JPH10255964A - 誘導加熱コイル - Google Patents
誘導加熱コイルInfo
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- JPH10255964A JPH10255964A JP9054638A JP5463897A JPH10255964A JP H10255964 A JPH10255964 A JP H10255964A JP 9054638 A JP9054638 A JP 9054638A JP 5463897 A JP5463897 A JP 5463897A JP H10255964 A JPH10255964 A JP H10255964A
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- Japan
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- coil
- induction heating
- heating coil
- divided
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/25—Process efficiency
Landscapes
- Joints With Sleeves (AREA)
- General Induction Heating (AREA)
- Heat Treatment Of Articles (AREA)
Abstract
と。 【解決手段】フレーム12と、径方向に沿って複数に分割
されたコイル部材13と、これらの分割コイル部材13を互
いに近接する方向に押圧する押圧手段14と、この押圧手
段14とコイル部材13との間に介装される弾性部材15とを
備えて誘導加熱コイル11を構成する。分割されたコイル
部材13と押圧手段14との間には弾性部材15が介装されて
いるため、分割されたコイル部材13の間の機械的寸法の
バラツキを吸収して良好な接触状態を得ることができ
る。
Description
等の高周波焼入れ等で利用される誘導加熱コイルに関す
る。
を有する誘導加熱コイルが用いられている。誘導加熱コ
イルは、一般的に、内部空間に被加熱部材が配置された
コイル部材に通電して被加熱部材を高周波加熱する構造
であり、被加熱部材がクランクシャフト等の長尺状部材
である場合には、誘導加熱コイルへ被加熱部材を装着す
る作業性を考慮してコイル部材は、いわゆる割型とされ
ることがある。この割型コイル部材を有する誘導加熱コ
イルとして、従来では、分割されたコイル部材同士をボ
ルト及びナットからなるクランプ装置で連結するものが
ある(特公昭48-14216号、特開平7-249484号)。
48-14216号、特開平7-249484号で示される従来例では、
誘導加熱コイルは分割されたコイル部材同士をボルト等
からなるクランプ装置で連結する構造であり、このクラ
ンプ装置では、クランプの箇所だけ、手作業でクランプ
を閉めなければならず、組立作業が煩雑になるという問
題点がある。
熱コイルを提供することにある。
イル部材を分割して形成された分割コイル部材と、この
分割コイル部材をその復元方向に向かって押圧する押圧
手段との間に弾性部材を介装して前記目的を達成しよう
とするものである。具体的には、本発明の誘導加熱コイ
ルは、フレームと、径方向に沿って複数に分割されたコ
イル部材と、これらの分割されたコイル部材をそれぞれ
径方向中心に向かって押圧する押圧手段と、この押圧手
段と前記コイル部材との間に介装される弾性部材とを有
することを特徴とする。
等の被加熱部材を誘導加熱コイルにセットするため、分
割されたコイル部材を互いに離隔し、これらの分割され
たコイル部材の間に被加熱部材を配置する。その後、分
割されたコイル部材をその復元方向に押圧手段でそれぞ
れ押圧してコイル部材の接点同士を接合し、連続した螺
旋形又は並列コイル群を形成する。
との間には弾性部材が介装されているため、分割された
コイル部材の間の機械的寸法のバラツキを吸収して良好
な接触状態を得ることができる。つまり、弾性部材によ
りコイルの各接点を均一な力で押圧することができるか
ら、これらの接点間には隙間がなくなり、誘導加熱コイ
ルの組立作業が容易となる。
記分割されたコイル部材、前記押圧手段及び前記弾性部
材を着脱自在に取り付けた構造でもよい。この構造で
は、誘導加熱コイルの作業現場への輸送作業が容易とな
るとともに、現場での誘導加熱コイルの組立作業を容易
に行える。
ば、ウレタンフォームから構成されているものでもよ
い。この構成では、ウレタンフォームが絶縁性があるの
で、コイル部材から誤って弾性部材に漏電するという事
故を防止できる。
に基づいて説明する。本実施形態はクランクシャフトを
焼入れするために利用される誘導加熱コイル11であ
り、その具体的な構成が図1から図3に示されている。
図1は誘導加熱コイル11の正面図であり、図2はその
側面図であり、図3はクランクシャフト10を示す斜視
図である。図3に示される通り、クランクシャフト10
は複数の軸部10Aを有するものであり、これらの軸部
10Aは誘導加熱して高周波焼入れが必要な部位であ
る。
1は、略箱形のフレーム12と、クランクシャフト10
の軸部10Aを誘導加熱し径方向に沿って上下に分割さ
れた2個の分割コイル部材13と、これらの分割コイル
部材13をそれぞれ復元方向、つまり、上方の分割コイ
ル部材13を下方に、かつ、下方の分割コイル部材13
を上方にそれぞれ押圧する押圧手段14と、この押圧手
段14と分割コイル部材13との間に介装される弾性部
材15と、分割コイル部材13に通電する通電装置16
