JPH102501A - 蓄熱型蒸気発生器 - Google Patents

蓄熱型蒸気発生器

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Publication number
JPH102501A
JPH102501A JP17430096A JP17430096A JPH102501A JP H102501 A JPH102501 A JP H102501A JP 17430096 A JP17430096 A JP 17430096A JP 17430096 A JP17430096 A JP 17430096A JP H102501 A JPH102501 A JP H102501A
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JP
Japan
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heat
pipe
water
heat pipe
water supply
Prior art date
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Pending
Application number
JP17430096A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuo Eguchi
勝夫 江口
Mikiyuki Ono
幹幸 小野
Masataka Mochizuki
正孝 望月
Koichi Masuko
耕一 益子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Publication date
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Publication of JPH102501A publication Critical patent/JPH102501A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱応答性および安全性に優れ、かつコンパク
トな蓄熱型蒸気発生器を提供する。 【解決手段】 作動流体の潜熱として熱輸送するヒート
パイプの蒸発部13を蓄熱ブロック8に連結するととも
に、そのヒートパイプの凝縮部10を水と接触させて蒸
気を得る構成の蓄熱型蒸気発生器において、ヒートパイ
プがループ型ヒートパイプ9であるとともに、その凝縮
部10の内部あるいは外部に、内部に水を流通する給水
管14が同心円状に設けられている。その給水管14の
上端部側に、蒸気噴出口15が設けられるとともに、下
端部側に給水口16が設けられている。さらに、ヒート
パイプ9の凝縮部10から放熱している際に、給水管1
4内の水量がほぼ一定となるよう給水量を制御する制御
手段17が備えられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、蓄熱体の有する
熱をヒートパイプを介して水に与えて蒸気を得る形式の
蒸気発生器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】安価な深夜電力を利用して熱エネルギー
を蓄え、その熱をヒートパイプにより輸送して水を加熱
することにより蒸気を発生する構成の蓄熱型蒸気発生器
が知られている。図2はその一例を示す図であり、符号
1はループ型ヒートパイプを示し、このヒートパイプ1
のうち最も低い位置において蓄熱ブロック2を貫通して
おり、これに対して最も高い位置は蓄熱ブロック2の上
方に設置されたタンク3の内部に蛇行して配設されてい
る。
【0003】また、ループ型ヒートパイプ1の管路には
作動流体の還流を制御する開閉バルブ4が設けられてい
る。蓄熱ブロック2は金属ブロックやセラミックブロッ
クなどの高融点材料が蓄熱材として用られたものであ
り、外部から熱を与えるために電気ヒーター5が取り付
けられている。また、タンク3は給水管6から供給され
る水を貯溜するものであり、その上部には蒸気噴出口7
が備えられている。
【0004】したがって、上述した蒸気発生器では、電
気ヒータ5で蓄熱ブロック2を加熱することにより熱エ
ネルギーを蓄熱ブロック2に蓄えておき、蒸気の発生を
行なう場合には開閉バルブ4を調節して液相の作動流体
を蓄熱ブロック2側に送るとともに、タンク3に水を供
給すれば、ループ型ヒートパイプ1の蓄熱ブロック2と
接している箇所で作動流体が加熱されて蒸発し、その蒸
気がタンク3内に配された箇所に流動して水に熱を与え
て凝縮する。その結果、タンク3内の水が熱され、蒸気
