JPH10246690A - 試料導入装置 - Google Patents

試料導入装置

Info

Publication number
JPH10246690A
JPH10246690A JP6231197A JP6231197A JPH10246690A JP H10246690 A JPH10246690 A JP H10246690A JP 6231197 A JP6231197 A JP 6231197A JP 6231197 A JP6231197 A JP 6231197A JP H10246690 A JPH10246690 A JP H10246690A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
needle
sensor
spring
needle mount
detecting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6231197A
Other languages
English (en)
Inventor
Mamoru Kikumoto
守 菊本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP6231197A priority Critical patent/JPH10246690A/ja
Publication of JPH10246690A publication Critical patent/JPH10246690A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 試料容器の有無を検出して空気を吸引するの
を防ぎ、試料容器の位置に異物があることも検出してニ
ードルが曲がるのも防ぐ。 【解決手段】 バイアル検知板28が異物38にあた
り、ニードル8もその異物38にあたると、さらに送り
ネジ14が回転してネジ受け16を下降させてもニード
ル8の先端が異物38にあたっているため、ニードルマ
ウント2はそれ以上下降することができない。その結
果、ネジ受け16はバネ18を縮めながら下降してアク
チュエータ24を押し下げることにより、センサ10が
オフとなる。これにより、ニードル8が異物にあたって
いることが検知される。ネジ受け16はバネ18を介し
てニードルマウント2を押し下げるので、ニードル8が
異物38に当たってもそのバネ力がニードル8に加わる
だけであり、ニードル8が異物38に当たっていること
が検知されるとニードルマウント2の下降を停止するよ
うにすることにより、ニードル8が曲がるのを防ぐこと
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液体クロマトグラフ
等の分析装置において、試料容器に入った試料をサンプ
リング用のニードルにより吸引し、分析装置に導入する
ための試料導入装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】サンプリングニードルを備えた試料導入
装置では、ホームポジションから設定値だけニードルを
移動させて試料容器の中へ下降させた後、試料を吸引
し、そのニードルを分析装置のインジェクションポート
へ移送して試料導入を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】試料の入った試料容器
に対し、設定された距離だけニードルを下降させるサン
プリング動作は、仮に所定の位置に試料容器が無い場合
でも実行してしまうため、空気を吸引する不具合が発生
する。またニードルが下降していったところに試料容器
ではなく異物があったり、試料容器の縁にニードルが当
たったような場合、従来の装置では異物であると判別す
ることができないため、ニードルが設定値だけ下降しよ
うとしてニードルが曲がる事故が発生する。本発明は試
料容器の有無を検出して空気を吸引するのを防ぎ、試料
容器の位置に異物があることも検出してニードルが曲が
るのも防ぐことを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では試料容器の有
無を検出するセンサと異物を検出するセンサの2つのセ
ンサを設ける。本発明の試料導入装置は、液体試料の吸
引と吐出を行なう下向きのニードル、異物を検出する第
1センサA、及び試料容器の有無を検出する第2センサ
B用アクチュエータを備え、上下方向に移動可能に支持
されたニードルマウントと、垂直方向に設けられ、モー
タにより駆動される送りネジと、その送りネジと螺合
