JPH10227348A - 平行軸差動歯車装置 - Google Patents
平行軸差動歯車装置Info
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- JPH10227348A JPH10227348A JP9047170A JP4717097A JPH10227348A JP H10227348 A JPH10227348 A JP H10227348A JP 9047170 A JP9047170 A JP 9047170A JP 4717097 A JP4717097 A JP 4717097A JP H10227348 A JPH10227348 A JP H10227348A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gears
- gear
- housing
- transfer
- planet
- Prior art date
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- Pending
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H48/00—Differential gearings
- F16H48/20—Arrangements for suppressing or influencing the differential action, e.g. locking devices
- F16H48/28—Arrangements for suppressing or influencing the differential action, e.g. locking devices using self-locking gears or self-braking gears
- F16H48/285—Arrangements for suppressing or influencing the differential action, e.g. locking devices using self-locking gears or self-braking gears with self-braking intermeshing gears having parallel axes and having worms or helical teeth
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Retarders (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 大きなトルクバイアス比が得られる平行軸差
動歯車装置を提供する。 【解決手段】 一対のプラネットギヤ３Ａ，３Ｂをハウ
ジング１の周方向に離間させ、それらの間に２個のトラ
ンスファギヤ４Ａ，４Ｂを配置する。トランスファギヤ
４Ａ，４Ｂは、プラネット３Ａ，３Ｂと噛み合わせると
ともに互いに噛み合わせる。また、ハウジング１には、
各トランスファギヤ４Ａ，４Ｂをそれぞれ回転自在に収
容するポケット１２Ｂ，１２Ｃを形成する。
動歯車装置を提供する。 【解決手段】 一対のプラネットギヤ３Ａ，３Ｂをハウ
ジング１の周方向に離間させ、それらの間に２個のトラ
ンスファギヤ４Ａ，４Ｂを配置する。トランスファギヤ
４Ａ，４Ｂは、プラネット３Ａ，３Ｂと噛み合わせると
ともに互いに噛み合わせる。また、ハウジング１には、
各トランスファギヤ４Ａ，４Ｂをそれぞれ回転自在に収
容するポケット１２Ｂ，１２Ｃを形成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、プラネットギヤ
をハウジングの回転軸線と平行に配置した平行軸差動歯
車装置関する。
をハウジングの回転軸線と平行に配置した平行軸差動歯
車装置関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、平行軸差動歯車装置は、
号公報に開示されているように、回転駆動さ
れるハウジングと、このハウジング内の回転軸線上に回
転可能に配置された一対のサイドギヤと、ハウジングの
内部にその回転軸線と平行に配置された少なくとも一対
のプラネットギヤとを備えており、一対のプラネットギ
ヤは、互いに噛み合うとともに、各サイドギヤとそれぞ
れ噛み合っている。
号公報に開示されているように、回転駆動さ
れるハウジングと、このハウジング内の回転軸線上に回
転可能に配置された一対のサイドギヤと、ハウジングの
内部にその回転軸線と平行に配置された少なくとも一対
のプラネットギヤとを備えており、一対のプラネットギ
ヤは、互いに噛み合うとともに、各サイドギヤとそれぞ
れ噛み合っている。
【０００３】また、上記一対のプラネットギヤは、ハウ
ジングの内部に形成されたポケットに回転自在に収容さ
れており、プラネットギヤの外周面とポケットの内周面
との間に発生する摩擦抵抗を利用することにより、ハウ
ジングに伝達された駆動トルクを所定のトルクバイアス
比（以下、ＴＢＲという。）にしたがって一対のサイド
ギヤに分配するようになっている。勿論、ＴＢＲを決定
する要因は、ハウジングと各サイドギヤの端面との間の
摩擦抵抗、サイドギヤの端面間の摩擦抵抗、噛み合う歯
車の歯面間の摩擦抵抗等があるが、最大の要因はプラネ
ットギヤの外周面とポケットの内周面との間の摩擦抵抗
である。
ジングの内部に形成されたポケットに回転自在に収容さ
れており、プラネットギヤの外周面とポケットの内周面
との間に発生する摩擦抵抗を利用することにより、ハウ
ジングに伝達された駆動トルクを所定のトルクバイアス
比（以下、ＴＢＲという。）にしたがって一対のサイド
ギヤに分配するようになっている。勿論、ＴＢＲを決定
する要因は、ハウジングと各サイドギヤの端面との間の
