JPH10230889A - 二輪車用ブレーキ装置 - Google Patents

二輪車用ブレーキ装置

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JPH10230889A
JPH10230889A JP5084997A JP5084997A JPH10230889A JP H10230889 A JPH10230889 A JP H10230889A JP 5084997 A JP5084997 A JP 5084997A JP 5084997 A JP5084997 A JP 5084997A JP H10230889 A JPH10230889 A JP H10230889A
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brake
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master cylinder
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Tomoji Sato
知司 佐藤
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幸利 志村
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Tokico Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 左右いずれのハンドルレバーを操作したとき
でも前輪と後輪にそれぞれ制動力を与え、操作性や制動
能力を向上する。 【解決手段】 左ハンドルレバー1、第1のイコライザ
12、フロント回動レバー17、リヤ回動レバー20を
接続し、右ハンドルレバー3、第2のイコライザ13、
フロント回動レバー17、リヤ回動レバー20を接続す
ると共に、イコライザ12,13、マスタシリンダ1
5、回動レバー17,20を枠体11に一体的に組付け
る構成としている。従って、左右のハンドルレバー1,
3でそれぞれフロントディスクブレーキ5とリヤドラム
ブレーキ6とに制動力を与えることができる。また、枠
体11に組付けられた各部材をハンドルレバー1,3か
ら離した位置に配置することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、左右のハンドルに
ブレーキをかけるためのハンドルレバーがそれぞれ設け
られたスクータ等に用いて好適な二輪車用ブレーキ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、スクータ等の二輪車の多くは、
無段階変速装置を用いているためにクラッチレバーがな
く、左右のハンドルにブレーキをかけるためのハンドル
レバーがそれぞれ設けられている。
【0003】この種の従来技術による二輪車用ブレーキ
装置は、例えば、左側のハンドルに設けられた左ハンド
ルレバーと、右側のハンドルに設けられた右ハンドルレ
バーと、該右ハンドルレバーの回動によって液圧を供給
するマスタシリンダと、該マスタシリンダから液圧が供
給されることにより前輪に制動力を与えるフロントディ
スクブレーキと、前記左ハンドルレバーの回動によって
後輪に制動力を与えるリヤドラムブレーキとから構成さ
れたものが知られている。
【0004】そして、この従来技術による二輪車用ブレ
ーキ装置では、右ハンドルレバーを握って回動させるこ
とにより、該右ハンドルレバーに隣接してハンドルに取
付けられたマスタシリンダの入力ロッドを押圧し、マス
タシリンダからフロントディスクブレーキに液圧を供給
し、該フロントディスクブレーキを作動させて前輪に制
動力を与える。また、左ハンドルレバーを握って回動さ
せることにより、ワイヤを介してリヤドラムブレーキを
作動させて後輪に制動力を与える。従って、左右のハン
ドルレバーを適宜回動操作することにより、前輪、後輪
に制動力を与えて車両を減速、または停止させることが
できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による二輪車用ブレーキ装置では、右ハンドルレ
バーで前輪に制動力を与え、左ハンドルレバーで後輪に
制動力を与える構成となっている。このため、制動距離
を短くするためには、前輪の制動力と後輪の制動力とを
適度なバランスに調整する必要があり、レバー操作が難
しいという問題がある。
【0006】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明の目的は、左右いずれのハンドル
レバーを操作したときでも前輪と後輪にそれぞれ制動力
を与えることができ、操作性や制動能力を向上できるよ
うにした二輪車用ブレーキ装置を提供することにある。
【0007】また、本発明の他の目的は、ハンドルレバ
ーからマスタシリンダ等の部材を離して配置できるよう
にして、取付け時の自由度を向上することができるよう
にした二輪車用ブレーキ装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明による二輪車用ブレーキ装置
は、左側のハンドルに設けられた左ハンドルレバーと、
右側のハンドルに設けられた右ハンドルレバーと、前記
左ハンドルレバーによって作動される第1のイコライザ
と、前記右ハンドルレバーによって作動される第2のイ
コライザと、前記第1、第2のイコライザのいずれによ
っても回動されるフロント回動レバーと、前記第1、第
2のイコライザのいずれによっても回動されるリヤ回動
レバーと、前記左ハンドルレバーを第1のイコライザに
