JPH10226035A - フィルム移着金属化方法 - Google Patents

フィルム移着金属化方法

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JPH10226035A
JPH10226035A JP10029583A JP2958398A JPH10226035A JP H10226035 A JPH10226035 A JP H10226035A JP 10029583 A JP10029583 A JP 10029583A JP 2958398 A JP2958398 A JP 2958398A JP H10226035 A JPH10226035 A JP H10226035A
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surface side
film
metal layer
layer
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JP10029583A
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Richard A Lewis
エイ ルイス リチャード
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複合材料及び非複合材料のフィルム移着金属
化方法を提供する。 【解決手段】 キャリヤーフィルム(10)の片面を金属
層(16)で被覆し、金属層が支持体に接触しないように
支持体(18)上に付着させ、次に構成材料(20)に直接
移着して硬化させてこれを圧密化すると共に金属層を構
成材料に移着させる。硬化したキャリヤーフィルムは、
所望に応じて硬化した構成材料から除去できる。構成材
料は、複合材料であっても非複合材料であってもよい。
非複合材料から成る構成材料の場合、金属化方法は、接
着剤層を金属化キャリヤーフィルムに被着させる工程を
含む。本発明の方法の実施形態は、感圧接着剤の使用を
含み、また、キャリヤーフィルムの金属化前にキャリヤ
ーフィルムを種々のパターン、例えばホログラフィーパ
ターンでエンボス又はエッチングする工程を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に複合材料及
び非複合材料の金属化方法に関する。特に、本発明は、
キャリヤーフィルムを金属層で被覆して構成材料に被着
させ、次に硬化させてこれを圧密化させると共に金属層
を構成材料に移着させるフィルム移着金属化方法に関す
る。本発明の金属化方法の変形例は、接着剤の使用及び
キャリヤーフィルムの金属化に先立って、キャリヤーフ
ィルムを種々のパターン、例えばホログラフィーパター
ンでエンボス又はエッチングする工程の実施を含む。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】宇宙船
のハードウエア構造部材又は構成部品、例えばアンテ
ナ、ブーム、支柱等の製作に当たり、かかる構成部品を
組立て又は組込み前に金属化することが標準的に行われ
ている。金属化方法により、構成部品には、温度限界、
水分の浸透及び空間中のデブリ又は屑片に対して良好な
バリヤー特性を発揮する保護表面が与えられる。その
上、金属化方法を用いると、構成部品には、導電性表面
や装飾的な表面が与えられる。かかる金属化方法は、宇
宙船、航空機、自動車、トラック、ボート、水上スポー
ツビークルの外装、農機具、建材、コンピュータハウジ
ング、電子機器ハウジング、家具、工具、スポーツ用
品、玩具、ヘルメットのような物品の構成部品にも常用
されている。
【0003】金属被膜は現在では、例えばスパッター
法、蒸着法、溶射法、電気めっき法、無電解めっき法の
ような二次的方法により構成部品に被着されている。し
かしながら、これら方法では、構成部品を物理的な意味
で金属化のための専用設備まで移動させなければならな
いだけでなく、かかる金属化のためにかかる設備に関す
るスケジューリング又は外部業者との契約をしなければ
ならない場合が多い。一般に、構成部品を、金属化のた
めの機械を装備したオフサイト専用設備に運び、次にこ
れら構成部品を自前の組立て用設備に運び戻して一体化
製品にする。これはコスト及び時間がかかり、しかも構
成部品を傷つけたり取扱いを誤る危険性が増す。現在で
は、構成部品のサイズは、スパッター装置及び蒸着装置
の減圧室の寸法形状及びめっき浴の寸法形状に制限され
る場合が多い。公知の方法では、大きな構成部品、即ち
飛行用ハードウエアの金属化を可能にするためにサイズ
に制約のある減圧室又はめっき浴に合わせて専用の取付
け具又は設備を設計・製造する必要がある。これはコス
トがかかるし大きな労力も要る。
【0004】既存の方法に関する更に別の課題として
は、支持体の温度上の制限(蒸着法の場合)、化学的適
合性(電気めっき法の場合)、幾何学的形状が複雑な部
品の被覆の均一性(スパッター法の場合)の問題があ
る。さらに、公知の金属化方法では、金属化工程実施前
に平滑な表面を得るために、構成部品のサンダー仕上
げ、レベリング、下塗りを行う必要がある。加うるに、
公知の金属化方法では、結果的に得られる被膜に悪影響
を及ぼす場合のある品質管理上の問題、例えば、被膜厚
さの増大、被膜の不均一、構成部品への金属被膜の接着
不良、被覆後における部品の取扱いの誤りが生じる。た
とえば、アンテナのような構成部品を従来の蒸着法又は
スパッター法で金属化する場合、蒸着金属がアンテナの
湾曲表面に種々の角度で当たり、アンテナの湾曲表面全
体にわたり凹凸を形成したり厚みを増大させる。この問
題を極力解決するに当たっては、湾曲表面上への金属の
均一な分布を最高度にするために複雑精巧で高価なコン
ピュータ化装置を必要とする。これにより、金属化方法
及び製造方法全体のコスト及び手の込み具合が増大す
る。
【0005】公知の金属化方法の他に、フィルム移着金
属化方法が知られている。移着金属化方法は、デ・リー
ウ氏等に付与された米国特許第4,250,209号に
開示されており、かかる方法では、凝集性金属薄層を非
