JPH10236129A - 自動車用ダクト構造 - Google Patents

自動車用ダクト構造

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JPH10236129A
JPH10236129A JP4618597A JP4618597A JPH10236129A JP H10236129 A JPH10236129 A JP H10236129A JP 4618597 A JP4618597 A JP 4618597A JP 4618597 A JP4618597 A JP 4618597A JP H10236129 A JPH10236129 A JP H10236129A
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duct
vehicle
hollow cylindrical
opening end
opening
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JP4618597A
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English (en)
Inventor
Takenori Kurata
武則 倉田
Shigehiro Okemoto
重広 桶本
Tomoko Kuroda
朋子 黒田
Kenichi Kamio
建一 神尾
Masayuki Sekine
正幸 関根
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Nihon Plast Co Ltd
Original Assignee
Nihon Plast Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】製造時に開口端部に生じた誤差を吸収して所定
部位に気密状態で固定でき、且つ他部材に押圧された場
合にもその押圧に伴う移動により車体内部の部品を損傷
することがない自動車用ダクトを提供する。 【解決手段】吸気ダクト(10)は、第1胴部(11)と第2胴
部(12)とが各連結端部(11a,12a) において同ダクト(10)
の長手方向に伸縮変形可能な伸縮部(13)により連結され
ている。第2胴部(12)の連結端部(12a) の開口面積は第
1胴部(11)の連結端部(11a) の開口面積よりも大きく、
前記伸縮部(13)は前記胴部(11,12) よりも薄肉の環状帯
に形成され、その内外周縁(13a,13b) が各連結端部(12
a,11a) と一体にされている。更に前記第2胴部(12)の
車体への取付側の開口端部(12b) が蛇腹状に形成して長
手方向に伸縮可能とされており、この開口端部(12b) と
胴部本体との連結部分からは、開口端部(12b) の端面と
平行に車体への取付用フランジ(12d) が延設されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車用ダクトに関
し、例えば車体内部のインタークーラの放熱部に開口端
部を密着させた状態で、同放熱部とバンパーの吸気口と
の間に設置される吸気ダクト等の自動車用ダクトに関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車の車体内部には吸気ダクトや排気
ダクト等のダクトが多数設置されている。例えば図6に
示すように、バンパー1に形成された吸気口1aと車体
内部に配されたインタークーラ2の放熱部2aとの間に
は吸気ダクト3が設置され、外気をインタークーラ2内
に導入するために使用されている。
【0003】前記バンパー1に形成された吸気口1aは
正面が略長円形状をなし、同吸気口1aの周縁からは車
体内部に向けて矩形をなす枠状壁部1bが延設されてい
る。前記吸気ダクト3は同一肉厚で構成され、その断面
が矩形状をなしており、バンパー側の開口端部3aから
インタークーラ2側の開口端部3bに向けて断面積を漸
増させている。この吸気ダクト3はバンパー側の開口端
部3aに前記枠状壁部1bの一部を収容すると共にイン
タークーラ2側の開口端部3bを前記インタークーラ2
の放熱部2aに対向させて同ダクトが車体に支持されて
いる。
【0004】この吸気ダクト3はブロー成形した後に閉
鎖している両端部をカットして製作されるが、このとき
カット面が傾斜して前記開口端部3a,3bにカット誤
差が生じる場合がある。そのため、前記吸気ダクト3は
前記カット誤差が生じた場合にも使用が可能となるよう
