JPH10257045A - 符号化された楽音の暗号化・復号化方法及びシステム - Google Patents

符号化された楽音の暗号化・復号化方法及びシステム

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JPH10257045A
JPH10257045A JP9061298A JP6129897A JPH10257045A JP H10257045 A JPH10257045 A JP H10257045A JP 9061298 A JP9061298 A JP 9061298A JP 6129897 A JP6129897 A JP 6129897A JP H10257045 A JPH10257045 A JP H10257045A
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JP
Japan
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tone signal
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decoding
encoding
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JP9061298A
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English (en)
Inventor
Yuichi Nishihara
祐一 西原
Hiroshi Fujii
寛 藤井
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Publication of JPH10257045A publication Critical patent/JPH10257045A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 暗号の復号化を行わずに再生した場合でも元
の楽音の特徴の一部を確認することを可能とする暗号化
方法及び装置、当該暗号化及び装置により暗号化された
信号を復号化することが可能な復号化方法及び装置から
構成される符号化された楽音の暗号化・復号化方法及び
システムを提供する。 【解決手段】 本発明は、楽音信号の特徴値を多段階に
抽出し、抽出された各段階の特徴値と、元の信号と抽出
した該特徴値との残差値とに分離し、該特徴値との残差
値とを符号化し、各段階の特徴値に対してのみ暗号化及
び復号化を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、符号化された楽音
の暗号化・復号化方法及びシステムに係り、特に、符号
化された楽音信号に対して暗号化及び復号化を行うため
の符号化された楽音の暗号化・復号化方法及びシステム
に関する。
【0002】
【従来の技術】楽音信号を安全に流通、蓄積するために
は、暗号化を施す必要がある。従来の楽音信号に対する
暗号化は、符号化後の楽音信号に対し、一括して暗号化
を施し、復号時には、その逆変換を施すものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術においては、暗号化された信号に対し、その暗
号化された信号を復号化をせずに、再生した場合に、元
の信号の内容を確認することはできなくなっている。こ
のように、従来は、暗号化された信号は、その暗号の復
号化を行わなければ元の信号の内容の確認ができないと
いう問題がある。
【0004】本発明は、上記の点に鑑みなされたもの
で、元の楽音信号の特徴値及び残差値の一部を暗号化せ
ずに残す、もしくは、暗号化によって元の信号値との間
に生じる差分の度合を調節することにより、暗号の復号
化を行わずに再生した場合でも元の楽音の特徴の一部を
確認することを可能とする暗号化方法及び装置、当該暗
号化及び装置により暗号化された信号を復号化すること
が可能な復号化方法及び装置から構成される符号化され
た楽音の暗号化・復号化方法及びシステムを提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理を
説明するための図である。本発明は、楽音信号の特徴値
を多段階に抽出し(ステップ1)、抽出された各段階の
特徴値と、元の信号と抽出した該特徴値との残差値とに
分離して(ステップ2)、符号化し(ステップ3)、各
段階の特徴値に対してのみ暗号化(ステップ4)及び復
号化を行う(ステップ5)。
【0006】本発明は、楽音信号の特徴値を多段階に抽
出し、各段階の特徴値と、元の楽音信号と抽出した該特
徴値との残差値とに分離して、符号化し、残差値に対し
てのみ暗号化及び復号化を行う。本発明は、楽音信号の
特徴値を多段階に抽出し、元の楽音信号と抽出した特徴
値との残差値とに分離し、楽音信号を符号化し、各段階
の特徴値と残差値に対してのみ暗号化及び復号化を行
う。
【0007】本発明は、楽音信号の特徴値として、線形
予測パラメータ、ピッチ成分、バーク尺度によるスペク
トル包絡、周波数分解係数のパワーを抽出したものと、
該楽音信号と該特徴値との残差値とに分離し、線形予測
パラメータを符号化し、符号化された線形予測パラメー
タに対してのみ暗号化及び復号化を行う。
【0008】本発明は、楽音信号の特徴値として、線形
予測パラメータ、ピッチ成分、バーク尺度によるスペク
トル包絡、周波数分解係数のパワーを抽出したものと、
該楽音信号と該特徴値との残差値とに分離し、ピッチ成
分を符号化し、ピッチ成分を符号化した楽音信号に対し
てのみ暗号化及び復号化を行う。
【0009】本発明は、楽音信号の特徴値として、線形
予測パラメータ、ピッチ成分、バーク尺度によるスペク
トル包絡、周波数分解係数のパワーを抽出したものと、
該楽音信号と該特徴値との残差値とに分離し、バーク尺
度によるスペクトル包絡を符号化し、バーク尺度による
スペクトル包絡を符号化した楽音信号に対してのみ暗号
化及び復号化する。
【0010】本発明は、楽音信号の特徴値として、線形
予測パラメータ、ピッチ成分、バーク尺度によるスペク
トル包絡、周波数分解係数のパワーを抽出したものと、
該楽音信号と該特徴値との残差値とに分離し、周波数分
解係数のパワーを符号化し、周波数分解係数のパワーを
符号化した楽音信号に対してのみ暗号化及び復号化す
る。
【0011】本発明は、楽音信号の特徴値として、線形
予測パラメータ、ピッチ成分、バーク尺度によるスペク
トル包絡、周波数分解係数のパワーを抽出したものと、
該楽音信号と該特徴値との残差値とに分離し、残差値分
解係数のパワーを符号化し、残差値分解係数のパワーを
符号化した楽音信号を暗号化及び復号化する。
【0012】本発明は、楽音信号の特徴値として、線形
予測パラメータ、ピッチ成分、バーク尺度によるスペク
トル包絡、周波数分解係数のパワーを抽出したものと、
