JPH10253896A - 画像入力装置 - Google Patents

画像入力装置

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JPH10253896A
JPH10253896A JP9150723A JP15072397A JPH10253896A JP H10253896 A JPH10253896 A JP H10253896A JP 9150723 A JP9150723 A JP 9150723A JP 15072397 A JP15072397 A JP 15072397A JP H10253896 A JPH10253896 A JP H10253896A
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真治 松下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、操作が簡単で、しかも速やかに被写
物体に応じて最適で良好な高深度画像を構築できる画像
入力装置を提供する。 【解決手段】始めにステージ102を少し移動させた時
のコントラストの変化から、コントラストカーブのどち
ら側にいるかをすばやく判断し、コントラストが下がる
方向にステージ102を移動し、その後、ステージ10
2の移動をコントラスト値がピーク値に向かう方向に反
転し、この移動で標本に対する各合焦位置での撮像画像
のコントラスト値の変化の程度が、所定の条件に達した
時点から、画像加算回路102により画像加算を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学顕微鏡で観察
する厚みのある被写物体の各高さ位置のそれぞれの合焦
面での画像を加算して焦点深度が拡大された画像(以
下、高深度画像という)を生成する画像入力装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】被写物体の入力画像を用いて、この被写
物体を画像解析するような場合、入力画像として、明る
く高解像で、さらに焦点深度の深い画像であることが要
求される。
【0003】そこで、このように解像度に優れ、しかも
高倍率で明るい画像を光学的に取り込むには、開口数の
大きな光学素子を用いた結像光学系が用いられている。
【0004】ところが、レンズに代表される結像光学素
子は、開口数が大きくなると焦点深度が浅くなるため、
大きな倍率を確保するために開口の大きい結像光学素子
を使用すると、焦点深度が浅くなることから、仮に、厚
みのある被写物体で、光軸方向に異なる高さ位置が存在
するような場合には、一つの高さ位置にしかピントを合
わせることができず、その他の部分の画像はぼけてしま
う。
【0005】そこで、従来から顕微鏡、カメラ、内視鏡
などの画像機器を利用する分野では、被写物体の異なる
高さ位置の全てに焦点が合うように焦点深度を深くする
手段が種々考えられている。
【0006】一例として、特開平5−313068号公
報は、マルチエリア測距装置なるもので、各エリア内の
空間周波数特性を、レンズ駆動装置でレンズを駆動して
物体面における合焦位置を変えながら測定し、各物体ま
での距離を予め測定した後(前処理)、視野内の複数枚
の物体面の像の空間周波数的特性が、累積加算された画
像の各エリアにおいて最も均一に近くなるような画像
を、レンズ駆動装置でレンズを駆動して累積加算して合
成する(後処理)技術が開示されている。
【0007】また、特開昭60−68312号公報に
は、撮影視野内の試料の最も凸なる部分の合焦位置か
ら、最も凹なる部分の合焦位置の間で合焦位置を移動
し、フィルム上で光量を順次積算する事で、焦点深度が
拡大された画像を構築する技術が開示されている。
【0008】さらに、特開平1−309478号公報に
は、光学系の合焦位置を、適当に設定した距離間隔およ
び距離範囲で離散的に変えながら、画像を取り込み積算
していく技術やTVカメラの受光素子部に画像が蓄積さ
れる時間の間で、試料の合焦面を、フォーカスレベル駆
動装置によって連続的に変えて画像を取り込み積算して
いく技術が開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特開平5−
313068号公報に開示されるものは、画像を取り込
む動作の前に、予め、予想される物体の合焦範囲でレン
ズを駆動して、空間周波数特性を測定しなければならな
いため、高深度画像を構築するまでに余分な時間が必要
となる問題があり、また、特開昭60−68312号公
報に開示されるものは、試料の最も凸なる部分と最も凹
なる部分を始めに設定しなくてはならないため、操作が
煩わしい上にその分時間がかかるという問題があり、さ
らに特開平1−309478号公報に開示されるもの
は、予め設定した距離間隔および距離範囲が試料ごとに
異なる場合、試料を変えるたびに設定し直さなければな
らないので、操作が面倒になるという問題があった。
【0010】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、操作が簡単で、しかも速やかに被写物体に応じて最
適で良好な高深度画像を構築できる画像入力装置を提供
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
被写物体を撮像する撮像手段と、この撮像手段に対する
上記被写物体の合焦位置を移動させる合焦位置移動手段
と、この合焦位置移動手段により移動される上記被写物
体の上記撮像手段より撮像される画像を加算する画像加
算手段と、上記撮像手段より撮像される上記被写物体の
画像のコントラスト値を演算するコントラスト演算手段
と、このコントラスト演算手段により演算される上記被
写物体の撮像画像のコントラスト値の変化を監視すると
ともに、該コントラスト値の所定の変化により上記画像
加算手段の画像加算を指示する制御手段とにより構成し
ている。
【0012】請求項2記載の発明は、被写物体を撮像す
る撮像手段と、この撮像手段に対する上記被写物体の合
焦位置を移動させる合焦位置移動手段と、この合焦位置
移動手段により移動される上記被写物体の上記撮像手段
より撮像される画像を加算する画像加算手段と、上記撮
像手段より撮像される上記被写物体の画像のコントラス
ト値を演算するコントラスト演算手段と、上記被写物体
ごとに上記コントラスト演算手段より演算されるコント
ラスト値より画像取り込み用パラメータを算出するパラ
メータ算出手段と、このパラメータ算出手段より算出さ
れた画像取り込み用パラメータに基づいて上記画像加算
手段に画像加算を指示する制御手段とにより構成してい
る。
【0013】請求項3記載の発明は、被写物体を撮像す
る撮像手段と、この撮像手段に対する上記被写物体の合
焦位置を移動させる合焦位置移動手段と、上記撮像手段
で撮像した画像を記憶する記憶手段と、上記合焦位置移
動手段による合焦点の移動によって上記撮像手段で得ら
れる画像に生じるぶれ量を検出する検出手段と、この検
出手段で検出したぶれ量により上記記憶手段の書込み、
読出しアドレスを制御するアドレス制御手段と、このア
ドレス制御手段のアドレス制御により上記記憶手段より
読出した画像に上記撮像手段で得た画像を加算し、該加
算された画像を上記記憶手段に書込む画像加算手段と上
記撮像手段で撮像する上記被写物体の画像のコントラス
ト値を演算するコントラスト演算手段と、このコントラ
スト演算手段で演算する上記被写物体の画像のコントラ
スト値の変化を監視するとともに、該コントラスト値の
変化が所定の変化になったとき上記画像加算手段に画像
加算を指示する制御手段とにより構成している。
【0014】請求項4記載の発明は、上記請求項1また
は3記載の発明において、上記制御手段は、所定のコン
トラスト値を上記画像加算手段の画像加算のスタート位
置に設定可能としている。
【0015】請求項5記載の発明は、被写物体を撮像す
る撮像手段と、この撮像手段に対する上記被写物体の合
焦位置を移動させる合焦位置移動手段と、上記撮像手段
で撮像した画像を記憶する記憶手段と、上記合焦位置移
動手段による合焦点の移動によって上記撮像手段で得ら
れる画像に生じるぶれ量を検出する検出手段と、この検
出手段で検出したぶれ量により上記記憶手段の書込み、
読出しアドレスを制御するアドレス制御手段と、上記撮
像手段で撮像する上記被写物体の画像のコントラスト値
を演算するコントラスト演算手段と、このコントラスト
演算手段で演算する上記被写物体の画像のコントラスト
値の変化を監視するとともに、該コントラスト値の変化
が所定の変化になったとき上記記憶手段に画像の記憶を
指示する制御手段とにより構成している。
【0016】この結果、請求項1記載の発明によれば、
被写物体の異なる合焦位置での撮像画像のコントラスト
値が所定の変化を呈する時点から画像加算を行なうよう
にできるので、コントラスト値が急激に増加する安定し
た画像領域を選択して画像加算を行なうようにでき、被
写物体に応じて最適で良好な高深度画像を速やかに構築
できる。また、従来に見られる事前に被写物体に応じた
種々の条件を設定するなどの作業を必要としないので、
操作も簡単にできる。
【0017】請求項2記載の発明によれば、エラーにな
ってしまうようなサンプルに対しても、画像取り込み前
にプリサンプルを行ない、そのサンプルのコントラスト
カーブを用いて画像の取り込み用パラメータを設定でき
