JPH10246744A - 電波暗室の構造 - Google Patents
電波暗室の構造Info
- Publication number
- JPH10246744A JPH10246744A JP5011897A JP5011897A JPH10246744A JP H10246744 A JPH10246744 A JP H10246744A JP 5011897 A JP5011897 A JP 5011897A JP 5011897 A JP5011897 A JP 5011897A JP H10246744 A JPH10246744 A JP H10246744A
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- JP
- Japan
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- quiet zone
- anechoic chamber
- radio wave
- ceiling
- hook
- Prior art date
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- Pending
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- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
Abstract
クワィエットゾーンに設置できるようにした電波暗室を
提供する。 【解決手段】 電波暗室1の受信側クワィエットゾーン
5の天井に、貨物昇降装置6を設ける。貨物昇降装置6
は、牽引用ワイヤーの先端にフックを備える。重量のあ
る測定物等は、貨物昇降装置6を用いて受信台8上への
設置ならびに撤去を行なう。測定時は、牽引用ワイヤー
ならびにフックを巻き上げておく。
Description
向特性や電磁環境両立性の測定・評価等に用いられる電
波暗室の構造に関する。
つれて反射波の影響が小さくなる。散乱波・反射波等の
不要波のレベルが所定の値(例えば−50デシベル)以
下の範囲は、クワィエットゾーンと呼ばれる。通常、ク
ワィエットゾーンに測定物や試験装置等を配置して測定
・評価等を行なう。クワィエットゾーンは、床と天井と
の間に位置することが多く、天井高5メートルの例で
は、床面から2〜3メートルの高さにある。そこで、台
を用いて、床面から所定(例えば2〜3メートル)の高
さにあるクワィエットゾーンに、被測定物や試験装置を
載置するようにしている。電波の発射源となるアンテナ
や送信装置等を載置するための台を送信台、測定物等を
載置するための台を受信台と呼ぶ。
を載置して、測定・評価をする場合がある。例えば、ペ
ージャ(無線呼出受信機)の受信感度測定は、擬似人体
の役割をするソルティボディに被測定ページャを張り付
けて行なう。ソルティボディは、直径300ミリメート
ル、高さ1700ミリメートルのアクリル樹脂製円柱ケ
ース内に生理食塩水を入れたものである。ソルティボデ
ィ内には、約120リットルの生理食塩水が入るので、
ソルティボディの重量は120キログラム以上になる。
受信感度測定を行なうには、ソルティボディを受信台の
上に設置する必要がある。
ィを多人数の人力で持ち上げて受信台上に設置してい
た。人数が少ないときは、内部が空の状態でソルティボ
ディを受信台に設置した後に、例えば20リットル程度
のポリタンクに入れた生理食塩水を運んできて、生理食
塩水をポンプでソルティボディへ注入する作業を、複数
回繰り返していた。
受信台等の測定台上に載置する作業を行なうに際し、従
来の電波暗室では、電波暗室自体に何の配慮もされてい
ないので、準備作業、撤収作業に多くの人手を必要と
し、作業に時間がかかる。準備作業、撤収作業を含めて
一連の測定・評価に要する時間が長くなり、測定・評価
の作業効率が低下する。このため、比較的特殊で高価な
試験設備である電波暗室を有効に稼動させることができ
ない。
なされたもので、人手と時間をかけずに重量物をクワィ
エットゾーンに設置できるようにした電波暗室を提供す
ることを目的とする。
この発明に係る電波暗室は、クワイエットゾーンの上方
に貨物昇降装置を設けてなる。重量のある測定物等を貨
物昇降装置で昇降させることができるので、重量物の設
置、撤収作業を効率よく行なうことができる。
いて添付図面に基づいて説明する。図1はこの発明に係
る電波暗室の構造を示す模式図である。図1は受信側の
クワィエットゾーンの中心部の天井に貨物昇降装置を設
置した例を示している。
電波シールド材2で囲むとともに、天井面および壁面に
電波吸収体3を設けて構成される。電波暗室1は、床面
にも電波吸収体3を敷設することで、擬似大地面からの
反射がない状態をつくれる構造としている。符号4は送
信側のクワィエットゾーン、符号5は受信側のクワィエ
ットゾーンである。
天井に、貨物昇降装置6を設置している。貨物昇降装置
6は、ごく一般的なウインチであり、作業者が遠隔操作
できるものを用いている。ここで用いているウインチに
はワイヤーが巻き付けてあり、ワイヤーの先端には金属
製のフックが付いている。このフックによって貨物を牽
引することができる。さらに、このフックは、電波暗室
1内で測定が行なわれる時には、測定に影響の無いよう
に、天井の最上位まで巻き上げられている。
射波の影響が最も少ない場所である。したがって、貨物
昇降装置6をクワィエットゾーンの真上に設置すること
で、貨物昇降装置6を設置したことに伴う電波暗室1の
電波暗室特性の変化を最小にすることができる。
動可能である。送信台7ならびに受信台8は、階段を備
えている。送信台7ならびに受信台8の高さは3メート
ル程度である。受信台7ならびに送信台8の上部は、1
辺が1.2メートル程度の正方形である。受信台7なら
びに送信台8の側面には、電波吸収体を取り付けてい
る。
定物を受信台に載置する作業手順を示す説明図である。
図2は重量のある測定物としてソルティボディを載置す
る例を示している。まず、図2(a)に示すように、受
信台8の位置を、受信側のクワイエットゾーンの位置か
ら、昇降の作業ができる程度ずらした位置B点におく。
貨物昇降装置6の真下のA点が、受信側のクワイエット
ゾーンの中心にあたる。
ルティボディを移動してきて、作業者が遠隔操作などで
貨物昇降装置6のワイヤー6Wを降ろしてくる。さら
に、ワイヤー6Wの先端に取り付けられた金属製のフッ
