JPH10242956A - 秘話装置 - Google Patents

秘話装置

Info

Publication number
JPH10242956A
JPH10242956A JP9045780A JP4578097A JPH10242956A JP H10242956 A JPH10242956 A JP H10242956A JP 9045780 A JP9045780 A JP 9045780A JP 4578097 A JP4578097 A JP 4578097A JP H10242956 A JPH10242956 A JP H10242956A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
encryption
information
unit
communication
storage device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9045780A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Ito
裕二 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Communication Systems Ltd
Original Assignee
NEC Communication Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Communication Systems Ltd filed Critical NEC Communication Systems Ltd
Priority to JP9045780A priority Critical patent/JPH10242956A/ja
Publication of JPH10242956A publication Critical patent/JPH10242956A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】暗号キーと暗号アルゴリズムのランダムに組み
合せて暗号化することにより、秘匿性が極めて高い秘話
装置を提供する。 【解決手段】暗号化管理部13は、暗号キー生成部11
から暗号キーを暗号アルゴリズム選択部12から暗号ア
ルゴリズムを受信し記憶、記憶装置にした後、記憶した
暗号キーと暗号アルゴリズムを通信回線を介して受信側
の秘話装置10へ送信し、受信側の秘話装置からの応答
情報を受信したとき、記憶装置に格納されている暗号キ
ーと暗号アルゴリズムを暗号化部14、解読/復元部1
5へ送出してそれぞれの記憶装置に記憶させ、通信が終
了したとき記憶装置に格納されている暗号キーと暗号ア
ルゴリズムを消去すると共に、暗号化部の記憶装置およ
び解読/復元部の記憶装置に格納されている暗号キーと
暗号アルゴリズムの消去を指示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は秘話装置に関し、特
に暗号キーと暗号アルゴリズムとをランダムに組み合せ
て暗号化し、アナログ/ディジタルいずれの通信方式に
も対応可能な2者間通信の暗号化方式に関する。
【0002】
【従来の技術】電話,ファクシミリ,データ通信におい
て、秘匿の高い情報を通信する場合、第3者による通信
傍受を防止するために秘話装置が使用される。
【0003】複数の暗号アルゴリズムの組み合せによっ
て暗号化を行うISDN端末における秘話装置が、例え
ば、特開平04−053326号公報に提案されてい
る。図5は特開平4−53326号公報の秘話装置のブ
ロック図である。
【0004】図5に示す秘話装置20の回線制御部21
は、総合サービスディジタル網(以下ISDNという)
におけるDチャネルとBチャネルとからなる回線を終端
し、電話装置22は、この回線制御部21にそのDチャ
ネルとBチャネルにて接続されている。
【0005】暗号アルゴリズム選択装置23は、回線制
御部21を介してISDNのDチャネルに接続され、発
信時に暗号アルゴリズム群の中から複数の暗号アルゴリ
ズムを選択し、ISDNのDチャネルにおける所定のメ
ッセージ、例えば、呼設定メッセージの所定の情報要
素、例えば着サブアドレスに、選択された暗号アルゴリ
ズムの組み合わせ情報を書き込み、また着信時に呼設定
メッセージの着サブアドレスにて受信した組み合わせ情
報に基づいて暗号アルゴリズムを選択する。
【0006】アルゴリズム収容メモリ24には、暗号ア
ルゴリズム群の各暗号アルゴリズムのプログラムを蓄積
されている。暗号処理装置25は、回路制御部21と電
話装置22との間のBチャネルに挿入されて、暗号アル
ゴリズム選択装置23にて選択された各暗号アルゴリズ
ムのプログラムに従って、ISDNのBチャネルにおけ
る情報の暗号化および解読を行う。
【0007】発信に際して、暗号アルゴリズム選択装置
23は暗号アルゴリズム群の中から、複数の暗号アルゴ
リズムを選択してその組み合せを決定する。この選択さ
れた各暗号アルゴリズムの組み合わせ情報を、図6に示
すようにISDNのDチャネルにおける呼設定メッセー
ジの着サブアドレスに書き込んで回線制御部21を介し
てISDNのDチャネルに送出する。
【0008】図6に示す呼設定メッセージの着サブアド
レスのフォーマットの端末識別コード31は、暗号によ
る通信の可能性を識別するための端末識別コードであ
る。暗号アルゴリズム選択キー部32には暗号アルゴリ
ズムの組み合わせ方法が指定され、暗号キー部33には
各アルゴリズムに対する暗号キーが指定される。
【0009】また、暗号アルゴリズム選択装置23は、
呼設定メッセージの着サブアドレスに指定した暗号アル
ゴリズム選択キ部ー32と暗号キー部33に基づいて、
アルゴリズム収容メモリ24内の該当するプログラムを
暗号処理装置25の内部メモリ(図示せず)にロードす
る。
【0010】このアルゴリズム収容メモリ24には、各
暗号アルゴリズムA,B,……毎に、暗号化のためのプ
ログラムAc,Bc……と、解読のためのプログラムA
d,Bd……とが対となって格納されており、暗号処理
装置25の内部メモリ(図示せず)にはそれぞれが対で
ロードされる。
【0011】ISDNのDチャネルに送出された呼設定
メッセージは、受信側のISDN端末装置の回線制御部
21で受信され、その着サブアドレスは暗号アルゴリズ
ム選択装置23にも転送される。暗号アルゴリズム選択
装置23は、まず着サブアドレス内の端末識別コード3
1を参照して暗号による通信が可能であるか否かを識別
する。その結果、暗号による通信が不可能であれば、B
チャネルにおける暗号処理を施さないことを暗号処理装
置25に指示し、回線制御部21に受信準備の完了を通
知する。
【0012】また識別の結果、暗号による通信が可能で
あれば、着サブアドレス内の暗号アルゴリズム選択キー
部32の解析を行い、使用する選択アルゴリズムを選択
し、その選択された各暗号アルゴリズムを処理の順番に
従ってアルゴリズム収容メモリ24から暗号処理装置2
5の内部メモリにロードする。
【0013】その際、着サブアドレス内の暗号キー部3
3の解析に基づく暗号キーの設定が、暗号アルゴリズム
選択装置23上で実行され、その後、回線制御部21に