し、上方向にはニードルマウントと直接当接して押し上
げ、下方向にはバネを介してニードルマウントを押し下
げるネジ受けと、そのネジ受けに対し上下方向に移動可
能に支持されたシャフトに取りつけられ、そのネジ受け
との間にバネを介して上方向に付勢され、そのネジ受け
の下降により押し下げられる第1センサA用アクチュエ
ータと、ニードルマウントに対し上下方向に移動可能に
支持され、第2センサBを備えた容器検知部とを備えて
いる。
【0005】試料を吸引するためにモータにより送りネ
ジが駆動され、ネジ受けが下降することによってバネを
介してニードルマウントが下降すると、容器検知部もニ
ードルマウントとともに下降をはじめる。所定の位置に
試料容器があると容器検知部が試料容器に当たって下降
を停止するが、ニードルマウントはなお下降を続けるこ
とによって、第2センサBとそのアクチュエータとによ
り試料容器があることが検知される。
【0006】一方、試料容器の位置に異物が存在する場
合は、ニードルマウントが下降していってニードルがそ
の異物にあたると、ニードルマウントの下降が停止す
る。送りネジがさらにモータにより駆動されると、ニー
ドルマウントは下降しないがネジ受けはさらに下降を続
け、第1センサAはニードルマウントに備えられている
ため停止するのに対し、そのアクチュエータはネジ受け
の下降により押し下げられることによってニードルが異
物に当たっていることが検知される。
【0007】このとき、ネジ受けはバネを介してニード
ルマウントを押し下げるので、ニードルが異物に当たっ
てもそのバネ力がニードルに加わるだけである。ニード
ルが異物に当たっていることが検知されるとニードルマ
ウントの下降を停止するように設定しておくことによ
り、ニードルには強い力が作用しないようにすることが
できる。
【0008】
【実施例】図1は一実施例をホームポジションの状態で
表わしたものである。ニードルマウント2は、支持台4
に垂直方向に設けられたガイド用のシャフト6に案内さ
れて上下方向に移動可能に支持されている。ニードルマ
ウント2には液体試料の吸引と吐出を行なうニードル8
が下向きに取りつけられており、ニードルマウント2の
上面にはニードル8が異物に当たったことを検出するた
めの第1センサ10が設けられている。ニードルマウン
ト2の上面には、また試料容器の有無を検出する第2セ
ンサ用アクチュエータ12が設けられている。
【0009】支持台4には垂直方向に立てられた送りネ
ジ14が回転可能に支持されており、送りネジ14はニ
ードルマウント2を垂直方向に貫通して設けられてい
る。送りネジ14はモータ15と連結され、そのモータ
15により駆動されて回転する。ニードルマウント2に
は送りネジ14が貫通している部分に開口が設けられ、
その開口内には送りネジ14と螺合するネジ受け16が
設けられている。ニードルマウント2の開口内では、ネ
ジ受け16の上側は上方向にニードルマウント2を押す
ようにニードルマウント2と直接当接することができ、
ネジ受け16の下側とニードルマウント2の間にはニー
ドルマウント2を下方向に押すためのコイルバネ18が
設けられている。
【0010】シャフト20はネジ受け16に対し上下方
向に移動可能に取りつけられており、ネジ受け16との
間にはバネ22を介して上方向に付勢され、ネジ受け1
6の下降にともなってネジ受け16で押し下げられる第
1センサ用のアクチュエータ24がシャフト20に一体
的に設けられている。シャフト20は図1に示されるホ
ームポジションの状態においては、その上端が支持台4
に当接している。
【0011】ニードルマウント2にはシャフト26が上
下方向に移動可能に支持され、シャフト26の下端には
容器検知部であるバイアル検知板28が取りつけられ、
シャフト26の上端にはセンサ用の台30を経て試料容
器の有無を検知する第2のセンサ32が設けられてい
る。センサ10,32は例えばフォトインタラプタであ
る。36は試料容器のバイアル、37はバイアル36が
収容されているラックの上面である。
【0012】次に、この実施例の動作について説明す
る。ホームポジションの状態を示す図1では、バネ1
8,22,34はいずれも縮んでおり、アクチュエータ
24はシャフト20の上端が支持台4に当接しているこ
とによって位置が決められており、ニードルマウント2
が上がっていることにより第1センサ用のセンサ10は
アクチュエータが外れてオフとなっている。センサ32
はアクチュエータが横切ってオンとなっている。
【0013】図2は所定の位置にバイアルが存在する場
合の正常な動作を表わしたものである。 (A)図1のホームポジションの状態から、試料を吸引