摩擦抵抗、サイドギヤの端面間の摩擦抵抗、噛み合う歯
車の歯面間の摩擦抵抗等があるが、最大の要因はプラネ
ットギヤの外周面とポケットの内周面との間の摩擦抵抗
である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の平行軸差動
歯車装置においては、大きなＴＢＲが得られないという
問題があった。すなわち、図１６に示すように、ハウジ
ング（図示せず）が矢印方向へ回転すると、プラネット
ギヤＰ1，Ｐ2には、サイドギヤＳ１，Ｓ２との間の噛み
合い、および互いの間の噛み合いに起因する押圧力
Ｆ1，Ｆ2が作用する。そして、この押圧力Ｆ1，Ｆ2によ
ってプラネットギヤＰ1，Ｐ2がポケット（図示せず）の
内周面に押し付けられることにより、プラネットギヤＰ
1，Ｐ2とポケットの内周面との間に摩擦抵抗が発生す
る。
歯車装置においては、大きなＴＢＲが得られないという
問題があった。すなわち、図１６に示すように、ハウジ
ング（図示せず）が矢印方向へ回転すると、プラネット
ギヤＰ1，Ｐ2には、サイドギヤＳ１，Ｓ２との間の噛み
合い、および互いの間の噛み合いに起因する押圧力
Ｆ1，Ｆ2が作用する。そして、この押圧力Ｆ1，Ｆ2によ
ってプラネットギヤＰ1，Ｐ2がポケット（図示せず）の
内周面に押し付けられることにより、プラネットギヤＰ
1，Ｐ2とポケットの内周面との間に摩擦抵抗が発生す
る。
【０００５】ここで、上記押圧力Ｆ1は、プラネットギ
ヤＰ1とサイドギヤＳ1およびプラネットギヤＰ2との間
に作用する噛み合い反力ＦS1，ＦPIのベクトル和であ
り、押圧力Ｆ2は、プラネットギヤＰ2とサイドギヤＳ2
およびプラネットギヤＰ1との間に作用する噛み合い反
力ＦS2，ＦP2のベクトル和である。この場合、プラネッ
トギヤＰ1に作用する押圧力Ｆ1は、噛み合い反力ＦS1，
ＦP1が互いにほぼ同方向を向いているので大きくなる
が、プラネットギヤＰ2に作用する押圧力Ｆ2は、噛み合
い反力ＦS2，ＦP2が互いにほぼ逆方向を向いているた
め、押圧力Ｆ1に比して非常に小さい。したがって、Ｔ
ＢＲに寄与するのは、一対のプラネットギヤＰ1，Ｐ2の
うちの一方だけである。このため、従来の平行軸差動歯
車装置においては、大きなＴＢＲが得られいという問題
があった。なお、プラネットギヤＰ1，Ｐ2を複数対（ｎ
対）設ければ、ＴＢＲに寄与するプラネットギヤの数を
増加させることができるが、そのようにした場合には各
プラネットギヤに作用する押圧力が、１／ｎの大きさに
なってしまう。したがって、ＴＢＲを大きくすることは
できない。
ヤＰ1とサイドギヤＳ1およびプラネットギヤＰ2との間
に作用する噛み合い反力ＦS1，ＦPIのベクトル和であ
り、押圧力Ｆ2は、プラネットギヤＰ2とサイドギヤＳ2
およびプラネットギヤＰ1との間に作用する噛み合い反
力ＦS2，ＦP2のベクトル和である。この場合、プラネッ
トギヤＰ1に作用する押圧力Ｆ1は、噛み合い反力ＦS1，
ＦP1が互いにほぼ同方向を向いているので大きくなる
が、プラネットギヤＰ2に作用する押圧力Ｆ2は、噛み合
い反力ＦS2，ＦP2が互いにほぼ逆方向を向いているた
め、押圧力Ｆ1に比して非常に小さい。したがって、Ｔ
ＢＲに寄与するのは、一対のプラネットギヤＰ1，Ｐ2の
うちの一方だけである。このため、従来の平行軸差動歯
車装置においては、大きなＴＢＲが得られいという問題
があった。なお、プラネットギヤＰ1，Ｐ2を複数対（ｎ
対）設ければ、ＴＢＲに寄与するプラネットギヤの数を
増加させることができるが、そのようにした場合には各
プラネットギヤに作用する押圧力が、１／ｎの大きさに
なってしまう。したがって、ＴＢＲを大きくすることは
できない。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに、請求項１に係る発明は、回転駆動されるハウジン
グと、このハウジング内に軸線をハウジングの回転軸線
と一致させて回転自在に設けられた一対のサイドギヤ
と、上記ハウジングの内部に上記回転軸線と平行に形成
されたポケットにそれぞれ回転自在に収容され、上記一
対のサイドギヤとそれぞれ噛み合う少なくとも一対のプ
ラネットギヤとを備えた平行軸差動歯車装置において、
上記一対のプラネットギヤの間にそれらの回転を伝達す
る偶数個のトランスファギヤを上記回転軸線と平行に配
置し、上記ハウジングの内部に各トランスファギヤをそ
れぞれ回転自在に収容する第２ポケットを形成したこと
を特徴としている。この場合、上記トランスファギヤを
上記ハウジングの内周面より外側に配置してもよく、あ
るいはプラネットギヤと同一円周上に配置してもよい。
めに、請求項１に係る発明は、回転駆動されるハウジン
グと、このハウジング内に軸線をハウジングの回転軸線
と一致させて回転自在に設けられた一対のサイドギヤ
と、上記ハウジングの内部に上記回転軸線と平行に形成
されたポケットにそれぞれ回転自在に収容され、上記一
対のサイドギヤとそれぞれ噛み合う少なくとも一対のプ
ラネットギヤとを備えた平行軸差動歯車装置において、
上記一対のプラネットギヤの間にそれらの回転を伝達す
る偶数個のトランスファギヤを上記回転軸線と平行に配
置し、上記ハウジングの内部に各トランスファギヤをそ
れぞれ回転自在に収容する第２ポケットを形成したこと
を特徴としている。この場合、上記トランスファギヤを
上記ハウジングの内周面より外側に配置してもよく、あ
るいはプラネットギヤと同一円周上に配置してもよい。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図１〜図１５を参照して説明する。図１〜図７はこ
の発明をセンターデフに適用した一実施の形態を示すも
のであり、図１（Ａ）はその縦断面図、図１（Ｂ）は図
１（Ａ）のＢ−Ｂ断面図、図２はその分解斜視図であ
