JPH1023284A - 画像形成装置および画像形成装置のカラー原稿処理方法 - Google Patents

画像形成装置および画像形成装置のカラー原稿処理方法

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JPH1023284A
JPH1023284A JP8178818A JP17881896A JPH1023284A JP H1023284 A JPH1023284 A JP H1023284A JP 8178818 A JP8178818 A JP 8178818A JP 17881896 A JP17881896 A JP 17881896A JP H1023284 A JPH1023284 A JP H1023284A
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image
color
reading
optical unit
scanning
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JP8178818A
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English (en)
Inventor
Junichi Noguchi
淳市 野口
Takashi Suzuki
隆史 鈴木
Hiroyuki Tsuji
博之 辻
Akiko Sugano
明子 菅野
Tsunao Honpo
本保  綱男
Shingo Kitamura
慎吾 北村
Nobuyuki Watabe
信之 渡部
Kazuhito Ohashi
一仁 大橋
Tetsuya Nakamura
哲哉 中村
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラー原稿画像を2往復走査する間に、4色
分のカラー原稿画像情報の読み取りを完了して、カラー
原稿画像の複写処理時間を短縮することである。 【解決手段】 光学ユニットが往路走査および復路走査
する間にCCD210が読み取った各カラー原稿画像情
報を記憶するメモリ3504と記憶された各カラー原稿
画像情報の読出し順序をCPU3501が各カラー原稿
画像情報が記憶される際に前記光学ユニットが走査して
いた方向に基づいて切り換え制御する構成を特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー原稿画像を
色分解して読取り、記録媒体に各色画像を順次重ね転写
してカラー画像を形成する画像形成装置および画像形成
装置のカラー原稿処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ディジタルカラー複写機等のカラ
ー画像形成装置は、読み取り部で読み取られた画像信号
を電気的に処理し、マゼンタ(M),シアン(C),イ
エロー(Y),ブラック(BK)の各成分に分解してプ
リンタ部に送る。1回の読み取り(原稿走査)につき、
M,C,Y,BKの内の一つの成分がプリンタ部に送ら
れるため計4回の原稿走査により一回のプリントアウト
が完成する。
【0003】各々の原稿走査によって、感光ドラム上
に、M,C,Y,BKの静電潜像を形成し、その静電潜
像に対応するトナーで現像を行う。そして、感光ドラム
上に現像される、M,C,Y,BKの4回分のトナー像
を複写用紙に転写するために、転写用のドラムの用紙を
巻き付けドラムを4回転しながら4回分のトナー像を転
写する。つまり、転写用のドラム4回転で1枚分のプリ
ントアウトができる。
【0004】この転写用のドラムは複写用紙の最大サイ
ズ(例えばA3)を巻き付けることができる大きさであ
る。その用紙の半分のサイズ(例えばA4)ならば2枚
巻き付けが可能であるので、そのサイズの用紙を用いて
1枚の原稿を複数枚コピーするときには転写ドラム上に
そのサイズの用紙を2枚巻き付けていた。つまり、転写
ドラム4回転で2枚のコピーが可能となり、生産性が向
上していた。これにより、例えば複写用紙がA4やB5
サイズで1枚の原稿を複数枚コピーするときには、転写
ドラム上に複写用紙を2枚巻き付けることで転写ドラム
4回転で2枚のコピーが可能であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、複数の原稿を
コピーするときは、画像読み取りスピードが感光ドラム
への現像、複写用紙への転写といった記録動作のスピー
ドに追い付かないため転写ドラム上に1枚だけ用紙を巻
き付けて1枚ずつ画像の読み取りを行っていた。そのた
め、転写ドラムの用紙が巻き付けられない領域(A4原
稿1枚分)の転写ドラムの回転時間は複写処理に使用さ
れない無駄な時間となり、結果として複写処理時間が長
くなるという問題点があった。
【0006】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたもので、本発明に係る第1の発明〜第8の発明
の目的は、カラー原稿画像を光学ユニットを1往復走査
する間に、往路走査時と復路走査時との双方読み取りを
行いながら読み取ったカラー原稿画像情報のメモリへの
書込みまたは読み出しを制御することにより、カラー原
稿画像を2往復走査する間に、4色分のカラー原稿画像
情報の読み取りを完了して、カラー原稿画像の複写処理
時間を短縮できる画像形成装置および画像形成装置のカ
ラー原稿処理方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、カラー原稿を走査露光する光学ユニットと、前記光
学ユニットを往復走査させる移動手段と、前記移動手段
により前記光学ユニットが前記カラー原稿を走査露光し
て得られる反射画像を色分解して読み取る画像読取り手
段と、前記光学ユニットが往路走査および復路走査する
間に前記画像読取り手段が読み取る各カラー原稿画像情
報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された各
カラー原稿画像情報の読出し順序を各カラー原稿画像情
報が記憶される際に前記光学ユニットが走査していた方
向に基づいて切り換え制御する読出し制御手段とを有
し、前記読出し制御手段により順次読み出される各カラ
