JPH10255349A - 記録媒体の記録再生方法及び記録再生装置 - Google Patents

記録媒体の記録再生方法及び記録再生装置

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JPH10255349A
JPH10255349A JP5324197A JP5324197A JPH10255349A JP H10255349 A JPH10255349 A JP H10255349A JP 5324197 A JP5324197 A JP 5324197A JP 5324197 A JP5324197 A JP 5324197A JP H10255349 A JPH10255349 A JP H10255349A
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JP5324197A
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Masashi Yoshihiro
昌史 吉弘
Yoshitane Tsuburaya
欣胤 円谷
Nobuyuki Nagai
伸之 長井
Susumu Imai
奨 今井
Norio Ota
憲雄 太田
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Maxell Holdings Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光磁気記録媒体を光磁界変調方式で記録する
際に、レーザ光の照射条件(レーザ光パルス幅、光強
度)を最適化する。 【解決手段】 レーザ光パルス幅を種々のパルス幅に変
更しながら、または、レーザ光の光強度を種々の強度に
変更しながらテスト用データをディスク記録媒体に記録
し、このテスト記録データをまずテスト記録トラックを
トラッキングさせ、次に無記録エリアをトラッキングさ
せて再生信号を読み取らせ、その信号を評価させること
ができるように、記録再生装置にトラッキング誤差信号
切り換え回路を装備させる。これによって環境温度変化
に即応して再生可能、高密度記録可能、クロストーク防
止の最適な記録を行わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報記録媒体の記録
再生装置とその方法に関し、より詳細には最適な記録信
号ピット幅、磁区幅等の記録素子幅を正確に決定し、そ
れを制御することのできる情報記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報化技術の発達及び情報量の増
大に伴って、大容量の情報を記録できる光メモリが使用
されている。記録した情報を書換え可能な光メモリとし
て、光磁気記録媒体の開発が盛んに行われている。かか
る光磁気記録媒体の情報記録方式として光変調方式と磁
界変調方式が知られている。光変調方式では、基板上に
形成されてた光磁気膜に、光磁気膜の保磁力よりも弱い
直流磁界を与えながら、記録するデータに応じて変調さ
れたレーザビームを照射することによってデータの記録
が実行される(例えば、特開昭52−23318号参
照)。この方式では、常に一定方向の磁界を与えながら
記録するため、データが記録してある領域に再記録する
には、既記録部分を消去した後に新たに記録する必要が
ある。すなわち、この方式では直接データを重ね書きす
ることはできなかった。
【0003】一方、磁界変調方式では、光磁気膜に、直
流レーザ光を照射しながら、コード化データに応じてパ
ルス化された変調磁界を印加することによってデータが
記録される(例えば、特開昭51−107121号参
照)。この方法では、ビットデータの”0”,”1”に
応じて記録媒体の磁化の方向を直接反転してデータを記
録することができるので、以前に記録したデータが存在
する状態で直接データを書き込むオーバーライトが可能
となる。しかしながら、直流的にレーザ光を照射させる
ため、線速度が増加するにつれて記録マークがレーザ光
照射方向に長い三日月型になり、信号処理の点で不利で
ある。さらに、磁界切替え時に外部磁界が印加されない
領域では磁区が不確定になり、高密度化する際にS/N
比の点で問題がある。
【0004】磁界変調方式を改良した技術として、特開
平1−292603号は、光磁気記録媒体を記録データ
に同期した一定周波数のパルスレーザ光で加熱しなが
ら、記録データに対応した極性を有する磁界を与えるこ
とによってコードデータを直接重ね書きする記録方式を
開示している(以下、光磁界変調方式という)。この技
術によると、上記磁気変調方式の欠点を解消して、安定
な記録マークが得られることが示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】光磁気ディスク、及び
光ディスク等は、レーザ光、磁界等のパルス強度、パル
ス幅が大きいほど記録ピット、或いは記録磁区の幅は広
くなる。図1は光ディスク記録再生装置の温度環境がD
℃及びE℃で電源が入力されると、記録再生装置内部の
光記録媒体の温度は(1)から(3)へ、及び(2)か
ら(4)へと上昇することを示す。さらに、図1は、光
ディスク用記録再生装置の置かれている室温の高いE℃
の場合、光記録媒体の温度(4)が、D℃の場合の
(3)よりより一層高くなり、各温度環境が(1)、
(2)、(3)、(4)の順に高くなるに対応して、出
力一定のレ−ザ−・ビ−ムの照射によって得られる記録
ピットの大きさは a,b,c,dの順に大きくなるこ
とを示す。
【0006】さらに、記録再生装置内部の発熱温度は、
記録再生装置のメ−カの違いによっても異なり、記録再
生装置の種類、例えば3.5インチ光磁気ディスク用記
録再生装置、5インチ光磁気ディスク用記録再生装置、
CD−R用記録再生装置等によっても異なる。
【0007】さらに、記録媒体の記録再生動作を継続し
て行っている間、時間の経過に伴い環境条件は時々刻々
と変化すると共に、記録再生装置の電源入力後、電源シ
ステムから放出される熱によって記録再生装置内の記録
環境温度は時々刻々と変化する。この記録再生装置内の
記録環境温度の変化の仕方は、記録再生装置の置かれて
いる大気の温度環境の状況によって異なる。
【0008】記録ピット、或いは記録磁区の幅が広すぎ
ると、隣接するトラック間のクロストークノイズとな
り、S/N比低下の原因となる。高密度記録媒体ではト
ラックピッチを一層狭くして、該トラック幅領域内で記
録密度の高い記録ピットを形成することが必要である。
このために、記録ピット或いは記録磁区の幅、あるいは
トラック内における記録ピット、或いは記録磁区の記録
位置等をより高精度に制御する技術が要求されている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は図2で示すよう
に、記録再生装置の内部の記録媒体に情報ピットを記録
する場合、記録再生装置の外部環境温度が変わっても、
記録再生装置内部で発生し、放出される熱量が変わって
も、常に最適な大きさのピットが記録形成できるように
する方法、及びその方法を利用できる記録再生装置を提
供する。
【0010】本発明は下記の態様に従って記録する記録
再生装置、及び記録再生方法を提供する。
【0011】(第1):記録再生装置の動作開始時、或
いは未記録の記録媒体初記録(バージン記録)時記録媒
体の未記録の記録トラックに、テスト記録データをパル
ス幅を変えながら記録し、異なる複数のテスト記録ピッ
ト、或いテスト記録磁区を形成し、その後、隣接の未記
録グルーブ部、ランド部、ランド部/ランド部の境界、
或いはランド部/グルーブ境界等から選択される記録媒
体のフォーマットに応じた最適な方法で再生して、クロ
ストークの生じないデータのパルス幅の値を求める。
【0012】(第2):既にユーザ情報が記録されてい
る記録済トラック近傍、例えばユーザ情報記録トラック
に隣接する無記録トラック、或いはユーザ情報記録トラ
ックから1トラック以上飛び越えた無記録トラックに、
テスト記録データをピット、或いは磁区の幅を変えなが
ら記録し、その後テスト記録トラックの両側の隣接する
トラックから選択される何れか一方のトラックとテスト
記録を行ったトラックとの境界、或いはテスト記録トラ
ックの両側の無記録トラックから選択される何れか一方
のトラックをトラッキングして、テスト記録データから
クロストークを生じない最適なテストデータのパルス幅
と強度、レーザビーム強度、或いは磁界の強度の値を求
める。
【0013】(第3):既にユーザ情報が記録されてい
る記録トラックの延長部の、或いはその延長部の隣接の
無記録トラックに、テスト用パルスをパルス幅を変えな
がら記録して、その後、既にユーザ情報が記録されてい
るトラックとその隣接トラックとの境界をトラッキング
してテスト記録データを再生する場合に、クロストーク
の生じない上記テストデータのパルス幅の最適値を求め
る。
【0014】第1の態様は、記録再生装置の内部の温度
環境は外部大気の温度環境と大差のない時点である。
【0015】ランドに記録したテスト記録データを、V
形凹溝等の無記録幅狭グルーブをトラッキングすること
によってテスト記録データを再生する方法では、照射す
るレーザビームスポットの反射光量は、ランドをトラッ
キングする場合より低下する。従って、ランドにテスト
記録する際のトラッキング反射光量から、テスト記録デ
ータを再生するためにV形凹溝の無記録幅狭グルーブの
トラッキングに切り替わった時点で低下するトラッキン
グ反射光量を補正する制御回路を用いる。即ち、テスト
記録データを再生するV形凹溝の無記録幅狭グルーブの