該楽音信号と該特徴値との残差値とに分離し、各特徴値
及び残差値に対して符号化し、各特徴値及び残差値に対
して符号化された楽音信号を暗号化及び復号化する。
【0013】本発明は、暗号化時に、分離され、暗号化
された部分を制御し、元の楽音信号と暗号化された部分
の信号との差分の度合を調整し、復号化時に調整された
差分の度合に基づいて復号化する。図2は、本発明の原
理構成図である。本発明は、楽音信号の特徴値を多段階
に抽出する特徴値抽出手段310と、該特徴値抽出手段
310において抽出された各段階の該特徴値と、元の信
号と抽出した該特徴値との残差値とに分離する分離手段
320と、該分離手段320により分離された該楽音信
号を符号化する符号化手段330とを有する符号化装置
300と、符号化装置300で符号化された楽音信号の
各段階の特徴値に対して暗号化を行う暗号化装置100
と、暗号化装置100で暗号化された楽音信号の各段階
の特徴値を復号化する復号化装置200とを有する。
【0014】本発明は、楽音信号の特徴値を多段階に抽
出する特徴値抽出手段と、該特徴値抽出手段により抽出
された各段階の特徴値と、元の信号と抽出した該特徴値
との残差値とに分離する分離手段と、分離手段により分
離された該残差値を符号化する符号化手段とを有する符
号化装置と、符号化装置で符号化された楽音信号の残差
値に対して暗号化する暗号化装置と、暗号化装置で暗号
化された楽音信号の残差値を復号化する符号化装置とを
有する。
【0015】本発明は、楽音信号の特徴値を多段階に抽
出する特徴値抽出手段と、元の楽音信号と該特徴値抽出
手段で抽出された該特徴値との残差値とに分離する分離
手段と、該分離手段において分離された該特徴値と該残
差値を符号化する符号化手段とを有する符号化装置と、
符号化装置で符号化された楽音信号の各段階の特徴値と
残差値に対して暗号化する暗号化装置と、暗号化装置で
暗号化された楽音信号の各段階の特徴値と残差値を復号
化する復号化装置とを有する。
【0016】本発明は、楽音信号の特徴値として、線形
予測パラメータ、ピッチ成分、バーク尺度によるスペク
トル包絡、周波数分解係数のパワーを抽出したものと、
該楽音信号と該特徴値との残差値とに分離する分離手段
と、該分離手段により、分離された該線形予測パラメー
タを符号化する符号化手段とを有する符号化装置と、符
号化装置で符号化された線形予測パラメータを暗号化す
る暗号化装置と、暗号化装置で暗号化された線形予測パ
ラメータを復号化する復号化装置とを有する。
【0017】本発明は、楽音信号の特徴値として、線形
予測パラメータ、ピッチ成分、バーク尺度によるスペク
トル包絡、周波数分解係数のパワーを抽出したものと、
該楽音信号と該特徴値との残差値とに分離する分離手段
と、該分離手段により分離された該ピッチ成分を符号化
する符号化手段とを有する符号化装置と、符号化装置で
符号化されたピッチ成分を暗号化する暗号化装置と、暗
号化装置で暗号化されたピッチ成分を復号化する復号化
装置とを有する。
【0018】本発明は、楽音信号の特徴値として、線形
予測パラメータ、ピッチ成分、バーク尺度によるスペク
トル包絡、周波数分解係数のパワーを抽出したものと、
該楽音信号と該特徴値との残差値とに分離する分離手段
と、該分離手段により分離された該バーク尺度によるス
ペクトル包絡を符号化する符号化手段とを有する符号化
装置と、符号化装置により符号化されたバーク尺度によ
るスペクトル包絡を暗号化する暗号化装置と、暗号化装
置で暗号化されたバーク尺度によるスペクトル包絡を復
号化する復号化装置とを有する。
【0019】本発明は、楽音信号の特徴値として、線形
予測パラメータ、ピッチ成分、バーク尺度によるスペク
トル包絡、周波数分解係数のパワーを抽出したものと、
該楽音信号と該特徴値との残差値とに分離する分離手段
と、該分離手段により分離された該周波数分解係数のパ
ワーを符号化する符号化手段とを有する符号化装置と、
符号化装置で符号化された周波数分解係数のパワーを暗
号化する暗号化装置と、暗号化装置で暗号化された周波
数分解係数のパワーを復号化する符号化装置とを有す
る。
【0020】本発明は、楽音信号の特徴値として、線形
予測パラメータ、ピッチ成分、バーク尺度によるスペク
トル包絡、周波数分解係数のパワーを抽出したものと、
該楽音信号と該特徴値との残差値とに分離する分離手段
と、該分離手段により分離された該残差値分解係数のパ
ワーを符号化する符号化手段とを有する符号化装置と、
符号化装置で符号化された残差値分解係数のパワーを暗
号化する暗号化装置と、暗号化装置で暗号化された残差
値分解係数のパワーを復号化する復号化装置とを有す
る。
【0021】本発明は、楽音信号の特徴値として、線形
予測パラメータ、ピッチ成分、バーク尺度によるスペク
トル包絡、周波数分解係数のパワーを抽出したものと、
該楽音信号と該特徴値との残差値とに分離する分離手段
と、該分離手段により分離された各特徴値及び残差値に
対して符号化する符号化手段とを有する符号化装置と、
符号化装置で符号化された各特徴値及び残差値を暗号化
する暗号化装置と、暗号化装置で暗号化された各特徴値
及び残差値を復号化する復号化装置とを有する。
【0022】また、暗号化装置は、分離され、暗号化さ
れた部分を制御し、元の楽音信号と暗号化された部分の
信号との差分の度合を調整する調整手段を含み、復号化
装置は、暗号化装置で調整された差分の度合に基づいて
復号化する調整復号化手段を含む。本発明は、多段階に
抽出される特徴値と残差値のそれぞれに対応した暗号化
方法及び装置を用い、または、それらの暗号化方法及び
装置を任意に組み合わせることにより、元の楽音信号値
との間に生じる差分の度合を各特徴値及び残差値に別個
に指定できることから、必要に応じて特徴値の一部を残
す、または、特徴が全く失われることがない程度に暗号
化することによって、元の楽音信号の内容が確認できる
ようになり、多段階に抽出される特徴値と残差値のそれ
ぞれに対応した復号化方法及び装置を用い、または、そ
れらの復号化方法及び装置を任意に組み合わせることに
より、元の楽音信号との間に生じる差分の度合を各特徴
値及び残差値に別個に指定された暗号化された信号を、
元の信号に復号化することができるようになる。
【0023】
【発明の実施の形態】図3は、本発明の符号化された楽
音の暗号化・復号化システムの構成を示す。同図に示す
暗号化・復号化システムは、楽音信号を符号化する符号
化装置300、符号化された楽音信号を暗号化する暗号
化装置100、暗号を復号化する復号化装置200、符
号化された楽音信号を再生する再生装置400から構成
される。
【0024】最初に、楽音信号を多段階の特徴値と残差
値とに分離する符号化装置300について説明する。符
号化装置300は、線形予測・符号化部311、周波数
変換装置312、線形予測パラメータ平坦化部313、
ピッチ成分抽出・符号化部321、ピッチ成分抽出・残
差値計算部322、スペクトル包絡・符号化部331、
