JPH10245674A - 光学薄膜製造システム - Google Patents

光学薄膜製造システム

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JPH10245674A
JPH10245674A JP9061873A JP6187397A JPH10245674A JP H10245674 A JPH10245674 A JP H10245674A JP 9061873 A JP9061873 A JP 9061873A JP 6187397 A JP6187397 A JP 6187397A JP H10245674 A JPH10245674 A JP H10245674A
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拓 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定した品質の薄膜を、設計し、製造するこ
とが可能な光学薄膜製造システムを提供すること。 【解決手段】 薄膜設計エキスパートシステム(10
0)と、薄膜製造エキスパートシステム(200)と、
薄膜製造装置(600)と、薄膜評価システム(30
0、400)とを備え、薄膜評価システムの評価結果が
加味された状態で、設計仕様に基づく薄膜の設計・製造
が自動実行される構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光学薄膜製造シ
ステムに関し、特に、エキスパートシステムを利用した
光学薄膜製造システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりガラスや金属に光学薄膜を所定
の厚さで蒸着させる装置が知られている。光学薄膜は、
例えば特定の波長の光の反射率や透過率を所望の値に設
定するために用いられる。
【0003】このような光学薄膜を製造する場合、対象
となる光の波長範囲と、その波長範囲の光に対してどの
ような反射率あるいは透過率が要求されるかに応じて、
薄膜の層の数や材料、厚み等を設計している。薄膜の設
計は、しかし、極めて複雑な計算を必要とし、しかも設
計者の知識、経験などにより、設計に要する時間が著し
く異なる。通常、薄膜の設計にはコンピュータが用いら
れるが、層の材料、数、厚み自体は設計者が決定し、コ
ンピュータは設計者の定めた値に基づいてどのような薄
膜が形成されるのかをシミュレーションする役割を果た
しているだけであり、設計自体は依然として設計者の技
量に頼っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、設計者
の技量に依存して薄膜を設計する従来の方法では、設計
者により設計に要する時間が大きく異なる。更に、設計
者毎に結果が異なるため、設計された薄膜の品質にばら
つきが出てしまうという問題があった。本発明は、上記
の事情に鑑み、常に安定した品質の薄膜を、設計し、製
造することが可能な光学薄膜製造システムを提供するこ
とを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1に記載の光学薄膜製造システムは、薄膜の
蒸着条件に従って光学薄膜を蒸着するための光学薄膜製
造システムであって、薄膜設計知識ベースと薄膜設計デ
ータベースと薄膜設計推論エンジンを備え、前記薄膜設
計推論エンジンが、光学薄膜の設計仕様に基づいて前記
薄膜設計知識ベースおよび前記薄膜設計データベースの
内容を参照して前記設計仕様を満たす最適な薄膜構成を
自動設計するよう構成された薄膜設計エキスパートシス
テムと、薄膜製造知識ベースと薄膜製造データベースと
薄膜製造推論エンジンを備え、前記薄膜設計エキスパー
トシステムより出力された前記薄膜構成に基づき、前記
薄膜製造推論エンジンが、前記薄膜製造知識ベースおよ
び前記薄膜製造データベースの内容を参照して前記薄膜
製造装置における薄膜製造時の最適な蒸着条件を決定す
る薄膜製造エキスパートシステムと、前記薄膜設計エキ
スパートシステムにより設計された薄膜構成を、前記薄
膜製造エキスパートシステムにより決定された蒸着条件
のもとで製造する薄膜製造装置と、前記薄膜製造装置に
より蒸着された前記薄膜の光学性能を評価する薄膜評価
システムとを有し、少なくとも前記薄膜設計エキスパー
トシステムと前記薄膜製造エキスパートシステムのいず
れか一方は、前記評価システムによる評価結果を参照し
て前記薄膜構成あるいは前記蒸着条件を決定すること、
を特徴としている。
【0006】また、請求項2に記載の光学薄膜製造シス
テムによれば、前記評価システムは、前記薄膜製造装置