ー原稿画像情報に基づいて像担持体に転写された記録媒
体にカラー画像を形成するものである。
【0008】本発明に係る第2の発明は、前記読出し制
御手段は、前記光学ユニットが走査していた方向が復路
方向である場合に、記憶された各カラー原稿画像情報を
前記記憶手段から前記往路時とは逆順に読み出すもので
ある。
【0009】本発明に係る第3の発明は、カラー原稿を
走査露光する光学ユニットと、前記光学ユニットを往復
走査させる移動手段と、前記移動手段により前記光学ユ
ニットが前記カラー原稿を走査露光して得られる反射画
像を色分解して読み取る画像読取り手段と、前記光学ユ
ニットが往路走査および復路走査する間に前記画像読取
り手段が読み取る各カラー原稿画像情報を記憶する記憶
手段と、前記記憶手段に記憶させる各カラー原稿画像情
報の書込み順序を前記光学ユニットが走査する方向に基
づいて切り換え制御する書込み制御手段とを有し、前記
読出し制御手段により順次読み出される各カラー原稿画
像情報に基づいて像担持体に転写された記録媒体にカラ
ー画像を形成するものである。
【0010】本発明に係る第4の発明は、前記書込み制
御手段は、前記光学ユニットが走査していた方向が復路
方向である場合に、読み取られた各カラー原稿画像情報
を前記記憶手段に対して前記往路時とは逆順に書き込む
ものである。
【0011】本発明に係る第5の発明は、カラー原稿を
所定の読取り位置に搬送する原稿搬送手段を有するもの
である。
【0012】本発明に係る第6の発明は、前記原稿読取
り手段は、複数枚のカラー原稿画像を読み取るものであ
る。
【0013】本発明に係る第7の発明は、カラー原稿を
走査露光する光学ユニットと、前記光学ユニットを往復
走査させる移動手段と、前記移動手段により前記光学ユ
ニットが前記カラー原稿を走査露光して得られる反射画
像を色分解して読み取る画像読取り手段とを有する画像
形成装置のカラー原稿処理方法において、前記光学ユニ
ットが往路走査および復路走査する際に、前記画像読取
り手段が読み取る各カラー原稿画像情報をメモリに書き
込む書込み工程と、前記光学ユニットが往路走査される
間に、前記記憶手段に記憶された各カラー原稿画像情報
を書込み順に読出す第1の読出し工程と、前記光学ユニ
ットが復路走査される間に、前記記憶手段に記憶された
各カラー原稿画像情報を書込み順とは逆順に読出す第2
の読出し工程とを有するものである。
【0014】本発明に係る第8の発明は、カラー原稿を
走査露光する光学ユニットと、前記光学ユニットを往復
走査させる移動手段と、前記移動手段により前記光学ユ
ニットが前記カラー原稿を走査露光して得られる反射画
像を色分解して読み取る画像読取り手段とを有する画像
形成装置のカラー原稿処理方法において、前記光学ユニ
ットが往路走査される間に、画像読取り手段が読み取る
各カラー原稿画像情報をメモリに順次書き込む第1の書
込み工程と、前記光学ユニットが復路走査される間に、
画像読取り手段が読み取る各カラー原稿画像情報をメモ
リに対して前記往路走査時とは逆順に書き込む第2の書
込み工程とを有するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕図1は、本発明の第1実施形態を示す
画像形成装置の構成を説明する概略断面図であり、例え
ばカラー画像形成装置の場合を示す。
【0016】図1において、201はイメージスキャナ
部であり、原稿を読み取り、ディジタル信号処理を行う
部分である。また、200はプリンタ部であり、イメー
ジスキャナ部201に読み取られた原稿画像に対応した
画像を用紙にフルカラーでプリント出力する部分であ
る。
【0017】イメージスキャナ部201において、20
2は原稿給送装置(DF)であり、原稿台ガラス203
上の原稿204を原稿台ガラス203上にセットする。
原稿台ガラス203上の原稿204は、ハロゲンランプ
205の光で照射される。原稿からの反射光はミラー2
06,207に導かれ、レンズ208により3ラインセ
ンサ(以下CCD)210上に像を結ぶ。レンズ208
には遠赤外カットフィルタ231が設けられている。な
お、原稿照明光源であるハロゲンランプ205は可視情
報読み取りのために用いられ、上記の情報読み取りに必
要な照明波長成分をともに有する。
【0018】CCD210は原稿からの光情報を色分解
して、フルカラー情報レッド(R),グリーン(G),
ブルー(B)成分を読み取り、信号処理部209に送
る。なお、ハロゲンランプ205,ミラー206は速度
vで、ミラー207は1/2vでラインセンサの電気的
走査方向(以下、主走査方向)に対して垂直方向(以
下、副走査方向)に機械的に動くことにより、原稿全面
を走査する。
【0019】211は標準白色板であり、フォトセンサ
(R,G,Bセンサ)210−1〜210−3で読み取
りデータの感度ばらつき等の補正データを発生する。こ
の標準白色板211は、図2に示すように可視光から赤
外光に対してはほぼ均一の反射特性を示し、可視では白
色の色を有している。そこで、後述するように補正す
る。
【0020】図2は、図1に示した標準白色板211の
反射特性を示す図であり、縦軸は相対反射率を示し、横
軸は波長(nm)を示す。
【0021】上記標準白色板211を用いてフォトセン
サ(R,G,Bセンサ)210−1〜210−3の可視
センサの出力データの補正を行う。
【0022】また、230は光センサで、フラグ板22
9と共に画像先端信号VTOPを作り出す。
【0023】一方、信号処理部209では読み取られた
R,G,B信号は電気的に処理され、マゼンタ(M),
シアン(C),イエロー(Y),ブラック(BK)の各
成分に分解し、プリンタ部200に送る。また、イメー
ジスキャナ部201における一回の原稿走査(スキャ
ン)につき、M,C,Y,BKの内、一つの成分がプリ
ンタ部200に送られ、計4回の原稿走査により一回の
プリントアウトが完成する。
【0024】プリンタ部200では、イメージスキャナ
部201より送られてくるM,C,Y,BKの画像信号
をレーザドライバ212に送る。そして、レーザドライ
バ212はM,C,Y,BKの画像信号に応じ、半導体
レーザ213を変調駆動する。レーザ光はポリゴンミラ
ー214,f−θレンズ215,ミラー216を介し、