金属支持体の主要表面に被着させる。しかしながら、こ
の方法は主として紙を金属化するのに用いられ、剥離剤
を必要とする。さらに、移着金属化フィルムを調製する
方法がパスケ氏等に付与された米国特許第4,875,
963号に開示されており、かかる方法では、ポリプロ
ピレンフィルムから成るフィルム状ウェブの一方の面へ
の金属層の最初の被着に先立って、その他方の面に片側
コロナ放電を施す。しかしながら、この方法は、金属を
フィルムに被着させるのにコロナ放電設備を別途必要と
する。
【0006】したがって、公知の金属化方法及び公知の
フィルム移着金属化方法と関連した問題を解決するフィ
ルム移着金属化方法を提供することが望ましい。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の教示に従ってフ
ィルム移着金属化方法を開示する。本発明の一実施形態
によれば、第1の表面側及び第2の表面側を有するキャ
リヤーフィルムを準備する工程と、キャリヤーフィルム
の第1の表面側を金属層で被覆する工程と、被覆したキ
ャリヤーフィルムを、その第2の表面側は支持体表面と
接触するが、第1の表面側上の金属層は支持体表面とは
接触しないように支持体表面に被着させる工程と、構成
材料をキャリヤーフィルムの第1の表面側上の金属層に
被着させて多層製品を形成する工程と、多層製品を硬化
装置内において、これを圧密化して金属層をキャリヤー
フィルムから構成材料に移着させるのに有効な時間、有
効な温度及び有効な圧力で硬化させる工程と、硬化した
多層製品を硬化装置から取り出す工程とを有するフィル
ム移着金属化方法が提供される。
【0008】本発明の方法は、硬化したキャリヤーフィ
ルムを多層製品の硬化した構成材料から除去する工程を
更に有するのがよい。本発明の方法は、キャリヤーフィ
ルムの第1の表面側を金属層で被覆する工程の実施後
に、金属化されたキャリヤーフィルムの第1の表面側を
接着剤層で被覆する工程を更に有するのがよい。接着剤
層を、接着フィルム、貼合せ用接着剤又は液状樹脂接着
剤のような材料で構成するのがよい。金属化され、接着
剤で被覆されたキャリヤーフィルムに被着された構成材
料は、好ましくは、非複合材料である。本発明の方法
は、キャリヤーフィルムの第1の表面側を金属層で被覆
する工程の実施前に、パターンをキャリヤーフィルム上
にエンボスする工程又はパターンをキャリヤーフィルム
中へエッチングする工程を更に有するのがよい。キャリ
ヤーフィルムは、ポリエチレン−テレフタレート、弗素
化エチレンプロピレン、ポリテトラフルオロエチレン、
ペルフルオロエチレン、弗化ビニリデン、ポリ弗化ビニ
ル、エチレン−クロロトリフルオロエチレンコポリマ
ー、ナイロン又は他の適当なポリマー材料のような材料
であるのがよい。支持体を例えば複合材料又は非複合材
料のような材料で構成するのがよい。構成材料を例えば
熱可塑性樹脂、弾性プラスチック、熱硬化性樹脂又は他
の適当な複合材料で構成するのがよい。
【0009】本発明の他の特徴及び利点は、添付の図面
と関連してなされる本発明の実施形態に関する詳細な説
明及び添付の図面の説明から明らかになろう。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施形態につい
ての以下の説明は、単なる例示であって、本発明の内容
又はその用途を限定するものではない。本発明のフィル
ム移着金属化方法は、公知の金属化方法及びフィルム移
着金属化方法と比べて多くの利点を有している。本発明
の方法は、時間を短縮し、公知の金属化方法法よりも効
率がよい。というのは、本発明により、構成部材全体を
専用設備に移動させて蒸着又はスパッター装置又はめっ
き浴内で金属化を行なう必要がないからである。そのか
わり、スパッター法、蒸着法、溶射法、電気めっき法、
無電解めっき法又は別の二次金属化法によって金属化さ
れて処理されるのは、本発明のキャリヤーフィルムであ
る。オフサイト専用設備での構成部品の金属化を不要に
することにより、専用設備及び構成部品を運搬して設備
内に取り付けるための取付け具も不要になり、さらにオ
フサイト専用設備に関する好ましくないスケジューリン
グ又は外部業者との契約も不要になる。さらに、オフサ
イト専用設備での構成部品の加工を不要にすることによ
り、本発明は、オフサイト設備において又は運送中に構
成部品を損傷させたり取扱いを誤ったりする恐れが大幅
に減る。
【0011】加うるに、本発明は、従来大きすぎて従来
型減圧室又はめっき浴内へ入れることができなかった物
品に対して金属被膜を施すことができる。本発明の方法
によれば、構成部品は、初期製造プロセス中に成形され
ているときに金属化され、したがって、サイズがスパッ
ター装置又は蒸着装置の利用可能な減圧室の寸法形状又
は利用可能なめっき浴の寸法形状に限定されない。その
上、構成部品を金属化するための標準型蒸着及びスパッ
ター法とは異なり、本発明の方法では、金属化されたキ
ャリヤーフィルムを構成材料に被着させるのに先立っ
て、構成材料の表面のサンダー仕上げ、レベリング及び
下塗りを行う必要がない。本発明では、複合材料構成部
品の場合、その表面を最初に平滑にする必要はない。と
いうのは、金属層は、これが粗面であるか平滑面である
かにかかわらず、複合材料構成部品の外側層上に施され
ている樹脂マトリックスに結合するからである。
【0012】さらに、本発明の方法は、選択された構成
部品に被着されると、構成部品の表面上への均一且つ均
等な金属分布を可能にする金属化キャリヤーフィルムを
利用する。金属化フィルムの場合、厚さの均一性は、構
成部品上への金属の分布状態を制御するための高価なコ
ンピュータ化装置を必要としないで制御される。さら
に、本発明は、複雑な幾何学的形状の構成部品の均一な
金属被覆を可能にする。というのは、この場合において
も、金属の厚さの均一性は、金属をキャリヤーフィルム
により構成部品に被着させるときに制御できるからであ
る。また、本発明の方法により、構成部品への金属被膜
の優れた付着性が得られる。というのは、蒸着及び無電
解めっき法に見られる弱い機械的結合に対して、化学的
結合によって付着を達成するからである。