トラッキングに切り替わった時点にトラッキングについ
てピークホールド制御回路を作動させて、テスト記録デ
ータの再生トラッキングを行わせる。
【0016】記録媒体が幅広グルーブ部と幅広ランド部
から構成されて、テスト用データを幅広ランド部、或い
は幅広グルーブ部のトラックに記録させて、該テスト用
データを記録したトラックについてグルーブ/ランド境
界を再生ヘッドをトラッキングさせて再生し、テスト用
データの再生信号強度を検出し、そのレベルにより上記
レーザ光パルス幅と強度、及び磁界のパルス幅と強度等
の最適値を求める工程と、上記求めたレーザ光パルス幅
と強度、及び磁界のパルス幅と強度等により光磁気記録
に実行する工程とを含む。
【0017】記録媒体がグルーブ部とランド部の片方か
ら構成されて、テスト用データをトラックにテスト記録
する度に隣接の未記録トラックを再生し、テスト用デー
タの再生信号強度を検出し、そのレベルにより記録信号
パルス幅と強度の最適値を求める工程と、上記求めた記
録信号パルス幅と強度の最適値を記録媒体に実行する工
程とを含む。
【0018】磁気記録媒体の未記録トラックにテスト用
データに応じた極性の種々の記録用磁界幅を印加するこ
とによって、テストデータを種々の記録磁区として記録
し、該種々の記録磁区を再生する磁気記録再生方法及び
磁気記録再生装置において、磁界幅を変更しながら種々
の磁区幅と強度である、テスト用データを記録する工程
と、上記記録したテスト用データについて、隣の未記録
グルーブ部、或いは未記録ランド等のトラックを再生
し、テスト用データの再生信号強度を検出し、そのレベ
ルから最適の記録磁区を選択して、その最適磁区値に相
当する記録磁界幅を求める工程と、上記求めた記録磁界
幅により磁気記録を実行する工程とを含む磁気記録媒体
の記録再生方法と記録再生装置とを提供する。
【0019】サンプルサーボによるトラッキングを行う
光磁気記録媒体を、レーザ光で加熱しながら記録用磁界
を印加することによって記録し、記録磁区を磁気光学効
果を利用して再生する光磁気記録再生方法において、レ
ーザ光パルスのパルス幅とパルス強度を変えた多種のテ
ストデータを記録する工程と、上記記録したテスト記録
データの存在するトラックと、その隣りのトラックとの
境界の部分を再生し、テスト記録データの再生信号強度
から記録磁区を検出し、そのレベルから最適記録磁区を
選択して上記レーザ光パルス、及び磁界パルスの幅と強
度の最適値を求める。この最適値を求める工程と、求め
た最適レーザ光と磁界のパルス幅とパルス強度によって
光磁気記録を実行する工程とを含む光磁気記録媒体の記
録再生方法及び記録再生装置が提供される。
【0020】本発明の第2、及び3の態様の時点は、記
録再生装置の内部の温度が外部大気の温度よりかなり高
くなっている。
【0021】第2、及び3の態様に従えば、記録再生装
置が情報信号の記録動作中に、クロストークノイズが発
生し、S/N比の低下が生じた場合に、情報の記録を続
けることについて警告する信号を発生したり、或いは情
報記録の継続を強制的に中止する等の合図がでるよう
に、情報記録について警告表示のためのプログラム・ソ
フトとシステムを記録再生装置に装備させることが好ま
しい。そして、この警告が発生した時点から、或いは情
報記録におけるクロストークノイズが発生した直前の位
置まで戻って、不必要になった情報を消去した後に、或
いはオーバライトによってテスト記録データの試し書き
を始めてもよい。記録再生装置には、上記記録情報にお
けるクロストークノイズが発生した直前から以後の不必
要になった情報を一時保存し、記録再開が正常に復帰す
るまで格納するための専用のICメモリと、不必要にな
った情報の部分を強制消去すると共に、正確な記録再開
始の位置指定と情報を検索、判定、再開等を強制するた
めのコンピュータ・プログラム・ソフト及び制御回路と
を備えることが好ましい。
【0022】また、上記テスト用データの試し書きを動
作させるには、グルーブ部とランド部の少なくとも片方
から構成される記録媒体では、ユーザ情報記録が中止に
なった位置の延長先の記録ない部分へ向けて、テスト記
録用データをトラックに記録させる。そしてテスト用デ
ータを書き込む度に、隣接の未記録トラックとテスト記
録を行ったトラックとの境界をトラッキングして再生信
号を得てもよいが、ユーザ情報の記録済側隣接トラック
とテスト記録トラックとの境界をトラッキングして、テ
スト用記録データの再生信号を得る方法によって、テス
ト記録データの再生信号強度を検出し、そのレベルによ
り上記レーザ光パルス幅と強度の最適値を求めることも
できる。
【0023】第3の態様に従えば、上記テスト記録を動
作させるには、特定のテスト記録用トラックにテスト記
録データを記録させ、隣接の未記録トラックをトラッキ
ングして再生信号を得てもよいが、既に情報が記録され
てる側の隣接トラックとテスト記録されたトラックとの
境界をトラッキングして再生信号を得る方法で、テスト
用データの再生信号強度を検出し、そのレベルにより上
記レーザ光パルス幅と強度の最適値を求めることもでき
る。後者の方法によって、テスト記録データの再生信号
強度を検出し、そのレベルにより上記レーザ光パルス幅
と強度の最適値を求める工程と、上記求めたレーザ光パ
ルス幅と強度により光記録を実行する工程とを含む。
【0024】記録再生装置がユーザ情報の記録動作中
に、クロストークノイズを発生し、S/N比の低下を生
じた場合に、その情報記録を続けることについて警告す
る信号を発生したり、或いは情報記録の継続を強制的に
中止する等の合図がでるように、情報記録について警告
表示を行うためのプログラム・ソフトとシステムを記録
再生装置に装備させることが好ましい。この場合も、記
録再生装置は、情報記録におけるクロストークノイズが
発生した直前から後の不必要になった情報を消去して、
テスト記録に自動的に入るか、或いは、クロストークノ
イズが発生した直前の位置からオーバーライトによっ
て、テスト記録を自動的に行って、迅速に記録再生装置
の正常化処理を行うことが好ましい。
【0025】上記本発明を実施するためには、記録再生
装置は、通常のユーザ記録再生情報用のサーボ信号回路
の他に、テスト記録が必要になったこと、テストデータ
の記録が行なわれた際に、テストデータの再生が優先さ
れてテストデータを再生すること、テストデータの再生
では再生ヘッドが無記録トラックをトラッキングしなけ
ればならないこと、そのための無記録トラックのトラッ
キング誤差信号を発信すること、テスト記録トラックか
ら無記録の再生トラックへ、トラッキングを切り換える
こと、トラッキング誤差信号への切り換え装置と制御回
路とを装備していなければならない。
【0026】また、上記本発明を実施する記録再生装置
が、テスト記録が必要になりテストデータの記録が行な
われた際には、テストデータの再生が優先されて、テス
トデータを再生する無記録トラックのトラッキングのた
めの、微分トラッキング誤差信号を発信して再生ヘッド
にトラッキングさせる記録媒体を用いるものでは、記録
再生装置のユーザ記録再生情報のためのサーボ信号回路
系に、微分トラッキング誤差信号を発信して、テスト記
録トラックのトラッキングから無記録の再生トラックの
トラッキングへ切り換える、微分トラッキング誤差信号
への切り換え装置と制御回路を併設装備させる必要があ
る。
【0027】また、上記本発明を実施する記録再生装置
が、テスト記録が必要になりテストデータの記録が行な
われた際には、テストデータの再生が優先されて、テス
トデータを再生するトラッキングが行われるように、ト
ラッキング誤差信号或いは/及び微分トラッキング誤差
信号を発信させて、テスト記録データを無記録トラック
をトラッキングさせるフォーマットの記録媒体を用いる
場合は、記録再生装置のユーザ記録再生情報のためのサ
ーボ信号回路系に、トラッキング誤差信号を発信して、
テスト記録トラックから無記録の再生トラックへ、トラ
ッキングを切り換えて再生するための、トラッキング誤
差信号の切り換え装置と制御回路と、微分トラッキング
誤差信号を発信して、テスト記録トラックのトラッキン
グから無記録の再生トラックのトラッキングへ切り換え
る、微分トラッキング誤差信号への切り換え装置と制御
回路の両方を合わせて装備させる。
【0028】テストデータには記録再生装置内の環境温
度における再生ヘッドによって明瞭に再生できないデー
タ、及び隣接トラックの記録情報素子に対してクロスト
ークを生ずるデータの少なくとも片方のデータ、好まし
くは両方が含まれているものを使用することが必要であ
る。また、テスト記録のデータはレーザビームスポット
の強度、レーザ光パルス幅と強度、及び磁界幅と強度か
ら選択される少なくとも1手段について、ビームスポッ
トの強度、或いはレーザ光パルス幅及び強度、或いは磁
界パルス幅または強度等の変数毎に現われた複数のパル
ス信号記録素子のデータである。
【0029】上記第1態様、第2態様、第3態様の各々
の何れを実効するにしても、記録用のレーザ光パルス幅
と強度については、テスト用データのテスト記録(試し
書き)を行うことによって、クロストークを生じない最
適値を求めることと、再生のできる(読み取りのでき
る)ピット、或いは磁区等について、最適な大きさの下
限値について検出できることが必要である。この再生で
きる(読み取りのできる)ピット、或いは磁区等の大き
さの最適値の下限について検出するための、テスト記録
データの範囲は、記録媒体に記録したデータから読み取
りが可能な範囲(下限)と隣接トラック間でクロストー
クを生じない範囲(上限)の両方を含む検査のできる範
