JPH10224378A - クライアントサーバシステムの制御方法及びクライアントサーバシステム - Google Patents

クライアントサーバシステムの制御方法及びクライアントサーバシステム

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JPH10224378A
JPH10224378A JP9278985A JP27898597A JPH10224378A JP H10224378 A JPH10224378 A JP H10224378A JP 9278985 A JP9278985 A JP 9278985A JP 27898597 A JP27898597 A JP 27898597A JP H10224378 A JPH10224378 A JP H10224378A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明はクライアントサーバシステムに於いて
主系サーバのLANの物理アドレスを待機系サーバが受
信可能とすることを課題とする。 【解決手段】主系サーバ1と待機系サーバ10を通信リ
ンク20で接続し、LANインタフェース2,11を制
御するLANドライバ3,12と、故障発生時にサーバ
1のインタフェース2を用いずにサーバ10のインタフ
ェース11を用いるよう通信リンク20を介しサーバ1
0の通信管理部13により通信するサーバ1の通信管理
部4と、サーバ1の通信をサーバ10のインタフェース
11を用いて行うサーバ10の通信管理部13とを備
え、サーバ1で故障が発生しLAN21での通信不可能
ではあるが処理続行が可能である場合、サーバ1と他の
クライアントとの通信をサーバ10のインタフェース1
1を用いて行い、サーバ1の処理を継続することを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LAN(ローカル
・エリア・ネットワーク)環境において、ある計算機の
通信装置を他の計算機の通信装置で肩代わりする方式に
係わるクライアントサーバシステムの制御方法、クライ
アントサーバシステム、パケットフィルタ装置、通信方
式切り替え方法、及び同方法のプログラム情報を格納し
たコンピュータ読取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の計算機クラスタ、ホットスタンバ
イなどの技術では、ある計算機に故障が発生し、処理を
継続できなくなった場合、代替の計算機が処理を引き継
ぐことが行われている。
【0003】クラスタには、さまざまな方式があるが、
その一例として、図11を用いてクラスタ処理の引継ぎ
を説明する。主系サーバ101、並びに待機系サーバ1
10があり、処理引継ぎを行うクラスタ制御SW(ソフ
トウェア)が動作している。通常時、各サーバはそれぞ
れに別の処理を実行する。クラスタ制御SWは、制御用
通信リンク120を用いて相手が正しく動作しているか
どうかを定期的に検査する。
【0004】主系サーバ101に故障が発生し、主系サ
ーバ101のクラスタ制御SWがそれを検知した場合、
主系サーバ101は処理を停止し、待機系サーバ110
のクラスタ制御SWに通知する。或いは、待機系サーバ
110のクラスタ制御SWが定期的に主系サーバ101
を検査した際に主系サーバ101の故障を検知する。上
記のいずれに於いても待機系サーバ110のクラスタ制
御SWは、主系サーバ101が処理を停止したことを検
知できる。
【0005】次に、待機系サーバ110は、主系サーバ
101で実行されていた処理を引き継ぐことを開始す
る。引き継ぐべき処理は予め定義しておくことが必要で
ある。処理を引き継ぐために必要なことは、以下の2点
である。 (1)どの計算機で実行しても、同一の結果が出る環境
を整える 例えば、データベースサービスを主系サーバが行ってい
た場合、待機系サーバでそのサービスを引き継ぐために
は、データベースファイルに、主系サーバが処理を停止
していても、待機系サーバがアクセスできることが必要
になる。 (2)通信先の切り替え ネットワークを通じて、他の計算機と通信している場合
は、相手の計算機にわからないように、通信相手を主系
サーバから待機系サーバに切り替える。
【0006】上記(1)を実現するための方法が提案さ
れているが、ここでの説明は省略する。ここでは(2)
の通信先の切り替えについて説明する。主系サーバ10
1が他の計算機に提供しているサービスは、ネットワー
クを通じて、要求やその結果をやりとりする。主系サー
バ101と通信を行う他の計算機は、主系サーバ101
に故障が発生し、主系サーバ101が処理を停止して
も、主系サーバ101宛で通信を行い続ける。
【0007】これらの通信を待機系サーバ110で引き
継ぐために、主系サーバ101のアドレス宛のパケット
を待機系サーバ110が受信し、主系サーバ101のア
ドレスからパケットを送信する。TCP/IPでは、I
Pアドレスを複数持つことができるので、この機能を使
う。
【0008】通常時には、待機系サーバ110は自身の
IPアドレスのみを受信している。主系サーバ101が
処理を停止した後、待機系サーバ110のクラスタ制御
SWは、主系サーバ101のIPアドレスも受信できる
ようにTCP/IPソフトウェアに設定をする。これ
で、主系サーバ101のパケットを受信でき、他の計算
機は主系サーバ101が停止したことによる変更をしな
くてよい。
【0009】主系サーバ101が復帰すれば、待機系サ
ーバ110は肩代わりしていたサービスを停止し、通信
に関しても主系サーバ101のパケットを受信するのを
中止する。尚、上記技術として特開平8−212095
が存在する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述従来
技術においては、主系サーバのLAN121に対する通
