JPH10257545A - 通信システム及び移動通信端末装置 - Google Patents

通信システム及び移動通信端末装置

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JPH10257545A
JPH10257545A JP9055717A JP5571797A JPH10257545A JP H10257545 A JPH10257545 A JP H10257545A JP 9055717 A JP9055717 A JP 9055717A JP 5571797 A JP5571797 A JP 5571797A JP H10257545 A JPH10257545 A JP H10257545A
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JP
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mobile terminal
mobile station
terminal device
mobile
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JP9055717A
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Seijiro Ishizuka
誠次郎 石塚
Masatoshi Kosera
正敏 小瀬良
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W64/00Locating users or terminals or network equipment for network management purposes, e.g. mobility management
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S5/00Position-fixing by co-ordinating two or more direction or position line determinations; Position-fixing by co-ordinating two or more distance determinations
    • G01S5/02Position-fixing by co-ordinating two or more direction or position line determinations; Position-fixing by co-ordinating two or more distance determinations using radio waves
    • G01S5/14Determining absolute distances from a plurality of spaced points of known location
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
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    • H04W48/16Discovering, processing access restriction or access information

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  • Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、移動端末装置の現在位置を容易かつ
正確に認識するようにする。 【解決手段】互いに同期している少なくとも2つ以上の
基地局と、当該基地局を統括管理する制御局と、移動局
とからなる通信システムにおいて、基地局は、移動局と
の間で送受信を行う送信信号の伝搬速度及び伝搬時間に
基づいて基地局から移動局までの距離を算出する距離算
出手段を具え、制御局は、2つ以上の基地局から得られ
る第1及び第2の距離に基づいて移動局の絶対位置を測
定する位置測定手段と、移動局から指定された距離範囲
内に同じ識別番号を持つ他の移動局が存在するか否かを
調べ、その探索結果を基地局を介して移動局に通知する
通知手段とを具えるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。
【0002】発明の属する技術分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 発明の実施の形態(図1〜図10) 発明の効果
【0003】
【発明の属する技術分野】本発明は通信システム及び移
動通信端末装置に関し、例えばCDMA(Code Division
Multiple Access) 方式におけるデイジタルセルラシス
テムに適用して好適なものである。
【0004】
【従来の技術】従来、デイジタルセルラシステムにおい
ては移動端末装置と複数の基地局装置から構成されてお
り、いわゆる広域通信システムを構築している。移動端
末装置は複数の基地局装置と無線通信を行うことによ
り、当該基地局装置に接続されている有線回線又は無線
回線を経由して一般電話や他の携帯電話装置と音声等の
通信を行つている。
【0005】複数の基地局装置は所定の無線通信方式に
よつて電波を送受信しており、移動端末装置からの発呼
や、移動端末装置への着呼を仲介する。また、基地局装
置は移動端末装置が当該基地局装置を認識し得るように