囲でなければならない。テスト記録データの中には再生
のできない大きさのピット、或いは磁区等と、クロスト
ークを生ずるピット、或いは磁区等の両方を含んだもの
を用いなければならない。
【0030】常温、例えば25℃の室温で標準設定され
た、高密度記録用の光磁気記録再生装置に、異常に低温
の−10℃の環境温度で記録再生を行う場合では、記録
媒体のレーザ光パルスの加熱温度が必要レベル以下に低
下する可能性があり、記録された磁区の大きさが読み取
り可能な下限以下の大きさで記録された場合では、該低
温環境でも、常温においても再生することができない。
本発明は、このような異常に低い温度下でも、読み取れ
る大きさの記録ピット、或いは記録磁区を形成するに
は、その低温環境下で、種々のレーザ光パルスのパルス
幅と強度について、テスト用データをテスト記録を行っ
てみて最適値を求め、その最適値で記録できる機能を備
えた記録再生装置を提供する。
【0031】このように記録再生装置が、常温、或いは
標準からはずれた環境温度条件下に置かれている場合に
は、記録再生装置はそれを自動的に察知する機能を保有
しており、テスト用データを記録して記録のためのレー
ザパルス幅と強度の最適値を、自動的に求める機能を備
えさせた記録再生装置を提供する。
【0032】特に、再生ヘッドが明瞭に再生できないデ
ータと明瞭に再生できるデータと隣接トラックの記録情
報素子に対してクロストークを生ずるデータ等のすべて
のデータを含んでいるテスト記録データを備えさせた記
録再生装置を提供する。例えば、記録再生装置が一時的
に異常な低温−5℃から−50℃まで等の環境に陥った
場合に、記録再生装置の記録再生条件が常温の設定のま
まであるような場合、再生可能な記録信号を記録するこ
とができるように、レーザ光パルスの幅と強度について
最適パワーを選択し、設定し、そして記録動作を実効す
ることができる機能を備えた記録再生装置を提供する。
即ち、本発明が提供する記録再生装置は、再生動作ヘッ
ドがテスト記録データを再生することによって、クロス
トークを防止するために最適な記録信号の条件を検出す
ることができ、実効することができるものである。
【0033】本発明におけるテストデータの記録は、記
録媒体におけるアクセスにおいて特に制限はない。光磁
気記録媒体の場合では、ユーザ情報について記録再生中
に突然必要性が発生した場合、媒体の何れの場所におい
ても、直ちにテストデータの記録と再生は優先して実効
される。このテストデータの記録と再生のアクセスは自
動的にも、手動的にも実行することができる。また、媒
体の特定位置に指定、或いは限定することもできる。ユ
ーザ情報の記録再生途中において、テスト記録データを
ユーザ情報記録に優先して記録再生する必要が生じた場
合には、途中から同一トラックの延長の無記録位置から
連続して記録してもよいが、隣接の無記録トラックに記
録してもよいし、或いは少なくとも1つの未記録トラッ
クを飛び越して記録してもよい。ユーザ情報記録に連続
するトラックでテストデータを記録する無記録位置は、
ユーザ記録情報を消去した後の無記録トラックであって
もよい。
【0034】本発明の記録再生装置に、記録媒体にテス
トデータを記録した後にテストデータを記録したトラッ
クを再生して、テストデータの中から再生に最適な記録
信号とその記録信号の記録条件を検出する制御回路と実
行に移すシステムとを保持させることも本発明の目的で
ある。最適な記録信号と記録の条件は、テストデータか
ら検出された複数の最適記録データグル−プの中から、
特に記録素子の大きさが最も小さいものについて、最適
なレーザ光パルス幅と強度、或いは磁界幅と強度を検出
するものである。最適記録データの中で記録素子の大き
さが特に小さい方のデータは、実質的にクロストークを
防止する機能を示すものである。実効される最適な信号
の記録条件は、レーザ光パルス幅と強度、レーザ光パル
ス幅と強度及び磁界の組合せ、磁界の幅と強度等の3つ
の手段から選択される条件である。さらに本発明の記録
再生装置は、記録再生装置の中の記録媒体面近傍の環境
温度を検知して、環境温度に対して最適な記録信号と記
録の条件を検出するためのデータと検出手段を記憶する
ICメモリーと、この検出手段を実行する手段とを保持
する記録再生装置である。そして、本発明の記録再生装
置には環境温度に対して最適な記録信号と記録の条件の
検出を受けて、情報記録系回路におけるレーザ光パルス
幅と強度、レーザ光パルス幅と強度及び磁界の組合せ、
磁界の幅と強度等の3手段から選択された手段について
制御を行うためのプログラムソフトとICメモリーとC
PUからなるIC回路を備える情報記録系回路を保持す
る記録再生装置である。
【0035】本発明の記録再生装置は、記録媒体にテス
トデータを記録した後に、まずテストデータの再生トラ
ッキングを行って、その記録再生装置の内部環境で再生
に最適な記録信号と記録の条件を、テストデータの中か
ら検出して、次に、テストデータ記録トラックのトラッ
キングをオフセットさせて無記録域を再生させるか、或
いは隣接の無記録トラックをトラッキングさせることに
よって、クロストークを防止するに最適なピット、或い
は磁区について検出する機能を持つことが好ましい。
【0036】本発明の記録再生装置は手動で作動を指
示することができる手段、クロストークを生ずる記録
信号及び再生できない記録信号の少なくとも一方の記録
信号が出現すると自動的にテスト記録体制に入る手段、
テスト記録終了時点に自動的に無記録トラックの再生
トラッキング動作を始める手段、テスト記録データの
再生終了後、最適記録条件を検出する手段、検出した
最適記録条件で記録再生装置に実行させる、等の手段を
備えているものである。
【0037】本発明の記録再生方法は、帯び状区画トラ
ックの記録領域が並設されて使用される記録媒体におい
て、第1の帯び状区画未記録領域にパルス幅と強度を変
数とする複数のテスト用パルス信号素子データの記録幅
関数を得る記録工程と、該記録工程に連続して直接、該
記録工程で記録した領域を再生する再生工程と、該再生
工程で得られた再生信号の強度を検出し、パルス幅を基
にして最適なパルス幅とパルス強度からなる記録データ
のグル−プの中から記録素子の大きさが小さい方の最適
パルス信号素子データを検出する検出工程と、該最適な
パルス幅と強度のデータを実行する実行工程とからなる
記録媒体の記録再生方法である。前記パルス幅と強度を
変数とする複数のテスト用パルス信号素子データには、
記録再生装置内の環境温度において明瞭に再生できない
データ、及び明瞭に再生できないデータと隣接トラック
の記録素子に対してクロストークを生ずるデータとの組
合せから選択される片方が含まれている。上記最適なパ
ルス幅と強度からなる記録データのグループの中から記
録素子の大きさが小さい方の最適パルス信号素子データ
を検出する検出工程は、実質的にクロストークを防止す
るための最適パルス信号素子データを検出する検出工程
である。
【0038】本発明の他の記録再生方法は、帯び状区画
の記録領域が並設されて使用される記録媒体において、
第1の帯び状区画未記録領域にパルス幅と強度を変数と
する複数のテスト用パルス信号データの記録幅関数を得
る記録工程と、該記録工程に連続して直接、該記録工程
で記録した領域と隣接する第2の帯び状区画未記録領域
を再生する再生工程と、該再生工程で得られた再生信号
の強度を検出し、パルス幅を基にして最適なパルス幅と
強度、及び該最適なパルス幅と強度データの最適記録配
置とを演算する演算工程と、該最適なパルス幅と強度、
及び該最適なパルス幅データの最適記録配置とを実行す
る実行工程とからなる記録媒体の記録再生方法におい
て、該パルス幅を変数とする複数のテスト用パルス信号
素子データには、記録再生装置内の環境温度において明
瞭に再生できないデータ、及び隣接トラックに対してク
ロストークを生ずるデータのうち、少なくとも前者のデ
ータが含まれている記録媒体の記録再生方法である。
【0039】本発明のさらに他の記録再生方法は上記一
連の工程をこの順番で、任意の一定時間毎に反復するこ
とを含む、記録媒体の記録再生方法である。
【0040】本発明の光磁気記録方法において、光磁気
記録を実行する工程より前の工程、すなわち、レーザ光
パルス幅と強度、及び磁界パルス幅と強度の組合せを求
めるまでの工程、またはレーザビームスポット強度の組
合せを求めるまでの工程、或いはレーザ光パルスの光強
度と磁界強度の組合せを求めるまでの工程を、光磁気記
録再生装置の動作開始時点及び光磁気記録媒体を光磁気
記録再生装置に装着した時点の少なくとも一方の時点で
実行することが好ましい。
【0041】本発明の実施対象は、上記に示した光磁気
記録媒体、及び磁気記録媒体に制限されるものではな
く、一般に光記録媒体の何れの記録再生方法にも適用す
ることがでる。このようなレーザ光出力の調節制御とテ
スト記録の繰り返しは磁界変調記録方式の光磁気記録媒
体の場合も同様である。
【0042】
【発明の実施の形態】
【0043】
【実施例】
実施例1 本発明をサンプルサーボトラッキング方式光磁気記録媒
体の記録再生装置システムに適用して実施する場合の内
容を図7にしめした。図7の装置を用いて、トラッキン
グを行うために、光磁気ディスクにはウォブルピットが
予め形成されているディスクを用いる。記録再生装置シ
ステムは、光磁気ディスク21にコードデータと同期し
た一定周期でパルス化された光を照射するためのレーザ
光照射部と、光磁気ディスク21に記録用の外部磁界を
印加する磁界印加部と、光磁気ディスク21からの信号
を検出する信号検出部とから主に構成されている。レー
ザ光照射部において、レーザ光源22はレーザ駆動回路