により成膜された前記薄膜の分光カーブを測定し、前記
設計仕様に基づく分光カーブと比較する構成とすること
ができる。
【0007】請求項3に記載の光学薄膜製造システムに
よれば、前記評価システムは、前記薄膜設計エキスパー
トシステムにより決定された薄膜構成において、各薄膜
の膜厚を変えて分光カーブを再計算し、再計算された分
光カーブが前記成膜された前記薄膜の分光カーブとマッ
チする場合には、変更された膜厚を補正データとして前
記薄膜設計エキスパートシステムまたは前記薄膜製造エ
キスパートシステムの知識ベースもしくはデータベース
に格納する構成とすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態であ
る光学薄膜製造システム1のシステム構成を説明するた
めのブロック図である。光学薄膜製造システム1は、薄
膜設計エキスパートシステム100、薄膜製造エキスパ
ートシステム200、薄膜製造システム制御部300、
薄膜計測システム400、薄膜製造装置制御部500、
薄膜製造装置600からなる。
【0009】薄膜製造システム制御部300は、光学薄
膜製造システム1の動作全体を司る部分である。薄膜製
造システム制御部300は処理装置としてMPU(Micr
o Processing Unit)301を有し、インターフェース
302を介して、薄膜設計エキスパートシステム(薄膜
設計ESと略す)100、薄膜製造エキスパートシステ
ム(薄膜製造ESと略す)200、薄膜計測システム4
00、薄膜装置制御部500、そしてキーボード304
およびディスプレイ303が接続されている。キーボー
ド304からは、光学薄膜製造システム1の各部の動作
を指示するコマンドや、形成しようとする薄膜の設計仕
様データ(対象とする波長範囲、反射率や透過率など)
を入力することができる。
【0010】薄膜設計ES100は、インターフェース
105を介して入力される薄膜製造システム制御部30
0からの指令に基づき、キーボード304から入力され
た仕様を満たす薄膜を設計するシステムである。薄膜設
計ES100は、知識ベース101およびデータベース
102に格納されているデータを用いて仕様を満たす薄
膜構成を決定する推論エンジン103を有する。推論エ
ンジン103の動作は推論管理部104により制御され
る。薄膜設計ES100においては、仕様を満たす薄膜
構成を決定するために、種々の構成についてシミュレー
ションを行い、その結果を評価して、仕様を満たす最適
な薄膜構成を決定する。
【0011】薄膜製造ES200は、インターフェース
205を介して薄膜製造システム制御部300から、動
作指令および、薄膜設計ES100により決定された薄
膜構成のデータを受け取る。推論エンジン203は、知
識ベース201およびデータベース202に格納されて
いるデータを用いて、薄膜設計ES100により決定さ
れた薄膜構成を実現するための蒸着条件を決定する。蒸
着条件は、薄膜を形成する基板の材質によって、また、
薄膜の材質によって異なるため、知識ベース201およ
びデータベース202に、各材質毎に蒸着条件を決定す
るために必要なデータが格納されている。なお、推論エ
ンジン203の動作は推論管理部204により制御され
る。
【0012】薄膜製造装置制御部500は、薄膜製造装
置制御部500全体の動作を制御するMPU501を有
する。MPU501は、インターフェース504を介し
て、膜製造システム制御部300より、薄膜設計ES1
00で設計された薄膜構成のデータと、薄膜製造ES2
00により決定された蒸着条件のデータとを受け取り、
RAM(Random Access Memory)502に格納する。R
OM(Read Only Memory)503にはMPU501の実
行プログラムや薄膜製造装置600を制御するために必
要となる各種のパラメータが格納されている。MPU5
01は、RAM502に格納した薄膜構成データと薄膜
製造データ、およびROM503に格納されているパラ
メータ等に基づき、I/Oポート505を介して入力さ
れる薄膜製造装置600の真空計601、温度計60
2、膜厚センサ604の測定データをモニタしつつ、I
/Oポート505を介して薄膜製造装置600の電子銃
603、排気系605、チャンバ機構606を制御して
薄膜製造装置600による薄膜の形成を実行する。
【0013】なお薄膜製造装置制御部500および薄膜
製造装置600としては、例えば、真空機械工業株式会
社の自動蒸着システムMDC−2001が知られてお
り、詳細については省略する。
【0014】薄膜計測システム400は、薄膜製造装置
600により製造された薄膜を評価するためのシステム
である。薄膜計測システム400は、MPU401を有