る。これらの図に示すように、この実施の形態の平行軸
差動歯車装置Ｄは、ハウジング１、一対のサイドギヤ２
Ａ，２Ｂ、三対のプラネットギヤ３Ａ，３Ｂおよび３組
のトランスファギヤ４Ａ，４Ｂを主な構成要素としてい
る。
いて図１〜図１５を参照して説明する。図１〜図７はこ
の発明をセンターデフに適用した一実施の形態を示すも
のであり、図１（Ａ）はその縦断面図、図１（Ｂ）は図
１（Ａ）のＢ−Ｂ断面図、図２はその分解斜視図であ
る。これらの図に示すように、この実施の形態の平行軸
差動歯車装置Ｄは、ハウジング１、一対のサイドギヤ２
Ａ，２Ｂ、三対のプラネットギヤ３Ａ，３Ｂおよび３組
のトランスファギヤ４Ａ，４Ｂを主な構成要素としてい
る。
【０００８】ハウジング１は、両端が開口した円筒状を
なす本体１Ａと、この本体１Ａの両端開口部を閉じる蓋
体１Ｂ，１Ｃとから構成されている。図１、図２および
図４〜図６に示すように、本体１Ａの内周面の中央部に
は、隔壁部１１が形成されている。この隔壁部１１の中
央部には、孔１１ａが形成されている。この孔１１ａに
は、エンジン（図示せず）に連結された駆動軸（図示せ
ず）がスプライン嵌合等によって回転不能に連結されて
おり、これによって本体１Ａ、ひいてはハウジング１が
回転軸線Ｌを中心として回転駆動されるようになってい
る。
なす本体１Ａと、この本体１Ａの両端開口部を閉じる蓋
体１Ｂ，１Ｃとから構成されている。図１、図２および
図４〜図６に示すように、本体１Ａの内周面の中央部に
は、隔壁部１１が形成されている。この隔壁部１１の中
央部には、孔１１ａが形成されている。この孔１１ａに
は、エンジン（図示せず）に連結された駆動軸（図示せ
ず）がスプライン嵌合等によって回転不能に連結されて
おり、これによって本体１Ａ、ひいてはハウジング１が
回転軸線Ｌを中心として回転駆動されるようになってい
る。
【０００９】また、本体１Ａの内周面には、４個のポケ
ット１２Ａ，１２Ｂ，１２Ｃ，１２Ｄが３組形成されて
いる。ポケット１２Ａ〜１２Ｄからなる各組は、本体１
Ａの周方向に等間隔をもって配置されている。各ポケッ
ト１２Ａ〜１２Ｄは、回転軸線Ｌと平行に本体１Ａの一
端から他端まで延びている。各ポケット１２Ａ〜１２Ｄ
の内周面は、円筒面によって形成されている。ただし、
隔壁部１１を貫通する中央部においては断面円形をなし
ているが、残りの両端部は、本体１Ａの内周側の部分が
本体１Ａの内周面から内側に開放されることによって断
面円弧状をなしている。しかも、４個のポケット１２Ａ
〜１２Ｄは、本体１Ａの周方向に隣接するものの側部ど
うしが互いに交差し、その交差部分において互いに開放
されている。また、４個のポケット１２Ａ〜１２Ｄのう
ち、ポケット１２Ａ，１２Ｄは、回転軸線Ｌを中心とす
る同一円周上に配置され、他のポケット（第２ポケッ
ト）１２Ｂ，１２Ｃは、ポケット１２Ａ，１２Ｄが配置
された円周より大きい円周上に配置されている。つま
り、ポケット１２Ｂ，１２Ｃは、ポケット１２Ａ，１２
Ｂより外側に配置されている。
ット１２Ａ，１２Ｂ，１２Ｃ，１２Ｄが３組形成されて
いる。ポケット１２Ａ〜１２Ｄからなる各組は、本体１
Ａの周方向に等間隔をもって配置されている。各ポケッ
ト１２Ａ〜１２Ｄは、回転軸線Ｌと平行に本体１Ａの一
端から他端まで延びている。各ポケット１２Ａ〜１２Ｄ
の内周面は、円筒面によって形成されている。ただし、
隔壁部１１を貫通する中央部においては断面円形をなし
ているが、残りの両端部は、本体１Ａの内周側の部分が
本体１Ａの内周面から内側に開放されることによって断
面円弧状をなしている。しかも、４個のポケット１２Ａ
〜１２Ｄは、本体１Ａの周方向に隣接するものの側部ど
うしが互いに交差し、その交差部分において互いに開放
されている。また、４個のポケット１２Ａ〜１２Ｄのう
ち、ポケット１２Ａ，１２Ｄは、回転軸線Ｌを中心とす
る同一円周上に配置され、他のポケット（第２ポケッ
ト）１２Ｂ，１２Ｃは、ポケット１２Ａ，１２Ｄが配置
された円周より大きい円周上に配置されている。つま
り、ポケット１２Ｂ，１２Ｃは、ポケット１２Ａ，１２
Ｂより外側に配置されている。
【００１０】上記一対のサイドギヤ２Ａ，２Ｂは、軸線
を回転軸線Ｌと一致させた状態で本体１Ａの内部の一端
側と他端側とにそれぞれ配置されている。各サイドギヤ
２Ａ，２Ｂの中央部には、これを貫通する孔２１，２１
がそれぞれ形成されており、各孔２１，２１には、蓋体
１Ｂ，１Ｃの軸受孔１３，１３に回転自在に挿通された
出力軸（図示せず）の内側の端部がスプライン結合等に
よってそれぞれ回転不能に連結されている。そして、出
力軸を介して各サイドギヤ２Ａ，２Ｂがハウジング１に
回転自在に支持されている。なお、各サイドギヤ２Ａ，
２Ｂにそれぞれ連結される出力軸の少なくとも一方は筒
状をなしており、その内部に上記駆動軸が挿通されてい
る。
を回転軸線Ｌと一致させた状態で本体１Ａの内部の一端
側と他端側とにそれぞれ配置されている。各サイドギヤ
２Ａ，２Ｂの中央部には、これを貫通する孔２１，２１
がそれぞれ形成されており、各孔２１，２１には、蓋体
１Ｂ，１Ｃの軸受孔１３，１３に回転自在に挿通された
出力軸（図示せず）の内側の端部がスプライン結合等に
よってそれぞれ回転不能に連結されている。そして、出
力軸を介して各サイドギヤ２Ａ，２Ｂがハウジング１に
回転自在に支持されている。なお、各サイドギヤ２Ａ，
２Ｂにそれぞれ連結される出力軸の少なくとも一方は筒
状をなしており、その内部に上記駆動軸が挿通されてい
る。
【００１１】サイドギヤ２Ａと蓋体１Ｂおよび隔壁部１
１との各間、並びにサイドギヤ２Ｂと蓋体１Ｃおよび隔
壁部１１との各間には、摩擦ワッシャ５がそれぞれ配置
されている。各摩擦ワッシャ５には、サイドギヤ２Ａ，
２Ｂがハウジング１に対して相対回転すると相対回転を
阻止しようとする摩擦抵抗が発生する。そして、その摩
擦抵抗によってより大きなＴＢＲが得られるようになっ