32に接続されており、レーザ駆動回路32は、PLL
回路39から後述するクロック信号を受けてレーザ光源
22を制御する。磁界印加部において、磁界を印加する
磁気コイル29は磁気コイル駆動回路34に接続されて
おり、磁気コイル駆動回路34は符号器30から位相調
整回路31を通じて入力データを受け、印加磁界の大き
さ及び極性の切り換えタイミングを制御する。信号検出
部において、レーザ22光源と光磁気ディスク21との
間には第1の偏光プリズム25が配置され、その側方に
は第2の偏光プリズム251及び検出器28及び281
が配置されている。検出器28及び281は、それぞ
れ、I/V変換器311及び312を介して、共に、減
算器302及び加算器301に接続される。加算器30
1はクロック抽出回路37を介してPLL回路39に接
続され、減算器302は再生信号検出回路33を介して
復号器38に接続される。
【0044】記録された信号を再生する動作系は、ま
ず、上記装置構成において、レーザ光源22から出射し
た信号再生用のレーザビームはコリメータレンズ23に
よって平行光にされ、偏光プリズム25を通った後、対
物レンズによってディスク1上に集光される。光磁気デ
ィスク21からの反射光は偏光プリズム25によって偏
光プリズム251の方向に向けられ、1/2波長板26
を透過した後、偏光プリズム251で二方向に分割され
る。分割された光はそれぞれ検出レンズ27で集光され
て光検出器28及び281に導かれる。光磁気ディスク
21上にはトラッキングエラー信号及びクロック信号生
成用のピットが予め形成されており、クロック信号生成
用ピットからの反射光信号が検出器28及び281で検
出された後、クロック抽出回路37にて抽出される。次
いでクロック抽出回路37に接続されたPLL回路39
はデータチャネルクロックを発生する。
【0045】予め記録するテスト用データの記録動作系
は、レーザ光源22がレーザ駆動回路32によってデー
タチャネルクロックに同期するように幅の狭い連続した
パルス光を放射し、回転する光磁気ディスク21のデー
タ記録エリアを等間隔に局部的に加熱する。また、符号
器30はPLL回路39から発生したデータチャネルク
ロックに基づいて基準クロック周期の整数倍のデータ信
号を発生する。このデータ信号は位相調整回路31を経
て磁気コイル駆動装置34に送られる。磁気コイル駆動
装置34は、磁界コイル29を制御してデータ信号に対
応した極性の磁界をデータ記録領域のレーザ・スポット
照射部分(被加熱部分)に印加させる。
【0046】図7のテスト記録データ102は記録再生
装置の駆動がスタートする時点でテスト記録される場合
もあり、ユーザ情報40が記録される途中で、テスト記
録データ102が記録される場合もある。テスト記録が
必要な状況では、記録再生装置内のマイクロコンピュー
タ、或いは中央情報処理部101のテスト記録の信号に
よって、サーボ系のフォーカストラッキング誤差信号生
成回路106が指定トラックのトラッキング誤差信号の
生成を行い、クロック抽出回路37のクロック信号に同
期して、指定位置からトラッキングとテストデータの記
録を開始する。テスト記録データの再生は通常のユーザ
記録情報トラッキング誤差信号の再生回路で再生するこ
とができない。テスト記録データ専用の再生工程によっ
て再生されなければならない。本発明ではテスト記録デ
ータ専用の再生工程として、サーボ信号系に、I/V及
びフォーカストラッキング誤差信号生成回路106で生
成されるトラッキング誤差信号について、ユーザ記録情
報トラッキング誤差信号から、テスト記録データ再生専
用の、テスト記録データ再生トラッキング誤差信号、或
いはテスト記録データ再生微分トラッキング誤差信号に
切り換える、切り換え回路手段104を導入し、設置し
て用いた。ユーザ情報トラッキング誤差信号部からテス
ト記録データ再生トラッキング誤差信号に切り換えられ
た後、トラッキングサーボ回路105によってヘッドア
クチュエーター103に伝達されて、トラッキングが制
御される。この切り換え回路104はテストデータが記
録された後その再生の段階に切り換えて、テスト記録デ
ータの再生が終了した時点で基のテスト記録トラックの
トラッキングに戻す機能を果たす動作のみを行う。この
切り換え回路104の導入の仕方としては、トラッキン
グサーボ信号をテスト記録用とユーザ情報と切り換える
回路として、図5の110に記載する回路と開閉回路手
段S5、及び図4の100に記載する回路と開閉回路手
段S1、S2、S3、S4とを用いてもよい。
【0047】図6はサンプルサーボ方式の光磁気記録媒
体21の記録面図である。記録面のトラック部はランド
の区画L1,L2,L3等からなり、各トラックはW
a,Wb,Wc,Wd等のウォーブリングピット、C
a,Cb等のクロックピットが形成されており、トラッ
クL2のテスト記録時スポットによってテスト記録デー
タ磁区を記録した。記録後トラッキング誤差信号によっ
て再生ヘッドはテスト記録データ再生スポット位置へト
ラッキングオフセットされて再生動作を行った。
【0048】テスト記録データ専用の再生工程によって
再生されたデータによってはじめて、クロストークが発
生しないピット、或いは磁区の大きさ、及びそのピッ
ト、或いは磁区を形成するためのレーザ光パルス幅と強
度、及び磁界の強度を決めることができるのである。再
生の結果適正な記録磁区はP2、とP3であった。記録
磁区はP1は明瞭に再生できない大きさの磁区であっ
た。
【0049】実施例2 電源を入力した時点で、まだ記録再生装置内の温度、湿
度、気圧等が室の環境である状態で、記録再生装置に光
磁気記録媒体を挿入すると、テスト記録のアクセスが始
まる。しかし、電源を入力した記録再生装置内の温度は
時間の経過に伴って上昇する。さらに、テスト記録とそ
の再生、ユーザ記録等をアクセスすると記録再生装置内
温度の上昇は加速する、が記録再生装置内の温度環境は
やがて平衡温度に達する。図1、及び図2の室温Eから
始まる温度曲線は、記録再生装置内温度が室温から始ま
る経時変化の例である。図1、及び図2の極低温環境温
度Dは記録再生装置を極低温環境(−20℃)で電源入
力からスタートとさせた場合の記録再生装置内温度の経
時変化である。テスト記録を行わない場合に光磁気記録
媒体に記録される記録磁区は、図1で示すように、記録
再生装置内温度曲線1、3、及び記録媒体の温度曲線
2、4における温度が(1)、(2)、(3)、(4)
の各々の場合に、5、6、7、8のような記録磁区a,
b,c,dの大きさになる。環境温度Dからスタートし
た、記録再生装置内温度がスタート時点の温度(1)の
記録磁区6のaは、再生するこができない大きさであっ
た。また環境温度Eからスタートした、記録再生装置内
温度が(4)の記録磁区7のdは、クロストークの起こ
る磁区であった。
【0050】記録再生装置の置かれている部屋の湿度が
高い環境では、光ディスクの透明基板の光学的性質の変
化、レーザ照射における記録膜の昇温速度の低下等の問
題が生ずる。
【0051】記録再生装置内温度の経時変化過程でテス
ト記録を繰り返し行って、その都度最適なレーザ光パル
ス幅と強度、及び磁界強度に修正制御を行う、本発明の
制御回路を組み込んだ記録再生装置を用いる方法を実施
した場合には、図2で示すようになる。即ち、記録再生
装置内温度曲線1、3、及び記録媒体の温度曲線2、4
における図2の温度(1)、(2)、(3)、及び
(4)では16、17、18、19のそれぞれa●で示
す、最適条件の記録磁区でユーザ情報を記録することが
できた。
【0052】上記テスト記録は、図16に示すV形凹溝
の幅狭グルーブ77(G1〜G4参照)及びランド75
(L1〜L3参照)からなる媒体を用い、図7の記録再
生装置に示す、本発明のテスト記録データ再生トラッキ
ングの切り換え回路104とテスト記録の再生トラッキ
ング誤差信号回路に、図4の100に示す回路を組み込
んで実施した結果である。照射レーザビームパルスのス
ポットは、図3に示すようにランドL1全幅に及ぶ大き
さであるが、図16の光磁気記録媒体のランド75のL
2に記録された磁区は、図3の記録磁区11に相当する
ものである。これは図3に示すように、レーザビームパ
ルスの照射スポット10のレーザビームパルスの温度分
布曲線12において、ランドL1の温度が磁区形成温度
13に達した分布が記録磁区11の幅相当であったこと
を示している。図3のテスト記録データ磁区11を再生
するトラッキングは、図3では無記録のV形凹溝の幅狭
グルーブ77のG2、或いは幅狭グルーブ77のG1を
トラッキングすることによって再生する。図3の無記録
幅狭グルーブ77のG2、或いはG1をトラッキングさ
せるには、再生ヘッドが、テスト記録トラックのデータ
再生で、図3に示すトラッキング誤差信号によって、無
記録幅狭グルーブ77のG2、或いはG1をトラッキン
グするようにトラッキングの切り換え制御を特別与えな
ければならない。このトラッキングの制御は図4の10
0に示す回路を記録再生装置に組み込んだことによって
始めて得られたのである。
【0053】さらに、図3、及び図16に示すV形凹溝
77の無記録幅狭グルーブをトラッキングするために照
射するレーザビームスポットの反射光量は、ランドをト
ラッキングする場合より低下する。従って、図3のラン
ド75のL1にテスト記録する場合、或いは図16のラ
ンド75のL2にテスト記録する場合のトラッキング反
射光量から、テスト記録データを再生するためにV形凹
溝77の無記録幅狭グルーブ、図3のG2またはG1、
或いは図16のG2またはG3のトラッキングに切り替
わった時点で低下するトラッキング反射光量を補正する