信装置に故障があると、待機系サーバ110が主系サー
バ101宛の通信を引き受けるために、待機系サーバ1
10が、主系サーバ101のLAN121の物理アドレ
スではなく、各トランスポート(TCP/IP,NET
BEUIなど)毎にある論理アドレスすべてを受信する
ように変更を通知しなければならないという問題があっ
た。
【0011】本発明は上記事情を考慮して成されたもの
で、上記不具合を解消し、主系サーバのLANの物理ア
ドレスを待機系サーバが受信可能としたクライアントサ
ーバシステムの制御方法、クライアントサーバシステ
ム、パケットフィルタ装置、通信方式切り替え方法、及
び同方法のプログラム情報を格納したコンピュータ読取
り可能な記録媒体を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明は、上記目的を達成するため、クライアン
トサーバシステムにおいて、主系サーバに故障が発生す
ると、待機系サーバの通信装置が前記主系サーバの通信
処理を代替して行う際に、LANで使用する物理アドレ
スを用いて前記主系サーバ宛のパケットを受信、送信す
るようにし、前記主系サーバの通信故障発生時に、クラ
イアントに通知されることなく前記主系サーバの通信処
理を前記待機系サーバが代替するようにしたことを特徴
とする。
【0013】(2)また、本発明は、上記目的を達成す
るため、任意のクライアントからLAN経由で送られて
くる要求を処理し当該処理結果を返す主系サーバと、こ
の主系サーバが停止或いは該主系サーバの通信装置が故
障した場合に該主系サーバの代わりにクライアントとの
データの送受信を行う待機系サーバから成り互いに前記
LANを通じて接続されているクライアントサーバシス
テムにおいて、前記主系サーバと前記待機系サーバは専
用の通信リンクで接続し前記LANインタフェースを制
御するLANドライバと、各サーバに固有に割り付けら
れる論理アドレスを用いて、サーバ間の通信を行うトラ
ンスポートと、故障発生時に、前記主系サーバのLAN
インタフェースを用いずに、前記待機系サーバのLAN
インタフェースを用いるように通信リンクを介して前記
待機系サーバの通信管理部により通信を行う主系サーバ
の通信管理部と、前記主系サーバの通信を前記待機系サ
ーバのLANインタフェースを用いて行う待機系サーバ
の通信管理部とを備え、前記主系サーバに故障が発生
し、前記LANを通じての通信が不可能ではあるが処理
の続行は可能である場合に、前記主系サーバと他のクラ
イアントとの通信を、前記待機系サーバのLANインタ
フェースを用いて行うことで、前記主系サーバの処理を
継続することを特徴とする。
【0014】このような通信制御機能をもつことによ
り、トランスポートの論理アドレスと、LANの物理ア
ドレスの組み合わせを変更するために、LAN上の他の
計算機に通知を出す必要がない。また、複数のトランス
ポートを使用していた場合は、それぞれのトランスポー
トごとに処理が必要であるが、本発明ではLANの物理
アドレスのレベルでパケットの送受信を代替するため、
その必要がない。
【0015】(3)また、本発明は上記目的を達成する
ため、上記クライアントサーバシステムにあって、計算
機のLANインタフェースが接続する複数個のポートを
有し、前記ポート先の前記LANインタフェースの物理
アドレスを記憶し、記憶している物理アドレス宛のパケ
ットをイーサスイッチのすべてのポートにではなくその
物理アドレスが接続しているポートにのみ送ることで、
前記LAN内のパケットを減少させより大きい通信帯域
を提供するLANスイッチと、主系サーバ並びに待機系
サーバのLANインタフェースが前記LANスイッチを
通じてLANに接続するようにしたことを特徴とする。
【0016】このような通信制御機能をもつことによ
り、LANスイッチを用いることで待機系のLANイン
タフェースに到着するパケットが少なくなり、待機系サ
ーバとそのLANインタフェースに対する負荷を小さく
することができる。
【0017】(4)また、本発明は上記目的を達成する
ため、上記クライアントサーバシステムにあって、計算
機のLANインタフェースが接続するポートを複数有
し、パケットのアドレス変換を行うために、変換するべ
き物理アドレスとそのアドレスと置き換えるアドレスを
保持するアドレス変換テーブル部と、このアドレス変換
テーブル部を参照して、各ポートから送られてくるパケ
ットのアドレスを変換してすべてのポートに伝達するフ
ィルタ部とを備え、前記ポートから受け取ったすべての
パケットに対し、パケットのアドレスを変換し、変換し
たパケットをすべてのポートに伝達し且つ前記計算機か
らLAN経由で自身宛のパケットを受け取ることで前記
アドレス変換テーブル部を動的に変更可能としたことを
特徴とするもので、このような通信制御機能をもつこと
により、パケットの物理アドレスを変換することがで
き、かつそれを動的に行うことができる。
【0018】(5)さらに、本発明は上記目的を達成す
るため、上記クライアントサーバシステムにあって、主
系サーバと待機系サーバのLANインタフェースが上述
のパケットフィルタ装置を通じてLANに接続するシス
テムにおいて、前記主系サーバの故障の際に、待機系サ
ーバが主系サーバ並びに待機系サーバの両方のトランス
ポートの論理アドレスの送受信を行い且つパケットフィ
ルタ装置によって物理アドレスの変換を行うようにした
ことを特徴とする。
【0019】このような通信制御機能をもつことによ
り、トランスポートが管理する論理アドレスを肩代わり
するがLAN上の他のクライアントに対し論理アドレス
と物理アドレスの組み合わせを変更させずに済む。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。尚、この実施形態では、説明を分か
りやすくするために、主系サーバ、待機系サーバと名づ
けているが、主系サーバと待機系サーバに本質的な違い
