JPH10244114A - 除塵装置 - Google Patents

除塵装置

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JPH10244114A
JPH10244114A JP9048004A JP4800497A JPH10244114A JP H10244114 A JPH10244114 A JP H10244114A JP 9048004 A JP9048004 A JP 9048004A JP 4800497 A JP4800497 A JP 4800497A JP H10244114 A JPH10244114 A JP H10244114A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 気相流体の処理経路中におけるフィルター処
理室に設けられた除塵フィルターの交換を、そのフィル
ター量の多少に拘らず容易に行い易くする。 【解決手段】 気相流体の処理経路内で除塵フィルター
36を内装するフィルター処理室32内に、除塵フィル
ター36を支持して、その除塵フィルター36をフィル
ター処理室32の内外に出し入れ操作自在な引出し装置
63と、引出し装置63によってフィルター処理室32
内に納められた除塵フィルター36を昇降操作して気相
流体流れ経路内の所期位置にセッティングする除塵作用
姿勢と、除塵フィルター36をセッティングされた所期
位置から外して引出し装置63による支持が可能な位置
に移動させる除塵作用解除姿勢とに切り換え自在な昇降
手段74とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オイルミストや油
煙、または塵埃を含む気体や蒸気、あるいは霧状の気体
など、気体や蒸気中に何等かの微細混合物を含んで、全
体としては気相を呈する流体(以下、本明細書中では
「気相流体」と呼称する。)を処理対象として、その気
相流体中から塵埃を除去するための除塵装置の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】この種の除塵装置としては、従来より、
下記[1],[2] に記載のものが知られている。 [1] ケーシング内に気相流体の処理経路を構成し、この
処理経路中に吸引ファンを設けるとともに、吸引ファン
よりも気相流体流れ方向の下手側に、前記吸引ファンと
一体に回動する回転フィルターと、ケーシングに固定の
フィルターとを設けたものが従来より知られている(例
えば、実開昭57ー12214号公報参照)。 [2] ケーシング内に気相流体の処理経路を構成し、この
処理経路の上手側における前部処理室内に、吸引ファン
と、その吸引ファンの外周部でケーシング側に固定して
配設したドラム状の吸着フィルターとを設けて、処理経
路を流れる気相流体に遠心力を与えて気相流体中の塵埃
を前記フィルターに吸着させる遠心処理部を構成し、そ
の遠心処理部よりも気相流体流れ方向の下手側のフィル
ター処理室内に、前記遠心処理部を通過した気相流体中
の微細塵埃を除去処理する除塵フィルターを備えた後処
理部を設けたもの(例えば、実願平6ー8763号参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記[1] の従来技術に
よれば、吸引ファンと同軸で回転する回転フィルターに
よりオイルミストを直接的に捕集するものであるから、
付着したオイルミストによって回転フィルターの質量が
部分的にかなり変化し、回転ムラによる振動を発生する
という問題がある。しかも、気相流体中のオイルミスト
だけではなく、吸引ファンを内装する室内で壁面を伝う
油滴化されたオイルミストまでもが固定フィルターにそ
のまま吸着されてしまうものであるため、固定フィルタ
ーの耐用期間が短く、また、高精度の除去機能を期待し
難いものであった。そこで、上記[1] に記載の従来の技
術を解決するものとして、前記[2] に記載のように、吸
引ファンと、その吸引ファンの外周部でケーシング側に
固定配設したドラム状の吸着フィルターとで、処理経路
を流れる気相流体に遠心力を与えながら気相流体中の塵
埃を前記フィルターに吸着させる遠心処理部を備えた除
塵装置も提案された。このように構成された除塵装置で
は、オイルミストの固定フィルターへの付着を避けて、
固定フィルターの耐用期間をかなり長くでき、処理経路
の上手側での処理能率が、前記[1] に記載の除塵装置に
比べて著しく向上することになる。このため、前記固定
フィルターの長くなる耐用期間中において、遠心処理部
よりも処理経路の下手側における除塵フィルターに供給
される気相流体の総処理量が増大することになり、これ
に応じて除塵フィルターの交換頻度もしくは除塵フィル
ター量を増す必要が生じてきた。
【0004】本発明の目的は、気相流体の処理経路中に
おけるフィルター処理室に設けられた除塵フィルターの
交換を、そのフィルター量の多少に拘らず容易に行い易
くして、メンテナンス性の良好な除塵装置を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた本発明による除塵装置の技術手段は、ケーシン
