JPH10246112A - 電気自動車のバッテリ構造 - Google Patents
電気自動車のバッテリ構造Info
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- JPH10246112A JPH10246112A JP5062397A JP5062397A JPH10246112A JP H10246112 A JPH10246112 A JP H10246112A JP 5062397 A JP5062397 A JP 5062397A JP 5062397 A JP5062397 A JP 5062397A JP H10246112 A JPH10246112 A JP H10246112A
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- Battery Mounting, Suspending (AREA)
Abstract
薄板状化を可能としてバッテリの搭載レイアウトの自由
度の拡大を図る。 【解決手段】 バッテリセル16を収容したバッテリケ
ース17の下壁の通気口18から上壁の通気口18へ向
けて冷却空気が流通することによりバッテリセル16を
冷却し、この上壁の通気口18から流出する冷却空気が
バッテリ15の上側に離間配置したバッテリセルコント
ロールユニット21の放熱板としての下側ベース23に
吹き当ることにより、バッテリセルコントロールユニッ
ト21を積極的に冷却できて、その小型、薄板状化を実
現できる。
Description
リ構造に関する。
特開平7−47892号公報に示されているように、リ
チウムイオン等を構成主材料として熱伝導性の良いケー
シングで被覆し、円柱状に形成して耐圧性を高めた高性
能バッテリセルを用いたものが知られている。
の円柱状のバッテリセルの複数個をバッテリケース内に
横置きに配設して構成され、このバッテリの複数個を例
えば車体のフロア下側に固定されるバッテリフレーム内
に密閉格納して用いられる。
リケース内に収納して構成されたバッテリはバッテリフ
レーム内に密閉格納されるため、前記バッテリケースの
上,下壁にはそれぞれ複数個の通気口を形成する一方、
バッテリフレーム内には前後方向に冷却空気を流通さ
せ、該バッテリフレーム内に導入される冷却空気をバッ
テリケースの上,下壁の下側通気口から上側通気口へ向
けて流通させて該バッテリケース内のバッテリセルを冷
却するようにしている。
ケース内の複数個のバッテリセルの充放電管理や電圧検
知および均等充電等を行うためのバッテリセルコントロ
ールユニットが付設されるが、このバッテリセルコント
ロールユニットは内蔵した制御素子や配線を保護するた
め密閉構造にされている。
に付設するバッテリセルコントロールユニットは密閉構
造とするが、該バッテリセルコントロールユニット内に
配設されるバイパス抵抗やパワートランジスタ等の制御
素子は発熱性があるため、バッテリセルコントロールユ
ニット全体の発熱を抑制するためには、大きなユニット
ケーシングを用いてバッテリコントロールユニットの内
部空間を拡大する必要があり、従ってバッテリセルコン
トロールユニットが大型化してその配設レイアウトに支
障を来してしまう。
ルユニットの冷却効果が得られ、該バッテリセルコント
ロールユニットを小型、薄板状化することができて、バ
ッテリケース上面に装着した場合にバッテリの嵩高さを
可及的に小さく抑えることができて、バッテリ搭載レイ
アウトを容易にすることができる電気自動車のバッテリ
構造を提供するものである。
数個の柱状のバッテリセルを横置きに配設したバッテリ
ケースの上,下壁にそれぞれ複数個の通気口が形成さ
れ、バッテリフレーム内に密閉格納されて該バッテリフ
レーム内に導入される冷却空気を前記上,下壁の下側通
気口から上側通気口へ向けて上下方向に流通させて内部
のバッテリセルを冷却するようにしたバッテリであっ
て、かつ、前記バッテリケースの上壁には、ユニットケ
ースの下側ベースを熱の良導体からなる放熱板として形
成したバッテリセルコントロールユニットを、前記上壁
の通気口から流出する冷却空気が吹き当る位置に該上壁
から適宜の間隔をおいて離間状態に固設配置したことを
特徴としている。
ニットケースの下側ベースの下面には、バッテリフレー
ム内をバッテリ上側に沿って一方向に流れる冷却空気の
流通方向に沿って、複数条の放熱フィンを設けたことを
特徴としている。
のユニットケースの下側ベース面上には、配線基板を該
下側ベース面から適宜の間隔をおいて離間状態に固設す
ると共に、発熱性の制御素子をこの配線基板の下面に離