はなく、それぞれ別の処理を独立に行うことが可能であ
る。 (第一の実施形態)図1は本発明の実施形態に於けるシ
ステム構成を示すブロック図である。尚、ここでは主系
サーバ1の各構成要素を主として説明を行うが、待機系
サーバ10もまったく同様の構成であってよい。
【0021】上記各サーバ1,10に於いて、トランス
ポート5,14は、LANインタフェース2,11、並
びにLANドライバ3,12を介して受け取ったパケッ
トを、サーバプロセス7,16に渡す役割を果たす。こ
こでは、説明を分かり易くするためにトランスポートを
TCP/IPとする。
【0022】LANインタフェース2,11は、LAN
21に対してパケットの送受信を行う装置である。予め
指定された物理アドレス宛のパケットがLAN21上に
発信されると受信を行い、LANドライバ3,12に通
知する。また、LANドライバ3,12から渡されたパ
ケットをLAN21上に発信する。ここでは、説明を分
かり易くするために、LANはイーサネットであるとす
る。
【0023】LANドライバ3,12は、LANインタ
フェース2,11を制御する。LANインタフェース
2,11が受信したパケットをトランスポート5,14
が使用できるデータに加工し、トランスポート5,1
4、通信管理部4,13へ渡す。また、トランスポート
5,14より渡されたデータから、LAN21上へ発信
するパケットを作成し、LANインタフェース2,11
を介してLAN21上に発信させる。また、LANイン
タフェース2,11を使用している際に、その故障を検
知し、通信管理部4,13に通知する。
【0024】通信リンク20は、上記各サーバ1,10
の間の通信を行う専用のリンクである。サーバプロセス
7,16は、ネットワーク上の他の計算機から利用可能
なサービスを提供する。例えば、データベースサービス
などを行う。複数のサーバプロセス7,16が存在で
き、且つ主系サーバ1と待機系サーバ10でそのサービ
スの内容が異なってもよい。
【0025】クライアント22は、主系サーバ1、待機
系サーバ10のサービスをLANを経由して利用する計
算機である。クライアントも複数存在することができ
る。通信管理部4,13は、主系サーバ1、待機系サー
バ10の故障の状態を保持し、正常時、故障発生時の処
理を制御する。保持する状態としては、両サーバが正
常、自サーバに故障発生、他サーバに故障発生、両サー
バに故障発生の4つである。故障はさまざまな種類があ
り、その検出もさまざまであるが、本発明の実施形態に
おいては、LAN21を通じての通信処理のみが行えな
い場合だけが関係する。従って、LAN21を通じての
通信処理のみが行えず、その他の処理がすべて行える場
合のみを故障として扱う。
【0026】例えば、LANインタフェース2が使用不
能になったときがこの故障にあたる。LANインタフェ
ース2の故障は、LANドライバ3がパケットの送受信
を行った場合に検知できる。
【0027】さらに、クラスタ制御部6が定期的にLA
Nドライバ3を通じてLANインタフェース2を検査す
るなどの方法を取ることもできる。また、待機系サーバ
10から主系サーバ1へLAN21経由でデータを送信
し、その内容を検査することで、正しく動作しているか
どうかを検査する方法も考えられる。
【0028】また、故障からの回復を診断する方法もさ
まざまである。例えば、故障の発生していない待機系サ
ーバ10のLANインタフェース11からLANインタ
フェース2へパケットを送信し、受信できるかどうかを
定期的に確認する。或いは主系サーバ1内で故障から回
復したかどうかを検査する処理を定期的に行うなどが考
えられる。
【0029】本発明では、故障発生、回復の検出は、主
系サーバ1のハードウェア、或いはLANドライバ3な
どのソフトウェアが行い、通信管理部4へ通知を行う、
或いは通信管理部4が自身で行うものとする。
【0030】図4に通信管理部4の状態変化を示す。通
信管理部4は、主系サーバ1(自サーバ)の故障を検出
すると、自サーバに故障発生の状態になり、通信リンク
20を通じて待機系サーバ20の通信管理部13に通知
する。
【0031】待機系サーバ20の通信管理部13は通知
を受けて、他サーバに故障発生の状態となる(RB)。
また、故障から回復した場合、自身の状態を両サーバ正
常にし、故障通知と同様に通信管理部13に通知する。
【0032】通信管理部13は通知を受け、両サーバ正
常の状態に変化する(RA)。両サーバとも故障の場合
は、後述するように複数のLANインタフェースを持つ
場合のみ可能である。ここでは、説明のためにLANイ
ンタフェースは一つとし、複数の場合は、その違いのみ
を後述する。従って、両サーバとも故障の場合は、通信
を肩代わりできない。
【0033】通信管理部4が、本発明の特徴である故障
時の通信の切り替えを行う部分である。通信管理部4
は、実際のLANへの通信を制御するLANドライバ
と、トランスポートの間に位置し、この間のデータのや
り取りを制御する。また、故障時には、通信リンク20
を通じて、通信管理部13と通信を行う。
【0034】通信管理部4は、LANドライバ3を通し
て、LANインタフェース2の故障を検知することがで
きる。また、LANドライバ3から渡されたLANから
の受信パケットのアドレスを検査することができ、さら
には、LANドライバ3は渡されたパケットをLANに
送信するだけの機能であるので、送信パケットのアドレ
スを変更することもできる。
【0035】上記通信管理部4の動作処理手順を図5に
フローチャートで示す。ステップ60及び62で、故障
通知か送信或いは受信処理かを判断する。ステップ66
からは受信処理である。また、他サーバの通信管理部か
らと自サーバからの通知、データの送受信の両方を処理
している。例えばステップ70で他サーバへデータを送
ると、他サーバの通信管理部は、これを送信処理として
ステップ62の処理へ入り、他サーバ故障としてステッ