【0013】従来、金属はポリマー剥離フィルムには付
着せず、或いは容易には付着しないので、高剥離性のポ
リマーキャリヤーフィルムを金属化することは自明では
なかった。しかしながら、本発明の方法は、付着用のフ
ィルムとしてではなく、剥離移着用のフィルムとして働
く金属化ポリマー剥離フィルムを用いることを意図して
いる。加うるに、本発明の方法を用いると、市販の金属
化フィルムと併用でき、これにより製造費が減り、ま
た、特定寸法の多量のフィルムを一度に注文でき、しか
も好ましいことにスケジューリングのスパンを減少させ
ることができる。本発明の方法はまた、多層被膜を含む
あらゆるタイプの被膜と併用できる。本発明の方法を利
用すると、多層被膜をキャリヤーフィルムに被着して、
次に問題の支持体に移着できる。例えば無電解めっき法
のような公知の方法は、多層被膜を被着できる或る特定
の支持体又は材料にのみ限定される。さらに、公知の方
法では、単層又は多層金属被膜の各々を、蒸着法、スパ
ッター法又は別の公知の金属化方法によって被着させる
ことが必要である。
【0014】さらに、本発明の方法を用いると、複合材
料ハードウェアのツール側又はバッグ側のいずれか、或
いはこれら両方の側で複合材料、例えば複合材料ハード
ウェアの金属化を行なうことができる。これにより、複
合材料ハードウェアの両側を、追加の専用機器を必要と
せずに同時に金属化できるので2つの別個の金属化方法
の実施が不要になる。本発明における用途の目的上、
「ツール側」という用語は、一般に複合材料ハードウェ
アの全体として平滑で平らな表面側又はモールド側を意
味し、「バッグ側」という用語は、モールド内の開放側
又は頂部側である複合材料の典型的には粗い非制御状態
の外面を意味している。本発明の方法は又、エンボスさ
れ、又はエッチングされたフィルム、例えばホログラフ
ィーフィルム又は回折格子フィルムを使用することがで
きる。本発明によれば、この方法を用いるホログラフィ
ー像の転写により、もともとのフィルムと比べて、フィ
ルムを金属化したときに、結果的に得られる構成部品中
の光高調波特性が高められる。本発明の方法はまた、ホ
ログラフィーフィルムを構成部材に移着させたとき、も
ともと存在している表面の凹凸に起因して光の戻り角度
が増大するのでホログラフィーフィルムの反射能が高め
られる。加うるに、本発明のホログラフィーフィルムを
用いると、その結果加工された構成材料に対する回折格
子スペクトルの殆ど又は全てのレプリカが得られること
になる。
【0015】本発明の方法は又、金属化構成部品上に保
護用硬化キャリヤーフィルム層を形成することができ
る。硬化キャリヤーフィルム層を、所望に応じて金属化
構成部品から除去することができ、或いはキャリヤーフ
ィルムを構成部品上に残したままにして耐環境性を付与
し、或いは他の保護特性を発揮させることができる。か
くして、本発明は、公知の方法と比べて数多くの点にお
いて優れた複合材料及び非複合材料構造部品のフィルム
移着金属化法を提供する。本発明の方法は、宇宙船、航
空機、自動車、トラック、ボート、水上スポーツビーク
ルの外装、農機具、建材、コンピュータハウジング、電
子機器ハウジング、家具、工具、スポーツ用品、玩具、
新案物、ヘルメットを含む種々の物品のための構成部品
の金属化のために産業及び商業用途で使用できる。
【0016】本発明は、フィルム移着金属化方法に関
し、その特徴が図1に示されている。本発明の一実施形
態による方法では、第1の表面側14及び第2の表面側
12を有するキャリヤーフィルム10を準備する。適当
なキャリヤーフィルム10は、熱的に安定していて耐熱
性があり、更に、これらは他の表面に付着せず、金属表
面に過度に付着しないでその剥離を防止し、しかも自己
剥離性であるという点において良好な剥離特性及び低表
面エネルギー性を有している。適当なキャリヤーフィル
ム10はまた、被着されるべき材料表面に当てられても
劣化を示さず、合格レベルの金属化を生じさせる優れた
純度を有し、取扱い及び運搬に耐えるほど丈夫である。
本発明では、適当なキャリヤーフィルム10は、ポリマ
ー材料、例えばポリエチレン−テレフタレート(PE
T)、弗素化エチレンプロピレン(FEP)、ポリテト
ラフルオロエチレン(PTFE)、ペルフルオロエチレ
ン(PFA)、弗化ビニリデン(PVF2 )、ポリ弗化
ビニル(PVF)、エチレン−クロロトリフルオロエチ
レンコポリマー(E−CTFE)又はナイロンであるの
がよい。しかしながら、キャリヤーフィルム10はこれ
らの材料に限定されず、キャリヤーフィルム10を他の
適当なフルオロカーボンを含む他の適当なポリマー材料
で構成してもよい。好ましいキャリヤーフィルム10
は、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)である。
キャリヤーフィルム10の厚さは、金属化されるべき特
定の構成部品に応じて選択される。本発明の用途の目的
上、キャリヤーフィルム10の厚さは代表的には、約
0.0005インチ〜約0.010インチ(約0.01
27mm〜約0.254mm)の範囲である。
【0017】本発明の方法はさらに、キャリヤーフィル
ム10の第1の表面側10を金属層16で被覆又は実質
的に被覆する工程を含む(図4)。キャリヤーフィルム
10を被覆し又は実質的に被覆するのに任意適当な金属
を用いることができる。好ましくは、使用する金属は、
アルミニウム、銅、銀及び金である。しかしながら、他
の適当な金属も使用可能である。金属層16によるキャ
リヤーフィルム10の被覆は代表的には、従来の金属化
方法、例えば蒸着法、スパッター法、溶射法、電気めっ
き法、又は無電解めっき法によって行なわれる。もし蒸
着装置又はスパッター装置を用いる場合、蒸着装置又は
スパッター装置は、選択されたキャリヤーフィルム10
の化学的特性と適合する真空装置を有する必要がある。
真空装置は、被膜の成長を阻害したり汚染したり或いは
阻止することなく選択されたキャリヤーフィルム10を
被覆できなければならない。同様に、選択されたキャリ
ヤーフィルム10は、真空装置の適正な動作を損なった
り妨げるものであってはならない。代表的には、無線周
