JPH10225700A - 建設汚泥の脱水ケーキの混合改良土のリサイクルシステム - Google Patents

建設汚泥の脱水ケーキの混合改良土のリサイクルシステム

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Publication number
JPH10225700A
JPH10225700A JP9044921A JP4492197A JPH10225700A JP H10225700 A JPH10225700 A JP H10225700A JP 9044921 A JP9044921 A JP 9044921A JP 4492197 A JP4492197 A JP 4492197A JP H10225700 A JPH10225700 A JP H10225700A
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JP
Japan
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soil
construction
dewatered cake
mixed
stocked
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Application number
JP9044921A
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English (en)
Inventor
Seihachi Hoshi
清八 星
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KANKYO HOGO SUISHIN KYODO KUMI
KANKYO HOGO SUISHIN KYODO KUMIAI
Original Assignee
KANKYO HOGO SUISHIN KYODO KUMI
KANKYO HOGO SUISHIN KYODO KUMIAI
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Publication date
Application filed by KANKYO HOGO SUISHIN KYODO KUMI, KANKYO HOGO SUISHIN KYODO KUMIAI filed Critical KANKYO HOGO SUISHIN KYODO KUMI
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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】トンネル等の主に泥水シールド工法により排出
される建設汚泥を有価物として再利用し、公害問題や環
境破壊問題に対応出来るようにする。 【解決手段】高圧フィルタープレス、或いは、適性な固
液分離装置1から排出される脱水ケーキ2を解砕機4に
て所定粒径の均一成分に解砕してストックし、ダンプト
ラック6によりストックヤード7にストックし、山砂等
の砂質分8' と赤土分8''を別のストックヤード7' ,
7''にストックし、バックホウ9によりホッパー10,
10' ,10''に振分けストックし、赤土分のホッパー
10''には居付防止のためのセルフクリーニング機構1
1を付設し、ブリッジの生成を防止し、新規造成地の盛
土材の粒度分布データに基づいて各ホッパーのインバー
タ付ベルトフィーダ12,12' ,12''の回転速度を
変えて混合機13に供給し、均一粒度分布に混合して混
合改良土14とし、次期造成地へダンプトラックを介し
搬出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】開示技術は、都市近郊の鉄道や高
速道路等のトンネル建設やビルの改築工事等によって排
出される建設汚泥の再利用可能な混合改良土システムの
技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、国土が狭隘で山間林野部が
多く、しかも、複雑に入り組んだ長い海岸線に近接して
いる特殊の地勢条件の我が国にあっては農耕牧畜は勿論
のこと、居住家屋や各種産業施設に利用し得る平野部は
狭隘で限られた面積であり、したがって、国土の有効利
用は旧くから建設産業の重要な課題となってきている。
【0003】而して、当該土地の有効利用を図るべく、
遠浅海岸や河川、湖沼等の流域の軟弱地盤を改良して有
効利用する技術もあるが、近時市民生活の向上に伴って
産業が隆盛になり、都市近郊部に限らず、全国的に各種
施設が散在し、ネットワーク的に鉄道や高速道路網等が
敷設されるようになり、したがって、トンネルや高速道
路は勿論のこと、ビル等の産業施設の改築や新築工事が
頻繁に行われるようになったが、当該建設現場から大量
に排出される所謂建設汚泥は廃掃法において産業廃棄物
としての対象であるが、当該産業廃棄物の処分はその量
の膨大さゆえに最終処分場の慢性的な不足やそれに伴っ
て発生する不法投棄等がクローズアップされるようにな