自局の識別信号を定期的に送信すると共に、隣接する基
地局装置の識別信号である隣接局信号も定期的に送信し
ている。
【0006】すなわち、移動端末装置は移動中において
基地局装置から送られてくる信号を受信することによつ
て基地局装置の識別信号と共に隣接局信号を受信する。
移動端末装置は、基地局装置のサービスエリアから離れ
るにつれて電波の受信感度が下がつてくるのでハンドオ
フに備えて隣接局信号に含まれている隣接した基地局装
置の電波の受信感度を調べる。その結果、隣接した基地
局装置の電波が十分強く受信できるようになると、移動
端末装置は隣接した基地局装置にハンドオフを行うこと
により、移動中においても通話を継続できるようになさ
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところでかかる構成の
移動端末装置においては、移動中に複数の基地局装置間
でハンドオフを行うことにより高速移動中の通話も継続
可能となるが、そのときの移動端末装置の絶対位置を測
位するシステムとして、航法システムの1つであり人工
衛星から発射される電波を利用して位置情報を得るGP
S(Global Positioning System) がある。この場合、G
PSと移動端末装置を複合化することにより当該移動端
末装置の絶対位置を測定することが可能となるが、この
場合アンテナや別に受信器を設けなければならずシステ
ム全体として大型化し、携帯性に欠けるという問題があ
つた。
【0008】一方、PHS(Personal Handyphone Syste
m)と呼ばれる簡易型携帯電話システムにおいては、携帯
電話システムのサービスエリアが約1.5[Km] 〜数[Km]で
あるのに比べて約100[m]〜300[m]という小サービスエリ
アであるために、PHS基地局装置側から移動端末装置
と通信を行つているPHS基地局装置の位置情報を通知
すると、どこのPHS基地局装置とつながつているかを
移動端末装置側で知ることができる。しかし、ユーザは
所持している移動端末装置がPHS基地局装置の小サー
ビスエリア内に位置していることを認識できても、約10
0[m]〜300[m]の誤差の中でしか位置を特定することはで
きないという問題があつた。
【0009】また、移動端末装置においては移動端末装
置同士の間で文字情報等の送信及び文字情報を受けた側
からの応答信号の送信を行うようなリアルタイムなペー
ジング機能は無く、双方向通信もできないという問題が
あつた。
【0010】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、移動端末装置の現在位置を容易に認識し得る通信シ
ステム及び移動通信端末装置を提案しようとするもので
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、互いに同期している少なくとも2
つ以上の基地局と、当該基地局を統括管理する制御局
と、移動局とからなる通信システムにおいて、基地局
は、移動局との間で送受信を行う送信信号の伝搬速度及
び伝搬時間に基づいて基地局から移動局までの距離を算
出する距離算出手段を具え、制御局は、2つ以上の基地
局から得られる第1及び第2の距離に基づいて移動局の
絶対位置を測定する位置測定手段と、移動局から指定さ
れた距離範囲内に同じ識別番号を持つ他の移動局が存在
するか否かを調べ、その探索結果を基地局を介して移動
局に通知する通知手段とを具えるようにする。
【0012】これにより、移動局は探索結果に基づいて
同じ識別番号を持つ他の移動局の所在を容易に認識する
ことができる。
【0013】また、通知手段は移動局が指定した距離範
囲内に同じ識別番号を持つ他の移動局が存在した場合、
当該他の移動局の電話番号を探索結果として通知するこ
とにより、当該電話番号の持ち主が指定した距離範囲内
に存在することをユーザが認識できる。
【0014】また、通知手段は移動局からの要求に応じ
て自局の絶対位置情報を同じ識別番号を持つ他の移動局
に対して通知することにより、自局の絶対位置を相手に
認識させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施例を詳述する。
【0016】図1において、1は本発明によるCDMA
方式の通信システムを示し、複数の基地局装置BS1〜
BS7と移動端末装置MS1と統括基地局装置TBSと
から構成されている。この通信システム1においては複
数の基地局装置BS1〜BS7が互いに所定の間隔で配
設され、各基地局装置BS1〜BS7のセル(サービス
エリア)C1〜C7が移動通信の対象となるエリアを漏
れなくカバーすることにより、当該エリア内に存在する
移動端末装置MS1と広域通信し得るようになされてい
る。
【0017】従つて、移動端末装置MS1は各基地局装
置BS1〜BS7のセルC1〜C7内であればハンドオ
ーバすることができるので、電波の受信状態が「圏外」
になることはなく常に移動通信が可能となる。また、統
括基地局装置TBSは交換局としての機能を有し、複数
の基地局装置BS1〜BS7を統括管理すると共に、移
動端末装置MS1の絶対位置情報を記憶しておくように
なされている。
【0018】図2に示すように、本発明の通信システム
1においては移動端末装置MS1が自局の現在位置情報
を統括基地局装置TBSから基地局装置BS1あるいは
基地局装置BS2を介して得ることができるようになさ
れている。実際上、基地局装置BS1及びBS2は、移
動端末装置MS1までの距離r1及びr2を測定し、当
該距離情報(r1及びr2)を統括基地局装置TBSに
