JPH10249833A - コンクリートボードおよびその成形型 - Google Patents

コンクリートボードおよびその成形型

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JPH10249833A
JPH10249833A JP9903397A JP9903397A JPH10249833A JP H10249833 A JPH10249833 A JP H10249833A JP 9903397 A JP9903397 A JP 9903397A JP 9903397 A JP9903397 A JP 9903397A JP H10249833 A JPH10249833 A JP H10249833A
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block
blocks
concrete board
mold
concrete
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JP9903397A
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Ikuya Chikada
育也 近田
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CHIKADA KOGYOSHO GOUSHI
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CHIKADA KOGYOSHO GOUSHI
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 板面上に複数のブロックが隣接配置されたコ
ンクリートボードを美観を損なうことなく、垂直姿勢で
成形できるコンクリートボード成形型およびその成形型
により成形されたコンクリートボードを提供すること。 【解決手段】 底枠体1A、側壁及び側枠体により、垂
直姿勢のコンクリートボードに倣った上方へ開放する型
空間S1を形成する。この型空間S1のうち側枠体の長
辺部32に沿って設けられたブロック収納凹所に複数の
ブロック92を積層収納し、その後、側枠体をスライド
させて、積層されたブロック92の端面を押圧し固定す
る。更に、積層されたブロック92の上面を押圧板7A
により押圧した後、残りの型空間S1内へコンクリート
材を注入する。ブロック92の押圧面にはゴムパッキン
1f,7dが取着されているので、注入されたコンクリ
ート材をブロック92の側面等に滲出させることなく、
かかるコンクリートボードを垂直姿勢で成形することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、板面上に複数の
ブロックが隣接配置されたコンクリートボードを美観を
損なうことなく、垂直姿勢で成形できるコンクリートボ
ード成形型、及び、その成形型により成形されたコンク
リートボードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】 高速道路の防音壁等には、厚肉長方形
のコンクリートボードが使用されている。このコンクリ
ートボードは、高速道路内で発生する騒音を内部へ反射
することにより、防音壁として機能している。近年で
は、このコンクリートボードの防音効果をより向上させ
るために種々の提案がなされているが、その1つとし
て、騒音吸収効果のある複数の吸音ブロックを板面上に
隣接配置したコンクリートボードが提案されている。こ
のコンクリートボードは、吸音ブロックに設けられた多
数の孔内に騒音を吸収して、防音効果を向上させるもの
である。
【0003】かかる吸音ブロックが固着されたコンクリ
ートボードは、平打ちにより成形される。具体的には、
複数の吸音ブロックを水平に敷き詰めて並べ、その上か
らコンクリート材を流し込む。そして、流し込まれたコ
ンクリート材の背面を平らに仕上げ、乾燥固化させるこ
とにより、コンクリートボードを成形するのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、コン
クリートボードの背面を平らに仕上げる作業は、手作業
で行われており、非常に手間のかかる作業であるととも
に、複数の吸音ブロックを水平に並べてコンクリートボ
ードを成形するには、成形作業に大きなスペースが必要
になってしまうという問題点がある。
【0005】そこで、本願出願人は、特願平9−252
5号および特願平9−65777号に記載するように、
かかるコンクリートボードを垂直姿勢で成形できる成形
型を発明した。この成形型は、底枠体と、その底枠体と
ともに垂直姿勢のコンクリートボードに倣った型空間を
形成する複数の側枠体とを備え、積層されたブロックの