残差値計算部332、周波数分解係数平坦化部333、
正規化周波数分解係数計算部341、及び残差値符号化
部351から構成される。
【0025】入力された楽音信号は、周波数変換装置3
12において、変換離散コサイン変換で周波数変換さ
れ、同時に、同じ入力信号(楽音信号)は、線形予測・
符号化部311によって、線形予測が行われる。線形予
測・符号化部311において、求められた線形予測パラ
メータは、符号化された後、出力される。
【0026】線形予測パラメータ平坦化部313におい
て、周波数変換装置312において、周波数変換された
信号と、線形予測・符号化部311において、計算され
た線形予測パラメータから計算されるスペクトル包絡と
の商が計算され、平坦化された周波数変換係数が生成さ
れる。上記の平坦化された周波数変換係数から、ピッチ
成分抽出・符号化部321において、ピッチ成分が抽出
され、符号化された後、出力され、ピッチ成分抽出・残
差値計算部322において、ピッチ成分が抽出された後
の残差値が計算される。
【0027】スペクトル包絡・符号化部331におい
て、上記の残差値に対し、バーク尺度でのスペクトル包
絡が計算され、符号化された後、出力される。なお、バ
ーク尺度とは、聴覚の周波数領域のマスキングが及ぶ帯
域幅に比例した非線形の周波数目盛りである。周波数分
解係数平坦化部333において、ピッチ成分抽出・残差
値計算部322における残差値と、スペクトル包絡・符
号化部331におけるバーク尺度でのスペクトル包絡と
の商が計算され、再度平坦化された周波数分解係数が生
成される。
【0028】正規化周波数分解係数計算部341におい
て、上記の再度平坦化された周波数分解係数のパワーが
計算され、符号化された後出力され、また、そのパワー
により正規化された周波数分解係数が生成される。残差
値符号化部351では、正規化周波数分解係数計算部3
41において生成された正規化された周波数分解係数が
符号化され、残差値として出力される。
【0029】次に、符号化装置300から出力された、
線形予測パラメータ、ピッチ成分、バーク尺度によるス
ペクトル包絡、周波数分解係数のパワー及び残差値のそ
れぞれを符号化した信号から、元の楽音信号を再生する
ための再生装置400について説明する。再生装置40
0は、楽音信号の出力を行う楽音信号出力部401、符
号化された線形予測パラメータを復号化する線形予測パ
ラメータ復号化部411、線形予測パラメータと平坦化
された周波数分解成分から周波数分解成分を計算する周
波数成分計算部413、符号化されたピッチ成分を復号
化するピッチ成分復号化部421、符号化されたバーク
尺度でのスペクトル包絡を復号化するスペクトル包絡復
号化部431、バーク尺度でのスペクトル包絡と残差の
周波数分解係数から周波数分解係数を計算する周波数分
解係数計算部433、符号化された周波数分解係数のパ
ワーを復号化し、それを用いて残差の周波数係数を逆正
規化する逆正規化部441、符号化された残差値を復号
化する残差値復号化部451から構成される。
【0030】残差値復号化部451において、残差の周
波数分解係数が復号化される。逆正規化部441におい
て、周波数分解係数のパワーが復号化され、それを用い
て、残差値復号化部451で計算された残差の周波数分
解係数が逆正規化される。スペクトル包絡復号化部43
1において、バーク尺度によるスペクトル包絡が復号化
され、周波数分解係数計算部433において、逆正規化
部441で計算された残差の周波数分解係数とバーク尺
度によるスペクトル包絡との積が計算される。
【0031】ピッチ成分復号化部421において、ピッ
チ成分が復号化され、周波数分解係数計算部433で計
算されたピッチ成分の除かれた周波数分解係数と、ピッ
チ成分とから、ピッチ成分を含む周波数分解係数が計算
される。線形予測パラメータ復号化部411において、
線形予測パラメータが復号化され、上記で計算された周
波数分解係数と線形予測パラメータとの積が計算され、
その結果に対して、変形離散コサイン変換の逆変換が施
され、楽音信号が再生される。
【0032】次に、本発明の暗号化装置100について
説明する。暗号化装置100は、符号化された線形予測
パラメータを暗号化する線形予測パラメータ暗号化部1
11、符号化された線形予測パラメータの暗号化を制御
する線形予測パラメータ暗号化制御部112、符号化さ
れたピッチ成分を暗号化するピッチ成分暗号化部12
1、符号化されたピッチ成分の暗号化を制御するピッチ
成分暗号化制御部122、符号化されたバーク尺度によ
るスペクトル包絡の暗号化を行うスペクトル包絡暗号化
部131、符号化されたバーク尺度によるスペクトル包
絡の暗号化を制御するスペクトル包絡暗号化制御部13
2、符号化された周波数分解係数のパワーの暗号化を行
う周波数分解係数パワー暗号化部141、符号化された
周波数分解係数のパワーの暗号化の制御を行う周波数分
解係数パワー暗号化制御部142、符号化された残差値
の暗号化を行う残差値暗号化部151、符号化された残
差値の暗号化の制御を行う残差値暗号化制御部152か
ら構成される。
【0033】線形予測パラメータ暗号化制御部112、
ピッチ成分暗号化制御部122、スペクトル包絡暗号化
制御部132、周波数分解係数パワー暗号化制御部14
2、残差値暗号化制御部152において、それぞれ線形
予測パラメータ、ピッチ成分、バーク尺度によるスペク
トル包絡、周波数分解係数のパワー、残差値の周波数分
解係数を符号化したものの、各係数ビットの構成に従っ
て、どのビットに変換を施すかを決定する。
【0034】線形予測パラメータ暗号化部111、ピッ
チ成分暗号化部121、スペクトル包絡暗号化部13
1、周波数分解係数パワー暗号化部141、残差値暗号
化部151においては、それぞれ線形予測パラメータ、
ピッチ成分、バーク尺度によるスペクトル包絡、周波数
分解係数のパワー、残差値の周波数分解係数に対して、
線形予測パラメータ暗号化制御部112、ピッチ成分暗
号化制御部122、スペクトル包絡暗号化制御部13
2、周波数分解係数パワー暗号化制御部142、残差値
暗号化制御部152で決定されたビットに対して暗号化
を行う。
【0035】暗号化装置100から出力された信号は、
符号化装置300から出力される信号と、各係数の構
成、ビット数とも一致するため、再生装置400に入力
することにより、楽音として再生することが可能であ
る。かつ、各特徴値、残差値とも、暗号化の度合を調節
できるため、例えば、特徴値の一部が残るような暗号化
が可能となる。
【0036】次に、暗号化装置100によって暗号化さ
れた信号を、暗号化される前の信号、即ち、符号化装置
300によって出力される符号化された楽音信号と完全
に一致する信号に復号化するための復号化装置200に
ついて説明する。復号化装置200は、符号化された線
形予測パラメータの復号化を行う線形予測パラメータの
復号化部211、符号化された線形予測パラメータの復
号化の制御を行う線形予測パラメータの復号化制御部2