ってきている。
【0004】而して、当該建設汚泥は他の産業における
工業製品等の永久消費材等の産業廃棄物とは異なり、極
端に処理費が低く、適性な処理を施すことが困難で最終
処分地の不足と相俟って農耕地の嵩上げや宅地造成、道
路造成工事用の盛土材としてリサイクルする必要性がせ
まられている。
【0005】即ち、在来一般の建設汚泥はその嵩の割に
はリサイクル的に再利用可能な形態に処理するにはコス
ト的にも高くなり、施設的にも大がかりになるために、
一般には最終処分場等に投棄する廃棄処分の態様が主流
であり、これに伴って当該廃棄物処分地へのダンプトラ
ックを介しての建設汚泥の運搬に伴う交通公害や土砂、
粉塵等の環境汚染問題も無視出来ず、近隣住民の反対運
動も住民パワーの問題として無視出来なくなり、建設省
や厚生省等の管轄諸官庁おいても法規制的に対処せざる
を得ないようになってきており、例えば、表1に示す様
な建設省大臣官房技術調査室監修「建設発生土利用技術
マニュアル」等の一種のガイドラインとして開示をみる
ようになり、厚生省もこれに沿うようなガイドラインの
規定を設ける勢いにある。
【0006】
【表1】しかしながら、現在のところ建設汚泥のみなら
ず、廃掃法からも除外されている建設残土さえもその大
量排出、及び、品質改良等におけるコスト高の点から、
依然として埋立て処分地に対する廃棄処分や不法投棄が
大勢を占め、一地方部位のみならず、全国的な問題とさ
れるに至っている。
【0007】そして、現在のところ、建設汚泥は一種の
産業廃棄物と見なされていることが問題となり、再利用
が技術的にも法規制的にも新たな注目を浴びるようにな
ってきている。
【0008】而して、一部の企業においては旧式のフィ
ルタープレス等による固液分離処理された建設残土をス
トックヤードにストックし、当該建設残土にセメント等
の改質材を添加して埋立て処分したり、建設残土に他の
土質を所定複数層に敷き詰め直角方向にバックホウを介
し削り取る方式によりリサイクルを介しての再利用を図
るような技術を用いている。
【0009】又、建設汚泥分については脱水ケーキ成分
に石灰分等を添加することにより、大旨の調整を図って
使用のニーズに応えるようにする技術が採られている
が、pH値の上昇等により地下水源の汚染や植生の影響を
無視できないため、規制を受ける対象となり、完全に再
利用基準をクリアーすることが出来ないというマイナス
点があった。
【0010】しかしながら、上記表1による土質区分に
よれば礫質分や砂質分や粘性土分等の配合比率やコーン
指数、含水率、粒度分布等の各種の調整の制約があり、
当該表1の評価部分のマークにも示されている如く、第
1種から第4種までの土質区分のうち、第4種以上の土
質分が再利用可能な性質を有していることになり、再利
用企業にとって当該第4種以上の土質区分の建設残土が
一般的には好ましく思われているものである。
【0011】しかしながら、当該建設現場において発生
する建設残土は、建設廃材(コンクリート殻、鉄筋)を
含む場合が多く、又、意図的に見合う運搬工程の範囲内
に再利用可能な用地、例えば、農耕地の嵩上げや宅地造
成地や道路造成工事用の盛土材が利用可能な地域に近接
してある場合は、むしろ希である。
【0012】したがって、当該建設残土を排出する建設
業者にとって再利用可能な盛土材利用地への利用はコス
ト的には見合わず、又、建設業者自体が再利用可能な盛
土材再生処理のためのプラントを持つには、相当の採算
性が見込めなければ不可能であり、ましてや、建設汚泥
のリサイクル市場は法的規制をクリアーし、廃棄物とし
ての規制や制約から外すために、再利用するための処理
コストの上昇は採算性が合わず、事業としては成立する
可能性が少なく、又、これらに相俟って埋立て処分地の
不足と不法投棄をいたちごっこ的に反復しているのが現
状である。
【0013】例えば、農耕地用の盛土材における再利用
に際してはホイールタイプの農業機械ではコーン指数の
低い盛土材では作業性が悪く、又、クローラタイプの農
業機械にあっても操作性が悪く、当該盛土材のコーン指
数と透水性が当該農耕地にはマッチングしないというデ
メリットがある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例え
ば、特許第1626325号や特許第1516735号
発明等の近時高圧フィルタープレスが案出実用化され、
コーン指数が4以上の高い脱水ケーキがリサイクルを介
しての道路路盤の盛土材や宅地造成用の盛土材としての
強度条件をクリアー出来るようになり、一部の建設現場
においては当該高圧フィルタープレスを用い、同じく建
設発生砂として排出される砂質分を混合機を介し混合
し、現場内の盛土材として使用するといった試みもあ
る。
【0015】しかしながら、当該技術にあっては高圧フ
ィルタープレスから排出される高いコーン指数の脱水ケ
ーキに山砂や建設発生砂等の砂質分を還元的にして自然
土壌に近い状態に戻すようにしても、農耕地の嵩上げや
宅地造成用工事や道路造成工事用の盛土材として求めら
れる多様なレベルの強度や透水性及び保水性の適性にマ