グ内に処理対象の気相流体の処理経路を備え、その処理
経路内に、気相流体中の微細塵埃を除去処理する除塵フ
ィルターを内装したフィルター処理室を設けてある除塵
装置において、前記フィルター処理室内に、前記除塵フ
ィルターを支持して、その除塵フィルターをフィルター
処理室の内外に出し入れ操作自在な引出し装置と、前記
引出し装置によってフィルター処理室内に納められた前
記除塵フィルターを昇降操作して気相流体流れ経路内の
所期位置にセッティングする除塵作用姿勢と、前記除塵
フィルターを前記セッティングされた所期位置から外し
て前記引出し装置による支持が可能な位置に移動させる
除塵作用解除姿勢とに切り換え自在な昇降手段とを備え
たことである。
【0006】前記除塵装置としては、ケーシング内に処
理対象の気相流体の処理経路を構成し、この処理経路中
の上手側に相当する前部処理室内に、吸引ファンと、そ
の吸引ファンの外周部でケーシング側に固定して配設し
たドラム状の吸着フィルターとを設けて、処理経路を流
れる気相流体に遠心力を与えて気相流体中の塵埃を前記
吸着フィルターに吸着させる遠心処理部を構成し、その
遠心処理部よりも気相流体流れ方向の下手側のフィルタ
ー処理室内に、前記遠心処理部を通過した気相流体中の
微細塵埃を除去処理する除塵フィルターを備えた後処理
部を設けたものを用いるとよい。
【0007】前記引出し装置は、ケーシングに対して除
塵フィルターを支持する支持枠と、その支持枠をケーシ
ングに対して出し入れ方向にスライド操作するスライド
機構とを備えると共に、前記スライド機構は、ケーシン
グ側に固定された第1レール材と、支持枠側に固定され
た第2レール材と、それらの第1,第2レール材の中間
に位置して、両レール材に対して嵌合状態で相対摺動す
る中間レール材とからなり、前記支持枠は、前記第2レ
ール材に連結固定されたレール側枠部分と、そのレール
側枠部分に対して相対昇降自在に設けられた昇降枠部分
とから構成され、その昇降枠部分に前記除塵フィルター
の支持部を設けて構成するとよい。
【0008】前記昇降手段は、前記引出し装置によって
フィルター処理室内に納められた支持枠の昇降枠部分
を、レール側枠部分に対して浮き上がるように押上げて
除塵作用姿勢とし、前記昇降枠部分を下降させてレール
側枠部分に支持させることにより除塵作用解除姿勢に切
り換える駆動装置を備えて構成するとよい。
【0009】前記フィルター処理室におけるフィルター
出し入れ用の開口と、その開口を開閉可能な開閉扉とを
設けるにあたっては、前記開閉扉を、上下方向の回動軸
芯を備えたヒンジを介してケーシングに着脱自在に連結
するとともに、前記ヒンジを、開閉扉側に固定の第1ヒ
ンジ体と、前記ケーシング側に固定の第2ヒンジ体とが
互いに係脱自在に構成された分解可能な構造とし、前記
第1ヒンジ体を、前記開閉扉の左右両側縁のうちの一方
の側縁部分に設け、前記第2ヒンジ体を、前記開口の左
右各側縁部分の夫々に、その開口の中央を中心とする点
対称位置に設けて、前記開口の中央を中心として180
度位相の異なる二位置に前記第1ヒンジ体との組合せに
より択一的にヒンジを現出可能に構成し、前記開閉扉
を、前記第1ヒンジ体を備えた側の側縁部分に構成され
るヒンジの回動軸芯を中心として、開閉揺動自在に構成
するとよい。
【0010】〔作 用〕上記の技術手段を講じたことに
よる作用は次の通りである。すなわち、除塵フィルター
を支持して、その除塵フィルターをフィルター処理室の
内外に出し入れ操作自在な引出し装置と、除塵フィルタ
ーを昇降操作して、除塵作用姿勢と除塵作用解除姿勢と
に切り換える昇降手段とを備えたものであるから、除塵
フィルターを手持ちして抜き差しする必要なく、除塵フ
ィルターの重量を引出し装置に支持させた状態で抜き差
しすることができる。また、このように引出し装置で抜
き差しすることにより、フィルター処理室外から予め定
められたフィルター処理室の所定位置にわたって、精度
良く位置移動させることができ、昇降手段での除塵作用
姿勢と作用解除姿勢との切り換えも精度良く簡単に行い
易い。
【0011】請求項2に記載のように、前記除塵装置と
して、気相流体の処理経路中の上手側に相当する前部処
理室内に、前述の遠心処理部を構成し、その遠心処理部
よりも気相流体流れ方向の下手側に、前記遠心処理部を
通過した気相流体中の微細塵埃を除去処理する除塵フィ
ルターを内装するフィルター処理室を備え、このフィル
ター処理室内の除塵フィルターを前記引出し装置及び昇
降手段を介して出し入れするように構成したものを採用
すると、処理経路上手側での遠心処理部で固定フィルタ
ーの耐用期間が、前記遠心処理部を備えない除塵装置に
比べて長くなる。
【0012】請求項3に記載のように、前記引出し装置
を、ケーシングに対して除塵フィルターを支持する支持
枠と、その支持枠をケーシングに対して出し入れ方向に
スライド操作するスライド機構とで構成し、かつ、その
スライド機構を、ケーシング側に固定された第1レール
材と、支持枠側に固定された第2レール材と、それらの