接続すると共に、該第1のイコライザを前記フロント回
動レバーとリヤ回動レバーとに接続した第1の接続体
と、前記右ハンドルレバーを第2のイコライザに接続す
ると共に、該第2のイコライザを前記フロント回動レバ
ーとリヤ回動レバーとに接続した第2の接続体と、前記
第1の接続体または第2の接続体により前記フロント回
動レバーを回動させたとき液圧を供給するマスタシリン
ダと、該マスタシリンダから液圧が供給されることによ
り前輪に制動力を与えるフロントディスクブレーキと、
前記第1の接続体または第2の接続体により前記リヤ回
動レバーを回動させたとき後輪に制動力を与えるリヤド
ラムブレーキとから構成してなる。
【0009】このように構成したことにより、左ハンド
ルレバーを握って回動させると、第1の接続体を介して
第1のイコライザが作動し、フロント回動レバーが回動
してマスタシリンダを介してフロントディスクブレーキ
に液圧が供給され、該フロントディスクブレーキによっ
て前輪に制動力が与えられる。同時に、リヤ回動レバー
も回動するから、リヤドラムブレーキによって後輪に制
動力が与えられる。
【0010】また、右ハンドルレバーを握って回動させ
ると、第2の接続体を介して第1のイコライザが作動
し、フロント回動レバーが回動してマスタシリンダを介
してフロントディスクブレーキに液圧が供給され、該フ
ロントディスクブレーキによって前輪に制動力が与えら
れる。同時に、リヤ回動レバーも回動するから、リヤド
ラムブレーキによって後輪に制動力が与えられる。
【0011】これにより、左ハンドルレバー、右ハンド
ルレバーのいずれか一方を操作した場合、または両方を
同時に操作した場合でも、前輪と後輪にそれぞれ制動力
を与えることができる。
【0012】請求項2の発明による二輪車用ブレーキ装
置は、左側のハンドルに設けられた左ハンドルレバー
と、右側のハンドルに設けられた右ハンドルレバーと、
前記左ハンドルレバーによって作動される第1のイコラ
イザと、前記右ハンドルレバーによって作動される第2
のイコライザと、前記第1、第2のイコライザのいずれ
によっても回動されるフロント回動レバーと、前記第
1、第2のイコライザのいずれによっても回動されるリ
ヤ回動レバーと、前記左ハンドルレバーを第1のイコラ
イザに接続すると共に、該第1のイコライザを前記フロ
ント回動レバーとリヤ回動レバーとに接続した第1の接
続体と、前記右ハンドルレバーを第2のイコライザに接
続すると共に、該第2のイコライザを前記フロント回動
レバーとリヤ回動レバーとに接続した第2の接続体と、
前記第1の接続体または第2の接続体により前記フロン
ト回動レバーを回動させたとき液圧を供給する第1のマ
スタシリンダと、該第1のマスタシリンダから液圧が供
給されることにより前輪に制動力を与えるフロントディ
スクブレーキと、前記第1の接続体または第2の接続体
により前記リヤ回動レバーを回動させたとき液圧を供給
する第2のマスタシリンダと、該第2のマスタシリンダ
から液圧が供給されることにより後輪に制動力を与える
リヤディスクブレーキとから構成してなる。
【0013】このように構成したことにより、左ハンド
ルレバーを握って回動させると、第1の接続体を介して
第1のイコライザが作動し、フロント回動レバーが回動
して第1のマスタシリンダを介してフロントディスクブ
レーキに液圧が供給され、該フロントディスクブレーキ
によって前輪に制動力が与えられる。同時に、リヤ回動
レバーも回動するから、第2のマスタシリンダを介して
リヤディスクブレーキに液圧が供給され、該リヤディス
クブレーキによって後輪に制動力が与えられる。
【0014】また、右ハンドルレバーを握って回動させ
ると、第2の接続体を介して第2のイコライザが作動
し、フロント回動レバーが回動して第1のマスタシリン
ダを介してフロントディスクブレーキに液圧が供給さ
れ、該フロントディスクブレーキによって前輪に制動力
が与えられる。同時に、リヤ回動レバーも回動するか
ら、第2のマスタシリンダを介してリヤディスクブレー
キに液圧が供給され、該リヤディスクブレーキによって
後輪に制動力が与えられる。
【0015】請求項3の発明による二輪車用ブレーキ装
置は、左側のハンドルに設けられた左ハンドルレバー
と、右側のハンドルに設けられた右ハンドルレバーと、
前記左ハンドルレバーによって作動される第1のイコラ
イザと、前記右ハンドルレバーによって作動される第2
のイコライザと、前記第1、第2のイコライザのいずれ
によっても回動されるフロント回動レバーと、前記第
1、第2のイコライザのいずれによっても回動されるリ
ヤ回動レバーと、前記左ハンドルレバーを第1のイコラ
イザに接続すると共に、該第1のイコライザを前記フロ
ント回動レバーとリヤ回動レバーとに接続した第1の接
続体と、前記右ハンドルレバーを第2のイコライザに接
続すると共に、該第2のイコライザを前記フロント回動
レバーとリヤ回動レバーとに接続した第2の接続体と、
前記第1の接続体または第2の接続体により前記フロン
ト回動レバーを回動させたとき前輪に制動力を与えるフ
ロントドラムブレーキと、前記第1の接続体または第2
の接続体により前記リヤ回動レバーを回動させたとき後
輪に制動力を与えるリヤドラムブレーキとから構成して
なる。
【0016】このように構成したことにより、左ハンド
ルレバーを握って回動させると、第1の接続体を介して
第1のイコライザが作動し、フロント回動レバーが回動
してフロントドラムブレーキによって前輪に制動力が与
えられる。同時に、リヤ回動レバーも回動するから、リ
ヤドラムブレーキによって後輪に制動力が与えられる。
【0017】また、右ハンドルレバーを握って回動させ
