JPH10228436A - 通信システム - Google Patents

通信システム

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JPH10228436A
JPH10228436A JP9030159A JP3015997A JPH10228436A JP H10228436 A JPH10228436 A JP H10228436A JP 9030159 A JP9030159 A JP 9030159A JP 3015997 A JP3015997 A JP 3015997A JP H10228436 A JPH10228436 A JP H10228436A
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JP
Japan
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data
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terminal device
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list
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JP9030159A
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English (en)
Inventor
Koji Oka
浩二 岡
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホスト装置から遠隔地の一定領域に集まった
複数の端末装置へデータ配信するときの通信コストを低
減する。 【解決手段】 データ通信マスタ装置1が、各端末装置
の電話番号等の宛先情報をデータ配信順に列挙した配信
リストを作成し、その作成した配信リストと配信データ
を通信回線を介してデータ配信順が最初の端末装置へ送
信する。一方、データ通信クライアント装置2は、デー
タ通信マスタ装置1又は他のデータ通信クライアント装
置2から通信回線を介して配信リストと配信データを受
信すると記憶し、その配信リストから自装置の宛先情報
を除外して、編集後の配信リストと配信データを編集後
の配信リストに基づいて次のデータ通信クライアント装
置2へ送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ホスト装置と複
数の端末装置とをPSTN,ISDN等の通信回線で接
続し、各装置間で通信回線を介した各種のデータをやり
取りする通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータネットワークシステ
ムにおけるホストシステムと分散システムとの間のデー
タ転送の管理/制御技術を用いた通信システムが多用さ
れており、例えば、ホスト装置と複数の楽音発生端末機
とからなる通信カラオケシステムが知られている。
【0003】従来、このような通信システムとして次に
示すようなものがあった。 (1)ホスト装置から端末装置へ楽音データを配信する
通信システム(例えば、特開平3−239292号公報
参照)。 (2)ホスト装置で各端末装置へのデータ配信状況を管
理し、各端末装置に対してタイムラグの少ないデータ配
信を行なう通信システム(例えば、特開平2−2947
65号公報参照)。 (3)配信コンピュータの状態の良否をチェックし、そ
のチェック結果に基づいてデータ送受信のための迂回ル
ートを選択する通信システム(例えば、実開平3−25
947号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た各通信システムは、ホスト装置から複数の端末装置へ
それぞれデータを配信するので、遠隔地の一定領域に集
まった複数の端末装置へデータ配信すると通信料が高額
になってしまうという問題があった。
【0005】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、ホスト装置から遠隔地の一定領域に集まった複
数の端末装置へデータ配信するときの通信コストを低減
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、通信回線を介して複数の端末装置とデー
タ通信可能に接続する接続手段と、上記各端末装置の電
話番号等の宛先情報をデータ配信順に列挙した配信リス
トを作成する配信リスト作成手段と、その手段によって
作成した配信リストと配信データとを上記データ配信順
が最初の端末装置へ送信する手段を有するホスト装置
と、上記ホスト装置及び他の端末装置とデータ通信可能
に接続する接続手段と、その手段によって配信リストと
配信データとを受信する受信手段と、その手段によって
受信した配信データを記憶する配信データ記憶手段と、
上記受信した配信リストから自装置の宛先情報を除外す
る編集を施す編集手段と、その手段による編集後の配信
リストと上記配信データとを上記編集後の配信リストに
基づいて次の端末装置へ送信する手段を有するホスト装
置とからなる通信システムを提供する。
【0007】また、上記端末装置に、次の端末装置への
データ配信を失敗したとき、その失敗した端末装置の宛
先情報を上記配信リスト上のデータ配信順の後方に移動
する手段と、その手段による移動後の配信リストと上記
配信データとを上記移動後の配信リストに基づいて次の
端末装置へ送信する手段を設けるとよい。
【0008】さらに、上記端末装置に、上記ホスト装置
にデータ配信を失敗した端末装置を通知する手段を設け
るとよい。さらにまた、上記端末装置に、上記ホスト装
置にデータ配信を成功した端末装置を通知する手段を設
けるとよい。
【0009】また、上記端末装置に、配信リストに次に
送信する端末装置の宛先情報が無いとき、その旨を前記
ホスト装置へ通知する手段と、端末装置へのデータ配信
の失敗を繰り返し、配信リストに次に送信すべき端末装
置の宛先情報が無くなったとき、その配信リストを前記
ホスト装置へ通知する手段を設けるとよい。さらに、上
記ホスト装置に、上記通知された配信リストに基づいて
データ未配信の端末装置へ配信データを配信する手段を
設けるとよい。
【0010】また、上記端末装置に、時刻を計るタイマ
手段と、電源オフ時に上記タイマ手段による時刻を記憶
する電源オフ時刻記憶手段と、電源オン時に上記タイマ
手段による時刻と上記電源オフ時刻記憶手段に記憶した
時刻との時間差を計算する時間差計算手段と、その手段
によって計算した時間差が予め設定した時間差よりも大
きいとき、上記ホスト装置に電源オンを通知する手段を
設け、上記ホスト装置に、上記通知された配信リストに
基づいてデータ未配信の端末装置毎に未配信データを管
理する手段と、その手段によって管理している端末装置
から電源オンが通知されたとき、その端末装置に未配信
データを送信する手段を設けるとよい。
【0011】さらに、上記ホスト装置に、上記端末装置
に予め設定した時間差をリモートで変更する手段を設け
るとよい。
【0012】また、上記ホスト装置に、上記配信リスト
にシーケンシャル番号を付与する手段と、上記端末装置
からシーケンシャル異常の通知を受信したとき、その端
末装置に未配信データを送信する手段を設け、上記端末
装置に、データ配信時に受信した配信リストに付与され
たシーケンシャル番号を記憶するシーケンシャル番号記
憶手段と、次のデータ配信時に受信した配信リストのシ
ーケンシャル番号と上記シーケンシャル番号記憶手段に
記憶している前回のシーケンシャル番号とを比較する手