間状態に設けて前記下側ベース面に直接当接して固設し
たことを特徴としている。
のバッテリコントロールユニットを、バッテリケース内
の複数個のバッテリセルとそれぞれ電気接続するハーネ
スの配索長さを均等にできるバッテリケース上壁の中央
位置に設けたことを特徴としている。
壁には通気口から流出する冷却空気が吹き当る部位に、
バッテリセルコントロールユニットを離間状態に固設配
置してあるため、該通気口から流出する冷却空気によっ
てバッテリセルコントロールユニットを積極的に冷却す
ることができる。
が吹き当るバッテリセルコントロールユニットのユニッ
トケースの下側ベースは熱の良導体からなる放熱板とし
て形成してあるから、バッテリセルコントロールユニッ
ト内の熱交換を活発に行わせることができて冷却効果を
著しく高めることができる。
ットは発熱を抑えるためにユニットケースを大きくして
内部空間を拡大する必要がなく、該バッテリセルコント
ロールユニットを小型、薄板状化することができ、従っ
て、バッテリの嵩高さを可及的に小さく抑えることがで
きてバッテリの搭載レイアウトを容易にすることができ
る。
て、ユニットケースの下側ベースの下面には複数条の放
熱フィンを設けてあるため、下側ベースの放熱面積を拡
大できてバッテリセルコントロールユニットの冷却効果
をより一層高めることができる。
格納したバッテリフレーム内を、該バッテリ上側に沿っ
て一方向に流れる冷却空気の流通方向に沿って形成して
あるため、このバッテリ上側に沿う冷却空気の流通損失
を回避することができて、バッテリケース上壁の通気口
からの冷却空気の流出をスムーズに行わせることがで
き、従って、バッテリセルの冷却性能を些かも損なうこ
とがない。
加えて、発熱性の制御素子は配線基板の下面に離間状態
に設けて、該配線基板を下側ベース面上に該下側ベース
面から適宜の間隔をおいて離間状態に固設してあるた
め、配線基板が発熱性の制御素子からの熱影響を全く受
けることはなく、従って、該配線基板の電気的性能を些
かも損なうことはない。
下側ベース面に直接当接して固定してあるので、該制御
素子を積極的に冷却することができて、ユニットケース
内の昇温を可及的に小さく抑えることができる。
加えて、バッテリセルコントロールユニットとバッテリ
セル内の複数個のバッテリセルとをそれぞれ電気接続す
るハーネスの配索長さを均等にできるため、該ハーネス
による電圧降下のバラツキを減少することができる。
と共に詳述する。
の下面のフロア骨格部材14aに固設されるバッテリフ
レームを示し、該バッテリフレーム1は前,後フレーム
2,3と左右の側部フレーム4,4および底板5を備え
ている。
ム2,3に亘って高さの低いセンターメンバ6を接合配
置してある一方、側部フレーム4,4の内周部には該セ
ンターメンバ6と同じ高さで棚部4aを形成してあり、
これらセンターメンバ6および棚部4a,4a上に複数
本のロアビーム7,7を左右方向に接合配置してある。
アビーム7と同じ高さで図外の棚部を形成してあり、こ
れらロアビーム7,7間および該後部フレーム3の棚部
上に後述する複数個のバッテリ15を前後方向および左
右方向に当接させて搭載支持し、各隣接するバッテリ1
5,15の隅部間でボルト・ナット9により前記センタ
ーメンバ6および側部フレーム4の棚部4aと後部フレ
ーム3の棚部に締結固定し、これらバッテリ15と底板
5との間に通風路8を形成するようにしている。
寸法に亘って上向きに開口したエアインレット10を接
続してあり、該エアインレット10から冷却空気として
の外気を取り入れて、該冷却空気を通風路8に前方より
導入するようにしてある。
ビーム7と同じ高さで棚部2aを形成してあり、この棚
部2aと最前部のロアビーム7とに跨ってジャンクショ
ンボックス11を最前列のバッテリ15と当接させた状
態で配置して、前述と同様にボルト・ナット9により締
結固定してある。
ップ,ボルト・ナット等の止着部材13によって固定さ
れて、バッテリ15およびジャンクションボックス11
を密閉格納するアッパカバーで、その後側部には図外の
ファンを備えた空気排出口を形成してあって、後述する
ように通風路8に導入された冷却空気を各バッテリ15
に上下方向に流通させてバッテリフレーム1とアッパカ
バー12とで密閉された上部空間に導出させ、該空気排
出口から外部へ排出するようにしてある。
し、図1,2に示すようにリチウムイオン等を構成主材
料として熱伝導性の良いケーシングで被覆し、円柱状に
形成して耐圧性を高めた高性能バッテリセル16と、こ
のバッテリセル16の複数個を横置きにして上下方向に
多段状に収納したバッテリケース17とからなってい