12、符号化されたピッチ成分の復号化を行うピッチ成
分復号化部221、符号化されたピッチ成分の復号化の
制御を行うピッチ成分復号化制御部222、符号化され
たバーク尺度によるスペクトル包絡を復号化するスペク
トル包絡復号化部231、符号化されたバーク尺度によ
るスペクトル包絡の復号化を行うスペクトル包絡復号化
制御部232、符号化された周波数分解係数のパワーを
復号化する周波数分解係数パワー復号化部241、符号
化された周波数分解係数のパワーの復号化を制御する周
波数分解係数パワー復号化制御部242、符号化された
残差値の復号化を行う残差値復号化部251、符号化さ
れた残差値の復号化の制御を行う残差値復号化制御部2
52から構成される。
【0037】線形予測パラメータの復号化制御部21
2、ピッチ成分復号化制御部222、スペクトル包絡復
号化制御部232、周波数分解係数パワー復号化制御部
242、残差値復号化制御部252においては、それぞ
れ、線形予測パラメータ暗号化制御部112、ピッチ成
分暗号化制御部122、スペクトル包絡暗号化制御部1
32、周波数分解係数パワー暗号化制御部142、残差
値暗号化制御部152において決定された線形予測パラ
メータ、ピッチ成分、バーク尺度によるスペクトル包
絡、周波数分解係数のパワー、残差値の周波数分解係数
を符号化したもののどのビットに対して変換を施したか
の情報を用いて、ピッチ成分暗号化部121、ピッチ成
分復号化部221、スペクトル包絡復号化部231、周
波数分解係数パワー復号化部241、残差値復号化部2
51に対して、各信号値のどのビットに対して復号化を
行えばよいのかの制御を行う。
【0038】線形予測パラメータの復号化部211、ピ
ッチ成分復号化部221、スペクトル包絡復号化部23
1、周波数分解係数パワー復号化部241、残差値復号
化部251においては、それぞれ、線形予測パラメー
タ、ピッチ成分、バーク尺度によるスペクトル包絡、周
波数分解係数のパワー、残差値の周波数分解係数に対し
て、線形予測パラメータの復号化制御部212、ピッチ
成分復号化制御部222、スペクトル包絡復号化制御部
232、周波数分解係数パワー復号化制御部242、残
差値復号化制御部252によって決定されたビットに対
して復号化を行う。
【0039】復号化装置200から出力される信号は、
符号化装置300から出力される信号と全く同じである
ので、これを再生装置400で再生すれば、符号化装置
300からの信号を直接再生装置400で再生した場合
と全く同じ結果が得られる。以上により、線形予測パラ
メータ、ピッチ成分、バーク尺度によるスペクトル包
絡、周波数分解係数のパワー、残差値の周波数分解係数
に対する暗号化及び復号化の方法が一緒である必要はな
い。
【0040】
【実施例】以下図面と共に本発明の実施例を説明する。 [第1の実施例]以下、図3の構成に基づいて本実施例
を説明する。線形予測パラメータ暗号化部111、ピッ
チ成分暗号化部121、スペクトル包絡暗号化部13
1、周波数分解係数パワー暗号化部141、残差値暗号
化部151及び線形予測パラメータ暗号化制御部11
2、ピッチ成分暗号化制御部122、スペクトル包絡暗
号化制御部132、周波数分解係数パワー暗号化制御部
142、残差値暗号化制御部152によって実現される
暗号化の方法を説明する。また、これらに対応した、線
形予測パラメータの復号化部211、ピッチ成分復号化
部221、スペクトル包絡復号化部231、周波数分解
係数パワー復号化部241、残差値復号化部251及び
線形予測パラメータの復号化制御部212、ピッチ成分
復号化制御部222、スペクトル包絡復号化制御部23
2、周波数分解係数パワー復号化制御部242、残差値
復号化制御部252によって実現される復号化の方法に
ついても説明する。
【0041】線形予測・符号化部311、ピッチ成分抽
出・符号化部321、スペクトル包絡・符号化部33
1、正規化周波数分解係数計算部341、残差値符号化
部351から出力される符号化された信号は、一般に図
4に示されるような1つまたは、複数の係数からなる、
1つまたは複数の係数グループから構成される。上記の
例として、線形予測・符号化部311から出力された符
号化された線形予測パラメータが、b1,b2,…,b
kビットの係数n1,n2,…,nk、個ずつからなる
係数グループA1,A2,…,Akから構成されていた
とする。
【0042】これに対し、線形予測パラメータ暗号化制
御部112においては、まず、A1,A2,…,Akの
それぞれについて、n1,n2,…,nk個ある係数の
うち、どれに対して暗号化を行うかを決定する。上記の
例として、A1係数グループに対して、例えば、n1が
10であったとして、その10個ある係数のうち、1番
目、4番目、5番目、10番目の係数に対してのみ暗号
化を行うといったことが指定できる。
【0043】線形予測パラメータ暗号化制御部112に
おいては、次に、各係数グループの中の、暗号化させる
係数について、例えば、A1係数グループの場合、b1
個あるビットのうち、どのビットに対して暗号化を行う
かを決定する。上記の例として、A1係数グループに対
して、例えば、b1が5であったとして、その5個ある
ビットのうち、1番目、2番目、3番目、5番目のビッ
トに対して暗号化を行うといったことを指定することが
できる。
【0044】なお、上記のようにして、決定されたどの
係数のどのビットに対して暗号化を施すのかの情報は、
暗号化のパラメータとして記憶することができる。線形
予測パラメータ暗号化部111では、与えられた種によ
って一意に決定する乱数ビット列を発生させ、発生した
ビットと、暗号化を行うビットとの間で排他的論理和を
とることによって暗号化を行う。なお、この乱数の種が
暗号化、復号化の「鍵」となる。
【0045】上記の例として、A1係数グループのビッ
ト数b1が5であり、暗号化は1番目、2番目、3番
目、5番目の4個のビットとに対して行うこととし、そ
の1番目の係数が2進数表示で、“10011”であ
り、かつ、この係数は、暗号化されることになっている
とする。今、発生された乱数ビット列が“1100”で
あったとすると、係数の4番目のビットに対しては、暗
号化を行わないので、ビット毎の排他的論理和を記号
“^”で、演算を行わないビットをxで表すと、 {1001}^{110x0}={01011} となり、この係数は、2進数表示で“01011”に暗
号化される。
【0046】同様に、ピッチ成分、バーク尺度によるス
ペクトル包絡、周波数分解係数パワー、残差値の周波数
分解係数の暗号化については、線形予測パラメータ暗号
化制御部112、ピッチ成分暗号化制御部122、スペ
クトル包絡暗号化制御部132、周波数分解係数パワー
暗号化制御部142、残差値暗号化制御部152におい
て、どのビットを暗号化するかを決定し、ピッチ成分暗
号化部121、ピッチ成分復号化部221、スペクトル
包絡復号化部231、周波数分解係数パワー復号化部2