プ64,65の流れを実行する。
【0036】次に、通常時、故障時に分けて、通信の方
法を説明する。図2の通常時の通信処理を示す概念図を
用いて、通常時の処理を説明する。通信管理部4、13
ともに両サーバ正常の状態であり、それぞれのサーバ
は、内蔵するLANインタフェースを用いて通信を行
う。
【0037】サーバプロセスが発信するデータは、トラ
ンスポート5、通信管理部4、LANドライバ3によっ
て処理されて、LANインタフェース2を通じLAN2
1へ送信される。LAN21からLANインタフェース
2宛てに到着したパケットは、逆の経路を辿ってサーバ
プロセス7へ届く。
【0038】通信管理部4は、両サーバ正常の状態にあ
り、送信、受信されるデータをトランスポート5とLA
Nドライバ3の間で中継するのみである。次に、図3の
故障発生時の通信処理を示す概念図を用いて、主系サー
バ1に故障が発生した場合を例にして、故障時の処理を
説明する。通信管理部4が故障を検知し、状態を自サー
バ故障とする。
【0039】次に、故障発生を通信リンク20を通じて
通信管理部13へ通知する。その通知に、相手に肩代わ
りしてもらいたい物理アドレスを併せて送信する。通信
管理部13は故障通知を受け取って、他サーバ故障の状
態となる。
【0040】自サーバ故障の状態となった通信管理部4
は、サーバプロセス7等から送られてくるLAN21へ
送信すべきデータを、通信リンク20を通して、通信管
理部13へ送る。また、逆に通信管理部13から送られ
てきた受信データをサーバプロセス7へ渡す。
【0041】他サーバ故障の状態となっている通信管理
部13は、LAN21からLANインタフェース11の
物理アドレス宛てに到着したパケットや、サーバプロセ
ス16が出すパケットを通常時と同様に送受信する。障
害通知を主系サーバ1から受け取ると、LANドライバ
12を使ってLANインタフェース11がLANインタ
フェース2の物理アドレス宛てのパケットも受信するよ
うに設定を変更する。
【0042】通信管理部4から通信リンク20を通じて
送られてくるパケットは、LANインタフェース2の物
理アドレスから送信されたパケットとして、LANイン
タフェース11から送信する。具体的には、パケットの
送信者のアドレスにLANインタフェース2の物理アド
レスが入ったパケットをLAN21へ送出する。
【0043】LANインタフェース11が受信したLA
Nインタフェース2宛のパケットは、通信管理部13に
おいて、パケットの宛先を見ることで、主系サーバ1宛
てか、待機系サーバ10宛てかを判断することができ
る。待機系サーバ10宛のものは、通常時の処理と同
様、そのままトランスポート14へ渡す。主系サーバ1
宛てのものは、通信リンク20を通じて、通信管理部4
へ送信する。
【0044】主系サーバ1の故障がなくなり、主系サー
バ1が通信を再開できるようになった場合を説明する。
通信管理部4が故障がなくなったことを検知したとす
る。通信リンク20を用いて、通信管理部13へ通知
し、両通信管理部とも状態を両サーバ正常の状態とす
る。
【0045】以後のデータ送受信は、図2のようにそれ
ぞれのサーバが、自身のLANインタフェースを用いて
行う状態となる。LANインタフェースが複数ある場合
でも、対応することが可能である。但し、主系サーバ1
が接続しているLANには、待機系サーバ10も必ず接
続している必要がある。
【0046】通信管理部4が、待機系サーバ10の通信
管理部13へ故障通知を出す際に、どのLANに接続し
ているLANインタフェースが故障したかを示す情報を
合わせて送れば、これまで説明した方法で、待機系サー
バ10が主系サーバ1の送受信を肩代わりできる。この
場合は、どのLANと通信が不可能かという情報を保持
し動作を決定すればよい。
【0047】LANインタフェースの種類によっては、
LAN21から受信する物理アドレスを1つしか設定で
きないものがある。上記説明では、主系サーバ1の分
と、待機系サーバ10の分の合わせて2つの物理アドレ
スが受け取れることが前提となっている。この場合に
は、待機系サーバ10のLANドライバ12は、LAN
インタフェースを、LAN21に送信されるすべてのパ
ケットを受信するモードに変更する。
【0048】LANドライバ12は、受信したパケット
をすべて通信管理部13へ中継する。通信管理部13
は、受信したパケットから待機系サーバ10宛てのパケ
ットと主系サーバ1宛てのパケットのみを選び出す処理
を行うことで、この問題を解決することができる。
【0049】上記したように本実施形態によれば、主系
サーバ1に障害が発生し、通信処理ができなくなった場
合に、待機系サーバ10のLANインタフェース11を
通じて通信処理を継続することができる。
【0050】また、トランスポートが使用する論理アド
レスではなく、LAN21の物理アドレスを肩代わりす
る形を取るので、LAN21上の他の計算機に通知し
て、論理アドレスと物理アドレスの組み合わせを変更し
なくてよい。
【0051】さらに、クライアント22によっては、そ
の内部に論理アドレスと物理アドレスの組み合わせを静
的に保持し、待機系サーバ10からの通知で変更できな
い場合がある。この実施形態では、クライアントのこの
組み合わせを変更せずに、待機系サーバ10が主系サー
バ1の代わりに受信を行っているので、このようなクラ
イアントがLAN21上にあっても対応することが可能
である。 (第二の実施形態)上記した第一の実施形態において、
LANインタフェースの種類によっては、物理アドレス
を1つしか受信できない仕様のものがある。このような
LANインタフェースを持つ待機系サーバが、第一の実
施形態のように主系サーバの物理アドレス宛てのパケッ
トも受信しようとする場合、すでに述べたように、すべ
てのパケットを受信し、その中から、待機系サーバのL
ANインタフェースの物理アドレス宛と、主系サーバの