送信する。統括基地局装置TBSは、距離情報(r1及
びr2)に基づいて移動端末装置MS1の絶対位置を特
定し、当該絶対位置の情報を移動端末装置MS1に通知
し得るようになされている。
【0019】次に、基地局装置BS1及びBS2から移
動端末装置MS1までの距離を測定する原理を説明す
る。各基地局装置BS1〜BS7はGPSによつて互い
の基地局装置間同士で同期のとれた状態であり、サービ
スエリアが半径約1.5[Km] で120[°] ずつ3セクタ化さ
れている。例えば、図2においは移動端末装置MS1は
基地局装置BS1のSECT2及び基地局装置BS2の
SECT3のサービスエリア内に位置している状態であ
り、基地局装置BS1から移動端末装置MS1までの距
離r1は、基地局装置BS1→移動端末装置MS1→基
地装置BS1の順番で送信されるバースト信号の伝搬時
間及び伝搬速度に基づいて算出されるようになされてい
る。
【0020】すなわち、図3において、 TAA :基地局装置BS1がバースト信号を移動端末装置
MS1に送信し、当該移動端末装置MS1から応答のバ
ースト信号を受信するまでの時間 TAK :移動端末装置MS1が基地局装置BS1からのバ
ースト信号を受信するまでの時間 TKK :移動端末装置MS1における処理時間及びタイミ
ング同期のための時間TKA :移動端末装置MS1がバー
スト信号を送信し、当該バースト信号を基地局装置BS
1が受信するまでの時間 とすると、時間TAAは次式
【0021】
【数1】
【0022】で表される。この場合、移動端末装置MS
1が基地局装置BS1からのバースト信号を受信するま
での伝搬時間TAKと、移動端末装置MS1がバースト信
号を送信し、当該バースト信号を基地局装置BS1が受
信するまでの伝搬時間TKAは共に等しいので、TAK=T
KAとなる。従つて、(1)式は次式
【0023】
【数2】
【0024】として変形することができ、さらに(2)
式は次式
【0025】
【数3】
【0026】と表すことができる。この(3)式におい
て、時間TKKは既知(一定)であり、時間TAAは基地局
装置BS1が測定しているため、基地局装置BS1は
(3)式により伝搬時間TAKを算出し得るようになされ
ている。
【0027】また、 TAB :基地局装置BS1がバースト信号を送信し、当該
バースト信号を基地局装置BS2が受信するまでの時間 TXAK:基地局装置BS2が基地局装置BS1からのバー
スト信号を受信してから、移動端末装置MS1からのバ
ースト信号を受信するまでの時間 TKB :移動端末装置MS1がバースト信号を送信し、当
該バースト信号を基地局装置BS2が受信するまでの時
間 とすると、次式
【0028】
【数4】
【0029】が成立する。また、(4)式は次式
【0030】
【数5】
【0031】と変形することができる。この(5)式に
おいて時間TAB及びTKKは既知(一定)であり、時間T
AKは基地局装置BS1から知らせてもらうことができる
と共に、時間TXAK は基地局装置BS2が測定している
ので、基地局装置BS2は(5)式により移動端末装置
MS1までの伝搬時間TKBを算出し得るようになされて
いる。
【0032】すなわち、基地局装置BS1及びBS2に
おいて伝搬時間TAK及びTKBを算出することにより、基
地局装置BS1及びBS2から移動端末装置MS1まで
の距離を求めることができる。今、基地局装置BS1か
ら移動端末装置MS1までの距離r1は、バースト信号
の伝搬速度V、伝搬時間TAKとすると、次式
【0033】
【数6】
【0034】で表される。ここで、V=3×108 [m]
、時間TAK=3 [μs]とすると、(6)式における距
離r1は、 900[m] となる。また、基地局装置BS2か
ら移動端末装置MS1までの距離r2は、バースト信号
の伝搬速度V、伝搬時間TKBとすると、次式
【0035】
【数7】
【0036】で表される。ここで、V=3×108 [m]
、時間TKB=2 [μs]とすると、(7)式における距
離r2は、 600[m] となる。これにより、通信システム
1では基地局装置BS1から移動端末装置MS1までの
距離r1と、基地局装置BS2から移動端末装置MS1
までの距離r2とをそれぞれ算出できる。
【0037】続いて、図4に示すように、2つの距離r
1及びr2が求められると、統括基地局装置TBSは基
地局装置BS1を中心として半径(r1) 900[m] の円
を描き、基地局装置BS2を中心として半径(r2) 6
00[m] の円を描いたときに生じる交点を移動端末装置M
S1の絶対位置として特定し得るようになされている。
【0038】次に、図5に移動端末装置MS1の回路構
成を示す。移動端末装置MS1は送話時に送受話器21
によつて得られる音声信号を回線制御部22を介して送
受信回路23に供給し、上りの送信信号としてアンテナ
24を介して基地局装置BS1に送信するようになされ
ている。また、移動端末装置MS1は受話時に基地局装
置BS1から送られて来る下りの送信信号をアンテナ2
4を介して受信し、送受信回路23によつて取り出した
相手からの音声信号を回線制御部22を介して送受話器
21に供給するようになされている。
【0039】さらに、移動端末装置MS1は発呼時や、
他の移動端末装置MS2及びMS3に対して一括通知す
るときに用いる通知ボタン(図示せず)の設けられたダ
イヤルキー等でなる入力手段としてのキーボード25、
絶対位置情報を文字や図表によつて表示する液晶デイス
プレイ等の表示部26、電話番号等のユーザ情報、絶対
位置情報を特定するための住所情報や地図情報及び統括
基地局装置TBSに登録したときに用いられるグループ