第1,第2レール材の中間に位置して、両レール材に対
して嵌合状態で相対摺動する中間レール材とから構成す
ると、個々のレール材の長さの割に支持枠の引出し量を
大きくできる。
【0013】請求項4に記載のように、前記昇降手段
を、前記引出し装置によってフィルター処理室内に納め
られた支持枠の昇降枠部分を、レール側枠部分に対して
浮き上がるように押上げて除塵作用姿勢とし、前記昇降
枠部分を下降させてレール側枠部分に支持させることに
より除塵作用解除姿勢に切り換える駆動装置を備えて構
成すると、除塵フィルターを昇降手段の操作で作用姿勢
から作用解除姿勢に切り換えると、引出し装置による除
塵フィルターの抜き出しが可能な状態となり、逆に、引
出し装置による押し込みが完了すると、昇降手段による
押上が可能な状態となる。したがって、除塵フィルター
の出し入れ、ならびに所期位置へのセッティングを迅速
かつ容易に行い易い。
【0014】請求項5に記載のように、前記フィルター
処理室におけるフィルター出し入れ用の開口と、その開
口を開閉可能な開閉扉とを設けるにあたって、前述のよ
うに互いに脱着自在な第1ヒンジ体と第2ヒンジ体とで
ヒンジを構成し、開閉扉側の第1ヒンジ体を扉の左右両
側縁のうちの一方の側縁部分に設け、第2ヒンジ体を開
口の中央を中心とする点対称位置に設けたので、開閉扉
を開口中央を中心として180度反転させて取付ること
により、ヒンジの全体を扉やケーシングに対して脱着す
る必要なく、簡単に開閉扉の揺動開閉方向を右開き、あ
るいは左開きに変更することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面の記載に基づいて説明する。 〔除塵装置の全体構成〕本発明の除塵装置は、ケーシン
グ1の内部に、気相流体を通過させる途中で塵埃を除去
処理する処理経路を備えたものであり、その処理経路に
は、吸気口4から吸引導入された気相流体中の比較的粗
大な塵埃を除去処理する前処理部5と、その前処理部5
を通過した気体に遠心力を与えて気相流体中の中程度の
塵埃を除去処理する遠心処理部6と、その遠心処理部6
を通過した気体中の微細塵埃を除去処理する後処理部7
とを設けてある。
【0016】前記ケーシング1は、内部に前処理部5を
内装する前処理ケース2と、遠心処理部6と後処理部7
とが内装される本体外装ケース3との組み合わせで構成
され、前処理ケース2は本体外装ケース3に対して着脱
自在に構成されている。
【0017】前記前処理ケース2に内装される前処理部
5は、前処理ケース2前面に形成の気相流体の吸気口4
に対面する状態で設けられたバフラーユニット10と、
その背面側に設けられたルーバーユニット11との組合
せで構成されている。
【0018】前記バフラーユニット10は、金属板製の
浅底皿状の障壁体12の前面側に気相流体と衝突する受
け面12Aを備え、この受け面12Aに金属製フィラメ
ントの集合体からなる第1フィルター13を貼着して構
成されている。この障壁体12は、その受け面12Aの
外周部に環状フード12Bを設けてあって、前記吸気口
4から導入された気相流体が前記浅底皿状の壁面で構成
される受け面12Aに衝突した際、その気相流体が半径
方向外方側へ逃げ出すのに抵抗を与えるように構成され
ている。また、前記環状フード12Bのうちの下端側周
面には、下方側への気相流体の移動を許す排出孔14が
形成されており、前記受け面12Aに衝突した気相流体
の動圧が下向きに作用するように構成されいる。これに
よって、前記受け面12Aに衝突した気相流体中のオイ
ルミストの大きめの粒子や粗大塵埃が前記第1フィルタ
ー13に捕捉され、かつ、その第1フィルター13に捕
捉されているオイルミストに対して前記気相流体の下向
きの動圧によって積極的に前記排出孔14から排出され
るように構成されている。そして、前記障壁体12の受
け面12Aの下方には、前記排出孔14を出たオイルミ
ストや塵埃を含む流下廃棄物質を、仕切り板17で仕切
られた下方の第1ドレン室15に導く連通パイプ16が
形成されており、第1ドレン室15の底面にはドレン1
5Aが設けられている。また、この第1ドレン室15に
は、着脱自在な廃棄物回収用バッグ89が設置されてい
る。尚、前記障壁体12の脚部12Cは、後述するルー
バーユニット11の格子状ルーバー19の前面に対して
固定されているものであり、そのルーバーユニット11
ごと前処理ケース2に対して脱着自在に構成されてい
る。
【0019】前記ルーバーユニット11は、図3乃至図
5に示すように、前処理ケース2の天井壁から第1ドレ
ン室15の天板を兼ねる前記取り付け板17上面とにわ
たる上下長さと、前処理ケース2の左右横幅の全体にわ
たる横幅寸法とを有した外枠18内に、前処理ケース2
内の断面全体にわたる面積を有した状態に格子状ルーバ
ー19と、デミスター20と、樋状ルーバー21と、ス
ポンジフィルター22とを、層状に組み込んで構成され
ている。
【0020】前記格子状ルーバー19は、図4及び図5
に示すように、金属製板材の板面を所定幅で一定方向に
打ち出し成形して、その板面の全体にわたって多数の通