に、インタークーラ2側の開口端部3bと前記インター
クーラ2の放熱部2aとの間に僅かに隙間をもたせた状
態で車体に支持し、その後、前記間隙を別体からなる図
示せぬシール部材で密閉してエア漏れを低減させてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように前記インタークーラ2の放熱部2aと開口端部
3bとの隙間にシール部材を介在させることにより前記
カット誤差を吸収する場合には、少なくとも前記シール
部材が必要となり部品点数が増加する。また、同シール
部材の取付工程が必要となり、同時にその作業は煩雑で
あるため作業効率も低下する。
【0006】更には、例えばバンパー1のみが車体後方
に移動する程度に車体が衝突した場合に、上述のように
バンパー1に形成された吸気口1aとインタークーラ2
の放熱部2aとの間に吸気ダクト3が設置されている
と、前記バンパー1により前記吸気ダクト3のダクト側
開口端部3aが押圧されて、前記吸気ダクト3が前記バ
ンパー1と共に後方に移動する。それにより、前記イン
タークーラ2側の開口端部3bがインタークーラ2の放
熱部2aに押圧し、たとえバンパー1のみが車体後方に
移動する程度の衝突であっても、前記放熱部2aや前記
インタークーラ2までもが損傷してしまう。
【0007】本発明はかかる点に鑑み、自動車用ダクト
の成形時にその開口端部に誤差が生じた場合にも、他の
部材を使用することなくその誤差を吸収して前記開口端
部を相手方の部材と気密の状態で、前記ダクトを車体に
設置できると共に、例えば自動車が前記バンパーのみが
移動する程度で衝突した場合にも、そのバンパーの移動
を前記ダクトで吸収でき、同ダクトに近接する部品が損
傷するのを防止する自動車用ダクトを提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、端部が開口した中空筒体からなる自動車
用ダクトにおいて、前記中空筒体の長手方向の中間部
に、同ダクトの長手方向に伸縮変形可能な伸縮部を有し
てなることを特徴とする自動車用ダクトを主要な構成と
する。
【0009】好ましくは、前記中空筒体は2つの胴部が
その連結端部で前記伸縮部により連結されてなり、一方
の胴部の連結端部の開口面積が他方の胴部の連結端部の
開口面積よりも大きく、前記伸縮部は前記胴部よりも薄
肉の環状帯に形成され、その内外周縁が各連結端部と一
体にされてなる。この場合に、前記伸縮部の断面が略S
字状をなしており、その内外周縁が前記一方及び他方の
胴部の各連結端部に連結されてなることが好ましい。ま
た、前記ダクトは前記一方及び他方の胴部と伸縮部とが
ブロー成形により一体に成形されてなり、前記伸縮部は
各胴部よりも大きな延伸比率で延伸成形されてなること
が好ましい。或いは、前記伸縮部を蛇腹状に形成して、
同ダクトの長手方向に伸縮変形可能とすることもでき
る。
【0010】更に、本発明の他の主要な構成として、端
部が開口した中空筒体からなる自動車用ダクトにおい
て、前記中空筒体の少なくとも車体への取付側の開口端
部が長手方向に伸縮可能とされてなることを特徴とする
自動車用ダクトが提供される。好ましくは、前記開口端
部は蛇腹状に形成されてなり、更には前記中空筒体の胴
部本体と蛇腹状の前記開口端部との連結部分に、車体へ
の取付用フランジが前記開口端部の開口端面と平行に延
設されてなることが好ましい。
【0011】これら上述した自動車用ダクトは、例えば
一方の前記開口端部を車体内部の熱交換器の放熱部に対
向させると共に他方の前記開口端部をバンパーに形成さ
れた吸排気口に対向させて設置することができる。その
場合に、前記自動車用ダクトは、前記取付用フランジと
前記放熱部との間に所定の間隙をもたせた状態でボルト
等の固着具により固着される。それと同時に前記開口端
部の開口端縁を前記放熱部に密着させるが、例えば前記
ダクトの製造時に前記開口端縁が斜めにカットされ誤差
が生じた場合にも、本発明のように前記開口端部を伸縮
部、例えば蛇腹状に構成しているので、同端部が長手方
向に伸縮するため、前記開口端縁を前記放熱部に容易に
密着させることができる。
【0012】更に、例えば車体が衝突してバンパーが後
方に移動し、同バンパーの移動に伴って前記自動車用ダ
クトが後方に押圧された場合には、前記自動車用ダクト
は前記中空筒体の長手方向の中間部、更にはその車体側
の開口端部に、同ダクトの長手方向に伸縮変形可能な伸
縮部を有しているため、その伸縮部において収縮し、前
記移動を吸収する。また、前記衝突による後方への移動
