JPH10237898A - シーブの給脂構造 - Google Patents

シーブの給脂構造

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Publication number
JPH10237898A
JPH10237898A JP4342497A JP4342497A JPH10237898A JP H10237898 A JPH10237898 A JP H10237898A JP 4342497 A JP4342497 A JP 4342497A JP 4342497 A JP4342497 A JP 4342497A JP H10237898 A JPH10237898 A JP H10237898A
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JP
Japan
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sheave
grease
sliding surface
recessed part
shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP4342497A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuhei Sato
裕平 佐藤
Hitoshi Morimoto
斉 森本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP4342497A priority Critical patent/JPH10237898A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】シーブとシーブ軸との間の摺動面へのシーブ軸
およびシーブボスからの給脂ができない場合であって
も、前記摺動面への給脂が可能となり、もって摺動面へ
の砂や塵埃の侵入が防止でき、しかも高価な自己潤滑性
部材を用いる必要のないシーブの給脂構造を提供する。 【解決手段】シーブ10の外周のロープ溝31の底部に
シーブ中心側に凹んだ凹部30を設ける。凹部30にロ
ープ溝31の底面より突出しないようにグリスニップル
34を取付ける。凹部30よりシーブ軸14の嵌合穴1
0aの内周面33にわたって給脂孔32を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シーブ軸とシーブ
の軸嵌合穴との摺動面に給脂する構造に係り、特に、油
圧ショベルやクレーン等の建設機械等において、軸部や
シーブボスから給脂することが困難な場合に適用するに
好適な給脂構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は油圧ショベルをベースマシンに用
いた杭打機の一例を示す側面図であり、この杭打機は、
油圧ショベル1の多関節アーム2の先端にエクステンシ
ョンアーム3を取付け、縦穴掘削の際には、該エクステ
ンションアーム3の先端よりピン4を介してオーガ駆動
装置5を垂下し、オーガ駆動装置5によりオーガ6を回
転させて縦穴を掘削する。
【0003】また、オーガ6による縦穴掘削を行った
後、杭打を行う場合は、オーガ駆動装置5の代わりに、
図3に示すように、H型鋼や矢板等の杭を把持するチャ
ック装置7をエクステンションアーム3にピン付けして
作業を行う。
【0004】また、オーガ駆動装置5にオーガ6を吊り
込んで上端をオーガ駆動装置5に装着するため、多関節
アーム2にウインチ8を取付け、該ウインチ8に巻かれ
た吊りロープ9を、エクステンションアーム3の先端か
ら垂下するため、エクステンションアーム3の先端にシ
ーブ10を取付けている。
【0005】該シーブ10は、エクステンションアーム
3の傾斜角度の如何に拘らず吊りロープ9の垂下位置が
オーガ駆動装置5や杭のチャック装置7に対して一定の
位置となるように、前記オーガ駆動装置5の取付用ピン
4と同軸に設定される。
【0006】図4はシーブ10の取付構造を示す分解斜
視図であり、12はエクステンションアーム3への取付
軸、13は該取付軸12の一端に垂直に固定したアー
ム、14はシーブ10の嵌合穴10aを回転自在に嵌合
するシーブ軸であり、該シーブ軸14は、前記オーガ駆
動装置5の取付ピン4を抜き差しするために内径が取付
ピン4の頭部よりやや大径の円筒状に構成される。1
5、16はエクステンションアーム3に対して取付軸1
2を固定するボルト、ナットであり、これらはアーム1
3の向きが一定となり、前記ピン4等とシーブ軸14の
中心が一致するように取付けるために設けられる。