し、MPU401には、インターフェース403を介し
てデータベース402、キーボード407、ディスプレ
イ406、および制御コンピュータ404と計測部40
5が接続されている。
【0015】薄膜製造装置600により薄膜が形成され
た材料は計測部405に移され、制御コンピュータ40
4の制御のもとで計測部405により分光光度特性(分
光反射率もしくは分光透過率)が計測される。計測結果
はグラフとしてディスプレイ406に表示されると共
に、分光カーブデータとしてデータベース402に格納
される。
【0016】薄膜設計ES100および薄膜製造ES2
00により決定されたデータに基づいて薄膜製造装置6
00により実際に形成された薄膜の分光カーブが設計仕
様に合致しない場合がある。このため、薄膜製造システ
ム制御部300のMPU301は、データベース402
に格納されている分光カーブデータ(計測データ)と、
目的とする仕様性能(設計仕様性能)との差に基づいて
補正データを生成して、その時の蒸着条件と共に薄膜製
造ES200のデータベース202に格納する。
【0017】データベース202に格納された補正デー
タは、次に同種の光学的な特性を有する薄膜を形成する
場合に、蒸着された薄膜が目的の光学特性を持つよう
に、蒸着条件を決定する際に参照される。
【0018】上記補正データおよび蒸着データは、薄膜
製造が行われるにつれて蓄積されていくため、薄膜製造
ES200は次第に、短時間で好適な蒸着条件を決定で
きるようになっていく。言い換えれば、薄膜製造ES2
00は学習機能を有し、薄膜製造システム1を利用すれ
ばするほど、設計仕様に対して好適な薄膜を形成するこ
とができるようになる。
【0019】図2は薄膜設計ES100の推論エンジン
103により実行される設計処理を説明するための流れ
図である。図2の処理は、本薄膜製造システム1の利用
者により薄膜の仕様が入力された後の設計処理を示すも
のである。薄膜の仕様として入力されるのは、入射媒
質、薄膜が形成される基板の材質、光の入射角度、対象
となる光の波長範囲、反射率(あるいは透過率など)で
ある。以下の記載においては、反射防止膜の形成を例に
とって本実施の形態の薄膜製造システム1の動作につい
て説明する。入力される仕様としては、例えば、入射媒
質:BK7、基板材料:AIR(空気)、入射角度:2
0度±5度、波長域:520 nm〜570 nm、反射率:S偏光
の反射率が1%未満、というデータが、キーボード30
4から入力される。
【0020】図2において、まず、S1では、タイプ0
で仕様が実現可能か否かを判定する。タイプ0とは、薄
膜が無い状態である。即ち、基板材料のみで仕様が満た
されているか否かが判定される。基板材料のデータはデ
ータベース102に格納されている。S2において、基
板材料のみで仕様が満たされると判定した場合には、以
下の処理は行わず、ディスプレイ303に膜構成を表示
し、膜構成データをインターフェース104を介して薄
膜製造システム制御部500に出力する。なお、この場
合、薄膜を形成する必要は無いため、薄膜製造の処理は
行われない。
【0021】S2において、タイプ0で仕様を満たすこ
とができないと判定した場合には、S3においてタイプ
Aで仕様を満たすことができるか否かを判定する。タイ
プAとはλ/4膜厚条件式に基づいて決定される単層の
薄膜構成である。単層の薄膜となりうる材料はデータベ
ース102に蓄積されている。また、基板の材質および
製造行程に応じて、薄膜の材料には優先順位がつけら
れ、優先順位の順に仕様を満たすことができるか否かが
判定される。この優先順位のデータは知識ベース101
に格納されている。
【0022】S4においてタイプAで仕様を満たすこと
ができると判定した場合には、以下の処理は行わず、デ
ィスプレイ303に膜構成を表示し、膜構成データをイ
ンターフェース104を介して薄膜製造システム制御部
500に出力する。(以下、図2の流れずにおいては、
判定で仕様を満たす膜構成が決定された場合には、同様
にしてそれ以降の処理は行わず、ディスプレイ303に
膜構成を表示し、膜構成データをインターフェース10
4を介して薄膜製造システム制御部500に出力す
る。)
【0023】S4において、タイプAで仕様を満たすこ
とができないと判定した場合には、S5においてタイプ
Bでの薄膜構成について判定を行う。タイプBとは、完
全2層V型条件式に基づいて決定される薄膜構成であ
り、2物質からなる薄膜を形成するものである。タイプ
Aの場合と同様、薄膜の材料となる物質は、基板の材質
やその組合せにおいて優先順位がある。薄膜の材料とな
る物質のデータはデータベース102に格納され、優先
順位のデータは知識ベース101に格納されている。