波数(RF)伝搬性、熱伝導性及び熱反射能という観点
から用いられる銅、金、アルミニウム及び銀を含む金属
被膜16は、蒸着法を用いると作用上良好である。キャ
リヤーフィルム10上の金属被膜16の厚さは代表的に
は、約1000オングストローム〜約5000オングス
トロームである。金属被膜16の好ましい厚さは、反射
能及び電気的な所望の要件に応じて、約2000オング
ストロームである。
【0018】さらに、金属化された市販のキャリヤーフ
ィルム、例えばミネソタ州ノースフィールド所在のシェ
ルダール・インコーポレイテッドによって製造されたフ
ィルムを用いることが本発明によって計画されている。
本発明で用いられる好ましい金属化された市販のキャリ
ヤーフィルムは、アルミニウムで被覆されたポリテトラ
フルオロエチレンであり、シェルダール・インコーポレ
ーテッドによって製造されている(製品番号LNB90
8−79−1及び製品番号LNB908−79−2)。
金属化された市販のフィルムを用いると、本発明の方法
に要する時間及びコストを減少させることができると共
に構成部品の特定寸法を有する多量の所望のキャリヤー
フィルム10を一度に注文することができる。キャリヤ
ーフィルム10の第1の表面側10を金属層16で十分
且つ実質的に被覆すると、被覆されたキャリヤーフィル
ム10を蒸着装置又は他の被覆装置から取り出して、支
持体表面18、例えば型又はモールド18に被着させ
る。被覆キャリヤーフィルム10を、キャリヤーフィル
ム10の第2の表面側、即ち被覆されていない側12が
支持体表面18に接触するが、キャリヤーフィルム10
の第1の表面側14上の金属層被膜16は露出して支持
体表面18には接触しないような仕方で支持体表面18
に被着させる。支持体18を、繊維、例えばガラス繊
維、黒鉛繊維等で強化されたプラスチックマトリックス
から成る複合材料で構成するのがよい。また、支持体1
8を、機械加工部品及び非複合材料、例えば木材、セラ
ミックス、織物及び他の適当な非複合材料で構成しても
よい。さらに、支持体18を、金属、例えば鉄、鋼、ア
ルミニウム及び他の適当な金属、及び鉄、ニッケル、コ
バルト及び他の金属の合金で構成してもよい。
【0019】キャリヤーフィルム10を、金属層10が
露出して支持体表面18には接触しない状態で支持体表
面18に被着させた後、構成材料20を、キャリヤーフ
ィルム10の第1の表面側14上の金属層16に被着さ
せて多層製品22を形成する。構成材料20は、複合材
料、例えば熱可塑性樹脂、弾性プラスチック、熱硬化性
樹脂又は他の適当な複合材料から成るのがよい。構成材
料20は又、非複合材料、例えば木材、セラミックス、
織物、金属、石材又は他の適当な非複合材料から成って
いてもよい。加うるに、構成材料20は、形状又は寸法
が任意あってよく、特定の寸法形状には限定されない。
この実施形態の方法におけるこの工程では、多層製品2
2は、最も上に位置する層から最も下に位置する層へ向
かって次の構造(図5)、即ち、構成材料層20、金属
層16、キャリヤーフィルム層10及び支持体層18か
ら成る。
【0020】次に、多層製品22を硬化装置24、例え
ばオーブン24に移送して、多層製品22を圧密化して
金属層16をキャリヤーフィルム10から構成材料20
に被着させるのに有効な時間、有効な温度及び有効な圧
力で多層製品22を硬化させる。硬化のための時間、温
度及び圧力のパラメータは、選択した複合材料又は非複
合材料のタイプ及び選択した硬化装置24のタイプに基
づいて決定される。多層製品22の硬化工程の実施によ
り、構成材料20への金属16の丈夫で優れた付着が得
られる。大抵の複合材料は、硬化工程中に圧密化する樹
脂マトリックスを有している。樹脂マトリックスは、金
属被膜16のための付着機構手段として働く。複合材料
20の表面のところの樹脂は、硬化すると金属層16に
付着して圧密化し、金属層16はキャリヤーフィルム1
0から構成部品20に被着される。新複合材料、例えば
熱可塑性樹脂及び熱硬化性樹脂に関しては、硬化装置2
4は代表的にはオーブン、オートクレーブ又はプレス機
であり、この方法で形成される多層又はモノリシック複
合製品22を0psi(1平方インチ当たりのポンド
値)〜約300psiの圧力で約70°F〜約700°
F(約21℃〜約371℃)の温度に加熱することによ
り硬化させる。複合材料の代表的な硬化時間は、構成部
品20の寸法形状及び存在する樹脂マトリックスのタイ
プで決まる。例えば、標準型の宇宙船の部品に関して
は、代表的な硬化時間は、約3時間〜約5時間である。
しかしながら、ある特定の樹脂、例えばポリイミド樹脂
に関しては、複合材料の硬化時間は、数日に及ぶ場合が
ある。
【0021】樹脂移着モールド(RTM)複合材料に関
しては、硬化工程は、樹脂移着モールド装置(図示せ
ず)を用いて実施できる。従来型樹脂移着モールド装置
を用いる場合、構成部品を代表的には密閉キャビティモ
ールド内へ配置し、樹脂をモールドの片側内にポンプ送
りし、モールドの他方の側へ配置する。モールドが樹脂
でいったん一杯になると、モールドをオーブン内に置い
て焼く。本発明の方法では、モールドを当初、金属化キ
ャリヤーフィルムで内張りし、次に樹脂を注入する。次
に、モールドをオーブン内で硬化させてキャリヤーフィ
ルムからの金属が構成材料の表面と合体してこれに移着
するようにする。熱可塑性樹脂、例えばポリエーテルイ
ミド(PEI)の場合、多層又はモノリシック製品22
をこれを熱可塑性樹脂の融点まで加熱することによって
硬化させ、したがって金属被膜16がキャリヤーフィル
ム10から熱可塑性材料へ十分に合体・移着するように
する。熱可塑性樹脂の平均処理時間は、約20秒〜約1
0分間であるのがよい。
【0022】熱硬化性樹脂、例えばポリシアネート樹脂
及び黒鉛織物の場合、多層製品22を硬化させるのにこ
れを加熱して熱硬化性樹脂のマトリックスがステージン
グされるようにし、即ち、熱硬化性樹脂を加熱すると、
樹脂マトリックスは最初に液体段階に変わり、次に凝固
段階になり、次に完全変換・架橋段階になる。熱硬化性
樹脂の加熱のための硬化温度は代表的には、約150°
F〜約650°F(約66℃〜約343℃)である。熱