端面を底枠体上をスライド可能に形成された側枠体によ
り押圧し固定する一方、そのブロックの上面は押圧部材
により押圧して、該ブロックを固定する。そして、残っ
た型空間内にコンクリート材を注入し乾燥固化させるこ
とにより、かかるコンクリートボードを垂直姿勢で成形
するものである。よって、かかる成形型によれば、板面
上に複数のブロックが隣接配置されたコンクリートボー
ドを垂直姿勢で成形できるので、成形作業を小スペース
で行うことができるとともに、コンクリート材表面のな
らし作業を一端面のみで済ますことができる。
【0006】一般に、積層されるブロックには若干のサ
イズのバラツキがあるが、そのバラツキは上方に累積さ
れるので、積層されたブロックの上面は面一にならず、
凸凹になってしまう。このため、積層ブロックの上面と
押圧部材の押圧面との間には隙間が生じてしまい、型空
間内に注入されたコンクリート材は、かかる隙間から滲
出して、ブロックの側面や表面に付着し、成形後のコン
クリートボードの美観を損ねてしまうという問題点があ
った。
【0007】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、板面上に複数のブロックが隣接配
置されたコンクリートボードを美観を損なうことなく、
垂直姿勢で成形できるコンクリートボード成形型、及
び、その成形型により成形されたコンクリートボードを
提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成する
ために、請求項1記載のコンクリートボード成形型は、
板面上に複数のブロックが隣接配置されたコンクリート
ボードを成形するための成形型であり、底枠体と、その
底枠体とともに垂直姿勢の前記コンクリートボードに倣
った型空間を形成する複数の側枠体と、前記底枠体に設
けられ成形前の前記ブロックが積層されるブロック受け
面と、そのブロック受け面に積層された前記ブロックの
上面を押圧する押圧部材とを備え、前記側枠体の少なく
とも1つは、前記ブロックの端面を押圧し固定するた
め、前記底枠体上をスライド可能に形成されており、前
記押圧部材の前記ブロックの押圧面には弾性部材が取着
されている。
【0009】この請求項1記載のコンクリートボード成
形型によれば、底枠体と側枠体とで垂直姿勢のコンクリ
ートボードに倣った型空間を形成し、その型空間内のう
ち底枠体のブロック受け面上に複数のブロックを積層す
る。ブロックの積層後、側枠体を底枠体上でスライドさ
せて、積層されたブロックの端面を押圧し固定するとと
もに、その積層ブロックの上面を押圧部材により押圧す
る。その後、残った型空間内に、成形型を振動させつつ
コンクリート材を注入し、該コンクリート材を乾燥固化
させることにより、板面上に複数のブロックが固着され
たコンクリートボードが成形される。
【0010】積層されたブロックの上面を押圧する押圧
部材の押圧面には、弾性部材が取着されているので、各
ブロックのサイズのバラツキにより、積層ブロックの上
面が面一にならず凸凹になっていても、その積層ブロッ
クの上面を隙間なく押圧することができる。よって、型
空間内に注入されたコンクリート材をブロックの側面や
表面に滲出させることなく、コンクリートボードを成形
することができる。
【0011】請求項2記載のコンクリートボード成形型
は、請求項1記載の成形型において、前記底枠体のブロ
ック受け面、及び、積層された前記ブロックの端面と当
接しその端面を押圧する前記側枠体の押圧面には、弾性
部材が取着されている。
【0012】請求項3記載のコンクリートボード成形型
は、板面上に複数のブロックが隣接配置されたコンクリ
ートボードを成形するための成形型であり、底枠体と、
その底枠体とともに垂直姿勢の前記コンクリートボード
に倣った型空間を形成する複数の側枠体と、前記底枠体
に設けられ成形前の前記ブロックが積層されるブロック
受け面と、そのブロック受け面に積層された前記ブロッ
クの上面を押圧する押圧部材とを備え、前記側枠体の少
なくとも1つは、前記ブロックの端面を押圧し固定する
ため、前記底枠体上をスライド可能に形成されており、
前記押圧部材は前記ブロックの押圧面側に凸の曲線状に
形成されている。
【0013】この請求項3記載のコンクリートボード成
形型によれば、積層されたブロックの上面を押圧する押
圧部材は押圧面側に凸の曲線状に形成されているので、
各ブロックのサイズのバラツキにより、積層ブロックの
上面が面一にならず凸凹になっていても、その積層ブロ
ックの上面を隙間なく押圧することができる。よって、
型空間内に注入されたコンクリート材をブロックの側面
や表面に滲出させることなく、コンクリートボードを成
形することができる。
【0014】請求項4記載のコンクリートボードは、板
面上に複数のブロックが隣接配置されたコンクリートボ
ードであって、請求項1から3のいずれかに記載のコン