ている。
１との各間、並びにサイドギヤ２Ｂと蓋体１Ｃおよび隔
壁部１１との各間には、摩擦ワッシャ５がそれぞれ配置
されている。各摩擦ワッシャ５には、サイドギヤ２Ａ，
２Ｂがハウジング１に対して相対回転すると相対回転を
阻止しようとする摩擦抵抗が発生する。そして、その摩
擦抵抗によってより大きなＴＢＲが得られるようになっ
ている。
【００１２】上記プラネットギヤ３Ａ，３Ｂは、本体１
Ａとほぼ同一の長さを有しており、一端部にはサイドギ
ヤ２Ａより若干長い小径部３１が形成され、残りの部分
が歯車部３２になっている。歯車部３２の外径は、ポケ
ット１２Ａ（１２Ｄ）の内径とほぼ同一であり、小径部
３１の外径は歯車部３２の歯底円径と同等か若干小径に
なっている。そして、プラネットギヤ３Ａ，３Ｂは、各
小径部３１，３１をサイドギヤ２Ｂ，２Ａ側に位置させ
た状態でポケット１２Ａ，１２Ｄにそれぞれ挿入されて
いる。この場合、歯車部３２の外径がポケット１２Ａ，
１２Ｂの内径とほぼ同一であるので、プラネットギヤ３
Ａ，３Ｂはポケット１２Ａ，１２Ｂ内において回転（自
転）可能であるとともに、ハウジング１と一体に回転
（公転）する。しかも、プラネットギヤ３Ａ，３Ｂは、
図３に示すように、各歯車部３２，３２のうちの外側の
端部においてサイドギヤ２Ａ，２Ｂとそれぞれ噛み合っ
ている。
Ａとほぼ同一の長さを有しており、一端部にはサイドギ
ヤ２Ａより若干長い小径部３１が形成され、残りの部分
が歯車部３２になっている。歯車部３２の外径は、ポケ
ット１２Ａ（１２Ｄ）の内径とほぼ同一であり、小径部
３１の外径は歯車部３２の歯底円径と同等か若干小径に
なっている。そして、プラネットギヤ３Ａ，３Ｂは、各
小径部３１，３１をサイドギヤ２Ｂ，２Ａ側に位置させ
た状態でポケット１２Ａ，１２Ｄにそれぞれ挿入されて
いる。この場合、歯車部３２の外径がポケット１２Ａ，
１２Ｂの内径とほぼ同一であるので、プラネットギヤ３
Ａ，３Ｂはポケット１２Ａ，１２Ｂ内において回転（自
転）可能であるとともに、ハウジング１と一体に回転
（公転）する。しかも、プラネットギヤ３Ａ，３Ｂは、
図３に示すように、各歯車部３２，３２のうちの外側の
端部においてサイドギヤ２Ａ，２Ｂとそれぞれ噛み合っ
ている。
【００１３】上記トランスファギヤ４Ａ，４Ｂは、ポケ
ット１２Ｂ，１２Ｃの内径とほぼ同一の外径を有すると
ともに、本体１Ａとほぼ同一の長さを有しており、ポケ
ット１２Ｂ，１２Ｃにそれぞれ回転自在に挿入されてい
る。トランスファギヤ４Ａ，４Ｂの外周には全長にわた
って歯が形成されており、一方のトランスファギヤ４Ａ
は、ポケット１２Ａ，１２Ｂの交差部においてプラネッ
トギヤ３Ａと噛み合い、他方のトランスファギヤ４Ｂ
は、ポケット１２Ｃ，１２Ｄの交差部においてプラネッ
トギヤＢと噛み合っている。しかも、トランスファギヤ
４Ａ，４Ｂは、ポケット１２Ｂ，１２Ｃの交差部におい
て互いに噛み合っている。したがって、サイドギヤ２
Ａ，２Ｂは、プラネットギヤ３Ａ、トランスファギヤ４
Ａ、トランスファギヤ４Ｂ、プラネットギヤ３Ｂからな
る歯車列によって互いに連結されている。
ット１２Ｂ，１２Ｃの内径とほぼ同一の外径を有すると
ともに、本体１Ａとほぼ同一の長さを有しており、ポケ
ット１２Ｂ，１２Ｃにそれぞれ回転自在に挿入されてい
る。トランスファギヤ４Ａ，４Ｂの外周には全長にわた
って歯が形成されており、一方のトランスファギヤ４Ａ
は、ポケット１２Ａ，１２Ｂの交差部においてプラネッ
トギヤ３Ａと噛み合い、他方のトランスファギヤ４Ｂ
は、ポケット１２Ｃ，１２Ｄの交差部においてプラネッ
トギヤＢと噛み合っている。しかも、トランスファギヤ
４Ａ，４Ｂは、ポケット１２Ｂ，１２Ｃの交差部におい
て互いに噛み合っている。したがって、サイドギヤ２
Ａ，２Ｂは、プラネットギヤ３Ａ、トランスファギヤ４
Ａ、トランスファギヤ４Ｂ、プラネットギヤ３Ｂからな
る歯車列によって互いに連結されている。
【００１４】上記構成の差動歯車装置Ｄにおいては、プ
ラネットギヤ３Ａ，３Ｂ間にトランスファギヤ４Ａ，４
Ｂが配置されているが、このトランスファギヤ４Ａ，４
Ｂはプラネットギヤ３Ａ，３Ｂの回転を伝達するだけで
ある。したがって、回転の伝達の面からすると、トラン
スファギヤ４Ａ，４Ｂは、単なるアイドルギヤである。
しかも、２つのトランスファギヤ４Ａ，４Ｂが配置され
ているから、プラネットギヤ３Ａ，３Ｂの回転方向は、
トランスファギヤ４Ａ，４Ｂを用いない場合と同様であ
る。したがって、差動歯車装置Ｄの差動回転という機能
は、上記公報に記載された従来の差動歯車装置と同様で
ある。そこで、差動回転についての作用の説明は省略す
る。
ラネットギヤ３Ａ，３Ｂ間にトランスファギヤ４Ａ，４
Ｂが配置されているが、このトランスファギヤ４Ａ，４
Ｂはプラネットギヤ３Ａ，３Ｂの回転を伝達するだけで
ある。したがって、回転の伝達の面からすると、トラン
スファギヤ４Ａ，４Ｂは、単なるアイドルギヤである。
しかも、２つのトランスファギヤ４Ａ，４Ｂが配置され
ているから、プラネットギヤ３Ａ，３Ｂの回転方向は、
トランスファギヤ４Ａ，４Ｂを用いない場合と同様であ
る。したがって、差動歯車装置Ｄの差動回転という機能
は、上記公報に記載された従来の差動歯車装置と同様で
ある。そこで、差動回転についての作用の説明は省略す
る。
【００１５】一方、差動歯車装置Ｄの差動制限という機
能は、従来の差動歯車装置と大きく異なっている。すな
わち、ハウジング１が図７において矢印方向へ回転駆動
された場合、プラネットギヤ３Ａには、サイドギヤ２Ａ
およびトランスファギヤ４Ａとの噛み合いにより、噛み
合い反力ＦP1，ＦP2が作用し、プラネットギヤ３Ｂに
は、サイドギヤ２Ｂおよびトランスファギヤ４Ｂとの噛
み合いにより、噛み合い反力ＦP3，ＦP4が作用する。ま
た、トランスファギヤ４Ａには、プラネットギヤ３Ａお