硬化性樹脂自体は融点をもっていないが、樹脂マトリッ
クスは粘度が小さくなって分子が架橋される。熱硬化性
樹脂の平均硬化時間は、約30秒〜約9時間である。複
合材料構成部材及び非複合材料構成部材に用いられる別
の硬化手段としては、減圧バッグがある。例えば、非複
合材料、例えば木材について硬化手段24は、約70°
F(約21℃)の温度及び約15psi未満の圧力に保
持される減圧バッグからなるのがよい。木材を、キャリ
ヤーフィルム上の金属層16に被着された接着剤層(図
示せず)に被着し、木材を約70°Fに保たれた減圧バ
ッグ装置内に配置する。減圧バッグを排気して木材に対
し約15psi未満の圧力を及ぼし、減圧バッグを、金
属層16が追加の接着剤層を介してキャリヤーフィルム
10から木材に移着するまで有効な時間をかけて排気す
る。
【0023】複合材料及び非複合材料のためのもう一つ
の硬化手段は、最高650°Fという高い温度及び最高
約300psiの圧力に保たれた減圧バッグであるのが
よい。別の硬化手段は、高温高圧、例えば約350°F
及び約100psiに保たれたオートクレーブであって
もよい。本発明の用途の目的上、「オートクレーブ」と
いう用語は、加圧下のガスと液体又は固体反応体との間
の反応のために用いられる機器の金属片(これはガラス
又は不活性プラスチックで内張りされる場合がある)を
意味する。更に別の硬化手段としては、プレス板を用い
る機械であるプレス硬化装置、熱、圧力及び真空を用い
る熱間静水圧(HIP)装置、圧力及び真空を用いる静
水圧(SIP)装置を含む。非複合材料、例えば木材、
セラミックス、織物、石材又は他の非複合材料で構成さ
れた構成部品20の硬化にあたっては、本発明の方法
(図2)は、キャリヤーフィルム10を金属層16で被
覆した後、有効量の接着剤層26をキャリヤーフィルム
の金属化された第1の表面側14に被着又は実質的に被
着させる追加の工程を含む。接着剤層26を用いる理由
は、非複合材料の表面には、金属層16をキャリヤーフ
ィルム10から非複合材料の表面に被着させることがで
きる樹脂マトリックスがないということにある。有効量
の接着剤を金属化されたキャリヤーフィルムに塗布した
場合、接着剤26は、金属16を非複合材料20に移着
させることができるバインダー又は結合剤となる。接着
剤層26は、例えば接着フィルム、貼合せ用接着剤、液
状樹脂接着剤又は他の適当な塗料又は接着剤のような材
料からなるのがよい。接着剤層26をキャリヤーフィル
ム10に被着させるには、接着剤をブラシでキャリヤー
フィルムに塗布し、接着剤をキャリヤーフィルム上に貼
り合わせ、キャリヤーフィルムを接着剤中に漬け塗り
し、接着剤をキャリヤーフィルム上にロール掛けし、或
いは、接着剤を特定の機械を用いて塗布する。
【0024】選択された硬化装置内において多層製品2
2の圧密化を行うと共に金属層16をキャリヤーフィル
ム10から構成部品20に移着させるために有効な時
間、有効な温度及び有効な圧力の状態で多層製品22を
硬化させると、多層製品22を硬化装置から取り出す。
キャリヤーフィルム10は今や、構成部品20から除去
でき又は構成部品20上に残しておくことができる可剥
性又は除去しうるフィルムの形態である。硬化したキャ
リヤーフィルムを即座に、或いは後で使用したり試験す
るために、或いは所望の場合に構成部品から除去し又は
剥ぎ取ってもよい。変形例では、硬化したキャリヤーフ
ィルム10を、構成部品20に対する保護層となって構
成部品を例えば水又は熱のような自然環境要素から保護
するため、或いは構成部品を空間中の屑片から守るた
め、或いは構成部品を取扱い及び運送中に保護するため
に構成部品上に残したままにしてもよい。一般に、もし
キャリヤーフィルムが構成部品の形態、装着具合又は機
能に悪影響を及ぼさなければ、これを無期限に付着残存
させたままにしておくのがよい。
【0025】本発明の方法はさらに、キャリヤーフィル
ムの第1の表面側14を金属被膜で被覆する工程実施前
に、最初にパターンをキャリヤーフィルム上にエンボス
する工程(図示せず)又は最初にパターンをキャリヤー
フィルム中にエッチングする工程(図示せず)を有する
のがよい。性能を高める表面テクスチャーをキャリヤー
フィルム上へ直接エンボスし又はキャリヤーフィルム中
へ直接エッチングして歪みを生じさせることなく鏡面度
を可変にすると共に見栄えをよくしてもよい。好ましく
は、パターンは、光回折格子、例えばホログラフィー像
から成る。キャリヤーフィルム10をパターン、例えば
ホログラフィーパターンでエンボスし又はエッチングす
ると、キャリヤーフィルムを、装置、例えば金属を大き
なポリマーフィルムロール上に蒸着する市販の機械であ
る専用ロールコータで金属化するのがよい。また、キャ
リヤーフィルムをスパッター法又は従来型蒸着法で金属
化してもよい。本発明で用いられる好ましいホログラフ
ィーフィルムは、ポリエチレン−テレフタレート(PE
T)又はナイロンで構成された市販のフィルムであり、
厚さが代表的には約0.002インチ〜約0.0005
インチ(約0.05mm〜約0.0127mm)、幅は代表
的には約24インチ〜約39インチ(約61cm〜約99
cm)である。本発明で用いられる好ましいホログラフィ
ーフィルムは、カリフォルニア州ロスアンジェルス所在
のスペクトラテック・インコーポレイテッドによって製
造されている。本発明の方法でホログラフィーフィルム
を利用すると、その結果として、複合構成材料の、樹脂
が多い「ツール側」(表面側)上へのホログラフィーパ
ターン回折格子のレプリカが得られ、或いは非複合構成
材料の積層接着剤頂面上へのホログラフィーパターン回
折格子のレプリカが得られることになる。キャリヤーフ
ィルムを複合材料又は非複合材料構成材料から除去する
と、その結果、複合材料又は非複合材料構成材料は、金
属表面を有するだけでなくホログラフィー像でエンボス
されることになる。
【0026】ホログラフィーフィルムの使用により、本
発明において得られる装飾的特徴の他に、ホログラフィ
ーフィルムによって得られる機能面における特徴もあ
る。加工後、構成部品上の金属化ホログラフィー表面
は、光を様々な角度で反射して、構成部品の下に位置す