受信準備の完了が通知される。
【0014】受信準備の完了通知を受けた回線制御部2
1はISDNへ、発信側端末に対する応答メッセージを
送出し、以後発信側端末との通信が可能となる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように従
来の秘話装置は、回線制御部21,電話装置22,暗号
アルゴリズム選択装置23,暗号アルゴリズム収容メモ
リ24,および暗号処理装置25を備え、暗号アルゴリ
ズム群中から選択した複数の暗号アルゴリズムの組み合
せを、ISDNのDチャネルにおける呼設定メッセージ
の着サブアドレスに書き込み相手端末へ通知し、その複
数の暗号アルゴリズムの組み合せに従って伝送情報の暗
号化/解読を行う構成であり、その暗号化は、暗号化の
ためのプログラムAc,Bc……と、解読のためのプロ
グラムAd,Bd……とが対となって格納されている暗
号アルゴリズムA,B,……を選択して使用するので、
暗号アルゴリズムの種類が少なく(有限)、比較的単純
な組み合せとなるため、第3者による通信傍受の危険性
があり、セキュリティ上必ずしも十分でない。
【0016】また、アナログ回線/ディジタル回線の双
方に対応することはできない。従って、アナログ回線に
使用する場合には、別途アナログ回線用の秘話装置が必
要となる。
【0017】本発明の目的は、暗号キーと暗号アルゴリ
ズムのランダムな組み合せにより暗号化することによ
り、秘匿性が極めて高く、且つアナログ/ディジタル回
線のいずれにも対応可能な秘話装置を提供することにあ
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の秘話装置は、通
信回線を介して接続し通信情報を暗号化して相互通信を
行う秘話装置において、1桁以上の暗号キー情報をラン
ダムに発生する暗号キー生成手段と、予め登録した複数
の暗号アルゴリズム情報から成る暗号アルゴリズム群の
中からランダムに1つの暗号アルゴリズム情報を選択す
る暗号アルゴリズム選択手段と、通信開始するたびに前
記暗号キー生成手段が発生した前記暗号キー情報と前記
暗号アルゴリズム選択手段が選択した前記暗号アルゴリ
ズム情報とを発信側から通信回線を介して受信側へ通知
して前記通信情報の暗号化情報を発信側と受信側間に設
定する暗号化情報設定手段と、を有することを特徴とす
る。
【0019】また、通信回線を介して接続し通信情報を
暗号化して相互通信を行う秘話装置において、少なくと
も1桁の暗号キー情報をランダムに発生する暗号キー生
成手段と、予め登録した複数の暗号アルゴリズム情報か
ら成る暗号アルゴリズム群の中からランダムに1つの暗
号アルゴリズム情報を選択する暗号アルゴリズム選択手
段と、通信中の前記通信情報の前記暗号化情報の設定変
更を要求するための暗号化情報変更要求手段と、通信開
始するたびに前記暗号キー生成手段が発生した前記暗号
キー情報と前記暗号アルゴリズム選択手段が選択した前
記暗号アルゴリズム情報とを発信側から前記通信回線を
介して受信側へ通知して前記通信情報の暗号化情報を発
信側と受信側間に設定すると共に、前記暗号化情報変更
要求手段から前記暗号化情報の変更要求があったとき通
信中の前記暗号化情報を新らたな暗号化情報に変更する
暗号化情報設定手段と、を有することを特徴とする。
【0020】また、前記暗号化情報は、前記通信回線が
ディジタル回線の場合には、呼設定メッセージを使用
し、前記通信回線がアナログ回線の場合には、変復調装
置を使用してそれぞれ送信することを特徴とする。
【0021】また、通信回線を介して接続し通信情報を
暗号化して相互通信を行う秘話装置において、1桁以上
の暗号キー情報をランダムに発生する暗号キー生成部
と、複数の暗号アルゴリズム情報を予め登録しておく第
1の記憶装置を備え、第1の記憶装置に登録されている
暗号アルゴリズム群の中からランダムに1つの暗号アル
ゴリズム情報を選択する暗号アルゴリズム選択部と、前
記暗号キー生成部が生成した前記暗号キー情報と前記暗
号アルゴリズム選択部が選択した前記暗号アルゴリズム
情報とから成る暗号化情報を格納する第3の記憶装置を
備え、第3の記憶装置に格納されている前記暗号化情報
に基づき送信する前記通信情報を暗号化する暗号化部
と、前記暗号キー生成部が生成した前記暗号キー情報と
前記暗号アルゴリズム選択部が選択した前記暗号アルゴ
リズム情報とから成る前記暗号化情報を格納する第4の
記憶装置を備え、第4の記憶装置に格納されている前記
暗号化情報に基づき受信した前記通信情報を解読,復元
化する解読/復元部と、前記暗号キー生成部が生成した
前記暗号キー情報と前記暗号アルゴリズム選択部が選択
した前記暗号アルゴリズム情報とから成る前記暗号化情
報を格納する第2の記憶装置と、前記暗号化情報をアナ
ログ/ディジタル変換するための変復調部とを備え、前
記第2の記憶装置に格納されている前記暗号化情報を前
記通信回線がデジタル回線の場合は呼設定メッセージを
使用し、前記通信回線がアナログ回線の場合は前記変復
調部を使用して受信側の秘話装置へそれぞれ送信し、受
信側の秘話装置からの応答を応答メッセージまたは前記
変復調部を介して受信したとき、前記第2の記憶装置に
格納されている前記暗号化情報を前記暗号化部および前
記解読/復元部へ送出し、通信が終了したとき前記第2
の記憶装置に格納されている前記暗号化情報を消去する
と共に、前記暗号化部の前記第3の記憶装置および前記
解読/復元部の前記第4の記憶装置に格納されている前
記暗号化情報の消去を指示する暗号化管理部と、音声入
出力手段とデータ入出力手段とを備えたマンマシンイン
タフェース部と、を有することを特徴とする。
【0022】また、通信回線を介して接続し通信情報を
暗号化して相互通信を行う秘話装置において、1桁以上
の暗号キー情報をランダムに発生する暗号キー生成部
と、複数の暗号アルゴリズム情報を予め登録しておく第
1の記憶装置を備え、第1の記憶装置に登録されている
暗号アルゴリズム群の中からランダムに1つの暗号アル
ゴリズムを選択する暗号アルゴリズム選択部と、通信中
の前記通信情報の前記暗号化情報の設定変更を要求する
ための暗号化情報設定変更要求手段と、前記暗号キー生
成部が生成した前記暗号キー情報と前記暗号アルゴリズ
ム選択部が選択した前記暗号アルゴリズム情報とから成
る暗号化情報を格納する第3の記憶装置を備え、第3の
記憶装置に格納されている前記暗号化情報に基づき送信
する前記通信情報を暗号化する暗号化部と、前記暗号キ
ー生成部が生成した前記暗号キー情報と前記暗号アルゴ
リズム選択部が選択した前記暗号アルゴリズム情報とか
ら成る前記暗号化情報を格納する第4の記憶装置を備
え、第4の記憶装置に格納されている前記暗号化情報に
基づき受信した前記通信情報を解読,復元化する解読/
復元部と、前記暗号キー生成部が生成した前記暗号キー
情報と前記暗号アルゴリズム選択部が選択した前記暗号
アルゴリズム情報とから成る前記暗号化情報を格納する
第2の記憶装置と、前記暗号化情報をアナログ/ディジ
タル変換するための変復調部とを備え、前記第2の記憶
装置に格納されている前記暗号化情報を前記通信回線が
ディジタル回線の場合は呼設定メッセージを使用し、前
記通信回線がアナログ回線の場合は前記変復調部を使用
して受信側の秘話装置へそれぞれ送信し、受信側の秘話