よびトランスファギヤ４Ｂとの噛み合いにより、噛み合
い反力ＦT1，ＦT2が作用し、トランスファギヤ４Ｂに
は、プラネットギヤ３Ｂおよびトランスファギヤ４Ａと
の噛み合いにより、噛み合い反力ＦT3，ＦT4が作用す
る。そして、プラネットギヤ３Ａ，３Ｂおよびトランス
ファギヤ４Ａ，４Ｂには、各噛み合い反力の合力として
の押圧力Ｆ1〜Ｆ4がそれぞれ作用する。この押圧力Ｆ1
〜Ｆ4によってプラネットギヤ３Ａ，３Ｂおよびトラン
スファギヤ４Ａ，４Ｂがポケット１２Ａ，１２Ｄ，１２
Ｂ，１２Ｃの内周面に押圧され、各ギヤ３Ａ，３Ｂ，４
Ａ，４Ｂの外周面とポケット１２Ａ〜１２Ｄの内周面と
の間に摩擦抵抗が発生する。
能は、従来の差動歯車装置と大きく異なっている。すな
わち、ハウジング１が図７において矢印方向へ回転駆動
された場合、プラネットギヤ３Ａには、サイドギヤ２Ａ
およびトランスファギヤ４Ａとの噛み合いにより、噛み
合い反力ＦP1，ＦP2が作用し、プラネットギヤ３Ｂに
は、サイドギヤ２Ｂおよびトランスファギヤ４Ｂとの噛
み合いにより、噛み合い反力ＦP3，ＦP4が作用する。ま
た、トランスファギヤ４Ａには、プラネットギヤ３Ａお
よびトランスファギヤ４Ｂとの噛み合いにより、噛み合
い反力ＦT1，ＦT2が作用し、トランスファギヤ４Ｂに
は、プラネットギヤ３Ｂおよびトランスファギヤ４Ａと
の噛み合いにより、噛み合い反力ＦT3，ＦT4が作用す
る。そして、プラネットギヤ３Ａ，３Ｂおよびトランス
ファギヤ４Ａ，４Ｂには、各噛み合い反力の合力として
の押圧力Ｆ1〜Ｆ4がそれぞれ作用する。この押圧力Ｆ1
〜Ｆ4によってプラネットギヤ３Ａ，３Ｂおよびトラン
スファギヤ４Ａ，４Ｂがポケット１２Ａ，１２Ｄ，１２
Ｂ，１２Ｃの内周面に押圧され、各ギヤ３Ａ，３Ｂ，４
Ａ，４Ｂの外周面とポケット１２Ａ〜１２Ｄの内周面と
の間に摩擦抵抗が発生する。
【００１６】ここで、プラネットギヤ３Ａに作用する押
圧力Ｆ1は、噛み合い反力ＦP1，ＦP2が互いにほぼ逆方
向を向いているため小さいが、プラネットギヤ３Ｂおよ
びトランスファギヤ４Ａ，４Ｂに作用する押圧力は、そ
れぞれに作用する噛み合い反力がほぼ同方向を向いてい
るので大きくなる。このように、この差動歯車装置Ｄで
は、プラネットギヤ３Ｂおよびトランスファギヤ４Ａ，
４Ｂの３個の歯車に大きな押圧力が作用する。したがっ
て、大きな押圧力が１つのプラネットギヤにしか作用し
なかった従来の差動歯車装置に対し、ＴＢＲを非常に大
きくすることができる。
圧力Ｆ1は、噛み合い反力ＦP1，ＦP2が互いにほぼ逆方
向を向いているため小さいが、プラネットギヤ３Ｂおよ
びトランスファギヤ４Ａ，４Ｂに作用する押圧力は、そ
れぞれに作用する噛み合い反力がほぼ同方向を向いてい
るので大きくなる。このように、この差動歯車装置Ｄで
は、プラネットギヤ３Ｂおよびトランスファギヤ４Ａ，
４Ｂの３個の歯車に大きな押圧力が作用する。したがっ
て、大きな押圧力が１つのプラネットギヤにしか作用し
なかった従来の差動歯車装置に対し、ＴＢＲを非常に大
きくすることができる。
【００１７】なお、ハウジング１が矢印方向と逆方向へ
回転した場合には、プラネットギヤ３Ａ，３Ｂに押圧力
Ｆ2，Ｆ1がそれぞれ作用し、トランスファギヤ４Ａ，４
Ｂに押圧力Ｆ4，Ｆ3がそれぞれ作用する。また、押圧力
Ｆ4がハウジング１の内側を向いているのに対し、ポケ
ット１２Ｃの内側の側部が開放されているため、トラン
スファギヤ４Ｂは、ポケット１２Ｃの内周面のうちの隔
壁部１１における内側の内周面にのみ押し付けられる。
回転した場合には、プラネットギヤ３Ａ，３Ｂに押圧力
Ｆ2，Ｆ1がそれぞれ作用し、トランスファギヤ４Ａ，４
Ｂに押圧力Ｆ4，Ｆ3がそれぞれ作用する。また、押圧力
Ｆ4がハウジング１の内側を向いているのに対し、ポケ
ット１２Ｃの内側の側部が開放されているため、トラン
スファギヤ４Ｂは、ポケット１２Ｃの内周面のうちの隔
壁部１１における内側の内周面にのみ押し付けられる。
【００１８】次に、この発明の他の実施の形態について
説明する。なお、以下の実施の形態においては、上記実
施の形態と異なる構成についてのみ説明することとし、
同様な構成には同一符号を付してその説明を省略する。
説明する。なお、以下の実施の形態においては、上記実
施の形態と異なる構成についてのみ説明することとし、
同様な構成には同一符号を付してその説明を省略する。
【００１９】図８および図９は、この発明の第２の実施
の形態を示すものであり、この実施の形態においては、
トランスファギヤ４Ａ，４Ｂがプラネットギヤ３Ａ，３
Ｂと同一円周上に配置されている。また、トランスファ
ギヤ４Ａ，４Ｂがサイドギヤ２Ａ，２Ｂに干渉すること
がないようにするために、トランスファギヤ４Ａ，４Ｂ
のそれぞれの両端部には、歯車部４１の歯底径と同等以
下の直径を有する小径部４２が形成されている。
の形態を示すものであり、この実施の形態においては、
トランスファギヤ４Ａ，４Ｂがプラネットギヤ３Ａ，３
Ｂと同一円周上に配置されている。また、トランスファ
ギヤ４Ａ，４Ｂがサイドギヤ２Ａ，２Ｂに干渉すること
がないようにするために、トランスファギヤ４Ａ，４Ｂ
のそれぞれの両端部には、歯車部４１の歯底径と同等以
下の直径を有する小径部４２が形成されている。
【００２０】図１０および図１１は、この発明の第３の
実施の形態を示すものであり、この実施の形態において
は、ハウジング１からサイドギヤ２Ａに伝達されるトル
クを、サイドギヤ２Ｂに伝達されるトルクより小さくす
るために、一方のサイドギヤ２Ａが他方のサイドギヤ２
Ｂより小径に形成されている。これに対応して、プラネ
ットギヤ３Ａはプラネットギヤ３Ｂより小さい円周上に
配置されている。なお、トランスファギヤ４Ａ，４Ｂ
は、プラネットギヤ３Ｂと同一円周上に配置されてい
る。また、サイドギヤ２Ｂをサイドギヤ２Ａより小径に
形成してもよいことは勿論である。