感光ドラム217上を走査する。
【0025】219〜222は現像器であり、マゼンタ
現像器219,シアン現像器220,イエロー現像器2
21,ブラック現像器222より構成され、4つ現像器
が交互に感光ドラム217に接し、感光ドラム217上
に形成されたM,C,Y,BKの静電潜像を対応するト
ナーで現像する。
【0026】223は転写ドラムで、用紙カセット22
4または225より給紙された用紙をこの転写ドラム2
23に巻き付け、感光ドラム217上に現像されたトナ
ー像を用紙に転写する。
【0027】なお、転写ドラム223には、A4の用紙
で2枚分(A3で1枚分)の用紙を巻き付けることがで
きる。転写ドラム223内には2つのセンサ227,2
28を持ち、これらのセンサ227,228によってA
4、2枚を現像するときの各用紙の先端の位置と感光ド
ラム217上に潜像される画像の先端の同期を合わせ
る。このようにしてM,C,Y,BKの4色が順次転写
された後に、用紙は定着ユニット226を通過して排紙
される。
【0028】図3は、図1に示した原稿給送装置(D
F)202の原稿給送動作を説明する図であり、(a)
〜(d)はそれぞれ異なる原稿給送状態を示し、(a)
は給紙状態に対応し、(b)は1枚目のコピー完了状態
を示し、(c)は原稿搬送状態を示し、(d)は原稿排
紙状態を示す。
【0029】この図に示すように、原稿トレイ上の原稿
を給紙すると(図3の(a)参照)、原稿給送装置(D
F)202は原稿を原稿台ガラス上にセットする。原稿
検知および原稿のコピー後(図3の(b)参照)、原稿
ガラス上の原稿を搬送し(図3の(c)参照)、原稿ト
レイに排紙する(図3の(d)参照)。
【0030】次に、イメージスキャナ部201について
図4を参照して詳細に説明する。
【0031】図4は、図1に示したCCD210の構成
を説明する図であり、(a)は外観を示し、(b)は、
(a)の各センサの画素構成を示し、(c)は、(a)
に示す破線部の破断面を示す。
【0032】図において、210−1,210−2,2
10−3は順にR,G,B波長成分を読み取るための受
光素子列のフォトセンサ(R,G,Bセンサ)であり、
順にR,G,B波長成分を読み取る。なお、受光素子列
210−1〜210−3までのR,G,Bの各センサは
主走査方向,副走査方向に10μmの開口を持つ。この
3本の異なる光学特性をもつ受光素子列は、R,G,B
の各センサが原稿の同一ラインを読み取るべく互いに平
行に配置されるように、同一のシリコンチップ上にモノ
リシックに構成されている。このような構成のCCD2
10を用いることで、各色分解読取でのレンズ等の光学
形を共通にし、これにより、R,G,Bの色枚の光学調
性を簡素にすることが可能となる。
【0033】シリコン基板210−4上にはR,G,B
各々の可視情報を読み取るフォトセンサ210−1,2
10−2,210−3が図4の(c)に示すように配置
されている。Rのフォトセンサ210−1上には可視光
の内、レッドの波長成分を透過するRフィルタ210−
6が配置されている。同様にGのフォトセンサ210−
2上にはGフィルタ210−7が、Bのフォトセンサ2
10−3上にはBフィルタ210−8が配置されてい
る。210−5は透明有機膜で構成された平坦化層であ
る。210−9は赤外カットフィルタで、赤外光をカッ
トする。
【0034】なお、図4の(b)に示す様に、R,G,
Bの各センサは主走査方向に一画素当たり10μmの長
さをもつ。R,G,Bの各センサはA3原稿の短手方向
(297mm)を400dpiの解像度で読み取ること
が出来るように、主走査方向に5000画素ある。ま
た、R,G,Bの各センサのライン間距離は80μmで
あり、400lpiの副走査解像度に対してR,G,B
各8ラインずつ離れている。
【0035】以下、図5に示す特性図を参照して、CC
D210のR,G,Bのラインセンサのフィルタの分光
特性を説明する。
【0036】図5は、図4に示したCCD210の色別
相対感度特性を示す図であり、縦軸は相対感度を示し、
横軸は入射光波長λ(nm)を示す。
【0037】この図において、Rで示す特性はRフィル
タ210−6によるセンサの出力特性であり、赤の波長
域と赤外の波長域の光に対して感度を有する。Gで示す
特性はGフィルタ210−7によるセンサの出力特性で
あり、緑の波長域と赤外の波長域の光に対して感度を有
する。Bで示す特性はBフィルタ210−8によるセン
サの出力特性であり、青の波長域の赤外の波長域の光に
対して感度を有する。この図からもわかるように、R,
G,Bのフィルタ210−6〜210−8は700nm
以上の赤外光に対して感度を有している。そのため赤外
光をカットするフィルタ210−9がR,G,Bのフォ
トセンサに対応して設けられている。この赤外カットフ
ィルタ210−9はSiO2 ,TiO2 の積層蒸着膜で
構成されており、図6の特性を有する。
【0038】図6は、図4に示したCCD210の赤外
カットフィルタ210−9の相対感度特性を示す図であ
り、縦軸は相対感度を示し、横軸は入射光波長λ(n
m)を示す。
【0039】図7は、図1に示した画像処理装置の制御
構成を説明するブロック図であり、図1と同一のものに
は同一の符号を付してある。
【0040】図において、3001はアナログ信号処理
部で、CCD210より出力される画像信号R1,G
1,B1のゲイン調整,オフセット調整を行う。300
2〜3004はA/Dコンバータで、アナログ信号処理
部3001でゲイン調整,オフセット調整された信号を
R2,G2,B2の色信号毎に8bitのディジタル画
像信号に変換する。3005〜3007はシェーディン
グ補正部で、ディジタル画像信号R3,G3,B3の色
信号毎に標準白色板211の読み取り信号を用いた公知
のシェーディング補正処理を行う。3500はコントロ
ール装置で、CPU3501,RAM3502,ROM
3503を備え、メモリ3504の書込みと読み出しを
原稿読取りスキャン方向に応じて切換え制御するととも
に、プリンタ部200への各色画像データの送出をRO
M3503に記憶された制御プリンタに基づいて総括的
に制御して、カラー画像形成処理を後述するように高速
化する。
【0041】3015はクロック発生部で、1画素単位
のクロックを発生する。3016の主走査アドレスカウ