LANインタフェースの物理アドレス宛てのパケットを
選別する処理を通信管理部が行う必要がある。
【0052】この場合、LANインタフェースはLAN
上のすべてのパケットを受信するために、処理が非常に
多くなること、また、待機系サーバの通信管理部も処理
が非常に多くなる等の問題がある。
【0053】そこで、図6に示すように、一般に使用さ
れているLANスイッチ30を使用するシステム構成を
第二の実施形態として説明する。尚、図6に於いて上記
第一の実施形態と同様な構成要件については図1と同様
な符号を付してその説明を省略する。
【0054】LANスイッチ30は、ここでは、イーサ
ネットで使用するイーサスイッチとする。イーサスイッ
チは、計算機のLANインタフェースが接続する複数の
ポートを持つ。ポートの先には、一台の計算機だけでは
なくハブで接続した複数の計算機であってもよい。
【0055】イーサスイッチは、ポートから出されるパ
ケットをスキャンし、各ポートに接続されている計算機
のLANインタフェースの物理アドレスを、ポートごと
に記憶する。
【0056】各ポートに接続されていると記憶した物理
アドレス宛のパケットをイーサスイッチが受け取ると、
そのポートにのみパケットを送信し、他のパケットには
送信しない。
【0057】通常のハブなどでは、すべてのポートに必
ずパケットを送信するが、上記のように接続されている
ポートにのみパケットを送信することで、余計なトラフ
ィックを抑えることができる。
【0058】通常時、故障時とも、第一の実施形態と同
じ動作を行う。但し、通信管理部13が、主系サーバ1
の通信を肩代わりする動作を開始するときに、LAN2
1に対し、主系サーバ1のLANインタフェース2の物
理アドレスを送信元アドレスとするパケットを、ブロー
ドキャスト、或いはLANインタフェース11宛に送信
する。
【0059】これにより、LANスイッチ30は、LA
Nインタフェース2の物理アドレス宛のパケットをLA
Nインタフェース11が接続しているポートに送信する
ように学習する。
【0060】上述したように本実施形態によれば,第一
の実施形態の効果に加えて、以下の効果がある。すなわ
ち、イーサスイッチが行うパケットのフィルタリングに
より、待機系サーバのLANインタフェースに到着する
パケットが少なくなり、障害時の待機系サーバの処理が
第一の実施形態の場合より少なくなる。 (第三の実施形態)前記従来技術で述べたように、論理
アドレスを肩代わりする場合に、LAN上のクライアン
ト22に影響を与えることなく、論理アドレスを肩代わ
りすることができる。
【0061】この実施形態を図7乃至図10を用いて説
明する。この実施形態は、上記した第一の実施形態の構
成に加えて、パケットフィルタ40を加えたシステム構
成である。尚、図中、上記第一の実施形態と同様の構成
要素については図1と同様の符号を付してその説明を省
略する。
【0062】まず、図8を参照してパケットフィルタ4
0について説明する。図8に示すように、パケットフィ
ルタ40は、計算機のLANインタフェースが接続する
ポート41を複数個備え、変換するパケットのアドレス
を貯えるアドレス変換表42と、各ポートから到着する
パケットを監視し、アドレスの書き換えをアドレス変換
表42に基づいて行うフィルタ43とを内部にもつ。
【0063】パケットフィルタ40は、通常のLAN2
1のハブと同様に、ポートから到着したパケットを他の
ポート全部へ伝達する。その際に、アドレス変換表42
の元アドレス51に登録されているアドレスを送信先に
持つパケットが到着すると、その送信先を新アドレス5
2に記録されているものと置き換えて、すべてのポート
へ伝達する。また、パケットの送信元アドレスに関して
も同様に変換を行う。
【0064】パケットフィルタ40に上記のようなアド
レスの置き換えを指示するために、パケットフィルタ4
0は、自身を特定する物理アドレスを持つ。LAN21
に接続している計算機が、パケットフィルタ40を制御
するためには、パケットフィルタ40の物理アドレス宛
に、元アドレスと、新アドレスをパケットに格納して送
信する。
【0065】パケットフィルタ40は、そのパケットを
受信して、アドレス変換表42に登録する。また、元ア
ドレス(アドレスの値をAとする)と新アドレスが同じ
アドレスとなっているデータを含むパケットを受け取る
と、アドレス変換表42の元アドレスがAのエントリを
検索し、エントリがあれば、それを削除する。
【0066】尚、パケットフィルタ40は、上記第二の
実施形態で述べたLANスイッチの機能を合わせ持つ構
成であってもよい。通信管理部4,13は、通常時は、
第一の実施形態と同様に動作する。
【0067】次に、故障時を説明する。第一の実施形態
と同様、主系サーバ1が故障したとする。故障通知、通
信管理部4、13の状態変化、主系サーバ1の通信管理
部4の動作は、第一の実施形態と同様である。
【0068】異なるのは、待機系サーバ10の通信管理
部13が行う、通信の肩代わりの動作と位置である。こ
れを図10を用いて説明する。通信管理部4,13は、
トランスポートとサーバプロセスの間に位置する。
【0069】通信管理部13は、通信管理部4から故障
通知を受け取ると、トランスポート14に、主系サーバ
1のトランスポート5の論理アドレス(TCP/IPで
はIPアドレス)宛てのパケットも受信できるように指
示する。
【0070】一般に使用されるTCP/IPなどのトラ
ンスポート14は、複数の論理アドレスを扱うことがで
きるようになっているものが殆どであるので、これには
特別な仕組みは必要ない。
【0071】通常のトランスポートでは、効率をあげる
ために、LAN上の他のクライアントが、LAN上のマ
シンの論理アドレスと物理アドレスの組を内部にキャッ
シュしている。
【0072】新しい論理アドレスの使用を待機系サーバ
10が開始する場合、特に本実施形態では、すでに主系