【0024】S6では、タイプBで仕様を実現すること
が可能かどうかを判定する。タイプBで仕様の実現が不
可能な場合には、タイプCでの判定を行う。なお、タイ
プC以降タイプFまでの判定においては、数学的モデル
を用いて理論上の薄膜構成を決定した後に、理論上の薄
膜構成を実現可能な材料の組合せに置き換える処理を行
っている。
【0025】S7ではタイプCの数学モデルを用いて、
仕様を満たす理論上の薄膜構成(初期膜)を演算する。
ここでタイプCとは、QH(λ/4、λ/2)型の膜構
成である。
【0026】S71では、理論上の2層の薄膜をそれぞ
れ、同等の振幅反射率を有する実現可能な材料で置換す
る。S72において、もしも仕様を満たしていないと判
定した場合には、置換したそれぞれの薄膜の膜厚を所定
の範囲で順次変化させて仕様を満たす薄膜構成が得られ
るかどうかを繰り返し判定する(S73)。
【0027】S74において、薄膜の膜厚を変化させる
ことにより、仕様を満たす膜構成が得られないと判定し
た場合には、S75へ処理を進める。S75では、S7
において生成された理論上の薄膜構成の各薄膜の屈折率
を、実際の薄膜材料により構成される三層等価膜により
置換して、仕様が満たされるかどうかを判定する。S7
6で、三層等価膜で置換した薄膜構成で仕様が満たされ
ないと判定した場合には、理論上の薄膜構成の各薄膜を
様々な三層等価膜の組合せを用いて置換し、仕様を満た
している薄膜構成が得られるか否かを判定する。
【0028】タイプCの薄膜構成によっては仕様を満た
す構成が得られないと判定した場合(S78)、処理を
S8に進めて、タイプDの薄膜構成について検証する。
タイプDの構成はQQQ(λ/4、λ/4、λ/4)型
の薄膜構成である。
【0029】S8では、S7の場合と同様、数学モデル
を用いて、仕様を満たす理論上の薄膜構成を演算する。
そして、S81〜S83においては、S71〜S73に
おける処理と同様に、数学モデルに基づいて演算された
各薄膜を、同等の振幅反射率を有する現実の材料で置き
換えて、仕様を満たす構成が得られるかどうかを判定
し、S84において仕様を満たす薄膜構成が得られない
と判定した場合には、S85〜S87において、S75
〜S77と同様に、理論上の各薄膜を三層等価膜で置き
換えて仕様を満たす薄膜構成が得られないか否かを判定
する。
【0030】S88において、タイプDの薄膜構成では
仕様を満たすことができないと判定した場合には、S9
に処理を進め、タイプEの薄膜構成について判定を行
う。タイプEはQHQ(λ/4、λ/2、λ/4)型の
薄膜構成である。S9では、S7の場合と同様、数学モ
デルを用いて、仕様を満たす理論上の薄膜構成を演算す
る。そして、S91〜S93においては、S71〜S7
3における処理と同様に、数学モデルに基づいて演算さ
れた各薄膜を、同等の振幅反射率を有する現実の材料で
置き換えて、仕様を満たす構成が得られるかどうかを判
定し、S94において仕様を満たす薄膜構成が得られな
いと判定した場合には、S95〜S97において、S7
5〜S77と同様に、理論上の各薄膜を三層等価膜で置
き換えて仕様を満たす薄膜構成が得られないか否かを判
定する。
【0031】S98において、タイプEの薄膜構成では
仕様を満たすことができないと判定した場合には、S1
0に処理を進め、タイプFの薄膜構成について判定を行
う。タイプEはQQQQ(λ/4、λ/4、λ/4、λ
/4)型の薄膜構成である。S10では、S7の場合と
同様、数学モデルを用いて、仕様を満たす理論上の薄膜
構成を演算する。そして、S101〜S103において
は、S71〜S73における処理と同様に、数学モデル
に基づいて演算された各薄膜を、同等の振幅反射率を有
する現実の材料で置き換えて、仕様を満たす構成が得ら
れるかどうかを判定し、S74において仕様を満たす薄
膜構成が得られないと判定した場合には、S105〜S
107において、S75〜S77と同様に、理論上の各
薄膜を三層等価膜で置き換えて仕様を満たす薄膜構成が
得られないか否かを判定する。
【0032】S108において、タイプFの薄膜構成に
よっても仕様を満たす構成が実現できないと判定した場
合には、設計できないことを示すメッセージをディスプ
レイ303に表示して処理を終了する。また、上記処理
のいずれかのステップで仕様を満たす薄膜構成が得られ
た場合には、得られた薄膜構成をディスプレイ303に
表示すると共に、データを薄膜製造システム制御部30
0に転送する。薄膜製造システム制御部300には、薄
膜の材料およびその光学的な膜厚が薄膜構成データとし
て転送される。例えば、 AIR|MgF2(光学膜厚 170 nm )|Al2O3(光学膜厚148.