ンタはアップカウンタであり、クロックを計数し、1ラ
インの画素アドレス出力を生成する。3017はデコー
ダであり、主走査アドレスカウンタ3016からの主走
査アドレスをデコードして、シフトパルスやリセットパ
ルス等のライン単位のCCD駆動信号やCCDからの1
ライン読み取り信号中の有効領域を表すVE信号や、ラ
イン同期信号HSYNCを生成する。主走査アドレスカ
ウンタ3016はHSYNC信号でクリアされ、次のラ
インの主走査アドレス計数を開始する。
【0042】なお、図4の(b)に示すように、CCD
210の受光部のR,G,Bセンサ210−1,210
−2,210−3は所定の距離を隔てて配置されている
ため、R,G,B各センサは原稿台上の原稿の異なるラ
イン位置を読むことになる。そこで、ラインディレイ素
子3008,3009において、副走査方向の空間的ず
れを補正する。これを補正するため、具体的にはB4信
号に対して副走査方向で先の原稿情報を読み、R4,G
4の各信号を各々32ライン,16ライン,8ライン副
走査方向にライン遅延させB4信号に合わせて、輝度信
号R5,G5,B5(B4と同一)を後段に出力する。
【0043】3010,3011,3012は光量/濃
度変換部で、ルックアップテーブルROMにより構成さ
れ、輝度信号R5,G5,B5を濃度信号C1,M1,
Y1に変換する。3013は公知のマスキング及びUC
R回路であり、詳しい説明は省略するが、入力された濃
度信号C1,M1,Y1の3原色信号により黒信号(B
K)を抽出し、さらにプリンタ部200での記録色材の
色濁りを補正する演算を施して、出力のための画像信号
Y2,M2,C2,BK2が各読み取り動作の度に順次
所定のビット長、例えば8bitで出力する。
【0044】3014はCPU部であり、原稿読み取り
光学系のモータ129を駆動するためのモータドライバ
3018の制御や原稿照明ランプ205をON−OFF
するためのランプドライバ3019等のシーケンス制御
や、副走査方向の画素区間信号VSYNCを発生させ
る。
【0045】図8は、図7に示したCCD210の出力
増幅処理回路の一例を示す図であり、図1と同一のもの
には同一の符号を付してある。
【0046】800は増幅器で、CPU部3014が7
ビットのD/A変換器801〜803を制御すること
で、CCD210の出力電圧増幅率を決定する構成とな
っている。
【0047】図9は、図7に示した回路の動作を説明す
るためのタイミングチャートである。
【0048】この図において、VSYNC信号は、副走
査方向の画像有効区間信号であり、論理“1”の区間に
おいて、画像読み取り(スキャン)を行って、順次
(M),(C),(Y),(BK)の出力信号を形成す
る。VE信号は主走査方向の画像有効区間信号であり、
論理“1”の区間において主走査開始位置のタイミング
をとり、主にライン遅延のライン計数制御に用いられ
る。CLOCK信号は画素同期信号であり、“0”→
“1”の立ち上がりタイミングで画像データを転送す
る。
【0049】以下、本実施形態と第1〜第6の発明の各
手段との対応及びその作用について図7等を参照して説
明する。
【0050】第1の発明は、前記光学ユニット(ハロゲ
ンランプ205,ミラー206,207等より構成され
る)が往路走査および復路走査する間に前記画像読取り
手段(CCD210)が読み取る各カラー原稿画像情報
を記憶する記憶手段(メモリ3504)と記憶された各
カラー原稿画像情報の読出し順序を読出し制御手段(コ
ントロール装置3500のCPU3501がROM35
03に記憶された制御プログラムを実行して制御する)
が各カラー原稿画像情報が記憶される際に前記光学ユニ
ットが走査していた方向に基づいて切り換え制御するの
で、カラー原稿画像情報を短時間に読み取りながら画像
向きが一致する正常なカラー複写画像を効率よく、像担
持体(転写ドラム223)に転写された記録媒体に形成
することができる。
【0051】第2の発明は、CPU3501は、前記光
学ユニットが走査していた方向が復路方向である場合
に、記憶された各カラー原稿画像情報をメモリ3504
から前記往路時とは逆順に読み出すので、画像の向きが
往路走査時と復路走査時とで反転して読み取られても、
画像向きが一致するカラー原稿画像情報を読み出すこと
ができる。
【0052】第3の発明は、前記光学ユニット(ハロゲ
ンランプ205,ミラー206,207等より構成され
る)が往復走査および復路走査する間に前記画像読取り
手段(CCD210)が読み取る各カラー原稿画像情報
を記憶する記憶手段(メモリ3504)と記憶させる各
カラー原稿画像情報の書込み順序を書込み制御手段(コ
ントロール装置3500のCPU3501がROM35
03に記載された制御プログラムを実行して制御する)
が前記光学ユニットが走査する方向に基づいて切り換え
制御するので、カラー原稿画像情報を短時間に読み取り
ながら画像向きが一致する正常なカラー複写画像を効率
よく、像担持体(転写ドラム223)に転写された記録
媒体に形成することができる。
【0053】第4の発明は、CPU3501は、前記光
学ユニットが走査していた方向が復路方向である場合
に、読み取られた各カラー原稿画像情報をメモリ350
4に対して前記往路時とは逆順に書き込むので、画像の
向きが往路走査時と復路走査時とで画像向きが一致する
ように、カラー原稿画像情報をメモリ3504に書き込
むことができる。
【0054】第5の発明は、原稿給送装置202がカラ
ー原稿を所定の読取り位置に搬送するので、往路走査時
と復路走査時との双方読み取りにより複数枚のカラー原
稿画像を連続して効率よく読み取ることができる。
【0055】第6の発明は、CCD210は、複数枚の
カラー原稿画像を読み取るので、複数枚のカラー原稿画
像情報を短時間に読み取りながら画像向きが一致する正
常なカラー複写画像を複数枚ずつ効率よく記録媒体に形
成することができる。
【0056】以下、図10に示すフローチャートおよび
図11〜図13等を参照して本発明に係る画像形成装置
の画像形成処理動作について説明する。
【0057】図10は、本発明に係る画像形成装置の第
1の画像形成処理手順の一例を示すフローチャートであ
る。なお、(1)〜(23)は各ステップを示す。図1
1,図12は、図1に示したCCD210上に結像され