るようにしたので、次回からの画像取り込みに、このパ
ラメータを用いることで、それまでエラーと判断され、
最終画像が得られなかったサンプルに対しても、高深度
画像が得られる。
【0018】請求項3記載の発明によれば、高深度画像
を自動的に構築する際に、観察標本を載置したステージ
に移動によるぶれが生じた場合でも、ぶれを生じない場
合と同様にコントラスト計算を行ない、正確な合焦範囲
を決定することができると共に、この決定した合焦範囲
によって画像の取り込入力時に画像の積算に対してもぶ
れ補正を行なって、正確な画像をぶれなく入力し、良好
な高深度画像を取得することができる。
【0019】請求項4記載の発明によれば、上記請求項
1または3記載の発明の作用に加えて、画像加算のスタ
ート位置を設定することでぼけた画像を取り込むことが
なく、所定のコントラスト値以上の画像のみを取り込む
ようになるので、加算画像の画質を劣化させることな
く、良質な高深度画像を構築することができる。
【0020】請求項5記載の発明によれば、観察標本を
載置したステージに移動によるぶれが生じた場合でも、
ぶれを生じない場合と同様にコントラスト計算を行な
い、正確な合焦位置を決定し、この決定した合焦位置で
の画像の取り込入力時にぶれ補正を行なって、正確な画
像をぶれなく入力することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従い説明する。
【0022】(第1の実施の形態)図1は、本発明が適
用される画像入力装置の概略構成を示している。この場
合、画像入力装置は、撮像手段1、装置本体2、テレビ
モニター3および操作部4から構成している。
【0023】撮像手段1は、光学顕微鏡101による被
写物体の観察像を撮像するもので、ここでは、光学顕微
鏡101のステージ102に載置される被写物体として
の標本の観察像を中間倍率レンズ103を通してCCD
カメラ104で撮像するようにしている。この場合、光
学顕微鏡101のステージ102は、ステージ駆動回路
105により光軸方向、つまり上下方向に移動可能にし
ている。
【0024】装置本体2は、画像入力手段としての画像
取り込み回路201、画像加算記憶手段としての画像加
算回路202、加算メモリ203、コントラスト演算手
段としてのコントラスト計算用メモリ204、DSP2
05、中央制御手段としてのCPU206、加算された
画像に回復処理を施すための空間フィルタ回路207、
空間フィルタ回路207で回復処理された画像を表示、
記憶するための表示メモリ208、テレビモニター3に
画像を表示するための画像表示回路209を有してい
る。この場合、撮像手段1のCCDカメラ104の映像
出力端子に画像取り込み回路201を接続し、画像取り
込み回路201の出力端子を画像加算回路202の2つ
ある入力の内の一方とコントラスト計算用メモリ204
にそれぞれ接続している。コントラスト計算用メモリ2
04には、DSP205を接続し、このDSP205に
は、CPU206を接続している。また、画像加算回路
202の出力端子には、加算メモリ203を接続し、こ
の加算メモリ203の出力端子には、空間フィルタ回路
207の入力端子と画像加算回路202のもう一方の入
力端子を接続している。空間フィルタ回路207の出力
端子には、表示メモリ208の入力端子を接続し、その
出力端子には、画像表示回路209の入力端子を接続し
ている。そして、この画像表示回路209の出力端子に
は、テレビモニター3を接続している。また、CPU2
06には、画像加算回路202、加算メモリ203、空
間フィルタ回路207、表示メモリ208および画像表
示回路209を接続し、さらに、上述した撮像手段1に
対する合焦位置移動手段としてのステージ駆動回路10
5、操作部4を接続している。
【0025】テレビモニター3は、装置本体2で加工さ
れた画像を画像表示回路209を介して表示するもので
ある。操作部4は、動作の開始設定を始めとする各種の
制御のための操作を行なうもので、例えば、図2(a)
(b)に示すように顕微鏡101のステージ102を光
軸方向に上下させるための焦準ハンドル401、レディ
ーLED402、高深度画像を構築する動作を開始する
ための開始ボタン403およびコントラストレベルを決
定するためのコントララストレベル調整ツマミ404を
有している。
【0026】次に、以上のように構成した実施の形態の
動作を説明する。
【0027】いま、光学顕微鏡101のステージ102
に載置される標本の観察像を中間倍率レンズ103を通
してCCDカメラ104で撮像すると、この映像信号
は、装置本体2の画像取り込み回路201でアナログ信
号からデジタル信号に変換され、デジタル画像データと
して画像加算回路202とコントラスト計算用メモリ2
04に順次送られる。
【0028】コントラスト計算用メモリ204の画像デ
ータは、DSP205により読出され、画像コントラス
トが求められる。この場合、図3に示すように画像デー
タの画面11の中央の縦横のライン12、13と対角線
上のライン14、15について、それぞれのコントラス
トを計算し、画面11全体のコントラスト値を求めるよ
うにする。また、コントラスト値のS/Nを向上するた
め、フィールド(1)で記憶された画素(図示の斜線を
付した丸)のうち、図3の(a)〜(d)に示すように
画面11の中央の縦横のライン12、13、対角線上の
ライン14、15のそれぞれの4画素(図示の黒丸)を
1ブロックとみなし、これら4画素の平均をそのブロッ
クの平均画素データとしてから、隣り合うブロックの平
均画素データの差の2乗を全ブロックで加算して画面1
1のコントラスト値を求めるようにしている。つまり、
CCDカメラ104は、一般的にインターレース走査方
式を取っており、1画面分の映像信号は、2枚のフィー
ルド(1)、(2)に分けられるが、DSP205で
は、これを利用して、始めのフィールド(1)が終了し
たことを確認した後、このフィールド(1)の画像デー
タにより、図3の(a)〜(d)で示す各ライン12〜
15でのコントラスト値を求めている。
【0029】そして、DSP205は、コントラスト計
算が終了すると、図4に示すように垂直同期信号Vに対
応するフィールド(1)、(2)のうち、フィールド
(2)の期間中にCPU206に対して、コントラスト
計算が終了したことを知らせるDSP割り込み信号を発
生する。
【0030】一方、画像加算回路202では、加算メモ
リ203から読出した画像データと画像取り込み回路2
01により取り込まれた画像データとの間での加算処理
が行なわれ、この加算された画像データは、再び、加算
メモリ203に格納される。そして、加算メモリ203
から読出された画像データは、空間フィルタ回路207
に入力される。空間フィルタ回路207では、例えば7
×7画素サイズまでの2次元の画像処理が施され、画像
の回復が行なわれ、その後、画像データは、表示のため
表示メモリ208に一時格納された後、画像表示回路2
09によって映像信号に変換され、テレビモニター3に
表示される。
【0031】この状態で、操作部4のコントラストレベ
ル調整ツマミ404により事前に設定された高深度画像
構築を開始するコントラストレベルと、DSP205が
求めたコントラスト値のレベルがCPU206で比較さ
れ、DSP205のコントラスト値のレベルの方が高い
と判断されると、レディーLED402が点灯され、高
深度画像を得るための開始ボタン403の使用が許可さ
れるようになる。
【0032】次に、このような高深度画像を得るための
動作をさらに説明する。
【0033】この場合、使用者は、誤動作を防止するた
め、始めの1回だけ操作部4のコントラストレベル調整
ツマミ404を操作して、高深度画像を構築する動作
(以下、A動作という)が開始できるコントラストレベ
ル(以下、スタートレベルという)を設定する。
【0034】このスタートレベルの設定は、顕微鏡10
1のステージ102に観察したい標本を載置し、操作部
4の焦準ハンドル401を回して標本にピントを合わせ
た後、コントラストレベル調整ツマミ404を操作し、
レディLED402が点灯する位置にすることで完了す
る。この場合、確実に標本にピントが合っている必要は
なく、おおむね、標本が認識できる程度で十分である。
【0035】仮に、この設定により、標本にピントが合
っていない場合には、レディLED402は、点灯せ
ず、操作部4の開始ボタン403を押してもA動作を開
始することができなくなる。これにより、万が一、標本
に対して大きくピントがずれている場合は、A動作を開
始することがなくなり、以後説明する、A動作の基本と
なるアルゴリズムの誤動作を防止することができる。ま
た、ピントが大きく外れている状態では、前後の標本画
像を加算し、高深度画像を構築しても何も意味を持たな
いことも、理解できる。
【0036】この状態から、操作部4のレディLED4
02が点灯するところまで、顕微鏡101のステージ1
02を操作部4の焦準ハンドル401の操作により移動
させ、ステージ102を操作部4の焦準ハンドル401
で移動した後、開始ボタン403を押し操作する。
【0037】すると、図6に示すように、ステップ60
1で、A動作を実行するためのV′の割り込みを許可
し、ステップ602で、V′の割り込み処理ルーチン内
で使用する変数をmode=1、stutas=1に初
期化する。なお、このV′の割り込みは、図4に示すよ
うにフィールド(1)、(2)の垂直同期信号Vのう
