め上方に立ち上がるように設けられている。図中22
は動力伝達用ギア部、23は後方側無限軌道20a用の
駆動輪、24は後方側無限軌道20a用の従動輪の軸に
設けられた前方側無限軌道20b用の駆動輪、25は前
方側無限軌道20b用の従動輪であり、26は無限軌道
20(20a,20b)の各内周側に配されたバックア
ッププレートである。駆動用モータ21は後方側無限軌
道20aを駆動するとともに該無限軌道20aを介して
前方側無限軌道20bも同速度で駆動する。
【0010】リニアアクチュエータ3は、傾斜角制御モ
ータ30と該モータ30の回転で軸方向移動を行う軸3
1とからなるもので、モータ30が支点11によって本
体1に枢支され、軸31の先端が支点62によって搭載
部6の横枠61下面に枢支されており、リニアアクチュ
エータ3の作動による上記両支点11,62間の距離の
変更に伴い、本体1に対する搭載部6の傾斜角が変わ
る。リニアアクチュエータ3を縮めた時には搭載部6の
横枠61が本体1と平行に且つ縦枠60が直立状態とな
り、リニアアクチュエータ3を伸ばした時には縦枠61
が前方側へと倒れるように前記軸10を中心として搭載
部6は傾く。
【0011】なお、搭載部6を直立させた状態において
は、搭載部6の横枠61に設けた平地走行用のキャスタ
ー65が無限軌道20aの下面より下方に突出するため
に、無限軌道20a,20bは接地しない。しかし、搭
載部6を上記のように傾けたならば、キャスター65は
無限軌道20a,20bの下面より上方側に移動するた
めに、無限軌道20a,20bによる走行が可能とな
る。
【0012】前記ハンドル7は図5に示すように、搭載
部6に2枚の板ばね72,72を介して取り付けられて
おり、力センサー71はハンドル7に階段を引き上げよ
うとする力と逆方向の力とが加えられた時の板ばね72
の撓み量を検出する光学的非接触式変位センサーで構成
されて、撓み量と板ばね72のばね定数とからハンドル
7に加えられた力を検出するものとなっている。そして
前記駆動モータ21は、該力センサー71で検出された
外力に応じて制御されるものとなっている。力センサー
71で検出された力の値と方向とアシストゲインとに応
じてモータ21の回転方向制御を含む電流制御が行われ
るように、つまり力検出値が大きいほど、より大きい出
力トルクとなるようにモータ21が制御される。
【0013】ハンドル7に設けられた傾斜角調整スイッ
チ75は、リニアアクチュエータ3におけるモータ30
の回転とその回転方向とを制御するためのもので、2つ
の操作部75a,75bを備えており、ハンドル7を引
き上げようとする際に操作部75aを押せば、リニアア
クチュエータ3が伸長して搭載部6を傾け、ハンドル7
を押し戻そうとする際に操作部75bを押せば、リニア
アクチュエータ3が縮んで搭載部6を直立させる。
【0014】図4に回路図を示す。図中74はメインス
イッチ、77は駆動モータ21の上記力センサー71で
検出される外力に応じた制御を行う制御回路、78はモ
ータ21用の電流ドライバーである。制御回路77は、
検出された外力にアシストゲインを乗じた出力トルクが
出力されるようにモータ21を制御しているのである
が、この時、図6に示すように、検出された外力が小さ
い時(図では力検出値が−1kgfから1kgfの範
囲)では、パワーアシストが作用しないようにしてい
る。制御回路77や電源としてのバッテリー79等は図
2に示すように搭載部6の縦枠60に設けた制御ボック
ス65内に納めてある。
【0015】しかして、該階段昇降搬送車の搭載部6に
荷物9を載せて階段を昇降させるにあたっては、図7に
示すように、直立状態(水平状態)の搭載部6に対して
荷物9を載せ、ハンドル7を引いてキャスター65によ
る平地走行で階段の直前まで移動させたならば、メイン
スイッチ74を投入するとともに、傾斜角調整スイッチ
75の操作で搭載部6を傾けて無限軌道20a,20b
を接地させた後、ハンドル7に引き上げようとする力を
加える。この外力の付加により、無限軌道20a,20
bが回転し、斜め上方に立ち上がっている無限軌道20
bが階段にかみ合って図8に示すように階段を昇り始め
るものであり、そして図9に示すように、無限軌道20
aが階段にかみ合えば、以降は無限軌道20aの回転で
階段を昇る。
【0016】図10に示すように、踊り場に差しかかっ
たり階段の終わりに達したならば、図11に示すよう
に、ハンドル7を引き上げて無限軌道20a,20bの
駆動を続行させつつ、傾斜角調整スイッチ75の操作で
本体1に対する搭載部6の傾斜角を調整し、搭載部6及
び荷物9を徐々に直立させる。階段を昇り終えたなら
ば、図11に示すように、再度キャスター65が接地し
て無限軌道20a,20bを浮かせるために、方向転換
などを容易に行うことができる。階段を降りる場合には
荷物9側を先行させてハンドル7を押すようにして降り
るものであり、この場合も、搭載部6の角度制御を上記
の昇りの場合と同様にすればよい。