制御回路を用いる必要がある。即ち、図22の57に記
載するようなピークホールドによって低下する反射光量
を補正する回路をトラッキング誤差信号回路の前に接続
させて、テスト記録データを再生するV形凹溝77の無
記録幅狭グルーブG2、またはG1のトラッキングに切
り替わった時点にトラッキングについてピークホールド
を作動させて、テスト記録データ71の再生トラッキン
グを行わせる。
【0054】図16の光磁気ディスクのテスト記録デー
タ71は、誤記録磁区zが存在する幅狭V字形トラック
77のG2で行った。このような条件で行ったテスト記
録のデータを上記の条件で再生した結果、bを最適条件
の磁区として検出した。G3での再生トラッキングでは
b,cを最適条件の磁区と検出した。aの磁区は再生の
困難な磁区であった。再生可能で且つクロストークを防
止する観点からすれば、磁区bが好ましい。
【0055】実施例3 図10は幅狭グルーブ部77(G1〜G4参照)とラン
ド部75(L1〜L3)が同心円型のトラックを構成す
る光磁気ディスク記録媒体である。記録磁区は三カ月型
になっているが、この方式の記録磁区は高密度記録を行
える特長がある。テスト記録データ71は、ユーザ情報
が記録されたトラック77のL2の、ユーザ記録情報の
延長上の未記録域、或いはユーザ記録情報を消去した後
の無記録域に行った。このテスト記録71は記録再生装
置内の温度が上昇したために、ユーザ情報の記録信号7
4にクロストークが発生したので、記録再生装置の自動
的テスト記録システムが動作して、テスト記録データ7
1を記録したものである。テスト記録データ71は、図
10のV形凹溝77の無記録幅狭グルーブG3をトラッ
キングすることによって再生するが、V形凹溝77の無
記録幅狭グルーブG3を照射するレーザビームスポット
の反射光量は、ランドをトラッキングする場合より低下
する。従って、図22に記載するサーボ系システムのト
ラッキング誤差信号制御回路を装備させた記録再生装置
を用いて、ランド75のL2でテスト記録する際のトラ
ッキング反射光量から、テスト記録データ71を再生す
るためにV形凹溝77の無記録幅狭グルーブG3にトラ
ッキングが切り替わった際に、トラッキング反射光量が
低下した分の反射光量を補正する制御回路57を動作さ
せて、再生のトラッキングを行った。即ち、テスト記録
データ71を再生するV形凹溝77の無記録幅狭グルー
ブG3のトラッキングに切り替わった時点にトラッキン
グについてピークホールド57を作動させて、テスト記
録データ71の再生トラッキングを行わせる。テスト記
録データ71はG3のトラッキングで再生されて記録磁
区cが形成されるレーザ光パルスの幅と強度及び磁界強
度が最適条件として検出された。尚、テスト記録71は
図10の光磁気記録媒体のユーザ記録情報74の上に直
接オーバライトすることも可能である。この場合は予め
消去してかまわない情報の範囲を正確に認識し、決定で
きる機能と、消し残りを出さない機能等を動作させるた
めの、マイクロコンピュータ及びソフトを装備させるこ
とによって可能である。
【0056】実施例4 図14は幅狭グルーブ部77(G1〜G4参照)とラン
ド部75(L1〜L3)から構成される追記型光記録媒
体である。テスト記録データ71は孔開け型ピットであ
る。テスト記録は記録トラック75に指定された、記載
しないテスト記録専用エリアに記録される。記録された
データは消去することができないこと、記録膜に孔開け
記録をすること等からテスト記録の発動条件が限定され
る。記録再生装置には内部温度を検出し、指定の温度環
境になった場合にテスト記録が作動してテストデータ7
1が記録され、テストデータ71の再生において最適な
記録レーザスポットの出力、或いはレーザビームパルス
スポットの幅と強度を検出するようにするために、テス
トデータの記録と再生のための制御回路、記載しないI
CメモリーCPU回路、及び機能の動作に必要なプログ
ラムソフトを装備させる。
【0057】図14は渦巻型の記録トラック75が形成
された光ディスクの指定の未記録トラック75のL2に
テストデータ71をテスト記録した実施例である。この
テスト記録は異常に低温の環境温度にある記録再生装置
で使用開始しなければならない実施例であるから、再生
できる記録ピットの最適記録条件を検出するための実施
例である。テスト記録データ71の再生トラッキング
は、まずテスト記録トラック75のL2をトラッキング
してテストデータを再生し、再生できる記録ピット記録
に最適な記録レーザビームスポットのパワー強度とスポ
ット幅を検出し、次にトラッキングエラー信号によって
幅狭グルーブ77のG3をトラッキングさせて、クロス
トークを防止する最適な記録ピット記録条件を検出し
た。この結果ピットbが最適条件として検出された。
【0058】実施例5 図9、及び図15はランド部75とグルーブ部76の両
方を記録トラックとして使うことのできる光ディスクの
場合を示している。
【0059】図9は光記録媒体のランド部75のL1に
レーザ・ビーム・スポットを照射して、ピット形成温度
に加熱して記録ピットを形成するための、光パルスのパ
ルス幅と強度について、テスト記録データ71をテスト
記録して、その後、隣接のランド75のL1と幅広グル
ーブ76のG2との境界であるL1/G2にトラッキン
グオフセットさせるか、或いは幅広グルーブ76のG2
をトラッキングさせてテストデータ71を再生する場合
についての実施例の断面図である。
【0060】記録再生装置の光ヘッド14を、テスト記
録のトラッキング動作から再生トラッキング動作へ自動
的に移行させ、その際、ランド75のL1と幅広グルー
ブ76のG2との無記録の境界L1/G2をトラッキン
グさせる場合に必要な微分トラッキングエラー信号につ
いては図9に示した。再生ヘッドが無記録の幅広グルー
ブ76のG2をトラッキングしてテスト記録データ71
を再生する場合には、図3に記載した通常のトラッキン
グ誤差信号を発信させることによって移行させる。
【0061】本実施例では、特に、無記録の境界L1/
G2のテストデータ再生トラッキング、及び無記録の幅
広グルーブ76のG2のテストデータ再生トラッキング
の両方を実施できるように、記録再生装置に、図21で
示すような微分トラッキング誤差信号回路56及びトラ
ッキング誤差信号回路55の両方を装備させた記録再生
装置を使用した。
【0062】微分トラッキングエラー信号に従って再生
ヘッドをランドL1と幅広グルーブG2との無記録の境
界L1/G2をトラッキングさせるためには、図8、或
いは図12のトラッキング誤差信号微分回路51、52
を、I/Vフォーカストラッキング誤差信号生成回路に
組み込んで、さらに、ユーザ情報のトラッキングからテ
スト記録の再生トラッキング誤差信号、及び再生微分ト
ラッキング誤差信号に切り換える、切り換え回路104
を組み込んで実施する。
【0063】通常のトラッキング誤差信号によって無記
録の幅広グルーブ76のトラックをトラッキングさせて
テストデータ71を再生するには、図4の制御回路10
0、或いは図5の制御回路110を記録再生装置に組み
込んで用いる。幅広グルーブ部分76をトラッキングさ
せるのには、トラッキング誤差信号を作る2つの光検出
器からの信号の極性を入れ替えればよい。この光磁気再
生信号の強度より、隣りのトラック(ランド部分)への
もれ込み量がわかるので、隣りのトラックに影響を与え
ないレベルをスライスレベルとして、そのレベルを越え
ない再生信号に対応するレーザパルス幅を最適な記録用
レーザ光パルス幅とすることができる。
【0064】テスト記録及びテスト記録データ71の再
生をさせる記録再生装置の実施例として、手動で作動
を指示することができること、クロストーク信号が現
われたり、、或いは記録した信号で再生できない状況が
検出された時点で、自動的にテスト記録体制に入るこ
と、テスト記録が終わった時点で、自動的に無記録の
再生トラッキングトラックを決定して、再生トラッキン
グ動作を始めること、再生信号の検出後、クロストー
クの防止、或いは明瞭に再生できる記録を行える、レー
ザビームスポットのパワー強度、レーザ・パルス幅と強
度、或いは磁界幅、強度等の最適値と記録の最適条件を
検出すること、検出したレーザビームスポットの強
度、レーザ・パルス幅、強度、或いは磁界幅、強度等の
最適値を記録再生装置が動作するように設定、制御し、
実行すること等の工程の機能を備えているものを実施し
た。
【0065】テスト記録は、図8の51、及び図12の
52に示すトラッキング誤差信号微分回路を組み込んだ
記録再生装置によって、図15に示す同心円型のトラッ
クからなる幅広グルーブ76(G1〜G2参照)及びラ
ンド75(L1参照)から構成される光磁気記録媒体を
用いて実施した。図15の光磁気記録媒体は、予めユー
ザ情報74が記録されていたもので、記録途中で、ユー
ザ情報74の記録が再生できなくなったために、ユーザ
情報が記録されてきたトラックの延長上の未記録トラッ
クのランド75のL1にテスト記録が始められたもので
ある。
【0066】記録されたテスト記録データ71の磁区
は、照射レーザビームのスポットが、図9に示すように
ランド部75全幅に及ぶ大きさで照射された中の磁区形
成温度13に達した部分であり、図9の11で示す幅の
記録磁区に相当する。本実施例の記録再生装置には、記
録されたユーザ情報74が読み取れない状態が生じた場
合には、テスト記録のデータ71から、まず読み取れる
記録素子、或いは記録磁区の最適記録条件を検出するた
めのプログラムソフトを記録再生装置の記載しないIC
メモリーCPU回路に記憶させたものを用いるか、或い
はそのプログラムソフトを記録した媒体を用いる。