ッチング出来ず、再利用に不適合性がある難点がある。
【0016】又、高圧フィルタープレスの脱水ケーキに
建設発生砂や山砂等の砂質分を混合機を介して混入させ
て自然土壌に近く形成しても、実際の農家が満足するよ
うな作物に適した農耕土とは限らず、又、透水性や強度
が充分な当該宅地造成盛土材としては満足するに至らな
いという難点があった。
【0017】又、高圧フィルタープレスによる脱水ケー
キも現在のところ、産業廃棄物と見なされており、又、
泥水を使用する発生現場の工法によっては、セメント等
の混入によりアルカリ性を呈し、当該農耕地等に再利用
として盛土材に用いるには弱酸性を好む植物の植生によ
ってはpH値の適性の調整が困難であるという不都合さが
あり、農地、公園緑地等の造成用盛土材としての要望に
適合しないという不具合があった。
【0018】そして、前記表1に示されている如く、一
般的な盛土材に利用可能な土質分としては締め固めの施
工性が容易で締め固めた後の支持力が大きく、圧密性が
充分で沈下性が少く、降水に対する浸蝕性が強く、降水
による吸水を介しての膨潤性が低いことがより望まれ、
更には、それらに強い影響力を持つ粒径分布は適切な礫
質分や砂質分を含有することがベターであることが上記
表1からも推察されるものではある。
【0019】しかしながら、当該表1には数値的な範囲
の指定がされていないがために、第1種の建設残土から
第4種の建設残土までの数値的目標は一応の目安して用
いられているに過ぎない。
【0020】したがって、建設汚泥と処理業者による高
圧フィルタープレスを介しての粒径が細かく、均一で保
水性等が良好な脱水ケーキに同じく建設発生砂として排
出される砂質分を混合機を介して混入させる処理に際し
数値的には概略の目安として自然土壌に近いように行う
ことは可能ではあるが、経年的に反復して農耕する農耕
土の地力回復のための農耕地の天地返し等には鉄分やミ
ネラル分等を補給するためのブレンド土質分の添加が求
められる農耕地や公園緑地造成地の盛土材のニーズには
適格にはマッチング出来ないというマイナス点があった
ものである。
【0021】
【発明の目的】この出願の発明の目的は上述従来技術に
基づく旧式のフィルタープレスを用いた脱水ケーキや新
式の高圧フィルタープレスを用いた均一な粒径で透水性
が低い脱水ケーキに対し同じく山砂、もしくは、建設発
生砂等の砂質分を混入させる方式を用いて粒度分布が大
方の目安とされた新規造成地の盛土分の適格なニーズに
応えるべきリサイクル方式の土質改良システムの問題点
を解決すべき技術的課題とし、所定の建設汚泥を排出す
る建設現場と新規造成の盛土材を必要とする造成地との
間の運搬の問題はともかくとして新規造成地の盛土材の
粒度分布の数値的なニーズに適格にマッチングする粒度
分布の土質成分を有する土質を新規な高圧フィルタープ
レス等の固液分離装置を用いて排出される均一粒度成分
を有する脱水ケーキに所定粒径の砂質分と関東ローム等
の赤土分とを新規造成地のニーズにかなう粒度構成にし
て当該新規造成地の盛土材のニーズに適合するようにす
る供給体制を取り得るようにして建設産業における資材
調達技術利用分野に益する優れた建設汚泥の脱水ケーキ
の混合改良土のリサイクルシステムを提供せんとするも
のである。
【0022】
【課題を解決するための手段】上述目的に沿い先述特許
請求の範囲を要旨とするこの出願の発明の構成は、前述
課題を解決するために、都市近郊におけるトンネルや再
開発のためのビル新増築、改築等によって排出される建
設汚泥について所定の篩分け作業により礫質や砂質の篩
分け等の選別調整等を行った汚泥分を高圧フィルタープ
レス、もしくは、適性な固液分離装置により固液分離し
た粒径が均一であり、コーン指数が高く透水性の低いケ
ーキをベルトコンベヤにより解砕機に切り出して当該解
砕機により解砕して粒径調整を行い、更なる透水性の低
い盛土材を求める場合は粉砕機を用いて粒度調整を行う
にようし、ハンドリング性を向上させてストックヤード
にストックし、バックホウ等の分配機によりホッパーに
分配的に貯留し、又、建設省の「建設発生土利用技術マ
ニュアルのガイドライン」の土質区分に合致するように
適切な配合比率を設定して山砂等の砂質分を同じくダン
プトラックによりストックヤードに貯留し、併せて赤土
等の粘性土分を別のストックヤードにストックし、各々
のバックホウにより山砂ホッパーや赤土分のホッパーに
分配して一旦貯留し、赤土分のホッパーについてはその
内蔵式のセルフクリーニング機構を設ける等して該赤土
分のホッパーに対する居付(固着)を防止し、ブリッジ
の成長を阻止し、設計によってはほぐし機等を介してス
ムーズに排出されるようにし、各脱水ケーキホッパー、
山砂ホッパー、及び、赤土分のホッパーの出口に対し各
々インバータ付ベルトフィーダを介してその回転速度に
より発注側からのニーズに応える新規造成盛土材の粒径
分布に応じた土質材の混合を行って3種の土質分を、例
えば、パドル等の混合機を介して均一粒度分布状態に混
合し混合改良土としてストックし、ダンプトラック等を
介して所望の新規造成盛土工事へ供給し、当該新規造成
工事における盛土材のニーズにマッチング出来、建設汚