段と、その手段による比較結果がシーケンシャルでなか
ったとき、上記ホスト装置へシーケンシャル異常を通知
する手段を設けるとよい。
【0013】この発明の請求項1の通信システムは、ホ
スト装置と複数の端末装置とを通信回線を介してデータ
通信可能に接続し、ホスト装置が、各端末装置の電話番
号等の宛先情報をデータ配信順に列挙した配信リストを
作成し、その作成した配信リストと配信データとをデー
タ配信順が最初の端末装置へ送信し、端末装置が、ホス
ト装置又は他の端末装置からの配信リストと配信データ
とを受信し、その受信した配信データを記憶し、受信し
た配信リストから自装置の宛先情報を除外する編集を施
し、その編集後の配信リストと配信データとを編集後の
配信リストに基づいて次の端末装置へ送信する。
【0014】したがって、ホスト装置から遠隔地の一定
地域に集まった複数の端末装置にデータ配信するとき、
ホストから最初の端末装置へデータ配信した後は、各端
末装置同士でデータ配信するので、最初の端末装置への
データ配信にかかる通話料は高価になるが、2台目以降
の端末装置へのデータ配信にかかる通話料を近距離用の
通話料で安価に済ませることができ、ホスト装置が遠隔
地の所定領域内の複数の端末装置へデータ配信するとき
の通信コストを低減することができる。
【0015】また、ホスト装置は各端末装置へそれぞれ
データ配信する必要がなくなるので、ホスト装置の処理
負担を軽減することができる。また、少ない回線数で多
数の端末装置へデータ配信することができ、端末装置の
設置及び削減を容易に行なえる。さらに、データ配信先
を変更するときには、配信リストの変更のみで済み、デ
ータ配信を素早くスムーズに行なえる。
【0016】また、この発明の請求項2の通信システム
は、端末装置が、次の端末装置へのデータ配信を失敗し
たとき、その失敗した端末装置の宛先情報を配信リスト
上のデータ配信順の後方に移動し、その移動後の配信リ
ストと配信データとを移動後の配信リストに基づいて次
の端末装置へ送信する。したがって、データ配信不能な
端末装置があったときには、その端末装置へのデータ配
信の順番を遅らせて次の端末装置へデータ配信するの
で、各端末装置間でのデータ配信をスムーズに行なうこ
とができる。
【0017】さらに、この発明の請求項3の通信システ
ムは、端末装置が、ホスト装置にデータ配信を失敗した
端末装置を通知するので、ホスト装置がデータ未配信の
端末装置を容易に把握することができる。
【0018】さらにまた、この発明の請求項4の通信シ
ステムは、端末装置が、ホスト装置にデータ配信を成功
した端末装置を通知するので、ホスト装置がデータ配信
済みの端末装置を容易に把握することができ、各端末装
置へのデータ配信の管理処理を行なえる。
【0019】また、この発明の請求項5の通信システム
は、端末装置が、配信リストに次に送信する端末装置の
宛先情報が無いとき、その旨をホスト装置へ通知し、端
末装置へのデータ配信の失敗を繰り返し、配信リストに
次に送信すべき端末装置の宛先情報が無くなったとき、
その配信リストをホスト装置へ通知するので、ホスト装
置は各地域毎のデータ配信結果を容易に把握することが
できる。
【0020】さらに、この発明の請求項6の通信システ
ムは、ホスト装置が、端末装置から通知された配信リス
トに基づいてデータ未配信の端末装置へ配信データを配
信するので、データ未配信の端末装置に対して個別に何
度もデータ再配信を繰り返したり、次回のデータ配信時
に前回未配信だった配信データを直接配信したりするこ
とができ、データ配信を確実に実施することができる。
【0021】また、この発明の請求項7の通信システム
は、端末装置が、電源オフ時の時刻を記憶し、電源オン
時の時刻と電源オフ時の時刻との時間差を計算し、その
計算した時間差が予め設定した時間差よりも大きいと
き、ホスト装置に電源オンを通知し、ホスト装置が、端
末装置から通知された配信リストに基づいてデータ未配
信の端末装置毎に未配信データを管理し、その管理して
いる端末装置から電源オンが通知されたとき、その端末
装置に未配信データを送信する。
【0022】したがって、ホスト装置は、短時間の内に
何度も電源オンとオフを繰り返して使用される端末装置
の電源オフによるデータ配信不能のとき、電源オフから
所定時間を経過した後の電源オン時にデータ配信を行な
うことができ、何度もデータ配信を繰り返さずに済み、
無用な通信費を削減することができる。
【0023】さらに、この発明の請求項8の通信システ
ムは、ホスト装置が、端末装置に予め設定した時間差を
リモートで変更するので、各端末装置毎に任意の時間差
を設定することができる。したがって、各端末装置の使
用状況に応じてホスト装置への電源オン通知のための発
呼を無駄に繰り返さないようにすることができる。
【0024】また、この発明の請求項9の通信システム
は、ホスト装置が、配信リストにシーケンシャル番号を
付与し、端末装置からシーケンシャル異常の通知を受信
したとき、その端末装置に未配信データを送信し、端末
装置が、データ配信時に受信した配信リストに付与され
たシーケンシャル番号を記憶し、次のデータ配信時に受
信した配信リストのシーケンシャル番号と前回のシーケ
ンシャル番号とを比較し、その比較結果がシーケンシャ
ルでなかったとき、ホスト装置へシーケンシャル異常を
通知する。
【0025】したがって、端末装置は配信データに付与
された日付やバージョン番号等のシーケンシャル番号が
前回受信した配信データのものと矛盾するとき(例え
ば、順序が逆転しているとき)には、ホスト装置に通知
して正しい配信データの再配信を促すことができ、端末
装置の電源オフ状態以外の原因でデータ配信不能な場合
でも適切に対処することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて具体的に説明する。図1はこの発明の一実
施形態の通信システムの構成を示すブロック図である。
この通信システムは、データ通信マスタ装置1と複数の
データ通信クライアント装置2とをPSTN,ISDN
等の電話回線や衛星通信等の回線網3を介して互いにデ
ータ通信を行なえるようにしている。なお、便宜上、図
にはデータ通信クライアント装置を1台のみ示す。
【0027】そして、この通信システムは、データ通信
マスタ装置1から遠隔地の所定地域に配置された複数の
データ通信マスタ装置1に配信データを配信するとき、
各データ通信クライアント装置2の配信順を示した配信
リストを作成し、その配信順が先頭のデータ通信クライ
アント装置2へ配信リストと配信データを配信する。
【0028】その配信リストと配信データを受信したデ
ータ通信クライアント装置2は、配信リストに基づいて
自装置の次の配信順のデータ通信クライアント装置2に
配信リストと配信データを配信し、さらにその配信を受
けたデータ通信クライアント装置2は、配信リストの自
装置の次の配信順のデータ通信クライアント装置2に配
信リストと配信データを配信することにより、所定地域
内に位置する各データ通信クライアント装置2同士で配
信データを配信する。
【0029】このようにして、データ通信マスタ装置1
から遠隔地の所定地域に配置された複数のデータ通信マ
スタ装置1に配信データを配信するときには、データ通
信マスタ装置1から最初のデータ通信クライアント装置
2への通信が遠距離通信になるが、後は各データ通信ク
ライアント装置2間の近距離通信のみになるので、デー
タ通信マスタ装置1が遠隔地の複数のデータ通信クライ
アント装置2にそれぞれ配信データを配信するよりも通
信コストを大幅に低減することができる。
【0030】データ通信マスタ装置1は、各データ通信
クライアント装置2の配信データの配信順である配信リ