【0017】背の高い荷物9でも搭載部6を非水平状態
として荷物9を斜めに寝かせながら階段を昇降するため
に、荷物9の上端が階段室の天井面に当たるようなこと
がないものであり、しかも踊り場に差しかかったり階段
の終わりに達した時点では斜めに寝かせていた荷物9を
搭載部6の角度制御によって徐々に立てるために、荷物
9の先端が壁に当たってしまうということもないもので
ある。
【0018】図13及び図14は上記の実施の態様にお
いて前後2系統に分けていた無限軌道20a,20bを
1つの無限軌道20に置き換えたものを示している。階
段の昇り始めに対応するために、無限軌道20の一端側
を斜め上方に立ちあげておかなくてはならない関係上、
1つの無限軌道20では該無限軌道を避けるために図示
のものでは搭載部6の位置を高くしなくてはならず、低
床化の点では上記の独立した前後2系統の無限軌道20
a,20bを用いるものの方が好ましい結果を得られる
が、構成としては簡単となるために、製造コストを低減
することができる。
【0019】また、前後2系統に分けるにあたり、階段
の昇り始めに対応するための無限軌道20bの無限軌道
20aに対する角度を可変としておくと、階段の昇り終
わりや踊り場に差しかかった時や下り始める時、つまり
図11に示す搭載部6の傾斜角変更を行う状態の時の姿
勢の安定化を図ることができる。この点については、次
の前後3系統に分けた場合について詳しく説明する。
【0020】図15〜図17は、独立した前後3系統の
無限軌道20a,20b,20cを設けたものを示して
おり、ここでの無限軌道20aは本体1と平行に設けら
れているものの、無限軌道20bは無限軌道20aに対
して斜め下方を向く状態から斜め上方に立ち上がる状態
との間で角度を可変としているとともに、粘性抵抗を発
揮するダンパー27が搭載部6との間に設けられてい
る。また無限軌道20cは無限軌道20aと平行な状態
から後端が斜め下方に下がる状態との間で角度を可変と
しているとともに、粘性抵抗を発揮するダンパー28が
搭載部6との間に設けられている。
【0021】このものでは、平地にある時、図18に示
すように、前後3系統の無限軌道20a,20b,20
cは平行になっているが、図19に示すように、階段の
昇り始めには前端の無限軌道20bがはい上がり、無限
軌道20aが階段に達すると図20及び図21に示すよ
うに無限軌道20bは無限軌道20aと平行な状態に戻
る。
【0022】そして、踊り場や階段の最後に達した時に
は、図22に示すように、まず搭載部6を傾けているた
めにダンパー27が無限軌道20bを下方に押すことか
ら、無限軌道20bの先端が徐々に下向きに曲がり、そ
の先端を接地させる。さらに昇りを続行させつつ搭載部
6を起こしていけば、無限軌道20aが階段を昇りきる
時にも急激な姿勢変化を招くことがない。また無限軌道
20cが下方に曲がることで後方への倒れを防ぐ。
【0023】階段を降りる時には、図24に示すよう
に、許される範囲内で搭載部6を傾けることでキャスタ
ー65を上昇させて無限軌道20a,20b,20cを
接地させた後、ハンドル2を押して後退させると、図2
5に示すように、まず無限軌道20cが徐々に下方に曲
がってその端部を階段の角に接触させるために、荷物9
の重心点Gが階段の最上端の角を通過する時の姿勢は安
定したものとなっている。そして無限軌道20cの端部
が階段下に達した後の移動で、無限軌道20bが上方に
曲がるために、図28及び図29に示すように、階段下
への移行もスムーズになされ、下り終えれば搭載部6を
起こして荷物9を直立させる。
【0024】無限軌道20を前後に複数系統に分けて角
度を可変とすることで、階段を昇り終えた時点あるいは
下り始める時点での角の通過を安定した姿勢で行わせる
ことができるものであり、殊にダンパー27,28等を
用いて角度変化に粘性抵抗が作用するようにしておくこ
とにより急激な姿勢変化を避けることができるために、
傾斜角調整スイッチ75による搭載部6の傾斜角調整操
作が容易となるものである。図13に示す無限軌道20
と図15に示す無限軌道20cとを組み合わせたものと
してもよい。最も神経を使うことになる下り始めの姿勢
の安定化を図ることができる。また、無限軌道を前後に
複数系統に分けて角度を可変としたものでは、搭載部6
を傾けた時の重心移動による転倒の防止を図ることもで
きる。つまり、重心位置が無限軌道20aの範囲を越え
たところにきてしまっても、無限軌道20bを接地させ
ておくことで、転倒を防ぐことができる。
【0025】前後複数系統に無限軌道20を分けること
や系統間で角度を可変とすることは、単一の無限軌道2
0を用いたものでも可能である。図30はこの場合の一
例を示しており、単一の無限軌道20の途中にローラ2
9aと押さえローラ29bとを配して、これらローラ2
9a,29bの部分で無限軌道20を屈曲させること
で、前方側の無限軌道20bと後方側の無限軌道20a
の2系統としている。無限軌道20aに対する無限軌道