ると、第2の接続体を介して第2のイコライザが作動
し、フロント回動レバーが回動してフロントドラムブレ
ーキによって前輪に制動力が与えられる。同時に、リヤ
回動レバーも回動するから、リヤドラムブレーキによっ
て後輪に制動力が与えられる。
【0018】請求項4の発明は、前記左ハンドルレバ
ー、右ハンドルレバーから離して配置することができる
枠体を有し、該枠体には、前記第1のイコライザ、第2
のイコライザ、フロント回動レバー、リヤ回動レバーを
配設する構成としたことにある。
【0019】このように構成したことにより、第1のイ
コライザ、第2のイコライザ、フロント回動レバー、リ
ヤ回動レバーを枠体に効率よくまとめた状態で配設する
ことができできる。
【0020】請求項5の発明は、前記フロント回動レバ
ーの近傍に位置して、前記枠体に対し前記マスタシリン
ダを組付ける構成としたことにある。
【0021】このように構成したことにより、枠体に第
1のイコライザ、第2のイコライザ、フロント回動レバ
ー、リヤ回動レバーばかりではなく、マスタシリンダも
一緒にハンドルから離した位置に配置することができ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
二輪車用ブレーキ装置を添付図面に従って詳細に説明す
る。
【0023】まず、図1ないし図10は本発明の第1の
実施例を示すに、本実施例では、前輪側にディスクブレ
ーキを設け、後輪側にドラムブレーキを設けた場合につ
いて説明する。
【0024】1は運転者の左手側のハンドル2に設けら
れた左ハンドルレバー、3は運転者の右手側のハンドル
4に設けられた右ハンドルレバーで、該ハンドルレバー
1,3は減速するときに握って回動させることにより、
後述するフロントディスクブレーキ5、リヤドラムブレ
ーキ6を作動させるものである。
【0025】5は前輪(図示せず)に設けられたフロン
トディスクブレーキで、該フロントディスクブレーキ5
は、後述するマスタシリンダ15から供給される液圧に
よって前輪に制動力を与えるものである。
【0026】6は後輪(図示せず)に設けられたリヤド
ラムブレーキで、該リヤドラムブレーキ6は、後述する
リヤ回動レバー20が回動されることにより後輪に制動
力を与えるものである。
【0027】11は枠体で、該枠体11は、図2に示す
如く、直方体状の外観をなし、内部には後述する第1、
第2のイコライザ12,13を収容する方形状の収容部
11Aが形成されている。また、枠体11には、図中下
側に位置し左右に離間して配置されたワイヤ挿通穴11
B,11Cと、図中上側に位置して左右に離間して配置
されたワイヤ挿通穴11D,11Eとが長手方向にずら
して形成されている。また、枠体11の図示せぬ裏側に
は、図3、図4に示す如く、ワイヤ挿通穴11F,11
Gが形成されている。
【0028】12は枠体11の収容部11A内に設けら
れた第1のイコライザで、該第1のイコライザ12は、
枠体11の長手方向に伸長する角柱状に形成され、前記
収容部11A内の図中下側寄りに配設されている。そし
て、第1のイコライザ12には、図3に示すように、中
央右側寄りに位置して後述する左ブレーキワイヤ22が
接続され、左端部にはフロントワイヤ23が接続され、
右端部にはリヤワイヤ24が接続されている。ここで、
第1のイコライザ12は、左ブレーキワイヤ22によっ
て矢示A方向に引っ張られることにより、ワイヤ23,
24を介して所定の荷重配分をもって後述するフロント
回動レバー17とリヤ回動レバー20とを引っ張るもの
である。
【0029】13は枠体11の収容部11A内に設けら
れた第2のイコライザで、該第2のイコライザ13は、
枠体11の長手方向に伸長する角柱状に形成され、第1
のイコライザ12に重なるように、図2中、収容部11
A内の上側寄りに枠体11の長手方向にずらして配設さ
れている。そして、第2のイコライザ13には、図4に
示すように、中央左側寄りに位置して後述する右ブレー
キワイヤ25が接続され、左端部にはフロントワイヤ2
6が接続され、右端部にはリヤワイヤ27が接続されて
いる。ここで、第2のイコライザ13は、右ブレーキワ
イヤ25によって矢示A方向に引っ張られることによ
り、ワイヤ26,27を介して所定の荷重配分をもって
フロント回動レバー17とリヤ回動レバー20とを引っ
張るものである。
【0030】14は枠体11のワイヤ挿通穴11B,1
1D側の側面に設けられた取付ブラケットで、該取付ブ
ラケット14は、図3,図4に示す如く、枠体11に対
してマスタシリンダ15を固定するもので、枠体11に
ボルト締めされている。
【0031】15は取付ブラケット14によって枠体1
1に取付けられたマスタシリンダで、該マスタシリンダ
15には、フロント回動レバー17を回動可能に支持す
る2枚の支持板15A(1枚のみ図示)がコ字状をなす
ように設けられている。また、マスタシリンダ15内に
は、軸方向に摺動可能に図示せぬピストンが挿嵌されて
おり、ピストンロッド15Bを押込むように図中左方に
押動したときには、ブレーキホース16(図1中に図
示)を介してフロントディスクブレーキ5に液圧を供給
するものである。
【0032】17はマスタシリンダ15の支持板15A
間にピン18を介して回動可能に取付けられたフロント
回動レバーで、該フロント回動レバー17には、回動中
心部から径方向に伸長し、その先端側でマスタシリンダ
15のピストンロッド15Bを押動するピストン押動部
17Aが設けられている。また、フロント回動レバー1
7は、ピストン押動部17Aに直交するよう径方向に伸
長し、その先端側にはフロントワイヤ23,26が接続
されるワイヤ接続溝17B,17Cが形成されている。