ストの作成時やその配信する配信データの入力時等の各
種の操作情報を入力する操作卓10と、データ通信クラ
イアント装置2側で再生して演奏する音楽等の曲デー
タ,音楽と共に表示する歌詞等の文字データ,音楽に合
わせて表示する動画や静止画の背景画像等の画像データ
等の配信データを入力するデータ入力装置11を有す
る。
【0031】さらに、配信リスト及び配信データ等の各
種のデータを記憶するハードディスク装置,光ディスク
装置等の外部記憶装置12と、各種の作業画面やメッセ
ージ等の情報を表示するCRT,LCD等の表示装置1
3と、回線網3とのインタフェースを制御してデータ通
信クライアント装置2との間で配信リスト,配信データ
等の各種データの送受信を行なう送受信装置14と、デ
ータ通信マスタ装置2全体の制御と共にこの発明に係る
制御を司る全体制御装置15とを有する。
【0032】その全体制御装置15は、各種のプログラ
ムに基づいてデータ通信クライアント装置2の配信リス
ト作成,配信リスト及び配信データの配信等の制御処理
を実行するCPU16と、CPU16が実行する各種の
プログラム等を格納した読み出し可能なメモリのROM
17と、CPU16が各種の処理を実行する際に使用す
る作業用メモリと各種のパラメータ等を記憶する書き込
み可能なメモリのRAM18を有する。
【0033】さらに、上記操作卓10,データ入力装置
11,外部記憶装置12,表示装置13,及び送受信装
置14とのデータの入出力を制御する入出力ポート(I
/Oポート)19と、CPU16,ROM17,RAM
18,及びI/Oポート19の間をデータがやり取り可
能に結ぶバスライン19aを有する。
【0034】一方、データ通信クライアント装置2は、
使用者が配信データの再生時等の操作情報を入力する操
作卓20と、データ通信マスタ装置1又は他のデータ通
信クライアント装置2から配信された配信リスト及び配
信データ等の各種のデータを記憶するハードディスク装
置,光ディスク装置等の外部記憶装置21を有する。
【0035】さらに、配信データに基づく歌詞等の文
字,及び動画や静止画等の背景画像等の表示、配信デー
タ再生時の各種の作業画面やメッセージ等の情報を表示
するCRT,LCD等の表示装置22と、回線網3との
インタフェースを制御して配信リスト,配信データ等の
各種データの送受信を行なう送受信装置23と、データ
通信クライアント装置2の全体の制御を司る全体制御装
置24とを有する。さらにまた、図示は省略するが、配
信データに基づく音楽再生を行なう音楽再生部を設ける
と良い。
【0036】その全体制御装置24は、各種のプログラ
ムに基づいてデータ通信クライアント装置2の配信リス
トの更新,他のデータ通信クライアント装置2への配信
リスト及び配信データの配信等の制御処理を実行するC
PU25と、CPU25が実行する各種のプログラム等
を格納した読み出し可能なメモリのROM26と、CP
U25が各種の処理を実行する際に使用する作業用メモ
リと各種のパラメータ等を記憶する書き込み可能なメモ
リのRAM27を有する。
【0037】さらに、電源OFFでもメモリ内容を保持
し、電源OFF時の時間等を記憶するSRAM28と、
時刻及び時間を計るタイマ制御部29と、上記操作卓2
0,外部記憶装置21,表示装置22,送受信装置2
3,及び音楽再生部とのデータの入出力を制御する入出
力ポート(I/Oポート)30と、CPU25,ROM
26,RAM27,SRAM28,タイマ制御部29,
及びI/Oポート30の間をデータがやり取り可能に結
ぶバスライン30aを有する。
【0038】すなわち、上記データ通信マスタ装置がホ
スト装置に、上記データ通信クライアント装置が端末装
置にそれぞれ相当する。また、上記送受信装置14が、
通信回線を介して複数の端末装置とデータ通信可能に接
続する接続手段の機能を果たす。
【0039】さらに、上記全体制御装置15が、各端末
装置の電話番号等の宛先情報をデータ配信順に列挙した
配信リストを作成する配信リスト作成手段の機能を果た
す。さらにまた、上記送受信装置14と全体制御装置1
5が、配信リスト作成手段によって作成した配信リスト
と配信データをデータ配信順が最初の端末装置へ送信す
る手段の機能を果たす。
【0040】一方、上記送受信装置23が、ホスト装置
及び他の端末装置とデータ通信可能に接続する接続手段
と、その手段によって配信リストと配信データを受信す
る受信手段の機能を果たす。また、上記外部記憶装置2
1と全体制御装置24が、受信手段によって受信した配
信データを記憶する配信データ記憶手段の機能を果た
す。
【0041】さらに、上記全体制御装置24が、受信し
た配信リストから自装置の宛先情報を除外する編集を施
す編集手段の機能を果たす。さらにまた、上記送受信装
置23と全体制御装置24が、編集手段による編集後の
配信リストと配信データを編集後の配信リストに基づい
て次の端末装置へ送信する手段の機能を果たす。
【0042】また、上記全体制御装置24が、次の端末
装置へのデータ配信を失敗したとき、その失敗した端末
装置の宛先情報を配信リスト上のデータ配信順の後方に
移動する移動手段の機能を果たす。さらに、上記送受信
装置23と全体制御装置24が、移動手段による移動後
の配信リストと配信データを移動後の配信リストに基づ
いて次の端末装置へ送信する手段の機能を果たす。
【0043】また、上記送受信装置23と全体制御装置
24が、ホスト装置にデータ配信を失敗した端末装置を
通知する手段の機能を果たす。さらに、上記送受信装置
23と全体制御装置24が、ホスト装置にデータ配信を
成功した端末装置を通知する手段の機能を果たす。
【0044】さらにまた、上記送受信装置23と全体制
御装置24が、配信リストに次に送信する端末装置の宛
先情報が無いとき、その旨を前記ホスト装置へ通知する
手段と、端末装置へのデータ配信の失敗を繰り返し、配
信リストに次に送信すべき端末装置の宛先情報が無くな
ったとき、その配信リストをホスト装置へ通知する手段
の機能を果たす。
【0045】そしてまた、上記送受信装置14と全体制
御装置15が、端末装置から通知された配信リストに基
づいてデータ未配信の端末装置へ配信データを配信する
手段の機能を果たす。
【0046】また、上記タイマ制御部29が時刻を計る
タイマ手段の機能を果たす。さらに、上記SRAM28
が電源オフ時にタイマ手段による時刻を記憶する電源オ
フ時刻記憶手段の機能を果たす。
【0047】また、上記全体制御装置24が、電源オン
時にタイマ手段による時刻と電源オフ時刻記憶手段に記
憶した時刻との時間差を計算する時間差計算手段の機能
を果たす。さらに、上記送受信装置23と全体制御装置
24が、時間差計算手段によって計算した時間差が予め
設定した時間差よりも大きいとき、ホスト装置に電源オ
ンを通知する手段の機能を果たす。
【0048】また、上記全体制御装置15が、端末装置
から通知された配信リストに基づいてデータ未配信の端
末装置毎に未配信データを管理する管理手段の機能を果
たす。さらに、上記送受信装置14と全体制御装置15
が、管理手段によって管理している端末装置から電源オ
ンが通知されたとき、その端末装置に未配信データを送
信する手段の機能を果たす。
【0049】また、上記送受信装置14と全体制御装置
15が、端末装置に予め設定した時間差をリモートで変
更する手段の機能を果たす。
【0050】また、上記全体制御装置15が、配信リス
トにシーケンシャル番号を付与する手段の機能を果た
す。さらに、上記送受信装置14と全体制御装置15
が、端末装置からシーケンシャル異常の通知を受信した
とき、その端末装置に未配信データを送信する手段の機
能を果たす。
【0051】また、上記SRAM28(又は、外部記憶