泥をして単なる産業廃棄物ではなく、再利用が確実に可
能にするようにし、又、新規造成工事が農耕地の嵩上げ
や公園の緑地等の植生を有する盛土材の場合には、当該
植生に適するpH値の土質分にするべく脱水ケーキを解砕
機に切り出すプロセス、及び又は、パドルの混合機に3
種の土質を投入するプロセスにおいてpH調整機構を配設
し、種々の制約や規制をクリアーする新規造成工事用の
盛土材として建設省のガイドラインの適用用途基準の第
3種以上の建設発生土の基準値を充分、且つ、確実にク
リアー出来るようにした技術的手段を講じたものであ
る。
【0023】
【作用】而して、新規の高圧フィルタープレスや適性な
固液分離装置を用いてトンネル工事やビルの増築、改築
に伴って排出される建設汚泥をコーン指数が4以上の脱
水ケーキとし、基本的に建設省のガイドラインの適用用
途基準の第4種をクリアーし、工作物の埋戻しや道路の
路床盛土や土木構造物の裏込、道路路体用の盛土、堤防
や宅地造成や公園や緑地造成や農耕地の嵩上げに利用可
能である粒度調整やpH調整が最適に行え、相反する保水
性や透水性をも充分に満足し得るような新規造成地から
の盛土材の個別のニーズに応え得るように各土質ホッパ
ーからのインバータ付ベルトフィーダの回転速度を必要
とする新規造成地側の盛土材条件に応じて制御し、適格
にマッチングする混合改良土として供給することが出来
るようにもし、最も要望の強い新規造成地側の第2〜3
種建設発生土を粒径等の数値オーダーをもクリアーして
選択的に個別的に応え得る状態で供給することが出来る
ようにし、経時的にも安定した新規造成工事が行えるよ
うにし、規制を伴う新規造成地においても植生の生育状
態も確実に保証されて設計通りの新規造成が行われ、大
量の埋立地等の必要もなく、生産地プラントから新規造
成地までのダンプトラックによる大量混合土の搬送もそ
の都度必要に応じて行われ、作業環境や周辺住民の反対
をも可及的に抑制することが出来るようするものであ
る。
【0024】
【発明の実施の形態】而して、新規特許製品である高圧
フィルタープレスや適性な固液分離装置を介し都市近郊
のトンネルやビル等の増改築工事に伴って発生する建設
汚泥につき適宜に篩分け粒度を選別して細粒度の汚泥分
のみを当該高圧フィルタープレス等により、粒径分布が
均一で粒径が細く、透水性が低く、コーン指数が4以上
である低含水比の脱水ケーキとされ、当該最適脱水ケー
キをダンプトラックによりストックヤードに一旦貯留
し、建設発生砂分や山砂等の砂質分も同様にダンプトラ
ックを介し別のストックヤードに一旦貯留し、関東ロー
ム等の赤土分についても同様に別途にダンプトラックに
より別のストックヤードに一旦貯留し、土質について建
設省のガイドラインの適用用途基準に適合すべく、各々
のホッパーにバックホウ等を介し振分け貯留し、その
際、居付(固着)が発生し易い関東ローム等の赤土分の
ホッパーについてはセルフクリーニング機構を付設して
付着成長を防止し、脱水ケーキ分と山砂等の砂質分とを
インバータ付ベルトフィーダを介し発注側の新規造成地
の盛土材の粒度分布の設計ニーズに対応して該インバー
タ付ベルトフィーダの回転を調整制御し、パドル式等の
混合機を介し混合し、設計粒径の平均的分布状態を設計
通りに有する改良混合土としてストックし、その際、新
規造成地の盛土材が公園や緑地造成地や農耕地の嵩上げ
であるような場合には、高圧フィルタープレス装置から
解砕機への切り出しプロセス、及び又は、該種インバー
タ付ベルトフィーダからパドルの混合機へ各個に投入す
るプロセスにおいてpH調整機構を配設し、pH値が当該植
生地の値に最適である盛土材に形成して新規造成地の要
求盛土材の設計条件をクリアーすることが出来るように
し、産業廃棄物としての埋立て最終処分地も不要とな
り、建設現場近くに形成するストックヤードに改良土プ
ラントを形成させて当該改良土プラントから新規造成地
が必要とする盛土材のオーダーに応じて適宜に土質の粒
度分布やコーン指数や保水性や透水性や粒径の注意を払
い礫質の粒径についても充分な配慮が出来、発注の都度
生産プラントより新規造成地に必要最小限のダンプトラ
ックを介して発送することにより、従来のダンプトラッ
クによる産業廃棄物輸送に伴う粉塵発生や振動、騒音の
発生等による住民の周辺環境に対する公害問題も回避出
来、建設汚泥を有価物としての事業として採算性が充分
に見合うようにし、公害問題や環境汚染問題も避け、建
設産業に充分に寄与することが出来るようにするもので
ある。
【0025】而して、改良土造成プラント側においては
一般的に新規造成工事現場のニーズに応え得る盛土材用
の改良土としては締め固めの施工性が容易で、締め固め
た後の支持力が大きく、圧密性が良好で沈下することが
少く、降水等による浸蝕性に対しても良好で吸水による
膨潤性が少く、適宜の排水性と耐水性、含水性が求めら
れることが礫質度や土質が求められ、この出願の発明の
混合改良土土プラントにおいては新規造成地の発注側の
盛土材の発注ニーズには個々に選択的に充分に応えられ
得るようにするものである。
【0026】
【実施例】次に、この出願の発明の実施例を図面を参照
して説明すれば以下の通りである。