る原稿画像を示す模式図であり、図11がフォワードス
キャン(往路)読取り時に対応し、図12がバックスキ
ャン(復路)読取り時に対応する。図13は、図1に示
した画像形成装置のメモリ資源に展開される画像データ
の書込み/読出しを説明するための模式図であり、1ペ
ージ分の原稿画像をバックスキャンで読み取った場合に
対応する。
【0058】原稿給送装置(DF)202上に複数枚置
かれた原稿の1枚目を、原稿給送装置(DF)202が
原稿台ガラス203の画像読取位置に送り(1)、ハロ
ゲンランプ205を露光照射する。そして、原稿からの
反射光はミラー206,207に導かれ、レンズ208
によりCCD210上に像を結ぶ。
【0059】なお、ハロゲンランプ205はランプをO
Nしながらミラー206と共に速度vで,ミラー207
は1/2vでラインセンサの主走査方向に対して副走査
方向に機械的に動くことにより原稿全面を走査する(フ
ォワードスキャン)。
【0060】そして、原稿全面を走査し終わると、次に
ハロゲンランプ205はONしたまま、ハロゲンランプ
205,ミラー206,207は先程と副走査方向に逆
向きに、つまりホームポジションHPに戻る向きに機械
的に動くことにより原稿全面の2回目の走査を行う(バ
ックスキャン)。
【0061】以上の動作を2回繰り返すことでマゼンタ
(M1)用の画像をフォワードスキャンし(2)、シア
ン(C1)用の画像をバックスキャンし(3)、イエロ
ー(Y1)用の画像をフォワードスキャンし(4)、ブ
ラック(BK1)用の画像をバックスキャンする
(5)。これら計4回の原稿走査を行った後、読み取ら
れたマゼンタ(M1),シアン(C1),イエロー(Y
1),ブラック(BK1)の計4回分の画像データは、
例えばディジタル複写機本体内蔵のメモリやディジタル
複写機のコントロール装置のメモリ等のメモリ資源に一
旦記憶する。
【0062】そして、ステップ(6)で次の原稿がある
かどうか原稿給送装置(DF)202が検知して、原稿
があると判定された場合にはステップ(7)に進み、原
稿がないと判定された場合にはステップ(20)以降に
進む。
【0063】ステップ(6)で、次の原稿があると判定
された場合には、ステップ(7)で2枚目の原稿を原稿
給送装置(DF)202が原稿台ガラス203上に送
る。
【0064】そして、マゼンタ(M2),シアン(C
2),イエロー(Y2),ブラック(BK2)の計4回
の原稿走査を行う。しかし、この2枚目のマゼンタ(M
2)の読み取りの前に先程読み取ったマゼンタ(M1)
の画像データをプリンタ部200に転送し、画像形成を
行う(8)。その後、2枚目のマゼンタ(M2)の読み
取りを行い(9)、画像形成を行う(10)。同様にシ
アン(C),イエロー(Y),ブラック(BK)も同様
である((11)〜(19))。ただし、この2回目の
読み取りはバックスキャンによる読み取りは行わず、フ
ォワードスキャンの読み取りのみである。
【0065】トナーによって画像を形成される感光ドラ
ム217にはマゼンタ(M1)とマゼンタ(M2)の2
枚分の画像形成が行われる。転写ドラム223では用紙
カセットより給紙された2枚の用紙を転写ドラム223
に巻き付け、感光ドラム217上に現像されたトナー像
を用紙に転写する。同様にC1,C2,Y1,Y2,B
K1,BK2が順次転写された後に、用紙は定着ユニッ
ト226を通過して排紙される。
【0066】ただし、バックスキャン時は副走査方向を
逆向きから画像を読み取るため、通常のフォワードスキ
ャン(FWS)時に読み取った図11に示すような画像
とは異なって、図12に示すような画像として読み取っ
てしまう。
【0067】そこで、バックスキャン時に読み取られた
画像をメモリから読み出すときには、メモリで画像デー
タを180度回転してからプリンタ部200に転送す
る。具体的には、画像データは図13に示すように、主
走査方向に読み取った1ラインごとに記憶媒体のライン
メモリ1〜nに順次書き込まれる。2回目のマゼンタ
(M2),シアン(C2),イエロー(Y2),ブラッ
ク(BK2)のそれぞれの読み取り時の前に、マゼンタ
(M1),シアン(C1),イエロー(Y1),ブラッ
ク(BK1)をメモリから読み出すのであるが、バック
スキャン(BKS)で読み取ったシアン(C1)とブラ
ック(BK1)の画像データは書き込まれた順序とは逆
のnライン目から読み出すことで180度回転して、マ
ゼンタ(M1)とイエロー(Y1)の画像の向きと合わ
せることができる。
【0068】一方、ステップ(6)で、次の原稿がない
と判定された場合には、ステップ(20)でメモリ内に
書き込まれたマゼンタ(M1)の画像データを読み出
し、プリンタ部200に転送し、画像形成を行う。シア
ン(C1),イエロー(Y1),ブラック(BK1)も
同様である(21)〜(23)。
【0069】なお、シアン(C1),ブラック(BK
1)はバックスキャンで読み取っているので、上述の通
り画像データはメモリに書き込まれた順序とは逆のnラ
イン目から読み出す。
【0070】これにより、先行する原稿については4色
分の画像データをFWS,BKSの1往復スキャンを2
回繰り返すことにより原稿全面走査で読み取ってメモリ
資源に蓄積しておき、後続する原稿については、FWS
を繰り返す毎に蓄積されている各色の画像データをプリ
ンタに転送して画像形成することができ、原稿読取りと
原稿画像のプリントとを並行処理することができ、各原
稿の画像形成処理時間を短縮することができ、スループ
ットを向上させることができる。
【0071】以下、上記実施形態と第7,第8の発明の
各工程との対応及びその作用について図10等を参照し
て説明する。
【0072】第7の発明は、カラー原稿を走査露光する
光学ユニット(ハロゲンランプ205,ミラー206,
207等より構成される)と、前記光学ユニットを往復
走査させる移動手段(モータ129)と、前記移動手段
により前記光学ユニットが前記カラー原稿を走査露光し
て得られる反射画像を色分解して読み取る画像読取り手
段(CCD210)とを有する画像形成装置のカラー原
稿処理方法において、前記光学ユニットが往路走査およ
び復路走査する際に、前記画像読取り手段が読み取る各
カラー原稿画像情報をメモリに書き込む書込み工程(図