が前記伸縮部の伸縮では対処できない程度に大きなもの
であった場合には、前記ダクトの中間部に形成された伸
縮部は薄肉に形成されて前記胴部よりも脆弱になってい
るため、同伸縮部で破断して前記移動を吸収する。その
ため、たとえバンパーが後方へ移動し前記ダクトを後方
へ押圧した場合にも、前記ダクトの開口端部が前記熱交
換器に衝突して同熱交換器を損傷させることがない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、図示実施例を参照して詳細に説明する。図1
は本発明の自動車用ダクトが設置された車体の斜視図、
図2は本発明の自動車用ダクトの斜視図、図3は前記自
動車用ダクトが車体に設置された状態での長手方向の断
面図である。
【0014】車体4のバンパー1には正面が略長円形状
をなす吸気口1aが形成されており、同吸気口1aの周
縁からは車体内部(後方)に向けて矩形をなす枠状壁部
1bが延設されている。更に車体内部にはインタークー
ラ2が設置されており、前記インタークーラ2の前面が
放熱部2aとなっており、前記放熱部2aの上下には吸
気ダクト10の取付部2b(図3参照)が形成されてい
る。前記バンパー1の吸気口1aと前記インタークーラ
2の放熱部2aとの間には吸気ダクト10が設置されて
いる。同吸気ダクト10は断面が矩形状の中空筒体から
なる第1胴部11及び第2胴部12と、それらの連結端
部11a,12aを連結する伸縮部13とを備えてい
る。
【0015】前記第1胴部11は開口端部11bから前
記連結端部11aにかけて略均一の肉厚で構成されてお
り、その断面積も前記吸気口1aから延設された前記枠
状壁部1bの端縁を収容可能な大きさで前記開口端部1
1bから前記連結端部11aにかけて同一に形成されて
いる。一方、前記第2胴部12は後方の開口端部12b
を除く胴部本体が略均一の肉厚で構成されている。同第
2胴部12は上壁部12cをその連結端部12aから前
記開口端部12bに向けて円弧状に傾斜させ、その断面
積を前記連結端部12aから開口端部12bにかけて漸
増させている。更に、同第2胴部12の開口端部12b
は蛇腹状に形成されており、前記開口端部12bを長手
方向に伸縮可能にしている。また、第2胴部12の胴部
本体と前記開口端部12bとの連結部分における上下壁
部には、前記開口端部12bの開口端面と平行に取付用
フランジ12dが外方に延設されており、同フランジ1
2dにはボルト挿通孔12eが形成されている。
【0016】前記第2胴部12の連結端部12aの開口
面積は、前記第1胴部11の連結端部11aの開口面積
よりも大きく設定されており、これら連結端部11a,
12aは前記伸縮部13を介して連結されている。同伸
縮部13は前記第1及び第2胴部11,12よりも薄肉
の、断面が略S字状をなす環状帯からなり、その内周端
縁13aを前記第2胴部12の連結端部12aに、外周
端縁13bを前記第1胴部11の連結端部11aにそれ
ぞれ一体に連結されている。かかる構成により、この伸
縮部13の部分で前記吸気ダクト10はその長手方向に
伸縮可能となる。
【0017】この吸気ダクト10は前記第1及び第2胴
部11,12と伸縮部13とがブロー成形により一体に
成形され、その後、閉鎖している両端部をカットして製
作される。このブロー成形時における前記伸縮部13の
近傍での金型断面を図4に示す。この成形金型5内に肉
厚が均一な円筒形のパリソン6をセットする際に、同図
に仮想線で示すように、前記第1胴部11及び第2胴部
12を成形する部分の金型面にパリソン6を沿わせ、前
記伸縮部13を成形する部分の金型面にはパリソン6を
非接触の状態でセットする。その状態でブロー成形する
と、第1及び第2胴部11,12を形成するパリソン部
分では、パリソン6のセット時に同部分が金型面に接触
して、その金型面により冷却されるため樹脂の流動が少
ないが、伸縮部13を形成するパリソン部分は金型面に
接触してはおらず金型面による樹脂の冷却がないため自
由に流動できる。そのため前記伸縮部13は前記各胴部
11,12よりも大きな延伸比率でブローにより延伸成
形されて肉薄となる。
【0018】上述の構成を備えた吸気ダクト10を車体
へ取り付けるには、前記第1胴部11の開口端部11b
に前記バンパー10の吸気口1aから延設された前記枠
状壁部1bの端縁を収容させると共に、前記第2胴部1
2の蛇腹状開口端部12bをインタークーラ2の放熱部
2aに対向させた状態で、前記取付フランンジ12dの
ボルト挿通孔12eと、前記インタークーラ2の取付部