【0027】図1に示す実施例は建設省の建設発生土利
用技術マニュアルのガイドラインの適用用途基準の第4
種以上の建設発生土条件を充分にクリアー出来る一般的
な態様であり、1は例えば、特許第1626325号発
明に見られるような近時完成の領域に達している高圧フ
ィルタープレスであり、当該高圧フィルタープレス1に
対し都市近郊のトンネルの構築やビルの新増築、改築等
に際しての根切り工事等から発生する建設汚泥について
在来のフィルタープレスではコーン指数2以下のもので
あったものが、コーン指数4以上の極めて硬い脱水ケー
キにされて固液分離され、ブロック状の脱水ケーキ2が
下部に排出される。
【0028】該ブロック状の脱水ケーキ2は完全に粉砕
すると、強度が損われる理由から適性な粒径に解砕する
解砕機を使用する。
【0029】又、強度より保水性が求められる場合は粉
砕機を用いる。
【0030】而して、該ブロック状の脱水ケーキ2は高
圧フィルタープレス1から下方に排出され、そのままで
は空隙率が高くハンドリング(運搬効率)が悪いため
に、ベルトコンベヤ3を介し解砕機4に切り出されて所
定粒径の混合土材料5としてストックされる。
【0031】尚、該解砕機4は脱水ケーキ2が極めて脆
い性状であるためにロールブレーカー等の簡易解砕機で
充分機能するが、コーン指数2以下の水分の多い脱水ケ
ーキを解砕する場合居付(固着)が発生するためクリー
ニング機構等が必要である。
【0032】そして、ダンプトラック6により所定のス
トックヤード7に一旦貯留される。
【0033】而して、当該建設工事現場からの発生砂も
しくは山砂等の砂質分8' は上述同様に別のストックヤ
ード7' に一旦貯留される。
【0034】そして、同じく建設現場から建設発生土と
して排出されたり、別の場所から搬出される関東ローム
等の赤土分8''はダンプトラック6を介して更に別のス
トックヤード7''に一旦ストックされる。
【0035】而して、これらのストックヤード7,7'
,7''は同一建設現場、或いは、現場近傍のヤードに
一種のプラントとして併設されているものである。
【0036】そして、各ストックヤード7,7' ,7''
の各々に併設されて小分け切り出し用のホッパー10,
10' ,10''が併設されて各々に対応して設置された
バックホウ9,9により所定粒径に均質に解砕された脱
水ケーキ8と砂質分8' と関東ローム等の赤土分8''を
各ホッパー10,10' ,10''に設定量充填されるよ
うに振分け投入される。
【0037】そして、関東ローム等の赤土分8''のホッ
パー10''には居付(固着)防止のためのセルフクリー
ニング機構11が内蔵されて居付(固着)によるブリッ
ジの生成を防止させて排出が常時スムーズに行われるよ
うにされている。
【0038】而して、各ホッパー10,10' ,10''
の下部排出口には新規造成地のニーズに対するプログラ
ムを介しての回転数調整機能付のインバータ付ベルトフ
ィーダ12,12' ,12''が設けられてその先端が相
互にオーバーラップされて脱水ケーキ8と砂質分8' と
赤土分8''を該各インバータ付ベルトフィーダ12,1
2' ,12''の回転調整により同期的に排出されてパド
ルタイプの混合機13に投入されて均一混合されて混合
改良土14としてストックされる。
【0039】尚、パドル混合機13においては動力を介
して2軸のパドルで強制的に混合すると共に下部フィー
ダ、もしくは、ベルトフィーダへ連続式に移送される構
造であるが、投入される材質によって居付(固着)防止
と混合効率に適正な形状に交換出来るように設計される
ことは勿論のことである。
【0040】そして、当該図1にシステム機構の1つの
プラントとして建設現場、或いは、その適宜の近傍に設
けられたプラントとして稼動に供されるようにされてい
る。
【0041】そして、各ホッパー10,10' ,10''
の排出口に設けられているインバータ付ベルトフィーダ
12,12' ,12''は所定距離離隔されている新規造
成地からの盛土材の粒度分布データに基づいたアナログ
的なプログラムに応じて回転速度が調整されてパドルタ
イプの混合機13に対する各脱水ケーキ8、砂質分8'
、赤土分8''の供給量を必要データに従って混合し、
混合改良土14にあっては当該新規造成地の盛土材の粒
度分布データに合致するように形成される。
【0042】したがって、混合改良土14にあっては建
設省のガイドラインの建設発生土利用技術マニュアルよ
り抜粋した表1の適用用途基準の土質区分の第4種以上
に合致する注意が払われ、礫質混入率も充分に注意が払
われ、砂質分8' と関東ローム等の赤土分8''を所定量
混入した保水率、透水率が最適にされた新規造成工事に
最もかなう第4種以上の土質に充分に合致した、しか
も、農耕地の嵩上げ、或いは、工作物の埋戻し、道路路
床盛土、土木構造物の裏込、道路路体用盛土、堤防用盛
土、宅地造成用の盛土や公園や緑地造成用の盛土材とし
ての新規造成用盛土材の必要データの注文通りにマッチ
ングした混合改良土14が容易にストックされ、発注に
従いダンプトラックにより最短距離、最短時期を選んで
新規造成地へと搬送されていき、したがって、産業廃棄