41、残差値復号化部251において、排他的論理和を
用いた暗号化を行う。
【0047】本実施例において、線形予測パラメータ暗
号化部111、ピッチ成分暗号化部121、スペクトル
包絡暗号化部131、周波数分解係数パワー暗号化部1
41、残差値暗号化部151で発生させる乱数ビット列
を、共通の乱数ビット発生器により発生させ、共用する
ことも可能である。次に、線形予測パラメータの復号化
部211、線形予測パラメータの復号化制御部212を
用いて暗号化された線形予測パラメータを復号化する方
法について説明する。
【0048】線形予測パラメータの復号化制御部212
においては、線形予測パラメータ暗号化制御部112に
おいて記憶した、符号化された線形予測パラメータのど
の係数のどのビットに対して暗号化を施すのかの情報を
用いることで、線形予測パラメータの復号化部211に
おける復号化処理を制御する。線形予測パラメータの復
号化部211においては、線形予測パラメータ暗号化部
111で用いた鍵に対応する鍵を用いることによって、
線形予測パラメータ暗号化部111で発生したものと同
一の乱数ビット列を発生できる乱数ビット列発生器を備
えており、発生されたビット列と、復号化を行うビット
との間で排他的論理和をとることによって、復号化を行
う。
【0049】上記の例として、線形予測パラメータ暗号
化部111の説明において用いたものと同じ例を用い
る。即ち、A1係数グループのビット数b1が5であ
り、線形予測パラメータ暗号化制御部112において、
記憶された変換部分の情報から、1番目の係数は暗号化
されており、ビットとして1番目、2番目、3番目、5
番目の4個のビットとが暗号化されていることが分か
る。且つ、線形予測パラメータ暗号化部111に対して
与えたものに対応する鍵を与えれば、乱数ビット列とし
ては、“1100”が発生するので、暗号化された係数
“01011”に対し、復号化の演算は、{0101
1}^{110x0}={10011}となり、暗号化
される前の楽音信号“10011”が復元できる。
【0050】ピッチ成分復号化部221、スペクトル包
絡復号化部231、周波数分解係数パワー復号化部24
1、残差値復号化部251においては、それぞれピッチ
成分、バーク尺度によるスペクトル包絡、周波数分解係
数のパワー、残差値の周波数分解係数に対して、線形予
測パラメータの復号化部211と同様の方法に従って復
号化を行う。
【0051】ピッチ成分復号化制御部222、スペクト
ル包絡復号化制御部232、周波数分解係数パワー復号
化制御部242、残差値復号化制御部252において
は、それぞれ、ピッチ成分暗号化制御部122、スペク
トル包絡暗号化制御部132、周波数分解係数パワー暗
号化制御部142、残差値暗号化制御部152において
生成されたピッチ成分、バーク尺度によるスペクトル包
絡、周波数分解係数のパワー、残差値の周波数分解係数
を符号化したものに対する暗号化パラメータが入力され
れば、ピッチ成分復号化部221、スペクトル包絡復号
化部231、周波数分解係数パワー復号化部241、残
差値復号化部251に対して、どの係数のどのビットに
対して復号化を行えばよいのかの制御を行うことができ
る。
【0052】[第2の実施例]次に説明する第2の実施
例については、前述の第1の実施例における線形予測パ
ラメータ暗号化部111、ピッチ成分暗号化部121、
スペクトル包絡暗号化部131、周波数分解係数パワー
暗号化部141、残差値暗号化部151及び、線形予測
パラメータの復号化制御部212、ピッチ成分復号化制
御部222、スペクトル包絡復号化制御部232、周波
数分解係数パワー復号化制御部242、残差値復号化制
御部252によって実現される復号化の方法も前述の第
1の実施例とは異なる。
【0053】本実施例における、線形予測パラメータ暗
号化部111及び線形予測パラメータ暗号化制御部11
2の動作について説明する。第1の実施例と同様に、線
形予測パラメータを符号化した結果、例えば、b1,b
2,…,bkビットの係数グループA1,A2,…Ak
がそれぞれn1,n2,…,nk個ずつ生じたとする。
【0054】これに対し、第1の実施例と同様に、線形
予測パラメータ暗号化制御部112においては、まず、
A1,A2,…,Akのそれぞれについて、n1,n
2,…,nk個ある係数のうち、どれに対して暗号化を
行うかを決定し、パラメータを記憶する。線形予測パラ
メータ暗号化制御部112においては、次に、各係数グ
ループ中の暗号化させる係数について、増減させる定数
値を決定する。
【0055】上記において、増減させる定数値がいくつ
であったかは、例えば、その定数値そのものをパラメー
タとして、記憶させることができる。上記の例として、
A1係数グループに対して、例えば、b1が5であった
として、増減させる定数値を2進数表示で“110”に
とることができ、パラメータとして、“00110”を
記憶することができる。
【0056】さらに、線形予測パラメータ暗号化制御部
112においては、線形予測パラメータ暗号化部111
に内包される乱数ビット列発生器の発生する乱数に従っ
て、線形予測パラメータ暗号化部111に行わせる演算
規則について決定する。上記の例として、まず、ビット
“1”が発生した場合は、定数値を足す、ビット列“0
1”が発生した場合は、定数値を引く、ビット“00”
が発生した場合は、元の値を保持し、かつ、係数のオー
バーフロー、アンダーフローが生じた際には、巡回、即
ち、例えば、係数グループA1において、b1が“5”
であり、増減の定数値が2進数表示で“110”で、元
の信号が“11100”で発生したビットが“1”の場
合、単純な足し算では結果が“100010”となり、
オーバーフローするところを“00010”とし、逆に
元の楽音信号“00010”で発生したビットが“0
1”の場合、単純な引き算では結果が負となるところ
を、“11100”とするなどといった規則である。
【0057】上記の演算規則をパラメータとして記憶
し、複数の演算規則を使い分けたい場合には、例えば、
各演算規則を「1」、「2」等と名付け、その番号を記
憶するといった方法がある。線形予測パラメータ暗号化
部111では、入力される線形予測パラメータを符号化
した部分に対して、乱数ビット発生器の発生するビット
と、線形予測パラメータ暗号化制御部112において、
決定された定数値、演算規則に従って、計算処理を行う
ことによって、暗号化を行う。
【0058】ピッチ成分暗号化部121、スペクトル包
絡暗号化部131、周波数分解係数パワー暗号化部14
1、残差値暗号化部151においては、それぞれ、ピッ
チ成分、バーク尺度によるスペクトル包絡、周波数分解
係数のパワー、残差値の周波数分解係数に対して、線形
予測パラメータ暗号化部111と同様の方法によって暗
号化を行う。
【0059】ピッチ成分暗号化制御部122、スペクト
ル包絡暗号化制御部132、周波数分解係数パワー暗号
化制御部142、残差値暗号化制御部152において