クリートボード成形型により成形されたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の好ましい実施例
について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発
明の一実施例であるコンクリートボード成形型の全体平
面図であり、図2は、その全体正面図である。なお、本
実施例では、2枚のコンクリートボード9を同時に成形
できる成形型10を例示している。
【0016】成形型10は、地上に置かれた長方形の平
面視を有する一定厚の基盤6上に設けられており、その
基盤6の一端に垂設された側壁2と、基盤6の上面に接
して配置される底枠体1A,1B(図2には一方のみ図
示)と、底枠体1A,1Bを平面視でU字状に囲み、側
壁2とともに上方へ開放する型空間S1,S2を形成す
る側枠体3,4,5A,5Bとで構成されている。
【0017】側壁2は、外方(図1の上方)へ開放する
箱状体をなし、基盤6上に固定垂設されて、基盤6の長
辺に沿って延びている。側枠体3は、平面視で略L字形
をなし、外方(図1の左方)へ開放する広幅の箱状体と
なった短辺部31と、側壁2と平行に延びる細幅の長辺
部32とを有している。図4に示すように、短辺部31
の長辺部32側には、対向する側枠体5A側へ1段突出
した段付部311が形成されている。この段付部311
は、積層されたブロック92の端面(側面)を押圧し固
定する部分であり、段付部311とその段付部311に
より押圧される各ブロック92との間に隙間が生じない
ように、その先端には長手方向に渡ってゴムパッキン3
11aが取着されている。また、側枠体3の長辺部32
は、底枠体1Aの側面に沿って当接配置される。
【0018】側枠体5Aは、短辺部31と平面視で略同
形状に形成された外方(図1の右方)へ開放する箱状体
であり、短辺部31と平行に位置し、底枠体1A上を図
4の矢印A方向へスライド可能に載置されている。この
側枠体5Aの長辺部32側にも、短辺部32側へ1段突
出した段付部51が形成されており、この段付部51に
より、積層されたブロック92の端面(側面)を押圧す
る場合に、段付部51と押圧される各ブロック92との
間に隙間が生じないように、段付部51の先端には長手
方向に渡ってゴムパッキン51aが取着されている。
【0019】底枠体1Aは、下方へ開放する細長い長方
形の箱状体であり、上面がコンクリートボード9の型面
1aとなっている。この底枠体1Aの側面に接する側壁
2の側面と、長辺部32の側面、および底枠体1Aの一
端部上に位置する短辺部31の側面、さらに底枠体1A
の他端部上に位置する側枠体5Aの側面とによって、上
方へ開放する型空間S1が形成される。
【0020】なお、前記したように、側枠体3の短辺部
31、側枠体5A、及び、底枠体1Aは所定幅の箱状体
に形成されているので、短辺部31及び側枠体5Aは、
図4の矢印A方向に、また、底枠体1Aは図4の上下方
向に、それぞれ厚みを保って形成される。よって、短辺
部31により長辺部32を線状に支持できるとともに、
側枠体5A及び底枠体1Aにより、長辺部32を面接触
して支持することができる。従って、各部材を組み付け
て成形型10を固定した場合にも、平板状の長辺部32
を撓ませることなく、直線状に支持することができる。
【0021】図4から図7に示すように、底枠体1Aの
型面1aは、一方の側縁が上方へ突出したブロック受け
面1bとされている。ブロック受け面1bは、複数のブ
ロック92が積層される面であり、平面に形成されると
ともに、その長手方向に渡ってゴムパッキン1fが取着
されている。このゴムパッキン1fにより、ブロック受
け面1bとその上に積層された各ブロック92との間に
隙間が生じないようにされている。
【0022】ブロック受け面1bから型面1aの一般部
へは、一定角度で傾斜する傾斜面1cが形成されてい
る。この傾斜面1cは、側枠体5Aのスライド方向をガ
イドするとともに、スライド時のレールとしても機能す
る。また、この傾斜面1cにより成形後のコンクリート
ボード9に下側斜面9bが形成されるので(図8)、コ
ンクリートボード9の最下列のブロック92をより強固
に固着することができる。更に、ブロック受け面1bの
側枠体3側には、段差1dが形成されており(図6)、
この段差1dに側枠体3の段付部311の下方が係止さ
れて、側枠体3が図4の右方向に位置決めされる。
【0023】なお、図6に示すように、底枠体1Aの一
端部には、位置決め部材として、下方へ突出する板状の
突出片1eが溶接されている。この突出片1eを基盤6
に形成された長孔の係止孔6a内に挿嵌することによ
り、底枠体1Aを基盤6に対して位置決めして正規の位
置に取り付けることができる。また、図4に示すよう
に、短辺部31の先端コーナを、側壁2の一端コーナの
上下位置に突設された係止片21(一方のみ図示する)