物としての高圧フィルタープレス1による脱水ケーキ2
の埋設投棄や不法投棄が避けられ、有価物して有効再利
用され得るものである。
【0043】尚、当該実施例において各ストックヤード
7,7' ,7''、或いは、ホッパー10,10' ,10
''に増量材や混合改良土材としての石灰、セメントやpH
調整剤等を所定量投入添加することは設計変更的に自在
なものである。
【0044】このようにすることにより、従来単なる産
業廃棄物としての建設汚泥が埋立て処分され、そのため
に不足がちである埋立て最終処分用地等の建設や埋立て
最終処分地に対するダンプトラックを介しての運搬途中
における粉塵公害や振動公害、騒音公害等近隣住民の反
発をかうこともなく、企業的に有価物として採算性が充
分にとれ、資源の有効利用としてもプラスすることが出
来、自然景観や自然緑地の保護が充分に図られる。
【0045】而して、新規造成地が農耕地の嵩上げ等の
盛土材を必要とする場合には、上述実施例とは異なり、
混合改良土14が一般には建設汚泥を母体とするため
に、工法によってはセメント等の影響により強アルカリ
側によっていたものではその植生の生長にプラスせず、
pHが6〜6.5程度の弱酸性であることが望まれるため
に、このような農耕地の嵩上げや公園や緑地造成等の盛
土材によっては弱酸性の盛土材が望ましいために、図2
に示す様に、弱アルカリ側によっている建設汚泥の高圧
フィルタープレス1からの脱水ケーキの解砕機4からス
トックヤード7に移行する混合土材料5のプロセスにお
いてpH調整剤タンク15のバルブ16を介しノズル17
によりpH調整剤を散布する等して弱酸性、或いは、アル
カリ側寄りに、或いは、パドル混合機13へ各インバー
タ付ベルトフィーダ12,12' ,12''から所定量調
節されて投入される混合土に対し希釈されたpH調整剤タ
ンク15からバルブ16を介しノズル17により弱酸
性、或いは、アルカリ性(生石灰等)等のpH調整剤を添
加して混合改良土14をして植生の生長に最適な弱酸
性、或いは、アルカリ性等のpH状態にすることが出来る
ものであり、当該図2に示す実施例は基本的に上述図1
に示す実施例の解砕機4とパドル混合機13にpH調整機
構を付設するだけで良いことである。
【0046】又、適宜肥料の施肥機構を配設して植生に
最適な土壌を形成することも可能である。
【0047】勿論、この場合、高圧フィルタープレス1
からの脱水ケーキ2は非常に粒径が自然の土壌状態と比
較して細粒度であるために、透水性と強度を付加するた
めに山砂等の砂質分8を適宜に増量して新規造成地が求
める盛土材の粒度分布データに沿うようにインバータ付
ベルトフィーダ12,12' ,12''の回転速度を調整
することにより、これに適合させることが出来るもので
ある。
【0048】而して、図8に示す実施例は上述各実施例
を含む原理的態様のフローチャートであり、上半分はシ
ールド工事現場における高圧フィルタープレス23によ
る脱水ケーキ2や建設発生砂8' のプラントにおけるシ
ステムを示すものであり、下半分は混合改良土14のリ
サイクルプラントの態様を示すものであり、各符号は上
述各実施例同様のものである。
【0049】尚、この出願の発明の実施態様は上述各実
施例に限るものでないことは勿論であり、例えば、高圧
フィルタープレスに代えて適性な固液分離装置を用いた
り、各ストックヤードとホッパーはダンプトラックによ
らず、ベルトフィーダで行ったり、又、混合機はパドル
タイプ以外のものでも良く、又、各ストックヤード7,
7' ,7''は相隣って一カ所に集中させるプラントでは
なく、プラント敷地等の都合により、各々離隔させてホ
ッパー10,10' ,10''を各インバータ付ベルトフ
ィーダ12,12' ,12''と一カ所にして混合機13
に投入するようにする等種々の態様が採用可能である。
【0050】又、図3〜図7に示す実施例においては上
述各実施例において脱水ケーキや砂質分や関東ローム等
の赤土分を各ストックヤードに一旦運搬貯留し、混合機
により混合改良土としてストックしているのに対しダン
プトラックに代えてベルトフィーダを用いパドルタイプ
の混合機に代ってハンドリングミキサーを用いて混合改
良土としてストックする態様であり、上述実施例同様に
所定の解砕機を介して解砕された脱水ケーキ2はベルト
フィーダ18' を介しホッパー71にストックされ、
又、建設発生砂や山砂等はベルトフィーダ18''により
ホッパー71' に貯留され、又、関東ローム等の赤土分
はバックホウ9を介し一旦ストックヤード7''に貯留さ
れてベルトフィーダ18''' を介しホッパー71''に貯
留され、各々インバータ付ベルトフィーダを介し所定に
切り出されて該インバータ付ベルトフィーダ19を介し
ハンドリングミキサー13' により混合され、ベルトフ
ィーダ20を介し混合改良土14としてストックされる
ようにされているものであり、各ホッパー71,71'
,71''は各々ベルトフィーダに対して接続されてい
るためにプラントとしては小型であるためにコンパクト
に出来、その限り、イニシャルコストは勿論のこと、ラ
ンニングコストも多くかからず、その奏する作用効果に