ID等を記憶しておくメモリからなる記憶回路27によ
つて構成されている。
【0040】次に、図6に基地局装置BS1及び統括基
地局装置TBSの回路構成を示す。ちなみに、基地局装
置BS2〜BS7は基地局装置BS1と同様の回路構成
なので省略する。基地局装置BS1は移動端末装置MS
1からの上りの送信信号をアンテナ31を介して受信
し、送受信回路32によりユーザの音声信号を取り出し
て回線制御部33を介して地上回線インターフエース3
4に供給する。地上回線インターフエース34は音声信
号を所定の方式で統括基地局装置TBSに送信するよう
になされている。
【0041】また、基地局装置BS1は統括基地局装置
TBSから地上回線インターフエース34及び回線制御
部33を介して入力した通話相手からの音声信号を送受
信回路32に供給し、下りの送信信号としてアンテナ3
1によつて移動端末装置MS1へ送信するようになされ
ている。さらに、基地局装置BS1においては距離算出
手段としての測距回路35を有し、移動端末装置MS1
と基地局装置BS1との間で送受信するバースト信号の
伝搬速度V及び伝搬時間TAKに基づいて、基地局装置B
S1から移動端末装置MS1までの距離r1を算出し、
統括基地局装置TBSに送出するようになされている。
【0042】統括基地局装置TBSは基地局装置BS1
〜BS7のうち2つ以上の基地局装置から移動端末装置
MS1までの距離情報(r1及びr2)を受け取つた場
合、位置測定手段としての測位回路40により距離情報
に基づいて描かれる2つの円の交点を移動端末装置MS
1の絶対位置として特定し、制御回路41を介して記憶
回路42に記憶しておくようになされている。これによ
り、統括基地局装置TBSは各基地局装置BS1〜BS
7のセル内に存在する全ての移動端末装置MS1〜MS
3の絶対位置情報を記憶回路42に保持しておくことが
できる。
【0043】実際上、図7に示すように、基地局装置B
S1及びBS2は自局のセルC1及びC2内に存在する
移動端末装置MS1までの距離r1及びr2を測距回路
35によつて算出して統括基地局装置TBSに送信す
る。統括基地局装置TBSは基地局装置BS1又はBS
2から移動端末装置MS1までの距離r1及びr2に関
するデータを受信すると、測位回路40によつて距離r
1及びr2に基づいて描かれる2つの円の交点を算出す
ることにより移動端末装置MS1の絶対位置を特定し、
メモリ等でなる記憶手段としての記憶回路42に記憶し
ておく。このようにして、統括基地局装置TBSは他の
移動端末装置MS2及びMS3に関しても絶対位置情報
を記憶する。
【0044】ここで、移動端末装置MS1は基地局装置
BS1あるいはBS2を介して統括基地局装置TBSに
対してグループIDの登録を要求することができる。統
括基地局装置TBSは移動端末装置MS1のグループI
Dを登録して例えば記憶回路42に記憶しておくように
なされている。この場合、グループIDは移動端末装置
MS1の課金情報に付加するようになされており、当該
課金情報の最大ビツト長の範囲内で最初の数ビツト分に
割り当てられるようになされている。また仲間内の他の
移動端末装置MS2及びMS3においても移動端末装置
MS1と共通のグループIDを統括基地局装置TBSに
登録しておくことができる。
【0045】これにより、ある特定の仲間内における移
動端末装置MS1〜MS3においては、各々全ての端末
が共通のグループIDを持つて統括基地局装置TBSに
登録されていることになる。ところで、このグループI
Dは不要になつたときには統括基地局装置TBSに対し
て登録の解除を要求すれば直ちに登録を解除できるよう
になされており、登録してある間だけ移動端末装置MS
1〜MS3の間でグループIDを使用できるようになさ
れている。
【0046】実際上、図8に示すように、移動端末装置
MS1においては自局の絶対位置情報を統括基地局装置
TBSから基地局装置BS1を介して得ることができ、
また当該基地局装置BS1のセルC1の範囲内において
例えば基地局装置BS1の半径500[m]以内に同じグルー
プIDを持つ他の移動端末装置MS2及びMS3が存在
しているか否かの探索要求を基地局装置BS1を介して
統括基地局装置TBSに送信することができる。この場
合、統括基地局装置TBSは当然他の移動端末装置MS
2及びMS3の絶対位置情報を保持しているので、当該
移動端末装置MS2及びMS3が移動端末装置MS1の
持つグループIDと同じグループIDを持つているか否
かを制御回路41によつて照合することにより、その存
在の有無を瞬時に判定する。
【0047】そして、統括基地局装置TBSは移動端末
装置MS1の持つグループIDと同じグループIDを持
つ移動端末装置MS2及びMS3が基地局装置BS1の
半径500[m]以内に存在していたと判定した場合、当該移
動端末装置MS2及びMS3の電話番号を記憶回路42
から読み出し、通知手段としての制御回路41によつて
基地局装置BS1を介して移動端末装置MS1の表示部
26に通知し、存在していなければ存在していないこと
をメツセージとして通知する。これによりユーザは移動
端末装置MS1の表示部26を確認することにより、指
定した距離範囲内における他の移動端末装置MS2及び
MS3の存在を確認することができる。
【0048】次に、通信システム1において移動端末装
置MS1が統括基地局装置TBSから基地局装置BS1
を介して指定した距離範囲内における他の移動端末装置
MS2及びMS3の存在を通知してもらうまでの処理手
順を図9に示すフローチヤートに基づいて説明する。
【0049】すなわち、通信システム1においてはRT