【0067】図15のテスト記録データ71はa,b,
c,d,e,fからなる。テスト記録トラック75のL
1の記録膜には欠陥zが存在した。この欠陥zがテスト
記録データの磁区e付近になる場合において、テストデ
ータ記録トラック75のL1をトラッキングして再生の
可能な記録磁区を検出した。その結果b,c,d,e,
fが再生可能で、aが再生不可を得た。次に、記録再生
装置のトラッキング誤差信号微分回路51、及び52に
よって、幅広グルーブとランドの無記録境界であるL1
/G2、及び無記録境界であるL1/G1を、トラッキ
ングさせ、テスト記録データを再生して、最適な記録磁
区の記録条件を検出した。この結果b,c,dが検出さ
れ、e,fは不適であった。
【0068】上記テスト記録データ71のa,b,c,
d,e,fを消去して、再テスト記録を行った。再テス
ト記録では欠陥が磁区c付近に位置したが、上記と同じ
く無記録境界であるL1/G2、及び無記録境界である
L1/G1を、トラッキングさせ、テスト記録データを
再生して、最適な記録磁区の記録条件を検出した。この
結果無記録境界L1/G1では、b,が検出されc,d
は検出されなかった。再テスト記録を無記録トラック7
6のG2をトラッキングして再生した結果では、最適な
記録磁区の記録条件としてb,c,dが検出された。以
上のことから、テスト記録を行う無記トラックには、記
録膜上に欠陥等のない場所を選択して行うことが好まし
い。即ちテスト記録と再生を行える機能を装備させた記
録再生装置には、テスト記録の際、記録膜に欠陥や誤記
後の残る部分を検出して、これら欠陥や誤記後の残る部
分のないトラックを選択してテスト記録を行う機能を備
えていることが好ましい。
【0069】また、上記記録膜の欠陥や誤記の残るトラ
ックを避けて、テスト記録が行うことのできない記録再
生装置を用いる場合では、例えば図15のテスト記録で
は、テスト記録データ71の再生のための無記録トラッ
クのトラッキングとして、無記録境界L1/G1と無記
録境界L1/G2と無記録トラック76のG2等から選
択される少なくとも2個所以上での、複数の無記録トラ
ックのトラッキングを行って最適記録条件を検出するこ
とが好ましい。
【0070】実施例6 図11は幅広グルーブ76(G1〜G2参照)とランド
75(L1〜L2参照)から構成されており、幅広グル
ーブ76とランド75の両方にユーザ情報74を記録す
るタイプの光磁気記録媒体である。記録磁区は三日月型
で、情報素子が高密度に記録できる特長がある。本実施
例のテスト記録は、ユーザ情報74が記録された幅広グ
ルーブ76のG1トラック及びL1トラックに、ユーザ
情報74に続いてL1トラックにテスト記録データ71
を記録した実施例である。このテスト記録は、ユーザ記
録の最中に記録再生装置内の温度が上昇したために、ユ
ーザ情報の記録トラック間でクロストークが発生したの
で、記録再生装置に予め設定したチェック機能のうちク
ロストーク発生に対する対応機能が働いて、自動的にテ
スト記録が動作して、テストデータ71が記録された結
果である。テスト記録データ71ではL1/G2の境界
をトラッキングして再生して記録磁区bが形成されるレ
ーザ光パルスの幅と強度及び磁界強度が最適条件として
検出された。テスト記録データ71の再生は、この他に
手動で幅広グルーブ76のG2をトラッキングさせて行
った。幅広グルーブ部分76をトラッキングさせるのに
は、トラッキング誤差信号を作る2つの光検出器からの
信号の極性を入れ替えればよい。この光磁気再生信号の
強度より、隣りのトラック(ランド部分)へのもれ込み
量がわかるので、隣りのトラックに影響を与えないレベ
ルをスライスレベルとして、そのレベルを越えない再生
信号に対応するレーザパルス幅を最適な記録用レーザ光
パルス幅とすることができる。この幅広グルーブ76の
G2のトラッキングによる再生も可能であった。
【0071】図11の光磁気記録媒体のトラックは図1
5の光磁気記録媒体(同心円型のトラック)と異なり渦
巻型トラックである。この型のトラックでは、テスト記
録データ71の繰り返し再生は、テストデータ再生のト
ラッキング毎に回転一周目に1トラック前に戻して行う
必要がある。
【0072】実施例7 図13は渦巻型の幅広グルーブ76(G1〜G4参照)
とランド75(L1〜L3)から構成される追記型光記
録媒体である。ユーザ情報74は幅広グルーブ76とラ
ンド75の両方に記録される。テスト記録データ71は
孔開け型ピットである。本実施例ではユーザ記録の途中
でクロストークが発生したためにテスト記録が実施され
た。テスト記録は指定されたテスト記録専用トラックに
記録される。記録されたデータは消去することができな
いこと、記録膜に孔開け記録をすること等からテスト記
録の発動条件が限定される。記録再生装置には内部温度
を検出し、指定の温度環境になった場合にテスト記録が
作動してテストデータ71が記録され、テストデータ7
1の再生において最適な記録レーザスポットの出力、或
いはレーザビームパルススポットの幅と強度を自動的に
検出するようにするために、テストデータの記録と再生
のための制御回路、記載しないICメモリーCPU回
路、及び機能の動作に必要なプログラムソフトを装備さ
せる。
【0073】図13の渦巻型の記録トラックが形成され
た光ディスクの指定の未記録トラック76のG1にテス
トデータ71をテスト記録した後、テスト記録データ7
1の再生トラッキングは、まずテスト記録トラック76
のG1をトラッキングしてテストデータ71を再生し、
再生できる記録ピット記録に最適な記録レーザビームス
ポットのパワー強度とスポット幅を検出し、次にトラッ
キングエラー信号によってグルーブ76のG3とランド
75のL2との境界G1/L2をトラッキングさせて、
クロストークを防止する最適な記録ピットの記録条件を
検出した。この結果ピットbが最適条件として検出され
た。
【0074】実施例8 図17は記録エリアトラック78、79の全体がやや傾
斜面の帯びで同心円状に形成されており、記録再生トラ
ックが半径方向の各傾斜面相互の境界線によって仕切ら
れる相変化型光ディスクを示す。情報記録素子はグルー
ブの傾斜面に記録形成される。記録再生装置にはテスト
記録データ71の再生の際に、無記録トラックのトラッ
キング誤差信号を発する回路を装備させたものを使用し
た。図17にはトラック78、79のS6,S5にh,
gで示すユーザ記録情報ピット74(黒丸)が既に記録
されているが、テストデータ記録が必要になり、予め指
定したトラッキング誤差信号の動作に従って、未記録ト
ラック79のS7を飛び越えて、未記録トラック78の
S8に白丸で示すテストデータ71の信号ピットa,
b,c,d,eを記録したものである。テストデータの
信号ピットdには記録膜の欠陥zに重なっている。各テ
ストデータ71の記録毎にデータ信号を再生して、クロ
ストークを防止するための最適ピットのレーザパルス信
号幅、強度を検出する方式でテスト記録、及び再生を行
った。トラック78のS8とトラック79のS9の無記
録の境界S8/S9、トラック79のS7とトラック7
8のS8の無記録の境界S7/S8、無記録トラック7
9のS7、及び無記録トラック79のS9等の複数の無
記録トラックについて、次々に再生ヘッドのトラッキン
グを複数回行って、テスト記録の再生を行った。最適記
録ピッドはcであった。
【0075】図18はテストデータ記録の必要が発生し
た際のテスト記録を、ユーザ情報ピット74(黒丸)が
既に記録されているピットのうちエラーを発生した記録
信号の部分を消去して、無記録になったユーザ情報記録
トラックの部分からテスト記録を開始するように、予め
設定したトラッキング誤差信号の動作に従って記録した
実施例である。未記録トラック78のS8に白丸で示す
テストデータ71の信号ピットa,b,c,dの再生
は、トラッキングオフセットによってS8/S9の境界
をトラッキングして再生した。トラックS9をトラッキ
ングして再生することもできる。
【0076】実施例9 図20は磁気記録媒体の帯状トラック75のL2にテス
ト記録用データ71のa,b,c,d,eを記録した磁
区を示す。記録磁区にはトラッキング中心からかなり大
きくずれて記録されるようなもの、記録振れ、或いはエ
ラーノイズの生じたもの等を伴うが、トラッキングエラ
ー信号制御回路システムによって、記録トラック75の
L2から未記録トラック75のL3、或いは未記録トラ
ック75のL1をトラッキングして再生し、クロストー
クを防止しながら、高密度記録の可能な磁区の大きさ、
或いは記録磁界幅及び強度の最適条件を検出した。
【0077】本実施例は、トラッキングに必要なエンボ
スピット81が形成されるランドトラック75のL1〜
L3等とランド75の境界に磁区信号が記録されるV字
形凹溝グルーブ77のG1〜G4等から構成される、図
20記載の磁気記録媒体と、磁気記録再生装置システム
に関する実施例である。テスト記録はユーザ情報ピット
74としての磁区が記録された75トラックのL1に隣
接する、トラック75のL2に記録する例である。記録
磁区はトラック境界信号のV字形凹溝グルーブ77に接
触を生ずる磁区(d),(e)の発生を防止しなければ
ならない。従って、磁区の大きさのみならず、磁区の記
録位置のバラツキの最小限界の大きさと磁区の大きさ
と、環境温度との関係をもとに最適条件を検出する。本
実施例のテストデータ71の記録、テスト記録データ7
1の再生、及び記録再生トラックのトラッキング等は磁
気ヘッドで行う。テスト記録データ71の再生はV字形
凹溝77に記録されているトラッキング用磁区信号を読
みながら再生され、最適条件の磁区とその磁区の記録条