おいては上述各実施例と何ら変わりはないものである。
【0051】又、当該実施例においてハンドリングミキ
サーの前段の部位に適宜のpH調整機構や肥料施肥機構等
を前述実施例同様に配設することは当業者にとり設計変
更の範囲内である。
【0052】そして、各ストックヤードからホッパーに
対する振分け投入装置はバックホウ以外のベルトフィー
ダ等の分配装置を用いることが出来ることは勿論のこと
であり、当業者にとり単なる設計変更的事項に過ぎな
い。
【0053】又、当該建設汚泥は都市近郊の鉄道や高速
道路のトンネル工事やビル等の市街地の増築、改築工事
に伴って発生するものばかりでなく、地方の新規工業都
市やニュータウンにおける工事現場から排出される建設
汚泥に対する脱水ケーキの混合改良土システムにも適用
出来ることは勿論のことである。
【0054】
【発明の効果】以上、この出願の発明によれば、従来ト
ンネルやビル等の増築、改築に伴って大量に発生する建
設汚泥は産業廃棄物として最終的に埋立て処分に供され
ていたものが、その土質調整により新規造成地用盛土と
して再利用出来るために有価物として利用出来、単なる
産業廃棄物の最終埋立て処分に供することはなく、した
がって、当該産業廃棄物の最終埋立て処分地の広大な面
積を有する最終処分地が必要となることがなく、又、当
該埋立て最終処分地まで遠距離を建設現場からダンプト
ラック等を介して大量頻繁に搬送することによる交通渋
滞や粉塵公害、振動公害、騒音公害や交通事故等の多発
に伴う周辺住民の迷惑や環境悪化の問題が避けられると
いう優れた効果が奏される。
【0055】したがって、当該建設現場、或いは、その
近傍に混合改良土プラントを集約的に建設し、しかも、
特許製品である高圧フィルタープレスや適性な固液分離
装置を用いて4以上のコーン指数を有する脱水ケーキを
中心とし、これに同じく建設現場から排出される建設発
生砂や山砂等の砂質分と保水性、強度等の適性を保持す
る赤土分を当該次期造成地の盛土材の粒度分布データの
ニーズ資料に即応出来る粒度分布や混合改良土材やpH調
整剤を添加した混合改良土とすることが出来るために、
当該次期改良造成地の盛土材に好適な土質区分を建設省
のガイドラインの表1の適用用途基準の第3種を中心と
する最適土質区分にマッチングする土質として即応的に
スタンバイ出来るために、上述の如く産業廃棄物の埋立
て処分地も必要でなく、次期造成用工事現場からの必要
とする盛土材のデータにマッチングするデータの、例え
ば、第3種建設発生土等をクリアーして充分にこれにマ
ッチングするデータを有する土質区分の土質を即応的に
搬送供給出来ることから、ダンプトラックによる頻繁な
搬送による粉塵公害、振動公害、騒音公害や交通渋滞や
周辺住民に対する環境汚染等を防止出来るという優れた
効果が奏される。
【0056】しかも、在来の単なる産業廃棄物としての
建設汚泥ではなく、有価物として建設現場から次期造成
地への搬送が行えるために、採算性も充分にとれ、市場
を活性化出来、新たな経済効果を引き起すことが出来る
という優れた効果が奏される。
【0057】又、農耕地等の水はけ状態に対する透水
性、保水性、農業機械の作耕に対する強度は脱水ケーキ
に対し、砂質分や赤土分を所定量含有させることによ
り、ホイールタイプのみならず、クローラタイプの農業
機械等の重量装置に適した盛土材とすることが出来、し
かも、植生の生長に最適なpH調整機構や肥料添加機構を
解砕機や混合機のプロセスに配設させることにより、農
耕地の嵩上げ用盛土材としても農耕作業は勿論のこと、
植生の生長にも最適な盛土材とすることが出来るという
優れた効果が奏される。
【0058】このように建設省のガイドラインによる建
設発生土利用技術マニュアルに沿う適性用途基準の表1
をクリアーするばかりでなく、厚生省の認定とされる産
業廃棄物ではなく有価物として流通出来、法規制的にも
充分に満足出来るという優れた効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明の1実施例のプラントの模式図
である。
【図2】同、他の実施例のプラントの模式図である。
【図3】他の実施例のリサイクルシステムプラントの概
略平面図である。
【図4】図3のIV−IV断面図である。
【図5】図3の概略側面図である。
【図6】ハンドリングミキサーと混合改良土との取り合
い位置関係側面図である。
【図7】図3のVII −VII 断面図である。
【図8】この出願の発明のシステムのフローチャート図
である。
【符号の説明】
5 建設残土 1 高圧フィルタープレス 2 脱水ケーキ 4 解砕機 8' 砂質分 8'' 粘性土分 7,7' ,7'' ストックヤード 10,10' ,10'' ホッパー 13 混合機 14 ストック(混合改良土) 11 セルフクリーニング機構(バイブレータ) 15,16,17 pH調整機構
【表1】
【表1】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI E21D 9/12 E21D 9/12 Z