1の開始ステツプから入つてステツプSP1に移る。ス
テツプSP1において、基地局装置BS1及びBS2は
自局のセル内に存在する移動端末装置MS1までの距離
(r1及びr2)を算出してステツプSP2に移る。ス
テツプSP2において、基地局装置BS1及びBS2は
算出した距離情報(r1及びr2)を統括基地局装置T
BSに送信してステツプSP3に移る。
【0050】ステツプSP3において、統括基地局装置
TBSは1台の移動端末装置MS1に対する距離情報を
少なくとも2種類以上(2つ以上の基地局装置から)受
け取つたか否かを判定する。ここで否定結果が得られる
と、これは1台の移動端末装置MS1に対する距離情報
を2種類以上受け取つておらず、移動端末装置MS1の
絶対位置を特定できないことを表しており、このとき統
括基地局装置TBSはステツプSP3に戻つて距離情報
を2種類以上受け取るまで待ち続ける。これに対してス
テツプSP3において肯定結果が得られると、これは1
台の移動端末装置MS1に対する距離情報を少なくとも
2種類以上受け取つたことを表しており、このときステ
ツプSP4に移る。
【0051】ステツプSP4において、統括基地局装置
TBSは1つの移動端末装置MS1に対して送られて来
た2種類の距離情報(r1及びr2)に基づいて、当該
移動端末装置MS1の絶対位置を特定し記憶する。ステ
ツプSP5において、統括基地局装置TBSは基地局装
置BS1あるいはBS2を介して移動端末装置MS1か
ら絶対位置情報を知らせて欲しいという通知依頼を受け
たか否かを判定する。ここで否定結果が得られると、こ
れは統括基地局装置TBSが移動端末装置MS1から通
知依頼を受けていないことを表しており、このとき通信
システム1はステツプSP6に移つて処理を終了する。
これに対してステツプSP5において肯定結果が得られ
ると、これは統括基地局装置TBSが基地局装置BS1
あるいはBS2(この場合は基地局装置BS1とする)
を介して移動端末装置MS1から通知依頼を受けたこと
を表しており、このときステツプSP7に移る。
【0052】ステツプSP7において、統括基地局装置
TBSは基地局装置BS1を介して移動端末装置MS1
の絶対位置情報を当該移動端末装置MS1の表示部26
に通知し、ステツプSP8に移る。ステツプSP8にお
いて、統括基地局装置TBSは基地局装置BS1を中心
として指定された距離の半径内に同じグループIDを持
つ他の移動端末装置MS2及びMS3が存在するか否か
の探索要求を移動端末装置MS1から受けたか否かを判
定する。ここで、否定結果が得られると、これは統括基
地局装置TBSが移動端末装置MS1からの探索要求を
受けていないことを表しており、このとき通信システム
1はステツプSP6に移つて処理を終了する。これに対
してステツプSP8において肯定結果が得られると、こ
れは統括基地局装置TBSが移動端末装置MS1からの
探索要求を受けたことを表しており、このときステツプ
SP9に移る。
【0053】ステツプSP9において、統括基地局装置
TBSは指定された距離の半径内に存在する他の全ての
移動端末装置のグループIDを照合し、同じグループI
Dを持つ移動端末装置MS2及びMS3が存在したと判
明した場合、当該移動端末装置MS2及びMS3の電話
番号を移動端末装置MS1の表示部26に表示してステ
ツプSP10に移つて処理を終了する。
【0054】以上の構成において、通信システム1にお
いては基地局装置BS1及びBS2が自局のセルC1及
びC2内に存在する移動端末装置MS1までの距離情報
(r1及びr2)をバースト信号の伝搬速度V及び伝搬
時間TAK(又はTKB)に基づいて算出して統括基地局装
置TBSに送出し、当該統括基地局装置TBSの測位回
路40によつて距離情報に基づいて描かれる2つの円の
交点を算出することにより、移動端末装置MS1の絶対
位置を特定することができる。また、統括基地局装置T
BSは特定した移動端末装置MS1の絶対位置情報を記
憶するだけではなく、他の移動端末装置MS2及びMS
3においても絶対位置情報を記憶しておくことにより、
常に移動端末装置MS1〜MS3の絶対位置情報を保持
しておくことができる。
【0055】また、通信システム1においては移動端末
装置MS1から自局の絶対位置情報を知りたい旨の通知
要求を統括基地局装置TBSが受けると、当該統括基地
局装置TBSは移動端末装置MS1の絶対位置情報を保
持しているので、基地局装置BS1を介して移動端末装
置MS1に住所等を表す文字情報として絶対位置を通知
することができる。これにより、移動端末装置MS1を
所持しているユーザは自身の現在位置を容易に認識する
ことができる。
【0056】また、通信システム1においては移動端末
装置MS1〜MS3に同じグループIDを登録するよう
にしたことにより、ユーザ自身の所持する移動端末装置
MS1と他の移動端末装置MS2及びMS3との位置関
係を知ることができる。つまり、通信システム1におい
て移動端末装置MS1を所持しているユーザが、相手の
所持している移動端末装置MS2及びMS3が基地局装
置BS1の半径500[m]以内に存在するか否かを知りたい
旨の探索要求を基地局装置BS1を介して統括基地局装
置TBSに送信する。
【0057】統括基地局装置TBSは基地局装置BS1
の半径500[m]以内に存在する全ての移動端末装置の絶対
位置情報を当然保持しているので、移動端末装置MS1
と同じグループIDを持つているかを照合し、同じグル
ープIDを持つ移動端末装置MS2及びMS3が存在し
た場合に当該移動端末装置MS2及びMS3の電話番号
を移動端末装置MS1の表示部26に通知する。これに