サーバ1の物理アドレスと組になっていた論理アドレス
を引き継ぐために、このキャッシュの破棄が必須とな
る。これらのキャッシュを破棄するために、ブロードキ
ャストを行ったり、パケットをLAN上に送信するなど
の動作が通常は行われる。
【0073】LAN上のクライアントが保持しているで
あろう論理アドレスと物理アドレスの組のキャッシュを
更新させるための動作を行わなくてよい。その理由を次
に説明する。
【0074】通信管理部13は、次に、パケットフィル
タ40に対して、主系サーバ1のLANインタフェース
2の物理アドレスを元アドレス、待機系サーバ10のL
ANインタフェース11の物理アドレスを新アドレスと
する組のデータを含むパケットを送信する。
【0075】パケットフィルタ40はこのパケットを受
信し、上記物理アドレスの組をアドレス変換表42に記
録する。このようにすることで、LANインタフェース
2宛てのパケットは、LANインタフェース11に、パ
ケットフィルタ40が届くことを保証することになる。
従って、LAN上のクライアントは主系サーバ1のLA
Nインタフェース2宛にパケットを送信し続けるが、実
際に受信するのは待機系サーバ10となる。
【0076】LANインタフェース11で受信したパケ
ットは、LANドライバ12、トランスポート14を通
って、通信管理部13に届く。通信管理部13は、パケ
ットの宛先の論理アドレスを見て、主系サーバ宛か、待
機系サーバ宛かを判断することができ、パケットをそれ
ぞれに振り分ける。
【0077】次に、主系サーバ1の故障が直った場合に
ついて説明する。この際は上記第一の実施形態と同様に
故障が直ったことを検知すると、通信管理部4は、通信
管理部13に通知する。
【0078】通信管理部13は、トランスポート14に
対し、これまで肩代わりしていた主系サーバ1の論理ア
ドレスを扱うことを中止するように、トランスポート1
4に通知する。
【0079】さらに、パケットフィルタ40に対し、元
アドレス、新アドレスともに主系サーバ1のLANイン
タフェース2の物理アドレスであるパケットをパケット
フィルタ40に送信して、パケットのアドレスの変換を
停止することを指示する。
【0080】これで、パケットフィルタ40によるパケ
ットの振り替えが中止され、主系サーバ1でパケットが
受信できるようになり、待機系サーバ10では、自身宛
てのパケットのみが受信できる状態に戻ることができ
る。
【0081】上述した実施形態によれば、クライアント
が保持している論理アドレス、物理アドレスのキャッシ
ュに影響を与えることなく、待機系サーバが主系サーバ
のパケットを受信することができるようになる。
【0082】また、第一及び第二の実施形態で述べたよ
うに受信する物理アドレスが1つしか指定できないLA
Nインタフェースを用いる場合に、すべてのパケットを
受信するモードを使用する必要がない。 (第四の実施形態)上述したすべての実施形態におい
て、主系サーバ1と待機系サーバ10は、故障時に専用
の通信リンク20を用いて、待機系サーバ10による通
信の代替のためのデータのやり取りを行っていた。
【0083】この実施形態では主系サーバ1、並びに待
機系サーバ10が、複数のLANにつながっており、複
数のLANインタフェースに故障が発生し、通信ができ
なくなる状況になっても、少なくとも一つは通信できる
LANがあれば、専用の通信リンクの代わりにLANを
用いて、上記の故障通知、データのやり取りを行うこと
ができる。この実施形態によれば、主系サーバと待機系
サーバの間に専用の通信リンクが必要ない。
【0084】なお。この発明の手法は、ソフトウェアと
しての実現が可能であるため、コンピュータによって実
行させることのできるプログラムとして、フロッピィデ
ィスク、光ディスクおよび半導体メモリなどのコンピュ
ータ読取り可能な記録媒体に格納して頒布することが可
能である。そして、この記録媒体の内容を読取ったコン
ピュータは、その読取ったプログラムを実行制御するこ
とによって、前述した処理の実行を実現する。
【0085】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、ト
ランスポート(TCP/IPなど)の論理アドレス(I
Pアドレス)と、LANの物理アドレスの組み合わせを
変更するために、LAN上の他の計算機に通知を出す必
要がない。また、複数のトランスポートを使用していた
場合は、それぞれのトランスポートごとに処理が必要で
あるが、本発明ではLANの物理アドレスのレベルでパ
ケットの送受信を代替するため、その必要がない。
【0086】また、本発明によれば、LANスイッチを
用いることで、待機系のLANインタフェースに到着す
るパケットが少なくなり、待機系サーバとそのLANイ
ンタフェースに対する負荷をより小さくすることができ
る。
【0087】また、本発明によれば、パケットの物理ア
ドレスを変換することができ、且つそれを動的に行うこ
とができる。さらに、本発明によれば、トランスポート
が管理する論理アドレスを肩代わりするがLAN上の他
のクライアントに対し論理アドレスと物理アドレスの組
み合わせを変更させずに済むという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態に係るシステムの構成を
示すブロック図。
【図2】上記実施形態に於ける通常時の通信処理を示す
概念図。
【図3】上記実施形態に於ける故障発生時の通信処理を
示す概念図。
【図4】上記実施形態に於ける状態遷移図。
【図5】上記実施形態に於ける通信管理部の処理手順を
示すフローチャート。
【図6】本発明の第二実施形態に係るLANスイッチを
使用したシステムの構成を示すブロック図。
【図7】本発明の第三実施形態に係るパケットフィルタ
を用いた構成例を示すブロック図。
【図8】上記実施形態に於けるパケットフィルタの構成
を示す図。
