JPH10231936A - オイルシール装置 - Google Patents

オイルシール装置

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Publication number
JPH10231936A
JPH10231936A JP9037534A JP3753497A JPH10231936A JP H10231936 A JPH10231936 A JP H10231936A JP 9037534 A JP9037534 A JP 9037534A JP 3753497 A JP3753497 A JP 3753497A JP H10231936 A JPH10231936 A JP H10231936A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
body member
rod
oil seal
seal device
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9037534A
Other languages
English (en)
Inventor
Taketo Nakagawa
武人 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Unisia Jecs Corp filed Critical Unisia Jecs Corp
Priority to JP9037534A priority Critical patent/JPH10231936A/ja
Publication of JPH10231936A publication Critical patent/JPH10231936A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オイルシール装置の内部封入ガスとオイルと
を封止し、案内リングによってロッドを案内しているの
で、シールリングと案内リングとの2個の部品が必要で
あり、部品点数が多くなり、個々の部品の役割分担が少
なくなる等、不経済である。 【解決手段】 弾性材料の環状の本体部材と、本体部材
に埋設されて一体化された環状の補強部材と、本体部材
に装着されたガータスプリングとから成り、本体部材の
内周面に、半径方向内方に山形に突出しロッドの周面に
当接してシール接触するシールリップ部と、シールリッ
プ部に隣接して円筒面状の案内接触部とが形成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はオイルシール装置、
特に車両用のパーキングブレーキダンパーのオイルシー
ル装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用のパーキングブレーキダン
パーの内部を封止するために用いられるオイルシール装
置として種々のものが知られており、その一例として、
例えば特開平6−2769号公報記載のパッキンがあ
る。このパッキンは、同公報に記載図示されるように、
往復動可能なロッドを半径方向に距離を置いて取り囲ん
だケーシングに対してロッドを密封するために、半径方
向に移動可能なシールリップと軸方向に移動可能な補助
シールリップとが設けられ、且つケーシング内に受容さ
れた高分子材料のシールリングを有すると共に、シール
リングをロッド上に支える案内リングを有し、補助シー
ルリングがシールリングと一体の構成部品を形成するよ
う構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、このよう
なパッキン、すなわちオイルシールは、内部封入ガスお
よびオイルの封止と、案内リングによるロッドの案内等
を行う構造を成しているので、最低でも、シールリング
と案内リングとの2個の部品点数と成って部品点数が多
くなり、且つ個々の部品の役割分担が少なくなると共
に、更に、ダンパー自体が小型になれば成る程デットス
ペースとなって、不経済となる等の問題点が見られる。
【0004】従って、本発明の目的は、個々の部品の役
割分担を増大して部品点数の削減を行うと共に、オイル
シールの大気側のロッドインロー部分にロッドを案内す
るガイド機能を持たせるよう構成されたオイルシール装
置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に従ったオイルシール装置は、弾性材料か
ら作られた環状の本体部材と、該本体部材に埋設されて
本体部材と一体化された環状の補強部材と、前記本体部
材に装着されたガータスプリングとを有し、ロッドと前
記本体部材の間を摺動自在に封止するオイルシール装置
において、本体部材の内周面に、半径方向内方に山形に
突出しロッドの周面に当接してシール接触するシールリ
ップ部と、ロッドの移動を案内する円筒面状の案内接触
部とを有することを特徴とする。
【0006】本発明の他の目的と特徴および利点は以下
の添付図面に沿っての詳細な説明から明らかになろう。
【0007】
【発明の実施の形態】図面の図1乃至図3には、本発明
のオイルシール装置が、例えば車両用パーキングブレー
キダンパーに用いられるものとして示されている。
【0008】図示される様に、本発明のオイルシール装
置が用いられるパーキングブレーキダンパー1は、シリ
ンダチューブ2と、シリンダチューブ2内を摺動するピ
ストン3と、ピストン3から延出しているピストンロッ
ド4とから通常の如く構成されており、シリンダチュー
ブ2の一方の端部8が適宜な枢着ピンによって固定側の
取付部材(図示しない)に取付けられて固定される。ま
た、ピストン3にはオリフィス5が設けられていて、ピ
ストン3により2分されるシリンダチューブ2内の2つ
の室A、Bを連通しており、これによって、作用される
圧力に対する減衰力を発生して緩衝効果をもたらすよう
に働く。尚、この場合パーキングブレーキダンパはブレ
ーキペダル戻り時のペダルばたつき防止用として用いら
れ、ダンパーの伸び側で大きな減衰力を発生させ、圧側
ではブレーキペダル踏込力を増加させないために減衰力
が発生しないように設定される。そして、圧側での減衰
力が小さいのでロッドに横力が作用しないようになって
いる。更に、ピストンロッド4は一方の端部9が可動側
の作動部材(図示しない)に適宜な取付部材によって装
着されている。
【0009】この様なピストンロッド4に対してシリン
ダチューブ2内のオイルの封止を行うように、本発明の
オイルシール装置10がシリンダチューブ2のピストン
ロッド延出開口端側に設けられており、カシメ等によっ
てシリンダチューブ2にしっかりと固着して脱落しない
よう取付けられている。従って、シリンダチューブ2内
のオイルは、本発明のオイルシール装置10によってシ
ールされてシリンダチューブ2内にしっかりと密封され
ている。
【0010】この様に構成されたパーキングブレーキダ