装置21)と全体制御装置24が、データ配信時に受信
した配信リストに付与されたシーケンシャル番号を記憶
するシーケンシャル番号記憶手段の機能を果たす。
【0052】さらに、上記全体制御装置24が、次のデ
ータ配信時に受信した配信リストのシーケンシャル番号
とシーケンシャル番号記憶手段に記憶している前回のシ
ーケンシャル番号とを比較する比較手段の機能を果た
す。さらにまた、上記送受信装置23と全体制御装置2
4が、比較手段による比較結果がシーケンシャルでなか
ったとき、ホスト装置へシーケンシャル異常を通知する
手段の機能を果たす。
【0053】次に、データ通信マスタ装置1における配
信リストの作成の処理について説明する。図2は、その
配信リスト作成の処理を示すフローチャートである。全
体制御装置15は、ステップ(図中「S」で示す)1で
操作卓10からデータ配信先のデータ通信クライアント
装置2の電話番号の入力が有りか否かを判断して、有れ
ばステップ2へ進んでその入力された電話番号に基づい
て配信リストを作成し、ステップ3へ進んでその配信リ
ストを外部記憶装置12に記憶して蓄積する。こうし
て、操作卓10から配信先の電話番号が入力される度に
配信リストに追加する。
【0054】その配信リストは、予め設定した所定地域
毎にそれぞれ作成する。例えば、東京都区内の各データ
通信クライアント装置2の電話番号からなる配信リス
ト,横浜市内の各データ通信クライアント装置2の電話
番号からなる配信リスト等のように作成し、同一市内網
の電話料金区域等に基づいてデータ通信クライアント装
置2が互いに通信するときの通信料金が高くならないも
の同士で配信先のグループを構成する。
【0055】なお、各配信リストは、使用者がそれぞれ
の地域毎に配信リストを作成してもよいし、使用者は配
信先の電話番号を入力するのみにし、データ通信マスタ
装置1が同一地域の電話番号同士をグループ化してそれ
ぞれの配信リストに自動的に振り分けるようにしてもよ
い。
【0056】さらに、各配信リスト内の電話番号の配信
順は、使用者によって入力された順番に並べてもよい
し、データ通信マスタ装置1が電話番号等に基づいて所
在地の近いもの同士が隣合うように自動的に並び換えて
編集するようにしてもよい。
【0057】次に、データ通信マスタ装置1における配
信データの蓄積の処理について説明する。図3は、その
配信データ蓄積の処理を示すフローチャートである。全
体制御装置15は、ステップ11でデータ入力装置11
からの配信データの入力有りか否かを判断して、配信デ
ータの入力が有るとステップ12へ進んでその入力され
た配信データを外部記憶装置12に記憶して蓄積する。
そして、配信データの蓄積後は、配信実行待ちに移行す
る。
【0058】この配信データは、例えば、演奏音楽を再
生するMIDIデータ等の曲データ,その演奏音楽の歌
詞を表示するための歌詞データ,及び演奏音楽に同期し
て表示する背景画像(例えば、静止画や動画)等の各種
のデータである。なお、この配信データは、データ入力
装置11において作成したものや、他の装置で作成され
たデータをデータ入力装置11を介して入力したものを
含む。
【0059】次に、データ通信マスタ装置1からデータ
通信クライアント装置2への配信リストと配信データ送
信の処理について説明する。図4は、その配信リストと
配信データ送信処理を示すフローチャートである。
【0060】全体制御装置15は、ステップ21で操作
卓10から送信開始入力有りか否かを判断して、有れば
ステップ22へ進んで外部記憶装置12から配信リスト
を読み出し、その配信リスト中の先頭に格納されている
電話番号を送受信装置14に通知し、送受信装置14に
よって回線を発呼し、その発呼先のデータ通信クライア
ント装置2からの応答を検知する初期接続動作を行なっ
てデータ通信環境を整える処理を行なう。
【0061】そして、ステップ23でデータ通信環境が
整ったか否かを判断して、初期接続動作が終了してデー
タ通信環境が整ったらステップ24へ進んで相手先のデ
ータ通信クライアント装置2へ配信リストを送付し、配
信リストの送付後は外部記憶装置12から配信データを
読み出して引き続いて送付し、ステップ25へ進んで配
信リスト及び配信データの送付後の切断動作を行なって
回線を切断する。
【0062】なお、上記のように操作卓10から入力に
よって配信リストと配信データの送信を開始するように
してもよいが、予めタイマで設定した時間に自動的に送
信処理を開始するようにしてもよい。例えば、送信開始
時間をデータ通信クライアント装置2が他の処理を実行
していない夜間の時間に設定しておけば、データ通信ク
ライアント装置2の処理負担を軽減することができる。
【0063】このようにして、データ通信マスタ装置1
から配信リストの順番が先頭のデータ通信クライアント
装置2へ配信リストと配信データを送信した後は、その
先頭のデータ通信クライアント装置2から配信リストの
配信順に基づいてそれぞれ配信リストと配信データを配
信する。
【0064】次に、データ通信クライアント装置2にお
ける配信リストと配信データの受送信の処理について説
明する。図5は、その配信リストと配信データの受送信
処理を示すフローチャートである。全体制御装置24
は、ステップ31で送受信装置23にデータ通信マスタ
装置1又は他のデータ通信クライアント装置2からの着
信有りか否かを判断して、着信有りならステップ32へ
進んで配信リスト,配信データの順に受信して外部記憶
装置21に記憶して蓄積する。
【0065】さらに、ステップ33へ進んで配信リスト
の電話番号を検索して自装置の電話番号を削除し、ステ
ップ34へ進んで送受信装置23によってデータ通信マ
スタ装置1又は他のデータ通信クライアント装置2から
の配信リストと配信データの送付終了後の切断動作を行
なって回線を切断する。
【0066】その後、ステップ35へ進んで配信リスト
の先頭の電話番号を送受信装置23へ通知する。この場
合、上述の削除処理によって受信時の配信リストの先頭
に格納されていた自装置の電話番号が消去されているの
で、配信順がその次の電話番号を通知することになる。
【0067】そして、送受信装置23によって回線を発
呼し、その発呼先のデータ通信クライアント装置2から
の応答を検知する初期接続動作を行なってデータ通信環
境を整える処理を行なう。
【0068】さらに、ステップ36でデータ通信環境が
整ったか否かを判断して、初期接続動作が終了してデー
タ通信環境が整ったらステップ37へ進んで相手先のデ
ータ通信クライアント装置2へ配信リストを送付し、配
信リストの送付後は外部記憶装置21から配信データを
読み出して引き続いて送付し、ステップ38へ進んで配
信リスト及び配信データの送付後の切断動作を行なって
回線を切断する。
【0069】次に、この通信システムにおける配信リス
トとその配信リストに基づく配信リスト及び配信データ
の流れの一例と、データ配信終了時の処理を説明する。
図6は配信リストのデータ内容の一例を示す図である。
図7は図6に示した配信リストを送信するときのフォー
マットの一例を示す図である。図8は図7に示した配信
リストに基づくデータ配信の流れの一例を示す説明図で
ある。
【0070】例えば、データ通信マスタ装置1の所在地
が大阪であり、福岡県地区のA店からO店迄の15店舗
(その内、D店からJ店までの7店舗は福岡市内に所在
する)にアルファベット順でデータ配信する場合、デー
タ通信マスタ装置1は、図6に示すようなA店からO店
迄の電話番号が配信順に格納された配信リストを作成し
て外部記憶装置12に記憶する。なお、A店からO店迄
の配信順は、それぞれ次の店舗が近距離通信になるよう
に配列している。