【図9】上記実施形態に於けるアドレス変換テーブルの
構成を示す図。
【図10】上記実施形態に於ける故障時の通信処理を示
す概念図。
【図11】従来のシステムによる通信処理を示す概念
図。
【符号の説明】
1…主系サーバ、 2…LANインタフェース、 3…LANドライバ、 4…通信管理部、 5…トランスポート、 6…クラスタ制御部、 7…サーバプロセス、 10…待機系サーバ、 11…LANインタフェース、 12…LANドライバ、 13…通信管理部、 14…トランスポート、 16…サーバプロセス、 20…通信リンク、 21…LAN、 22…クライアント、 30…LANスイッチ、 40…パケットフィルタ、 41…ポート、 42…アドレス変換表、 43…フィルタ。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クライアントサーバシステムにおいて、
    主系サーバに故障が発生し、待機系サーバの通信装置が
    前記主系サーバの通信処理を代替して行う際に、LAN
    で使用する物理アドレスを用いて前記主系サーバ宛のパ
    ケットを送受信し、前記主系サーバの通信故障発生時
    に、クライアントに通知されることなく前記主系サーバ
    の通信処理を前記待機系サーバが代替するようにしたこ
    とを特徴とするクライアントサーバシステムの制御方
    法。
  2. 【請求項2】 主系サーバ及び待機系サーバを有してな
    るクライアントサーバシステムにおいて、 前記主系サーバと前記待機系サーバとの間を接続する専
    用の通信リンクと、 前記各サーバのLANインタフェースを制御するLAN
    ドライバと、 前記各サーバに固有に割り付けられる論理アドレスを用
    いて前記サーバ間の通信を行うトランスポートと、 前記主系サーバの故障発生時に前記主系サーバのLAN
    インタフェースを用いずに、前記待機系サーバのLAN
    インタフェースを用いるように通信リンクを介して前記
    待機系サーバの通信管理部に通信を行う主系サーバの通
    信管理部と、 前記主系サーバの通信を前記待機系サーバのLANイン
    タフェースを用いて行う待機系サーバの通信管理部とを
    備え、 前記主系サーバに故障が発生し前記LANを通じての通
    信が不可能ではあるが処理の続行は可能である場合に、
    前記主系サーバと他のクライアントとの通信を、前記待
    機系サーバのLANインタフェースを用いて行うこと
    で、前記主系サーバの処理を継続することを特徴とする
    クライアントサーバシステム。
  3. 【請求項3】 計算機のLANインタフェースが接続す
    る複数個のポートを有し、前記ポート先の前記LANイ
    ンタフェースの物理アドレスを記憶し、記憶している物
    理アドレス宛のパケットをイーサスイッチのすべてのポ
    ートにではなく、その物理アドレスが接続しているポー
    トにのみ送ることで、前記LAN内のパケットを減少さ
    せより大きい通信帯域を提供するLANスイッチと、主
    系サーバ、待機系サーバのLANインタフェースが、前
    記LANスイッチを通じてLANに接続するようにした
    ことを特徴とする請求項2記載のクライアントサーバシ
    ステム。
  4. 【請求項4】 計算機のLANインタフェースが接続す
    るポートを複数有し、パケットのアドレス変換を行うた
    めに、変換するべき物理アドレスとそのアドレスと置き
    換えるアドレスを保持するアドレス変換テーブル部と、
    このアドレス変換テーブル部を参照して、各ポートから
    送られてくるパケットのアドレスを変換してすべてのポ
    ートに伝達するフィルタ部とを備え、前記ポートから受
    け取ったすべてのパケットに対し、パケットのアドレス
    を変換し、変換したパケットをすべてのポートに伝達し
    且つ前記計算機からLAN経由で自身宛のパケットを受
    け取ることで前記アドレス変換テーブル部を動的に変更
    可能としたことを特徴とするパケットフィルタ装置。
  5. 【請求項5】 主系サーバと待機系サーバのLANイン
    タフェースが請求項4のパケットフィルタ装置を通じて
    LANに接続するシステムにおいて、前記主系サーバの
    故障の際に、待機系サーバが主系サーバ並びに待機系サ
    ーバの両方のトランスポートの論理アドレスの送受信を
    行い且つパケットフィルタ装置によって物理アドレスの
    変換を行うようにしたことを特徴とする請求項2記載の
    クライアントサーバシステム。
  6. 【請求項6】 任意のクライアントからLAN経由で送
    られてくる要求を処理し当該処理結果を返す主系サーバ
    と、この主系サーバが停止或いは該主系サーバの通信装
    置が故障した場合に、該主系サーバの代わりにクライア
    ントとのデータの送受信を行う待機系サーバから成り互
    いに前記LANを通じて接続されているクライアントサ
    ーバシステムにおいて、 前記主系サーバと前記待機系サーバを専用の通信リンク
    で接続し、前記各サーバにLANインタフェースを有し
    て、各サーバがそれぞれ固有に割り付けられる論理アド
    レスを用いてサーバ間通信を行い、前記主系サーバに故
    障が発生し前記LANを通じての通信が不可能ではある
    が処理の続行は可能である場合に、前記主系サーバと他
    のクライアントとの通信を、前記待機系サーバのLAN
    インタフェースを用いて行うことで、前記主系サーバの
    処理を継続することを特徴とする通信方式切り替え方
    法。
  7. 【請求項7】 計算機のLANインタフェースが接続す
    る複数個のポートを有し、前記ポート先の前記LANイ