ンパー1において、本発明のオイルシール装置は、図2
および図3に明示されるように、ゴム等の弾性材料から
作られた断面略逆U字形の環状の本体部材11と、この
本体部材11に埋設されて本体部材11と一体化された
断面略逆L字形の環状の金属材料または硬質のプラスチ
ック材料等から作られた補強部材12と、本体部材11
に装着されたガータスプリング13とから主に構成され
ている。
【0011】断面略逆U字形の本体部材11はゴムや他
のエラストマー材料または高分子材料等の適宜な弾性材
料から環状に作られ、中に断面逆L字形の金属材料また
は硬質のプラスチック材料等の環状の補強部材12が一
体的に埋設されて強化されている。本体部材11の内周
面側、すなわち封止すべきロッド4と接触される面側に
は図示の如くシールリップ部14と案内接触部15とが
形成されており、これらシールリップ部14と案内接触
部15の間に凹状の逃げ部18が設けられている。シー
ルリップ部14は半径方向内方に山形に突出していて、
突起部16がロッド4の周面に当接してシール接触する
よう形成されている。また、案内接触部15は半径方向
内方に突出した断面台形状を成していて、接触面17が
この台形状の上辺に位置するよう形成されており、シー
ルリップ部14がこの案内接触部15の接触面17より
も半径方向内方側に突出して十分な締め代を設けてお
り、これによって、オイルシール装置の装着時にシール
リップ部14がシールすべきロッド4に対して強く押圧
接触されて良好に封止を行うよう構成されている。更に
また、シールリップ部14と案内接触部15の間には凹
状の逃げ部18が形成されていて、油溜りが設けられて
いる。
【0012】更に、上述の様に構成された本発明のオイ
ルシール装置においては、案内接触部15の直径A部分
と、ロッド4が中心軸線に対して傾いた時に、ロッド4
のシールへのベタ当たりを防止する逃げ部18の直径B
部分と、シールリップ部14の突起部16の直径C部分
と、ロッド4の直径Dとの間に、C<D<A<Bの関係
が成り立つ。但し、ここで、C寸法は、ロッド4の直径
D寸法に対して締め代を有するシールリップ部14の突
起部16の、フリーの状態における直径である。
【0013】
【発明の効果】この様に構成された本発明の請求項1記
載のオイルシール装置に依れば、弾性材料から作られた
環状の本体部材と、該本体部材に埋設されて本体部材と
一体化された環状の補強部材と、前記本体部材に装着さ
れたガータスプリングとを有し、ロッドと前記本体部材
の間を摺動自在に封止するオイルシール装置において、
本体部材の内周面に、半径方向内方に山形に突出しロッ
ドの周面に当接してシール接触するシールリップ部と、
ロッドの移動を案内する円筒面状の案内接触部とを有す
るので、突出したシールリップ部によって好適にシール
されて密封が保持され、ロッドが摺動する際に、オイル
シール装置の大気側のロッドインロー部分に設けられた
ロッドを案内する案内接触部によって、ロッドが円滑に
直線的に案内されて傾動することがなく、突出したシー
ルリップ部と案内接触部との間に凹状の逃げ部が形成さ
れて潤滑油の溜めとなるので、ロッドがスムーズに摺動
することが出来ると共に、摩擦を低減することができ
る。
【0014】更に、本発明の請求項2記載のオイルシー
ル装置に依れば、ロッドの移動を案内する円筒面状の案
内接触部を設けることによって、従来一般的に用いられ
ている案内リング等のガイド部材を省略しているので、
これによってシリンダチューブの基本的長さが短縮さ
れ、省スペース化を図ることができると共に、部品点数
を1個とすることが出来るので、部品点数の削減とコス
トダウンとを計ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオイルシール装置が設けられたダンパ
ーの断面概要図である。
【図2】図1のダンパーのオイルシール装置部分を示す
拡大断面図である。
【図3】図2のオイルシール装置を示す同様な拡大断面
図である。
【符号の説明】
4 ロッド 11 本体部材 12 補強部材 13 ガータスプリング 14 シールリップ部 15 案内接触部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性材料から作られた環状の本体部材
    と、該本体部材に埋設されて本体部材と一体化された環
    状の補強部材と、前記本体部材に装着されたガータスプ
    リングとを有し、ロッドと前記本体部材の間を摺動自在
    に封止するオイルシール装置において、前記本体部材の
    内周面に、半径方向内方に突出しロッドの周面に当接し
    てシール接触するシールリップ部と、ロッドの移動を案
    内する円筒面状の案内接触部とを有することを特徴とす
    るオイルシール装置。
  2. 【請求項2】 前記シールリップ部と案内接触部の間に
    形成された逃げ部を有することを特徴とする請求項1記
    載のオイルシール装置。
JP9037534A 1997-02-21 1997-02-21 オイルシール装置 Pending JPH10231936A (ja)

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JP9037534A JPH10231936A (ja) 1997-02-21 1997-02-21 オイルシール装置

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JP9037534A JPH10231936A (ja) 1997-02-21 1997-02-21 オイルシール装置

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JP9037534A Pending JPH10231936A (ja) 1997-02-21 1997-02-21 オイルシール装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3093537A1 (de) 2015-05-12 2016-11-16 STASSKOL GmbH Abstreifanordnung und abdichtvorrichtung

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3093537A1 (de) 2015-05-12 2016-11-16 STASSKOL GmbH Abstreifanordnung und abdichtvorrichtung
DE102015208773A1 (de) 2015-05-12 2016-11-17 Stasskol Gmbh Abstreifanordnung und Abdichtvorrichtung

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