実施の形態を示すものであり、この実施の形態において
は、ハウジング１からサイドギヤ２Ａに伝達されるトル
クを、サイドギヤ２Ｂに伝達されるトルクより小さくす
るために、一方のサイドギヤ２Ａが他方のサイドギヤ２
Ｂより小径に形成されている。これに対応して、プラネ
ットギヤ３Ａはプラネットギヤ３Ｂより小さい円周上に
配置されている。なお、トランスファギヤ４Ａ，４Ｂ
は、プラネットギヤ３Ｂと同一円周上に配置されてい
る。また、サイドギヤ２Ｂをサイドギヤ２Ａより小径に
形成してもよいことは勿論である。
【００２１】図１２は、この発明の第４の実施の形態を
示すものであり、この実施の形態においては、プラネッ
トギヤ３Ｂの小径部３１の端部に短歯車部３３が形成さ
れている。そして、この短歯車部３３もトランスファギ
ヤ４Ｂと噛み合うようになっている。勿論、プラネット
ギヤ３Ｂに短歯車部３３を形成する代わりに、プラネッ
トギヤ３Ａに短歯車部３３を形成してもよい。
示すものであり、この実施の形態においては、プラネッ
トギヤ３Ｂの小径部３１の端部に短歯車部３３が形成さ
れている。そして、この短歯車部３３もトランスファギ
ヤ４Ｂと噛み合うようになっている。勿論、プラネット
ギヤ３Ｂに短歯車部３３を形成する代わりに、プラネッ
トギヤ３Ａに短歯車部３３を形成してもよい。
【００２２】図１３は、この発明の第５の実施の形態を
示すものであり、この実施の形態においては、プラネッ
トギヤ３Ｂのみならず、プラネットギヤ３Ａの小径部３
１の端部にも短歯車部３３が形成され、この短歯車部３
３がトランスファギヤ４Ａと噛み合うようになってい
る。
示すものであり、この実施の形態においては、プラネッ
トギヤ３Ｂのみならず、プラネットギヤ３Ａの小径部３
１の端部にも短歯車部３３が形成され、この短歯車部３
３がトランスファギヤ４Ａと噛み合うようになってい
る。
【００２３】図１４および図１５は、この発明の第６の
実施の形態を示すものであり、この実施の形態において
は、ポケット１２Ｂ，１２Ｃがハウジング１の内周面よ
り外側に配置され、全体が断面円形の孔として形成され
ている。この結果、ポケット１２Ｂ，１２Ｃの内側の側
部を開放した上記の実施の形態においては、トランスフ
ァギヤ４Ａまたは４Ｂに作用する内側を向く押圧力を支
持するために、隔壁部１１を形成し、ポケット１２Ｂ，
１２Ｃのうちの隔壁部１１に対応する部分を断面円形の
孔としているが、この実施の形態では隔壁部１１が形成
する必要がなく、実際に隔壁部１１が形成されていな
い。したがって、隔壁部１１が形成されていない分だけ
一対のサイドギヤ２Ａ，２Ｂを接近させて配置すること
ができ、これによって差動歯車装置の長さを短くするこ
とができる。
実施の形態を示すものであり、この実施の形態において
は、ポケット１２Ｂ，１２Ｃがハウジング１の内周面よ
り外側に配置され、全体が断面円形の孔として形成され
ている。この結果、ポケット１２Ｂ，１２Ｃの内側の側
部を開放した上記の実施の形態においては、トランスフ
ァギヤ４Ａまたは４Ｂに作用する内側を向く押圧力を支
持するために、隔壁部１１を形成し、ポケット１２Ｂ，
１２Ｃのうちの隔壁部１１に対応する部分を断面円形の
孔としているが、この実施の形態では隔壁部１１が形成
する必要がなく、実際に隔壁部１１が形成されていな
い。したがって、隔壁部１１が形成されていない分だけ
一対のサイドギヤ２Ａ，２Ｂを接近させて配置すること
ができ、これによって差動歯車装置の長さを短くするこ
とができる。
【００２４】なお、この発明は、上記の実施の形態に限
定されるものでなく、適宜設計変更可能である。例え
ば、上記の実施の形態はこの発明をセンターデフに適用
したものであるが、フロントデフまたはリアデフに適用
してもよい。また、一対のプラネットギヤ４Ａ，４Ｂ間
に２個のトランスファギヤ４Ａ，４Ｂを配置している
が、４個のトランスファギヤを配置してもよい。また、
サイドギヤ２Ａ，２Ｂ、プラネットギヤ３Ａ，３Ｂおよ
びトランスファギヤ４Ａ，４Ｂとして歯が捩れていない
平歯車を用いてもよい。さらに、プラネットギヤ３Ａ，
３Ｂとトランスファギヤ４Ａ，４Ｂとを同一歯数にして
もよく、異なる歯数にしてもよい。さらにまた、トラン
スファギヤ４Ａ，４Ｂをプラネットギヤ３Ａ，３Ｂより
ハウジング１の内周側に配置してもよい。
定されるものでなく、適宜設計変更可能である。例え
ば、上記の実施の形態はこの発明をセンターデフに適用
したものであるが、フロントデフまたはリアデフに適用
してもよい。また、一対のプラネットギヤ４Ａ，４Ｂ間
に２個のトランスファギヤ４Ａ，４Ｂを配置している
が、４個のトランスファギヤを配置してもよい。また、
サイドギヤ２Ａ，２Ｂ、プラネットギヤ３Ａ，３Ｂおよ
びトランスファギヤ４Ａ，４Ｂとして歯が捩れていない
平歯車を用いてもよい。さらに、プラネットギヤ３Ａ，
３Ｂとトランスファギヤ４Ａ，４Ｂとを同一歯数にして
もよく、異なる歯数にしてもよい。さらにまた、トラン
スファギヤ４Ａ，４Ｂをプラネットギヤ３Ａ，３Ｂより
ハウジング１の内周側に配置してもよい。
【００２５】
【発明の効果】以上説明したように、請求項１〜３に係
る発明によれば、平行軸差動歯車装置のＴＢＲを大きく
することができるという効果が得られる。また、請求項
２に係る発明によれば、平行軸差動歯車装置の軸線に沿
う長さを短くすることができるという効果がさらに得ら
れる。
る発明によれば、平行軸差動歯車装置のＴＢＲを大きく
することができるという効果が得られる。また、請求項
２に係る発明によれば、平行軸差動歯車装置の軸線に沿
う長さを短くすることができるという効果がさらに得ら
れる。
【図１】この発明の第１の実施の形態を示す図であっ
て、図１（Ａ）は図１（Ｂ）のＡ−Ａ断面図、図１
（Ｂ）は図１（Ａ）のＢ−Ｂ断面図である。
て、図１（Ａ）は図１（Ｂ）のＡ−Ａ断面図、図１