は、それぞれピッチ成分、バーク尺度によるスペクトル
包絡、周波数分解係数のパワー、残差値の周波数分解係
数を符号化したものの、各係数ビットの構成に従って、
線形予測パラメータ暗号化制御部112と同様の方法に
よって、暗号化する係数と、増減の定数値、演算規則に
ついて決定する。
【0060】次に、本実施例における、線形予測パラメ
ータの復号化部211及び線形予測パラメータの復号化
制御部212の動作について説明する。線形予測パラメ
ータの復号化部211において、線形予測パラメータを
符号化した部分に対して暗号の復号化を行う。その際、
線形予測パラメータの復号化制御部212において生成
した、どの係数が暗号化されているかと、どの様な演算
を行えばよいかのパラメータを線形予測パラメータの復
号化制御部212に入力することによって、復号化処理
の制御が可能となる。
【0061】上記の線形予測パラメータ暗号化部111
及び線形予測パラメータ暗号化制御部112の説明の際
に、用いた例の場合、増減の定数値は、同じ“110”
を用い、演算規則として、ビット“1”が発生した場合
は、定数値を引く、ビット“01”が発生した場合は、
定数値を足す、ビット“00”が発生した場合は元の値
を保持し、かつ、係数のオーバーフロー、アンダーフロ
ーが生じた際には、巡回させることにすれば、線形予測
パラメータ暗号化部111によって暗号化された値か
ら、線形予測パラメータ暗号化部111によって暗号化
される前の値を線形予測パラメータの復号化部211で
の計算によって得ることができる。
【0062】ピッチ成分復号化部221、スペクトル包
絡復号化部231、周波数分解係数パワー復号化部24
1、残差値復号化部251においては、それぞれ、ピッ
チ成分、バーク尺度によるスペクトル包絡、周波数分解
係数のパワー、残差値の周波数分解係数に対して、線形
予測パラメータの復号化部211と同様の方法によって
復号化を行う。
【0063】ピッチ成分復号化制御部222、スペクト
ル包絡復号化制御部232、周波数分解係数パワー復号
化制御部242、残差値復号化制御部252において
は、それぞれ、ピッチ成分暗号化制御部122、スペク
トル包絡暗号化制御部132、周波数分解係数パワー暗
号化制御部142、残差値暗号化制御部152において
生成されたピッチ成分、バーク尺度によるスペクトル包
絡、周波数分解係数のパワー、残差値の周波数分解係数
を符号化したものに対する暗号化パラメータが入力され
れば、ピッチ成分復号化部221、スペクトル包絡復号
化部231、周波数分解係数パワー復号化部241、残
差値復号化部251に対して、どの係数に対して、どの
定数値を、どの演算規則によって処理したらよいのかの
制御を行うことができる。
【0064】[第3の実施例]図5は、本発明の第3の
実施例を説明するための図である。本実施例において
は、楽音信号を符号化する方式、符号化された楽音信号
を再生する方式、符号化れた楽音信号を暗号化する方
式、暗号化された信号を復号する方式は、前述の発明の
実施の形態の項で記載した内容と同様である。
【0065】前述の発明の実施の形態で示したのと同様
に、線形予測・符号化部311、ピッチ成分抽出・符号
化部321、スペクトル包絡・符号化部331、正規化
周波数分解係数計算部341、残差値符号化部351に
おいて出力される、符号化された線形予測パラメータ、
ピッチ成分、バーク尺度によるスペクトル包絡、周波数
分解係数のパワー、残差値の周波数分解係数は、本実施
例においては、結合され、最終的な出力として、符号化
装置300から出力される。
【0066】再生装置400においては、入力された符
号化された楽音信号を、線形予測パラメータ、ピッチ成
分、バーク尺度によるスペクトル包絡、周波数分解係数
のパワー、残差値の周波数分解係数を符号化した部分に
分離した上で、それらを線形予測パラメータ復号化部4
11、ピッチ成分復号化部421、スペクトル包絡復号
化部431、逆正規化部441、残差値復号化部451
に入力し、前述の発明の実施の形態の欄で示した方法に
より処理を行うことにより、楽音信号が再生される。
【0067】暗号化装置100においては、入力された
符号化された楽音信号を、線形予測パラメータ、ピッチ
成分、バーク尺度によるスペクトル包絡、周波数分解係
数のパワー、残差値の周波数分解係数を符号化した部分
に分離した上で、それらを線形予測パラメータ暗号化部
111、ピッチ成分暗号化部121、スペクトル包絡暗
号化部131、周波数分解係数パワー暗号化部141、
残差値暗号化部151に入力し、前述の発明の実施の形
態の欄に示した方法により暗号化処理が施される。
【0068】線形予測パラメータ暗号化部111、ピッ
チ成分暗号化部121、スペクトル包絡暗号化部13
1、周波数分解係数パワー暗号化部141、残差値暗号
化部151において暗号化された楽音信号は結合され、
最終的な出力として暗号化装置100から出力される。
暗号化装置100から出力された信号は、符号化装置3
00から出力される信号と、各係数の構成、ビット数と
も一致するため、再生装置400に入力することによ
り、楽音として再生することが可能である。かつ、各特
徴値、残差値とも暗号化の度合を調節できるため、例え
ば、特徴値の一部が残るような暗号化が可能である。
【0069】復号化装置200においては、入力された
暗号化された楽音信号を、線形予測パラメータ、ピッチ
成分、バーク尺度によるスペクトル包絡、周波数分解係
数のパワー、残差値の周波数分解係数を符号化した部分
に分離した上で、それらを線形予測パラメータの復号化
部211、ピッチ成分復号化部221、スペクトル包絡
復号化部231、周波数分解係数パワー復号化部24
1、残差値復号化部251において暗号化された楽音信
号は結合され、最終的な出力として復号化装置200よ
り出力される。
【0070】復号化装置200から出力される信号は、
符号化装置300から出力される楽音信号と完全に一致
する。なお、本発明は、上記の実施例に限定されること
なく、特許請求の範囲内で種々変更・応用が可能であ
る。
【0071】
【発明の効果】従来の暗号化方法では、符号化された楽
音信号に対し、一括して暗号化処理が施されているた
め、元の楽音信号の特徴値を残しつつ暗号化することが
不可能であり、暗号化された信号を再生装置によって再
生しても、その楽音信号の内容を確認することが不可能
である。
【0072】上記の本発明の符号化された楽音の暗号化
・復号化方法及びシステムによれば、楽音信号に対して
多段階に特徴値を抽出し、そのそれぞれの特徴値と残差
値を個別に符号化する符号化方式に対し、それぞれの特
徴値及び残差値とを個別に符号化する符号化方式に対し
て、それぞれの特徴値と残差値に対して、独立した暗号
化装置及び復号化装置を用いることにより、暗号化した
信号を再生した場合でも暗号化されずに残されている特
徴値からその内容を確認することができる。
【0073】また、本発明における暗号化装置を用いる