2bのネジ孔とを一致させて、前記ボルト挿通孔12e
を介してネジ孔にボルト7をねじ込む。このとき、前記
蛇腹状開口端部12bが前記放熱部2aに密着するまで
前記ボルト7をねじ込むと、同端部12bが僅かに収縮
した状態となっている。この密着時においても、前記取
付フランジ12dは前記インタークーラ2の取付部2b
との間に隙間が形成されるが、同前記蛇腹状開口端部1
2bの弾力により、その密着端を前記放熱部2aに密着
させるとともに、第2胴部12の胴部本体を第1胴部1
1側に押し返している。
【0019】ところで、前記開口端部12bは上述した
ようにブロー成形後にカットされるが、前記端部12b
が斜めにカットされるなどのカット誤差が生じる場合が
ある。そのような場合にも本発明の吸気ダクト10では
前記開口端部12bが蛇腹状に形成されているため、複
数の前記ボルト7の締め付け程度をそれぞれに調整する
ことで、前記開口端部12bを前記放熱部2aに密着さ
せて気密に固定することができ、エア漏れを防止でき
る。
【0020】更に、前記吸気ダクト10が取り付けられ
ている車体4が、例えばバンパー1のみを後方に移動さ
せる程度に衝突した場合、前記バンパー1により前記吸
気ダクト10の第1胴部11の開口端部11bが後方に
押圧される。このとき、前記伸縮部13がその長手方向
に収縮すると共に第2胴部12の蛇腹状の開口端部12
bが前記取付フランジ12dと前記インタークーラ2の
取付部2bとの間に形成されている前記隙間の長さだけ
長手方向に収縮して、前記吸気ダクト10は前記移動を
吸収する。そのため、前記第2胴部12の開口端部12
bが前記放熱部2bを強度に押圧することがない。ま
た、前記衝突による後方への移動が前記伸縮部13及び
蛇腹状開口端部12bの収縮では対処できない程度に大
きなものであった場合には、前記伸縮部13は前記胴部
11,12よりも薄肉に形成されており脆弱になってい
るため、前記吸気ダクト10が同伸縮部13で破断し、
前記第1胴部11は前記第2胴部12内を後方へ移動可
能となる。そのため、たとえバンパー1が後方へ移動
し、前記ダクト10の第1胴部11を後方へ押圧した場
合にも、第2胴部12の開口端部12bが前記放熱部2
aを強度に押圧し前記インタークーラ2を損傷させるこ
とはない。
【0021】図5は上述した吸気ダクト10の変形例で
ある吸気ダクト10′の斜視図である。前記吸気ダクト
10′は上述した吸気ダクト10と殆ど同一の構成を備
えているが、第1胴部11′及び第2胴部12′の上下
及び左右壁部に、同ダクト10′の長手方向に凹部11
f,12fが複数形成されている点で異なるものであ
る。この吸気ダクト10もブロー成形した後に閉鎖端部
を裁断するにより製造されるが、ブロー成形の際に前記
凹部11f,12fは肉薄に成形されるためこれら凹部
11f,12fが脆弱となっている。
【0022】この変形例による吸気ダクト10′も上述
の吸気ダクト10と同様に、車体の衝突等で前記バンパ
ー1により第1胴部11′の開口端部11b′が後方に
押圧されたときに、伸縮部13′及び蛇腹状開口端部1
2b′において伸縮して後方への移動を吸収し、その移
動が大きな場合には、前記吸気ダクト10′は前記伸縮
部13′で破断して前記第1胴部11′が前記第2胴部
12′内を後方へ移動して対処できる。更に、本変形例
では、各胴部11′,12′の壁部に肉薄の凹部11
f,12fが複数形成されているため、長手方向の押圧
力に対して前記胴部11′,12′自体が容易に変形
し、その押圧力が前記放熱部2aに伝わるのを阻止す
る。
【0023】また、本変形例による吸気ダクト10′
は、車体への取付フランジ12d′が前記第2同部1
2′の上下壁部ではなく、左右壁部から延設されている
点でも上述の吸気ダクト10とは異なるものであるが、
この相違は、取付対象であるインタークーラ2の構成や
周囲の部材とのスペースの関係で変更されるものにすぎ
ず、その取付けに関する機能及び効果は上述の吸気ダク
ト10と同様である。
【0024】なお、上述した実施例はいずれもインター
クーラ2の放熱部2aとバンパー1の吸気口1aとの間
に設置される吸気ダクト10,10′であるが、本件発
明はこの吸気ダクト10,10′以外にも車体に装備さ
れている多様なダクトに適用可能である。
【0025】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の自動車
用ダクトはその中間部に同ダクトの長手方向に伸縮変形
可能で且つ薄肉の伸縮部を有している。そのため例えば
吸気ダクトをバンパーの吸気口とインタークーラの放熱