気孔23と打ち出し突片24とを形成した複数枚のヨロ
イ状板材19A,19B,19Cで構成されている。前
記ヨロイ状板材19A,19B,19Cのうち、最も前
面側に位置する第1ヨロイ状板材19Aは前記外枠18
と一体に成形されている。そして、次段の第2ヨロイ状
板材19Bが、その通気孔23の長手方向を前記第1ヨ
ロイ状板材19Aの通気孔23の方向に対して直交する
状態に形成され、さらに、その次の段の第3ヨロイ状板
材19Cの通気孔23が直前の第2ヨロイ状板材19B
の通気孔23に対してやはり直交するように形成されて
いる。尚、前記打ち出し突片24の突出方向は、総て気
相流体の通過方向の下手側に向けて突出させてあり、こ
の実施例では、最も前面側の第1ヨロイ状板材19Aの
打ち出し突片24が斜め下向きに突出して気相流体を斜
め下方に案内し、中間の第2ヨロイ状板材19Bの打ち
出し突片24が左斜め横側方に突出して気相流体を左斜
め側方に案内し、最後部の第3ヨロイ状板材19Cの打
ち出し突片24が斜め上方に突出して気相流体を斜め上
方に案内するように構成されている。
【0021】前記最後部の第3ヨロイ状板材19Cの背
部、及びスポンジフィルター22の背部に設けられるの
デミスター20は、5mm程度の網目を有した金属製網
材で通気性に富むように構成されている。
【0022】前記樋状ルーバー21は、ケーシング1内
の処理経路中を通過する気相流体に接触して、その流動
方向を変更するように、気相流体の上手側と下手側との
夫々に、断面コの字型の多数の導風案内体25,26
を、互いにコの字の開放側が向き合う状態で、かつ、面
方向で位置ずれさせて配設することにより構成してあ
る。そして、夫々の導風案内体25,26は、前記外枠
18の上下両端部の内面に設けたブラケット18Aに対
して挿抜及び固定自在に装着された棒状の取付固定具2
7と、その取付固定具27に対して各別に着脱自在に装
着された布様フィルター28とから構成されている。こ
の布様フィルター28は、無端帯状あるいは両端部に袋
状部を有した帯状に構成され、前記取付固定具27への
装着によって断面コの字状に配設され、樋状ルーバー2
1の気相流体に対する案内面を構成する。そして、この
案内面に接触する前記気相流体のうちの一部の通過を許
す通気性と、接触する気相流体中の塵埃を付着させる捕
集機能とを備えている。この通気性と塵埃の捕集機能を
実現するために、具体的には、この布様フィルター28
をポリエステルの不織布で構成している。
【0023】前記スポンジフィルター22は、前記金属
網製のデミスター20よりは目の細かいフィルター材で
あるが、充分な通気性を有している。前記スポンジフィ
ルター22のさらに背面側には、前記外枠18の後面を
構成する縦横の桟部材29を備えたルーバー蓋30が設
けられ、外枠18に内装されている前記格子状ルーバー
19、布様フィルター28及びスポンジフィルター22
等の背面側への外れ落ちを阻止する状態で外枠18に位
置固定されている。
【0024】上記のように構成されたルーバーユニット
11は、前処理ケース2の天井板2Aを取り外す、ある
いは開放姿勢とすることによって、前処理ケース2内か
ら前記外枠18ごと全体を抜き出すことができる。
【0025】そして、上記の前処理ケース2は、図2、
図6、及び図7に示すように、本体外装ケース3に対し
て上下軸芯周りで揺動開閉自在に構成されている。この
揺動開閉構造は、本体外装ケース3側の前部処理室31
内の左右両側壁の夫々に、上下一対のヒンジ金具60を
設けるとともに、前処理ケース2側の左右両側縁の近く
位置に、前記ヒンジ金具60の連結孔60aに挿入自在
な枢支軸61a付の連結腕61の取付部62を設けるこ
とによって構成されている。そして、その連結腕61を
左右のどの取付部62に対してボルト・ナットで連結す
るかによって、前処理ケース2を、右開きにも、左開き
にも、揺動開閉方向を変更可能に構成されている。
【0026】前記本体外装ケース3は、その内部に上下
方向に大きな空間を有する前部処理室31と左右方向に
長いフィルター処理室32とを備えている。そして、前
部処理室31内には、吸引ファン33が配設され、その
吸引ファン33の外周部にドラム状の吸着フィルター3
4が配設されているとともに、前部処理室31とフィル
ター処理室32との境界に、これら両室31,32を仕
切る状態でセパレートデミスター35を設けて遠心処理
部6が構成されている。また、フィルター処理室32に
は除塵フィルター36が配設された後処理部7が設けら
れている。
【0027】前記遠心処理部6の吸引ファン33は、ボ
ス部37の周部に一体に連設された回転円板38の前面
側に多数の起風羽根39を立設し、かつ、各起風羽根3
9の突出前端側を円錐形の環状案内板40で一体に連結
してある。また、前記回転円板38の後面側には、突出
量の少ない補助起風片41が形成され、この補助起風片
41によって、本体外装ケース3の前記ボス部37を挿
通するための挿入用開口42から小量の外気を吸引導入
するように構成されている。この吸引ファン33は、処
理対象の気相流体の性状にもよるが、通常3000〜4