る表面が直射日光を受けて或る特定の温度を越えて昇温
することを防止する。一般に、公知のホログラフィーフ
ィルムは、本発明の方法の実施前で見ると、それほど見
栄えの良いものでもなく、或いは目立つわけでもない。
というのは、金属は、ホログラフィーフィルムの内側層
上に位置しているからである。本発明の方法でホログラ
フィーフィルムを用いると、ホログラフィーフィルムの
反射能及び光高調波は、歪みなく向上する。というの
は、先にフィルムの内側層上に位置した金属が、今や移
着金属化された構成材料の外側層上に位置するような仕
方で移るからである。本発明の方法により、ホログラフ
ィーパターンの回折格子を直接見ることができ、これに
よりホログラフィー像の見栄えが良くなる。さらに、本
発明の方法でホログラフィーフィルムを用いると、その
結果、加工された構成材料への回折格子スペクトルの殆
ど又は全てのレプリカが得られることになる。この方法
により、ホログラフィーキャリヤーフィルムから構成材
料への高さが約0.5ミクロン以下、幅が約0.75ミ
クロン以下の小サイズのホログラフィー片のレプリカを
作成することができる。かかるサイズの小さなホログラ
フィー片のレプリカ作成により、ホログラフィーキャリ
ヤーフィルムから構成材料に転写されるホログラフィー
像全体の微細度が増大する。転写されたホログラフィー
フィルムの見栄え良く且つきめの細かい外観は、本発明
の方法にとって有利であり、これにより、本発明の方法
を、玩具、新案物、織物、家庭用品、スポーツ用品及び
他の用途のような品目を含む多くの用途に使用すること
ができる。
【0027】本発明の第2の実施形態では、非複合構成
材料のためのフィルム移着金属化方法(図3)が提供さ
れている。この実施形態は、第1の表面側42及び第2
の表面側44を備えたキャリヤーフィルム40を準備
し、キャリヤーフィルムの第1の表面側42を金属層4
6で被覆する最初の工程を有し、さらに、キャリヤーフ
ィルムの金属化された第1の表面側を接着剤層48で被
覆する工程を有する。接着剤層48は、例えば接着フィ
ルム、貼合せ用接着剤、液体樹脂接着剤又は他の適当な
接着剤のような材料からなるのがよい。有効量の接着剤
を非複合構成材料に用いて、金属を非複合材料に取り付
ける。というのは、非複合材料は代表的には、非複合材
料への金属被覆層の付着を可能にする樹脂質表面を有し
ていないからである。この実施形態は、金属層46を二
次的に結合するための接着剤層48を使用する二次工程
であると考えられる。次に、金属化され接着剤で被覆さ
れたキャリヤーフィルム40を、キャリヤーフィルム4
0の第2の表面側42は支持体表面50と接触するが、
キャリヤーフィルム40の金属化された第1の表面側4
2上の接着剤層48は露出して支持体表面50と接触し
ないような仕方で支持体表面50に被着させる。支持体
50は、例えば複合材料又は非複合材料のような材料で
構成されるのがよい。キャリヤーフィルム40は、ポリ
マー材料、例えばポリエチレン−テレフタレート(PE
T)、弗素化エチレンプロピレン(FEP)、ポリテト
ラフルオロエチレン(PTFE)、ペルフルオロエチレ
ン(PFA)、弗化ビニリデン(PVF2 )、ポリ弗化
ビニル(PVF)、エチレン−クロロトリフルオロエチ
レンコポリマー(E−CTFE)又はナイロンで構成さ
れるのがよい。しかしながら、他の適当なポリマー材料
も使用できる。次に、非複合構成材料52を、キャリヤ
ーフィルムの第1の表面側上の接着剤層48に被着させ
て多層製品54を形成する。この実施形態の方法におけ
るこの工程では、多層製品54(図6)は、最も上に位
置する層から最も下に位置する層に向かって次の構造、
即ち、非複合材料層52、接着剤層48、金属層46、
キャリヤーフィルム層40及び支持体層50から成る。
多層製品を、上述した非複合材料の選択された硬化法の
うちの一つを用いて硬化させる。選択された硬化装置5
6内において多層製品54の圧密化を行うと共に金属層
48をキャリヤーフィルム40から非複合構成材料52
に移着させるのに有効な時間、有効な温度及び有効な圧
力で多層製品54を硬化させる。
【0028】キャリヤーフィルムをいったん十分に合体
させ又は圧密化し、金属を非複合構成材料に移着させる
と、硬化した多層製品54を硬化装置56から取り出
す。本発明のこの実施形態の方法は、硬化したキャリヤ
ーフィルム40を硬化した多層製品54の硬化した非複
合構成材料部分から除去し又は剥ぎ取る工程を更に有す
るのがよい。本発明のこの実施形態の方法は、キャリヤ
ーフィルムの第1の表面側を金属層で被覆する工程の実
施前に、パターンをキャリヤーフィルム上にエンボスし
又はパターンをキャリヤーフィルム中へエッチングする
最初の工程を更に含むのがよい。本発明の更に別の実施
形態によれば、感圧接着剤を用いるフィルム移着金属化
方法(図7)が提供される。この実施形態は、第1の表
面側72及び第2の表面側74を備えたキャリヤーフィ
ルム70を準備し、キャリヤーフィルムの第1の表面側
72を金属層76で被覆する工程を有し、さらに、キャ
リヤーフィルムの金属化された第1の表面側72を、有
効な量の感圧接着剤層78で被覆する工程を更に有す
る。感圧接着剤78は、アクリル系、シリコン系又は他
の適当な感圧接着剤から成るのがよい。次に、構成材料
80を有効な時間及び有効なレベルの圧力でキャリヤー
フィルム70の金属化されていて接着剤で被覆された第
1の表面側に被着させる。この実施形態の方法における
この工程では、結果的に得られた製品82(図8)は、
最も上に位置する層から最も下に位置する層へ向かって
次の構造、即ち構成材料層80、感圧接着剤層78、金
属層76、キャリヤーフィルム層70及び支持体層84
から成る。本発明の用途の目的上、有効レベルの圧力
は、金属層76をキャリヤーフィルム70から構成材料
80に有効に移着させるよう感圧接着剤78と構成材料
80とを密に接触させる程度の圧力である。本発明のこ
の実施形態では硬化工程は用いられない。より適切に述
べると、被覆されたキャリヤーフィルム70及び構成材
料層80に加えられるのに十分な圧力だけが必要であ
り、したがって金属層76はキャリヤーフィルム70か