噴出口7から蒸気が出力される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
構成の蒸気発生器は、水を貯溜させて加熱する構成であ
るので、タンクを設置するスペースを確保しなければな
らないばかりか、タンク内の水の全量を同時に加熱しな
ければならないので、水の熱容量が大きくなり、したが
って熱応答性が悪い問題があった。また、大量に蒸気を
発生させた場合には、圧力によってタンクが破裂する危
険性があり、そのため法規制による制約を受ける不都合
もあった。
【0006】この発明は上記の事情に鑑みてなされたも
ので、安全性および熱応答性に優れ、かつコンパクトな
蓄熱型蒸気発生器を提供することを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用】この発明
は上記の目的を達成するために、作動流体の潜熱として
熱輸送するヒートパイプの蒸発部を蓄熱ブロックに連結
するとともに、そのヒートパイプの凝縮部を水と接触さ
せて蒸気を得る構成の蓄熱型蒸気発生器において、前記
ヒートパイプがループ型ヒートパイプであるとともに、
その凝縮部の内部あるいは外部に、内部に水を流通する
給水管が同心円状に設けられ、その給水管の上端部側に
蒸気噴出口が設けられるとともに、下端部側に給水口が
設けられ、さらに、前記ヒートパイプ凝縮部から放熱し
ている際に前記給水管内の水量がほぼ一定となるよう給
水量を制御する制御手段が備えられていることを特徴と
するものである。
【0008】したがって、この発明の蒸気発生器では、
制御手段を開くなどして水を給水管に供給する。給水口
から蒸気噴出口に向けて流通する水が、蓄熱ブロックの
熱を輸送するループ型ヒートパイプにより加熱されて蒸
発させられる。その蒸気は圧力の低い蒸気噴出口に向け
て給水管内部を流動し、蒸気噴出口から出力される。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の一具体例を示
す系統図である。蓄熱ブロック8には、ループ型ヒート
パイプ9が連結されている。ループ型ヒートパイプ9は
循環路を形成するよう成形された密閉管内に水やアルコ
ールなどの目的温度内で蒸発凝縮を行なう流体を作動流
体として封入したものであり、所定の箇所に入熱があっ
て他の箇所との間に温度差が生じると、作動流体が蒸発
してその蒸気により温度の低い箇所に向けて熱輸送を開
始するものである。
【0010】ループ型ヒートパイプ9の管路の凝縮部1
0と蓄熱ブロック8との途中には開閉バルブ11が取り
付けられている。この開閉バルブ11は液相作動流体の
流量を調整する装置であり、例えば蒸気発生を行なわな
い場合には、開閉バルブ11を全閉させて作動流体の循
環を完全に停止させる。この場合、ループ型ヒートパイ
プ9の内部はドライアウト状態になるので熱輸送が行わ
れなくなる。
【0011】なお、このようにヒートパイプ機能を停止
させた状態で電気ヒーター12に通電発熱させて蓄熱ブ
ロック8を加熱昇温させることにより、蓄熱ブロック8
に熱を蓄えることができる。また、図示しないがループ
型ヒートパイプ9のコンテナは、外気との間で熱授受し
ないように断熱被覆されている。さらに毛細管圧力によ
り作動流体の循環を促進させるウィックを必要に応じて
コンテナ内部に設けてもよい。
【0012】蓄熱ブロック8は金属ブロックやセラミッ
クブロックなどからなる顕熱蓄熱体であり、その内部に
はループ型ヒートパイプ9の蒸発部13が埋設されてい
る。その蒸発部13は、外部から熱を受ける受熱面積を
広くするために例えば格子状に成形されていて凝縮部1
0より低い位置に設けられている。また、蓄熱ブロック
8にはヒートパイプの熱源となる電力を蓄熱体に供給す
る電気ヒーター12が取り付けられている。
【0013】他方、ループ型ヒートパイプ9の凝縮部1
0は蒸発部13よりも高い位置に設置され、その同心状
の内部には所定の空間を有して給水管14が挿着されて
いて、所謂2重管構造に形成されている。そして、その
両部材は熱伝達面積を確保するためにここでは蛇行状態
を形成して配設されている。給水管14の上方の端部に
は蒸気噴出口15が形成されている。一方、下方側の端
部には給水口16が形成されていて、ここから注入され
た水がポンプ(図示せず)によって蒸気噴出口15に向
けて流される。
【0014】ところで、この発明の蒸気発生きは、給水
管14内に流通する水を加熱して蒸発させる構成のもの
であるので、給水管14内部に過剰に水が溜まることは
好ましくなく、したがって、給水管14内に常時適当量
の水が流通するように調節されることが望ましい。その
ための制御手段が給水口16に備えられており、その一
例としてポンプの速度あるいは吐出圧力に対応して自動
的に供給水量を調整するバルブ17などを挙げることが