（Ｂ）は図１（Ａ）のＢ−Ｂ断面図である。
【図２】第１の実施の形態の分解斜視図である。
【図３】第１の実施の形態における一方のサイドギヤか
ら他方のサイドギヤまでの歯車列を示す展開図である。
ら他方のサイドギヤまでの歯車列を示す展開図である。
【図４】第１の実施の形態のハウジングを示す図であっ
て、図５のＺ−Ｚ断面図である。
て、図５のＺ−Ｚ断面図である。
【図５】図４のＸ−Ｘ断面図である。
【図６】図４のＹ−Ｙ断面図である。
【図７】第１の実施の形態においてプラネットギヤおよ
びトランスファギヤに作用する噛み合い反力および押圧
力を示す図である。
びトランスファギヤに作用する噛み合い反力および押圧
力を示す図である。
【図８】この発明の第２の実施の形態における図７と同
様の図である。
様の図である。
【図９】第２の実施の形態における図３と同様の展開図
である。
である。
【図１０】この発明の第３の実施の形態を示す図１
（Ｂ）と同様の断面図である。
（Ｂ）と同様の断面図である。
【図１１】第３の実施の形態における図３と同様の展開
図である。
図である。
【図１２】この発明の第４の実施の形態における図３と
同様の展開図である
同様の展開図である
【図１３】この発明の第４の実施の形態における図３と
同様の展開図である。
同様の展開図である。
【図１４】この発明の第５の実施の形態を示す図であっ
て、図１５のＸ−Ｘ断面図である。
て、図１５のＸ−Ｘ断面図である。
【図１５】図１４のＹ−Ｙ断面図である。
【図１６】従来の平行軸差動歯車装置の一対のプラネッ
トギヤに作用する噛み合い反力および押圧力を示す図で
ある。
トギヤに作用する噛み合い反力および押圧力を示す図で
ある。
Ｄ 平行軸差動歯車装置 Ｌ 回転軸線 １ ハウジング ２Ａ サイドギヤ ２Ｂ サイドギヤ ３Ａ プラネットギヤ ３Ｂ プラネットギヤ ４Ａ トランスファギヤ ４Ｂ トランスファギヤ １２Ａ ポケット １２Ｂ ポケット（第２のポケット） １２Ｃ ポケット（第２のポケット） １２Ｄ ポケット
Claims (3)
- 【請求項１】 回転駆動されるハウジングと、このハウ
ジング内に軸線をハウジングの回転軸線と一致させて回
転自在に設けられた一対のサイドギヤと、上記ハウジン
グの内部に上記回転軸線と平行に形成されたポケットに
それぞれ回転自在に収容され、上記一対のサイドギヤと
それぞれ噛み合う少なくとも一対のプラネットギヤとを
備えた平行軸差動歯車装置において、上記一対のプラネ
ットギヤの間にそれらの回転を伝達する偶数個のトラン
スファギヤを上記回転軸線と平行に配置し、上記ハウジ
ングの内部に各トランスファギヤをそれぞれ回転自在に
収容する第２ポケットを形成したことを特徴とする平行
軸差動歯車装置。 - 【請求項２】 上記トランスファギヤを上記ハウジング
の内周面より外側に配置したことを特徴とする請求項１
に記載の平行軸差動歯車装置。 - 【請求項３】 上記トランスファギヤを上記一対のプラ
ネットギヤと同一円周上に配置したことを特徴とする請
求項１に記載の平行軸差動歯車装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9047170A JPH10227348A (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | 平行軸差動歯車装置 |
| US09/019,607 US5971882A (en) | 1997-02-14 | 1998-02-06 | Parallel-axis gear differential |
| EP98301006A EP0859169A3 (en) | 1997-02-14 | 1998-02-11 | Parallel-axis gear differential |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9047170A JPH10227348A (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | 平行軸差動歯車装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10227348A true JPH10227348A (ja) | 1998-08-25 |
Family
ID=12767603
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9047170A Pending JPH10227348A (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | 平行軸差動歯車装置 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5971882A (ja) |
| EP (1) | EP0859169A3 (ja) |
| JP (1) | JPH10227348A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009168170A (ja) * | 2008-01-17 | 2009-07-30 | Jtekt Corp | 車両用差動歯車装置 |
| JP2020094681A (ja) * | 2018-11-29 | 2020-06-18 | 株式会社ジェイテクト | 車両用差動装置 |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11344100A (ja) * | 1998-06-02 | 1999-12-14 | Zexel:Kk | 動力伝達装置 |
| DE102007004710B4 (de) * | 2007-01-31 | 2012-09-27 | Schaeffler Technologies Gmbh & Co. Kg | Stirnraddifferenzial |