25 nm )|BK7 という結果が薄膜設計ES100の出力データとして薄
膜製造システム制御部300に転送される。この例では
基板としてBK7、基板に近い方からアルミナ、フッ化
マグネシウムという順に薄膜を形成するという結果が得
られたことを示している。この例では、アルミナ(Al
23)は波長593 nmの光に対するλ/4の光学的膜厚、
フッ化マグネシウム(MgF2)は波長680 nmの光に対
するλ/4の光学的膜厚という結果が得られている。
【0033】なお、上記の例では反射防止膜の設計を例
にして説明したが、バンドパス膜やビームスプリッタ用
のコーティングなど各種の薄膜形成を同様にして行うこ
とができる。
【0034】上記のように、薄膜設計ES100によっ
て求められた薄膜構成を実現するための薄膜製造装置6
00の動作条件が、薄膜製造ES200により各薄膜に
対して決定される。
【0035】薄膜製造ES200の知識ベース201お
よびデータベース202には、種々の薄膜を形成するた
めの薄膜製造装置600の制御条件が格納されている。
制御条件とは、例えば、各種の薄膜材料に対応した、電
子銃603の制御パラメータ、製造装置の薄膜形成用チ
ャンバの真空度、基板の温度条件、ガス圧、膜物質の蒸
着条件、膜物質の量、成膜後のチャンバのリーク条件
(真空状態のチャンバに空気を入れる条件)、基板の使
用可能温度、膜厚をモニタするためのモニタガラスの利
用可能個数、膜物質と膜物質が入れられている坩堝との
対応関係などである。また、後述する動作条件補正デー
タもデータベースに格納されている。
【0036】薄膜製造ES200の推論エンジン203
は、インターフェース205を介して薄膜製造システム
制御部300から入力される薄膜構成データと上記の制
御条件とに基づいて、各薄膜を形成するための最適な動
作条件を決定し、インターフェース205を介して薄膜
製造システム制御部300に動作条件データ転送する。
ここで製造装置600を動作させるための動作条件デー
タとしては、蒸着のスケージュール、蒸着する薄膜層毎
に、使用する坩堝を特定するデータ、蒸着初期真空度、
蒸着初期温度、導入するガス種別およびガス圧、電子銃
制御パラメータ、使用モニタ番号、蒸着の開始・終了を
規定するシャッタの開閉タイミング、蒸着終了後のリー
ク条件(空気導入条件)などがある。
【0037】薄膜製造システム制御部300は、薄膜設
計ES100により入力された薄膜設計データと、薄膜
製造ES200により入力された動作条件データと、さ
らに蒸着開始のコマンドを、インターフェース302を
介して薄膜製造装置制御部500へ転送する。
【0038】薄膜製造装置制御部500は、インターフ
ェース504を介して薄膜製造システム制御部500よ
り受け取った薄膜設計データおよび動作条件データをR
AM502に一旦格納した後、これらのデータに基づい
て薄膜製造装置600を制御し、スケジュールに従って
薄膜形成(蒸着)の処理を実行する。
【0039】以上のようにして薄膜が基板に形成される
と、基板は薄膜計測システム400の計測部に移され
る。薄膜計測システム400においては、成膜された基
板の分光光度特性を測定し、測定値をデータベース40
2に格納する。
【0040】薄膜製造システム制御部300のMPU3
01は、データベース402に格納された実測値と、理
論上の特性、および設計仕様とを比較し、必要に応じて
薄膜製造装置600の動作条件を補正するための補正デ
ータを生成して、薄膜製造ES200の知識ベース20
1に動作条件補正データとして格納する。ここでは、薄
膜製造システム制御部300および薄膜計測システム4
00は薄膜評価システムを構成することになる。上述の
動作条件補正データの生成および格納の処理について図
3を参照して説明する。
【0041】図3は、動作条件補正データの生成処理を
説明する図である。この処理は、上述のように、薄膜製
造システム制御部300のMPU301により実行され
る処理である。
【0042】S51において、MPU301は、データ
ベース402に格納されている分光データ(実測デー
タ)と、設計仕様、および薄膜設計ES100により決
定された設計データの比較を行う。まず、設計仕様が示
す分光カーブと分光カーブデータ(計測データ)とを比