000rpm程度で用いられるのが好ましい。前記吸引
ファン33の外周部には、環状の網材からなるドラムフ
ィルター支持枠43の外側に、目の粗いものから順に目
の細かいものが並ぶように、筒状の発泡フォーム材から
なる三層のドラム状の吸着材44,45,46が設けて
ある。前記ドラムフィルター支持枠43は、4本の取り
付け脚47を備えて前記前処理ケース2の後面側の内壁
48にボルト止めしてある。この取り付け状態で、前記
ドラム状の吸着材44,45,46は、前記内壁48及
び前記セパレートデミスター35を設けた後方側のケー
シング縦壁部分50の何れからも離反した状態で固定さ
れることになり、それら両壁を伝う油滴化されたオイル
ミストとの直接接触を避けられるように構成されてい
る。
【0028】前記セパレートデミスター35は、前部処
理室31とフィルター処理室32とを仕切る縦壁部分5
0に、前記両室31,32を連通する通気開口51を形
成し、その通気開口51部分の全面にわたって金属繊維
製の薄板状部材を配設することによって構成している。
このセパレートデミスター35は、前記両室31,32
を仕切る縦壁部分50を伝う油滴化された油分や、気相
流体中の残留オイルミスト、あるいは残留塵埃がフィル
ター処理室32内に流れこむことを抑制するためのもの
である。前記前部処理室31の底部に相当する箇所に
は、前記セパレートデミスター35を設けた通気開口5
1よりも下方に位置させて、底ドレン部としての第2ド
レン室52を設けてあり、その第2ドレン室52の上面
は前記セパレートデミスター35よりも下位に位置させ
て仕切り部材53が設けられている。この仕切り部材5
3は、前記セパレートデミスター35を通過しなかった
物質の第2ドレン室52側への通過を許すように、前記
セパレートデミスター35よりも目の粗いパンチングメ
タルなどで構成されている。
【0029】前記フィルター処理室32内には、電石フ
ィルターと呼ばれる直径1ミクロン程度のきわめて微細
な繊維で作られた布状のフィルターエレメント36a
を、気相流体の流れ方向に沿う状態で多数配設して構成
した除塵フィルター36を設けてあり、その除塵フィル
ター36のフィルターエレメント36aの間に気相流体
を通過させて、残留する僅かなオイルミストや微細な塵
埃もほぼ完全に除去するための後処理部7を構成してあ
る。このフィルター処理室32の天井部には、処理済み
の気相流体を排出する上向きの排気口8が形成してあ
り、その横側方には、前記吸引ファン33を駆動するた
めの電動モータ9が載置固定されている。また、前記フ
ィルター処理室32の後面側には、前記除塵フィルター
36を出し入れ可能な大きさのフィルター出し入れ用開
口56が形成され、そのフィルター出し入れ用開口56
を蓋する開閉扉57が開閉自在に設けられている。
【0030】〔フィルター交換用装置部分の構成〕前記
フィルター処理室32内では、次のようにして除塵フィ
ルター36が支持され、かつ、フィルター処理室32の
内外に出し入れ操作自在に構成されている。前記フィル
ター処理室32の内部には、前記除塵フィルター36を
支持してフィルター処理室32の内外に出し入れ操作自
在な引出し装置63と、前記除塵フィルター36を前記
セッティングされた所期位置から外して前記引出し装置
63による支持が可能な位置に移動させる除塵作用解除
姿勢とに切り換え自在な昇降手段74とを備えている。
【0031】図9乃至図11に示すように、前記引出し
装置63は、ケーシング1に対して除塵フィルター36
を搭載して支持する支持枠64と、その支持枠64をケ
ーシング1に対して出し入れ方向にスライド操作するた
めのスライド機構69とを備えている。前記スライド機
構69は、ケーシング1の側壁内面に固定され、かつ、
フィルター処理室32の奥行き長さと同程度の案内長さ
を有した第1レール材70と、支持枠64側に固定さ
れ、支持枠64の出し入れ方向長さと同程度の案内長さ
を有した第2レール材71と、それらの第1,第2レー
ル材70,71の中間に位置して、それらの両レール材
70,71と同程度の案内方向長さを有し、両レール材
70,71に対して嵌合状態で相対摺動する中間レール
材72とから構成されている。そして、前記中間レール
材72と前記第1レール材70及び第2レール材71と
は、図9乃至図11に示すように、断面I形の中間レー
ル材72の左右各側に、断面コ形の前記第1レール材7
0と第2レール材71とが、間に多数の鋼球73を介し
て各別に外嵌する状態に位置し、互いにスライド移動自
在に構成されている。そして、かつ、除塵フィルター3
6のほぼ全体がケーシング1外に露呈した状態で、それ
以上の各レール材70,71,72相互のスライド移動
が規制されるように、第1レール材70の長さ方向のほ
ぼ中間位置で第1レール材70に対する中間レール材7
2の相対移動が阻止され、中間レール材72の長さ方向
のほぼ中間位置で中間レール材72に対する第2レール
材71の相対移動が阻止されるように、ストッパーを設
けるなどして、それ以上の伸長動作を規制するように構
成されている。
【0032】前記支持枠64は、前記第2レール材71