ク6Fに、ソルティボディ9に付けられているワイヤー
9Wを掛ける。
装置6でソルティボディ9を受信台8がA点に戻せる程
度まで引き上げる。その後、受信台8をA点へ戻す。
8の上にソルティボディ9を降ろす。ソルティボディ9
に付いていたワイヤー9Wを貨物昇降装置6のフック6
Fから外した後に、貨物昇降装置6のワイヤー6Wを巻
き上げる。
ン5にソルティボディ9を容易に設置することができ
る。上述の一連の作業を逆の手順で行なうことで、ソル
ティボディ9を受信台8から容易に降ろすことができ
る。
示したが、同様な要領で、例えばアンテナポジショナー
等の重量のある測定装置を受信台8の上に設置すること
ができる。
ットゾーン4の上方に設けてもよい。さらに、送信側の
クワィエットゾーン4の上方、ならびに、受信側のクワ
ィエットゾーン5の上方に、それぞれ貨物昇降装置6を
設けてもよい。
暗室は、クワイエットゾーンの上方に貨物昇降装置を備
えたので、人手と時間をかけずに重量のある測定物等を
クワイエットゾーンに設置することができる。短時間で
重量物の設置、撤収が行なえるので、測定・評価を効率
よく行なうことができ、限られた時間内でより多くの測
定・評価が可能となる。貨物昇降装置をクワイエットゾ
ーンの上方に設置しているので、貨物昇降装置の設置に
伴う電波暗室特性の変化を最小にできる。
ある。
台に載置する作業手順を示す説明図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 電波暗室内のクワィエットゾーンの上方
に貨物昇降装置を設置したことを特徴とする電波暗室の
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5011897A JPH10246744A (ja) | 1997-03-05 | 1997-03-05 | 電波暗室の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5011897A JPH10246744A (ja) | 1997-03-05 | 1997-03-05 | 電波暗室の構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10246744A true JPH10246744A (ja) | 1998-09-14 |
Family
ID=12850209
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5011897A Pending JPH10246744A (ja) | 1997-03-05 | 1997-03-05 | 電波暗室の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10246744A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6123401A (en) * | 1997-10-22 | 2000-09-26 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Housing device with cover |
CN105866560A (zh) * | 2016-05-06 | 2016-08-17 | 刘本东 | 高性能天线远场测量暗室及设计方法 |
WO2020224044A1 (zh) * | 2019-05-05 | 2020-11-12 | 中国信息通信研究院 | 天线测试方法、设备和存储介质 |
JP2021148631A (ja) * | 2020-03-19 | 2021-09-27 | アンリツ株式会社 | 温度試験装置及び温度試験方法 |
JP2021156596A (ja) * | 2020-03-25 | 2021-10-07 | アンリツ株式会社 | 温度試験装置及び温度試験方法 |
JP2021156763A (ja) * | 2020-03-27 | 2021-10-07 | アンリツ株式会社 | 温度試験装置及び温度試験方法 |
-
1997
- 1997-03-05 JP JP5011897A patent/JPH10246744A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6123401A (en) * | 1997-10-22 | 2000-09-26 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Housing device with cover |
CN105866560A (zh) * | 2016-05-06 | 2016-08-17 | 刘本东 | 高性能天线远场测量暗室及设计方法 |
WO2020224044A1 (zh) * | 2019-05-05 | 2020-11-12 | 中国信息通信研究院 | 天线测试方法、设备和存储介质 |
JP2021148631A (ja) * | 2020-03-19 | 2021-09-27 | アンリツ株式会社 | 温度試験装置及び温度試験方法 |
JP2021156596A (ja) * | 2020-03-25 | 2021-10-07 | アンリツ株式会社 | 温度試験装置及び温度試験方法 |
JP2021156763A (ja) * | 2020-03-27 | 2021-10-07 | アンリツ株式会社 | 温度試験装置及び温度試験方法 |
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Effective date: 20040225 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20040312 |
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A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20050727 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050830 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20060131 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |