JPH10221561A - デマルチプレクサを備えた波長分割多重化遠隔通信システムおよび方法 - Google Patents

デマルチプレクサを備えた波長分割多重化遠隔通信システムおよび方法

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JPH10221561A
JPH10221561A JP10005901A JP590198A JPH10221561A JP H10221561 A JPH10221561 A JP H10221561A JP 10005901 A JP10005901 A JP 10005901A JP 590198 A JP590198 A JP 590198A JP H10221561 A JPH10221561 A JP H10221561A
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wavelength
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filter
transmission
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JP10005901A
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Fausto Meli
ファウスト・メリ
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Pirelli and C SpA
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Pirelli Cavi e Sistemi SpA
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 波長分割多重化通信において受信時の信号認
識および分離を容易にする光遠隔通信システムおよび方
法を提供すること。 【解決手段】 光遠隔通信方法は、予め設定された距離
だけ分離された、互いに異なる予め設定された波長の少
なくとも2つの光送信信号を発生する段階と、前記光信
号を波長分割によって単一の送信ファイバに多重化し、
前記光送信信号から成る多波長光信号を形成する段階
と、前記光ファイバを通じて、前記多波長光信号を、少
なくとも2つの受信器を備えている受信局に送信する段
階と、前記多波長光信号から前記光送信信号の少なくと
も1つを選択する段階と、前記フィルタ処理された光信
号を各受信器に供給する段階とから成り、更に、前記光
送信信号の少なくとも1つを選択する前記段階の前に、
前記多波長光信号から、前記少なくとも1つの選択され
た光送信信号の波長とは異なる波長を有する少なくとも
1つの信号を除去する段階を含むことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明の主題は、波長分割多
重化、即ち、WDMを行い、受信時に種々の信号を認識
し分離する送信に特に適した、光遠隔通信システムおよ
び方法である。
【0002】
【従来の技術】波長分割多重化、即ち、WDMによる送
信においては、光波長領域の多重化を用いて、いくつか
の互いに独立した送信信号を、光ファイバから成る同一
ラインに送出する必要がある。送信される信号はデジタ
ルまたはアナログのいずれかとすることができ、各々が
他の信号とは別個の特定波長を有するので、互いに区別
することができる。
【0003】このようなWDM送信の実施により、予め
設定されている幅の特定の波長帯域を、波長が異なる各
信号に割り当てることが可能となる。尚、波長帯域のこ
とを以降チャネルと呼ぶことにする。
【0004】このような信号は、その後波長値によって
区別され、その信号の中心波長は、中心波長値を中心と
したあるスペクトル幅を有する。このスペクトル幅は、
特に、信号のレーザ源の特性、および情報を信号と関連
付けるために行われる変調によって異なる。変調がない
場合には、レーザによって放出される信号のスペクトル
幅の典型値は、約10Mhzであり、例えば2.5Gb
it/sで外部変調を行う場合は、約5GHzのスペク
トル幅を有する。
【0005】いわゆるシリカ・ファイバの第3送信ウイ
ンドウ(third transmission window)および光増幅器の
有効帯域(典型的に1535ないし1561nm)を利
用し、多数のチャネルにおいて信号を送信する目的のた
めには、これら信号間の波長分割は、ナノメートルの単
位とすると有利である。
【0006】したがって、このような送信信号の正確な
受信のためには、これらの信号間で分離を行い、分離し
た信号を各ユーザに送出することが必要である。
【0007】狭帯域光フィルタをこの目的に用いること
ができ、これによって選択されたチャネルの信号のみを
通過させれば、選択された信号に重畳するとノイズを発
生する恐れのある不要な信号が混入していないことを保
証することができる。しかしながら、このようなフィル
タを使用する場合、送信信号の高い波長安定性、および
これらフィルタの中心周波数の本質的な高い安定性(int