【0071】そして、配信順の最初のA店へ配信すると
きには、図7に示すような先頭アドレスから順にA店か
らO店迄の電話番号を格納した配信リストデータにして
送信する。
【0072】さらに、図示は省略するが、配信先のデー
タ通信クライアント装置2がデータ通信マスタ装置1に
通知できるように、配信リストデータにデータ通信マス
タ装置1の電話番号を付加する。
【0073】そして、図8に示すように、大阪のデータ
通信マスタ装置1から福岡県地区の最初の配信先のA店
へ配信リストと配信データを配信すると、A店は配信デ
ータを記憶すると共に、配信リストから自店の電話番号
を削除し、その次に格納されているB店の電話番号に基
づいてB店に配信リストと配信データを送信する。
【0074】また、B店はA店から配信リストと配信デ
ータを受信すると、その配信データを記憶すると共に、
配信リストから自店の電話番号を削除し、その次に格納
されているC店の電話番号に基づいてC店に配信リスト
と配信データを送信する。
【0075】このようにして、それぞれの店舗で受信し
た配信データを記憶し、受信した配信リスト上の自店の
電話番号を削除する編集を加えて次の店舗への配信を行
なうと、A店→B店→C店→D店→E店→F店→G店→
H店→I店→J店→K店→L店→M店→N店→O店の順
にデータ配信が進む。その際、各店舗では、受信した配
信リストデータのデータ通信マスタ装置1の電話番号を
削除しないようにする。
【0076】そして、配信リストの最後に登録されてい
たO店は、データ配信を受けて受信した配信リスト上か
ら自店の電話番号を削除すると、次の配信先の電話番号
が無くなるので(但し、データ通信マスタ装置1の電話
番号は残っている)、配信終了と判断して、配信リスト
データのデータ通信マスタ装置1の電話番号に基づいて
データ通信マスタ装置1へ空の配信リストを送付する。
したがって、その空の配信リストを送付することによっ
てデータ通信マスタ装置1に対して全店舗へのデータ配
信が終了したことを通知することができる。
【0077】なお、配信リストの最終の店舗ではデータ
通信マスタ装置1へ送信する配信リストを空にしてもよ
いし、データ通信マスタ装置1の電話番号を残したまま
にしてもよいし、データ通信マスタ装置1が受け取った
ときにデータ配信が終了したことを判別し易いように何
らかの情報を付加するようにしてもよい。
【0078】一方、データ通信マスタ装置1は、O店か
ら空の配信リストを受信すると、全店舗に配信データが
正常に配信されたことを確認することができ、データ配
信終了に係る管理処理を実行してこのデータ配信を終了
する。
【0079】このようにして、データ通信マスタ装置1
とA店及びO店が遠距離通信になるが、A店からO店迄
はそれぞれ近距離通信になり、特にD店からJ店迄は市
内通信になるので、データ通信マスタ装置1がA店から
O店迄にそれぞれデータ配信するときよりも大幅に通信
料金を少なくすることができる。
【0080】なお、各データ通信クライアント装置2に
それぞれ予めデータ通信マスタ装置1の電話番号を登録
し、最後にデータ配信を受けた店舗はその電話番号に基
づいて配信リストを送付するようにしてもよいが、上述
のように配信リストにデータ通信マスタ装置1の電話番
号を付加して配信するようにすれば、その電話番号を全
データ通信クライアント装置2に登録する煩雑な作業を
軽減することができる。
【0081】次に、データ通信クライアント装置2が次
のデータ通信クライアント装置へのデータ配信に失敗し
たときの処理を説明する。図9は、そのデータ配信に失
敗したときの処理を示すフローチャートである。
【0082】全体制御装置24は、ステップ41で配信
リストの先頭の電話番号を送受信装置23へ通知する。
この場合、上述の削除処理によって受信時の配信リスト
の先頭に格納されていた自装置の電話番号が消去されて
いるので、配信順がその次の電話番号を通知することに
なる。
【0083】そして、送受信装置23によって回線を発
呼し、その発呼先のデータ通信クライアント装置2から
の応答を検知する初期接続動作を行なってデータ通信環
境を整える処理を行なう。
【0084】さらに、ステップ42へ進んで通信失敗時
に備えて失敗変数を「0」に初期化し、ステップ43へ
進んでデータ通信環境が整ったか否かを判断して、初期
接続動作が異常で通信に失敗したら、ステップ48へ進
んで配信リストの次の電話番号を送受信装置23へ送
る。そして、送受信装置23によって回線を発呼し、そ
の発呼先のデータ通信クライアント装置2からの応答を
検知する初期接続動作を行なってデータ通信環境を整え
る処理を行なう。
【0085】さらに、ステップ49で失敗変数に「1」
を加算して更新し、ステップ43へ戻り、再び通信に失
敗したらステップ48とステップ49の処理を繰り返
し、初期接続動作が終了してデータ通信環境が整って通
信に成功したらステップ44へ進んで失敗変数=0か否
かを判断する。
【0086】ステップ44の判断で失敗変数=0ならス
テップ46へ進んで相手先のデータ通信クライアント装
置2へ配信リストを送付し、配信リストの送付後は外部
記憶装置21から配信データを読み出して引き続いて送
付し、ステップ47へ進んで配信リスト及び配信データ
の送付後の切断動作を行なって回線を切断する。
【0087】また、ステップ44の判断で失敗変数=0
でなければ、ステップ45へ進んで配信リスト上の通信
を失敗した電話番号をデータ配信順の最後に移動する編
集を行なう。例えば、配信リストのデータ配信順が1番
目と2番目の電話番号への通信を失敗し、3番目の電話
番号への通信を成功した場合、失敗変数=2になり、配
信リスト上の1番目と2番目の電話番号をその順番のま
まデータ配信順の最後に移動する。
【0088】なお、通信を失敗する度にその電話番号の
順番を移動する編集を行なうようにしてもよいが、上述
のように通信を成功した後に失敗通信の電話番号を一度
に移動するようにすれば、編集回数を少なくすることが
でき、通信時の編集処理時間を短縮して通信コストを低
減することができる。
【0089】そして、ステップ46へ進んで相手先のデ
ータ通信クライアント装置2へその編集後の配信リスト
を送付し、配信リストの送付後は外部記憶装置21から
配信データを読み出して引き続いて送付し、ステップ4
7へ進んで配信リスト及び配信データの送付後の切断動
作を行なって回線を切断する。
【0090】例えば、図8に示したデータ配信順で、B
店からC店とD店への通信がそれぞれ失敗し、E店への
通信が成功した場合、B店では配信リストのデータ配信
順をE→F→G→H→I→J→K→L→M→N→O→C
→Dに編集してE店へ配信データと共に送るので、上記
順番でデータ配信が進む。そして、O店がC店又はD店
のデータ配信を実行することになる。
【0091】なお、失敗通信の電話番号の配信順を最後
に移動せずに、何番か遅らせるようにしてもよい。例え
ば、図8に示したデータ配信順で、B店からC店とD店
への通信がそれぞれ失敗し、E店への通信が成功した場
合、B店で配信リストのデータ配信順をE→F→G→H
→I→J→C→D→K→L→M→N→Oに編集してE店
へ送るようにしてもよい。その際、通信費がかからない
データ配信順になるように並び替えると良い。
【0092】このようにして、データ通信クライアント
装置2は、データ配信不能なデータ通信クライアント装
置2があったときには、その装置へのデータ配信の順番
を遅らせて次の装置へデータ配信するので、各データ通
信クライアント装置2間でのデータ配信をスムーズに行
なうことができる。
【0093】次に、データ通信クライアント装置2が次
のデータ通信クライアント装置へのデータ配信に全て失
敗したときの処理を説明する。図10は、次のデータ通