装置からの応答を応答メッセージまたは前記変復調部を
介して受信したとき、前記第2の記憶装置に格納されて
いる前記暗号化情報を前記暗号化部および前記解読/復
元部へ送出し、通信中に前記暗号化情報設定変更要求手
段から暗号化情報の設定変更要求を受けたとき、前記第
2,第3,第4の記憶装置に格納されている現在の前記
暗号化情報を消去し、前記暗号キー生成部が発生する新
らたな暗号キー情報と前記暗号アルゴリズム選択部が選
択した新らたな前記暗号アルゴリズムを使用して通信開
始と同様な手順で前記暗号化情報を再設定し、通信が終
了したとき前記第2の記憶装置に格納されている前記暗
号化情報を消去すると共に、前記暗号化部の前記第3の
記憶装置および前記解読/復元部の前記第4の記憶装置
に格納されている前記暗号化情報の消去を指示する暗号
化管理部と、音声入出力手段とデータ入出力手段とを備
えたマンマシンインタフェース部と、を有することを特
徴とする。
【0023】また、前記暗号化情報の設定変更要求は、
発信側および受信側いずれの秘話装置からでも可能であ
ることを特徴とする。
【0024】また、前記暗号化情報設定変更要求手段
は、予め設定した所定の周期で自動的に前記暗号化情報
の設定変更要求情報を送出することを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施
の形態の秘話装置の主要構成を示すブロック図である。
【0026】最初に第1の実施の形態の構成について説
明する。図1に示す第1の実施の形態の秘話装置10
は、1桁以上のランダムな数字から成る暗号キーを生成
する暗号キー生成部11と、暗号アルゴリズム収容部1
7に予め格納されている暗号アルゴリズム群の中から1
つの暗号アルゴリズムをランダムに選択する暗号アルゴ
リズム選択部12と、暗号キー生成部11が生成した暗
号キーと暗号アルゴリズム選択部12が選択した暗号ア
ルゴリズムとを格納しておく記憶装置(図示せず)と、
暗号キーと暗号アルゴリズムとから成る暗号化情報をア
ナログ/ディジタル変換するための変復調部18とを含
み、暗号キーおよび暗号アルゴリズムの組み合せを管理
する暗号化管理部13と、暗号化管理部13で指定され
た暗号キーおよび暗号アルゴリズムに従って音声信号,
ファクシミリ画像信号,データ信号等の送信通信情報を
暗号化する暗号化部14、暗号化された受信通信情報の
内容を解読/復元する解読/復元部15、キーボードや
ディスプレイ等の入出力装置および送受話器等から成る
マンマシンインタフェース部16とから構成する。
【0027】暗号キー生成部11は、予め登録されてい
る数字情報からランダムに複数桁の数字情報を暗号キー
として生成し、これを暗号化管理部13に対し送出する
機能を有する。この暗号キー生成部11は、通信を開始
(発呼)するたびに、暗号キーを新らたに生成するた
め、ランダムアクセスメモリ(RAM),フラッシュメ
モリ(FMEM)等の記憶装置は必要としない。
【0028】暗号アルゴリズム選択部12は、複数の暗
号アルゴリズムを予じめ格納しておく暗号アルゴリズム
収容部17と、暗号アルゴリズム収容部17に格納され
ている暗号アルゴリズム群の中から1つの暗号アルゴリ
ズムをランダムに選択する選択回路を有する。
【0029】暗号アルゴリズム収容部17は、例えばF
MEMあるいはROMで構成することが可能であり、ア
ナログ/ディジタル通信それぞれの場合に適用可能な暗
号アルゴリズムが予め複数蓄積されており、選択回路は
このアルゴリズム収容部17から通信開始ごとにランダ
ムに暗号アルゴリズムを選択し、これを暗号化管理部1
3へ送出する。
【0030】暗号化管理部13は、記憶装置(図示せ
ず)と、通信開始ごとに、暗号キーおよび暗号アルゴリ
ズムを要求する機能と、暗号キー生成部11および暗号
アルゴリズム選択部12から受け取った暗号キーおよび
暗号アルゴリズムを記憶装置に格納した後、受信側の秘
話装置との通信回線が接続された直後(通信情報の送信
前)にその通信回線を介して暗号キー生成部11および
暗号アルゴリズム選択部12から受け取った暗号キーお
よび暗号アルゴリズムを受信側の秘話装置へ送信する機
能と、受信側の秘話装置から通信回線を介して所定の応
答信号(レディ信号)を受信したとき記憶装置に格納さ
れている暗号キー生成部11および暗号アルゴリズム選
択部12から受け取った暗号キーおよび暗号アルゴリズ
ムを暗号化部14および解読/復元部15に送出する機
能とを有する。
【0031】なお、通信回線がISDN等のディジタル
回線である場合には従来の秘話装置と同様、ISDNの
Bチャネルにこれら情報を乗せ受信側の秘話装置へ送出
するが、本発明の目的でもある現在主流であるアナログ
回線の場合には、変復調部18を介して送出することに
より、同様の機能を実現する。
【0032】また、暗号化管理部13は、通信終了(回
線切断)時には、記憶装置に格納しておいた暗号キーお
よび暗号アルゴリズムを消去し、次に発生する通信開始
に備え、その後再び通信開始要求が発生すると、暗号キ
ーおよび暗号アルゴリズムは新らたに生成され、上記と
同様な手順で発信側および受信側秘話装置に新らたな暗
号化情報が設定される。
【0033】暗号化部14および解読/復元部15は、
それぞれ記憶装置(図示せず)を備え、暗号キー管理部
13から暗号キーおよび暗号アルゴリズムを受け取り記
憶装置に格納し、記憶した暗号キーと暗号アルゴリズム
に基づき送信する通信情報暗号化し、暗号化された受信
通信情報を解読/復元し、マンマシンインタフェース部
16により通信情報の送受信を実現する。
【0034】この暗号化部14および解読/復元部15
は、暗号キー生成部11および暗号アルゴリズム選択部
12から生成/選択される暗号キーおよび暗号アルゴリ
ズムのすべての組み合わせに対し対応可能とする機能を
もつ。
【0035】次に図2に図1を併せて参照し動作につい
て説明する。図2は第1の実施の形態の動作を示すフロ
ーチャートである。
【0036】秘話装置10のマンマシンインタフェース
部16を所定の方法で発呼操作し、受信側の秘話装置と
の間に通信回線が接続されたことを検出すると(図2の
ステップS101)、直ちに発呼側秘話装置10の暗号
キー生成部11がランダムな暗号キー(例えば1111
という値)を生成し(S102)暗号化管理部3へ通知
する。
【0037】同時に、暗号アルゴリズム選択部12が暗
号アルゴリズム収容部(例えばROM)17に予め登録
されている暗号アルゴリズム群(例えばA,B,……,
Z)の中からランダムに1つの暗号アルゴリズム(例え
ばC)を選択し(S103)暗号化管理部13へ通知す
る。
【0038】暗号化管理部13は、暗号キー生成部11
から受け取った暗号キー1111と暗号アルゴリズム選
択部12から受け取った暗号アルゴリズムCとをRAM
(図示せず)に格納した後、通信情報を送信する前に、
受信側秘話装置10が本発明による暗号化を用いた秘話
通信を実現可能であることを確認するために、まず受信
側秘話装置10に対して暗号キー1111と暗号アルゴ
リズムCとを(暗号キー1111と暗号アルゴリズムC
との組み合せ情報でもあってもよい)を接続された通信
回線を介して通知する(S104)。
【0039】この受信側秘話装置10への通知は、通信
回線がディジタル回線の場合は、Dチャネルの呼設定メ