20bの角度の変更は、独立した複数系統の無限軌道を
備える上記のものと同じ構成を採用することができる。
【0026】このように押さえローラ29bを用いた場
合、図13及び図14に示したものと異なり、押さえロ
ーラ29bが存在するために、搭載部6の低床化も同時
に図ることができる。また。押さえローラ29bは上記
角度変更時に無限軌道20に弛みが生じるのを防ぐテン
ションローラとしての機能も果たす。単一の無限軌道2
0を前後3系統に分けることも可能なのはもちろんであ
る。
【0027】なお、搭載部6の傾斜角調整も無限軌道2
0のための指示部と同様に力センサーで検出される搭載
部6を起こそうとする力や傾けようとする力に応じてリ
ニアアクチュエータ3を作動させるものとしても、その
操作が容易となる。また、外力に基づいて駆動モータ2
1の制御を行うにあたり、力センサー71で検出された
力に対して駆動モータ21の出力トルクにほぼ比例する
ことになる電流の制御を行うようにしたものを示した
が、駆動モータ21の回転速度制御もしくは回転加速度
制御でパワーアシストを行ってもよい。また、操作性は
悪くなるが、駆動モータ21のオンオフのためのスイッ
チを指示部として用いたものであってもよい。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明においては、無限軌
道を備えた本体に対する荷物搭載部の傾斜角度を変更す
る傾斜角制御部を設けて、指示部による傾斜角制御部の
動作指示で搭載部の傾斜角を調整することができるよう
にしているために、階段昇降時には荷物を傾かせてお
き、踊り場に差しかかったり昇降を終えたなら荷物を直
立させることにより、荷物が階段室の壁面や天井面に当
たることがないようにすることができるものであり、背
の高い荷物を載せた状態での狭い階段の昇降を支障なく
行うことができるものである。
【0029】そして無限軌道を走行方向において2系統
に分割して、一方の無限軌道と他方の無限軌道とのなす
角度を可変としておけば、階段昇降の始めと終りの両時
点での姿勢を安定させたり搭載部を傾けた時の転倒防止
を図ることができ、また無限軌道を走行方向において3
系統に分割して両端の無限軌道と中央の無限軌道とのな
す角度を夫々可変としたならば、階段昇降の始めと終り
の両時点での姿勢を更に安定させることができる。
【0030】また、無限軌道の分割を独立した複数の無
限軌道を用いるのではなく、単一の無限軌道の途中を屈
曲させるとともに該屈曲状態を押さえローラで保持する
ことで行えば、構造の簡略化を搭載部の低床化を保ちつ
つ行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す側面図であ
る。
【図2】同上の前方側無限軌道の片側を省略した正面図
である。
【図3】同上の底面図である。
【図4】同上のブロック回路図である。
【図5】同上の力センサーの説明図である。
【図6】同上の駆動モータに対するアシストゲインの説
明図である。
【図7】同上の動作説明図である。
【図8】同上の動作説明図である。
【図9】同上の動作説明図である。
【図10】同上の動作説明図である。
【図11】同上の動作説明図である。
【図12】同上の動作説明図である。
【図13】他例の側面図である。
【図14】同上の底面図である。
【図15】他の実施の形態の一例の側面図である。
【図16】同上の正面図である。
【図17】同上の底面図である。
【図18】同上の昇りの際の動作説明図である。
【図19】同上の昇りの際の動作説明図である。
【図20】同上の昇りの際の動作説明図である。
【図21】同上の昇りの際の動作説明図である。
【図22】同上の昇りの際の動作説明図である。
【図23】同上の昇りの際の動作説明図である。
【図24】同上の下りの際の動作説明図である。
【図25】同上の下りの際の動作説明図である。
【図26】同上の下りの際の動作説明図である。
【図27】同上の下りの際の動作説明図である。
【図28】同上の下りの際の動作説明図である。
【図29】同上の下りの際の動作説明図である。
【図30】別の実施の形態の一例を示すもので、(a)は
部分側面図、(b)はX−X線断面図である。
【符号の説明】
1 本体 2 走行手段 3 傾斜角調整用リニアアクチュエータ 6 搭載部 20 無限軌道 71 力センサー 75 傾斜角調整スイッチ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年3月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、階段
用走行部を備えた本体と、該本体上に設けられた荷物搭
載部と、上記階段用走行部のための駆動部と、本体に対
する荷物搭載部の傾斜角度を変更して荷物搭載部を非水
平状態にする傾斜角制御部と、上記駆動部及び傾斜角制
御部に動作指示を与える指示部とを具備することに特徴
を有している。階段昇降時には荷物を傾かせておき、踊