【0007】18〜21はそれぞれ円穴18a〜21a
が前記シーブ軸14に回動自在に嵌合されるアームであ
り、シーブ10を挟むようにして取付けられるアーム1
8と19との間、およびアーム20と21との間にロー
プ押えローラ22がそれぞれ取付けられる。24はワッ
シャ、25、26はシーブ10の抜け止め金具である。
【0008】図5はオーガ駆動装置5とチャック装置7
の付け替え工程を示す図であり、aはエクステンション
アーム3にオーガ駆動装置5を取付けた状態を示す。こ
の場合は、オーガ駆動装置5の取付用ブラケット5aを
エクステンションアーム3にピン4により取付け、シー
ブ10は、取付軸12をエクステンションアーム3のボ
スに貫挿し、前記ボルト15、ナット16を使用して、
シーブ軸14がピン4と同心をなすように組みつける。
【0009】オーガ駆動装置5をエクステンションアー
ム3から外す時は、図5のbに示すように、台28上に
オーガ駆動装置5を載せ、ピン4を矢印に示すように、
シーブ軸14の中を通して抜く。また、杭打のために、
チャック装置7をエクステンションアーム3に取付ける
場合は、図5のcに示すように、台29上にチャック装
置7を載せ、図5のdに示すように、該チャック装置7
の取付用ブラケット7aにエクステンションアーム3を
嵌め、前記シーブ軸14を通してピン30をブラケット
7aとエクステンションアーム3のボスに通してチャッ
ク装置7をエクステンションアーム3を取付ける。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来のシーブ10の構
造によれば、ピン4、30の抜き差しと、シーブ10を
ピン4、30と同軸に設けなければならない関係上、シ
ーブ軸14が円筒状とならざるをえないため、シーブ軸
14にその端部からシーブの嵌合穴10aの摺動面に至
る給脂穴を設けて給脂する構造は採用できない。また、
シーブ10の両側にロープ押えローラ取付用アーム18
〜21を設けるため、シーブ10のボス部10b(図4
参照)からの給脂ができない。
【0011】このような理由から、従来は、シーブ10
とアーム18〜21との間から液体グリスを流し込んで
摺動面の潤滑を行っているが、液体グリスによる場合に
は、塵埃の多い作業環境において、液体グリスと共に摺
動面に砂や塵埃が侵入し、これにより摺動面が傷つき、
分解修理に手間がかかるという問題点がある。
【0012】また、このような不具合を回避するため、
シーブ軸14の表面やシーブ10の嵌合穴10aの部分
に、潤滑剤を含浸した特殊な自己潤滑性部材を用いると
すると、シーブ価格が高価になるという問題点がある。
【0013】本発明は、上述した問題点に鑑み、シーブ
とシーブ軸との間の摺動面へのシーブ軸およびシーブボ
スからの給脂ができない場合であっても、前記摺動面へ
の給脂が可能となり、もって摺動面への砂や塵埃の侵入
が防止でき、しかも高価な自己潤滑性部材を用いる必要
のないシーブの給脂構造を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、シーブの外周のロープ溝の底部にシーブ
中心側に凹んだ凹部を設け、該凹部にロープ溝底面より
突出しないようにグリスニップルを取付け、該凹部より
シーブ軸嵌合穴の内周面にわたって給脂孔を設けたこと
を特徴とする。
【0015】
【作用】本発明においては、シーブ軸とシーブの軸との
嵌合穴との摺動面への給脂は、シーブの溝底部に設けた
凹部のグリスニップルからシーブ内部に設けた給脂孔を
通して行われるので、シーブを取付けたままで摺動面へ
の給脂が行われる。このような経路で供給されるグリス
は、液体グリスではなく、半固形のものでよいため、摺
動面に半固形グリスを充満させることにより、砂や塵埃
の摺動面部への侵入が防止される。
【0016】
【発明の実施の形態】図1(A)は本発明によるシーブ
の給脂構造を示す断面図、図1(B)は(A)の部分拡
大図であり、本実施例は、図2ないし図5に示した杭打
機のエクステンションアーム3の先端に取付けられるシ
ーブ10に適用されるものについて示しており、図2な
いし図5と同じ符号は同じ構成部材を示している。
【0017】30はシーブ10の外周のロープ溝31の
底部にシーブ中心側に凹ませた凹部であり、32は該凹
部30からシーブ軸14との嵌合穴10aの内周面であ
る摺動面33にわたって設けた給脂孔である。前記凹部
30には、グリスニップル34を、給脂孔32の入口に
嵌着あるいは螺合等により、溝底部から突出しないよう
に取付ける。給脂孔32および給脂孔32の入口に設け
られるグリスニップル34は、凹部30の少なくとも1
箇所に設けられる。また、摺動面33には、前記給脂孔