信クライアント装置へのデータ配信に全て失敗したとき
の処理を示すフローチャートである。
【0094】全体制御装置24は、ステップ51で配信
リストの先頭の電話番号を送受信装置23へ通知する。
この場合、上述の削除処理によって受信時の配信リスト
の先頭に格納されていた自装置の電話番号が消去されて
いるので、配信順がその次の電話番号を通知することに
なる。
【0095】そして、送受信装置23によって回線を発
呼し、その発呼先のデータ通信クライアント装置2から
の応答を検知する初期接続動作を行なってデータ通信環
境を整える処理を行なう。
【0096】さらに、ステップ52へ進んで通信失敗時
に備えて失敗変数を「0」に初期化し、ステップ53へ
進んでデータ通信環境が整ったか否かを判断して、初期
接続動作が異常で通信に失敗したら、ステップ58へ進
んで配信リスト上に次の電話番号有りか否かを判断す
る。
【0097】ステップ58の判断で次の電話番号有りな
ら、ステップ59へ進んで配信リストの次の電話番号を
送受信装置23へ送り、送受信装置23によって回線を
発呼し、その発呼先のデータ通信クライアント装置2か
らの応答を検知する初期接続動作を行なってデータ通信
環境を整える処理を行なう。その後、ステップ60で失
敗変数に「1」を加算して更新し、ステップ53へ戻
り、再び通信に失敗したらステップ58〜60の処理を
繰り返す。
【0098】また、ステップ58の判断で次の電話番号
がないとき、ステップ61へ進んで配信異常終了として
データ通信マスタ装置1への電話番号を送受信装置23
へ通知する。そのデータ通信マスタ装置1の電話番号は
配信リストに付加されたものを使用するようにしてもよ
いし、予め各データ通信クライアント装置2で記憶して
いるものを使用するようにしてもよい。
【0099】そして、送受信装置23は回線を発呼し、
その発呼先のデータ通信マスタ装置1からの応答を検知
する初期接続動作を行なってデータ通信環境を整える処
理を行なう。その後、ステップ62へ進んでデータ通信
マスタ装置1へ配信リストを送付し、ステップ63へ進
んで配信リスト送付後の切断動作を行なって回線を切断
する。
【0100】例えば、図8に示したデータ配信順で、B
店からC店とD店への通信がそれぞれ失敗し、E店への
通信が成功した場合、B店では配信リストのデータ配信
順をE→F→G→H→I→J→K→L→M→N→O→C
→Dに編集してE店へ配信データと共に送るので、上記
順番でデータ配信が進む。
【0101】そして、O店がC店とD店に対する通信を
失敗したとき、次の配信先の電話番号がなくなるので、
データ通信マスタ装置1に発呼してC店とD店の電話番
号が残った配信リストを送付することにより、データ通
信マスタ装置1に配信不能なデータ通信クライアント装
置2を通知する。
【0102】一方、データ通信マスタ装置1は、O店か
ら通知された配信リストに基づいてC店及びD店がデー
タ未配信であることを認識し、C店及びD店に対してそ
れぞれ個別にデータ再配信を繰り返す。また、次回のデ
ータ配信時にC店及びD店ににはその未配信だった配信
データを直接配信する。したがって、全店に確実にデー
タ配信を実行することができる。
【0103】このようして、データ通信クライアント装
置2は、次のデータ通信クライアント装置2へのデータ
配信の失敗を繰り返し、配信リストに次に送信する装置
の電話番号が無くなったときには、その配信リストをデ
ータ通信マスタ装置1へ通知するので、データ通信マス
タ装置1は、データ通信クライアント装置2から通知さ
れた配信リストに基づいてデータ未配信先のデータ通信
クライアント装置2を知ることができ、そのデータ通信
クライアント装置2へ個別に再配信することができる。
【0104】一方、ステップ53の判断で初期接続動作
が終了してデータ通信環境が整って通信に成功したら、
ステップ54へ進んで失敗変数=0か否かを判断する。
ステップ54の判断で失敗変数=0なら、そのままステ
ップ56へ進んで相手先のデータ通信クライアント装置
2へ配信リストを送付し、配信リストの送付後は外部記
憶装置21から配信データを読み出して引き続いて送付
し、ステップ57へ進んで配信リスト及び配信データの
送付後の切断動作を行なって回線を切断する。
【0105】また、ステップ54の判断で失敗変数=0
でなければ、ステップ55へ進んで配信リスト上の通信
を失敗した電話番号をデータ配信順の最後に移動する編
集を行なう。そして、ステップ56へ進んで相手先のデ
ータ通信クライアント装置2へその編集後の配信リスト
を送付し、配信リストの送付後は外部記憶装置21から
配信データを読み出して引き続いて送付し、ステップ5
7へ進んで配信リスト及び配信データの送付後の切断動
作を行なって回線を切断する。
【0106】次に、データ通信クライアント装置2がデ
ータ通信マスタ装置へ電源オンを通知するときの処理を
説明する。図11は、データ通信クライアント装置2の
電源オフ(OFF)時の処理を示すフローチャートであ
る。
【0107】全体制御装置24は、電源オン後は常時電
源オフの割込み信号を監視し、電源オフの割込み信号を
検出すると電源オフ時の割込み処理を起動し、ステップ
71でタイマ制御部29から日付と時刻を読み出してS
RAM28に記憶し、ステップ72へ進んでその他の電
源オフ前処理(システム固有の個別処理)を実行した
後、各部への電源供給をオフにする。
【0108】図12は、データ通信クライアント装置2
の電源オン(ON)時の処理を示すフローチャートであ
る。全体制御装置24は、電源オンの信号を検出する
と、ステップ81で初期設定処理(システム固有の個別
処理)を実行し、ステップ82へ進んでタイマ制御部2
9から日付と時刻を読み出し、SRAM28に記憶して
いる日付と時刻との時間差を計算する。
【0109】その後、ステップ83へ進んでその計算結
果が所定時間以上の時間差有りか否かを判断する。この
所定時間は、データ通信マスタ装置1から予めデータ通
信クライアント装置2毎にリモートで設定及び変更す
る。したがって、各データ通信クライアント装置2の使
用状況に応じて最適な時間差の比較値を設定することが
できる。
【0110】例えば、データ通信クライアント装置2が
業務中に何度も電源のON/OFFを繰り返すような場
合、業務終了から業務開始迄の時間を所定時間差に設定
すれば、1日の業務開始時にのみデータ通信マスタ装置
1に電源ONを通知し、未配信のデータ配信を受けるこ
とができる。
【0111】このようにすれば、業務開始時に配信デー
タの更新を行なうことができ、データ通信マスタ装置1
への電源ON通知の発呼を必要以上に繰り返さずに済
み、通信費を低減することができる。
【0112】また、業務中のOFFからON迄の平均的
な時間差や最長の時間差(これらの時間差は過去のデー
タに基づいて求めると良い)等を所定時間差に設定すれ
ば、上記計算によって求めた時間差が所定時間を超える
とき、データ通信マスタ装置1に電源ONを通知するよ
うにすれば、業務中でもデータ再配信を何回か受けるよ
うにすることができる。
【0113】このようにすれば、業務中でもアイドル時
間帯にのみデータ通信マスタ装置1に電源ONを通知す
ることにより、1日の業務中でも頻繁にデータ再配信を
受けることができ、且つ短時間で電源ON/OFFを繰
り返す時間帯ではデータ通信マスタ装置1へ発呼を抑え
ることにより、通信費を無駄に浪費することがなくな
る。
【0114】なお、データ通信クライアント装置2から
データ通信マスタ装置1に電源ONを通知するとき、電
源ONによる発呼であることを明確に知らせる情報を送
信するようにするとよい。
【0115】次に、データ通信マスタ装置1からシーケ