ッセージを使用し、通信回線がアナログ回線の場合は、
暗号化管理部13の変復調部18を使用して送出する。
【0040】受信側秘話装置10が本発明による暗号化
が可能な秘話通信装置であるか否かは、受信側秘話装置
10の暗号化管理部13からのレディ信号を受け取るこ
とにより判断する(S105)。
【0041】ステップS105においてレディ信号が受
信側秘話装置10から返送されてこない場合は、受信側
秘話装置は暗号化通信ができないものと判断し、秘話通
信ではない通常の通信を行うことになる。
【0042】ステップS105においてレディ信号を検
出した場合、受信側秘話装置10は本発明による暗号化
通信が可能であると判断し、以後のステップにおいて暗
号化通信を行うための準備に移行する。
【0043】暗号化管理部13は、ステップS105に
おいてレディ信号を検出した場合、先にRAMに格納し
た暗号キー1111と暗号アルゴリズムCを暗号化部1
4および解読/復元部15へ通知し(S106)、暗号
化部14および解読/復元部15はそれぞれ暗号化管理
部13から受け取った暗号キー1111と暗号アルゴリ
ズムCを自己の記憶装置(RAM)に格納する。
【0044】これにより、発信側秘話装置10の暗号化
部14および解読/復元部15と、受信側秘話装置10
の暗号化部14および解読/復元部15の両者に対し、
暗号キーおよび暗号アルゴリズムを設定したことにな
り、暗号化通信の準備が完了する(S107)。
【0045】以後、発信側秘話装置と受信側秘話装置間
でアナログ通信回線またはディジタル通信回線を介して
暗号化された通信情報が送受信される(S108)。
【0046】この通信が終了すると、暗号化管理部13
はRAMに格納されている、この通信に使用した暗号キ
ーおよび暗号アルゴリズムを消去すると共に、暗号化部
14および解読/復元部15のRAMに格納されている
暗号キーおよび暗号アルゴリズムの消去を指示する。
【0047】このように、暗号化通信が終了するたびに
その暗号化通信に使用した暗号キーおよび暗号アルゴリ
ズム廃棄し、新らたに通信を開始するとき、すなわち通
信ごと(呼接続時)に、ランダムに発生する暗号キーと
暗号アルゴリズム群の中から1つの暗号アルゴリズムを
ランダムに選択して発信側秘話装置と受信側秘話装置間
に設定して秘話通信を行うので、暗号キーと暗号アルゴ
リズムの組み合わせ数は、従来の秘話装置よりも飛躍的
に増加し、これにより更に秘匿性の高い秘話通信が可能
になる。
【0048】マンマシンインタフェース部16を構成す
る送受話器やキーボード、ディスプレイ等は、従来一般
に使用されているものでよく、ディジタル通信回線を使
用する場合には、従来と同様、暗号キーと暗号アルゴリ
ズムとを、ISDNのDチャネルにおける呼設定メッセ
ージにより、またアナログ回線の場合には変復調部によ
り、それぞれ受信側へ通知し、その暗号キーと暗号アル
ゴリズムとの組み合せにより通信情報の暗号化および解
読/復元するので、電話/ファックス/データ通信な
ど、あらゆる通信端末装置に対して適用可能であり、ま
たディジタル/アナログ回線いずれにも対応でき、秘匿
性の高い秘話通信機能の実現を可能としている。
【0049】次に第2の実施の形態の構成について説明
する。図3は本発明の第2の実施の形態を示す秘話装置
の主要構成を示すブロック図である。
【0050】図3に示す第2の実施の形態の秘話装置1
0は、1桁以上のランダムな数字から成る暗号キーを生
成する暗号キー生成部11と、暗号アルゴリズム収容部
17に予め格納されている暗号アルゴリズム群の中から
1つの暗号アルゴリズムをランダムに選択する暗号アル
ゴリズム選択部12と、暗号キー生成部11が生成した
暗号キーと暗号アルゴリズム選択部12が選択した暗号
アルゴリズムとを格納しておく記憶装置(図示せず)
と、暗号キーと暗号アルゴリズムとから成る暗号化情報
をアナログ/ディジタル変換するための変復調部18と
を含み、暗号キーおよび暗号アルゴリズムの組み合せを
管理する暗号化管理部13と、暗号化管理部13で指定
された暗号キーおよび暗号アルゴリズムに従って音声信
号,ファクシミリ画像信号,データ信号等の送信通信情
報を暗号化する暗号化部14、暗号化された受信通信情
報の内容を解読/復元する解読/復元部15、キーボー
ドやディスプレイ等の入出力装置および送受話器等から
成るマンマシンインタフェース部16と、通信中の通信
情報の暗号キーおよび暗号アルゴリズムを途中で変更す
るためのリセット部19とから構成する。
【0051】リセット部19以外は図1に示す第1の実
施の形態と同じ構成であるため、ここでは各構成の説明
を省略する。
【0052】リセット部19は、ボタン、キーの押下情
報、あるいはコマンド投入などによって動作するもの
で、現在通信に使用中の暗号キーおよび暗号アルゴリズ
ムを途中で他の暗号キーおよび暗号アルゴリズムに変更
することを実現させるために必要なものとなる。
【0053】また、第1の実施の形態では、暗号キーお
よび暗号アルゴリズムの選択が、発信側主導であるのに
対し、本リセット部19による暗号キーおよび暗号アル
ゴリズムの変更は、発信側だけでなく受信側の秘話装置
においても可能となる。
【0054】更に、第2の実施の形態を展開して、リセ
ット部19を一定周期毎に自動でリセットをかける機能
を付加することにより、通信中の通信情報の暗号キーお
よび暗号アルゴリズムを自動的に変更することでき秘匿
性が向上し、また、暗号化情報の変更要求操作が不要と
なり、操作性が向上する。
【0055】次に図4に図3を併せて参照し第2の実施
形態の動作を説明する。図4は第2の実施の形態の動作
を示すフローチャートである。
【0056】秘話装置10のマンマシンインタフェース
部16を所定の方法で発呼操作し、受信側の秘話装置と
の間に通信回線が接続されたことを検出すると(図4の
ステップS201)、直ちに発呼側秘話装置10の暗号
キー生成部11がランダムな暗号キー(例えば1111
という値)を生成し(S202)暗号化管理部13へ通
知する。
【0057】同時に、暗号アルゴリズム選択部12が暗
号アルゴリズム収容部(例えばROM)17に予め登録
されている暗号アルゴリズム群(例えばA,B,……,
Z)の中からランダムに1つの暗号アルゴリズム(例え
ばC)を選択し(S203)暗号化管理部13へ通知す
る。
【0058】暗号化管理部13は、暗号キー生成部11
から受け取った暗号キー1111と暗号アルゴリズム選
択部12から受け取った暗号アルゴリズムCとをRAM
(図示せず)に格納した後、通信情報を送信する前に、
受信側秘話装置10が本発明による暗号化を用いた秘話
通信を実現可能であることを確認するために、まず受信
側秘話装置10に対して暗号キー1111と暗号アルゴ
リズムCとを(暗号キー1111と暗号アルゴリズムC
との組み合せ情報でもあってもよい)を接続された通信
回線を介して通知する(S204)。
【0059】この受信側秘話装置への通知は、通信回線
がディジタル回線の場合は、Dチャネルの呼設定メッセ
ージを使用し、通信回線がアナログ回線の場合は、暗号
化管理部13の変復調部18を使用して送出する。
【0060】受信側秘話装置10が本発明による暗号化
が可能な秘話装置であるか否かは、受信側秘話装置10
の暗号化管理部13からのレディ信号を受け取ることに
より判断する(S205)。