10のステップ(2)〜(5))と、前記光学ユニット
が往路走査される間に、前記記憶手段(メモリ350
4)に記憶された各カラー原稿画像情報を書込み順に読
出す第1の読出し工程(図10のステップ(20),
(22))と、前記光学ユニットが復路走査される間
に、前記記憶手段に記憶された各カラー原稿画像情報を
書込み順とは逆順に読出す第2の読出し工程(図10の
ステップ(21),(23))とをCPU3501がR
OM3503に記憶された制御プログラムを実行するの
で、往路走査時と復路走査時との双方読み取りにより画
像向きが一致するカラー原稿画像情報を読み出すことが
できる。
【0073】なお、図10では画像読み出し時に画像向
きを合わせるように、メモリ3504からのカラー原稿
画像の読み出し順序を往路走査時と復路走査時とで切り
換える場合について説明したが、後述するように、上記
ステップに代えて、画像書込み時に画像向きを合わせる
ように制御してもよい。
【0074】第8の発明は、カラー原稿を走査露光する
光学ユニット(ハロゲンランプ205,ミラー206,
207等より構成される)と、前記光学ユニットを往復
走査させる移動手段(モータ129)と、前記移動手段
により前記光学ユニットが前記カラー原稿を走査露光し
て得られる反射画像を色分解して読み取る画像読取り手
段(CCD210)とを有する画像形成装置のカラー原
稿処理方法において、前記光学ユニットが往路走査され
る間に、画像読取り手段が読み取る各カラー原稿画像情
報をメモリに順次書き込む第1の書込み工程(図10の
ステップ(2),(4))と、前記光学ユニットが復路
走査される間に、画像読取り手段が読み取る各カラー原
稿画像情報をメモリに対して前記往路走査時とは逆順に
書き込む第2の書込み工程(図10のステップ(3),
(5))とをCPU3501がROM3503に記憶さ
れた制御プログラムを実行するので、往路走査時と復路
走査時との双方読み取りにより得られる画像向きが一致
しないカラー原稿画像情報を画像向きが一致するカラー
原稿画像情報としてメモリに書き込むことができる。
【0075】〔第2実施形態〕上記第1実施形態では1
枚ずつ原稿を原稿給送装置(DF)202から原稿台ガ
ラス203に給送する際における画像形成処理について
説明したが、原稿2枚を原稿給送装置(DF)202が
原稿台ガラス203に給送して、連続読取りを行うとと
もに、転写ドラム223に巻き付けられた2枚の転写紙
にそれぞれ同一色の画像を形成し、かつ原稿台ガラス2
03に給送された1枚の原稿をバックスキャン(BK
S)で読取り、転写ドラム223に巻き付けられた2枚
の転写紙にそれぞれ次の同一色の画像を形成する処理を
2回繰り返すことによりカラー画像を形成するように制
御してもよい。以下、その実施形態について説明する。
【0076】図14は、本発明に係る画像形成装置の第
2の画像形成処理手順の一例を示すフローチャートであ
る。なお、(1)〜(17)は各ステップを示す。図1
5は、図1に示した画像形成装置のメモリ資源に展開さ
れる画像データの書込み/読出しを説明するための模式
図であり、2ページ分の原稿画像をバックスキャンで読
み取った状態を示す。
【0077】原稿給送装置(DF)202上に置かれた
原稿2枚を原稿給送装置(DF)202が原稿台ガラス
203の読取位置に送り(1)、フォワードスキャン
(FWS)で1枚目の原稿のマゼンタ(M1)用の画像
を読み取り(2)、同様に、フォワードスキャン(FW
S)で2枚目の原稿のマゼンタ(M2)用の画像を読み
取る(3)。そして、読み取られた画像データは、例え
ばディジタル複写機本体内蔵のメモリやディジタル複写
機のコントロール装置のメモリ等に一旦記憶する。な
お、メモリ内のマゼンタ(M1),マゼンタ(M2)用
の画像データは感光ドラム217上に画像形成される
(4),(5)。
【0078】次に、バックスキャンでシアン(C2)用
の画像を読み取り(6)、シアン(C1)用の画像を読
み取る(7)。そして、読み取られた画像データは、メ
モリに一旦記憶する。この画像データはマゼンタ(M
1),マゼンタ(M2)とは逆向きに読み取っているた
め、メモリから読み出すときにメモリに書き込んだ順序
とは後述するように逆の順序で読み出さなければならな
い。
【0079】図15に示すようにメモリ内のシアン(C
2),シアン(C1)用の各画像データは書き込まれた
順序とは逆の2nライン目から読み出すことで180度
回転して、マゼンタ(M1),マゼンタ(M2)の画像
の向きと合わせることができる。そして、それぞれ感光
ドラム217上に画像形成を行う(8),(9)。
【0080】同様に、フォワードスキャンでイエロー
(Y1),(Y2)用の各画像データの読み取り及び現
像等の画像形成を行う(10)〜(13)。次いで、バ
ックスキャンでブラック(BK2),(BK1)用の各
画像データの読み取り及び現像等の画像形成を行う(1
4)〜(17)。そして、各色トナーによって感光ドラ
ム217に2枚分の画像形成が行われる。
【0081】一方、転写ドラム223では用紙カセット
より給紙された2枚の用紙を転写ドラム223に巻き付
け、感光ドラム217上に現像されたトナー像をM,
C,Y,BKの順に用紙に転写する。順次転写された後
に、用紙は定着ユニット226を通過して排紙される。
【0082】これにより、2ページ分の原稿画像の各色
画像読取りを2回のFWS,BKSにより原稿読取りと
画像形成を並列処理し、かつ2ページ分ずつカラー画像
を出力することができ、各原稿の画像形成処理時間を短
縮することができ、スループットをさらに向上させるこ
とができる。
【0083】なお、原稿が奇数枚あるときの最後の1枚
や、原稿が1枚のときにはこの実施形態のような複写動
作は行わず、通常のフォワードスキャンで読み取る複写
動作を行う。
【0084】また、製本されている見開き2ページの原
稿を1ページずつ複写する(ページ連写)ときなどにも
本発明を適用することができる。
【0085】なお、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適
用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置
にプログラムを供給することによって達成される場合に