に係合させることにより、側枠体3を図4の左及び奥方
向へ位置決めして取り付けることができる。各係止片2
1の先端は円弧状に形成されて、側枠体3の取り外し時
の容易性を確保している。
【0024】基盤6に対する底枠体1Aや側枠体3の取
付は、作業者により行われるが、習熟不足の作業者がこ
れらを短時間のうちに正規の位置に取り付けることは困
難である。これらが正規から外れた位置に取り付けられ
ると、底枠体1A、側壁2、側枠体3,5Aにより形成
される型空間S1に隙間が生じてしまい、その型空間S
1内に注入されたコンクリート材は、かかる隙間から漏
れ出てしまう。しかし、本実施例の成形型10では、上
記のように、底枠体1A及び側枠体3は、各位置決め部
材1e,6a,21により、正規の位置に容易に取り付
けられるので、習熟不足な作業者によっても、型空間S
1を隙間なく形成することができる。
【0025】ブロック受け面1bの上方は、側枠体3の
段付部311と側枠体5Aの段付部51とによって、型
空間S1の一部が長手方向で狭められたブロック収納凹
所33となっている。このブロック収納凹所33の奥行
きWは、多数の消音用小孔921(図8)を備えたレン
ガ製吸音ブロック92の厚みと等しくされている。な
お、前述の通り、かかる収納凹所33には、ゴムパッキ
ン51a,1f,331aが連続して取着されている。
【0026】図3に示すように、ブロック受け面1b上
に必要数のブロック92を隣接配置して積層すると、こ
れらブロック92がブロック収納凹所33をその上縁部
を除いて埋めるので、平面視で長方形の型空間S1が残
される(図1)。この型空間S1の長辺の長さは、成形
後のコンクリートボード9の横寸法に等しく、短辺の長
さはコンクリートボード9の厚みに等しい。また、型空
間S1の深さはコンクリートボード9の縦寸法に等しく
されている。
【0027】ブロック収納凹所33の上縁部には、積層
されたブロック92の頂面を押さえる一定厚の押圧板7
Aが配置されている。図7に示すように、この押圧板7
Aの下面には、積層されたブロック92の頂面を隙間な
く押圧できるように、その長手方向に沿ってゴムパッキ
ン7dが取着されている。また、押圧板7Aの下面の一
側は、成形後のコンクリートボード9に上側斜面9a
(図8)を形成すべく傾斜7cされている。この上側斜
面9aによって、コンクリートボード9の最上列のブロ
ック92は、コンクリートボード9に強固に固着される
のである。
【0028】押圧板7Aの上面中央には、円柱状の強化
棒71が横設されており、その強化棒71の両端は、そ
れぞれ平面視でL字形に屈曲された取付ブラケット72
A,73Aの一辺721,731の先端下面に溶接され
ている。この強化棒71は押圧板7Aを厚く形成した場
合には除くことができる。各取付ブラケット72A,7
3Aの他辺722,732は、側枠体3の短辺部31の
上面および側枠体5Aの上面に設けられた雌ねじの取付
孔に、ボルトによってそれぞれ螺合され固定されてい
る。
【0029】なお、取付ブラケット73Aの取付孔73
3は、図1の左右方向へ延びる長孔となっている。よっ
て、積層されるブロック92の製品サイズのバラツキに
合わせて、側枠体5Aが左右方向(図4の矢印A及び反
矢印A方向)へ、スライドできるようにされている。
【0030】基盤6上には、更に、平面視でL字形の側
枠体4が、その短辺部41の先端を側枠体3の短辺部3
1の基端に当接して設けられている。この側枠体4は、
基盤6の長手方向へ一定幅で延びる長辺部42を備える
とともに、全体が外方(図1の下方)へ開放する箱状体
となっている。長辺部42の先端には、前記した側枠体
5Aと同一形状の側枠体5Bが、長辺部42の側面に当
接されるとともに、側枠体4の短辺部41と平行に配設
されている。これら側枠体4,5Bの下方の基盤6上に
は、既に説明した底枠体1Aと同一形状の底枠体1Bが
配設されている。従って、底枠体1Bの両側面に接する
各側枠体3,4の長辺部32,42の側面、および底枠
体1Bの一端部上に位置する短辺部41の側面、さらに
底枠体1Bの他端部上に位置する側枠体5Bの側面とに
よって、上方へ開放する型空間S2が形成される。ま
た、側枠体4の長辺部42に沿ってブロック収納凹所4
3が形成される。
【0031】側枠体4は、短辺部41の先端コーナが側
枠体3の一端コーナの上下位置に突設された係止片3
4,34に係合され(図4)、図4の左及び奥方向へ位
置決めされている。一方、側枠体4の右方向の位置決め
は、段付部411の下方が、底枠体1Bのブロック受け
面の側枠体4側に形成された段差と係止されることによ
り行われる。なお、各係止片34,34は、側枠体4の
取り外しを容易に行うことができるように、先端が円弧
状に形成されている。
【0032】押圧板7B及び取付ブラケット72B,7
3Bの形状は、既に説明した押圧板7A及び取付ブラケ