【0061】ステップS105においてレディ信号が受
信側秘話装置10から返送されてこない場合は、受信側
秘話装置は暗号化通信ができないものと判断し、秘話通
信ではない通常の通信を行うことになる。
【0062】ステップS205においてレディ信号を検
出した場合、受信側秘話装置10は本発明による暗号化
通信が可能であると判断し、以後のステップにおいて暗
号化通信を行うための準備に移行する。
【0063】暗号化管理部13は、ステップS205に
おいてレディ信号を検出した場合、先にRAMに格納し
た暗号キー1111と暗号アルゴリズムCを暗号化部1
4および解読/復元部15へ通知し(S206)、暗号
化部14および解読/復元部15はそれぞれ暗号化管理
部13から受け取った暗号キー1111と暗号アルゴリ
ズムCを自己の記憶装置(RAM)に格納する。
【0064】これにより、発信側秘話装置10の暗号化
部14および解読/復元部15と、受信側秘話装置10
の暗号化部14および解読/復元部15の両者に対し、
暗号キーおよび暗号アルゴリズムを設定したことにな
り、暗号化通信の準備が完了する(S207)。
【0065】以後、発信側秘話装置と受信側秘話装置間
でアナログ通信回線またはディジタル通信回線を介して
暗号化された通信情報が送受信される(S208)。
【0066】暗号化管理部13は、通信完了を監視し
(S209)、この通信が終了すると(S211)RA
Mに格納されている、この通信に使用した暗号キーおよ
び暗号アルゴリズムを消去すると共に、暗号化部14お
よび解読/復元部15のRAMに格納されている暗号キ
ーおよび暗号アルゴリズムの消去を指示する。
【0067】暗号化管理部13は、通信中(S209)
にリセット部19から送出されるスイッチ押下情報また
はコマンド情報による暗号化情報設定変更要求を監視し
(S210)、暗号化情報設定変更要求情報を識別する
と、現在使用中の暗号キー1111と暗号アルゴリズム
Cとは異る暗号キーと暗号アルゴリズムを新らたに設定
すべく、自己のRAMに格納されている今まで使用して
いた暗号キー1111および暗号アルゴリズムCを消去
すると共に、暗号化部14および解読/復元部15のR
AMに格納されている暗号キーおよび暗号アルゴリズム
の消去を指示し、ステップS202へ移行する。
【0068】その後、ステップS202〜S207の動
作を繰り返し、今まで使用していた暗号キー1111お
よび暗号アルゴリズムCとは異なる暗号キー(例えば2
222)と暗号アルゴリズム(例えばZ)を発信側秘話
装置と受信側秘話装置間で再設定して、暗号化通信を継
続する。
【0069】なお、通信中の暗号キーおよび暗号アルゴ
リズムを発信側または受信側のリセット操作により任意
に変更するよう説明したが、予め定めた所定の周期で自
動的に暗号キーおよび暗号アルゴリズムをランダムに変
更することもできる。
【0070】このように、通信中に暗号キーと暗号アル
ゴリズムの再設定が可能であるため、暗号通信の秘匿性
が更に高くなる。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように本発明の第1の実施
の形態は、通信回線を介して接続し通信情報を暗号化し
て相互通信を行う秘話装置において、複数桁の暗号キー
情報をランダムに発生する暗号キー生成手段と、予め登
録した複数の暗号アルゴリズム情報から成る暗号アルゴ
リズム群の中からランダムに1つの暗号アルゴリズム情
報を選択する暗号アルゴリズム選択手段と、通信開始す
るたびに暗号キー生成手段が発生した暗号キー情報と暗
号アルゴリズム選択手段が選択した暗号アルゴリズム情
報とを発信側から通信回線を介して受信側へ通知して通
信情報の暗号化情報を発信側と受信側間に通信するたび
に設定する暗号化情報設定手段とから構成して、暗号化
通信が終了するたびにその暗号化通信に使用した暗号キ
ーおよび暗号アルゴリズム廃棄し、新らたに通信を開始
するとき、すなわち通信ごと(呼接続時)に、ランダム
に発生する暗号キーと暗号アルゴリズム群の中から1つ
の暗号アルゴリズムをランダムに選択して発信側秘話装
置と受信側秘話装置間に設定して秘話通信を行うので、
暗号キーと暗号アルゴリズムの組み合わせ数は、従来の
秘話装置よりも飛躍的に増加し、これにより更に秘匿性
の高い秘話通信が可能になる。
【0072】例えば、暗号キーを3桁とした場合でも9
99通りが得られ、このとき、暗号アルゴリズムの数が
従来の技術と同数の場合でも、暗号キーと暗号アルゴリ
ズムの組み合せ数は、従来の技術の数倍から数十倍にも
なる。
【0073】また、ディジタル通信回線を使用する場合
には、従来と同様、暗号キーと暗号アルゴリズムとを、
ISDNのDチャネルにおける呼設定メッセージによ
り、またアナログ回線の場合には変復調部により、それ
ぞれ受信側へ通知し、その暗号キーと暗号アルゴリズム
との組み合せにより通信情報の暗号化および解読/復元
するので、電話/ファックス/データ通信など、あらゆ
る通信に対して適用可能であり、更にディジタル/アナ
ログ回線いずれにも対応できる。
【0074】本発明の第2の実施の形態は、上記第1の
実施の形態の構成に、通信中の通信情報の暗号化情報の
設定変更をボタン、キーの押下情報、あるいはコマンド
投入などによって要求するための暗号化情報変更要求手
段を加えて構成したので、現在通信に使用中の暗号キー
および暗号アルゴリズムを通信の途中で他の暗号キーお
よび暗号アルゴリズムに変更するができ、第1の実施の
形態より更に秘匿性の高い秘話通信が可能になる。
【0075】また、第1の実施の形態では、暗号キーお
よび暗号アルゴリズムの選択が、発信側主導であるのに
対し、暗号化情報変更要求手段により、通信中の暗号キ
ーおよび暗号アルゴリズムの変更は、発信側だけでなく
受信側の秘話装置においても可能となる。
【0076】更に、第2の実施の形態を展開して、暗号
化情報変更要求手段を一定周期毎に自動でリセットをか
ける機能を付加し、通信中の通信情報の暗号キーおよび
暗号アルゴリズムを自動的に変更することにより秘匿性
が向上し、また暗号化情報の変更要求操作が不要とな
り、操作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の主要構成を示すブ
ロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の動作を示すフロー
チャートである。
【図3】本発明の第2の実施の形態を主要構成を示すブ
ロック図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の動作を示すフロー
チャートである。
【図5】従来の秘話装置のブロック図である。
【図6】従来の秘話装置において用いられる着信サブア
ドレスのフォーマットを示す図である。
【符号の説明】
10 秘話装置 11 暗号キー生成部 12 暗号アルゴリズム選択部 13 暗号化管理部 14 暗号化部 15 解読/復元部 16 マンマシンインタフェース部 17 暗号アルゴリズム収容部 18 変復調部 19 リセット部 20 従来の秘話装置 21 回線制御部 22 電話装置 23 暗号アルゴリズム選択部 24 アルゴリズム収容メモリ 25 暗号処理装置 31 端末識別コード 32 暗号アルゴリズム選択キー部 33 暗号キー部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線を介して接続し通信情報を暗号