そして、フロント回動レバー17は、イコライザ12,
13によって引っ張られることにより、矢示B方向に回
動してピストン押動部17Aでマスタシリンダ15のピ
ストンロッド15Bを押動するものである。
【0033】19は枠体11のワイヤ挿通穴11C,1
1E側の側面に一体的に設けられた取付ブラケットで、
該取付ブラケット19には、リヤ回動レバー20を回動
可能に支持する2枚の支持板19A,19Aが平行に延
設されている。
【0034】20は取付ブラケット19によって枠体1
1に配設されたリヤ回動レバーで、該リヤ回動レバー2
0は長板状に形成され、ほぼ中央部が取付ブラケット1
9の各支持板19A間にピン21を介して回動可能に取
付けられている。また、リヤ回動レバー20の一端側に
は、リヤワイヤ24,27が接続されるワイヤ接続溝2
0A,20Bが形成され、他端側には後述するブレーキ
駆動ワイヤ28が接続されている。そして、リヤ回動レ
バー20は、イコライザ12,13によって引っ張られ
ることにより、矢示C方向に回動し、他端側に接続され
たブレーキ駆動ワイヤ28を引っ張るものである。
【0035】ここで、第1のイコライザ12、第2のイ
コライザ13、マスタシリンダ15、フロント回動レバ
ー17、リヤ回動レバー20は、枠体11に一体的に組
付けられ、二輪車用ブレーキ装置における一の部品ユニ
ットを構成する。
【0036】第1のイコライザ12に関しては、一端が
第1のイコライザ12の長手方向の一端側(図中、左端
部)に接続され、他端がワイヤ挿通穴11Bを介してフ
ロント回動レバー17の外周側のワイヤ接続溝17Bに
摺動可能に接続されたフロントワイヤ23、一端が第1
のイコライザ12の長手方向の他端側(図中、右端部)
に接続され、他端がワイヤ挿通穴11Cを介してリヤ回
動レバー20の内周側のワイヤ接続溝20Aに摺動可能
に接続されたリヤワイヤ24が、一端が左ハンドルレバ
ー1に接続され、他端がワイヤ挿通穴11Fを介して第
1のイコライザ12の長手方向の中央に対しリヤワイヤ
24寄りに接続された左ブレーキワイヤ22と共に、第
1の接続体を構成している。
【0037】これに対し、第2のイコライザ13に関し
ては、一端が第2のイコライザ13の長手方向の一端側
(図中、左端部)に接続され、他端がワイヤ挿通穴11
Dを介してフロント回動レバー17の内周側のワイヤ接
続溝17Cに摺動可能に接続されたフロントワイヤ2
6、一端が第2のイコライザ13の長手方向の他端側
(図中、右端部)に接続され、他端がワイヤ挿通穴11
Eを介してリヤ回動レバー20の外周側のワイヤ接続溝
20Bに摺動可能に接続されたリヤワイヤ27が、一端
が右ハンドルレバー3に接続され、他端がワイヤ挿通穴
11Gを介して第2のイコライザ13の長手方向の中央
に対しフロントワイヤ26寄りに接続された右ブレーキ
ワイヤ25と共に、第2の接続体を構成している。
【0038】28は一端側がリヤ回動レバー20の他端
側に接続され、他端側がリヤドラムブレーキ6に接続さ
れたブレーキ駆動ワイヤで、該ブレーキ駆動ワイヤ28
は、第1、第2の接続体の一部をなすもので、リヤ回動
レバー20によって引っ張られることにより、リヤドラ
ムブレーキ6を作動させるものである。
【0039】本実施例による二輪車用ブレーキ装置は、
上述の如き構成を有するもので、次に、その作動につい
て説明する。
【0040】まず、左ハンドルレバー1を握って回動さ
せると、図5に示す如く、左ブレーキワイヤ22によっ
て第1のイコライザ12が矢示A方向に引っ張られる。
このときには、第1のイコライザ12にフロントワイヤ
23を介して接続されたフロント回動レバー17が矢示
B方向に回動し、そのピストン押動部17Aがマスタシ
リンダ15のピストンロッド15Bを押動する。これに
より、マスタシリンダ15からブレーキホース16を介
してフロントディスクブレーキ5に液圧が供給され、該
フロントディスクブレーキ5によって前輪に制動力が与
えられる。
【0041】また、第1のイコライザ12にリヤワイヤ
24を介して接続されたリヤ回動レバー20も矢示C方
向に回動するから、ブレーキ駆動ワイヤ28が引っ張ら
れてリヤドラムブレーキ6によって後輪に制動力が与え
られる。
【0042】一方、右ハンドルレバー3を握って回動さ
せると、図6に示す如く、右ブレーキワイヤ25によっ
て第2のイコライザ13が矢示A方向に引っ張られる。
このときには、第2のイコライザ13にフロントワイヤ
26を介して接続されたフロント回動レバー17が矢示
B方向に回動し、そのピストン押動部17Aがマスタシ
リンダ15のピストンロッド15Bを押動する。これに
より、マスタシリンダ15からブレーキホース16を介
してフロントディスクブレーキ5に液圧が供給され、該
フロントディスクブレーキ5によって前輪に制動力が与
えられる。
【0043】また、第2のイコライザ13にリヤワイヤ
27を介して接続されたリヤ回動レバー20も矢示C方
向に回動するから、ブレーキ駆動ワイヤ28が引っ張ら
れてリヤドラムブレーキ6によって後輪に制動力が与え
られる。
【0044】従って、本実施例では、左ハンドルレバー
1を単独で回動させた場合、右ハンドルレバー3を単独
で回動させた場合、左ハンドルレバー1と右ハンドルレ
バー3とを同時に回動させた場合のいずれでも、フロン
トディスクブレーキ5とリヤドラムブレーキ6とを同時
に作動させることができる。
【0045】次に、二輪車を運転中に、例えばブレーキ
駆動ワイヤ28が切れてリヤドラムブレーキ6が使用不
可能になった場合について説明する。
【0046】ブレーキ駆動ワイヤ28が切れた状態で左
ハンドルレバー1を握って回動させると、左ブレーキワ