ち、フィールド(1)の垂直同期信号Vに同期して行な
われる。
【0038】そして、これ以後、V′の割り込み処理ル
ーチンに記述された図7〜図11に示すアルゴリズムに
従って、A動作が実行される。
【0039】なお、ステージ102を上から下まで移動
した時のコントラスト値の変化は、おおむね、図5のよ
うになるものとする図8〜図11は、図7のフローチャ
ートに示す処理1〜処理3に対応したものである。そし
て、図7に示すルーチンは、V′の割込み毎に呼び出さ
れるため、何回目の呼び出しかを表す変数としてsta
tusを使用している。このstutusは、処理1〜
処理3の中で1加算され、次の割り込み時の呼び出しに
備える。また、例外として、statusを加算せずに
次の割り込み時の呼び出しを待てば、もう一度、同じ処
理を行なうことができる。
【0040】まず、ステップ701のmode=1で、
ステップ702の処理1が呼び出される。この処理1
は、図8および図9に示すフローチャートが実行され
る。この処理1の概要は、ステージ102を上下のいず
れかに移動し、標本画像に十分ピントが合っていないス
テージ位置(以後、ステージ位置という)を決定するこ
とである。
【0041】最初に、status=1で、30μm/
secの一定速度でステージ102を下方向に移動開始
し、各種の変数を初期化する(ステップ801〜80
3)。ここで、一つ前のコントラスト値beforeC
と現在のコントラスト値nowCが等しければ、sta
tusをインクリメントし、Err=1でなければ、次
の割り込みを待ち、Err=1ならば、ステージ停止、
V′の割り込みを禁止し(ステップ804〜806)、
A動作が成功しなかったことを使用者に知らせるように
なる。
【0042】次に、status=2がないのでsta
tus=3まで処理は待たされる。これは、statu
a=1でステージ102の移動を開始して十分にステー
ジ102が安定して移動するまでのウェイトを置くため
である。
【0043】status=3で、現在のコントラスト
値nowCをスタート時のコントラスト値startC
に格納し、nowCが、画像がない時のコントラスト値
nonimgCより小さいかどうか判断し、小さけれ
ば、後述するステップ826以降の処理に移行し、現在
のステージ位置をスタート位置とする処理を行なう(ス
テップ807〜809)。また、そうでなければ、上述
のステップ804〜806の処理に移行する。
【0044】次に、status=4で、一つ前のコン
トラスト値beforeCとnowCを比較して、no
wCが小さい時は、次のstatus=6にすぐ移行で
きるようにstatusを1加算して、変数を初期化す
る(ステップ810〜813)。そうでなければ、現時
点よりステージ102のどちらの方向に標本のコントラ
ストの最大点があるかを示す変数PKDIRをPKDI
R=0として、ステージ102の移動を停止し、今まで
とは逆の上の方向に30μm/secでステージ102
の移動を開始し、変数を初期化する(ステップ814、
813)。そして、上述のステップ804〜806の処
理に移行する。
【0045】このstatus=4では、一つ前のコン
トラスト値と現在のコントラスト値を比較することでス
テージ102の現在位置が、図5に示すコントラストカ
ーブのどちらかの斜面にいるのかを判定している。
【0046】次に、status=6で、cntが15
より小さく、nowCとnonimgCを比較してno
wCが小さければ、後述するステップ826以降の処理
に移行し、また、nowCとbeforeCを比較して
nowCが小さく、かつ、beforeC−nowCと
標本にピントがかなり合っていない時のコントラスト値
unfoucCを比較して、unfoucCが大きけれ
ば、npcntを1加算し(ステップ815〜82
1)、そして、npcntが2以上になれば、ステップ
804〜806の処理に移行する。一方、nowCとb
eforeCを比較してnowCが大きく、befor
eC−nowCと標本にピントがかなり合っていない時
のコントラスト値unfoucCを比較して、unfo
ucCが小さければ、npcntを0とし、cntを1
加算し、statusを1減算して(ステップ822、
823)、ステップ804〜806の処理に移行する。
さらに、cntが15を越える時は、Errを1とし
(ステップ824)、後述するステップ826以降の処
理に移行する。
【0047】このstatus=6では、そのステージ
位置でのコントラストの微分係数がunfoucC以
下、つまり、コントラストカーブが緩やかになってきた
ことを確認している。
【0048】そして、status=7では、ステージ
102の移動を止め、nowCとCCDカメラ104が
汚れている時のコントラスト値ccdCを比較して、n
owCが大きければ、エラーとしてエラー処理を行なう
ための変数Errを1とする(ステップ825〜82
8)。そうでなければ、現在のコントラスト値nowC
をスタート位置のコントラスト値startCとする
(ステップ829、830)。ここで、ccdCは、C
CDカメラ104に汚れがあり、全体のコントラストレ
ベルが高い時にエラーとする働きがある。そして、ステ
ップ804〜806の処理に移行する。
【0049】つまり、かかる処理1では、図5に示す
(1)にステージ102が合った場合は、(2)の位置
までステージ102を移動し、また、同図(4)にステ
ージ15が合った場合は、(5)の位置までステージ1
02を移動するようにしている。つまり、処理1では、
一旦コントラストが低くなる方向を検出し、その方向に
ステージ102を移動させ、その後の移動に備えるよう
にしているので、ステージ102が無駄に移動するのを
防止できる。
【0050】次に、図7に戻って、処理1がエラーなく
終了すると、ret=1を判断し、、mode=mod
e+1、status=1として(ステップ703、7
04)、処理2を呼び出すようになる。この場合、コン
トラスト値のピークMaxCよりnowCが小さけれ
ば、処理を終了し、また、コントラスト値のピークMa
xCよりnowCが大きければ、MaxC=nowCと
して、処理を終了する(ステップ705、706)。
【0051】ステップ707のmode=2では、ステ
ップ708の処理2が呼び出される。この処理2は、図
10に示すフローチャートが実行される。この処理2の
概要は、ステージ102をゆっくり移動し、高深度画像
を構築するために画像の加算を開始するステージ位置を
決定することである。
【0052】まず、status=1で、処理1で求め
たPKDIRに従って、ステージ102の移動方向を決
める。ここで、PKDIRが0ならば、標本のコントラ
ストのピークは、下にステージ102を移動する方向に
あり、また、1ならば、上に移動する方向にあることを
示すので、これらに従って、ステージ102を移動させ
る(ステップ1001〜1004)。この時、ステージ
102の移動速度は、V′の割込みがインターレース走
査の2倍の周期で発生すること、つまり、1/30se
c毎、さらに対物レンズの焦点深度を、約0.4μm程
度として、CCDカメラ104で1画面の映像を0.4
μmピッチで撮影するために下式より、 12μm/sec=0.4μm×30画面/sec としている。そして、変数を初期化する(ステップ10
05)。
【0053】ここで、一つ前のコントラスト値befo
reCと現在のコントラスト値nowCが等しければ、
statusをインクリメントし、Err=1でなけれ
ば、次の割り込みを待ち、Err=1ならば、ステージ
停止、V′の割り込みを禁止し(ステップ1006〜1
008)、A動作が成功しなかったことを使用者に知ら
せるようになる。
【0054】次に、status=3で、cntが31
より小さく、nowCがstartCより大きく、no
wC−beforeC、つまり、微分係数が100を超
えた場合には、次の処理に移行出来るようになってい
る。そうでない場合は、cntを1加算してエラー処理
に備え、statusを1減算し、もう一度、stat
us=3の処理を実行可能にしている(ステップ100
9〜1013)。そして、ステップ1006〜1008
の処理に移行する。また、cntが31を越える時は、
条件に合わないとしてErrを1とし(ステップ101
4)、ステップ1006〜1008の処理に移行する。
【0055】ここで、status=1からstatu
s=3に飛んでいるのは、ステージ102が完全に動き
出すのを確認するとともに、一定速度運動に入るまでの
ウェイトである。
【0056】次に、status=4で、画像の加算処
理を開始するとともに変数を初期化し、処理2を終了す
る(ステップ1015、1016)。
【0057】次に、図7に戻って、処理2がエラーなく
終了すると、ret=1を判断し、、mode=mod
e+1、statsu=1として(ステップ709、7
10)、処理3を呼び出すようになる。
【0058】ステップ711のmode=3では、ステ
ップ712の処理3が呼び出される。この処理3は、図
11に示すフローチャートが実行される。この処理3の
概要は、処理2で開始された画像の加算処理を、図5に
示すコントラストカーブを低コントラスト側からコント
ラストのピークを超えて再度低コントラスト側にきた
時、適切に終了させることである。
【0059】まず、status=1で、nowCとb
eforeCを比較してコントラストの変化が下がって