較し、両者に大きな誤差が無いかどうか判定する。
【0043】分光カーブデータが設計仕様と大きく違っ
ていない場合には、補正データをゼロとし(S56)、
薄膜形成に使用された蒸着条件をそのまま装置製造ES
200のデータベース202に格納する(S57)。な
お、ここで蒸着条件をデータベース202に格納してい
るため、同種の薄膜構成を再度形成する場合には、デー
タベース202に格納された蒸着条件を参照することに
より演算処理を簡略化することができる。
【0044】S51において、設計仕様と分光カーブデ
ータとに大きな差異がある場合には、S52以降の処理
で薄膜製造ES200のデータベースに蒸着条件と共に
格納する補正データの演算を行う。
【0045】設計仕様と分光カーブデータとが大きく異
なる主な原因として、各薄膜の膜厚が正しくない場合
と、形成された薄膜の屈折率が設計値と異なる場合とが
考えられる。S52では、膜厚が正しくない場合につい
て検証する。すなわち、膜厚を変化させて設計データを
再計算し、再計算された設計値に対応する分光カーブが
分光カーブデータ(実測データ)に近づくかどうかを判
定する。この時、膜厚は、薄膜の各層ごと、薄膜を形成
する物質ごと、複数の層の膜厚を同時に変化させるとい
った種々の方法でシミュレーションを繰り返し行い、再
計算された設計データに対応する分光カーブが分光カー
ブデータに近づくかどうかを検証する。
【0046】再計算された設計データに基づく分光カー
ブが分光カーブデータに最も近づいた時の分光カーブデ
ータと再計算値に対応する分光カーブとをS53に於い
て比較する。両者のマッチの程度が大きい場合には、成
膜された薄膜構成が設計仕様を満たさない原因が膜厚の
補正により解消されると判定することができる。この場
合には、S57において、薄膜形成に使用された蒸着条
件に加えて膜厚を制御するための蒸着条件の補正データ
を、薄膜製造ES200のデータベース202に格納す
る。ここで蒸着条件に加えて補正データが格納されるた
め、同種の薄膜構成を再度形成する場合には、推論エン
ジン203はデータベース202のデータを参照するこ
とにより、好適な蒸着条件を速やかに決定することがで
きる。
【0047】S53において、膜厚を変えて再計算した
設計データと分光データとのマッチの程度が小さいと判
定された場合には、形成された薄膜の屈折率が設計通り
の値になっていないかどうかについてS54以降の処理
において検証する。
【0048】この場合には、S54にて、各膜物質を、
物質毎に、あるいは各層ごとに屈折率を変えて設計デー
タを再計算し、再計算値に対応する分光カーブが分光カ
ーブデータ(計測データ)に近づくかどうかを検証す
る。再計算値に対応する分光カーブが最も分光カーブデ
ータに近づいた時の両者のマッチの度合いをS55で判
定する。もしも両者のマッチの程度が大きい場合には、
データベース202に、設計値に対応した蒸着条件と共
に、再計算値に対応した分光カーブが分光カーブデータ
に近づくように設定された補正データを格納する。この
補正データは、同種の薄膜を再度形成する場合に推論エ
ンジン203により参照され、好適な動作条件の決定に
寄与する。なお、屈折率を変化させるため、蒸着レー
ト、基板温度、ガス圧等が補正される。
【0049】なおS55において、分光データと再計算
された設計値に対応する分光カーブとのマッチの程度が
小さいと判定された場合には、補正不能としてディスプ
レイ303にメッセージを表示し、補正データ生成処理
を終了する(S58)。この場合には、蒸着条件もデー
タベース202には格納されない。
【0050】上記の様にして、補正データが生成される
と、補正データがデータベース202に格納される。設
計仕様に基づいて薄膜設計ES100が設計データを決
定する。薄膜製造ES200は、データベース202に
格納された補正データを参照して、最終的に薄膜製造装
置600により形成される薄膜の構成が設計データの膜
構成と一致するよう、蒸着条件を決定する。
【0051】本実施の形態の薄膜製造システム1におい
ては、補正データを薄膜製造ES200のデータベース
202に格納し、薄膜の製造条件を決定する際に補正を
加える構成となっているが、補正データを薄膜設計ES
100のデータベース102に格納し、薄膜の設計段階