とを有する構造である。本実施形態では、分割コイル部
材13、押圧手段14及び弾性部材15が分割コイル部
材13の軸線を挟んで上下において対称構造であり、こ
れらの部材13〜15は、それぞれユニット化されてい
る。
押圧手段14及び弾性部材15が着脱自在に取り付けら
れている。フレーム12は、平面矩形状の底板部12A
と、この底板部12Aの四隅に立設された柱12Bと、
これらの柱12Bに支持された天井部12Cと、通電装
置16を設置するためのブロック状の置き台12Dとを
備えている。
本体13Aと、このコイル部本体13Aの両端部に径方
向に延びて形成された直線部13Bとを有し、安全のた
めに、その表面が樹脂モールドされた構造であり、上下
の分割コイル部材13の直線部13B同士を接合するこ
とにより、クランクシャフト10の軸部10Aを誘導加
熱するための連続した螺旋形が形成される。分割コイル
部材13の直線部13Bは、他の分割コイル部材13の
直線部13Bと対向する部分が接点13Cとされ、この
接点13Cには銀あるいは良導電性かつ良接着性の素材
が塗布されている。
Aと天井部12Cとにそれぞれ着脱自在に取り付けられ
た油圧シリンダ17と、これらの油圧シリンダ17でそ
れぞれ上下方向に進退される2個の連結部材18と、こ
れらの連結部材18の両端部に取り付けられ弾性部材1
5を介して分割コイル部材13の直線部13Bに連結さ
れた支持アーム19とを備え、油圧シリンダ17の進退
作動に伴って互いに対向する分割コイル部材13を押圧
又は離隔するものである。連結部材18は支持アーム1
9の長手方向の中心部に連結されており、この支持アー
ム19は分割コイル部材13の軸方向に沿って配置さ
れ、その両端部がフレーム12の柱12Bに形成された
ガイド用凹部12Eに上下に案内される。
ル部材13の直線部13Bとの間にそれぞれ配置された
低いヤング率のウレタンフォームである。通電装置16
は、分割コイル部材13の接点13Cと接続された銅ブ
スバー20と、この銅ブスバー20に接続された高周波
コンデンサ21と、この高周波コンデンサ21に接続さ
れたインバータ電源及び出力トランス等の電力供給装置
22とを備えた構造であり、この通電装置16から分割
コイル部材13に誘導加熱を発生させるための高周波電
流が供給される。通電装置16は防滴カバー23で覆わ
れている。
る。現場で誘導加熱コイル11を設置するために、現場
にて、分割コイル部材13、押圧手段14、弾性部材1
5及び通電装置16をフレーム12に取り付けて誘導加
熱コイル11を組み立てる。その後、焼入れ対象のクラ
ンクシャフト10を誘導加熱コイル11にセットする
が、この際、誘導加熱コイル11では、分割コイル13
が互いに離隔しており、クランクシャフト10が分割コ
イル部材13と干渉することなくスムースに送り込まれ
る。
部10Aが分割コイル部材13の間に配置されたら、押
圧手段14を作動して分割コイル部材13をその復元方
向(互いに近接する方向)に押圧して互いに対向する接
点13C同士を接合し、連続した螺旋形を形成する。こ
こで、分割コイル部材13と押圧手段14の支持アーム
19との間には弾性部材15が介装されているため、分
割されたコイル部材13の間の機械的寸法のバラツキを
吸収して良好な接触状態を得ることができる。
イル部材13に高周波電流を所定時間流すと、クランク
シャフト10の軸部10Aの表面に渦電流が誘起され、
クランクシャフト10の軸部10Aが誘導加熱される。
この誘導加熱に伴って軸部10Aが高周波焼入れされ
る。この軸部10Aが高周波焼入れされたなら、押圧手
段14を作動して分割コイル部材13を互いに離れる方
向に離隔し、クランクシャフト10を軸方向に移動して
次の焼入れ対象である軸部10Aを分割コイル部材13
の間に配置する。さらに、同様の手順で軸部10Aを高
周波焼入れする。
イル11は、被加熱部材であるクランクシャフト10を
誘導加熱し径方向に沿って2個に分割された分割コイル
部材13と、これらの分割コイル部材13をそれぞれ径
方向に押圧する押圧手段14と、この押圧手段14と分
割コイル部材13との間に介装される弾性部材15とを
有する構造であるから、押圧手段14で分割コイル部材
13を押圧する際に、分割コイル部材13の接点13C
同士の押圧力が弾性部材15により大きくなり、これら
の接点13C間の隙間を簡単な作業でなくすことができ
る。そのため、誘導加熱コイル11の組立作業が容易と
なり、分割コイル部材13に通電してクランクシャフト
10を安全確実に誘導加熱して高周波焼入れすることが
できる。
11はフレーム12を備え、このフレーム12には、分
割コイル部材13、押圧手段14及び弾性部材15が着
脱自在に取り付けられているから、誘導加熱コイル11
の作業現場への輸送作業が容易となるとともに、現場で
の誘導加熱コイル11の組立作業が容易となる。また、
弾性部材15はウレタンフォームから構成されているか
ら、ウレタンフォームが絶縁性があるので、分割コイル
部材13から誤って弾性部材15に漏電するという事故
を防止できる。
るものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変
形、改良等は本発明に含まれるものである。例えば、前
記実施形態では弾性部材15をウレタンフォームから構
成したが、本発明では図4に示される通り、弾性部材2
5をコイルばね、その他のばね部材から構成してもよ
く、あるいは、ダッシュポットから構成してもよい。
を備えて構成したが、本発明では、油圧シリンダ17に
代えてエアーシリンダとしてもよく、あるいは、図4に
示される通り、フレーム12に取り付けられたモータ2
7A、このモータ27Aに取り付けられたピニオン27