ット72A,73Aの形状と同一であるので、その説明
は省略する。
【0033】側壁2及び側枠体4の左右端面の上下位置
には、U字形の受け金具61が設けられている(図
2)。前後の受け金具61間には、それぞれ長尺の締結
シャフト62が架設され、その前後端に形成された雄ネ
ジ部にナット63が結合されて、側枠体4を側壁2の方
向へ引き寄せている。また、基盤6上の長手方向中央に
は、固定された矩形のナット板64を貫通して、押圧ボ
ルト65が設けられ、その先端は側枠体4の下辺部中央
を側壁2の方向へ押しやっている。これら締結シャフト
62及び押圧ボルト65により、側壁2及び側枠体3,
4,5A,5Bは前後方向(図1の上下方向)で互いに
密接される。
【0034】スライド自在な側枠体5A,5B側におけ
る側壁2及び側枠体4の端面には、上下方向の中間位置
にそれぞれL字形に屈曲したステー66,66が突設さ
れている(図2)。これらのステー66,66内には、
内方へ開放する箱状体とされた支持体67(図4)の両
端部が載置される。支持体67には、側枠体5A,5B
の段付部51,51に対応する長手方向の二箇所に、ウ
エルドナット671を付設した取付孔が設けられてお
り、これらの取付孔には押圧ボルト68,69が貫通さ
れる。押圧ボルト68,69の先端は、各側枠体5A,
5Bの箱内空間の中央に配設された平行板52,53間
を挿通して(図5)、段付部51の背面を押圧する。こ
の押圧により、側枠体5A,5Bを他方の側枠体3,4
の短辺部31,41方向(図4の矢印A方向)へ押しや
るのである。よって、側枠体5A,5Bの段付部51,
51は、積層されたブロック92の端面に密接されるの
で、積層されたブロック92が横方向に固定される。
【0035】なお、側枠体5A,5Bを押圧ボルト6
8,69で押しやる場合には、取付孔733,733に
挿通したボルトを緩め、側枠体5A,5Bをスライド可
能な状態にしておく。また、ブロック92の製品サイズ
にバラツキがある場合にも、積層されたブロック92の
端面を確実に押圧可能とするため、図1に示すように、
押圧板7A,7Bの端面と段付部51との間には若干の
隙間が設けられている。しかし、この隙間は十分に小さ
く形成されているので、コンクリートボード9の成形に
支障となることはない。
【0036】底枠体1A,1B上に形成された型空間S
1,S2内には、それぞれの中央に、格子状に組まれた
鉄筋網8A,8Bが配設される(図1、図3)。この鉄
筋網8A,8Bは、成形後のコンクリートボード9の強
度を向上させるとともに、スペーサ体81A,81Bと
相まって、積層されたブロック92が崩れてしまわない
ように、ブロック92の側面を長辺部32,42側へ押
圧するための部材として使用される。
【0037】これら鉄筋網8A,8Bの長手方向の複数
箇所には、スペーサ体81A,81Bが挿入され、鉄筋
網8A,8Bを前後から位置決めしている。スペーサ体
81A,81Bは、型空間S1,S2の深さよりも長い
板体を断面U字形に屈曲させたもので、その上端には逆
U字形の把手811が設けられている。各スペーサ体8
1A,81Bは鉄筋網8A,8Bの長手方向で位置をず
らして配置され、その両脚が鉄筋網8A,8Bに当接す
るとともに、その背面は側壁2又は側枠体3の長辺部3
2と、積層されたブロック92の側面とに当接される。
このようなスペーサ体81A,81Bが鉄筋網8A,8
Bの弾性力を受けて、積層されたブロック92の側面に
当接することによって、前後方向(図1の上下方向)に
おけるブロック92の積層状態が適正に維持されるので
ある。
【0038】次に、上記のように構成された成形型10
を用いたコンクリートブロック9の成形方法を説明す
る。まず、基盤6上に底枠体1A,1B、側枠体3,
4,5A,5Bを配設するとともに、各ナット63及び
押圧ボルト65を締めて、成形型10を前後方向(図1
の上下方向)に固定する。底枠体1A,1B及び側枠体
3,4の取付は、位置決め部材1e,6a,21,34
により、習熟不足の作業者であっても容易に行うことが
できる。この段階では、押圧板7A,7B、鉄筋網8
A,8B及びスペーサ体81A,81Bは配設されてお
らず、型空間S1,S2及びブロック収納凹所33,4
3の上方は開放されるとともに、側枠体5A,5Bがス
ライド可能になっている。
【0039】かかる状態において、底枠体1A,1Bの
ブロック受け面1b上へ、吸音ブロック92を横方向に
立てた状態で順次積層していく。全てのブロック92を
積層した後、押圧板7A,7Bを側枠体3,4,5A,
5B及び積層されたブロック92上に載置し、押圧板7
A,7Bの取付ブラケット72A,72B,73A,7
3Bをボルトを介して、側枠体3,4,5A,5Bの上
面に仮止めする。
【0040】押圧板7A,7Bの仮止め後、鉄筋網8
A,8Bを型空間S1,S2内へ挿入し、その鉄筋網8