ンシャル番号を付与した配信リストに基づいてデータ配
信するときの処理について説明する。データ通信マスタ
装置1の全体制御装置15は、データ配信時、配信リス
トに日付や通し番号等のシーケンシャル番号を付与し
て、データ通信クライアント装置2に配信する。
【0116】一方、各データ通信クライアント装置2の
全体制御装置24は、データ通信マスタ装置1又は他の
データ通信クライアント装置2から受信した配信リスト
に付与されているシーケンシャル番号をSRAM28に
最終シーケンシャル番号として記憶して、その次のデー
タ配信時にシーケンシャル番号に基づいて配信データの
抜けをチェックする。
【0117】図13は、図7に示した配信リストにシー
ケンシャル番号を付与したときのフォーマット例を示す
図である。このように、配信順が最後の電話番号の後に
シーケンシャル番号を付与する。また、図示を省略する
が、配信順が最後の電話番号の後にデータ通信マスタ装
置の電話番号を、その後にシーケンシャル番号を付与す
るようにしてもよい。あるいは、配信リストの先頭にシ
ーケンシャル番号を付与するようにしてもよい。
【0118】図14は、データ通信クライアント装置が
シーケンシャル番号を付与した配信リストを受信したと
きの処理を示すフローチャートである。全体制御装置2
4は、送受信装置23にデータ通信マスタ装置1又は他
のデータ通信クライアント装置2からの着信有りか否か
を判断して、着信有りなら配信リスト,配信データの順
に受信して外部記憶装置21に記憶して蓄積する。
【0119】さらに、配信リストの電話番号を検索して
自装置の電話番号を削除し、送受信装置23によってデ
ータ通信マスタ装置1又は他のデータ通信クライアント
装置2からの配信リストと配信データの送付終了後の切
断動作を行なって回線を切断する。
【0120】その後、全体制御装置24は、データ抜け
検出の通知処理を実行する。その処理は、図14に示す
ように、ステップ91でSRAM28から最終シーケン
シャル番号(前回のデータ配信されたときに記憶したシ
ーケンシャル番号)をリードし、ステップ92へ進んで
その最終シーケンシャル番号と受信した配信リストに付
与されたシーケンシャル番号との差を比較する。
【0121】そして、ステップ93へ進んでその差がプ
ラス1の差か否かを判断して、プラス1の差であれば前
回のデータ配信から今回のデータ配信が正常に受信でき
たものと判断して、ステップ95へ進んで今回の配信リ
ストのシーケンシャル番号を最終シーケンシャル番号と
してSRAM28に記憶する。
【0122】また、ステップ93の判断でプラス1以外
の差のとき、配信データの抜けが発生したものと判断し
て、ステップ94へ進んでデータ通信マスタ装置1へ発
呼して、シーケンシャル異常を通知する。例えば、デー
タ通信マスタ装置1へはシーケンシャル異常に基づくデ
ータ抜け検出による発呼であることを明確に示す情報を
通知する。その際、最終シーケンシャル番号と今回受信
したシーケンシャル番号も通知するようにすれば、デー
タ通信マスタ装置1が未配信の配信データ種類を容易に
判別することができる。
【0123】さらに、ステップ95へ進んで今回の配信
リストのシーケンシャル番号を最終シーケンシャル番号
としてSRAM28に記憶する。その後、配信リストの
先頭の電話番号を送受信装置23へ通知し、送受信装置
23によって回線を発呼し、その発呼先のデータ通信ク
ライアント装置2からの応答を検知する初期接続動作を
行なってデータ通信環境を整える処理を行なう。
【0124】そして、データ通信環境が整ったか否かを
判断して、初期接続動作が終了してデータ通信環境が整
ったら相手先のデータ通信クライアント装置2へ配信リ
ストを送付し、配信リストの送付後は外部記憶装置21
から配信データを読み出して引き続いて送付し、配信リ
スト及び配信データの送付後の切断動作を行なって回線
を切断する。
【0125】例えば、データ通信マスタ装置1は、デー
タ通信クライアント装置2からシーケンシャル異常(又
はデータ抜け)の通知と共に前回と今回のシーケンシャ
ル番号を受信したとき、そのシーケンシャル番号の差が
2であれば前回のデータ配信が届いていないと判断し、
前回の配信データをそのデータ通信クライアント装置2
へ直接再配信する。同じようにして、シーケンシャル番
号の差が3,4のときにも上述のようにして再配信す
る。
【0126】また、前回と今回のシーケンシャル番号に
著しい差が有るときは、そのデータ通信クライアント装
置2が新規に設置され場合や、重大な故障の場合等の原
因が考えられるので、全体制御装置24は個別に調査し
て必要な配信データを送付するようにする。
【0127】その際、全体制御装置15はリモートメン
テナンス機能等によってデータ通信クライアント装置2
側の詳細情報を取得し、その詳細情報に基づいて最適な
処置を施すようにするとよい。そのようなケースを想定
し、データ通信マスタ装置1もデータ通信クライアント
装置2の個別情報を持つことが重要である。そして、全
体制御装置15でデータ通信クライアント装置2毎の配
信データ状況を管理したり、全体制御装置24で過去の
配信データ一覧表等をデータ通信マスタ装置1へ通知す
るようにするとよい。
【0128】このようにして、データ通信マスタ装置1
が配信リストにシーケンシャル番号を付与してデータ通
信クライアント装置2へ送信し、データ通信クライアン
ト装置2がデータ配信時に受信した配信リストに付与さ
れたシーケンシャル番号と前回のデータ配信時に受信し
た配信リストのシーケンシャル番号との比較結果がシー
ケンシャルでなかったとき、データ通信マスタ装置1へ
シーケンシャル異常を通知し、データ通信マスタ装置1
がデータ通信クライアント装置2からシーケンシャル異
常の通知を受信したとき、そのデータ通信クライアント
装置2に未配信データを送信する。
【0129】したがって、データ通信クライアント装置
2は、配信データに付与された日付やバージョン番号等
のシーケンシャル番号が前回受信した配信データのもの
と矛盾するとき(例えば、順序が逆転しているとき)に
は、データ通信マスタ装置1に通知して正しい配信デー
タの再配信を促すことができ、データ通信マスタ装置1
からデータ通信クライアント装置2に電源オフ状態以外
の原因でデータ配信不能な場合でも対処することができ
る。
【0130】なお、上述の各データ通信クライアント装
置2に予め他のデータ通信クライアント装置の電話番号
を登録し、配信リストにその参照情報を格納するように
してもよいが、上述の実施形態のように配信リストに配
信先の電話番号を格納して配信するようにすれば、各デ
ータ通信クライアント装置2への煩雑な登録作業をせず
に済み、記憶装置の記憶容量を節約することができる。
また、各データ通信クライアント装置2への電話番号の
登録が不要なので、データ通信クライアント装置2の新
設又は廃止を簡単に行なえる。
【0131】さらに、上記実施形態では、各データ通信
クライアント装置2は、配信リストから自装置の電話番
号のデータを削除するようにしたが、自装置の電話番号
のデータに配信済みを示すフラグを付して配信先から除
外するようにしてもよい。
【0132】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
る通信システムによれば、ホスト装置から遠隔地の一定
領域に集まった複数の端末装置へデータ配信するときの
通信コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の通信システムの構成を
示すブロック図である。
【図2】図1に示したデータ通信マスタ装置における配
信リストの作成の処理を示すフローチャートである。