イヤ22によって第1のイコライザ12が矢示A方向に
引っ張られる。このときには、図7に示す如く、リヤ回
動レバー20が自由状態となるから、該リヤ回動レバー
20が矢示C方向に大きく回動し易くなり、第1のイコ
ライザ12の右端部が枠体11に当接してしまう。
【0047】しかし、第1のイコライザ12の右端部が
枠体11に当接した状態から、さらに左ハンドルレバー
1を回動させることにより、第1のイコライザ12の枠
体11に対する当接部を支点として第1のイコライザ1
2の左端部に接続されたフロントワイヤ23を介してフ
ロント回動レバー17を矢示B方向に容易に回動させる
ことができ、フロントディスクブレーキ5によって前輪
に制動力を与えることができる。
【0048】また、ブレーキ駆動ワイヤ28が切れた状
態で右ハンドルレバー1を握って回動させると、右ブレ
ーキワイヤ25によって第2のイコライザ13が矢示A
方向に引っ張られる。このときには、図8に示す如く、
リヤ回動レバー20が自由状態となるから、該リヤ回動
レバー20が矢示C方向に大きく回動し易くなり、第2
のイコライザ13の右端部が枠体11に当接してしま
う。
【0049】しかし、第2のイコライザ13の右端部が
枠体11に当接した状態から、さらに左ハンドルレバー
1を回動させることにより、第2のイコライザ13の枠
体11に対する当接部を支点として第2のイコライザ1
3の左端部に接続されたフロントワイヤ26を介してフ
ロント回動レバー17を矢示B方向に容易に回動させる
ことができ、フロントディスクブレーキ5によって前輪
に制動力を与えることができる。
【0050】次に、二輪車を運転中に、例えばマスタシ
リンダ15等に液漏れが発生してフロントディスクブレ
ーキ5が使用不可能になった場合について説明する。
【0051】マスタシリンダ15から液漏れした状態で
左ハンドルレバー1を握って回動させると、左ブレーキ
ワイヤ22によって第1のイコライザ12が矢示A方向
に引っ張られる。このときには、図9に示す如く、フロ
ント回動レバー17が自由状態となるから、該フロント
回動レバー17が矢示B方向に大きく回動し易くなり、
第1のイコライザ12の左端部が枠体11に当接してし
まう。
【0052】しかし、第1のイコライザ12の左端部が
枠体11に当接した状態から、さらに左ハンドルレバー
1を回動させることにより、第1のイコライザ12の枠
体11に対する当接部を支点として第1のイコライザ1
2の右端部に接続されたリヤワイヤ24を介してリヤ回
動レバー20を矢示C方向に容易に回動させることがで
き、リヤドラムブレーキ6によって後輪に制動力を与え
ることができる。
【0053】また、マスタシリンダ15から液漏れした
状態で右ハンドルレバー3を握って回動させると、右ブ
レーキワイヤ25によって第2のイコライザ13が矢示
A方向に引っ張られる。このときには、図10に示す如
く、フロント回動レバー17が自由状態となるから、該
フロント回動レバー17が矢示B方向に大きく回動し易
くなり、第2のイコライザ13の左端部が枠体11に当
接してしまう。
【0054】しかし、第2のイコライザ13の左端部が
枠体11に当接した状態から、さらに右ハンドルレバー
3を回動させることにより、第2のイコライザ13の枠
体11に対する当接部を支点として第2のイコライザ1
3の枠体11に対する当接部を支点として、第2のイコ
ライザ13の右端部に接続されたリヤワイヤ27を介し
てリヤ回動レバー20を矢示C方向に容易に回動させる
ことができ、リヤドラムブレーキ6によって後輪に制動
力を与えることができる。
【0055】さらに、実施例においては、左ブレーキワ
イヤ22を第1のイコライザ12の長手方向の中央に対
しリヤワイヤ24寄りに、右ブレーキワイヤ25を第2
のイコライザ13の長手方向の中央に対しフロントワイ
ヤ23寄りに配置しており、かつ、左ブレーキワイヤ2
2が接続される第1のイコライザ12に関しては、枠体
11の収容部11Aのワイヤ挿通穴11B,11Cに対
向する内壁面について、ワイヤ挿通穴11B対向側をワ
イヤ挿通穴11C対向側に対して内方に突出させてお
り、右ブレーキワイヤ25が接続される第2のイコライ
ザ13に関しては、枠体11の収容部11Aのワイヤ挿
通穴11D,11Eに対向する内壁面について、ワイヤ
挿通穴11E対向側をワイヤ挿通穴11D対向側に対し
て内方に突出させて、第1,第2のイコライザ12,1
3を当接し易くしている。
【0056】このため、フロントディスクブレーキ5ま
たはリヤドラムブレーキ6が使用不可能になったとき
に、第1,第2のイコライザ12,13をその端部を支
点として効率よく回動させることができ、右ハンドルレ
バー3または左ハンドルレバー1を通常の操作力で操作
した場合でも、使用できる他側のリヤドラムブレーキ6
またはフロントディスクブレーキ5を常時に比べて大き
く作動させることができ、使用できる他側のリヤドラム
ブレーキ6またはフロントディスクブレーキ5の効きを
向上させることができる。
【0057】かくして、本実施例による二輪車用ブレー
キ装置によれば、左ハンドルレバー1を回動させた場
合、右ハンドルレバー3を回動させた場合、左ハンドル
レバー1と右ハンドルレバー3とを同時に回動させた場
合のいずれでも、フロントディスクブレーキ5とリヤド
ラムブレーキ6で前輪と後輪に制動力を与えることがで
きる。これにより、減速時のレバー操作を容易にするこ
とができ、安定した制動力を得ることができる。
【0058】また、左ハンドルレバー1と右ハンドルレ
バー3とを同時に回動させることにより、前輪の制動力
と後輪の制動力とを適度なバランスに調整することがで
きるから、前輪、後輪のロック限界点を高めることがで