に連結固定されたレール側枠部分65と、そのレール側
枠部分65に対して載置され、かつ、相対昇降自在に設
けられた昇降枠部分66とから構成され、その昇降枠部
分66に前記除塵フィルター36の搭載用の支持部67
を設けてある。前記レール側枠部分65は、前記第2レ
ール材71に沿う一対の前後方向枠体によって構成さ
れ、これに矩形の枠体とその中央を横切る枠体とで構成
される昇降枠部分66が搭載され、昇降枠部分66の四
隅に下向きに突出させたガイドピン65aを案内するガ
イド穴66aが前記レール側枠部分65に設けられてい
る。そして、昇降枠部分66の中央位置の下向き面に
は、ジャッキアップ支点用ボール68が装備され、後述
する昇降手段74による押上げ作用を、このジャッキア
ップ支点用ボール68で受けて、昇降枠部分66ごと除
塵フィルター36を持ち上げるように構成されたもので
ある。このため、前記ジャッキアップ支点用ボール68
は、昇降枠部分66の支持部67に搭載される除塵フィ
ルター36の重心の直下に位置するように正確に位置設
定されている。
【0033】前記昇降手段74は、前記引出し装置63
によってフィルター処理室32内に納められた支持枠6
4の昇降枠部分66を、レール側枠部分65に対して浮
き上がるように押上げるために、前記ジャッキアップ支
点用ボール68の下端に接当する押上板75を備え、そ
の押上板75を下方から押上駆動する駆動装置76を備
えて構成されている。この駆動装置76は、一般の車輌
用ジャッキと同様なジャッキ、つまり、押上板75を屈
折リンク77の上端に設け、リンク角度を変更するネジ
軸78を回転操作して押上板75の位置を上下に位置変
更するように構成されたものである。ただし、ジャッキ
のリンク77下端の水平方向位置は、フィルター処理室
32の底部の適正位置に固定されている。昇降手段74
による押上量は、前記昇降枠部分66に設けられたガイ
ドピン65aの長さ(約20mm)よりも少なく、か
つ、昇降枠部分66がレール側枠部分65に対して載置
支持されている状態から、押し上げられて昇降枠部分6
6がレール側枠部分から浮き上がり、昇降枠部分66に
支持されている除塵フィルター36の上端がフィルター
処理室32の天井側の所期位置に対して接当する位置ま
での範囲であり、一例を挙げると実物では、約10mm
程度である。
【0034】前記フィルター処理室32のフィルター出
し入れ用の開口56と、その開口56を開閉可能な開閉
扉57とは、次のように構成されている。図7乃至図1
0及び図12に示されているように、前記開閉扉57
は、左右両側の側縁近くに取っ手79を備えるととも
に、上下方向の回動軸芯Pを備えたヒンジ80を介して
ケーシング1に着脱自在に連結されており、このヒンジ
80は、開閉扉57側に固定の第1ヒンジ体81と、前
記ケーシング1側に固定の第2ヒンジ体82とが互いに
係脱自在に構成された分解可能な構造となっている。
【0035】前記開閉扉57側に固定の第1ヒンジ体8
1は、開閉扉57の左右両側縁のうちの一方の側縁部分
に設けられた上下一対の支持腕83と、その支持腕83
の先端部に上下両方向に向けて設けられた枢支ピン84
とで構成されている。前記ケーシング1側に固定の第2
ヒンジ体82は、前記フィルター処理室32内面に設け
た上下一対のヒンジ受け金具85夫々の、前記開口56
の左右各側縁に近い部分に設けられ、除塵フィルター3
6の出し入れ方向に沿う長孔からなる枢支孔86によっ
て構成されている。そして、前記各枢支孔86は、前後
方向視で、前記開口56の中央Oを中心とする点対称位
置に設けてあり、前記開口56の中央Oを中心として1
80度位相の異なる二位置で、択一的に前記第1ヒンジ
体81の枢支ピン84と係合することによって、開閉扉
57の右または左のいずれの側にもヒンジ80を現出可
能に構成されている。
【0036】つまり、上記開閉扉57は、前記第1ヒン
ジ体81を備えた側の側縁部分が開閉扉57の左側に位
置する状態で、その第1ヒンジ体81を開口56の左側
の第2ヒンジ体82に係合させると、開閉扉57の左側
の側縁部分にヒンジ80が構成され、そのヒンジ80の
回動軸芯Pを中心として、左開きの開閉扉57が構成さ
れる。右開きの開閉扉57を構成する場合には、その開
閉扉57を、開口56の中央Oを中心として180度反
転させ、前記第1ヒンジ体81を備えた側の側縁部分が
開閉扉57の右側に位置する状態にして、その第1ヒン
ジ体81を開口56の右側の第2ヒンジ体82に係合さ
せる。このとき、前記第2ヒンジ体82の枢支孔86は
長孔であるから、第1ヒンジ体81の枢支ピン84を、
開閉扉57の開閉にともなって前後に位置移動させるこ
とができる。したがって、前記第1ヒンジ体81の枢支
ピン84を保持する支持腕83の長さをある程度長くし
て、開閉扉57がその開放姿勢で除塵フィルター36の
出し入れ時の移動軌跡から完全に外れるように(図9参
照)構成しても、ヒンジ80の軸芯位置は、開閉扉57
の開閉に拘らずフィルター処理室32の内部にある。そ
して、この開閉扉57は、開口56を閉塞後、開口56
の周縁付近に設けられたスタッドボルト87と、開閉扉