る。
れ複数個の通気口18を形成してあり、前述のようにバ
ッテリフレーム1の下側の通風路8に前方より導入され
た冷却空気を、下側の通気口18から上側の通気口18
へ向けて上下方向に流通させ、内部のバッテリセル16
を積極的に冷却し得るようにしてある。
端部に一対の外側端子19を突出配置してあり、これら
バッテリ15,15は例えばこの一対の外側端子19が
側部フレーム4側となるように各一側に揃えて搭載し、
隣接するバッテリ15,15の外側端子19,19を強
電ブスバー20で直列に電気接続すると共に、最前列の
バッテリ15,15と前記ジャンクションボックス11
とを同様に強電ブスバー20で直列に電気接続してあ
る。
ッテリセル16の充放電管理や電圧検知および均等充電
等を行うため各バッテリ15に付設した平面方形状のバ
ッテリセルコントロールユニットで、該バッテリセルコ
ントロールユニット21はバッテリケース17の上壁の
通気口18から流出する冷却空気が吹き当る部位、例え
ば本実施形態にあっては上壁の中央部位に該上壁から適
宜の間隔をおいて離間状態に固設配置してある。
1は図6,7に示すようにユニットケース22で保護さ
れていて、該ユニットケース22は配線基板25を取付
ける下側ベース23と、該下側ベース23に嵌合して周
縁フランジ23a,24a同志を密接させて締結固定
し、前記配線基板25を密封するアッパケース24とを
備えている。
ミ材で形成してあり、バッテリセルコントロールユニッ
ト21はこの下側ベース23とアッパケース24の周縁
フランジ23a,24aの前後側部の中央部分をボルト
31により締結固定してサブッセンブリしてあって、前
記重合密接した周縁フランジ23a,24aの左右側部
の複数ヶ所でバッテリケース17の上壁面に突設した複
数個のボス部30上にボルト32によって締結固定して
ある。
イパス抵抗やパワートランジスタ等の発熱性の制御素子
26をそれらの端子26aを介して該配線基板25の下
面に離間状態にろう付け固定してある。
で下側ベース23面上にスペーサ27を介して該下側ベ
ース23面から適宜の間隔をおいてビス28により締結
固定してあって、前記発熱性の制御素子26は下側ベー
ス23面に直接当接して、配線基板25に設けた作業孔
25aを通して該下側ベース23面にビス29により締
結固定してある。
条の放熱フィン33を設けてある。
の上壁の通気口18から流出して、バッテリフレーム1
内の上部空間をバッテリ15の上側に沿って前方から後
側の空気排出口に向けて流れる冷却空気の流通方向に沿
うように下側ベース23の下面に前後方向に形成してあ
る。
左右側部の中央部には電圧検知用のユニット側のハーネ
ス34を引出してあると共に、それらの端部のコネクタ
34aをバッテリケース17の上壁に突設したボス部3
5上にボルト36により固定したコネクタブラケット3
7に固定してある。
リケース17内に上下2段に各4本づつ計8本収納配置
してあり、前側2列の4本のバッテリセル16と、後側
2列の4本のバッテリセル16とを各1組の制御単位と
して、それらの各一端の正極側端子および他端の負極側
端子にそれぞれ接続した電圧検知用のセル側のハーネス
38を、バッテリケース17の上壁の左右両側部中央位
置に設けた引出口39から引出して、それらの端部のコ
ネクタ38aを前記ユニット側のハーネス34のコネク
タ34aに接続して、ハーネス34,34の配索長さ、
およびハーネス38,38の配索長さをそれぞれ均等に
してある。
フレーム1内の下側の通風路8に前方から導入される冷
却空気は、各バッテリ15のバッテリケース17の上,
下壁に設けた下側通気口18から上側通気口18へ向け
て流通し、バッテリケース17内の各バッテリセル16
を積極的に冷却することができる。
却空気はバッテリフレーム1内の上部空間に抜けて、前
方から後方へ向かう流れとなって後側の図外の空気排出
口から外部へ排出される。
ントロールユニット21は、バッテリケース17の上壁
の通気口18から流出する冷却空気が吹き当る位置に、
該上壁から離間状態に固設配置してあり、しかも、この
冷却空気が吹き当るユニットケース22の下側ベース2
3はアルミ材等の熱の良導体で形成して放熱板として形
成してあるため、バッテリセルコントロールユニット2
1を積極的に冷却することができ、該バッテリセルコン
トロールユニット21内の熱交換を放熱板としての下側
ベース23により活発に行わせて冷却効果を著しく高め
ることができる。
ット21は発熱を抑えるためにユニットケース22を大
きくして内部空間を拡大する必要がなく、該バッテリセ
ルコントロールユニット21を小型、薄板状化すること