き、フロントディスクブレーキ5とリヤドラムブレーキ
6による車体全体の制動力を向上して、制動距離を短く
することができる。
【0059】また、フロントディスクブレーキ5または
リヤドラムブレーキ6が使用不可能となった場合でも、
左ハンドルレバー1、右ハンドルレバー3により使用可
能なブレーキを作動させて制動力を得ることができるか
ら、走行状態から確実に減速させることができ、安全性
を高めることができる。
【0060】さらに、第1のイコライザ12、第2のイ
コライザ13、マスタシリンダ15、フロント回動レバ
ー17、リヤ回動レバー20を、枠体11に組付ける構
成としているから、これらの部材を効率よくまとめるこ
とができ、小型化を図ることができる。
【0061】しかも、第1のイコライザ12、第2のイ
コライザ13、マスタシリンダ15、フロント回動レバ
ー17、リヤ回動レバー20を枠体11に一体的に組付
けることにより、この組立体をハンドルレバー1,3
(ハンドル2,4)から離した位置に配置することがで
き、取付け時の自由度を高めることができる。
【0062】一方、第1のイコライザ12、フロント回
動レバー17、リヤ回動レバー20への左ブレーキワイ
ヤ22、フロントワイヤ23、リヤワイヤ24の接続位
置(レバー比)を適宜設定することにより、左ハンドル
レバー1を回動させたときには、リヤドラムブレーキ6
による制動力を優先させることができる。また、第2の
イコライザ13、フロント回動レバー17、リヤ回動レ
バー20への右ブレーキワイヤ25、フロントワイヤ2
6、リヤワイヤ27の接続位置を適宜設定することによ
り、右ハンドルレバー3を回動させたときには、フロン
トディスクブレーキ5による制動力を優先させることが
できる。
【0063】次に、本発明の第2の実施例を図11を参
照して説明するに、本実施例の特徴は、前輪にフロント
ディスクブレーキを設け、後輪にリヤディスクブレーキ
を設けた場合に対応して、2つのマスタシリンダを設け
たことにある。なお、本実施例では、前述した第1の実
施例と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を
省略するものとする。
【0064】即ち、本実施例では、フロントディスクブ
レーキに対応し、枠体31の左側に取付ブラケット32
を介して第1のマスタシリンダ33を取付け、該第1の
マスタシリンダ33にフロント回動レバー34を回動可
能に取付けている。また、リヤディスクブレーキに対応
し、枠体31の右側に取付ブラケット35を介して第2
のマスタシリンダ36を取付け、該第2のマスタシリン
ダ36にリヤ回動レバー37を回動可能に取付けてい
る。
【0065】かくして、このように構成された第2の実
施例でも、前述した第1の実施例とほぼ同様の作用効果
を得ることができる。
【0066】次に、本発明の第3の実施例を図12を参
照して説明するに、本実施例の特徴は、前輪にフロント
ドラムブレーキを設け、後輪にリヤドラムブレーキを設
けた場合に対応する構成としたことにある。なお、本実
施例では、前述した第1の実施例と同一の構成要素に同
一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0067】即ち、本実施例では、フロントドラムブレ
ーキに対応し、枠体41の左側に取付ブラケット42を
介してフロント回動レバー43を回動可能に取付けてい
る。また、リヤドラムブレーキに対応し、枠体41の右
側に取付ブラケット44を介してリヤ回動レバー45を
回動可能に取付けている。
【0068】かくして、このように構成された第3の実
施例でも、前述した各実施例とほぼ同様の作用効果を得
ることができる。
【0069】次に、本発明の第4の実施例を図13を参
照して説明するに、本実施例の特徴は、枠体にイコライ
ザを調整するためのねじ部材を設けたことにある。な
お、本実施例では、前述した第1の実施例と同一の構成
要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとす
る。
【0070】51は本実施例による枠体で、該枠体51
の収容部51Aには、前面側に位置して段差部52が設
けられている。
【0071】53,53は段差部52に位置して枠体5
1に螺着された2個の調整ねじ(第1のイコライザ12
側のみ図示)で、該調整ねじ53は、その先端側が第1
のイコライザ12、第2のイコライザ13に当接してい
る。
【0072】従って、本実施例によれば、例えば、フロ
ントワイヤ23を第1のイコライザ12とフロント回動
レバー17との間に接続した後に、調整ねじ53を締め
込んで第1のイコライザ12の左端部を押動することに
より、フロントワイヤ23のたるみ(遊び)をなくすこ
とができる。
【0073】なお、前記第1の実施例では、別体の取付
ブラケット14を枠体11に取付け、取付ブラケット1
9を枠体11と一体的に設けるものとして述べたが、本
発明はこれに限らず、取付ブラケット14を枠体11に
一体的に設け、別体の取付ブラケット19を枠体11に
取付ける構成としてもよい。また、第2,第3,第4の
実施例についても同様の構成としてもよい。
【0074】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、左ハンドルレバーを握って回動させることによ
り、第1の接続体を介して第1のイコライザを作動さ
せ、フロント回動レバーによりマスタシリンダを介して
フロントディスクブレーキで前輪に制動力を与えること
ができ、同時に、リヤ回動レバーによってリヤドラムブ
レーキで後輪に制動力を与えることができる。また、右