rinsic stability)の双方が必要となる。更に、チャネ
ル数が多い場合、フィルタのバスバンドは十分に狭くな
ければならない。
【0008】狭い通過帯域を有し、チャネル間の分離性
が高いフィルタは、特に、工業的な再現性という問題の
ために商業的に入手が困難となる。
【0009】欧州特許出願EP0 629 885号
は、各選択的チャネル・フィルタにおいて、直列配置し
た2つのブラッグ反射フィルタ(Bragg reflection filt
er)を用いることを提案する。通過帯域は、これらフィ
ルタの2カ所の反射ピークを適切に位置決めすることに
よって得られる。
【0010】米国特許特許第5,504,609号は、
多重化された信号から特定のチャネルを選択し、それを
受信器に配信するデマルチプレクサについて記載してい
る。チャネルの選択を行うために、多重化信号は、カプ
ラを通じて光フィルタに送られる。特定のチャネルの波
長は、光フィルタによって、カプラを通じて受信器に反
射される。光フィルタは、ブラッグ格子素子(Bragg-gra
ting element)を含み、これがチャネルの波長を反射
し、その他の全てを透過する。
【0011】欧州特許出願EP0 713 110号
は、ブラッグ格子垂直反射フィルタ(Bragg-grating nor
mally reflecting filter)および2つの傾斜ブラッグ・
フィルタ格子とを組み込んだファイバから成るフィルタ
の使用について記載している。このファイバは、光循環
器(circulator)のポートに接続されている。
【0012】日本特許要約(Patent abstr
act of Japan)、96巻、No.11、1
996年11月29日、JP 08 184730 A
は、波長多重光信号を構成する各々の光信号の波長に対
応する送信波長帯域を有し、他を反射している間は送信
波長帯域の光信号だけを送信する光フィルタと、相互に
隣接された光フィルタに対応して設けられ、該フィルタ
により反射された光信号からの1つの光フィルタの送信
波長帯域に属する光信号を取り除き、他の光フィルタに
他の光信号を反射する複数のミラーとを備える装置を開
示している。
【0013】多重分離のためには、各々の光フィルタを
通して元来送信されなければならない光信号の一分が光
フィルタで反射されるときは、光信号は干渉を防止する
ためにミラーにより吸収される。
【0014】O.E.Delangeの論説、題名“広
帯域光通信システム 周波数−分割多重化パートII”、
IEEE 1970年10月、58巻、NO.10、は
信号が到来する合成多重キャリアが後に四分の一プレー
トが続く最初の分析器に提供され、第1のチャネルのキ
ャリアとその側帯域を通過させるフィルタとを開示して
いる。理想的には、供給された周波数の全残余は反射し
て分析器にもどされる。この分析器は、それをその横か
ら通過させミラーにあたえ、該ミラーはそれを処理が繰
り返される第2の分析器に反射する。
【0015】日本特許要約、96巻、No.11、19
96年11月29日、JP 08172395 Aは、
反射波長により異なる複数のファイバ格子フィルタと光
循環器が縦つなぎされた波長分離装置を開示している。
【0016】米国特許第5,457,760号は、多重
分離器において、入力導波管とN出力導波管の間に配置
された分波導波管を開示している。
【0017】この分波導波管はブラツグ格子の様な光フ
ィルタ素子を有する。ブラツグ回折格子のような光フィ
ルタ素子アレイを含む光フィルタを有する各々の出力光
導波管は出力導波管の隣接部分に形成された。
【0018】出願人は、上記の全先行技術において多重
分離システムはチヤンネル(channel)分離に使
用される最終フィルタの選択度要件を減少していないこ
とを観察した。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】本発明によれば、波長
分割多重化送信システムにおいて、種々の信号をフィル
タ処理することによって分離の重要性を緩和し、問題の
解決を図る。
【0020】特に、隣接チャネルからの信号を除去する
ことにより、その後に行われるフィルタ処理によって受
信時に望まれるチャネルに関係する信号を選択する重要
性が緩和されることがわかる。更に、本発明によれば、
チャネル間の分離要件は、2つのフィルタによる分担が
可能であることがわかる。また、構造が簡単で、そのた
めに一層容易に入手可能なフィルタの使用が可能である
ことがわかる。更にまた、公知技術よりも許容度が広
い、放出中心波長を有する光源を使用可能であることが
わかる。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、その第1の態
様においては、光遠隔通信方法に関し、この光遠隔通信
方法は、予め設定された距離だけ分離された所定の周波
数を有する予め設定された波長の第1、第2および第3
の光送信信号を発生させる段階と、単一送信ファイバに
おいて、波長分割によって前記光信号を多重化し、前記
光送信信号から成る多波長光信号を形成する段階と、前
記光ファイバを通じて、前記多波長光信号を、少なくと
も1つの受信器を備えている受信局に送信する段階と、