いく方向にくるのを待つ(ステップ1101)。now
Cの方が大きい時はまだ、コントラストのカーブの上り
にいることを示し、小さくなった時、下りにいることを
判断する。ここで、nowCがstartCよりも小さ
くなったのであれば、直ちに、statusを1加算し
て次の処理へ移行する(ステップ1104)。そうでな
ければ、確実にコントラストが下がっている事を確認す
るために、連続で4回下がっていることをnpcntで
カウントする。さらに、4回連続で下がって、コントラ
スト値のピークMaxCとstartCの差の1/2
(=tmp)より、nowCが小さければ、次の処理に
移行する(ステップ1105〜1107、ステップ11
04)。また、ステップ1102で、nowCがbef
oreCより大きいままならば、npcntを0にし
て、cntを1加算、statusを1減算して、次の
処理へ移行し(ステップ1108、1109)、また、
ステップ1105で、npcntが3以下またはステッ
プ1107で、tmpよりnowCが大きければ、ステ
ップ1110で、npcntを1加算し、ステップ11
09に進むようになる。
【0060】次に、statsu=3で、画像の加算処
理とステージ102の移動を停止し(ステップ1011
〜1013)、V′の割り込みを禁止して処理3を終了
する。
【0061】この処理3では、画像の加算処理の終了を
コントラスト値のピークMaxCとstsrtCの差の
1/2より、nowCが小さいという条件で判断してい
るので、無駄に低コントラストな画像を加算することが
なくなり、高深度画像の画質を劣化させることはない。
【0062】このようにして、処理1〜処理3までをエ
ラーなく終了したならば、加算メモリ203の加算画像
を、空間フィルタ回路207に送り、対物レンズの特性
やCCDカメラ104のサイズ、顕微鏡101とCCD
カメラ104の間の中間倍率レンズ103等の結像光学
系の特性より求められる2次元の画像処理フィルタ係数
によって、画像の回復処理を行なう。この際、加算メモ
リ203から画像データをノンインターレース走査形式
で読出し、空間フィルタ回路207で処理すれば、画質
を劣化させることなく処理できる。
【0063】そして、この空間フィルタ回路207で処
理した画像データを、ノンインターレース走査形式で表
示メモリ208に格納し、さらに画像表示回路209に
送られる。この場合、画像表示回路209では、表示メ
モリ208から画像データを読出す際にテレビモニター
3の表示形式に合わせて、インターレース走査、ノンイ
ンターレース走査のいずれかの方式で行なえばよい。
【0064】従って、このようにすれば、始めにステー
ジ102を少し移動させた時のコントラストの変化か
ら、コントラストカーブのどちら側にいるかをすばやく
判断し、コントラストが下がる方向にステージ102を
移動し、その後、ステージ102の移動をコントラスト
値がピーク値に向かう方向に反転し、この移動で、標本
に対する撮像画像のコントラスト値が所定の変化を呈す
る時点から画像加算回路102により画像加算を行なう
ようにしたので、合焦位置を全体に渡って移動するよう
な無駄な動きがなくなり、しかも、コントラスト値が急
激に増加する安定した画像領域を選択して画像加算を行
なうようにできるので、被写物体に応じて最適で良好な
高深度画像を速やかに構築できる。また、従来に見られ
る事前に被写物体に応じた種々の条件を設定するなどの
作業を必要としないので、操作の簡単化も実現できる。
【0065】また、画像の加算の最低条件として、スタ
ート位置を設定しているので、ぼけた画像を取り込むこ
とがなく、所定のコントラスト値以上の画像のみを取り
込むようになって、加算画像の画質を劣化させることな
く、良好な高深度画像を構築することができる。
【0066】これにより、光学顕微鏡101を用いた厚
みのある標本の各高さ位置に、それぞれ焦点の合った複
数枚の入力画像から標本の各高さ位置全てに焦点が合っ
ていて、あたかも焦点深度が拡大されたような高深度画
像を安定して得られる。
【0067】なお、上述した第1の実施の形態では、コ
ントラストを求める際の計算領域として画面11の縦横
ライン12、13、対角方向のライン14、15を用い
たが、それに限らず、また、コントラストの計算は、飛
び飛びの画素を4つまとめて平均を取る方法でS/Nを
向上させていたが、これに限らない。さらに、処理1か
ら処理3で用いた定数は、これに限定されない。ステー
ジの駆動速度もこれに限らず、対物レンズの焦点深度を
正確に求めておき、対物レンズが変わる度に駆動速度を
変えても良い。この装置は、CCDカメラの映像信号の
方式は、NTSC、PAL、SECAMなどに制限させ
る事はなく、それぞれに対応可能である。
【0068】(第2の実施の形態)上述した第1の実施
の形態では、画像取り込み用のパラメータが固定であっ
たが、この第2の実施の形態では、サンプル毎に画像取
り込み用のパラメータを算出することにより、エラーと
判断されるようなサンプルの場合でも、画像の取り込み
を可能にして、高深度画像を得られるようにしている。
【0069】図12は、第2の実施の形態の概略構成を
示すもので、図1と同一部分には、同符号を付してい
る。
【0070】この場合、CPU206には、画像取り込
み時のパラメータを計算するサンプル登録部210、計
算したパラメータを記憶するデータ記憶部211を接続
している。ここでのデータ記憶部211には、NVRA
Mなどの不揮発性のメモリを用いている。
【0071】また、操作部4は、図13(a)(b)に
示すように、顕微鏡101のステージ102を光軸方向
に上下させるためのステージ移動用の準焦ハンドル40
1、レディーLED402、高深度画像を構築する動作
を開始するための開始ボタン403、コントラストレベ
ルを決定するためのコントラストレベル調整ツマミ40
4の他に、画像取り込みをマニュアルで行なうか自動で
行なうかを設定するモードセレクトツマミ405および
サンプル登録開始ボタン406を有している。
【0072】しかして、このような構成において、通常
の画像自動取り込みでは、第1の実施の形態で述べたア
ルゴリズムにより、コントラスト値の計算およびCPU
206による画像取り込みの可否の判断が行なわれる
が、この際に、コントラストレベルが低すぎると、画像
取り込み範囲にサンプル画像がないと判断して、画像取
り込みを中止してしまうことがある。
【0073】そこで、このような場合、使用者は、サン
プル登録部210により、以下の方法でサンプルの登録
を行ない、画像取り見込みパラメータを再設定し、取り
込み範囲を指定し直すことで、サンプル画像の取り込み
を可能にしている。
【0074】まず、サンプル登録は、サンプル登録開始
位置から合焦画像がなくなる±20μm の範囲でプリス
キャナを行ない、この範囲のコントラストカーブを求め
る。このコントラストカーブの求め方は、上述した図3
の方法が用いられる。
【0075】そして、DSP205によりコントラスト
計算を終了すると、CPU206に対し、図4に示すコ
ントラスト計算が終了したことを知らせるDSP割り込
み信号が発生する。
【0076】このような作業を図14に示すように、サ
ンプル登録開始位置SSから±20μm の範囲内で行な
い、コントラスト値を計算し、ワーク用のメモリに格納
する。次いで、プリスキャンが終了したならば、図15
に示すように計算により得られたコントラストカーブか
ら、コントラスト値が最大になるコントラスト最大値C
MAX を求め、さらに、この位置から±15μm の位置の
コントラスト値の平均Cnon を画像中に合焦面のない、
ぼけ画像のコントラスト値とする。つまり、コントラス
ト値が、これ以下になる領域は、画面中に合焦面がな
く、画面全体がぼけている領域とする。
【0077】次に、こうして求めた画像のコントラスト
の最大値CMAX の中間位置Zstartを画像加算開始位置
に、Zend を画像加算の終了位置にする(図16)。そ
して、次回から、このパラメータを用いて画像取り込み
を行なうようになる。この計算した画像取り込み用のパ
ラメータは、スイッチなどのチャンネルを切り替えて、
データ記録部211に各サンプルごとに保存する。ま
た、サンプルが変わった時には、保存の時と同様にスイ
ッチなどでチャンネルを切り替え、操作部4の開始ボタ
ン404が押されたときにパラメータの読出しを行なっ
て画像取り込みを行ない、複数のサンプルに対しても適
応可能にしている。
【0078】次に、実際にサンプル登録を行なって画像
を取り込む方法を説明する。
【0079】まず、使用者は、始めに1回だけ操作部4
のコントラストレベル調整ツマミ404を走査して、高
深度画像を構築する動作が開始できるコントラストレベ
ル(以下、スタートレベル)を設定する。この設定は、
高深度画像を構築する際に、誤動作を防止するために行
なう。なぜなら、CPU206は、コントラスト値が低
くなる方向にステージ102を移動させるが、例えばサ
ンプルが無かったり、ピントが合っていなかったりする
と、この時得られるコントラストカーブは、まったく無
意味になって、誤動作の原因になるためで、これを防止
するため、コントラストレベル調整ツマミ404により
スタートレベルをおおむね標本が認識できる位置に設定
している。
【0080】この設定は、ステージ102に観察したい
標本を載せ、操作部4の焦準ハンドル401を回し標本
にピント合わせをたのち、コントラストレベル調整ツマ