A,8Bの前後にスペーサ体81A,81Bを順次挿入
する。この結果、コンクリートブロック9の補強部材と
しての鉄筋網8A,8Bが、型空間S1,S2内の中央
に位置決めされるとともに、積層された複数のブロック
92の側面が、スペーサ体81Aの背面によって側枠体
3,4の長辺部32,42側へ押圧される。このとき、
積層されたブロック92に当接するのは、スペーサ体8
1AのU字形に屈曲された背面であるので、積層された
ブロック92の側面を、広い範囲で接触しつつ押圧する
ことができる。よって、積層されたブロック92は、前
後方向(図1の上下方向)に崩れることなく、その積層
状態が維持される。
【0041】続いて、押圧ボルト68,69を締め、図
4の矢印A方向へ側枠体5A,5Bをスライドさせる。
これにより、積層されたブロック92の端面が横方向に
押圧され固定される。前記した通り、押圧板7A,7B
の端面と側枠体5A,5Bの段付部51,51との間に
は若干の隙間が設けられているので、ブロック92の製
品サイズにバラツキがあっても、確実に積層されたブロ
ック92の端面を横方向に押圧することができる。ま
た、両側枠体5A,5Bは、互いに独立してスライドで
きるとともに、そのスライド量も個別に定めることがで
きるので、型空間S1,S2毎に最適な状態で積層され
たブロック92の端面を押圧し固定することができる。
【0042】側枠体5A,5Bをスライドし、積層され
たブロック92の端面を固定した後、仮止めしていた押
圧板7A,7Bのボルトをしっかりと締める。そして、
この状態の型空間S1,S2内へコンクリート材を注入
する。注入後、成形型10を振動させて、注入されたコ
ンクリート材を型空間S1,S2内に満遍なく行きわた
らせる。その結果、コンクリート材が不足れば、不足分
のコンクリート材を型空間S1,S2内へ再注入し、成
形型10を再度振動させる。かかるコンクリート材の注
入と成形型10の振動とを数回繰り返すことにより、コ
ンクリート材が型空間S1,S2内に満たされるので、
その注入を終える。なお、上述の通り、積層されたブロ
ック92は、前後方向及び横方向をしっかりと固定され
ているので、かかる振動が加えられても、積層状態が崩
れてしまうことはない。
【0043】コンクリート材の注入後、把手811を掴
んでスペーサ体81A,81Bを引き抜く。すると、ス
ペーサ体81Aの背面による積層されたブロック92の
前後方向の押圧が解除されるとともに、型空間S1,S
2内にはスペーサ体81A,81B分の空隙が生じる。
しかし、スペーサ体81A,81BはU字形に形成さ
れ、しかも、長手方向に位置をずらして、両脚が格子状
の鉄筋網8A,8Bに当接して配設されるので、型空間
S1,S2内に注入されたコンクリート材はスペーサ体
81A,81Bの凹空間内へ一杯に満たされる。よっ
て、コンクリート材の注入後、スペーサ体81A,81
Bを引き抜いても、型空間S1,S2内に生じる空隙は
スペーサ体81A,81Bの厚み分の僅かなものにすぎ
ず、スペーサ体81A,81Bの引き抜き後も、型空間
S1,S2内にコンクリート材が略一杯に満たされた状
態を維持することができる。また、その略一杯に満たさ
れたコンクリート材により、スペーサ体81A,81B
による積層されたブロック92の押圧が代替されるので
ある。
【0044】この状態で、更に成形型10を振動させ、
引き抜いたスペーサ体81A,81Bにより生じた空隙
にコンクリート材を行き渡らせる。この振動後(或い
は、この振動とともに)、不足分のコンクリート材を再
注入する。積層されたブロック92の側面は、スペーサ
体81Aに代わって、型空間S1,S2内に略一杯に満
たされたコンクリート材により押圧されているので、ス
ペーサ体81A,81Bの引き抜き後に成形型10を振
動させても、ブロック92の積層状態が崩れてしまうこ
とはない。
【0045】なお、積層されたブロック92の上下左右
の各4端面は、ブロック受け面1b,1b、段付部31
1,411,51,51及び押圧板7A,7Bにより、
押圧されるが、各押圧面にはゴムパッキン1f,311
a(411a),51a,7dが連続して取着されてい
るので、積層されたブロック92は隙間なく押圧され
る。よって、型空間S1,S2内に注入されたコンクリ
ート材は、ブロック92の側面や表面に滲出してしまう
ことはない。
【0046】成形型10の振動およびコンクリート材の
注入完了後、数時間放置すると、コンクリート材は乾燥
固化し、板面にブロック92が接合されたボード本体9
1となる。その後、締結シャフト62、押圧ボルト6
5,68,69、および押圧板7A,7Bを取り外し
て、側枠体3,4,5A,5Bを順次取り去り、成形さ
れたコンクリートボード9を取り出す。
【0047】取り出されたコンクリートボード9の片面
には、多数の消音用小孔921が形成された吸音ブロッ
ク92が、ボード板面の外周縁を所定幅残した内周部に