できる。
【0015】つぎに上記のように構成した蒸気発生器の
作用を説明する。まず、開閉バルブ11を開くなどして
ループ型ヒートパイプ9の蒸発部13に液相作動流体を
流下させる。ループ型ヒートパイプ9の内部に封入され
ている液相の作動流体が蓄熱ブロック8の保有する熱に
よって蒸発し、凝縮部10に向けて流動を開始する。な
お、コンテナ内を循環する気相作動流体は充分に高温で
ある。
【0016】つぎに制御手段としてのバルブ17を開く
などして給水管14内に適当量の通水を行なう。する
と、ループ型ヒートパイプ9の凝縮部10、すなわち2
重管構造の箇所において、作動流体と給水管14内を流
れる水との間で熱交換が行われ、給水管14の内部の流
水が沸点以上に加熱されて蒸気となる。その蒸気は給水
管14内を蒸気噴出口15に向けて流動し、そこから出
力される。その際に給水口16と蒸気噴出口15とに高
低差が与えられていることから蒸気の流動が速やかに行
なわれる。また、放熱して凝縮した作動流体は重力の作
用によって蒸発部13に還流して再度加熱される。な
お、蒸気の発生を停止する場合には、開閉バルブ11を
閉じればよい。また、その際には給水管14への水の供
給も中止する。
【0017】このように構成された蒸気発生器による
と、水が給水管14内を流れている状態で加熱するの
で、熱応答性に優れ、迅速に蒸気を発生させることがで
きる。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、ループ
型ヒートパイプの凝縮部の内部あるいは外部の同心状に
給水管を設けて2重管構造とし、かつ供給する水量を調
節する制御手段を設けたことにより、適当量の水を流れ
る状態で加熱するので、熱応答性が良く、しかもコンパ
クトな蒸気発生器とすることができる。また、破裂等の
危険性を飛躍的に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の具体例を示す概略図である。
【図2】従来の蓄熱型蒸気発生器の例を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
8…蓄熱ブロック、 9…ループ型ヒートパイプ、 1
0…凝縮部、 14…給水管、 15…蒸気噴出口、
16…給水口、 17…バルブ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 益子 耕一 東京都江東区木場一丁目5番1号 株式会 社フジクラ内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作動流体の潜熱として熱輸送するヒート
    パイプの蒸発部を蓄熱ブロックに連結するとともに、そ
    のヒートパイプの凝縮部を水と接触させて蒸気を得る構
    成の蓄熱型蒸気発生器において、 前記ヒートパイプがループ型ヒートパイプであるととも
    に、その凝縮部の内部あるいは外部に、内部に水を流通
    する給水管が同心円状に設けられ、その給水管の上端部
    側に蒸気噴出口が設けられるとともに、下端部側に給水
    口が設けられ、さらに、前記ヒートパイプ凝縮部から放
    熱している際に前記給水管内の水量がほぼ一定となるよ
    う給水量を制御する制御手段が備えられていることを特
    徴とする蓄熱型蒸気発生器。
JP17430096A 1996-06-13 1996-06-13 蓄熱型蒸気発生器 Pending JPH102501A (ja)

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JP17430096A JPH102501A (ja) 1996-06-13 1996-06-13 蓄熱型蒸気発生器

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004048855A1 (ja) * 2002-11-28 2004-06-10 Kohno Company, Limited パネル式ラジエーター
CN103335296A (zh) * 2013-06-13 2013-10-02 山东开元电子有限公司 太阳能蒸汽发生器
WO2013151049A1 (ja) 2012-04-06 2013-10-10 株式会社フジクラ ループサーモサイホン式緊急冷却装置

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WO2013151049A1 (ja) 2012-04-06 2013-10-10 株式会社フジクラ ループサーモサイホン式緊急冷却装置
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