ミ404を回して、レディLED402が点灯する位置
にする。この場合、確実に標本にピントが合っている必
要はなく、おおむね標本が認識できる程度で十分であ
る。
【0081】次に、モードセレクトツマミ405によ
り、サンプル登録のチャンネルAUTO1〜AUTO3
の内の1つを選んで設定する。なお、モードセレクトツ
マミ405に書かれている1〜6は、マニュアルの画像
取り込みモード時の画像取り込み範囲を示すものであ
る。
【0082】ここでのサンプル登録では、自動取り込み
モードの1〜3(AUTO1〜AUTO3)選択する。
そして、登録するチャンネルを決定した後は、サンプル
登録開始ボタン406を押す。すると、この位置をサン
プル登録開始位置として、サンプル登録が開始される。
【0083】この場合、図17に示すように、まず、ス
テップ1701で、CPU206は、ステージ駆動部1
05により、サンプル登録開始位置から20μm ステー
ジを下げる。次に、ステップ1702で、その位置から
上方向に40μm 、すなわちサンプル登録開始位置から
±20μm のプリスキャンを行なう。
【0084】そして、ステップ1703で、DSP20
5は、プリスキャンの間にV´の割り込みがくる度にコ
ントラスト計算用メモリ204から画像データを読出
し、画像のコントラスト値を計算し、図4に示すDSP
割り込み信号を発生させることで、CPU206に計算
が終了したことを知らせる。CPU206は、割り込み
を確認すると、ステップ1704で、現在の位置コント
ラスト値を読み込み、ワークメモリに格納する。
【0085】このようなステップ1703と1704の
動作は、ステップ1705で、上方向への移動距離が4
0μm になると判断されるまで繰り返す。
【0086】次に、ステップ1706で、格納されたコ
ントラストデータからコントラストの最大値CMAX を調
べ、その座標ZMAX を求め、さらに、ステップ1707
で、ZMAX −15μm の位置をZa 、ZMAX +15μm
の位置をZb として、ステップ1708で、それぞれの
位置コントラスト値の平均値 Cnon =C(Za )+C(Zb )/2 からぼけ画像のコントラストレベルCnon を設定し、さ
らに、ステップ1709で、CMAX とCnon の平均値 Cth=(CMAX +Cnon )/2 から画像積算の開始および終了のレベルCthを設定す
る。
【0087】そして、これらパラメータが決定すると、
ステップ1710で、CPU206により、これらパラ
メータをデータ記憶部211のNVRAMなどの不揮発
性メモリに保存し、サンプル登録を終了する。
【0088】次に、次回からの画像取り込み方法を図1
8ににより説明する。
【0089】まず、使用者は、レディーLED402の
点灯する位置から、操作部4の開始ボタン403を押
す。すると、ステップ1801で、CPU206は、ス
テージ駆動部105によりステージ102を下方向に移
動する。次に、ステップ1802で、DSP205によ
り、V´の割り込み毎にコントラスト値を計算し、計算
が終了すると、ステップ1803で、DSP割り込みを
受けてコントラストが減少しているかを調べる。
【0090】ここで、コントラストが増加しているので
あれば、ステップ1804で、ステージ102を上方向
に移動させ、ステップ1802に戻る。
【0091】また、コントラストが減少していれば、ス
テップ1805で、CPU206により、コントラスト
値がCth以下になったかを調べる。ここで、まだCth
上であれば、ステップ1803に戻って、ステージ10
2の移動を続け、Cth以下になったのであれば、ステー
ジの移動を停止する。
【0092】そして、今度は、ステップ1806で、ス
テージ102を逆方向に移動しながら画像積算を開始す
る。そして、ステップ1807で、V´の立下がり毎に
コントラスト値を計算し、ステップ1808で、コント
ラスト値を監視し、再びCth以下になると、ステップ1
809で、ステージ102を停止するとともに、画像取
り込みも終了する。
【0093】これ以降は、第1の実施の形態と同様に、
空間フィルタ208による回復処理を行なった後、表示
メモリ208に一時記憶された後、画像表示回路209
によりアナログの映像信号に変換され、テレビモニター
3に表示される。
【0094】従って、このようにすれば、自動取り込み
では、CCD面の汚れや、標本画像がないと判断してエ
ラーになってしまうようなサンプルに対しても、画像取
り込み前にプリサンプルを行ない、そのサンプルのコン
トラストカーブを用いて画像の取り込み用パラメータを
設定できるようにしたので、次回からの画像取り込み
に、このパラメータを使うことで、それまでエラーと判
断され、最終画像が得られなかったサンプルに対して
も、高深度画像が得られるようになる。
【0095】また、事前にサンプル登録を行なうことに
より、その都度、画像取り込みの前処理を行なうプリス
キャンやパラメータの計算にかかる時間を短縮でき、さ
らにサンプル交換の際も、パラメータを切り替えるモー
ドを用意しているので、サンプル交換ごと、電源投入毎
のサンプル登録が不要になり、能率のよい、この種の作
業を実現できる。
【0096】さらに、パラメータの書込みに、不揮発性
のメモリを用いることで、サンプル登録する回数を最小
限にできる。
【0097】なお、上述した第2の実施の形態でも、コ
ントラストを求める計算領域として対角方向のラインを
選んでいるが、これに限らず別の計算方法でも構わな
い。また、コントラストの計算は、飛び飛びの画素を4
つ纏めて平均を取る方法でS/Nを向上させていたが、
これに限らない。さらにサンプル登録で用いるプリスキ
ャンの範囲は、±20μm に限定する必要はなく、サン
プルのコントラストカーブの特性を認識できる範囲でよ
い。ぼけ画像のコントラストレベル、画像取り込みレベ
ルを決定する計算式も、今回用いた式に限定する必要は
なく、計算に用いる定数も変更して構わない。また操作
部の形状、機能も今回のものに限らない。サンプルの登
録の方法も、専用の登録ボタンである必要はなく、別の
ボタンと兼用してもよい。そして、この装置は、CCD
カメラの映像信号の方式は、NTSC、PAL、SEC
AMなどに制限させる事はなく、それぞれに対応可能で
ある。また、標本と対物レンズの距離を調節する方法と
して、ステージを駆動する方法だけでなく、対物レボル
バの駆動によるもの、テレビカメラの撮像素子前の結像
レンズ駆動でもよく、駆動方法としても、電磁モータ、
超音波モータ、ピエゾ素子などでもよく、その方法は限
定されない。
【0098】(第3の実施の形態)図19は、本発明が
適用される画像入力装置の概略構成を示しており、21
が光学顕微鏡本体である。この光学顕微鏡本体21は、
ステージ22上に載置した試料標本23の観察像を対物
レンズを含む観察光学系を介して顕微鏡観察用テレビカ
メラ24にて撮像するようにしている。
【0099】テレビカメラ24にはA/D変換器25を
接続しており、このA/D変換器25はテレビカメラ2
4からのビデオ信号をデジタル信号に変換して加算器2
6及び輝度メモリ33へ送出する。
【0100】加算器26は、テレビカメラ24からの入
力画像と加算用画像メモリ27に記憶されている画像と
を加算するもので、その加算結果は加算用画像メモリ2
7へ出力される。加算用画像メモリ27は、加算器26
で加算された結果を格納するもので、格納内容は上記加
算器26と除算器28とに読出される。
【0101】除算器28は、加算用画像メモリ27に蓄
えられた加算画像を加算枚数を除数とした除算を行なっ
て1枚分の画像を得るためのもので、この除算器28で
得た画像に対して空間フィルタ29で後述するCPU3
8に選択された特性の空間周波数フィルタでの回復処理
を行ない、回復処理した表示画像データを表示用画像メ
モリ30に記憶させる。そして、この表示用画像メモリ
30に記憶された表示画像データをD/A変換器31が
読出してアナログデータに変換し、上記表示部32より
表示させる。
【0102】上記輝度メモリ33は、輝度メモリコント
ローラ35の制御の下にA/D変換器25から送られて
くる輝度データを書込み、DSP(Digital S
ignal Processor)34へ読出す。
【0103】DSP34は、輝度メモリ33から読出し
た輝度データによりコントラスト値の計算を行なうもの
で、算出したコントラスト値は合焦範囲検出部37へ送
出される。
【0104】合焦範囲検出部37は、計算されたコント
ラスト値からステージ22の合焦範囲を検出するもの
で、その検出結果はCPU38へ送られる。
【0105】CPU38は、装置全体の動作制御を司る
もので、特に上記加算器26、空間フィルタ29、輝度
メモリコントローラ35、画像メモリコントローラ3
6、ステージ駆動部39に対して画像処理、像ぶれ補正
及び駆動制御のための制御指令を送出し、また操作部4
3からダイナミックフォーカスを含む装置全体の操作を
受付けている。
【0106】しかして、上記ステージ22にはぶれ検出
部としての光学式エンコーダ40を設け、また光学顕微
鏡本体21の対物レンズに対応させて対物レンズ情報取
得部41を設けている。ここで光学式エンコーダ40
は、光学顕微鏡本体21のステージ22に固定して設け
られ、ステージ22のX,Y方向へのぶれ量を検出する
ものであって、検出したぶれ量は像ぶれ補正量計算部4
2へ送られる。
【0107】一方、対物レンズ情報取得部41は、現在