B及びこのピニオン27Bで進退駆動されるラック27
Cからなる駆動機構としてもよい。
材13を組み合わせて螺旋状の加熱用コイルを形成した
が、本発明では、図5に示される通り、コイルの各ター
ンが独立した並列コイル群から加熱用コイルを構成して
もよい。つまり、略半円状の分割コイル部材33を組み
合わせて略リング状の独立したコイルを構成し、これら
のコイルを複数個並べ、かつ、コイル部材33の直線部
13B同士を図示しない弾性部材を介して互いに押圧さ
れる構造でもよい。なお、図5中、符号34は絶縁材で
ある。
ル部材13を2個に分割したが、3個、4個、それ以上
に分割した場合も含まれる。また、前記実施形態では、
被加熱部材をクランクシャフトとしたが、本発明の誘導
加熱コイルでは、被加熱部材を中実の円柱部材や円筒部
材、ワイヤ等の細長い部材等としてもよく、あるいは、
船舶用アンカーで利用される大型のチェーン等の閉鎖型
のものとしてもよい。
構成する略楕円形リング同士が摩擦して磨耗することが
あるが、この磨耗を防止するためにリングの一部を複数
の分割コイル部材13で囲い、この状態でリング部材の
表面を高周波焼入れする。これにより、リングの表面が
均等に焼入れされる。従って、本発明は、特に、クラン
クシャフトのような異形物や大型のチェーン等の閉鎖型
の高周波焼入れに適している。
れば、フレームと、径方向に沿って複数に分割されたコ
イル部材と、これらの分割されたコイル部材をそれぞれ
径方向中心に向かって押圧する押圧手段と、この押圧手
段と前記コイル部材との間に介装される弾性部材とを有
する構造であるから、押圧手段で分割コイル部材を押圧
する際に、分割コイル部材の接点同士の押圧力が弾性部
材により大きくなり、これらの接点間の隙間を簡単な作
業でなくすことができる。そのため、誘導加熱コイルの
組立作業が容易となる。
の正面図である。
図である。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】フレームと、径方向に沿って複数に分割さ
れたコイル部材と、これらの分割されたコイル部材をそ
れぞれ径方向中心に向かって押圧する押圧手段と、この
押圧手段と前記コイル部材との間に介装される弾性部材
とを有することを特徴とする誘導加熱コイル。 - 【請求項2】請求項1記載の誘導加熱コイルにおいて、
前記フレームには、前記分割されたコイル部材、前記押
圧手段及び前記弾性部材が着脱自在に取り付けられてい
ることを特徴とする誘導加熱コイル。 - 【請求項3】請求項1又は2に記載の誘導加熱コイルに
おいて、前記弾性部材はウレタンフォームから構成され
ていることを特徴とする誘導加熱コイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05463897A JP3676898B2 (ja) | 1997-03-10 | 1997-03-10 | 誘導加熱コイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05463897A JP3676898B2 (ja) | 1997-03-10 | 1997-03-10 | 誘導加熱コイル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10255964A true JPH10255964A (ja) | 1998-09-25 |
JP3676898B2 JP3676898B2 (ja) | 2005-07-27 |
Family
ID=12976326
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05463897A Expired - Fee Related JP3676898B2 (ja) | 1997-03-10 | 1997-03-10 | 誘導加熱コイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3676898B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4918205B2 (ja) * | 2000-02-10 | 2012-04-18 | インダクトヒート インコーポレイテッド | 複雑な形状をした加工品の誘導加熱処理 |
CN105562864A (zh) * | 2014-10-17 | 2016-05-11 | 上海交通大学 | 高频感应加热用线圈、配管的钎焊装置及方法 |
CN111795573A (zh) * | 2019-04-04 | 2020-10-20 | 富士电机株式会社 | 感应加热装置 |
-
1997
- 1997-03-10 JP JP05463897A patent/JP3676898B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4918205B2 (ja) * | 2000-02-10 | 2012-04-18 | インダクトヒート インコーポレイテッド | 複雑な形状をした加工品の誘導加熱処理 |
CN105562864A (zh) * | 2014-10-17 | 2016-05-11 | 上海交通大学 | 高频感应加热用线圈、配管的钎焊装置及方法 |
CN111795573A (zh) * | 2019-04-04 | 2020-10-20 | 富士电机株式会社 | 感应加热装置 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3676898B2 (ja) | 2005-07-27 |
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