隣接して固着される。また、コンクリートボード9の板
面の上下の外周縁は、ブロック92の側面からボード本
体91の上下の端面へと続く斜面9a,9bになってお
り、ブロック92のコンクリートボード9への固着状態
が強固にされている。
【0048】このコンクリートボード9は、吸音ブロッ
ク92の固着された面を高速道路の路面側に向け、左右
の端部をH型鋼等を使用した接続部材93内へ挿入して
垂直姿勢で連続設置される。これにより、高速道路の路
面沿った防音壁等として使用できるのである。
【0049】以上説明したように、本実施例の成形型1
0を用いることにより、積層されたブロック92は、そ
の前後及び横方向をしっかりと固定されるので、成形作
業時に崩れてしまうことがない。よって、片面に複数の
吸音ブロック92が隣接配置されたコンクリートボード
9を垂直姿勢(縦成形)で成形することができるので、
成形作業に要するスペースを小スペースとすることがで
きる。また、垂直姿勢で成形することにより、型空間S
1,S2から露出するコンクリート材の表面積は、コン
クリートボード9の上端面に対応した小さなものとな
る。よって、コンクリート材表面を均等にならす作業も
手間を要さず容易に行うことができる。従って、ならし
作業の手間が省ける分、コンクリートボード9の製造コ
ストを低減することができる。
【0050】また、積層されたブロック92の上下左右
の各4端面は、各押圧面に設けられたゴムパッキン1
f,311a(411a),51a,7dにより、隙間
なく押圧されるので、型空間S1,S2内に注入された
コンクリート材はブロック92の側面や表面に滲出する
ことはない。よって、成形後のブロック92の側面や表
面にコンクリートを付着させてしまうことなく、コンク
リートボード9を美しく仕上げることができる。
【0051】更に、本実施例の成形型10によれば、複
数枚(2枚)のコンクリートボード9を同時に成形する
ことができるので、製造効率を向上することができる。
また、成形型10の各部材は箱状体に形成され、軽量化
されているので、成形作業時に各部材を容易に移動する
ことができ、作業効率を向上させることができる。
【0052】以上、実施例に基づき本発明を説明した
が、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形
が可能であることは容易に推察できるものである。
【0053】例えば、本実施例では、一度に2枚のコン
クリートボード9が成形可能な成形型10について説明
した。しかし、側枠体および底枠体を適宜増設すること
によって、3枚以上のコンクリートボードを同時に成形
可能な成形型としても良い。なお、成形型の重量及び作
業スペースを考慮した場合、一度に5枚のコンクリート
ボードが成形可能な成形型が適当である。
【0054】また、本実施例では、側枠体5A,5Bの
全体がスライド可能に形成された。しかし、かかる側枠
体5A,5Bを、ブロック92の端面を押圧する側枠体
と、その他の側枠体とに分けて構成し、ブロック92の
端面を押圧する側枠体のみをスライド可能に形成するよ
うにしても良い。これにより、ブロック92の製品サイ
ズにバラツキがあっても、コンクリートボード9の長さ
を均一にすることができる。
【0055】更に、本実施例では、ゴムパッキン1f,
311a(411a),51a,7dは、積層されたブ
ロック92を押圧する全ての押圧面(ブロック受け面1
b、段付部311,411,51、押圧板7A,7B)
に設けられた。しかし、かかるゴムパッキンを、ブロッ
ク受け面1bのみや、段付部311,411,51のみ
等のように、一部の押圧面にのみ設けるようにしても良
い。なお、積層されたブロック92の上面は、ブロック
の製品サイズのバラツキが累積されるので、面一になら
ず凸凹になり易い。よって、押圧板7A,7Bの押圧面
にゴムパッキン7dを取着することが最も効果的であ
る。
【0056】また、ゴムパッキン7dを押圧板7A,7
Bの押圧面に取着することに代え、図9に示すように、
押圧板70を積層ブロック92の押圧面側に凸の曲線状
に形成しても良い。押圧板70の中央部は、その両側に
対して長さh(5〜10mm)だけ突出させて、弾性を
もたせている。よって、かかる押圧板70により積層さ
れたブロック92の上面を押圧すれば、その上面を隙間
なく押圧することができる。従って、かかる押圧板70
によっても、型空間S1,S2内に注入されたコンクリ
ート材のブロック92の側面や表面への滲出を防止する
ことができる。
【0057】基盤6に対する底枠体1A,1Bの取付位
置を決定する突出片1eは板状に形成された。しかし、
かかる突出片を棒状に形成しても良い。突出片を棒状に
形成する場合には、底枠体1A,1Bの取付位置を固定
するために、該突出片を2本用意する。また、本実施例
とは逆に、底枠体1A,1Bに係止孔を形成し、その係