使用している対物レンズの倍率を読取るもので、読取っ
た対物レンズの倍率情報は同じく像ぶれ補正量計算部4
2へ送られる。
【0108】像ぶれ補正量計算部42は、光学式エンコ
ーダ40から検出されたぶれ量と対物レンズ情報取得部
41の対物レンズの倍率情報とにより補正画素数を計算
するもので、算出した補正画素数情報は上記輝度メモリ
コントローラ35及び画像メモリコントローラ36へ出
力される。
【0109】輝度メモリコントローラ35は、像ぶれ補
正量計算部42で計算された像ぶれ補正量に基づいて輝
度メモリ33での書込み、読出しアドレスを制御するも
のである。
【0110】また画像メモリコントローラ36は、像ぶ
れ補正量計算部42で計算された像ぶれ補正量に基づい
て上記加算用画像メモリ27での書込み、読出しアドレ
スを制御するものである。
【0111】上記ステージ駆動部39は、CPU16か
らの制御指令により上記ステージ22をZ方向、つまり
観察光軸の方向に駆動する。
【0112】上記のように構成された装置にあって、ぶ
れ検出とそれに基づく画像の補正、コントラスト値の計
算、画像の加算、及び回復処理についてまず処理信号の
流れに沿って簡単に説明する。
【0113】操作部43での操作により画像の取り込み
の開始を指示すると、ステージ駆動部39によりステー
ジ22をZ方向に駆動する。そして、テレビカメラ24
により試料標本23の画像を得るのに同期して、光学式
エンコーダ40でステージ22のX,Y方向へのぶれ量
を検出する。
【0114】検出したぶれ量は像ぶれ補正量計算部42
に送られ、ここで対物レンズ情報取得部41により得た
対物レンズの倍率情報をもって補正する画素数の計算が
行なわれるもので、算出した補正画素数は輝度メモリコ
ントローラ35及び画像メモリコントローラ36に送ら
れる。
【0115】一方、テレビカメラ24により得た試料標
本23の画像はA/D変換器25でデジタル化された後
にA/D変換器25と輝度メモリ33に送られる。ここ
で輝度メモリ33では、上述した如くずれ量に対応した
補正画素数が輝度メモリコントローラ35に送られてい
るため、輝度データを書込んだ後、この補正画素数に応
じて輝度メモリコントローラ35により読出しアドレス
位置が調整、制御されて、記憶されている輝度データが
読出されるもので、具体的には例えば図20に示すよう
なずれを生じたライン12〜15に沿った輝度データを
メモリ33に書込んだ上で、上記の輝度メモリコントロ
ーラ35によるアドレス調整を行なうことで、ずれの影
響を排除した位置で輝度データが読出されるようになる
ものである。
【0116】こうして輝度メモリ33から読出された輝
度データはDSP34へ送られ、ここでコントラスト値
が計算されて、そのコントラスト値から合焦範囲検出部
37によりコントラストカーブにおける所定のしきい値
Cth以上のコントラストの高い範囲が画像加算を行なう
べき合焦範囲として決定され、CPU38に出力され
る。
【0117】しかるに、上記合焦範囲では、A/D変換
器25より得られるデジタル化された画像が加算器26
で加算用画像メモリ27に記憶されているそれ以前に得
られた同画像と加算され、その和が加算用画像メモリ2
7にあらためて記憶されるもので、この際、画像メモリ
コントローラ36は像ぶれ補正量計算部42からの補正
画素数を用いて読出しアドレスを調整し、記憶されてい
た画像と新しく得た画像とのずれをなくした状態で加算
させる。
【0118】しかして、加算用画像メモリ27に記憶さ
れた加算画像は除算器28にて除算され、1枚分の画像
とされた後に空間フィルタ29でCPU38から選択さ
れた特性の同フィルタを用いて回復処理がなされるもの
で、回復処理された画像が表示用画像メモリ30に一旦
格納された後に読出され、D/A変換器31でアナログ
化された後に表示部32で表示出力される。
【0119】次いで実際の処理内容について図21のフ
ローチャートを参照して説明する。
【0120】この図21の処理はCPU38の制御の下
に行なわれるものであり、処理を開始すると、ステージ
駆動部39によってステージ22をZ方向に沿って移動
させ、そのときにDSP34、合焦範囲検出部37によ
って図22に示すようにコントラスト値がしきい値Cth
以上となるステージ22のZ方向の位置Za乃至Zbの
範囲を取込む。
【0121】このため、まずステージ駆動部39により
ステージ22を下方向に移動させる(ステップA1)。
このとき、A/D変換器25から得られるデジタル値の
ビデオ信号中の垂直同期信号(V)の立下がりタイミン
グ毎に画像のコントラスト値をDSP34で計算させる
(ステップA2)。
【0122】図23はこの時にCPU38が行なうコン
トラスト値計算のサブルーチンを示すもので、まず始め
にステージ22のぶれ量を光学式エンコーダ40によっ
て検出する(ステップB1)。これと共に、対物レンズ
情報取得部41によって光学顕微鏡本体21の観察光軸
中に挿入されている対物レンズの倍率情報を取得し(ス
テップB2)、これらを基に像ぶれ補正量計算部42が
検出したぶれ量がテレビカメラ24のCCD面上で何画
素分に相当するのかを表わす像ぶれ補正量を計算する
(ステップB3)。
【0123】次いで、像ぶれ補正量計算部42が計算に
より得た像ぶれ補正量を輝度メモリコントローラ35及
び画像メモリコントローラ36に送出すると、輝度メモ
リコントローラ35では輝度メモリ33に書込まれてい
る画像の輝度データが像ぶれの影響を全く含まないよう
に読出しアドレスを調整してDSP34に読出させるも
ので(ステップB4)、DSP34では像ぶれが全くな
いが如く処理された輝度データを用いて画像のコントラ
スト値の計算を行なう(ステップB5)。
【0124】コントラスト値は、画面上の連続する輝度
データを用いて以下の如く計算する。すなわち、コント
ラスト値を計算するi番目のライン上のj番目の点位置
の輝度データをYi,j とすると、そのコントラスト値C
i,j(Zk)は Ci,j(Zk)=(Yi,j(Zk)−Yi,j-1(Zk))2 …(1) として、i番目のラインのコントラスト値の総和Ci,j
【数1】
【0125】のように求め、さらにすべてのラインのコ
ントラスト値の総和を
【数2】
【0126】として求める。得たコントラスト値C(Z
k)は、図24に示すように像ぶれ量が多く、計算に用い
た各ラインの画素数が減少することを考慮して、計算の
ライン上の画素数で正規化してZ=Zk でのコントラス
ト値、すなわち C(Zk)=C(Zk)/Dnum …(4) (但し、Dnum :計算に用いたライン上の画素数。)を
求め、以上でこの図23のサブルーチンを終了する。
【0127】こうしてステージ22のぶれ量を補正した
画像のコントラスト値の計算が終了すると、図21のメ
インルーチンに戻り、同DSP34からの割込みを受け
るCPU38は、計算したコントラスト値がその前のタ
イミングで計算したコントラスト値と比して減少してい
るか否かを判断する(ステップA3)。
【0128】コントラスト値が減少している場合には、
ステージ22の下降によりコントラスト値が減少してい
ることから、図22に示すコントラストカーブ上の左半
分にあって、図中に矢印Iで示す方向に移動しているも
のと判断し、次に計算したコントラスト値がしきい値C
th未満であるか否か判断する(ステップA5)。
【0129】ここで、計算したコントラスト値がしきい
値Cth未満となった場合には、その時点でのステージ2
2の位置がZaであることとなるので、あらためてステ
ージ駆動部39によりステージ22の移動方向を逆、す
なわち上方向に設定した上で(ステップA6)、ステー
ジ22を移動させながらテレビカメラ24で得られる試
料標本23の画像による加算を実行する(ステップA
7)。
【0130】図25はこの時にCPU38が行なう画像
加算のサブルーチンを示すもので、まず始めに上記図2
3のコントラスト計算で用いた像ぶれ補正量を像ぶれ補
正量計算部42から画像メモリコントローラ36に読込
ませ(ステップC1)、この画像メモリコントローラ3
6で加算用画像メモリ27における画像の読出しアドレ
スを該像ぶれ補正量を用いて調整して、画像の輝度デー
タが像ぶれの影響を全く含まないように加算器26及び
除算器28に読出させる(ステップC2)。
【0131】次に、テレビカメラ24からA/D変換器
25を介して送られてくる新たな画像の加算領域を同じ
く像ぶれ補正量を用いて調整して決定し(ステップC
3)、この新たな画像と加算用画像メモリ27から読出
した画像とで加算器26により画像の加算を実行させる
(ステップC4)。
【0132】その後、2つの画像の和として、得られた
加算画像を画像メモリコントローラ36により書込みア
ドレスが調整されながら加算用画像メモリ27に書込み
設定され(ステップC5,C6)、以上でこの図25の
サブルーチンを終了する。
【0133】こうして画像の加算実行後、図21のメイ
ンルーチンに戻り、再度上記図23で説明した如くA/
D変換器25から得られるデジタル値のビデオ信号中の
垂直同期信号の立下がりタイミング毎に各画像のコント
ラスト値をDSP34で計算する(ステップA8)。
【0134】そして、計算したコントラスト値がしきい
値Cth未満となったか否か判断する(ステップA9)。
ここで、計算したコントラスト値がしきい値Cth以上で
あれば、上記ステップA7に戻って、画像の加算処理を
繰返し続行する。
【0135】その後、ステップA9で計算したコントラ