ら構成材料80に効果的に移着するようになる。本発明
のこの実施形態の方法は、キャリヤーフィルム70を、
今や移着された金属層76で被覆された構成材料80か
ら剥ぎ取る工程をさらに有するのがよい。キャリヤーフ
ィルム70を構成部品80から、即座に、後で使用する
ため又は試験のために、或いは所望の場合に除去し又は
剥ぎ取ることができる。変形例では、硬化したキャリヤ
ーフィルムを構成部品上に残しておいてもよい。この目
的は、構成部品に対する保護層を形成して例えば水や熱
のような自然環境要素に対して構成部品を保護し、或い
は空間中の屑片に対して構成部品を保護し、或いは構成
部品を取扱い中及び運送中に保護するようにすることに
ある。
【0029】本発明のこの実施形態は、キャリヤーフィ
ルムの第1の表面側を金属層で被覆する工程の実施前
に、パターンをキャリヤーフィルム上にエンボスする最
初の工程又はパターンをキャリヤーフィルム中へエッチ
ングする最初の工程(図示せず)を更に有するのがよ
い。上述の説明では、本発明の単なる例示の実施形態を
開示している。当業者であれば、かかる説明、添付の図
面及び特許請求の範囲を考慮して、請求項に記載された
本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、種々の設
計変更例、改造例及び変形例を容易に想到できよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施形態の方法を実施する際
の各種工程を部分図(A)〜(G)で示す略図である。
【図2】変形例としてのフィルム移着金属化方法を実施
する際の各種工程を部分図(A)〜(H)で示す略図で
ある。
【図3】図1に示す方法のもう一つの変形例で利用され
る各種工程を部分図(A)〜(H)で示す略図である。
【図4】図1の方法で用いられるフィルムの各層の詳細
断面図である。
【図5】図1の方法の一工程の実施の際に作られた多層
製品の詳細断面図である。
【図6】図3の方法の一工程の実施の際に作られた多層
製品の詳細断面図である。
【図7】図1二示す方法のさらにもう一つの変形例で用
いられる各種工程を部分図(A)〜(F)で示す略図で
ある。
【図8】図7の方法の一工程の実施の際に作られた多層
製品の詳細断面図である。
【符号の説明】
10 キャリヤーフィルム 12 第2の表面側 14 第1の表面側 16 金属層 18 支持体又はモールド 20 構成材料 22 多層製品 48 接着剤層

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の表面側及び第2の表面側を有する
    キャリヤーフィルムを準備する工程と、キャリヤーフィ
    ルムの第1の表面側を金属層で被覆する工程と、被覆し
    たキャリヤーフィルムを、その第2の表面側は支持体表
    面と接触するが、第1の表面側上の金属層は支持体表面
    とは接触しないように支持体表面に被着させる工程と、
    構成材料をキャリヤーフィルムの第1の表面側上の金属
    層に被着させて多層製品を形成する工程と、多層製品を
    硬化装置内において、これを圧密化して金属層をキャリ
    ヤーフィルムから構成材料に移着させるのに有効な時
    間、有効な温度及び有効な圧力で硬化させる工程と、硬
    化した多層製品を硬化装置から取り出す工程とを有する
    フィルム移着金属化方法。
  2. 【請求項2】 硬化したキャリヤーフィルムを多層製品
    の硬化した構成材料から除去する工程を更に有すること
    を特徴とする請求項1記載のフィルム移着金属化方法。
  3. 【請求項3】 キャリヤーフィルムの第1の表面側を金
    属層で被覆する工程の実施後に、金属化されたキャリヤ
    ーフィルムの第1の表面側を接着剤層で被覆する工程を
    更に有することを特徴とする請求項1記載のフィルム移
    着金属化方法。
  4. 【請求項4】 金属化されたキャリヤーフィルムの第1
    の表面側を接着剤層で被覆する前記工程では、接着剤層
    に関して、接着フィルム、貼合せ用接着剤及び液状樹脂
    接着剤から成る群から選択された材料を利用することを
    特徴とする請求項3記載のフィルム移着金属化方法。
  5. 【請求項5】 構成材料をキャリヤーフィルムの第1の
    表面側上の金属層に被着させる前記工程では、非複合材
    料を被着させることを特徴とする請求項3記載のフィル
    ム移着金属化方法。
  6. 【請求項6】 パターンをキャリヤーフィルム上にエン
    ボスする工程を更に有することを特徴とする請求項1記
    載のフィルム移着金属化方法。
  7. 【請求項7】 パターンをキャリヤーフィルム中へエッ
    チングする工程を更に有することを特徴とする請求項1
    記載のフィルム移着金属化方法。
  8. 【請求項8】 第1の表面側及び第2の表面側を有する
    キャリヤーフィルムを準備する前記工程では、キャリヤ
    ーフィルムを、ポリエチレン−テレフタレート、弗素化
    エチレンプロピレン、ポリテトラフルオロエチレン、ペ
    ルフルオロエチレン、弗化ビニリデン、ポリ弗化ビニ
    ル、エチレン−クロロトリフルオロエチレンコポリマー
    及びナイロンから成る群から選択することを特徴とする
    請求項1記載のフィルム移着金属化方法。
  9. 【請求項9】 第1の表面側及び第2の表面側を有する
    キャリヤーフィルムを準備する前記工程では、複合材料
    及び非複合材料から成る群から選択された材料で構成さ
    れたキャリヤーフィルムを選択することを特徴とする請
    求項1記載のフィルム移着金属化方法。
  10. 【請求項10】 第1の表面側及び第2の表面側を有す
    るキャリヤーフィルムを準備する前記工程では、複合材
    料から成る群から選択された材料で作られたキャリヤー
    フィルムを選択することを特徴とする請求項1記載のフ
    ィルム移着金属化方法。
  11. 【請求項11】 第1の表面側及び第2の表面側を有す