    化して相互通信を行う秘話装置において、 1桁以上の暗号キー情報をランダムに発生する暗号キー
    生成手段と、 予め登録した複数の暗号アルゴリズム情報から成る暗号
    アルゴリズム群の中からランダムに1つの暗号アルゴリ
    ズム情報を選択する暗号アルゴリズム選択手段と、 通信開始するたびに前記暗号キー生成手段が発生した前
    記暗号キー情報と前記暗号アルゴリズム選択手段が選択
    した前記暗号アルゴリズム情報とを発信側から通信回線
    を介して受信側へ通知して前記通信情報の暗号化情報を
    発信側と受信側間に設定する暗号化情報設定手段と、 を有することを特徴とする秘話装置。
  2. 【請求項2】 通信回線を介して接続し通信情報を暗号
    化して相互通信を行う秘話装置において、 少なくとも1桁の暗号キー情報をランダムに発生する暗
    号キー生成手段と、 予め登録した複数の暗号アルゴリズム情報から成る暗号
    アルゴリズム群の中からランダムに1つの暗号アルゴリ
    ズム情報を選択する暗号アルゴリズム選択手段と、 通信中の前記通信情報の前記暗号化情報の設定変更を要
    求するための暗号化情報変更要求手段と、 通信開始するたびに前記暗号キー生成手段が発生した前
    記暗号キー情報と前記暗号アルゴリズム選択手段が選択
    した前記暗号アルゴリズム情報とを発信側から前記通信
    回線を介して受信側へ通知して前記通信情報の暗号化情
    報を発信側と受信側間に設定すると共に、前記暗号化情
    報変更要求手段から前記暗号化情報の変更要求があった
    とき通信中の前記暗号化情報を新らたな暗号化情報に変
    更する暗号化情報設定手段と、 を有することを特徴とする秘話装置。
  3. 【請求項3】 前記暗号化情報は、前記通信回線がディ
    ジタル回線の場合には、呼設定メッセージを使用し、前
    記通信回線がアナログ回線の場合には、変復調装置を使
    用してそれぞれ送信することを特徴とする請求項1およ
    び2記載の秘話装置。
  4. 【請求項4】 通信回線を介して接続し通信情報を暗号
    化して相互通信を行う秘話装置において、 1桁以上の暗号キー情報をランダムに発生する暗号キー
    生成部と、 複数の暗号アルゴリズム情報を予め登録しておく第1の
    記憶装置を備え、第1の記憶装置に登録されている暗号
    アルゴリズム群の中からランダムに1つの暗号アルゴリ
    ズム情報を選択する暗号アルゴリズム選択部と、 前記暗号キー生成部が生成した前記暗号キー情報と前記
    暗号アルゴリズム選択部が選択した前記暗号アルゴリズ
    ム情報とから成る暗号化情報を格納する第3の記憶装置
    を備え、第3の記憶装置に格納されている前記暗号化情
    報に基づき送信する前記通信情報を暗号化する暗号化部
    と、 前記暗号キー生成部が生成した前記暗号キー情報と前記
    暗号アルゴリズム選択部が選択した前記暗号アルゴリズ
    ム情報とから成る前記暗号化情報を格納する第4の記憶
    装置を備え、第4の記憶装置に格納されている前記暗号
    化情報に基づき受信した前記通信情報を解読,復元化す
    る解読/復元部と、 前記暗号キー生成部が生成した前記暗号キー情報と前記
    暗号アルゴリズム選択部が選択した前記暗号アルゴリズ
    ム情報とから成る前記暗号化情報を格納する第2の記憶
    装置と、前記暗号化情報をアナログ/ディジタル変換す
    るための変復調部とを備え、前記第2の記憶装置に格納
    されている前記暗号化情報を前記通信回線がデジタル回
    線の場合は呼設定メッセージを使用し、前記通信回線が
    アナログ回線の場合は前記変復調部を使用して受信側の
    秘話装置へそれぞれ送信し、受信側の秘話装置からの応
    答を応答メッセージまたは前記変復調部を介して受信し
    たとき、前記第2の記憶装置に格納されている前記暗号
    化情報を前記暗号化部および前記解読/復元部へ送出
    し、通信が終了したとき前記第2の記憶装置に格納され
    ている前記暗号化情報を消去すると共に、前記暗号化部
    の前記第3の記憶装置および前記解読/復元部の前記第
    4の記憶装置に格納されている前記暗号化情報の消去を
    指示する暗号化管理部と、 音声入出力手段とデータ入出力手段とを備えたマンマシ
    ンインタフェース部と、 を有することを特徴とする秘話装置。
  5. 【請求項5】 通信回線を介して接続し通信情報を暗号
    化して相互通信を行う秘話装置において、 1桁以上の暗号キー情報をランダムに発生する暗号キー
    生成部と、 複数の暗号アルゴリズム情報を予め登録しておく第1の
    記憶装置を備え、第1の記憶装置に登録されている暗号
    アルゴリズム群の中からランダムに1つの暗号アルゴリ
    ズムを選択する暗号アルゴリズム選択部と、 通信中の前記通信情報の前記暗号化情報の設定変更を要
    求するための暗号化情報設定変更要求手段と、 前記暗号キー生成部が生成した前記暗号キー情報と前記
    暗号アルゴリズム選択部が選択した前記暗号アルゴリズ
    ム情報とから成る暗号化情報を格納する第3の記憶装置
    を備え、第3の記憶装置に格納されている前記暗号化情
    報に基づき送信する前記通信情報を暗号化する暗号化部
    と、 前記暗号キー生成部が生成した前記暗号キー情報と前記
    暗号アルゴリズム選択部が選択した前記暗号アルゴリズ
    ム情報とから成る前記暗号化情報を格納する第4の記憶
    装置を備え、第4の記憶装置に格納されている前記暗号
    化情報に基づき受信した前記通信情報を解読,復元化す
    る解読/復元部と、 前記暗号キー生成部が生成した前記暗号キー情報と前記
    暗号アルゴリズム選択部が選択した前記暗号アルゴリズ
    ム情報とから成る前記暗号化情報を格納する第2の記憶
    装置と、前記暗号化情報をアナログ/ディジタル変換す
    るための変復調部とを備え、前記第2の記憶装置に格納
    されている前記暗号化情報を前記通信回線がディジタル
    回線の場合は呼設定メッセージを使用し、前記通信回線
    がアナログ回線の場合は前記変復調部を使用して受信側
    の秘話装置へそれぞれ送信し、受信側の秘話装置からの
    応答を応答メッセージまたは前記変復調部を介して受信
    したとき、前記第2の記憶装置に格納されている前記暗
    号化情報を前記暗号化部および前記解読/復元部へ送出
    し、通信中に前記暗号化情報設定変更要求手段から暗号
    化情報の設定変更要求を受けたとき、前記第2,第3,
    第4の記憶装置に格納されている現在の前記暗号化情報
    を消去し、前記暗号キー生成部が発生する新らたな暗号
    キー情報と前記暗号アルゴリズム選択部が選択した新ら
    たな前記暗号アルゴリズムを使用して通信開始と同様な
    手順で前記暗号化情報を再設定し、通信が終了したとき
    前記第2の記憶装置に格納されている前記暗号化情報を