【図3】図1に示したデータ通信マスタ装置における配
信データの蓄積の処理を示すフローチャートである。
【図4】図1に示したデータ通信マスタ装置からデータ
通信クライアント装置への配信リストと配信データ送信
の処理を示すフローチャートである。
【図5】図1に示したデータ通信クライアント装置にお
ける配信リストと配信データの受送信の処理を示すフロ
ーチャートである。
【図6】図1に示した通信システムで使用する配信リス
トのデータ内容の一例を示す図である。
【図7】図6に示した配信リストを送信するときのデー
タフォーマットの一例を示す図である。
【図8】図1に示した通信システムにおける配信リスト
に基づく配信データの流れの一例を示す説明図である。
【図9】図1に示したデータ通信クライアント装置が次
のデータ通信クライアント装置へのデータ配信に失敗し
たときの処理を示すフローチャートである。
【図10】図1に示したデータ通信クライアント装置が
次のデータ通信クライアント装置へのデータ配信に全て
失敗したときの処理を示すフローチャートである。
【図11】図1に示したデータ通信クライアント装置の
電源オフ時の処理を示すフローチャートである。
【図12】図1に示したデータ通信クライアント装置の
電源オン時の処理を示すフローチャートである。
【図13】図7に示した配信リストにシーケンシャル番
号を付与したときのフォーマット例を示す図である。
【図14】図1に示したデータ通信クライアント装置が
シーケンシャル番号を付与した配信リストを受信したと
きの処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1:データ通信マスタ装置 2:データ通信クライアント装置 3:回線網 10,20:操作卓 11:データ入力装置 12,21:外部記憶装置 13,22:表示装置 14,23:送受信装置 15,24:全体制御装置 16,25:CPU 17,26:ROM 18,27:RAM 19,30:I/Oポート 19a,30a:バスライン 28:SRAM 29:タイマ制御部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線を介して複数の端末装置とデー
    タ通信可能に接続する接続手段と、前記各端末装置の電
    話番号等の宛先情報をデータ配信順に列挙した配信リス
    トを作成する配信リスト作成手段と、該手段によって作
    成した配信リストと配信データとを前記データ配信順が
    最初の端末装置へ送信する手段とを有するホスト装置
    と、 前記ホスト装置及び他の端末装置とデータ通信可能に接
    続する接続手段と、該手段によって配信リストと配信デ
    ータとを受信する受信手段と、該手段によって受信した
    配信データを記憶する配信データ記憶手段と、前記受信
    した配信リストから自装置の宛先情報を除外する編集を
    施す編集手段と、該手段による編集後の配信リストと前
    記配信データとを前記編集後の配信リストに基づいて次
    の端末装置へ送信する手段とを有するホスト装置と、か
    らなることを特徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の通信システムにおいて、 前記端末装置に、次の端末装置へのデータ配信を失敗し
    たとき、該失敗した端末装置の宛先情報を前記配信リス
    ト上のデータ配信順の後方に移動する手段と、該手段に
    よる移動後の配信リストと前記配信データとを前記移動
    後の配信リストに基づいて次の端末装置へ送信する手段
    とを設けたことを特徴とする通信システム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の通信システムにお
    いて、 前記端末装置に、前記ホスト装置にデータ配信を失敗し
    た端末装置を通知する手段を設けたことを特徴とする通
    信システム。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の
    通信システムにおいて、 前記端末装置に、前記ホスト装置にデータ配信を成功し
    た端末装置を通知する手段を設けたことを特徴とする通
    信システム。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の通信システムにおいて、 前記端末装置に、配信リストに次に送信する端末装置の
    宛先情報が無いとき、その旨を前記ホスト装置へ通知す
    る手段と、端末装置へのデータ配信の失敗を繰り返し、
    配信リストに次に送信すべき端末装置の宛先情報が無く
    なったとき、その配信リストを前記ホスト装置へ通知す
    る手段とを設けたことを特徴とする通信システム。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の通信システムにおいて、 前記ホスト装置に、前記通知された配信リストに基づい
    てデータ未配信の端末装置へ配信データを配信する手段
    を設けたことを特徴とする通信システム。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の通信システムにおいて、 前記端末装置に、時刻を計るタイマ手段と、電源オフ時
    に前記タイマ手段による時刻を記憶する電源オフ時刻記
    憶手段と、電源オン時に前記タイマ手段による時刻と前
    記電源オフ時刻記憶手段に記憶した時刻との時間差を計
    算する時間差計算手段と、該手段によって計算した時間
    差が予め設定した時間差よりも大きいとき、前記ホスト
    装置に電源オンを通知する手段とを設け、 前記ホスト装置に、前記通知された配信リストに基づい
    てデータ未配信の端末装置毎に未配信データを管理する
    手段と、該手段によって管理している端末装置から電源
    オンが通知されたとき、その端末装置に未配信データを
    送信する手段とを設けたことを特徴とする通信システ
    ム。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の通信システムにおいて、 前記ホスト装置に、前記端末装置に予め設定した時間差
    をリモートで変更する手段を設けたことを特徴とする通
    信システム。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の
    通信システムにおいて、 前記ホスト装置に、前記配信リストにシーケンシャル番
    号を付与する手段と、前記端末装置からシーケンシャル
    異常の通知を受信したとき、その端末装置に未配信デー
    タを送信する手段を設け、 前記端末装置に、データ配信時に受信した配信リストに
    付与されたシーケンシャル番号を記憶するシーケンシャ
    ル番号記憶手段と、次のデータ配信時に受信した配信リ
    ストのシーケンシャル番号と前記シーケンシャル番号記
    憶手段に記憶している前回のシーケンシャル番号とを比
    較する手段と、該手段による比較結果がシーケンシャル
    でなかったとき、前記ホスト装置へシーケンシャル異常
    を通知する手段とを設けたことを特徴とする通信システ
    ム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006332794A (ja) * 2005-05-23 2006-12-07 Yamaha Corp データ配信方法
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