するためにモータ15が回転し、送りネジ14によりネ
ジ受け16が下降を始め、ニードルマウント2はバネ1
8を介して押し下げられる。ネジ受け16が下降するこ
とによってバネ22が伸び、アクチュエータ24を押し
上げることによりセンサ10がオンとなる。バネ18は
そのままであるが、バネ34は伸びつつある。
【0014】(B)さらに送りネジ14が回転してネジ
受け16が下降を続けると、バネ18,22はそのまま
であるが、バネ34がさらに伸び、センサ10,32の
状態も変わらないで、やがてバイアル検知板28がバイ
アル36に当接する。
【0015】(C)さらに送りネジ14が回転してネジ
受け16が下降をすると、バイアル検知板28がバイア
ル36に当たっているため、シャフト26の下降が停止
し、センサ32の下降も停止する。しかしニードルマウ
ント2はさらに下降を続け、ニードル8がバイアル36
中に侵入することにより、アクチュエータ12がセンサ
32から外れてセンサ32がオフとなる。これにより、
バイアル36が存在し、ニードル8がバイアル36中に
挿入されたことが検知される。
【0016】図3は所定の位置にバイアルが置かれてい
ない場合の動作を示したものである。図2(B)の位置
からさらにニードルマウント2が下降をしていってバネ
34がさらに伸び、バイアル検知板28がバイアルにあ
たる位置まで下降してもバイアル検知板28の下降が停
止しないため、アクチュエータ12はセンサ32から外
れることがなく、センサ32がオンの状態を続ける。そ
の結果、ニードルマウント2が予め設定された位置まで
下降してもセンサ32がオフとならないことにより、バ
イアルが置かれていないことが検知される。
【0017】図4はバイアルの位置に異物が存在した場
合の動作を示したものである。図2(B)の状態でバイ
アル検知板28が異物38にあたり、ニードル8もその
異物38にあたると、さらに送りネジ14が回転してネ
ジ受け16を下降させてもニードル8の先端が異物38
にあたっているため、ニードルマウント2はそれ以上下
降することができない。その結果、ネジ受け16はバネ
18を縮めながら下降してアクチュエータ24を押し下
げることにより、センサ10がオフとなる。これによ
り、ニードル8が異物にあたっていることが検知され
る。このとき、ネジ受け16はバネ18を介してニード
ルマウント2を押し下げるので、ニードル8が異物38
に当たってもそのバネ力がニードル8に加わるだけであ
る。ニードル8が異物38に当たっていることが検知さ
れるとニードルマウント2の下降を停止するように設定
しておくことにより、ニードル8には強い力が作用しな
いようにすることができ、ニードル8が曲がるのを防ぐ
ことができる。
【0018】実施例ではバイアルから試料を吸入する場
合を例にして示しているが、この試料導入装置からイン
ジェクションポートに試料を吐出する場合にも同様に適
用することができる。その場合には、インジェクション
ポートが存在することの検出、及びインジェクションポ
ートでニードルが異物にあたったりインジェクションポ
ートの吸入穴以外の部分にあたって曲がったりするのを
防止することができる。
【0019】図2(C)で、ニードル8をその先端がバ
イアルの底に到達するまで下降させると、ニードル8の
下降が停止することによって図4で説明したようにセン
サ10がオフになるので、バイアルの深さを検出するこ
ともできる。その結果、任意の深さの試料容器を使用す
ることもできるようになり、深さの異なる試料容器を使
用しても試料容器の底に試料が残ることがなく、試料を
有効に利用できるようになる。
【0020】
【発明の効果】本発明の試料導入装置では、試料容器の
有無を検出するセンサと異物を検出するセンサの2つの
センサを設けるとともに、ニードルを押し下げる機構は
バネを介してニードルに力が作用するようにしたので、
空気を吸引したり、ニードルが曲がる事故が起こるのを
防ぐことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例を示す断面図である。
【図2】同実施例の正常な動作を示す工程断面図であ
る。
【図3】同実施例で所定の位置に試料容器がない場合の
動作を示す断面図である。
【図4】同実施例で試料容器の位置に異物がある場合の
動作を示す断面図である。
【符号の説明】
2 ニードルマウント 4 支持台 6 シャフト 8 ニードル 10 第1センサ 12 第2センサ用アクチュエータ 14 送りネジ 16 ネジ受け 18 コイルバネ 24 第1センサ用アクチュエータ 28 バイアル検知板 32 第2センサ32