ハンドルレバーを握って回動させることにより、第2の
接続体を介して第1のイコライザを作動させ、フロント
回動レバーによりマスタシリンダを介してフロントディ
スクブレーキで前輪に制動力を与えることができ、同時
に、リヤ回動レバーによってリヤドラムブレーキで後輪
に制動力を与えることができる。
【0075】従って、左ハンドルレバー、右ハンドルレ
バーによって容易にブレーキ操作を行なうことができ、
安定した制動力を得ることができる。また、左ハンドル
レバーと右ハンドルレバーとを同時に回動させることに
より、前輪、後輪のロック限界点を高めることができ、
フロントディスクブレーキとリヤドラムブレーキによる
車体全体の制動力を向上して、制動距離を短くすること
ができる。
【0076】請求項2の発明によれば、左ハンドルレバ
ーを握って回動させることにより、第1の接続体を介し
て第1のイコライザを作動させ、フロント回動レバーに
より第1のマスタシリンダを介してフロントディスクブ
レーキで前輪に制動力を与えることができ、同時に、リ
ヤ回動レバーにより第2のマスタシリンダを介してリヤ
ディスクブレーキで後輪に制動力を与えることができ
る。また、右ハンドルレバーを握って回動させることに
より、第2の接続体を介して第1のイコライザを作動さ
せ、フロント回動レバーにより第1のマスタシリンダを
介してフロントディスクブレーキで前輪に制動力を与え
ることができ、同時に、リヤ回動レバーにより第2のマ
スタシリンダを介してリヤドラムブレーキで後輪に制動
力を与えることができる。従って、請求項1の発明と同
様の効果を得ることができる。
【0077】請求項3の発明によれば、左ハンドルレバ
ーを握って回動させることにより、第1の接続体を介し
て第1のイコライザを作動させ、フロント回動レバーに
よってフロントドラムブレーキで前輪に制動力を与える
ことができ、同時に、リヤ回動レバーによってリヤドラ
ムブレーキで後輪に制動力を与えることができる。ま
た、右ハンドルレバーを握って回動させることにより、
第2の接続体を介して第1のイコライザを作動させ、フ
ロント回動レバーによってフロントドラムブレーキで前
輪に制動力を与えることができ、同時に、リヤ回動レバ
ーによってリヤドラムブレーキで後輪に制動力を与える
ことができる。従って、請求項1の発明と同様の効果を
得ることができる。
【0078】請求項4の発明によれば、第1のイコライ
ザ、第2のイコライザ、フロント回動レバー、リヤ回動
レバーを枠体に配設することにより、これらの部材を効
率よくまとめることができ、小型化を図ることができ
る。
【0079】請求項5の発明によれば、枠体に第1のイ
コライザ、第2のイコライザ、フロント回動レバー、リ
ヤ回動レバーばかりではなく、マスタシリンダも一緒に
ハンドルから離した位置に配置することができ、取付け
時の自由度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による二輪車用ブレーキ
装置を示す全体構成図である。
【図2】第1の実施例に用いる枠体を示す一部破断の平
面図である。
【図3】第1のイコライザ、第2のイコライザ、マスタ
シリンダ、フロント回動レバー、リヤ回動レバーを枠体
に組付けた状態で図2中の矢示 III−III 方向から示す
一部破断の側面図である。
【図4】第1のイコライザ、第2のイコライザ、マスタ
シリンダ、フロント回動レバー、リヤ回動レバーを枠体
に組付けた状態で図2中の矢示IV−IV方向から示す一部
破断の側面図である。
【図5】左ブレーキワイヤで第1のイコライザを引っ張
った状態を示す一部破断の側面図である。
【図6】右ブレーキワイヤで第2のイコライザを引っ張
った状態を示す一部破断の側面図である。
【図7】ブレーキ駆動ワイヤが切れたときに左ブレーキ
ワイヤによって第1のイコライザを引っ張った状態を示
す一部破断の側面図である。
【図8】ブレーキ駆動ワイヤが切れたときに右ブレーキ
ワイヤによって第2のイコライザを引っ張った状態を示
す一部破断の側面図である。
【図9】マスタシリンダから液漏れしたときに左ブレー
キワイヤによって第1のイコライザを引っ張った状態を
示す一部破断の側面図である。
【図10】マスタシリンダから液漏れしたときに右ブレ
ーキワイヤによって第2のイコライザを引っ張った状態
を示す一部破断の側面図である。
【図11】本発明の第2の実施例による第1のイコライ
ザ、第2のイコライザ、第1のマスタシリンダ、第2の
マスタシリンダ、フロント回動レバー、リヤ回動レバー
を枠体に組付けた状態で示す一部破断の側面図である。
【図12】本発明の第3の実施例による第1のイコライ
ザ、第2のイコライザ、フロント回動レバー、リヤ回動
レバーを枠体に組付けた状態で示す一部破断の側面図で
ある。
【図13】本発明の第4の実施例による第1のイコライ
ザ、第2のイコライザ、マスタシリンダ、フロント回動
レバー、リヤ回動レバーを枠体に組付けた状態で示す一
部破断の側面図である。
【符号の説明】
1 左ハンドルレバー 2 左ハンドル 3 右ハンドルレバー 4 右ハンドル 5 フロントディスクブレーキ 6 リヤドラムブレーキ 11,31,41,51 枠体 12 第1のイコライザ 13 第2のイコライザ 15 マスタシリンダ 17,34,43 フロント回動レバー 20,37,45 リヤ回動レバー 22 左ブレーキワイヤ(第1の接続体) 23 フロントワイヤ(第1の接続体) 24 リヤワイヤ(第1の接続体) 25 右ブレーキワイヤ(第2の接続体) 26 フロントワイヤ(第2の接続体) 27 リヤワイヤ(第2の接続体) 28 ブレーキ駆動ワイヤ(第1、第2の接続体) 33 第1のマスタシリンダ 36 第2のマスタシリンダ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左側のハンドルに設けられた左ハンドル