    るキャリヤーフィルムを準備する工程と、キャリヤーフ
    ィルムの第1の表面側を金属層で被覆する工程と、被覆
    したキャリヤーフィルムを、その第2の表面側は支持体
    表面と接触するが、第1の表面側上の金属層は支持体表
    面とは接触しないように支持体表面に被着させる工程
    と、複合材料をキャリヤーフィルムの第1の表面側上の
    金属層に被着させて多層製品を形成する工程と、多層製
    品を硬化装置内において、これを圧密化して金属層をキ
    ャリヤーフィルムから複合材料に移着させるのに有効な
    時間、有効な温度及び有効な圧力で硬化させる工程と、
    硬化した多層製品を硬化装置から取り出す工程とを有す
    るフィルム移着金属化方法。
  12. 【請求項12】 硬化したキャリヤーフィルムを多層製
    品の硬化した複合材料から除去する工程を更に有するこ
    とを特徴とする請求項11記載のフィルム移着金属化方
    法。
  13. 【請求項13】 パターンをキャリヤーフィルム上にエ
    ンボスする工程を更に有することを特徴とする請求項1
    1記載のフィルム移着金属化方法。
  14. 【請求項14】 パターンをキャリヤーフィルム中へエ
    ッチングする工程を更に有することを特徴とする請求項
    11記載のフィルム移着金属化方法。
  15. 【請求項15】 キャリヤーフィルムは、ポリエチレン
    −テレフタレート、弗素化エチレンプロピレン、ポリテ
    トラフルオロエチレン、ペルフルオロエチレン、弗化ビ
    ニリデン、ポリ弗化ビニル、エチレン−クロロトリフル
    オロエチレンコポリマー及びナイロンから成る群から選
    択されたポリマー材料で構成されていることを特徴とす
    る請求項11記載のフィルム移着金属化方法。
  16. 【請求項16】 第1の表面側及び第2の表面側を有す
    るキャリヤーフィルムを準備する工程と、キャリヤーフ
    ィルムの第1の表面側を金属層で被覆する工程と、キャ
    リヤーフィルムの金属化された第1の表面側を、接着フ
    ィルム、貼合せ用接着剤及び液状樹脂接着剤から成る群
    から選択された材料で構成された接着剤層で被覆する工
    程と、金属化されて接着剤で被覆されたキャリヤーフィ
    ルムを、その第2の表面側は支持体表面と接触するが、
    第1の表面側上の接着剤層は支持体表面とは接触しない
    ように支持体表面に被着させる工程と、非複合材料をキ
    ャリヤーフィルムの第1の表面側上の接着剤層に被着さ
    せて多層製品を形成する工程と、多層製品を硬化装置内
    において、これを圧密化して金属層をキャリヤーフィル
    ムから非複合材料に移着させるのに有効な時間、有効な
    温度及び有効な圧力で硬化させる工程と、硬化した多層
    製品を硬化装置から取り出す工程とを有するフィルム移
    着金属化方法。
  17. 【請求項17】 硬化したキャリヤーフィルムを多層製
    品の硬化した非複合材料から除去する工程を更に有する
    ことを特徴とする請求項16記載のフィルム移着金属化
    方法。
  18. 【請求項18】 パターンをキャリヤーフィルム上にエ
    ンボスする工程を更に有することを特徴とする請求項1
    6記載のフィルム移着金属化方法。
  19. 【請求項19】 パターンをキャリヤーフィルム中へエ
    ッチングする工程を更に有することを特徴とする請求項
    16記載のフィルム移着金属化方法。
  20. 【請求項20】 キャリヤーフィルムは、ポリエチレン
    −テレフタレート、弗素化エチレンプロピレン、ポリテ
    トラフルオロエチレン、ペルフルオロエチレン、弗化ビ
    ニリデン、ポリ弗化ビニル、エチレン−クロロトリフル
    オロエチレンコポリマー及びナイロンから成る群から選
    択されたポリマー材料で構成されていることを特徴とす
    る請求項16記載のフィルム移着金属化方法。
  21. 【請求項21】 第1の表面側及び第2の表面側を有す
    るキャリヤーフィルムを準備する工程と、キャリヤーフ
    ィルムの第1の表面側を金属層で被覆する工程と、感圧
    接着剤層をキャリヤーフィルムの金属化された第1の表
    面側に被着させる工程と、構成材料をキャリヤーフィル
    ムの金属化された第1の表面側上の感圧接着剤層に、金
    属層をキャリヤーフィルムから構成材料に移着させるの
    に有効な時間及び有効な圧力で被着させる工程とを有す
    ることを特徴とするフィルム移着金属化方法。
  22. 【請求項22】 キャリヤーフィルムを構成材料から剥
    ぎ取る工程を更に有することを特徴とする請求項21記
    載のフィルム移着金属化方法。
  23. 【請求項23】 パターンをキャリヤーフィルム上にエ
    ンボスする工程を更に有することを特徴とする請求項2
    1記載のフィルム移着金属化方法。
  24. 【請求項24】 パターンをキャリヤーフィルム中へエ
    ッチングする工程を更に有することを特徴とする請求項
    21記載のフィルム移着金属化方法。
  25. 【請求項25】 キャリヤーフィルムは、ポリエチレン
    −テレフタレート、弗素化エチレンプロピレン、ポリテ
    トラフルオロエチレン、ペルフルオロエチレン、弗化ビ
    ニリデン、ポリ弗化ビニル、エチレン−クロロトリフル
    オロエチレンコポリマー及びナイロンから成る群から選
    択されたポリマー材料で構成されていることを特徴とす
    る請求項21記載のフィルム移着金属化方法。
  26. 【請求項26】 構成材料は、複合材料及び非複合材料
    から成る群から選択された材料であることを特徴とする
    請求項21記載のフィルム移着金属化方法。
JP10029583A 1997-02-12 1998-02-12 フィルム移着金属化方法 Pending JPH10226035A (ja)

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