前記多波長光信号から前記光送信信号の1つを選択する
段階と、前記フィルタ処理した光信号を前記各受信器に
供給する段階と、から成り、前記光送信信号の1つを選
択する前記段階が、前記多波長光信号から、前記光送信
信号の2つの波長の中間の波長を有する1つの光信号を
除去する段階と、前記信号の間の距離より広い所定の帯
域幅を有する第1の光フィルタを通して前記2つの光送
信信号を送信する段階と、前記多波長光信号の他の前記
光信号を反射する段階と、前記他の光信号を第2の光フ
ィルタを通して送信する段階と、を含むことを特徴とす
る。
【0022】特に、前記光遠隔通信方法では、前記光送
信信号の1つを選択する前記段階の前に、前記多波長光
信号を、少なくとも2つの出力ファイバに再分割する。
【0023】特に、前記選択する段階は、前記多波長光
信号の全ての光信号が選択まで繰り返される。
【0024】本発明は、その第2の態様において、光遠
隔通信システムに関し、この光遠隔通信システムは、少
なくとも2つの予め設定された波長の送信信号を発生す
る手段と、前記送信信号を単一の光ファイバ・ラインに
波長分割多重化する手段とを備えている送信局と、前記
送信信号を受信し、前記送信信号の選択的分離手段を備
えている受信局と、前記送信局および受信局を連結する
光ファイバ・ラインと、を備え、前記送信信号の選択的
分離手段は、動作的に関連付けられた、連続する少なく
とも1つのブラッグ格子フィルタ(Bragg gra
ting filter)と、少なくとも1つの干渉フ
ィルタ(interference filter)と
を備え、前記ブラッグ格子フィルタは、前記送信信号か
ら、少なくとも1つの送信信号を除去することを特徴と
する。
【0025】特に、前記ブラッグ格子フィルタは前記送
信信号から、前記干渉フィルタにより選択された送信信
号の波長と異なる波長を有する少なくとも1つの送信信
号を除去する。
【0026】特に、前記ブラッグ格子フィルタは反射波
長帯域を有し、前記干渉フィルタは透過波長帯域(tr
ansmitted wavelength ban
d)を有する。
【0027】特に、前記ブラッグ格子フィルタの反射帯
域は、前記予め設定された波長の少なくとも1つを含
み、前記干渉フィルタの透過帯域は、前記予め設定され
た波長の少なくとも1つの別の波長を含む。
【0028】特に、前記少なくとも1つのブラッグ格子
フィルタおよび前記少なくとも1つの干渉フィルタは直
列に接続されている。
【0029】特に、前記少なくとも1つのブラッグ格子
フィルタは循環器のポートに接続され、前記少なくとも
1つの干渉フィルタは前記循環器の他のポートに接続さ
れている。
【0030】好ましくは、前記干渉フィルタは、更に、
前記予め設定された波長の少なくとも1つの他の波長を
含む反射帯域を有する。
【0031】好適実施例では、前記ブラッグ・フィルタ
格子(Bragg filtergrating)は、
0.3nm以上の−0.5dB反射帯域を有する。
【0032】好適実施例では、前記ブラッグ・フィルタ
格子は、1.2nm以下の−20dB反射帯域を有す
る。
【0033】好適実施例では、前記干渉フィルタは、
0.5nm以上の−0.5dB通過帯域を有する。
【0034】好適実施例では、前記干渉フィルタは、
2.4nm以下の−25dB通過帯域を有する。
【0035】特に、前記少なくとも2つの予め設定され
た波長が、1.6nmまでの距離だけ離れている場合、
前記少なくとも1つのブラッグ格子フィルタおよび前記
少なくとも1つの干渉フィルタは、組み合わせた場合
に、前記少なくとも2つの波長間に、少なくとも35d
Bの分離が得られるように選択される。
【0036】特に、前記少なくとも2つの予め設定され
た波長が、0.8nmまでの距離だけ離れている場合、
前記少なくとも1つのブラッグ格子フィルタおよび前記
少なくとも1つの干渉フィルタは、組み合わせた場合
に、前記少なくとも2つの波長間に、少なくとも25d
Bの分離が得られるように選択される。
【0037】好ましくは、前記受信局は、更に、前記送
信信号を、少なくとも2本の出力ファイバへ入力として
分配可能な信号分割器を備えている。
【0038】本発明は、その最後の態様においては、波
長分割多重化送信信号の選択的分離の手段を備えた波長
選択光受信装置に関し、前記送信信号の選択的分離の前
記手段は、少なくとも1つのブラッグ格子フィルタと、
動作的に連続的に関連した少なくとも1つの干渉フィル
タとを備え、前記ブラッグ格子フィルタは、前記送信信
号から少なくとも1つの送信信号を除去するようにした
ことを特徴とする。
【0039】好ましくは、前記ブラッグ格子は、前記予
め設定された波長の少なくとも1つを含む反射帯域を有
し、前記干渉フィルタは、前記予め設定された波長の少
なくとも1つの他の波長を含む透過帯域を有する。
【0040】好ましくは、前記少なくとも1つのブラッ
グ格子フィルタおよび前記少なくとも1つの干渉フィル
タは、直列に接続されている。
【0041】好ましくは、前記ブラッグ格子フィルタは
少なくとも前記予め設定された波長の1つを含む反射帯
域と有し、前記干渉フィルタは少なくとも前記予め設定
された波長の1つを含む透過帯域を有する。
【0042】好ましくは、前記少なくとも1つのブラッ