ができる。
ト21をバッテリ15の上面に付設しても、バッテリ1
5の嵩高さを可及的に小さく抑えることができてバッテ
リ15の搭載レイアウトを容易にすることができ、例え
ば前述のようにバッテリ15の複数個をバッテリフレー
ム1に密閉格納してフロア下側に搭載する場合に、フロ
ア地上高が大きくなるのを回避できて乗降性および居住
性を損なうことがない。
リセルコントロールユニット21の下側ベース23の下
面には、複数条の放熱フィン33を設けてあるため、下
側ベース23の放熱面積を拡大できてバッテリセルコン
トロールユニット21の冷却効果をより一層高めること
ができる。
にバッテリケース17の上壁の通気口18から流出し
て、バッテリフレーム1内の上部空間を各バッテリ15
の上側に沿って前方から後側の空気排出口に向けて流れ
る冷却空気の流通方向に沿うように下側ベース23の下
面に前後方向に形成してあるから、このバッテリ15の
上側に沿う冷却空気の流通損失を回避することができ
て、バッテリケース17の上壁の通気口18からの冷却
空気の流出をスムーズに行なわせることができ、従っ
て、バッテリセル16の冷却性能を些かも損なうことが
ない。
21の発熱性の制御素子26は配線基板25の下面に離
間状態に配設して、該配線基板25をスペーサ27によ
り下側ベース23面上に適宜の間隔をおいて離間状態に
固設してあるため、配線基板25が発熱性の制御素子2
6からの熱影響を全く受けることがなく、従って、該配
線基板25の電気的性能を些かも損なうことはない。
制御素子26は、ユニットケース22の放熱板である下
側ベース23面に直接当接して固定してあるので、該制
御素子26を積極的に冷却することができて、ユニット
ケース22内の昇温を可及的に小さく抑えることができ
る。
ルユニット21の冷却効果とは別に、該バッテリセルコ
ントロールユニット21はバッテリケース17内の複数
個のバッテリセル16とそれぞれ電気接続するハーネス
34と34、およびハーネス38と38の配索長さを均
等にできるバッテリケース17の上壁の中央位置に配設
してあるから、これらハーネス34,34およびハーネ
ス38,38の配索長さの均等化によってこれらハーネ
ス34,38による電圧降下のバラツキをなくして、バ
ッテリセル16の電気的な制御精度を高めることができ
る。
ームの平面図。
図。
Claims (4)
- 【請求項1】 複数個の柱状のバッテリセルを横置きに
配設したバッテリケースの上,下壁にそれぞれ複数個の
通気口が形成され、バッテリフレーム内に密閉格納され
て該バッテリフレーム内に導入される冷却空気を前記
上,下壁の下側通気口から上側通気口へ向けて上下方向
に流通させて内部のバッテリセルを冷却するようにした
バッテリであって、かつ、前記バッテリケースの上壁に
は、ユニットケースの下側ベースを熱の良導体からなる
放熱板として形成したバッテリセルコントロールユニッ
トを、前記上壁の通気口から流出する冷却空気が吹き当
る位置に該上壁から適宜の間隔をおいて離間状態に固設
配置したことを特徴とする電気自動車のバッテリ構造。 - 【請求項2】 ユニットケースの下側ベースの下面に
は、バッテリフレーム内をバッテリ上側に沿って一方向
に流れる冷却空気の流通方向に沿って、複数条の放熱フ
ィンを設けたことを特徴とする請求項1記載の電気自動
車のバッテリ構造。 - 【請求項3】 ユニットケースの下側ベース面上には、
配線基板を該下側ベース面から適宜の間隔を置いて離間
状態に固設すると共に、発熱性の制御素子をこの配線基
板の下面に離間状態に設けて前記下側ベース面に直接当
接して固設したことを特徴とする請求項1,2記載の電
気自動車のバッテリ構造。 - 【請求項4】 バッテリセルコントロールユニットを、
バッテリケース内の複数個のバッテリセルとそれぞれ電
気接続するハーネスの配索長さを均等にできるバッテリ
ケース上壁の中央位置に設けたことを特徴とする請求項
1〜3の何れかに記載の電気自動車のバッテリ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5062397A JP3703934B2 (ja) | 1997-03-05 | 1997-03-05 | 電気自動車のバッテリ構造 |
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JPH10246112A true JPH10246112A (ja) | 1998-09-14 |
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