スト値がしきい値Cth未満となった時点で、ステージ2
2の移動によりステージ22の位置が上記図22中のZ
bとなったこととなり、合焦範囲内での画像の加算を終
えたこととなるので、ステージ駆動部39によるステー
ジ22の移動を停止すると共に、テレビカメラ24によ
る画像の取込みを終了し(ステップA10)、その時点
で加算用画像メモリ27に記憶されている合焦範囲内の
多数の画像を加算した加算画像を読出し、除算器28に
て画像数で除算して1枚分の画像とした後に空間フィル
タ29によって回復処理を行ない(ステップA11)、
得られた高深度画像を表示用画像メモリ30に一時記憶
させた後にD/A変換器31でアナログ化して表示部3
2により表示させる。
【0136】なお、上記ステップA3で、ステージ22
を下方向に移動させた際に算出したコントラスト値がそ
の前のタイミングで計算したコントラスト値と比して減
少していないと判断した場合には、ステージ22の位置
が上記図22に示すコントラストカーブ上の右半分にあ
ることとなるので、ステージ駆動部39によりステージ
22を上方向に移動させるものとして移動方向を転換設
定した上で(ステップA4)、再びステップA2からの
処理に戻り、ステップA2〜A5の処理を繰返し実行し
て、得られるコントラスト値がしきい値Cth未満となる
地点、すなわち図22中のZbの位置までステージ22
を移動させる。
【0137】その後、ステップA6であらためてステー
ジ22を逆方向である下方向に移動させるものとして設
定してから、ステップA7〜A9の処理を繰返し実行
し、ステージ22を下方向に移動させながら、合焦範囲
内で得られる画像を順次加算していく。
【0138】そして、ステップA9で得られるコントラ
スト値がしきい値Cth未満となる地点、すなわち図22
中のZaの位置までステージ22を移動させた状態で、
合焦範囲内での画像の加算を終えたこととなるので、上
記と同様にステップA10以下の処理に移行する。
【0139】以上のように、複数枚の顕微鏡画像を加算
処理した後に回復処理して高深度画像を得る過程におい
て、試料標本23を載置したステージ22に移動による
ぶれが生じた場合でも、ぶれを生じない場合と同様にコ
ントラスト計算を行ない、正確な合焦範囲を決定するこ
とができると共に、この決定した合焦範囲によって画像
の取込入力時に画像の加算に対してもぶれ補正を行なっ
て、ぶれの影響を排除した正確な画像を順次加算した上
で回復処理し、良好な高深度画像を取得することができ
る。
【0140】なお、上記実施の形態において、画像の取
込速度に対するステージ22の移動は、無段階に連続し
て高速移動するものとしてもよいし、ステップ状に画像
取込み時のみ停止する如く移動するものとしてもよい。
【0141】これは、例えばステージ駆動部39をパル
スモータで構成してステージ22を高速直線移動させる
ものとした場合に、テレビカメラ24がNTSC方式で
は1画面の画像入力を標準ではCCDの1フレーム蓄積
時間約1/30[秒]で行なうので、この時間内に所望
の合焦面の画像データを入力するべく、すなわち入力す
る合焦面が光学顕微鏡本体21の対物レンズの特性から
導かれる光軸方向の標本焦点深度範囲内を移動している
間に画像入力が行なえるように一定速度で駆動するもの
である。
【0142】なお、上記テレビカメラ24が撮像する画
像のテレビジョン方式は特にNTSC方式に限らず、他
のPAL、SECAM、ハイビジョン等の方式であって
もよい。
【0143】また、試料標本23に対する合焦位置を変
化させる手段としてステージ駆動部39によりステージ
22を移動させるものとして説明したが、要は観察光軸
の方向に沿って移動して試料標本23の合焦を行なうこ
とができるのであれば、ステージ22に代えて対物レン
ズを取付けたレボルバや、テレビカメラ24のCCDの
前位置にある結像レンズ等を移動できるものとし、これ
をパルスモータ、電磁モータ、超音波モータ、あるいは
ピエゾ素子等により駆動制御するものとしてもよい。
【0144】さらに、画像のコントラスト値を求める計
算領域として対角方向のライン4本を選択するものとし
たが、そのラインの本数や方向、他に計算式等に関して
も本実施の形態の方法に限定するものではない。
【0145】また、ぶれ量を検出する検出部に光学式エ
ンコーダ40を用いるものとして説明したが、顕微鏡画
像のテレビカメラ24のCCD面上での画素単位の検出
精度を有するものであれば、他の検出機構であっても構
わない。
【0146】そして、像ぶれ補正を行なう輝度メモリ3
3へのアクセスは、輝度メモリコントローラ35による
読出しアドレスを調整するものとしたが、書込みアドレ
スを調整しても、同様に像ぶれ補正を行なうことができ
るのはいうまでもない。
【0147】(第4の実施の形態)次に本発明を顕微鏡
用の自動合焦機構に適用した場合の第4の実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。
【0148】図26はその概略構成を示すもので、基本
的には上記図19で示したものと同様であるので、同一
部分には同一符号を付してその説明は省略する。
【0149】しかるに、テレビカメラ24で撮像され、
A/D変換器25でデジタル化された画像データは輝度
メモリ33と直接表示用画像メモリ30とに与えられ
る。
【0150】また、ステージ22にぶれ検出部として設
けられる光学式エンコーダ40からのぶれ量と、対物レ
ンズ情報取得部41からの対物レンズの倍率情報とによ
り補正画素数を計算する像ぶれ補正量計算部42は、算
出した補正画素数情報を像ぶれ補正量として輝度メモリ
コントローラ35及び表示用メモリコントローラ51へ
出力する。
【0151】輝度メモリコントローラ35は、CPU3
8′の制御の下に像ぶれ補正量計算部42からの像ぶれ
補正量に基づいて輝度メモリ33での書込み、読出しア
ドレスを制御するものである。
【0152】また表示用メモリコントローラ51は、像
ぶれ補正量計算部42からの像ぶれ補正量に基づいて上
記表示用画像メモリ30の書込み、読出しアドレスを制
御するものである。
【0153】DSP34で算出された画像のコントラス
ト値は合焦位置検出部52に送出され、合焦位置検出部
52はこのコントラスト値から正確な合焦位置を検出し
て検出結果をCPU38′へ送出する。
【0154】CPU38′は、装置全体の動作制御を司
るもので、特に上記輝度メモリコントローラ35、表示
用メモリコントローラ51、ステージ駆動部39に対し
て像ぶれ補正及び駆動制御のための制御指令を送出し、
また操作部43からオートフォーカスを含む装置全体の
操作指示を受付けている。
【0155】上記のような構成にあって、光学顕微鏡本
体21のステージ22上に載置された試料標本23を対
物レンズを含む観察光学系を介してテレビカメラ24で
撮像する。
【0156】撮像された試料標本23の画像はA/D変
換器25でデジタル化された後に輝度メモリ33及び表
示用画像メモリ30へ送られ、輝度メモリ33はこの画
像データ(輝度データ)を輝度メモリコントローラ35
の制御に基づいて一時記憶し、DSP34へ読出す。
【0157】DSP34では輝度メモリ33からの輝度
データにより該画像のコントラスト値を計算するもの
で、その計算には、観察者が必要としている領域を画面
11の計算領域を図27に示すように設けるものとす
る。
【0158】この場合の具体的なコントラスト値の計算
については上記図23で説明したものと同様であるもの
としてその説明は省略するが、光学式エンコーダ40に
よりステージ22のぶれ量を検出し、対物レンズの倍率
情報を用いて像ぶれ補正量を計算して、算出した像ぶれ
補正量を用いて輝度メモリコントローラ35が輝度メモ
リ33の読出しアドレスを調整する。
【0159】そして、DSP34により算出したコント
ラスト値が最大になる位置を合焦位置として検出し、検
出結果をCPU38′へ送出するものである。
【0160】輝度メモリ33での読出しアドレスの調整
と同時に、表示用メモリコントローラ51により表示用
画像メモリ30の読出しアドレスの調整を行なうこと
で、加算用画像メモリ27を介して除算器28で表示す
る試料標本23の画像も、ステージ22でのぶれを排除
した精細なものとすることができる。
【0161】なお、上記実施の形態においても、試料標
本23に対する合焦位置を変化させる手段としてステー
ジ駆動部39によりステージ22を移動させるものとし
て説明したが、要は観察光軸の方向に沿って移動して試
料標本23の合焦を行なうことができるのであれば、ス
テージ22に代えて対物レンズを取付けたレボルバや、
テレビカメラ24のCCDの前位置にある結像レンズ等
を移動できるものとし、これをパルスモータ、電磁モー
タ、超音波モータ、あるいはピエゾ素子等により駆動制
御するものとしてもよい。
【0162】また、画像のコントラスト値を求める計算
領域として対角方向のライン4本を選択するものとした
が、そのラインの本数や方向、他に計算式等に関しても
本実施の形態の方法に限定するものではない。
【0163】さらに、ぶれ量を検出する検出部に光学式
エンコーダ40を用いるものとして説明したが、顕微鏡
画像のテレビカメラ24のCCD面上での画素単位の検
出精度を有するものであれば、他の検出機構であっても
構わない。
【0164】そして、像ぶれ補正を行なう輝度メモリ3
3へのアクセスは、輝度メモリコントローラ35による