より、ユーザは移動端末装置MS1の表示部26に通知
された電話番号を確認することにより他の移動端末装置
MS2及びMS3の所持者が基地局装置BS1の半径50
0[m]以内のいずれかの場所に位置していることを認識す
ることができる。
【0058】また、この通信システム1においては互い
に同期のとれた基地局装置BS1〜BS7から移動端末
装置MS1〜MS3までの距離をバースト信号の伝搬速
度V及び伝搬時間TAK(又はTKB)に基づいて算出し、
統括基地局装置TBSにおいて各移動端末装置MS1〜
MS3の絶対位置情報を特定し、当該絶対位置情報を記
憶しておくようにしたことにより、移動端末装置MS1
〜MS3は統括基地局装置TBSから基地局装置BS1
〜BS7を介して絶対位置情報を常に得ることができる
ので、GPSと複合化させた即位システムに比べて大型
化することもなく、また携帯電話の小型軽量化を損なう
こともない。
【0059】さらに、通信システム1においては簡易型
携帯電話システムにおける位置情報の測位結果が約100
[m]〜300[m]の誤差の中でしか絶対位置を特定すること
ができないのに比べて、移動端末装置MS1と通信可能
な基地局装置BS1を中心として指定した距離を半径と
した円の範囲内に存在する他の移動端末装置MS2及び
MS3を探索し得るようにしたことにより、指定距離を
短くするだけで誤差の少ない精度の高い位置情報の測定
を容易に行うことができる。
【0060】以上の構成によれば、通信システム1は基
地局装置BS1及びBS2により算出した移動端末装置
MS1までの距離情報に基づいて統括基地局装置TBS
が絶対位置情報を特定し、当該絶対位置情報を記憶して
おくようにしたことにより、移動端末装置MS1からの
通知要求に対して瞬時に正確な位置情報を移動端末装置
MS1に通知することができる。
【0061】なお上述の実施例においては、通信システ
ム1において基地局装置BS1の測距回路35によつて
当該基地局装置BS1から移動端末装置MS1までの距
離を算出するようにした場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、移動端末装置MS1が測距回路35及
び測位回路40を持ち、当該測距回路35及び測位回路
40によつて移動端末装置MS1の絶対位置情報を測定
し、測定結果を基地局装置BS1を介して統括基地局装
置TBSに送信して記憶させるようにしても良い。すな
わち、図11において、 TMM :移動端末装置MS1がバースト信号を基地局装置
BS1に送信し、当該基地局装置BS1から応答のバー
スト信号を受信するまでの時間 TML :基地局装置BS1が移動端末装置MS1からのバ
ースト信号を受信するまでの時間 TLL :基地局装置BS1における処理時間 TLM :基地局装置BS1がバースト信号を送信し、当該
バースト信号を移動端末装置MS1が受信するまでの時
間 とすると、時間TMMは次式
【0062】
【数8】
【0063】で表される。この場合、伝搬時間TMLと伝
搬時間TLMとは共に等しいので、TML=TLMとなる。従
つて、(8)式は次式
【0064】
【数9】
【0065】と変形することができ、さらに(9)式は
次式
【0066】
【数10】
【0067】と表すことができる。この(10)式におい
て時間TMMは一定であり、時間TLLは基地局装置BS1
が測定しているため、移動端末装置MS1は(10)式に
より伝搬時間TMLを算出し得るようになされている。従
つて、移動端末装置MS1から基地局装置BS1までの
距離R1はバースト信号の伝搬速度V、伝搬時間TMLと
すると、次式
【0068】
【数11】
【0069】で表される。同様にして、移動端末装置M
S1から基地局装置BS2までの距離R2を算出し、2
つの距離R1及びR2を半径とする円を描いたときに生
じる交点を移動端末装置MS1の絶対位置として特定す
る。
【0070】すなわち、通信システム1は移動端末装置
MS1が測定した自局の絶対位置情報を基地局装置BS
1を介して統括基地局装置TBSに送信して記憶させ
る。これにより、統括基地局装置TBSは移動端末装置
MS1の絶対位置情報だけに限らず、サービスエリア内
に存在する全ての移動端末装置の絶対位置情報を常に保
持しておくことができる。かくして、統括基地局装置T
BSは移動端末装置MS1からの要求に応じて指定され
た距離の半径でなる円範囲内に存在する他の移動端末装
置の存在情報を得ることができ、また、当該他の移動端
末装置に対して自局の絶対位置情報を一括して通知する
ことができる。
【0071】また上述の実施例においては、統括基地局
装置TBSが基地局装置BS1(あるいはBS2)を中
心として指定された距離半径でなる円範囲内に同じグル
ープIDを持つ他の移動端末装置MS2及びMS3が存
在するか否かを調べ、その探索結果を移動端末装置MS
1に通知するようにした場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、必ずしも基地局装置BS1を中心とし
て指定された円範囲内ではなく、自局の移動端末装置M
S1を中心として指定された距離の円範囲内であつても
良い。これにより、移動端末装置MS1が基地局装置B
S1の位置を正確に知らない場合であつても、指定する
距離を短くすることにより自局を中心とした円範囲内に
存在する他の移動端末装置の位置をより正確に知ること
ができる。
【0072】さらに上述の実施例においては、移動端末
装置MS1が基地局装置BS1の半径 500[m] 以内に同
じグループIDを持つ他の移動端末装置MS2及びMS