    レバーと、右側のハンドルに設けられた右ハンドルレバ
    ーと、前記左ハンドルレバーによって作動される第1の
    イコライザと、前記右ハンドルレバーによって作動され
    る第2のイコライザと、前記第1、第2のイコライザの
    いずれによっても回動されるフロント回動レバーと、前
    記第1、第2のイコライザのいずれによっても回動され
    るリヤ回動レバーと、前記左ハンドルレバーを第1のイ
    コライザに接続すると共に、該第1のイコライザを前記
    フロント回動レバーとリヤ回動レバーとに接続した第1
    の接続体と、前記右ハンドルレバーを第2のイコライザ
    に接続すると共に、該第2のイコライザを前記フロント
    回動レバーとリヤ回動レバーとに接続した第2の接続体
    と、前記第1の接続体または第2の接続体により前記フ
    ロント回動レバーを回動させたとき液圧を供給するマス
    タシリンダと、該マスタシリンダから液圧が供給される
    ことにより前輪に制動力を与えるフロントディスクブレ
    ーキと、前記第1の接続体または第2の接続体により前
    記リヤ回動レバーを回動させたとき後輪に制動力を与え
    るリヤドラムブレーキとから構成してなる二輪車用ブレ
    ーキ装置。
  2. 【請求項2】 左側のハンドルに設けられた左ハンドル
    レバーと、右側のハンドルに設けられた右ハンドルレバ
    ーと、前記左ハンドルレバーによって作動される第1の
    イコライザと、前記右ハンドルレバーによって作動され
    る第2のイコライザと、前記第1、第2のイコライザの
    いずれによっても回動されるフロント回動レバーと、前
    記第1、第2のイコライザのいずれによっても回動され
    るリヤ回動レバーと、前記左ハンドルレバーを第1のイ
    コライザに接続すると共に、該第1のイコライザを前記
    フロント回動レバーとリヤ回動レバーとに接続した第1
    の接続体と、前記右ハンドルレバーを第2のイコライザ
    に接続すると共に、該第2のイコライザを前記フロント
    回動レバーとリヤ回動レバーとに接続した第2の接続体
    と、前記第1の接続体または第2の接続体により前記フ
    ロント回動レバーを回動させたとき液圧を供給する第1
    のマスタシリンダと、該第1のマスタシリンダから液圧
    が供給されることにより前輪に制動力を与えるフロント
    ディスクブレーキと、前記第1の接続体または第2の接
    続体により前記リヤ回動レバーを回動させたとき液圧を
    供給する第2のマスタシリンダと、該第2のマスタシリ
    ンダから液圧が供給されることにより後輪に制動力を与
    えるリヤディスクブレーキとから構成してなる二輪車用
    ブレーキ装置。
  3. 【請求項3】 左側のハンドルに設けられた左ハンドル
    レバーと、右側のハンドルに設けられた右ハンドルレバ
    ーと、前記左ハンドルレバーによって作動される第1の
    イコライザと、前記右ハンドルレバーによって作動され
    る第2のイコライザと、前記第1、第2のイコライザの
    いずれによっても回動されるフロント回動レバーと、前
    記第1、第2のイコライザのいずれによっても回動され
    るリヤ回動レバーと、前記左ハンドルレバーを第1のイ
    コライザに接続すると共に、該第1のイコライザを前記
    フロント回動レバーとリヤ回動レバーとに接続した第1
    の接続体と、前記右ハンドルレバーを第2のイコライザ
    に接続すると共に、該第2のイコライザを前記フロント
    回動レバーとリヤ回動レバーとに接続した第2の接続体
    と、前記第1の接続体または第2の接続体により前記フ
    ロント回動レバーを回動させたとき前輪に制動力を与え
    るフロントドラムブレーキと、前記第1の接続体または
    第2の接続体により前記リヤ回動レバーを回動させたと
    き後輪に制動力を与えるリヤドラムブレーキとから構成
    してなる二輪車用ブレーキ装置。
  4. 【請求項4】 前記左ハンドルレバー、右ハンドルレバ
    ーから離して配置することができる枠体を有し、該枠体
    には、前記第1のイコライザ、第2のイコライザ、フロ
    ント回動レバー、リヤ回動レバーを配設する構成として
    なる請求項1,2または3に記載の二輪車用ブレーキ装
    置。
  5. 【請求項5】 前記フロント回動レバーの近傍に位置し
    て、前記枠体に対し前記マスタシリンダを組付ける構成
    としてなる請求項4に記載の二輪車用ブレーキ装置。
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JP2001180558A (ja) * 1999-12-27 2001-07-03 Tokico Ltd 二輪車用ブレーキ装置
JP2002220077A (ja) * 2001-01-24 2002-08-06 Nissin Kogyo Co Ltd バーハンドル車両用ブレーキ装置
JP2007045340A (ja) * 2005-08-11 2007-02-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 遠隔操作装置

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