り場に差しかかったり昇降を終えたなら荷物を直立させ
ることにより、荷物が階段室の壁面や天井面に当たるこ
とがないようにすることができるものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】階段用走行部が無限軌道である時には、
限軌道を走行方向において2系統に分割して、一方の無
限軌道と他方の無限軌道とのなす角度を可変としてもよ
い。階段昇降の始めと終りの両時点での姿勢を安定させ
たり、荷物搭載部を非水平状態とした時の重心位置のず
れによる転倒を防いだりすることができる。また無限軌
道を走行方向において3系統に分割して両端の無限軌道
と中央の無限軌道とのなす角度を夫々可変としたなら
ば、階段昇降の始めと終りの両時点での姿勢を更に安定
させることができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】リニアアクチュエータ3は、傾斜角制御モ
ータ30と該モータ30の回転で軸方向移動を行う軸3
1とからなるもので、モータ30が支点11によって本
体1に枢支され、軸31の先端が支点62によって搭載
部6の横枠61下面に枢支されており、リニアアクチュ
エータ3の作動による上記両支点11,62間の距離の
変更に伴い、本体1に対する搭載部6の傾斜角が変わ
る。リニアアクチュエータ3を縮めた時には搭載部6の
横枠61が本体1と平行に且つ縦枠60が直立状態とな
り、リニアアクチュエータ3を伸ばした時には縦枠60
が前方側へと倒れるように前記軸10を中心として搭載
部6は傾く。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】図10に示すように、踊り場に差しかかっ
たり階段の終わりに達したならば、図11に示すよう
に、ハンドル7を引き上げて無限軌道20a,20bの
駆動を続行させつつ、傾斜角調整スイッチ75の操作で
本体1に対する搭載部6の傾斜角を調整し、搭載部6及
び荷物9を徐々に直立させる。階段を昇り終えたなら
ば、図12に示すように、再度キャスター65が接地し
て無限軌道20a,20bを浮かせるために、方向転換
などを容易に行うことができる。階段を降りる場合には
荷物9側を先行させてハンドル7を押すようにして降り
るものであり、この場合も、搭載部6の角度制御を上記
の昇りの場合と同様にすればよい。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明においては、階段用
走行部を備えた本体に対する荷物搭載部の傾斜角度を変
更する傾斜角制御部を設けて、指示部による傾斜角制御
部の動作指示で搭載部の傾斜角を調整することができる
ようにしているために、階段昇降時には荷物を傾かせて
おき、踊り場に差しかかったり昇降を終えたなら荷物を
直立させることにより、荷物が階段室の壁面や天井面に
当たることがないようにすることができるものであり、
背の高い荷物を載せた状態での狭い階段の昇降を支障な
く行うことができるものである。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】そして無限軌道で階段用走行部を構成する
場合は、無限軌道を走行方向において2系統に分割し
て、一方の無限軌道と他方の無限軌道とのなす角度を可
変としておけば、階段昇降の始めと終りの両時点での姿
勢を安定させたり搭載部を傾けた時の転倒防止を図るこ
とができ、また無限軌道を走行方向において3系統に分
割して両端の無限軌道と中央の無限軌道とのなす角度を
夫々可変としたならば、階段昇降の始めと終りの両時点
での姿勢を更に安定させることができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無限軌道を備えた本体と、該本体上に設
    けられた荷物搭載部と、上記無限軌道のための駆動部
    と、本体に対する荷物搭載部の傾斜角度を変更して荷物
    搭載部を非水平状態にする傾斜角制御部と、上記駆動部
    及び傾斜角制御部に動作指示を与える指示部とを具備す
    ることを特徴とする階段昇降搬送車。
  2. 【請求項2】 無限軌道は走行方向において2系統に分
    割されているとともに、一方の無限軌道と他方の無限軌
    道とのなす角度が可変となっていることを特徴とする請
    求項1記載の階段昇降搬送車。
  3. 【請求項3】 無限軌道は走行方向において3系統に分
    割されているとともに、両端の無限軌道と中央の無限軌
    道とのなす角度が夫々可変となっていることを特徴とす
    る請求項1記載の階段昇降搬送車。
  4. 【請求項4】 複数系統の無限軌道は単一の無限軌道の
    途中を屈曲させるとともに該屈曲状態が押さえローラで
    保持されたものであることを特徴とする請求項2または
    3記載の階段昇降搬送車。
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