32に連通する油溝35を全周にわたって設けている。
【0018】このように、グリスニップル34と給脂孔
32とを設ければ、グリスガンにより給脂孔32を通し
て摺動面33にシーブ10の外周側から給脂することが
可能となり、ロープ押えローラ22取付用アーム18〜
21の存在によりシーブボス10b側およびシーブ軸1
4側から給脂できないという問題が解決できる。シーブ
10にワイヤロープ9が掛け回されているときには、回
転位置によっては、グリスニップル34がワイヤロープ
9に覆われてしまうので、グリスニップル34上にワイ
ヤロープ9がかからない位置までシーブ10を回転させ
てワイヤロープ9を回避した後、給脂作業を行う。ま
た、給脂孔32へ供給されるグリスとして、グリスガン
により注入する半固形のものが供給できるため、摺動面
33部にグリスを充満させることができ、砂や塵埃の侵
入を、摺動面33に充満したグリスによって防止するこ
とができる。また、本実施例のように油溝35を設けれ
ば、該油溝35にグリスを溜めておくことができ、長期
にわたって摺動面33の潤滑性を維持することができ
る。
【0019】また、シーブ軸14の表面やシーブ10の
嵌合穴10aの部分に、潤滑剤を含浸した特殊な自己潤
滑性部材を用いる必要がない。
【0020】本発明は、シーブ軸14が中実である場合
にも適用でき、また、シーブボス部10bが前記アーム
18〜21等により遮蔽されないシーブにも適用するこ
とができる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、シーブの溝側から嵌合
穴への給脂孔を設けたことにより、シーブの外周側から
の給脂を可能にしたので、シーブのボス部やシーブ軸側
からの給脂が困難である場合であっても給脂が可能とな
る。このため、摺動面に充填させた半固形グリスによっ
て摺動面への砂や塵埃の侵入を防止することができ、摺
動面の損傷による分解修理の手間を省くことができる。
また、高価な自己潤滑性の部材を摺動面部に設ける必要
がなく、給脂式のシーブを廉価に提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明によるシーブの給脂構造の一実
施例を示す断面図、(B)は(A)の部分拡大図であ
る。
【図2】従来の杭打機を示す側面図である。
【図3】図2の杭打機において、エクステンションアー
ムにチャック装置を取付けた状態を示す斜視図である。
【図4】図2、図3に示した杭打機に使用されるシーブ
とその取付部材の分解斜視図である。
【図5】図2ないし図4の杭打機におけるオーガ駆動装
置とチャック装置との組み替え工程を示す図である。
【符号の説明】
10:シーブ、10a:嵌合穴、12:取付軸、13:
アーム、14:シーブ軸、15:ボルト、16:ナッ
ト、18〜21:アーム、22:ロープ押えローラ、2
4:ワッシャ、25、26:抜止金具、30:凹部、3
1:ロープ溝、32:給脂孔、33:摺動面、34:グ
リスニップル、35:油溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シーブの外周のロープ溝の底部にシーブ中
    心側に凹んだ凹部を設け、 該凹部にロープ溝底面より突出しないようにグリスニッ
    プルを取付け、 該凹部よりシーブ軸嵌合穴の内周面にわたって給脂孔を
    設けたことを特徴とするシーブの給脂構造。
JP4342497A 1997-02-27 1997-02-27 シーブの給脂構造 Pending JPH10237898A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4342497A JPH10237898A (ja) 1997-02-27 1997-02-27 シーブの給脂構造

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JP4342497A JPH10237898A (ja) 1997-02-27 1997-02-27 シーブの給脂構造

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JPH10237898A true JPH10237898A (ja) 1998-09-08

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JP4342497A Pending JPH10237898A (ja) 1997-02-27 1997-02-27 シーブの給脂構造

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