57の外側から装着するノブ付きナット88とでケーシ
ング1に固定される。勿論、前記第2ヒンジ体82の枢
支孔86の長孔の長径方向は、スタッドボルト87の軸
芯方向とも一致している。
【0037】〔廃棄物回収バッグの構成〕前記第1ドレ
ン室15に設けられる着脱自在な廃棄物回収用バッグ8
9は、図12に示すように、折り畳み可能な不織布製の
フィルター素材で構成されており、廃棄物中のオイル分
は通過させてスラッジを回収するように、第1ドレン室
15内に設置される。この廃棄物回収用バッグ89に
は、取り出し用の紐90が設けられているとともに、第
1ドレン室15内で広げたバッグ89の開放状態を維持
するように、バッグ89の外側にマグネット91が設け
られている。 〔他の実施の形態〕 [1] 前記引出し装置63は、前記実施の形態に示したよ
うな、第1レール材70と、第2レール材71と、それ
らの第1,第2レール材70,71の中間に位置する中
間レール材72とからスライド機構69を構成したもの
に限らず、例えば、第1,第2レール材70,71の長
さをフィルター処理室32の長さよりも長くして、前部
処理室31の内部にまで延長し、中間レール材72を省
略するようにしてもよい。この場合、前部処理室31と
フィルター処理室32とを仕切る縦壁部分50あるいは
セパレートデミスター35の一部が切除されるので、前
記両室31,32を仕切る縦壁部分50を伝う油滴化さ
れた油分や、前部処理室31側の気相流体中の残留オイ
ルミスト、あるいは残留塵埃が直接的にフィルター処理
室32側に流れ込むことを避けられるように、前記切除
部および前記第1,第2レール材70,71の前部処理
室31側への入り込み部分を閉塞するカバー部材を設け
るとよい。 [2] 前記昇降手段74は、前記実施の形態で示したよう
な、リンクとネジ軸を利用したジャッキによるものに限
らず、例えば、楔状のカムとその楔を出し入れするネジ
軸とを利用したものとか、油圧ジャッキによる昇降装
置、あるいは、電動モータで前記ネジ軸を駆動するよう
にしたものであってもよい。
【0038】
【発明の効果】従って、本発明によれば、引出し装置及
び昇降手段を利用することにより、空間的に余裕のない
フィルター処理室の内外にわたって、大量で重いフィル
ターを手で持ちながら抜き差しするなどの、多大な労力
を要する手数が省け、除塵フィルターの量が大である場
合にもフィルター交換が容易となる。そして、予め定め
られたフィルター処理室の所定位置に対する除塵用フィ
ルターの設置に際して、引出し装置によるセット位置、
及び昇降手段による昇降量が適正に定められるので、全
く人為的に所定位置にセットする場合に比べ、精度良
く、かつ迅速にセッティングすることができる。
【0039】請求項2に記載のように、気相流体の処理
経路中の上手側に相当する前部処理室内に、前述の遠心
処理部を備えた除塵装置を採用し、その遠心処理部より
も気相流体流れ方向の下手側にフィルター処理室を備
え、このフィルター処理室内の除塵フィルターを前記引
出し装置及び昇降手段を介して出し入れするように構成
すると、処理経路上手側での遠心処理部で固定フィルタ
ーの耐用期間が長いことに加えて、処理経路下手側でも
除塵フィルター量を多くして耐用期間を長くすることが
可能となり、装置全体として、フィルター交換頻度を少
なくできる。
【0040】請求項3に記載のように、ケーシング側に
固定された第1レール材と、支持枠側に固定された第2
レール材と、両レール材に対して嵌合状態で相対摺動す
る中間レール材とからなるスライド機構を用いて、支持
枠を出し入れするように構成すると、個々のレール材の
長さの割に支持枠の引出し量を大きくでき、除塵フィル
ターの脱着を行い易くなる。
【0041】請求項4に記載のように、前記昇降手段を
用いると、除塵フィルターを昇降手段の操作で作用姿勢
と作用解除姿勢とに簡単に切り換えることができ、引出
し装置による引出し操作時に除塵フィルターがケーシン
グ室内で擦れて損傷したり、ケーシングへの密着箇所が
変形したりするような問題がなく、除塵フィルターの出
し入れ、ならびに所期位置へのセッティングを迅速かつ
容易に行い易い。
【0042】請求項5に記載のように、開閉扉側の第1
ヒンジ体と開口側の第2ヒンジ体とで互いに脱着自在な
ヒンジを構成し、かつ、扉に対する第1ヒンジ体の取付
位置、並びに開口に対する第2ヒンジ体の取付位置を前
述のように構成することにより、開閉扉を開口中央を中
心として180度反転させて取付ることができ、ヒンジ
の全体を扉やケーシングに対して脱着する必要なく、単
に、開閉扉の取付方を180度反転させるだけで、右開
き、あるいは左開きに、扉開閉方向を変更することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】除塵装置の全体を示す断面図
【図2】除塵装置の全体を示す分解斜視図
【図3】ルーバーユニット付近の拡大断面図
【図4】ルーバーユニットの部分断面図
【図5】ルーバーユニットの一部切り欠き正面図
【図6】前処理ケースのヒンジ部の構造を示す平面図
【図7】本体外装ケースの一部切り欠き平面図