件が検出される。
【0078】テスト記録データ71の再生はランド75
のL3をトラッキングによっても可能であり、最適条件
の磁区とその磁区の記録条件を検出することができる。
【0079】実施例10 図19は記録領域がランド部75(L1〜L3参照)と
幅狭グルーブ部80(G1〜G4参照)から構成される
光磁気記録媒体である。幅狭グルーブ部80は逆V字形
の凸形状である。図19では光磁気記録媒体の凹部ラン
ド75のL1にユーザ情報74が記録されており、幅狭
グルーブ80のG2に隣接する凹部ランド75のL2に
テスト記録データ71のa,b,c,dが記録されてい
る。テスト記録データ71の内、データaは本実施例に
用いた記録再生装置の再生ヘッドでは再生困難な予定の
磁区であり、またテスト記録データeは、本実施例の記
録再生装置の再生ヘッドではクロストークを生ずる予定
の磁区である。まず、再生ヘッドを凹部ランド75のL
2をトラッキングさせてテスト記録データ71を再生し
たところ、テスト記録磁区aは再生できなかった。また
テスト記録磁区eではクロストークエラーを生じた。次
に、ユーザ情報ピット74を記録したトラック75のL
1とテスト記録データ71のトラック75のL2の間に
形成された、凸形状の幅狭グルーブ部80のG2を、再
生ヘッドでトラッキングして再生した結果、最適記録条
件のテスト磁区はbであった。さらに、凸形状の幅狭グ
ルーブ部80のG3を、再生ヘッドでトラッキングした
ところ、最適記録条件のテスト磁区はbとcであった。
本実施例のその他の条件は実施例2と同じである。
【0080】以上の実施例に基づけば、本発明において
は、ユーザーデータ記録の前に、テスト記録を行い、既
に述べたようにトラッキング中心をずらしてテスト記録
信号71の再生を行い、テスト記録データ71の内再生
することが可能なデータの範囲を決めて、ユーザーが記
録する情報のために最適記録条件を求まるまで、テスト
記録再生制御システムを駆使してテスト記録を行う。さ
らに求めることのできた最適記録条件を制御信号とし
て、レーザー制御器に連結したドライブに伝達し、ユー
ザーデータの記録再生では最適記録条件下の記録再生を
行う。こうして得られたレーザ光パルス幅、レーザ光強
度は、光記録媒体の記録のための最適のレーザ光照射条
件となる。こうして最適化されたレーザ照射条件で情報
を記録することにより、隣りの記録トラックへのもれ込
みの少ない記録が行える。
【0081】上記テスト記録は、ユーザ情報の記録をす
る前であれば、任意の時点で記録することができ、例え
ば、光磁気ディスク駆動装置の動作開始時点や光磁気デ
ィスクを装置に装着した時点で上記のような領域に記録
してよく、あるいは一定時間間隔で記録してもよい。
【0082】以上、本発明を光磁気記録再生方法の実施
の形態により具体的に説明してきたが、本発明はそれら
に限定されるものではなく、レーザ光パルス幅と光強度
の両方を同時に最適化してもよい。
【0083】
【発明の効果】本発明のディスク記録媒体の記録再生方
法は、予めテスト記録データを記録してこれだけを専用
に再生評価を行えるように、まずテスト記録データ記録
トラックを再生トラッキングさせ、次にテスト記録デー
タ記録トラックの近傍の無記録のエリアを指定して再生
トラッキングさせるために、トラッキング誤差信号、或
いは微分トラッキング誤差信号の切り換えを行う切り換
え回路を記録再生装置に装着させることによって始めて
実行される方法である。本発明の記録再生装置は、記録
再生装置の置かれている環境条件の、特に温度条件で、
再生が可能で、クロストークが起こらない記録を行うた
めに、記録レーザ光のパワー強度、レーザ光のパルス幅
と強度、磁界の幅及び強度等の最適条件を自動的に求
め、この最適化されたレーザ照射条件を取り込んで、実
際に高密度記録を自動的に実行することができる。この
ように、外部環境に迅速に即応して使える、本発明の記
録再生装置及び記録再生方法を用いることで光記録再生
装置の信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の記録再生装置の温度と記録ピットとの相
関図。
【図2】本発明の記録再生装置の温度と記録ピットとの
相関図。
【図3】本発明のレーザ光照射によるテスト記録データ
位置とトラッキング誤差信号の実施例図。
【図4】本発明のテスト記録信号の再生トラッキング誤
差信号切り換え回路図。
【図5】本発明のテスト記録信号の再生トラッキング誤
差信号切り換え回路図。
【図6】本発明のウオブリングピットフォーマットのト
ラックとテスト記録データとトラッキングスポットを示
す図。
【図7】本発明の実施例で用いた光磁界変調方式の記録
再生装置の構成図である。
【図8】本発明のテスト記録データ再生の微分トラッキ
ング誤差信号の切り換え回路実施例図。
【図9】本発明のレーザ光照射によるテスト記録データ
位置と微分トラッキング誤差信号の実施例概念図。
【図10】本発明のユーザ情報記録とテスト記録データ
とトラッキングトラックとの関係の実施例を示す概念
図。
【図11】本発明のユーザ情報記録とテスト記録データ
とトラッキングトラックとの関係の実施例を示す概念
図。
【図12】本発明のテスト記録データ再生の微分トラッ
キング誤差信号切り換え回路の実施例図。
【図13】本発明のテスト記録データとトラッキングト
ラックとの関係の実施例を示す概念図。
【図14】本発明のテスト記録データとトラッキングト
ラックとの関係の実施例を示す概念図。
【図15】本発明のユーザ情報記録とテスト記録データ
とトラッキングトラックとの関係の実施例を示す概念
図。
【図16】本発明のテスト記録データとトラッキングト
ラックとの関係の実施例を示す概念図。
【図17】本発明のユーザ情報記録とテスト記録データ
とトラッキングトラックとの関係の実施例を示す概念
図。
【図18】本発明のユーザ情報記録とテスト記録データ
とトラッキングトラックとの関係の実施例を示す概念
図。
【図19】本発明のユーザ情報記録とテスト記録データ
とトラッキングトラックとの関係の実施例を示す概念
図。
【図20】本発明のユーザ情報記録とテスト記録データ
とトラッキングトラックとの関係の実施例を示す概念
図。
【図21】本発明のテスト記録データ再生のトラッキン
グ誤差信号切り換え回路と微分トラッキング誤差信号切
り換え回路の実施例図。
【図22】本発明のテスト記録データ再生のためのピー
クホールド回路とトラッキング誤差信号回路への切り換
え回路の実施例図。
【符号の説明】
11 記録軸 15 レーザビーム 21 記録媒体 25、251 偏光プリズム 28 光検出器 31 位相調整回路 34 磁気コイル駆動回路 37 クロック抽出回路 38 復号器 39 PLL回路 43 ユーザ記録情報トラッキング誤差信号回路 51、52 微分トラッキング誤差信号切り換え回路 57 ピークホールド制御回路 71 テスト記録データ 73 テスト記録データ再生スポット 74 ユーザ情報ピット 75 記録媒体ランド部 76 記録媒体幅広グルーブ部 77 記録媒体幅狭グルーブ部 100、110 トラッキング誤差信号切り換え回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今井 奨 大阪府茨木市丑寅一丁目1番88号 日立マ クセル株式会社内 (72)発明者 太田 憲雄 大阪府茨木市丑寅一丁目1番88号 日立マ クセル株式会社内

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体にテストデータを記録した後
    に、該テストデータを再生するために必要な無記録トラ
    ックの誤差信号を発信して、再生ヘッドをトラッキング
    させる制御回路を保持することを特徴とする記録再生装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、テストデータは記録
    再生装置内の環境温度における再生ヘッドによって明瞭
    に再生できないデータ、及び隣接トラックの記録情報素
    子に対してクロストークを生ずるデータの少なくとも片
    方のデータが含まれていることを特徴とする記録再生装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、テストデータはレー
    ザ光パルス幅と強度、及び磁界幅と強度から選択される
    少なくとも片方について、パルス幅及び強度等の値を変
    えながら記録させる複数のパルス信号記録データである
    ことを特徴とする記録再生装置。
  4. 【請求項4】 テストデータを記録した後に、必要なト
    ラッキングオフセットのためのトラッキング誤差信号を
    発信して再生動作ヘッドをトラッキングオフセットさせ
    る制御回路を保持することを特徴とする記録再生装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、テストデータは記録
    再生装置内の環境温度における再生ヘッドによって明瞭
    に再生できないデータ、及び隣接トラックの記録情報素
    子に対してクロストークを生ずるデータの少なくとも片
    方のデータが含まれていることを特徴とする記録再生装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、テストデータはレー
    ザ光パルス幅と強度、及び磁界幅と強度から選択される
    少なくとも片方について、パルス幅及び強度等の値を変
    える度に現われた複数のパルス信号記録素子のデータで