で補正を加える構成とすることも可能である。また、補
正パラメータに応じて薄膜設計ES100と薄膜製造E
S200のそれぞれで適宜補正を加えるような構成とす
ることも可能である。
【0052】
【発明の効果】以上のように、本発明の光学薄膜製造シ
ステムによれば、薄膜設計エキスパートシステムにより
薄膜構成を自動設計し、薄膜製造エキスパートシステム
により薄膜の蒸着条件を自動決定し、さらに、薄膜設計
ESおよび薄膜製造ESにより決定されたデータに基づ
いて成膜された薄膜を評価する薄膜計測システムを有
し、評価システムによる評価結果を薄膜設計ESあるい
は薄膜製造ESのデータ生成に反映させるため、仕様を
満たす薄膜構成を、容易に決定し生成することが可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態である薄膜製造システムの構
成を示すブロック図である。
【図2】薄膜設計エキスパートシステムの推論エンジン
により実行される薄膜設計処理を説明する図である。
【図3】補正データ生成処理を説明する図である。
【符号の説明】
1 薄膜製造システム 100 薄膜設計エキスパートシステム 101 知識ベース 102 データベース 103 推論エンジン 200 薄膜製造エキスパートシステム 201 知識ベース 202 データベース 203 推論エンジン 300 薄膜製造システム制御部 301 MPU 303 ディスプレイ 304 キーボード 400 薄膜計測システム 401 MPU 402 データベース 405 計測部 500 薄膜製造装置制御部 501 MPU 600 薄膜製造装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄膜の蒸着条件に従って光学薄膜を蒸着
    するための光学薄膜製造システムであって、 薄膜設計知識ベースと薄膜設計データベースと薄膜設計
    推論エンジンを備え、前記薄膜設計推論エンジンが、光
    学薄膜の設計仕様に基づいて前記薄膜設計知識ベースお
    よび前記薄膜設計データベースの内容を参照して前記設
    計仕様を満たす最適な薄膜構成を自動設計するよう構成
    された薄膜設計エキスパートシステムと、 薄膜製造知識ベースと薄膜製造データベースと薄膜製造
    推論エンジンを備え、前記薄膜設計エキスパートシステ
    ムより出力された前記薄膜構成に基づき、前記薄膜製造
    推論エンジンが、前記薄膜製造知識ベースおよび前記薄
    膜製造データベースの内容を参照して前記薄膜製造装置
    における薄膜製造時の最適な蒸着条件を決定する薄膜製
    造エキスパートシステムと、 前記薄膜設計エキスパートシステムにより設計された薄
    膜構成を、前記薄膜製造エキスパートシステムにより決
    定された蒸着条件のもとで製造する薄膜製造装置と、 前記薄膜製造装置により蒸着された前記薄膜の光学性能
    を評価する薄膜評価システムと、を有し、 少なくとも前記薄膜設計エキスパートシステムと前記薄
    膜製造エキスパートシステムのいずれか一方は、前記評
    価システムによる評価結果を参照して前記薄膜構成ある
    いは前記蒸着条件を決定すること、を特徴とする光学薄
    膜製造システム。
  2. 【請求項2】 前記評価システムは、前記薄膜製造装置
    により成膜された前記薄膜の分光カーブを測定し、前記
    設計仕様に基づく分光カーブと比較することを特徴とす
    る請求項1に記載の光学薄膜製造システム。
  3. 【請求項3】 前記評価システムは、前記薄膜設計エキ
    スパートシステムにより決定された薄膜構成において、
    各薄膜の膜厚を変えて分光カーブを再計算し、再計算さ
    れた分光カーブが前記成膜された前記薄膜の分光カーブ
    とマッチする場合には、変更された膜厚を補正データと
    して前記薄膜設計エキスパートシステムまたは前記薄膜
    製造エキスパートシステムの知識ベースもしくはデータ
    ベースに格納することを特徴とする請求項2に記載の光
    学薄膜製造システム。
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