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主にトンネル工事等の掘削において用いら
    れる泥水シールド工法に伴い発生する現状産業廃棄物と
    して排出されている建設汚泥の適性に固液分離された脱
    水ケーキ分に他の土質材及び改質材料等を添加して別の
    造成工事用材にリサイクル的に利用出来るようにする建
    設汚泥の脱水ケーキの混合改良土のリサイクルシステム
    において、上記固液分離が適性な固液分離装置により行
    われ、その低含水比の脱水ケーキを解砕機、粉砕機を介
    して貯留し山砂及び発生砂等の砂質分及び赤土分等と共
    に別個のストックヤードに貯留し各ストックヤードから
    の脱水ケーキの解砕材を砂質分と赤土分とを各別個のホ
    ッパーを介し各設定比率で混合機を介して別の造成工事
    用にストックするようにすることを特徴とする建設汚泥
    の脱水ケーキの混合改良土のリサイクルシステム。
  2. 【請求項2】上記固液分離装置が高圧フィルタープレス
    であることを特徴とする請求項1記載の建設汚泥の脱水
    ケーキの混合改良土のリサイクルシステム。
  3. 【請求項3】上記赤土分のホッパーと混合機の少くとも
    いずれか一方に居付(固着)防止用のセルフクリーニン
    グ機構が配設されていることを特徴とする請求項1記載
    の建設汚泥の脱水ケーキの混合改良土のリサイクルシス
    テム。
  4. 【請求項4】上記赤土分が関東ローム層の土質分又はそ
    れに類する土質分であることを特徴とする請求項1記載
    の建設汚泥の脱水ケーキの混合改良土のリサイクルシス
    テム。
  5. 【請求項5】上記固液分離装置による脱水ケーキが土質
    強度試験においてコーン指数4以上であることを特徴と
    する請求項1又は請求項2いずれか記載の建設汚泥の脱
    水ケーキの混合改良土のリサイクルシステム。
  6. 【請求項6】主にトンネル工事等の掘削において用いら
    れる泥水シールド工法に伴い発生する現状産業廃棄物と
    して排出されている建設汚泥の適性に固液分離された脱
    水ケーキ分に他の土質材及び改質材料等を添加して別の
    造成工事用材にリサイクル的に利用出来るようにする建
    設汚泥の脱水ケーキの混合改良土のリサイクルシステム
    において、上記固液分離が適性な固液分離装置により行
    われ、その低含水比の脱水ケーキを解砕機、粉砕機を介
    して貯留し、山砂及び発生砂等の砂質分と赤土分と共に
    別個のストックヤードに貯留し各ストックヤードからの
    脱水ケーキの解砕材を砂質分と赤土分とを各別個のホッ
    パーを介し各設定比率で混合機を介して別の造成工事用
    にストックするようにするプロセスにて上記高圧フィル
    タープレスもしくは適性固液分離装置からの脱水ケーキ
    の解砕機への切り出しプロセスと混合機への3種の土質
    材の投入プロセスの少くともいずれかにpH調整機構が配
    設されていることを特徴とする建設汚泥の脱水ケーキの
    混合改良土のリサイクルシステム。
  7. 【請求項7】上記ストック分が植生用地の盛土にリサイ
    クルされるようにすることを特徴とする請求項6記載の
    建設汚泥の脱水ケーキの混合改良土のリサイクルシステ
    ム。
  8. 【請求項8】上記改良土が建設発生土利用技術マニュア
    ルの適用用途基準の第3〜4種発生土を充分にクリアー
    出来るようにされていることを特徴とする請求項1〜7
    いずれか記載の建設汚泥の脱水ケーキの混合改良土のリ
    サイクルシステム。
JP9044921A 1997-02-14 1997-02-14 建設汚泥の脱水ケーキの混合改良土のリサイクルシステム Pending JPH10225700A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009066471A (ja) * 2007-09-10 2009-04-02 Kajima Corp 建設汚泥処理土作製システム及び建設汚泥処理土作製方法
JP2010094596A (ja) * 2008-10-16 2010-04-30 Yamatatsu Kosan:Kk 第4種建設発生土を主とした建設発生土の改良方法とこれを実施した第4種建設発生土を主とした建設発生土の改良プラント
JP2010207810A (ja) * 2010-03-29 2010-09-24 Hokuriku Regional Agricultural Administration Office Maff 建設汚泥のリサイクル方法
CN111978973A (zh) * 2020-08-18 2020-11-24 湖北汇明再生资源有限公司 一种环保型废旧橡胶轮胎裂解装置及方法
CN112757470A (zh) * 2020-12-31 2021-05-07 中铁工程服务有限公司 一种盾构渣土制砖回收利用方法

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