【図8】本体外装ケースの背面図
【図9】除塵フィルターの引出し装置部分の構造を示す
分解斜視図
【図10】引出し装置の収納状態を示す斜視図
【図11】図10におけるaーa線矢視図
【図12】開閉扉のヒンジ部構造を示す平面図
【図13】廃棄物回収用バッグの斜視図
【符号の説明】
1 ケーシング 6 遠心処理部 7 後処理部 31 前部処理室 32 フィルター処理室 33 吸引ファン 34 吸着フィルター 36 除塵フィルター 50 縦壁部分 56 フィルター出し入れ用の開口 57 開閉扉 63 引出し装置 64 支持枠 65 レール側枠部分 66 昇降枠部分 67 支持部 69 スライド機構 70 第1レール材 71 第2レール材 72 中間レール材 74 昇降手段 76 駆動装置 80 ヒンジ 81 第1ヒンジ体 82 第2ヒンジ体 O 開口の中央 P 回動軸芯

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング内に処理対象の気相流体の処
    理経路を備え、その処理経路内に、気相流体中の微細塵
    埃を除去処理する除塵フィルターを内装したフィルター
    処理室を設けてある除塵装置であって、 前記フィルター処理室内に、前記除塵フィルターを支持
    して、その除塵フィルターをフィルター処理室の内外に
    出し入れ操作自在な引出し装置と、前記引出し装置によ
    ってフィルター処理室内に納められた前記除塵フィルタ
    ーを昇降操作して気相流体流れ経路内の所期位置にセッ
    ティングする除塵作用姿勢と、前記除塵フィルターを前
    記セッティングされた所期位置から外して前記引出し装
    置による支持が可能な位置に移動させる除塵作用解除姿
    勢とに切り換え自在な昇降手段74とを備えている除塵
    装置。
  2. 【請求項2】 前記除塵装置は、ケーシング内に処理対
    象の気相流体の処理経路を構成し、この処理経路中の上
    手側に相当する前部処理室内に、吸引ファンと、その吸
    引ファンの外周部でケーシング側に固定して配設したド
    ラム状の吸着フィルターとを設けて、処理経路を流れる
    気相流体に遠心力を与えて気相流体中の塵埃を前記吸着
    フィルターに吸着させる遠心処理部を構成し、その遠心
    処理部よりも気相流体流れ方向の下手側のフィルター処
    理室内に、前記遠心処理部を通過した気相流体中の微細
    塵埃を除去処理する除塵フィルターを備えた後処理部を
    設けたものである請求項1記載の除塵装置。
  3. 【請求項3】 前記引出し装置は、ケーシング1に対し
    て除塵フィルターを支持する支持枠と、その支持枠をケ
    ーシングに対して出し入れ方向にスライド操作するスラ
    イド機構とを備えると共に、 前記スライド機構は、ケーシング側に固定された第1レ
    ール材と、支持枠側に固定された第2レール材と、それ
    らの第1,第2レール材の中間に位置して、両レール材
    に対して嵌合状態で相対摺動する中間レール材とからな
    り、 前記支持枠は、前記第2レール材に連結固定されたレー
    ル側枠部分と、そのレール側枠部分に対して相対昇降自
    在に設けられた昇降枠部分とから構成され、その昇降枠
    部分に前記除塵フィルターの支持部を設けてある請求項
    1または2記載の除塵装置。
  4. 【請求項4】 前記昇降手段は、前記引出し装置によっ
    てフィルター処理室内に納められた支持枠の昇降枠部分
    を、レール側枠部分に対して浮き上がるように押上げて
    除塵作用姿勢とし、前記昇降枠部分を下降させてレール
    側枠部分に支持させることにより除塵作用解除姿勢に切
    り換える駆動装置装置を備えて構成されている請求項3
    記載の除塵装置。
  5. 【請求項5】 前記フィルター処理室のケース壁の一部
    に、フィルター出し入れ用の開口と、その開口を開閉可
    能な開閉扉とが設けられ、かつ、前記開閉扉が、上下方
    向の回動軸芯を備えたヒンジを介してケーシングに着脱
    自在に連結されているとともに、 前記ヒンジを、開閉扉側に固定の第1ヒンジ体と、前記
    ケーシング側に固定の第2ヒンジ体とが互いに係脱自在
    に構成された分解可能な構造とし、前記第1ヒンジ体
    を、前記開閉扉の左右両側縁のうちの一方の側縁部分に
    設け、前記第2ヒンジ体を、前記開口の左右各側縁部分
    の夫々に、その開口の中央を中心とする点対称位置に設
    けて、前記開口の中央を中心として180度位相の異な
    る二位置に前記第1ヒンジ体との組合せにより択一的に
    ヒンジを現出可能に構成し、 前記開閉扉を、前記第1ヒンジ体を備えた側の側縁部分
    に構成されるヒンジの回動軸芯を中心として、開閉揺動
    自在に構成してある前記請求項1〜4のいずれか1つに
    記載の除塵装置。
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