も適用できることは言うまでもない。この場合、本発明
を達成するためのソフトウエアによって表されるプログ
ラムを格納した記憶媒体を該システムあるいは装置に読
み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本
発明の効果を享受することが可能となる。
【0086】さらに、本発明を達成するためのソフトウ
エアによって表されるプログラムをネットワーク上のデ
ータベースから通信プログラムによりダウンロードして
読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、
本発明の効果を享受することが可能となる。
【0087】上記各実施形態によれば、複数枚のA4や
B5サイズの原稿を複写するとき、あるいは製本されて
いる見開き2ページの原稿を1ページずつ複写する(ペ
ージ連写)とき、読み取った画像データを本体内蔵ある
いは外部のコントローラ内のメモリに入れ、次に読み取
った画像データと共に転写ドラム上に2枚分の画像形成
をすることと、バックスキャン時にも画像の読み取りを
行うことで複写時間を短縮することができる。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の発明によれば、前記光学ユニットが往路走査および復
路走査する間に前記画像読取り手段が読み取る各カラー
原稿画像情報を記憶する記憶手段と記憶された各カラー
原稿画像情報の読出し順序を読出し制御手段が各カラー
原稿画像情報が記憶される際に前記光学ユニットが走査
していた方向に基づいて切り換え制御するので、カラー
原稿画像情報を短時間に読み取りながら画像向きが一致
する正常なカラー複写画像を効率よく記録媒体に形成す
ることができる。
【0089】第2の発明によれば、前記読出し制御手段
は、前記光学ユニットが走査していた方向が復路方向で
ある場合に、記憶された各カラー原稿画像情報を前記記
憶手段から前記往路時とは逆順に読み出すので、画像の
向きが往路走査時と復路走査時とで反転して読み取られ
ても、画像向きが一致するカラー原稿画像情報を読み出
すことができる。
【0090】第3の発明によれば、前記光学ユニットが
往復走査および復路走査する間に前記画像読取り手段が
読み取る各カラー原稿画像情報を記憶する記憶手段と記
憶させる各カラー原稿画像情報の書込み順序を書込み制
御手段が前記光学ユニットが走査する方向に基づいて切
り換え制御するので、カラー原稿画像情報を短時間に読
み取りながら画像向きが一致する正常なカラー複写画像
を効率よく記録媒体に形成することができる。
【0091】第4の発明によれば、前記書込み制御手段
は、前記光学ユニットが走査していた方向が復路方向で
ある場合に、読み取られた各カラー原稿画像情報を前記
記憶手段に対して前記往路時とは逆順に書き込むので、
画像の向きが往路走査時と復路走査時とで画像向きが一
致するように、カラー原稿画像情報をメモリに書き込む
ことができる。
【0092】第5の発明によれば、原稿搬送手段がカラ
ー原稿を所定の読取り位置に搬送するので、往路走査時
と復路走査時との双方読み取りにより複数枚のカラー原
稿画像を連続して効率よく読み取ることができる。
【0093】第6の発明によれば、前記原稿読取り手段
は、複数枚のカラー原稿画像を読み取るので、複数枚の
カラー原稿画像情報を短時間に読み取りながら画像向き
が一致する正常なカラー複写画像を複数枚ずつ効率よく
記録媒体に形成することができる。
【0094】第7の発明によれば、前記光学ユニットが
往路走査および復路走査する際に、前記画像読取り手段
が読み取る各カラー原稿画像情報をメモリに書き込む書
込み工程と、前記光学ユニットが往路走査される間に、
前記記憶手段に記憶された各カラー原稿画像情報を書込
み順に読み出すとともに、前記光学ユニットが復路走査
される間に、前記記憶手段に記憶された各カラー原稿画
像情報を書込み順とは逆順に読み出すので、往路走査時
と復路走査時との双方読み取りにより画像向きが一致す
るカラー原稿画像情報を読み出すことができる。
【0095】第8の発明によれば、前記光学ユニットが
往路走査される間に、画像読取り手段が読み取る各カラ
ー原稿画像情報をメモリに順次書き込むとともに、第1
の書込み工程と、前記光学ユニットが復路走査される間
に、画像読取り手段が読み取る各カラー原稿画像情報を
メモリに対して前記往路走査時とは逆順に書き込むの
で、往路走査時と復路走査時との双方読み取りにより得
られる画像向きが一致しないカラー原稿画像情報を画像
向きが一致するカラー原稿画像情報としてメモリに書き
込むことができる。
【0096】従って、カラー原稿画像を2往復走査する
間に、4色分のカラー原稿画像情報読み取りを完了し
て、カラー原稿画像の複写処理時間を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す画像形成装置の構
成を説明する概略断面図である。
【図2】図1に示した標準白色板の反射特性を示す図で
ある。
【図3】図1に示した原稿給送装置の原稿給送動作を説
明する図である。
【図4】図1に示したCCDの構成を説明する図であ
る。
【図5】図4に示したCCDの色別相対感度特性を示す
図である。
【図6】図4に示したCCDの赤外カットフィルタの相
対感度特性を示す図である。
【図7】図1に示した画像処理装置の制御構成を説明す
るブロック図である。
【図8】図7に示したCCDの出力増幅処理回路の一例
を示す図である。
【図9】図7に示した回路の動作を説明するためのタイ
ミングチャートである。
【図10】本発明に係る画像形成装置の第1の画像形成
処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図11】図1に示したCCD上に結像される原稿画像
を示す模式図である。
【図12】図1に示したCCD上に結像される原稿画像
を示す模式図である。
【図13】図1に示した画像形成装置のメモリ資源に展
開される画像データの書込み/読出しを説明するための
模式図である。
【図14】本発明に係る画像形成装置の第2の画像形成
処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図15】図1に示した画像形成装置のメモリ資源に展