| US9347542B2 (en) | 2008-09-30 | 2016-05-24 | American Axle & Manufacturing, Inc. | Parallel-axis helical differential assembly |
| DE102010042792A1 (de) * | 2010-10-22 | 2012-04-26 | Man Diesel & Turbo Se | System zur Erzeugung mechanischer und/oder elektrischer Energie |
| JP6891659B2 (ja) * | 2017-06-21 | 2021-06-18 | 株式会社ジェイテクト | 差動装置 |
| US11028914B2 (en) * | 2018-11-29 | 2021-06-08 | Jtekt Corporation | Vehicle differential device |
Family Cites Families (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US1454578A (en) * | 1919-04-19 | 1923-05-08 | Maximilian J L Towler | Differential gearing |
| US3406593A (en) * | 1966-09-15 | 1968-10-22 | Illinois Tool Works | Limited slip differential mechanism |
| US3738192A (en) * | 1971-06-29 | 1973-06-12 | Illinois Tool Works | Limited slip differential mechanisms |
| US4751853A (en) * | 1985-01-09 | 1988-06-21 | Tractech, Inc. | Differential with equal depth pinion cavities |
| DE68910885T2 (de) * | 1988-06-15 | 1994-03-17 | Group Lotus Plc Norwich | Differentialeinheit. |
| DE4023332A1 (de) * | 1990-07-23 | 1992-03-12 | Gkn Automotive Ag | Differentialgetriebe |
| GB9100382D0 (en) * | 1991-01-09 | 1991-02-20 | Lotus Group Plc | Differential unit |
| US5169370A (en) * | 1991-07-25 | 1992-12-08 | Zexel-Gleason Usa, Inc. | End-thrust design for parallel-axis differential |
| US5122101A (en) * | 1991-07-25 | 1992-06-16 | Zexel-Gleason Usa, Inc. | Parallel-axis combination gear differential |
| US5292291A (en) * | 1992-05-28 | 1994-03-08 | Zexel-Gleason Usa, Inc. | Parallel-axis gear differential with extended planet gears |
| US5441461A (en) * | 1992-07-20 | 1995-08-15 | Tochigifujisangyo Kabushiki Kaisha | Limited slip differential gear assembly |
-
1997
- 1997-02-14 JP JP9047170A patent/JPH10227348A/ja active Pending
-
1998
- 1998-02-06 US US09/019,607 patent/US5971882A/en not_active Expired - Lifetime
- 1998-02-11 EP EP98301006A patent/EP0859169A3/en not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009168170A (ja) * | 2008-01-17 | 2009-07-30 | Jtekt Corp | 車両用差動歯車装置 |
| JP2020094681A (ja) * | 2018-11-29 | 2020-06-18 | 株式会社ジェイテクト | 車両用差動装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0859169A3 (en) | 2000-06-21 |
| US5971882A (en) | 1999-10-26 |
| EP0859169A2 (en) | 1998-08-19 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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|
| A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20060523 |
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060822 |