止孔に挿嵌される突出片を基盤6に形成しても良い。
【0058】
【発明の効果】 請求項1または3に記載のコンクリー
トボード成形型によれば、積層されたブロックは側枠体
及び押圧部材により押圧され固定されるので、ブロック
の積層状態を崩すことなく、コンクリートボードを垂直
姿勢で成形することができる。よって、成形作業を小ス
ペースで行うことができるとともに、コンクリート材表
面のならし作業は、該コンクリートボードの一端面のみ
となるので、ならし作業を容易に行うことができるとい
う効果がある。
【0059】また、各ブロックのサイズにバラツキがあ
って、積層ブロックの上面が凸凹になっていても、その
積層ブロックの上面を隙間なく押圧することができるの
で、型空間内に注入されたコンクリート材のブロックの
側面や表面への滲出を防止することができる。よって、
板面上に複数のブロックが隣接配置されたコンクリート
ボードを美観を損なうことなく成形することができると
いう効果がある。
【0060】この請求項2記載のコンクリートボード成
形型によれば、請求項1記載の成形型の奏する効果に加
え、押圧部材の押圧面のみならず、積層されたブロック
と当接し該ブロックを押圧する各面(即ち、底枠体のブ
ロック受け面および側枠体の押圧面)には、弾性部材が
取着されているので、型空間内に注入されたコンクリー
ト材のブロックの側面や表面への滲出を一層確実に防止
することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例であるコンクリートボード
成形型の全体平面図である。
【図2】 コンクリートボード成形型の全体正面図であ
る。
【図3】 コンクリートボード成形型の一部省略破断正
面図である。
【図4】 底枠体と側枠体の破断斜視図である。
【図5】 底枠体と側枠体の破断斜視図である。
【図6】 底枠体と基盤との取付を説明した部分的拡大
斜視図である。
【図7】 底枠体と押圧板とによる積層されたブロック
の押圧状態を示した部分的拡大側断面図である。
【図8】 成形されたコンクリートボードの全体斜視図
である。
【図9】 押圧板の変形例を示した側面図である。
【符号の説明】
1A,1B 底枠体 1b ブロック受け面 1f,7d,51a,311a ゴムパッキン(弾性
部材) 2 側壁 3,4 側枠体 5A,5B 側枠体(スライド可
能な側枠体) 6 基盤 7A,7B,70 押圧板(押圧部材) 9 コンクリートボード 10 成形型 33,43 ブロック収納凹所 92 吸音ブロック S1,S2 型空間

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板面上に複数のブロックが隣接配置され
    たコンクリートボードを成形するための成形型におい
    て、 底枠体と、その底枠体とともに垂直姿勢の前記コンクリ
    ートボードに倣った型空間を形成する複数の側枠体と、
    前記底枠体に設けられ成形前の前記ブロックが積層され
    るブロック受け面と、そのブロック受け面に積層された
    前記ブロックの上面を押圧する押圧部材とを備え、 前記側枠体の少なくとも1つは、前記ブロックの端面を
    押圧し固定するため、前記底枠体上をスライド可能に形
    成されており、 前記押圧部材の前記ブロックの押圧面には弾性部材が取
    着されていることを特徴とするコンクリートボード成形
    型。
  2. 【請求項2】 前記底枠体のブロック受け面、及び、積
    層された前記ブロックの端面と当接しその端面を押圧す
    る前記側枠体の押圧面には、弾性部材が取着されている
    ことを特徴とする請求項1記載のコンクリートボード成
    形型。
  3. 【請求項3】 板面上に複数のブロックが隣接配置され
    たコンクリートボードを成形するための成形型におい
    て、 底枠体と、その底枠体とともに垂直姿勢の前記コンクリ
    ートボードに倣った型空間を形成する複数の側枠体と、
    前記底枠体に設けられ成形前の前記ブロックが積層され
    るブロック受け面と、そのブロック受け面に積層された
    前記ブロックの上面を押圧する押圧部材とを備え、 前記側枠体の少なくとも1つは、前記ブロックの端面を
    押圧し固定するため、前記底枠体上をスライド可能に形
    成されており、 前記押圧部材は前記ブロックの押圧面側に凸の曲線状に
    形成されていることを特徴とするコンクリートボード成
    形型。
  4. 【請求項4】 板面上に複数のブロックが隣接配置され
    たコンクリートボードであって、請求項1から3のいず
    れかに記載のコンクリートボード成形型により成形され
    たコンクリートボード。
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