3が存在するか否かを統括基地局装置TBSから通知し
てもらうようにした場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、表示部26に表示された他の移動端末装置
MS2及びMS3の電話番号を確認した後に、所望の相
手だけ(例えば移動端末装置MS2のみ)に制御手段と
しての回線制御部22を介して移動端末装置MS1の絶
対位置情報を通知させる一括通知要求を統括基地局装置
TBSに送信することにより、移動端末装置MS1の絶
対位置情報を移動端末装置MS2の表示部に表示させる
ようにしても良い。
【0073】実際上、移動端末装置MS1の所持者であ
るユーザは、同じグループIDを持つ他の移動端末装置
MS2に対して自局の絶対位置情報を一括通知する一括
通知要求を相手の電話番号を指定し、キーボード25に
設けられた一括通知ボタン(図示せず)を押下すること
によつて統括基地局装置TBSに送信する。これによ
り、統括基地局装置TBSは移動端末装置MS1からの
一括通知要求に基づいて、当該移動端末装置MS1の絶
対位置情報を住所等の文字情報として同じグループID
を持つ移動端末装置MS2の表示部26に基地局装置B
S1を介して通知することができる。
【0074】かくして、移動端末装置MS2の所持者は
表示部26に通知された文字情報(住所あるいは店名等
の固有名詞)を確認することにより、移動端末装置MS
1の絶対位置情報を認識することができる。そして、移
動端末装置MS2の所持者は一括通知された文字情報を
確認した旨の応答信号を移動端末装置MS1に送信する
ように基地局装置BS1を介して統括基地局装置TBS
に要求する。統括基地局装置TBSはこの要求に基づい
て、移動端末装置MS2からの応答信号を基地局装置B
S1を介して移動端末装置MS1に送信する。
【0075】これにより、ユーザは移動端末装置MS1
が移動端末装置MS2からの応答信号を受信したことを
確認することにより、自局の絶対位置情報が確実に他の
移動端末装置MS2に通知できたことを認識することが
できる。後は、ユーザが一括通知した絶対位置情報の場
所で移動端末装置MS2の所持者の到着を待つだけでよ
く、待ち合わせ場所の間違い等による時間の浪費を防止
することができる。このように、通信システム1では移
動端末装置MS1における絶対位置情報を同じグループ
IDを持つ他の移動端末装置MS2及び又はMS3にリ
アルタイムに一括通知できると共に、移動端末装置MS
2及び又はMS3からの応答信号を受信して双方向通信
することにより情報の伝達を確実に行うことができる。
かくして救急患者や火災あるいは犯罪による緊急時の通
話が出来ない状況下においても移動端末装置MS1の絶
対位置情報の通知を受けた側は事態に対して迅速に対応
することができる。
【0076】さらに上述の実施例においては、移動端末
装置MS1の絶対位置情報を住所等の文字情報として表
示部26に表示するようにした場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、記憶回路27に予め記憶させて
おけば表示部26に地図等の図表を表示して移動端末装
置MS1の現在位置をマークして知らせたり、あるいは
移動端末装置MS1の現在位置を点滅させて表示するよ
うにしても良い。
【0077】さらに上述の実施例においては、識別番号
としてのグループIDを課金情報に最大ビツト長の範囲
内で付加するようにした場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、拡張ビツトを用いた可変長構造の移動
機識別子等、他の種々の信号にグループIDを付加する
ようにしても良い。
【0078】さらに上述の実施例においては、送信信号
としてバースト信号を用いるようにした場合について述
べたが、本発明はこれに限らず、伝搬速度が常に一定で
移動端末装置MS1までの距離(r1及びr2)を正確
に算出することができれば、スペクトル拡散信号や他の
種々の信号を用いるようにしても良い。
【0079】さらに上述の実施例においては、本発明の
通信システム1をCDMA方式のデイジタルセルラシス
テムに適用するようにした場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、TDMA(Time Division Multiple
Access) 方式等の他の方式によるデイジタルセルラシス
テムに適用するようにしても良い。
【0080】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、互いに同
期している少なくとも2つ以上の基地局と、当該基地局
を統括管理する制御局と、移動局とからなる通信システ
ムにおいて、基地局は、移動局との間で送受信を行う送
信信号の伝搬速度及び伝搬時間に基づいて基地局から移
動局までの距離を算出する距離算出手段を具え、制御局
は、2つ以上の基地局から得られる第1及び第2の距離
に基づいて移動局の絶対位置を測定する位置測定手段
と、移動局から指定された距離範囲内に同じ識別番号を
持つ他の移動局が存在するか否かを調べ、その探索結果
を基地局を介して移動局に通知する通知手段とを具える
ようにする。これにより、移動局が探索結果に基づいて
同じ識別番号を持つ他の移動局の所在を容易に認識し得
る通信システムを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による通信システムを示す略
線図である。
【図2】基地局装置のセクタ内における移動端末装置の
位置を示す略線図である。
【図3】電波の伝搬時間を示す略線図である。