読出しアドレスを調整するものとしたが、書込みアドレ
スを調整しても、同様に像ぶれ補正を行なうことができ
るのはいうまでもない。
【0165】その他、本発明は上記第1乃至第4の実施
の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲内で種々変形して実施することが可能であるもの
とする。
【0166】
【発明の効果】以上、述べたように本発明によれば、コ
ントラスト値が急激に増加する安定した画像領域を選択
して画像加算を行うようにできるので、被写物体に応じ
て最適で良好な高深度画像を速やかに構築できる。ま
た、従来に見られる事前に被写物体に応じた種々の条件
を設定するなどの作業を必要としないので、操作も簡単
にできる。さらに、画像加算のスタート位置を設定する
ことにより、ぼけた画像を取り込むことがなく、所定の
コントラスト値以上の画像のみを取り込むようになるの
で、加算画像の画質を劣化させることなく、良質な高深
度画像を構築することができる。
【0167】また、自動取り込みアルゴリズムでは、有
効な範囲を取り込めなかった標本のうち、コントラスト
が比較的高いが、パラメータの値がサンプルに対して適
当でなく、画像が取り込めない場合や、コントラストが
高すぎてCCD上のごみなどと判断してしまうような場
合でも、高深度画像が得られる。さらに、マニュアルに
よる画像取り込みに比べ、画像取り込み位置の調整、サ
ンプルの厚さ調整なども不要になり、能率のよい作業を
実現できる。
【0168】さらに、観察標本を載置したステージに移
動によるぶれが生じた場合でも、ぶれを生じない場合と
同様にコントラスト計算を行ない、正確な合焦範囲を決
定することができると共に、この決定した合焦範囲によ
って画像の取込入力時に画像の積算に対してもぶれ補正
を行なって、正確な合焦範囲をぶれなく入力することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る概略構成を示
すブロック図。
【図2】同実施の形態に係る操作部の概略構成を示す
図。
【図3】同実施の形態に係る1画面のコントラスト値を
求める方法を説明するための図。
【図4】同実施の形態に係るコントラスト計算が終了し
たことを知らせるDSP割り込み信号のタイミングを説
明する図。
【図5】同実施の形態に係るステージを上から下まで移
動した時のコントラスト値の変化を示す図。
【図6】同実施の形態に係る動作を説明するためのフロ
ーチャート。
【図7】同実施の形態に係る動作を説明するためのフロ
ーチャート。
【図8】同実施の形態に係る動作を説明するためのフロ
ーチャート。
【図9】同実施の形態に係る動作を説明するためのフロ
ーチャート。
【図10】同実施の形態に係る動作を説明するためのフ
ローチャート。
【図11】同実施の形態に係る動作を説明するためのフ
ローチャート。
【図12】本発明の第2の実施の形態に係る概略構成を
示すブロック図。
【図13】同実施の形態に係る操作部の概略構成を示す
図。
【図14】同実施の形態に係るサンプル登録方法を説明
するための図。
【図15】同実施の形態に係るサンプル登録方法を説明
するための図。
【図16】同実施の形態に係るサンプル登録方法を説明
するための図。
【図17】同実施の形態に係る動作を説明するためのフ
ローチャート。
【図18】同実施の形態に係る動作を説明するためのフ
ローチャート。
【図19】本発明の第3の実施の形態に係る概略構成を
示すブロック図。
【図20】同実施の形態に係る撮像画面中の画像のずれ
を説明する図。
【図21】同実施の形態に係る動作処理の内容を示すフ
ローチャート。
【図22】同実施の形態に係るステージの位置とコント
ラスト値の関係を示す図。
【図23】図21の処理中のコントラスト値の計算のサ
ブルーチンを示すフローチャート。
【図24】同実施の形態に係る撮像画面中の画像のずれ
を説明する図。
【図25】図21の処理中の画像加算のサブルーチンを
示すフローチャート。
【図26】本発明の第4の実施の形態に係る概略構成を
示すブロック図。
【図27】同実施の形態に係る画像中のコントラスト値
の計算方向を示す図。
【符号の説明】
1…撮像手段 101…光学顕微鏡 102…ステージ 103…中間倍率レンズ 104…CCDカメラ 105…ステージ駆動回路 2…装置本体 201…画像取り込み回路 202…画像加算回路 203…加算メモリ 204…コントラスト計算用メモリ 205…DSP 206…CPU 207…空間フィルタ回路 208…表示メモリ 209…画像表示回路 210…サンプル登録部 211…データ記憶部 3…テレビモニター 4…操作部 401…焦準ハンドル 402…レディーLED 403…開始ボタン 404…コントララストレベル調整ツマミ 11…画面 12,13…縦横ライン、 14,15…対角線上のライン。 21…光学顕微鏡本体 22…ステージ 23…試料標本 24…テレビカメラ 25…A/D変換器 26…加算器 27…加算用画像メモリ 28…除算器 29…空間フィルタ 30…表示用画像メモリ 31…D/A変換器 32…表示部 33…輝度メモリ 34…DSP 35…輝度メモリコントローラ 36…画像メモリコントローラ 37…合焦範囲検出部 38…CPU 39…ステージ駆動部 40…光学式エンコーダ 41…対物レンズ情報取得部 42…像ぶれ補正量計算部 43…操作部 51…表示用メモリコントローラ 52…合焦位置検出部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写物体を撮像する撮像手段と、 この撮像手段に対する上記被写物体の合焦位置を移動さ
    せる合焦位置移動手段と、 この合焦位置移動手段により移動される上記被写物体の
    上記撮像手段より撮像される画像を加算する画像加算手
    段と、 上記撮像手段より撮像される上記被写物体の画像のコン
    トラスト値を演算するコントラスト演算手段と、 このコントラスト演算手段により演算される上記被写物
    体の撮像画像のコントラスト値の変化を監視するととも
    に、該コントラスト値の変化が所定の変化になったとき
    上記画像加算手段に画像加算を指示する制御手段とを具
    備したことを特徴とする画像入力装置。
  2. 【請求項2】 被写物体を撮像する撮像手段と、 この撮像手段に対する上記被写物体の合焦位置を移動さ
    せる合焦位置移動手段と、 この合焦位置移動手段により移動される上記被写物体の
    上記撮像手段より撮像される画像を加算する画像加算手
    段と、 上記撮像手段より撮像される上記被写物体の画像のコン
    トラスト値を演算するコントラスト演算手段と、 上記被写物体ごとに上記コントラスト演算手段より演算
    されるコントラスト値より画像取り込み用パラメータを
    算出するパラメータ算出手段と、 このパラメータ算出手段より算出された画像取り込み用
    パラメータに基づいて上記画像加算手段に画像加算を指
    示する制御手段とを具備したことを特徴とする画像入力
    装置。
  3. 【請求項3】 被写物体を撮像する撮像手段と、 この撮像手段に対する上記被写物体の合焦位置を移動さ
    せる合焦位置移動手段と、 上記撮像手段で撮像した画像を記憶する記憶手段と、 上記合焦位置移動手段による合焦点の移動によって上記
    撮像手段で得られる画像に生じるぶれ量を検出する検出
    手段と、 この検出手段で検出したぶれ量により上記記憶手段の書
    込み、読出しアドレスを制御するアドレス制御手段と、 このアドレス制御手段のアドレス制御により上記記憶手
    段より読出した画像に上記撮像手段で得た画像を加算
    し、該加算された画像を上記記憶手段に書込む画像加算
    手段と上記撮像手段で撮像する上記被写物体の画像のコ
    ントラスト値を演算するコントラスト演算手段と、 このコントラスト演算手段で演算する上記被写物体の画
    像のコントラスト値の変化を監視するとともに、該コン
    トラスト値の変化が所定の変化になったとき上記画像加
    算手段に画像加算を指示する制御手段とを具備したこと
    を特徴とする画像入力装置。
  4. 【請求項4】 上記制御手段は、所定のコントラスト値
    を上記画像加算手段の画像加算のスタート位置に設定可
    能としたことを特徴とする請求項1または3記載の画像
    入力装置。
  5. 【請求項5】 被写物体を撮像する撮像手段と、 この撮像手段に対する上記被写物体の合焦位置を移動さ
    せる合焦位置移動手段と、 上記撮像手段で撮像した画像を記憶する記憶手段と、 上記合焦位置移動手段による合焦点の移動によって上記
    撮像手段で得られる画像に生じるぶれ量を検出する検出
    手段と、 この検出手段で検出したぶれ量により上記記憶手段の書
    込み、読出しアドレスを制御するアドレス制御手段と、 上記撮像手段で撮像する上記被写物体の画像のコントラ
    スト値を演算するコントラスト演算手段と、 このコントラスト演算手段で演算する上記被写物体の画
    像のコントラスト値の変化を監視するとともに、該コン
    トラスト値の変化が所定の変化になったとき上記記憶手
    段に画像の記憶を指示する制御手段とを具備したことを
    特徴とする画像入力装置。
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