ことにより、楽音作成者は、元の楽音の特徴値の一部は
暗号化され、質的には劣化してはいるが、特徴値の一部
は暗号化されずに、または、程度が弱く暗号化されただ
けで残っているために、内容の確認は、可能な商品見本
を配布することができるようになり、一方でのこの商品
見本を受け取った者は、商品見本から元の信号を類推す
ることが可能となる。
【0074】また、本発明における復号化装置を用いる
ことで、商品見本を受け取った者は、暗号化のパラメー
タ及び乱数発生の種となる鍵を受け取れば、元の楽音を
再生することが可能となる。また、暗号化のパラメータ
は、商品見本と同時に配布することも可能であり、この
場合も商品見本を提供された側は鍵がない限り、元の楽
音そのものを復元することはできず、元の楽音信号と比
較すると圧倒的に情報量の小さい鍵を受け取るだけで、
元の楽音の再生が可能となる。これにより、楽音提供者
は、元の楽音信号の不正複写を防ぎつつ、広く商品見本
を配布することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための図である。
【図2】本発明の原理構成図である。
【図3】本発明の符号化された楽音の暗号化・復号化シ
ステムの構成図である。
【図4】本発明の実施例の符号化された楽音信号の構成
図である。
【図5】本発明の第3の実施例の楽音の暗号化・復号化
システムの構成図である。
【符号の説明】
100 暗号化装置 111 線形予測パラメータ暗号化部 112 線形予測パラメータ暗号化制御部 121 ピッチ成分暗号化部 122 ピッチ成分暗号化制御部 131 スペクトル包絡暗号化部 132 スペクトル包絡暗号化制御部 141 周波数分解係数パワー暗号化部 142 周波数分解係数パワー暗号化制御部 151 残差値暗号化部 152 残差値暗号化制御部 200 復号化装置 211 線形予測パラメータの復号化部 212 線形予測パラメータの復号化制御部 221 ピッチ成分復号化部 222 ピッチ成分復号化制御部 231 スペクトル包絡復号化部 232 スペクトル包絡復号化制御部 241 周波数分解係数パワー復号化部 242 周波数分解係数パワー復号化制御部 251 残差値復号化部 252 残差値復号化制御部 300 符号化装置 301 入力信号 310 特徴値抽出手段 311 線形予測・符号化部 312 周波数変換装置 313 線形予測パラメータ平坦化部 320 分離手段 321 ピッチ成分抽出・符号化部 322 ピッチ成分抽出・残差値計算部 330 符号化手段 331 スペクトル包絡・符号化部 332 残差値計算部 333 周波数分解係数平坦化部 341 正規化周波数分解係数計算部 351 残差値符号化部 400 再生装置 401 楽音信号出力部 411 線形予測パラメータ復号化部 413 周波数成分計算部 421 ピッチ成分復号化部 431 スペクトル包絡復号化部 433 周波数分解係数計算部 441 逆正規化部 451 残差値復号化部

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 楽音信号の特徴値を多段階に抽出し、 抽出された各段階の前記特徴値と、元の信号と抽出した
    該特徴値との残差値とに分離して、符号化し、 前記各段階の前記特徴値に対してのみ暗号化及び復号化
    を行うことを特徴とする符号化された楽音の暗号化・復
    号化方法。
  2. 【請求項2】 楽音信号の特徴値を多段階に抽出し、 各段階の前記特徴値と、元の前記楽音信号と抽出した該
    特徴値との残差値とに分離して、符号化し、 前記残差値に対してのみ暗号化及び復号化を行うことを
    特徴とする符号化された楽音の暗号化・復号化方法。
  3. 【請求項3】 楽音信号の特徴値を多段階に抽出し、 元の前記楽音信号と抽出した前記特徴値との残差値とに
    分離して、符号化し、 各段階の前記特徴値と前記残差値に対してのみ暗号化及
    び復号化を行うことを特徴とする符号化された楽音の暗
    号化・復号化方法。
  4. 【請求項4】 楽音信号の特徴値として、線形予測パラ
    メータ、ピッチ成分、バーク尺度によるスペクトル包
    絡、周波数分解係数のパワーを抽出したものと、該楽音
    信号と該特徴値との残差値とに分離し、 前記線形予測パラメータを符号化し、 符号化された前記線形予測パラメータに対してのみ暗号
    化及び復号化を行うことを特徴とする符号化された楽音
    の暗号化・復号化方法。
  5. 【請求項5】 楽音信号の特徴値として、線形予測パラ
    メータ、ピッチ成分、バーク尺度によるスペクトル包
    絡、周波数分解係数のパワーを抽出したものと、該楽音
    信号と該特徴値との残差値とに分離し、 前記ピッチ成分を符号化し、 前記ピッチ成分を符号化した楽音信号に対してのみ暗号
    化及び復号化を行うことを特徴とする符号化された楽音
    の暗号化・復号化方法。
  6. 【請求項6】 楽音信号の特徴値として、線形予測パラ
    メータ、ピッチ成分、バーク尺度によるスペクトル包
    絡、周波数分解係数のパワーを抽出したものと、該楽音
    信号と該特徴値との残差値とに分離し、 前記バーク尺度によるスペクトル包絡を符号化し、 前記バーク尺度によるスペクトル包絡を符号化した楽音
    信号に対してのみ暗号化及び復号化することを特徴とす
    る符号化された楽音の暗号化・復号化方法。
  7. 【請求項7】 楽音信号の特徴値として、線形予測パラ
    メータ、ピッチ成分、バーク尺度によるスペクトル包
    絡、周波数分解係数のパワーを抽出したものと、該楽音
    信号と該特徴値との残差値とに分離し、 前記周波数分解係数のパワーを符号化し、 前記周波数分解係数のパワーを符号化した楽音信号に対
    してのみ暗号化及び復号化することを特徴とする符号化
    された楽音の暗号化・復号化方法。
  8. 【請求項8】 楽音信号の特徴値として、線形予測パラ
    メータ、ピッチ成分、バーク尺度によるスペクトル包
    絡、周波数分解係数のパワーを抽出したものと、該楽音
    信号と該特徴値との残差値とに分離し、 残差値分解係数のパワーを符号化し、 残差値分解係数のパワーを符号化した楽音信号を暗号化
    及び復号化することを特徴とする符号化された楽音の暗
    号化・復号化方法。
  9. 【請求項9】 楽音信号の特徴値として、線形予測パラ
    メータ、ピッチ成分、バーク尺度によるスペクトル包
    絡、周波数分解係数のパワーを抽出したものと、該楽音
    信号と該特徴値との残差値とに分離し、 各前記特徴値及び前記残差値に対して符号化し、 各前記特徴値及び前記残差値に対して符号化された楽音
    信号を暗号化及び復号化することを特徴とする符号化さ
    れた楽音の暗号化・復号化方法。
  10. 【請求項10】 暗号化時に、分離され、暗号化された