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体試料の吸引と吐出を行なう下向きの
    ニードル、異物を検出する第1センサA、及び試料容器
    の有無を検出する第2センサB用アクチュエータを備
    え、上下方向に移動可能に支持されたニードルマウント
    と、 垂直方向に設けられ、モータにより駆動される送りネジ
    と、 前記送りネジと螺合し、上方向には前記ニードルマウン
    トと直接当接して押し上げ、下方向にはバネを介して前
    記ニードルマウントを押し下げるネジ受けと、 前記ネジ受けに対し上下方向に移動可能に支持されたシ
    ャフトに取りつけられ、前記ネジ受けとの間にバネを介
    して上方向に付勢され、前記ネジ受けの下降により押し
    下げられる第1センサA用アクチュエータと、 前記ニードルマウントに対し上下方向に移動可能に支持
    され、第2センサBを備えた容器検知部と、を備えたこ
    とを特徴とする試料導入装置。
JP6231197A 1997-02-28 1997-02-28 試料導入装置 Pending JPH10246690A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6231197A JPH10246690A (ja) 1997-02-28 1997-02-28 試料導入装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6231197A JPH10246690A (ja) 1997-02-28 1997-02-28 試料導入装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10246690A true JPH10246690A (ja) 1998-09-14

Family

ID=13196475

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6231197A Pending JPH10246690A (ja) 1997-02-28 1997-02-28 試料導入装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10246690A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1557675A2 (en) * 2004-01-22 2005-07-27 Sysmex Corporation Dispensing device and analyzing apparatus
WO2007132630A1 (ja) * 2006-05-11 2007-11-22 Olympus Corporation 自動分析装置
JP2009294139A (ja) * 2008-06-06 2009-12-17 Shimadzu Corp オートサンプラ及び全有機体炭素計
JP2015114222A (ja) * 2013-12-12 2015-06-22 東ソー株式会社 試料吸引装置
JP2016502101A (ja) * 2012-12-20 2016-01-21 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ 流体をサンプリングして分析装置に供給するための装置及びシステム
JP2018169165A (ja) * 2017-03-29 2018-11-01 株式会社日立ハイテクノロジーズ 容器搬送機構およびこれを備えた分析装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1557675A2 (en) * 2004-01-22 2005-07-27 Sysmex Corporation Dispensing device and analyzing apparatus
EP1557675A3 (en) * 2004-01-22 2006-05-03 Sysmex Corporation Dispensing device and analyzing apparatus
US7344048B2 (en) 2004-01-22 2008-03-18 Sysmex Corporation Dispensing device and analyzing apparatus
WO2007132630A1 (ja) * 2006-05-11 2007-11-22 Olympus Corporation 自動分析装置
JP4949389B2 (ja) * 2006-05-11 2012-06-06 ベックマン コールター, インコーポレイテッド 自動分析装置
JP2009294139A (ja) * 2008-06-06 2009-12-17 Shimadzu Corp オートサンプラ及び全有機体炭素計
JP2016502101A (ja) * 2012-12-20 2016-01-21 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ 流体をサンプリングして分析装置に供給するための装置及びシステム
JP2015114222A (ja) * 2013-12-12 2015-06-22 東ソー株式会社 試料吸引装置
JP2018169165A (ja) * 2017-03-29 2018-11-01 株式会社日立ハイテクノロジーズ 容器搬送機構およびこれを備えた分析装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6363802B1 (en) Apparatus for aspirating liquid from a vessel
JP3351322B2 (ja) オートサンプラ
JPH0244213Y2 (ja)
US5080864A (en) Stopper detector
EP1783497A3 (en) Sample analyzer, nucleic acid detector and nucleic acid detection method
EP0627628A2 (en) Improved plunger and driver mechanism for analyzers
US6890761B2 (en) Automatic analyzer
JPH10246690A (ja) 試料導入装置
JP3057380B2 (ja) 注射器プランジャの原点帰着装置
JP3907819B2 (ja) 液面検知装置
JP3451014B2 (ja) ノズル装置
JPH03183958A (ja) サンプリング装置
JPH1048222A (ja) ノズルチップの装着制御機構
JP3672742B2 (ja) 分析装置におけるピペットノズルの安全装置
JP6381986B2 (ja) 自動分析装置
JP4944526B2 (ja) ノズル装置
JPS5817430B2 (ja) 液体採取装置
WO2020056668A1 (zh) 样本分析仪、采样装置及采样方法
JP4442994B2 (ja) 自動分注装置
JPH0915114A (ja) 試料導入装置
CN110873809A (zh) 样本分析仪、自动进样装置以及进样控制方法
JP3633155B2 (ja) 自動錠剤計量装置
US20240082848A1 (en) Automatic dispensing device
JP2002098707A (ja) 点着検出方法および点着検出装置
JP3217008U (ja) 分注装置