    消去すると共に、前記暗号化部の前記第3の記憶装置お
    よび前記解読/復元部の前記第4の記憶装置に格納され
    ている前記暗号化情報の消去を指示する暗号化管理部
    と、 音声入出力手段とデータ入出力手段とを備えたマンマシ
    ンインタフェース部と、 を有することを特徴とする秘話装置。
  6. 【請求項6】 前記暗号化情報の設定変更要求は、発信
    側および受信側いずれの秘話装置からでも可能であるこ
    とを特徴とする請求項2および5記載の秘話装置。
  7. 【請求項7】 前記暗号化情報設定変更要求手段は、予
    め設定した所定の周期で自動的に前記暗号化情報の設定
    変更要求情報を送出することを特徴とする請求項2およ
    び5記載の秘話装置。
JP9045780A 1997-02-28 1997-02-28 秘話装置 Pending JPH10242956A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9045780A JPH10242956A (ja) 1997-02-28 1997-02-28 秘話装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9045780A JPH10242956A (ja) 1997-02-28 1997-02-28 秘話装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10242956A true JPH10242956A (ja) 1998-09-11

Family

ID=12728814

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9045780A Pending JPH10242956A (ja) 1997-02-28 1997-02-28 秘話装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10242956A (ja)

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2819068A1 (fr) * 2000-12-28 2002-07-05 Patricia Etienne Dispositif et procede de protection de documents ou de verification de l'authenticite d'un document, par utilisation d'une information chiffree elaboree par le procede, et documents proteges par ladite information
JP2003501878A (ja) * 1999-05-27 2003-01-14 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 公開鍵−秘密鍵のペアを安全に生成する方法及びその装置
JP2006191508A (ja) * 2005-01-07 2006-07-20 N-Crypt Inc 通信システム、通信方法
JP2007172653A (ja) * 2007-02-26 2007-07-05 Fujitsu Ltd 情報再生装置およびセキュアモジュール
JP2007194679A (ja) * 2006-01-17 2007-08-02 Nec Engineering Ltd 構内交換機及び端末装置
JP2007282070A (ja) * 2006-04-11 2007-10-25 Nec Engineering Ltd 通信端末装置及び暗号化方法
JP2008236022A (ja) * 2007-03-16 2008-10-02 Mitsubishi Electric Corp 通信機器
JP2008259163A (ja) * 2007-04-04 2008-10-23 Cyberlink Corp ハードウェア駆動型プログラムを実行するためのシステムおよび方法
JP2009201163A (ja) * 2000-03-24 2009-09-03 Contentguard Holdings Inc 電子コンテンツから秘話化電子コンテンツを生成する方法
JP2009534697A (ja) * 2006-04-18 2009-09-24 エアバス フランス 航空機と地上局との間の通信ネットワーク上の通信方法と装置
JP2011507318A (ja) * 2007-11-30 2011-03-03 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド 近距離通信ネットワークにおける安全な通信のためのシステム及び方法
US7913094B2 (en) 2001-12-27 2011-03-22 Fujitsu Limited Information reproducing apparatus and secure module
JP2011259439A (ja) * 2011-06-23 2011-12-22 Nti Corp 通信システム、通信方法
JP2013215385A (ja) * 2012-04-09 2013-10-24 Kita Denshi Corp 遊技機
JP2014099875A (ja) * 2013-12-24 2014-05-29 Nti Corp 通信システム、通信方法
JP2014531175A (ja) * 2011-10-28 2014-11-20 ダンマークス・テクニスケ・ユニヴェルシテット 動的な暗号化方法
WO2023162233A1 (ja) * 2022-02-28 2023-08-31 楽天グループ株式会社 通信システム、通信方法、及びプログラム

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003501878A (ja) * 1999-05-27 2003-01-14 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 公開鍵−秘密鍵のペアを安全に生成する方法及びその装置
JP2009201163A (ja) * 2000-03-24 2009-09-03 Contentguard Holdings Inc 電子コンテンツから秘話化電子コンテンツを生成する方法
JP2013214993A (ja) * 2000-03-24 2013-10-17 Contentguard Holdings Inc 安全にデジタルコンテンツを表現する方法及び装置
WO2002054667A1 (fr) * 2000-12-28 2002-07-11 Eracofa Sa Dispositif et procede de protection de documents ou de verification de l'authenticite d'un document, par utilisation d'une information chiffree elaboree par le procede, et documents proteges par ladite information chiffree