    部分を制御し、元の楽音信号と暗号化された部分の信号
    との差分の度合を調整し、 復号化時に調整された前記差分の度合に基づいて復号化
    する請求項1乃至9記載の符号化された楽音の暗号化・
    復号化方法。
  11. 【請求項11】 楽音信号の特徴値を多段階に抽出する
    特徴値抽出手段と、該特徴値抽出手段において抽出され
    た各段階の該特徴値と、元の信号と抽出した該特徴値と
    の残差値とに分離する分離手段と、該分離手段により分
    離された該楽音信号を符号化する符号化手段とを有する
    符号化装置と、 前記符号化装置で符号化された楽音信号の前記各段階の
    特徴値に対して暗号化を行う暗号化装置と、 前記暗号化装置で暗号化された楽音信号の前記各段階の
    特徴値を復号化する復号化装置とを有することを特徴と
    する符号化された楽音の暗号化・復号化システム。
  12. 【請求項12】 楽音信号の特徴値を多段階に抽出する
    特徴値抽出手段と、該特徴値抽出手段により抽出された
    各段階の前記特徴値と、元の信号と抽出した該特徴値と
    の残差値とに分離する分離手段と、分離手段により分離
    された該残差値を符号化する符号化手段とを有する符号
    化装置と、 前記符号化装置で符号化された前記楽音信号の前記残差
    値に対して暗号化する暗号化装置と、 前記暗号化装置で暗号化された前記楽音信号の前記残差
    値を復号化する符号化装置とを有する暗号化・復号化シ
    ステム。
  13. 【請求項13】 楽音信号の特徴値を多段階に抽出する
    特徴値抽出手段と、元の楽音信号と該特徴値抽出手段で
    抽出された該特徴値との残差値とに分離する分離手段
    と、該分離手段において分離された該特徴値と該残差値
    を符号化する符号化手段とを有する符号化装置と、 前記符号化装置で符号化された楽音信号の各段階の前記
    特徴値と前記残差値に対して暗号化する暗号化装置と、 前記暗号化装置で暗号化された楽音信号の各段階の前記
    特徴値と前記残差値を復号化する復号化装置とを有する
    ことを特徴とする符号化された楽音の暗号化・復号化シ
    ステム。
  14. 【請求項14】 楽音信号の特徴値として、線形予測パ
    ラメータ、ピッチ成分、バーク尺度によるスペクトル包
    絡、周波数分解係数のパワーを抽出したものと、該楽音
    信号と該特徴値との残差値とに分離する分離手段と、該
    分離手段により、分離された該線形予測パラメータを符
    号化する符号化手段とを有する符号化装置と、 前記符号化装置で符号化された線形予測パラメータを暗
    号化する暗号化装置と、 前記暗号化装置で暗号化された線形予測パラメータを復
    号化する復号化装置とを有することを特徴とする符号化
    された楽音の暗号化・復号化システム。
  15. 【請求項15】 楽音信号の特徴値として、線形予測パ
    ラメータ、ピッチ成分、バーク尺度によるスペクトル包
    絡、周波数分解係数のパワーを抽出したものと、該楽音
    信号と該特徴値との残差値とに分離する分離手段と、該
    分離手段により分離された該ピッチ成分を符号化する符
    号化手段とを有する符号化装置と、 前記符号化装置で符号化されたピッチ成分を暗号化する
    暗号化装置と、 前記暗号化装置で暗号化された前記ピッチ成分を復号化
    する復号化装置とを有することを特徴とする符号化され
    た楽音の暗号化・復号化システム。
  16. 【請求項16】 楽音信号の特徴値として、線形予測パ
    ラメータ、ピッチ成分、バーク尺度によるスペクトル包
    絡、周波数分解係数のパワーを抽出したものと、該楽音
    信号と該特徴値との残差値とに分離する分離手段と、該
    分離手段により分離された該バーク尺度によるスペクト
    ル包絡を符号化する符号化手段とを有する符号化装置
    と、 前記符号化装置により符号化された前記バーク尺度によ
    るスペクトル包絡を暗号化する暗号化装置と、 前記暗号化装置で暗号化された前記バーク尺度によるス
    ペクトル包絡を復号化する復号化装置とを有することを
    特徴とする符号化された楽音の暗号化・復号化システ
    ム。
  17. 【請求項17】 楽音信号の特徴値として、線形予測パ
    ラメータ、ピッチ成分、バーク尺度によるスペクトル包
    絡、周波数分解係数のパワーを抽出したものと、該楽音
    信号と該特徴値との残差値とに分離する分離手段と、該
    分離手段により分離された該周波数分解係数のパワーを
    符号化する符号化手段とを有する符号化装置と、 前記符号化装置で符号化された前記周波数分解係数のパ
    ワーを暗号化する暗号化装置と、 前記暗号化装置で暗号化された前記周波数分解係数のパ
    ワーを復号化する符号化装置とを有することを特徴とす
    る符号化された楽音の暗号化・復号化システム。
  18. 【請求項18】 楽音信号の特徴値として、線形予測パ
    ラメータ、ピッチ成分、バーク尺度によるスペクトル包
    絡、周波数分解係数のパワーを抽出したものと、該楽音
    信号と該特徴値との残差値とに分離する分離手段と、該
    分離手段により分離された該残差値分解係数のパワーを
    符号化する符号化手段とを有する符号化装置と、 前記符号化装置で符号化された前記残差値分解係数のパ
    ワーを暗号化する暗号化装置と、 前記暗号化装置で暗号化された前記残差値分解係数のパ
    ワーを復号化する復号化装置とを有することを特徴とす
    る符号化された楽音の暗号化・復号化システム。
  19. 【請求項19】 楽音信号の特徴値として、線形予測パ
    ラメータ、ピッチ成分、バーク尺度によるスペクトル包
    絡、周波数分解係数のパワーを抽出したものと、該楽音
    信号と該特徴値との残差値とに分離する分離手段と、該
    分離手段により分離された各特徴値及び残差値に対して
    符号化する符号化手段とを有する符号化装置と、 前記符号化装置で符号化された前記各特徴値及び残差値
    を暗号化する暗号化装置と、 前記暗号化装置で暗号化された前記各特徴値及び残差値
    を復号化する復号化装置とを有することを特徴とする符
    号化された楽音の暗号化・復号化システム。
  20. 【請求項20】 前記暗号化装置は、 分離され、暗号化された部分を制御し、元の楽音信号と
    暗号化された部分の信号との差分の度合を調整する調整
    手段を含み、 前記復号化装置は、 前記暗号化装置で調整された前記差分の度合に基づいて
    復号化する調整復号化手段を含む請求項11乃至19記
    載の符号化された楽音の暗号化・復号化システム。
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