部との双方に対向させて設置した場合に、車体の衝突等
によりバンパーのみが後方に移動した際に、その移動は
伸縮部が収縮し又は破断することで吸収され、前記ダク
トが内部のインタークーラに衝突することはなく、イン
タークーラの損傷を防止できる。
【0026】更に、本発明の自動車用ダクトは車体への
取付側の開口端部が長手方向に伸縮可能とされているた
め、前記ダクトの製造時に前記開口端部に誤差が生じた
場合にも、前記開口端部の伸縮の度合いを調整すること
で、同開口端部を所定の部位に気密状態で固定すること
ができ、前記ダクトの固定部分でのエア漏れを阻止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による吸気ダクトが設置さ
れた車体の斜視図である。
【図2】前記吸気ダクトの斜視図である。
【図3】前記吸気ダクトの車体へ設置された状態での長
手方向の断面図である。
【図4】前記吸気ダクトのブロー成形時における伸縮部
近傍での金型断面図である。
【図5】本発明の変形例による吸気ダクトの斜視図であ
る。
【図6】従来の吸気ダクトの車体へ設置された状態での
長手方向の断面図である。
【符号の説明】
1 バンパー 1a 吸気口 1b 枠状壁部 2 インタークーラ 2a 放熱部 2b 取付部 3 吸気ダクト 3a バンパー側の開口端部 3b インタークーラ側の開口端部 4 車体 5 成形金型 6 パリソン 7 ボルト 10,10′ 吸気ダクト 11,11′ 第1胴部 11a 連結端部 11b 開口端部 11f 凹溝 12,12′ 第2胴部 12a 連結端部 12b 開口端部 12c 上壁部 12d,12d′ 取付用フランジ 12e ボルト挿通孔 12f 凹溝 13 伸縮部 13a 内周縁 13b 外周縁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神尾 建一 静岡県富士市青島町218番地日本プラスト 株式会社内 (72)発明者 関根 正幸 静岡県富士市青島町218番地日本プラスト 株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端部が開口した中空筒体からなる自動車
    用ダクトにおいて、前記中空筒体の長手方向の中間部
    に、同ダクトの長手方向に伸縮変形可能な伸縮部を有し
    てなることを特徴とする自動車用ダクト。
  2. 【請求項2】 前記中空筒体は2つの胴部がその連結端
    部で前記伸縮部により連結されてなり、一方の胴部の連
    結端部の開口面積が他方の胴部の連結端部の開口面積よ
    りも大きく、前記伸縮部は前記胴部よりも薄肉の環状帯
    に形成され、その内外周縁が各連結端部と一体にされて
    なる請求項1記載の自動車用ダクト。
  3. 【請求項3】 前記伸縮部の断面が略S字状をなしてお
    り、その内外周縁が前記一方及び他方の胴部の各連結端
    部に連結されてなる請求項2記載の自動車用ダクト。
  4. 【請求項4】 前記ダクトは前記一方及び他方の胴部と
    伸縮部とがブロー成形により一体に成形されてなり、前
    記伸縮部は各胴部よりも大きな延伸比率で延伸成形され
    てなる請求項2又は3記載の自動車用ダクト。
  5. 【請求項5】 前記伸縮部は蛇腹状に形成されてなる請
    求項1記載の自動車用ダクト。
  6. 【請求項6】 端部が開口した中空筒体からなる自動車
    用ダクトにおいて、前記中空筒体の車体への取付側の少
    なくとも開口端部が長手方向に伸縮可能とされてなるこ
    とを特徴とする自動車用ダクト。
  7. 【請求項7】 前記開口端部は蛇腹状に形成されてなる
    請求項6記載の自動車用ダクト。
  8. 【請求項8】 前記中空筒体の胴部本体と蛇腹状の前記
    開口端部との連結部分に、車体への取付用フランジが前
    記開口端部の開口端面と平行に延設されてなる請求項7
    記載の自動車用ダクト。
  9. 【請求項9】 一方の前記開口端部を車体内部の熱交換
    器の放熱部に対向させると共に他方の前記開口端部をバ
    ンパーに形成された吸排気口に対向させて設置されてな
    る請求項1〜8のいずれかに記載の自動車用ダクト。
JP4618597A 1997-02-28 1997-02-28 自動車用ダクト構造 Pending JPH10236129A (ja)

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