FR2819068A1 (fr) * 2000-12-28 2002-07-05 Patricia Etienne Dispositif et procede de protection de documents ou de verification de l'authenticite d'un document, par utilisation d'une information chiffree elaboree par le procede, et documents proteges par ladite information
US7913094B2 (en) 2001-12-27 2011-03-22 Fujitsu Limited Information reproducing apparatus and secure module
JP2006191508A (ja) * 2005-01-07 2006-07-20 N-Crypt Inc 通信システム、通信方法
JP2007194679A (ja) * 2006-01-17 2007-08-02 Nec Engineering Ltd 構内交換機及び端末装置
JP2007282070A (ja) * 2006-04-11 2007-10-25 Nec Engineering Ltd 通信端末装置及び暗号化方法
JP2009534697A (ja) * 2006-04-18 2009-09-24 エアバス フランス 航空機と地上局との間の通信ネットワーク上の通信方法と装置
US8856523B2 (en) 2006-04-18 2014-10-07 Airbus Operations Sas Method and device for communication on a communication link between an aircraft and a ground station
JP2007172653A (ja) * 2007-02-26 2007-07-05 Fujitsu Ltd 情報再生装置およびセキュアモジュール
JP2008236022A (ja) * 2007-03-16 2008-10-02 Mitsubishi Electric Corp 通信機器
JP2008259163A (ja) * 2007-04-04 2008-10-23 Cyberlink Corp ハードウェア駆動型プログラムを実行するためのシステムおよび方法
US8515073B2 (en) 2007-11-30 2013-08-20 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and system for secure communication in near field communication network
JP2011507318A (ja) * 2007-11-30 2011-03-03 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド 近距離通信ネットワークにおける安全な通信のためのシステム及び方法
JP2011259439A (ja) * 2011-06-23 2011-12-22 Nti Corp 通信システム、通信方法
JP2014531175A (ja) * 2011-10-28 2014-11-20 ダンマークス・テクニスケ・ユニヴェルシテット 動的な暗号化方法
US10469455B2 (en) 2011-10-28 2019-11-05 Danmarks Tekniske Universitet Dynamic encryption method
JP2013215385A (ja) * 2012-04-09 2013-10-24 Kita Denshi Corp 遊技機
JP2014099875A (ja) * 2013-12-24 2014-05-29 Nti Corp 通信システム、通信方法
WO2023162233A1 (ja) * 2022-02-28 2023-08-31 楽天グループ株式会社 通信システム、通信方法、及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5289542A (en) Caller identification system with encryption
US6907123B1 (en) Secure voice communication system
US6266418B1 (en) Encryption and authentication methods and apparatus for securing telephone communications
JPH10242956A (ja) 秘話装置
US8929548B2 (en) Providing secured communication connections using a secured communication connection object
JPH06188877A (ja) 暗号化システム
US5465300A (en) Secure communication setup method
US7023997B1 (en) Secure messaging communication system
EP2175579A1 (en) Encryption and decryption device and method for voice communications
JP4615128B2 (ja) 暗号鍵スプリットコンバイナを用いる音声及びデータ暗号化方法
US20160119303A1 (en) Information security attachment device for voice communication and information security method for voice communication using the same
KR100572463B1 (ko) 공유 암호키를 이용한 무선 통신단말기 간 통신에서의 암호 통신방법
JPH05122217A (ja) 秘話通信方法
JP3256310B2 (ja) 複合通信端末装置
CN113132090A (zh) 一种共享量子密钥的***和基于所述***的保密通信方法
JPH07303104A (ja) 暗号機能付き蓄積形通信システム
JPH09149023A (ja) 情報通信処理装置および情報通信処理方法
JP5008233B2 (ja) 携帯電話装置
JPH09181716A (ja) 無線ネットワークにおける秘密鍵生成方法及び無線端末
JPS63237633A (ja) 秘話通信方式
KR100856625B1 (ko) 사설 교환기간의 메시지 송수신 시스템 및 방법
JPH0818657A (ja) ディジタルコードレス電話機
JPH05102960A (ja) 暗号通信方式
JPH0669917A (ja) データ信号暗号化通信端末装置
JPH05167574A (ja) 秘話通信システム

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020108

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050322