開される画像データの書込み/読出しを説明するための
模式図である。
【符号の説明】
210 CCD 209 信号処理部 3014 CPU 3500 コントロール装置 3501 CPU 3502 RAM 3503 ROM 3504 メモリ
フロントページの続き (72)発明者 菅野 明子 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 本保 綱男 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 北村 慎吾 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 渡部 信之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 大橋 一仁 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 中村 哲哉 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラー原稿を走査露光する光学ユニット
    と、前記光学ユニットを往復走査させる移動手段と、前
    記移動手段により前記光学ユニットが前記カラー原稿を
    走査露光して得られる反射画像を色分解して読み取る画
    像読取り手段と、前記光学ユニットが往路走査および復
    路走査する間に前記画像読取り手段が読み取る各カラー
    原稿画像情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記
    憶された各カラー原稿画像情報の読出し順序を各カラー
    原稿画像情報が記憶される際に前記光学ユニットが走査
    していた方向に基づいて切り換え制御する読出し制御手
    段とを有し、前記読出し制御手段により順次読み出され
    る各カラー原稿画像情報に基づいて像担持体に転写され
    た記録媒体にカラー画像を形成することを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記読出し制御手段は、前記光学ユニッ
    トが走査していた方向が復路方向である場合に、記憶さ
    れた各カラー原稿画像情報を前記記憶手段から前記往路
    時とは逆順に読み出すことを特徴とする請求項1記載の
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】 カラー原稿を走査露光する光学ユニット
    と、前記光学ユニットを往復走査させる移動手段と、前
    記移動手段により前記光学ユニットが前記カラー原稿を
    走査露光して得られる反射画像を色分解して読み取る画
    像読取り手段と、前記光学ユニットが往路走査および復
    路走査する間に前記画像読取り手段が読み取る各カラー
    原稿画像情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記
    憶させる各カラー原稿画像情報の書込み順序を前記光学
    ユニットが走査する方向に基づいて切り換え制御する書
    込み制御手段とを有し、前記読出し制御手段により順次
    読み出される各カラー原稿画像情報に基づいて像担持体
    に転写された記録媒体にカラー画像を形成することを特
    徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記書込み制御手段は、前記光学ユニッ
    トが走査していた方向が復路方向である場合に、読み取
    られた各カラー原稿画像情報を前記記憶手段に対して前
    記往路時とは逆順に書き込むことを特徴とする請求項3
    記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 カラー原稿を所定の読取り位置に搬送す
    る原稿搬送手段を有することを特徴とする請求項1また
    は3記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記原稿読取り手段は、複数枚のカラー
    原稿画像を読み取ることを特徴とする請求項1または3
    記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 カラー原稿を走査露光する光学ユニット
    と、前記光学ユニットを往復走査させる移動手段と、前
    記移動手段により前記光学ユニットが前記カラー原稿を
    走査露光して得られる反射画像を色分解して読み取る画
    像読取り手段とを有する画像形成装置のカラー原稿処理
    方法において、前記光学ユニットが往路走査および復路
    走査する際に、前記画像読取り手段が読み取る各カラー
    原稿画像情報をメモリに書き込む書込み工程と、前記光
    学ユニットが往路走査される間に、前記記憶手段に記憶
    された各カラー原稿画像情報を書込み順に読出す第1の
    読出し工程と、前記光学ユニットが復路走査される間
    に、前記記憶手段に記憶された各カラー原稿画像情報を
    書込み順とは逆順に読出す第2の読出し工程とを有する
    ことを特徴とする画像形成装置のカラー原稿処理方法。
  8. 【請求項8】 カラー原稿を走査露光する光学ユニット
    と、前記光学ユニットを往復走査させる移動手段と、前
    記移動手段により前記光学ユニットが前記カラー原稿を
    走査露光して得られる反射画像を色分解して読み取る画
    像読取り手段とを有する画像形成装置のカラー原稿処理
    方法において、前記光学ユニットが往路走査される間
    に、画像読取り手段が読み取る各カラー原稿画像情報を
    メモリに順次書き込む第1の書込み工程と、前記光学ユ
    ニットが復路走査される間に、画像読取り手段が読み取
    る各カラー原稿画像情報をメモリに対して前記往路走査
    時とは逆順に書き込む第2の書込み工程とを有すること
    を特徴とする画像形成装置のカラー原稿処理方法。
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