【図4】移動端末装置の絶対位置を測定する方法の説明
に供する略線図である。
【図5】移動端末装置の構成を示すブロツク図である。
【図6】基地局装置及び統括基地局装置の構成を示すブ
ロツク図である。
【図7】通信システムにおける移動端末装置、基地局装
置及び統括基地局装置の関係を示すブロツク図である。
【図8】指定した距離の半径内に存在する移動端末装置
を示す略線図である。
【図9】通信システムにおいて移動端末装置の絶対位置
情報を通知する処理手順を示すフローチヤートである。
【図10】他の実施例による電波の伝搬時間を示す略線
図である。
【符号の説明】
1……通信システム、BS1〜BS7……基地局装置、
MS1〜MS3……移動端末装置、C1〜C7……セ
ル、TBS……統括基地局装置、21……送受話器、2
2、33……回線制御部、23、32……送受信回路、
24、31……アンテナ、25……キーボード、26…
…表示部、27、42……記憶回路、34……地上回線
インターフエース、35……測距回路、40……測位回
路、41……制御回路。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに同期している少なくとも2つ以上の
    基地局と、当該基地局を統括管理する制御局と、移動局
    とからなる通信システムにおいて、 上記基地局は、 上記移動局との間で送受信を行う送信信号の伝搬速度及
    び伝搬時間に基づいて上記基地局から上記移動局までの
    距離を算出する距離算出手段を具え、 上記制御局は、 上記2つ以上の基地局から得られる第1及び第2の距離
    に基づいて上記移動局の絶対位置を測定する位置測定手
    段と、 上記移動局から指定された距離範囲内に同じ識別番号を
    持つ他の移動局が存在するか否かを調べ、その探索結果
    を上記基地局を介して上記移動局に通知する通知手段と
    を具えることを特徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】上記通知手段は、上記距離範囲内に同じ識
    別番号を持つ他の移動局が存在した場合に当該他の移動
    局の電話番号を上記探索結果として通知することを特徴
    とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 【請求項3】上記通知手段は、上記移動局からの要求に
    応じて上記距離範囲内に存在する上記同じ識別番号を持
    つ他の移動局に上記移動局の絶対位置情報を通知するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  4. 【請求項4】互いに同期している少なくとも2つ以上の
    基地局と、当該基地局を統括管理する制御局と、移動局
    とからなる通信システムにおいて、 上記移動局は、 上記基地局との間で送受信を行う送信信号の伝搬速度及
    び伝搬時間に基づいて上記移動局から上記基地局までの
    第1及び第2の距離を算出する距離算出手段と、 上記第1及び第2の距離に基づいて上記移動局の絶対位
    置を測定する位置測定手段とを具え、 上記制御局は、 上記移動局から得られた上記移動局の絶対位置を記憶す
    る記憶手段と、 上記移動局から指定された距離範囲内に同じ識別番号を
    持つ他の移動局が存在するか否かを調べ、その探索結果
    を上記基地局を介して上記移動局に通知する通知手段と
    を具えることを特徴とする通信システム。
  5. 【請求項5】上記通知手段は、上記距離範囲内に同じ識
    別番号を持つ他の移動局が存在した場合に当該他の移動
    局の電話番号を上記探索結果として通知することを特徴
    とする請求項4に記載の通信システム。
  6. 【請求項6】上記通知手段は、上記移動局からの要求に
    応じて上記距離範囲内に存在する上記同じ識別番号を持
    つ他の移動局に上記移動局の絶対位置情報を通知するこ
    とを特徴とする請求項4に記載の通信システム。
  7. 【請求項7】互いに同期している少なくとも2つ以上の
    基地局と、当該基地局を統括管理する制御局とから通信
    システムを構築する移動通信端末装置において、 上記基地局とアンテナを介して通信を行う送受信手段
    と、 上記基地局から上記送受信手段を介して得られる自局の
    絶対位置情報や、指定された距離範囲内に存在する同じ
    識別番号を持つ他の移動通信端末装置を示す存在情報を
    表示する表示手段とを具えることを特徴とする移動通信
    端末装置。
  8. 【請求項8】上記表示手段に表示された上記同じ識別番
    号を持つ他の移動通信端末装置に対して上記絶対位置情
    報を通知する通知命令を入力する入力手段と、 上記通知命令に基づいて上記絶対位置情報を通知する指
    示を上記送受信手段を介して上記制御局に送信する制御
    手段とを具えることを特徴とする請求項7に記載の移動
    通信端末装置。
  9. 【請求項9】上記表示手段は、上記存在情報として上記
    他の移動局の電話番号を表示することを特徴とする請求
    項7に記載の移動通信端末装置。
  10. 【請求項10】上記表示手段は、上記指定された距離範
    囲内に上記同じ識別番号を持つ他の移動通信端末装置が
    存在しないときにメツセージを表示することを特徴とす
    る請求項7に記載の移動通信端末装置。
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