    ンタフェースの物理アドレスを記憶して、記憶している
    物理アドレス宛のパケットをイーサスイッチのすべての
    ポートにではなく、その物理アドレスが接続しているポ
    ートにのみ送ることで、前記LAN内のパケットを減少
    させより大きい通信帯域を提供し、主系サーバ並びに待
    機系サーバのLANインタフェースがLANに接続する
    ようにしたことを特徴とする請求項6記載の通信方式切
    り替え方法。
  8. 【請求項8】 主系サーバと待機系サーバのLANイン
    タフェースが請求項4記載のパケットフィルタ装置を通
    じてLANに接続するシステムを備え、前記主系サーバ
    が故障した際に、待機系サーバが主系サーバ並びに待機
    系サーバの双方のトランスポートの論理アドレスの送受
    信を行い且つパケットフィルタ装置によって物理アドレ
    スの変換を行うようにしたことを特徴とする請求項6記
    載の通信方式切り替え方法。
  9. 【請求項9】 クライアントサーバシステムを動作制御
    するためのプログラムであって、 主系サーバに故障が発生し、待機系サーバの通信装置が
    前記主系サーバの通信処理を代替して行う際に、LAN
    で使用する物理アドレスを用いて前記主系サーバ宛のパ
    ケットを送受信することにより、前記主系サーバの通信
    故障発生時に、クライアントに通知されることなく前記
    主系サーバの通信処理を前記待機系サーバが代替するよ
    うに前記クライアントサーバシステムを動作させるプロ
    グラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
  10. 【請求項10】 任意のクライアントからLAN経由で
    送られてくる要求を処理し当該処理結果を返す主系サー
    バと、この主系サーバが停止或いは該主系サーバの通信
    装置が故障した場合に、該主系サーバの代わりにクライ
    アントとのデータの送受信を行う待機系サーバから成り
    互いに前記LANを通じて接続されているクライアント
    サーバシステムを動作制御するためのプログラムであっ
    て、 前記主系サーバと前記待機系サーバを専用の通信リンク
    で接続し、前記各サーバにLANインタフェースを有し
    て、各サーバがそれぞれ固有に割り付けられる論理アド
    レスを用いてサーバ間通信を行い、前記主系サーバに故
    障が発生し前記LANを通じての通信が不可能ではある
    が処理の続行は可能である場合に、前記主系サーバと他
    のクライアントとの通信を、前記待機系サーバのLAN
    インタフェースを用いて行うことにより、前記主系サー
    バの処理を継続するように前記クライアントサーバシス
    テムの通信方式切り替えを制御するプログラムを記録し
    たコンピュータ読取り可能な記録媒体。
  11. 【請求項11】 前記プログラムは、前記クライアント
    サーバシステムが前記主系サーバと待機系サーバとのL
    ANインタフェースが接続する複数個のポートを有する
    とき、前記ポート先の前記LANインタフェースの物理
    アドレスを記憶して、記憶している物理アドレス宛のパ
    ケットをイーサスイッチのすべてのポートにではなく、
    その物理アドレスが接続しているポートにのみ送ること
    で、前記LAN内のパケットを減少させより大きい通信
    帯域を提供し、主系サーバ並びに待機系サーバのLAN
    インタフェースがLANに接続するように前記クライア
    ントサーバシステムの通信方式切り替えを制御する請求
    項10記載のコンピュータ読取り可能な記録媒体。
  12. 【請求項12】 前記プログラムは、前記クライアント
    サーバシステムが前記主系サーバと待機系サーバとのL
    ANインタフェースが請求項4記載のパケットフィルタ
    装置を通じてLANに接続するとき、前記主系サーバが
    故障した際に、待機系サーバが主系サーバ並びに待機系
    サーバの双方のトランスポートの論理アドレスの送受信
    を行い且つパケットフィルタ装置によって物理アドレス
    の変換を行うように前記クライアントサーバシステムの
    通信方式切り替えを制御する請求項10記載のコンピュ
    ータ読取り可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000079397A1 (fr) * 1999-06-23 2000-12-28 Fujitsu Limited Module et procede de commande de protocoles de reseau, et support comprenant l'enregistrement du programme de commande des protocoles du reseau
US6199033B1 (en) 1997-08-15 2001-03-06 Nec Corporation LAN emulation server changing over method
JP2002041348A (ja) * 2000-05-26 2002-02-08 Emc Corp 可用性が高い通信を提供する通信パススルー共有システムリソース、ネットワークファイルサーバ及び方法
JP2007088736A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Hitachi Cable Ltd ネットワーク装置
JP2008077216A (ja) * 2006-09-19 2008-04-03 Toshiba Corp ネットワーク監視方法

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