    あることを特徴とする記録再生装置。
  7. 【請求項7】 請求項1及び4において、再生動作ヘッ
    ドはテスト記録データを再生してクロストークを防止す
    るために最適な記録信号の条件を検出することを特徴と
    する記録再生装置。
  8. 【請求項8】 請求項1及び4において、テストデータ
    はユーザ記録情報に連続して記録されることを特徴とす
    る記録再生装置。
  9. 【請求項9】 請求項1及び4において、テストデータ
    は少なくとも1つの未記録トラックを飛び越して記録さ
    れることを特徴とする記録再生装置。
  10. 【請求項10】 請求項1及び4において、テストデー
    タはユーザ記録情報に連続する、ユーザ記録情報を消去
    したトラックに記録されることを特徴とする記録再生装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項1において、再生動作ヘッドが
    トラッキングするトラックはユーザ記録トラックとテス
    トデータ記録トラックとの間に隣接する無記録のランド
    部或いはグルーブ部であることを特徴とする記録再生装
    置。
  12. 【請求項12】 テストデータを記録した後に必要なト
    ラックを再生して、テストデータの中から、記録再生装
    置内の環境温度において再生に最適な記録信号と記録の
    条件を検出する制御回路を保持する情報記録系回路を保
    持することを特徴とする記録再生装置。
  13. 【請求項13】 請求項12において、レーザ光パルス
    幅と強度、及び磁界幅と強度から選択される少なくとも
    片方のテストデータから検出された複数の最適記録デー
    タの中の、記録素子の大きさが小さい方のデータについ
    ての、最適なパルス幅とパルス強度であることを特徴と
    する記録再生装置。
  14. 【請求項14】 請求項13において、最適記録データ
    の中の記録素子の大きさが小さい方のデータは、実質的
    にクロストークを防止する機能を示すことを特徴とする
    記録再生装置。
  15. 【請求項15】 請求項12において、記録信号と記録
    の条件はレーザ光パルス幅と強度、レーザ光パルスの幅
    と強度及び磁界との組合せ、磁界の幅と強度等3手段か
    ら選択される条件であることを特徴とする記録再生装
    置。
  16. 【請求項16】 記録再生装置の記録媒体面近傍の環境
    温度を検知して、環境温度に対して最適な記録信号と記
    録の条件を検出するためのデータとメモリーと検出手段
    とを保持することを特徴とする記録再生装置。
  17. 【請求項17】 請求項16において、環境温度に対し
    て最適な記録信号と記録の条件の検出を受けて、情報記
    録系回路におけるレーザ光パルス幅と強度、レーザ光パ
    ルスの幅と強度及び磁界との組合せ、磁界の幅と強度等
    の3手段から選択される手段を制御するために機能する
    ソフトとメモリーとIC回路を備える情報記録系回路を
    保持することを特徴とする記録再生装置。
  18. 【請求項18】 テストデータを記録した後に必要なト
    ラックを再生して、テストデータの中から再生に最適な
    記録信号と記録の条件を検出して、次に必要な無記録ト
    ラックの誤差信号を発信して再生動作ヘッドにテストデ
    ータからクロストーク防止に最適な記録条件を検出させ
    るためにトラッキングをさせる制御回路を保持すること
    を特徴とする記録再生装置。
  19. 【請求項19】 テストデータを記録した後に必要なト
    ラックを再生して、テストデータの中から再生に最適な
    記録信号と記録の条件を検出して、次に必要なトラッキ
    ングオフセットのためのトラッキング誤差信号を発信し
    て再生動作ヘッドにテストデータからクロストーク防止
    に最適な記録条件を検出させるためにトラッキングオフ
    セットさせる制御回路を保持することを特徴とする記録
    再生装置。
  20. 【請求項20】 ディスク記録媒体の記録再生装置にお
    いて、手動で作動を指示することができる手段、クロス
    トークを生ずる記録信号及び再生できない記録信号の少
    なくとも一方の記録信号が出現すると自動的にテスト記
    録体制に入る手段、テスト記録終了時点に自動的に無記
    録トラックの再生トラッキング動作を始める手段、テス
    ト記録データの再生終了後、最適記録条件を検出する手
    段、検出した最適記録条件で記録再生装置に実行させ
    る、等の機能を備えていることを特徴とする記録再生装
    置。
  21. 【請求項21】 帯び状区画の記録領域が並設されて使
    用される記録媒体において、第1の帯び状区画未記録領
    域にパルス幅と強度を変数とする複数のテスト用パルス
    信号素子データの記録幅関数を得る記録工程と、該記録
    工程に連続して直接、該記録工程で記録した領域を再生
    する再生工程と、該再生工程で得られた再生信号の強度
    を検出し、パルス幅を基にして最適なパルス幅と強度か
    らなる記録データのグループの中から記録素子の大きさ
    が小さい方の最適パルス信号素子データを検出する検出
    工程と、該最適なパルス幅と強度のデータを実行する実
    行工程とからなることを特徴とする記録媒体の記録再生
    方法。
  22. 【請求項22】 請求項21において、パルス幅と強度
    を変数とする複数のテスト用パルス信号素子データに
    は、記録再生装置内の環境温度において明瞭に再生でき
    ないデータ、及び明瞭に再生できないデータと隣接トラ
    ックの記録素子に対してクロストークを生ずるデータと
    の組合せから選択される片方が含まれていることを特徴
    とする記録媒体の記録再生方法。
  23. 【請求項23】 帯び状区画の記録領域が並設されて使
    用される記録媒体において、第1の帯び状区画未記録領
    域にパルス幅と強度を変数とする複数のテスト用パルス
    信号素子データの記録幅関数を得る記録工程と、該記録
    工程に連続して直接、該記録工程で記録した領域と隣接
    する第2の帯び状区画未記録領域を再生する再生工程
    と、該再生工程で得られた再生信号の強度を検出し、記
    録パルス幅を基にして最適なパルス幅と強度、記録素子
    の最適記録配置とを演算する演算工程と、該最適なパル
    ス幅と強度、及びデータの最適記録配置とを実行する実
    行工程とからなる記録媒体の記録再生方法において、記
    録再生装置内の環境温度において明瞭に再生できないデ
    ータ、及び明瞭に再生できないデータと隣接トラックの
    記録素子に対してクロストークを生ずるデータとの組合
    せから選択される片方が含まれていることを特徴とする
    記録媒体の記録再生方法。
  24. 【請求項24】 帯び状区画の記録領域が並設されて使
    用される記録媒体において、第1の帯び状区画未記録領
    域にパルス幅と強度を変数とする複数のテスト用パルス
    信号素子データの記録幅関数を得る記録工程と、該記録
    工程に連続して直接、該記録工程で記録した領域を再生
    する再生工程と、該再生工程で得られた再生信号の強度
    を検出し、パルス幅を基にして最適なパルス幅と強度の
    最適記録データとを演算する演算工程と、該記録工程に
    連続して、該記録工程で記録した領域と隣接する第2の
    帯び状区画未記録領域を再生する再生工程と、該再生工
    程で得られた再生信号の強度を検出し、パルス幅を基に
    して最適なパルス幅と強度の記録素子の最適記録配置と
    を演算する演算工程と、該最適なパルス幅と強度の記録
    素子の最適記録配置とを実行する実行工程とからなる記
    録媒体の記録再生方法において、該パルス幅を変数とす
    る複数のテスト用パルス信号素子データには、記録再生
    装置内の環境温度において明瞭に再生できないデータ、
    明瞭に再生できないデータと隣接トラックの記録素子に
    対してクロストークを生ずるデータとの組合せから選択
    される片方が含まれていることを特徴とする記録媒体の
    記録再生方法。
  25. 【請求項25】 請求項21において、最適なパルス幅
    と強度からなる記録データのグループの中から記録素子
    の大きさが小さい方の最適パルス信号素子データを検出
    する検出工程は、実質的にクロストークを防止するため
    の最適パルス信号素子データを検出する検出工程である
    ことを特徴とする記録媒体の記録再生方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100339478B1 (ko) * 1999-09-18 2002-05-31 구자홍 광 기록매체의 최적 기록장치 및 기록방법
US6801478B1 (en) 1999-12-20 2004-10-05 Fujitsu Limited Magneto-optical information reproducing apparatus
KR100772756B1 (ko) * 1999-06-02 2007-11-01 가부시키가이샤 히타치세이사쿠쇼 정보기록장치

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