グ格子ィルタは循環器のポートに接続され、前記少なく
とも1つの干渉フィルタは前記循環器の他のポートに接
続されている。
【0043】好ましくは、前記干渉フィルタは、前記予
め設定された波長の少なくとも1つの他の波長を含む反
射帯域を有する。
【0044】好ましくは、前記ブラッグ格子フィルタは
前記送信信号から前記干渉フィルタより選択された前記
送信信号の波長と異なる波長の少なくとも1つの送信信
号を除去する。
【0045】好ましくは、前記前記ブラッグ格子フィル
タは前記送信信号から前記干渉フィルタより選択された
前記送信信号の波長と等しい波長の少なくとも1つの送
信信号を除去する。
【0046】更なる詳細は、添付図面を参照した以下の
説明から明らかとなろう。
【0047】
【発明の実施の形態】図1に示すように、本発明によ
る、波長分割多重化機能を備えた多チャネル光遠隔通信
システムは、いくつかの光信号源を備えている。図1の
例では、16個であり、それらは101ないし106と
いう参照番号で示されている。これらは、当該システム
に設けられた増幅器の有効作用帯域内に含まれるλ1な
いしλ16までの連続的に増加する値で示される波長を
有する。例えば、増幅器がエルビウムをドープしたアク
ティブ・ファイバを有するタイプのものである場合、典
型的に1535ないし1561nmの範囲の有効作用帯
域では、波長は、λ1=1535.04nm、λ2=1
536.61nm、λ3=1539.77nm、λ4=
1541.35nm、λ5=1542.94nm等、λ
16=1560.61nmまでの値を取るものとし、各
波長間に約1.6nmの間隔を設けることができる。
【0048】特定の要件がある場合、または異なるチャ
ネル数や異なる有効作用帯域を有するシステムの場合、
選択する波長が異なるチャネルを有する可能性もある。
【0049】本発明の目的のために、特に指定していな
い限り、レーザ源の放出波長という用語は、中心放出波
長を中心とする、予め設定された幅の波長帯域を意味す
るものと理解されたい。
【0050】前記中心波長は、一般的に、構造的許容度
の範囲内で予め選択され、これに基づいて、市販のレー
ザを選択する。選択の際に、レーザの温度について詳細
かつ固定的なチェックを加えると有益である。
【0051】光信号は、所望の波長で直接発生すること
ができ、あるいは、例えば、外部システムから発する異
なる波長の信号に基づいて放出させ、光信号を受信可能
なアダプタ装置を用いて、それらを検出し、検出信号を
用いて各レーザ源の直接変調または外部変調によって、
所望の波長の信号を再放出することも可能である。
【0052】上述のタイプのアダプタ装置は、特に、米
国特許第5,267,073号に記載されており、TXT-
DMまたはTXT-EMという商品名で本出願人によって販売さ
れている。
【0053】前記光信号は、単一の出力光ファイバ3を
通じて、波長λ1ないしλ16の信号を同時に送出可能
な、信号結合器2(signal combiner)
即ちマルチプレクサに供給される。
【0054】一般的に、信号結合器2は受動光素子であ
り、これによって、各光ファイバ上を送信されてきた光
信号を単一のファイバに重畳する。この種の素子は、例
えば、平面光学素子(planar optics)、微小光学素子等
で作られる、拡散ファイバ・カプラ(FUSED-fiber coupl
er)によって構成される。
【0055】一例として、適切な結合器は、1885 Lundy
Ave, San Jose, CA (USA)のE-TEKDYNAMICS INC.によっ
て、SMTC2D00PH210という商品名で販売されているもの
である。
【0056】前記光信号は、ファイバ3を通じて電力増
幅器4に送出され、この電力増幅器4は、必要とされる
送信品質を維持しつつ光信号の電力を高め、更に別の増
幅手段に至る、後続の光ファイバのスパン(span)
をカバーするのに十分な値とする。
【0057】本発明の目的のために、そして上述の使用
のために、電力増幅器4は、例えば、入力電力が−1
3.5ないし−3.5dBm、出力電力が少なくとも1
3dBmの市販されているタイプの光ファイバ増幅器で
ある。
【0058】適切なモデルは、例えば、エルビウムをド
ープしたアクティブ光ファイバを利用したTPA/E−
MWであり、本出願人によって販売されている。
【0059】電力増幅器という用語は、例えば、本出願
人名義の欧州特許EP439,867号に詳細に記載さ
れているように、高電力の信号を増幅可能な増幅器を意
味するものと理解されたい。
【0060】したがって、増幅器4には、光ラインの第
1スパン5aが、連結されている。光ラインは、通常、
適切な光ケーブルに挿入された、長さが数十(または数
百)キロメートルの段階状インデックス・タイプ(stepp
ed-index type)の、単一モード光ファイバから成る。例
えば、以下で述べる増幅手段を用い、先に示した電力レ
ベルで、約100キロメートルである。
【0061】場合によっては、分散シフト・タイプ(dis
persion-shifted type)の光ファイバを用いることも可
能である。
【0062】前記光ラインの第1スパン5aの端部にあ
るのは、第1ライン増幅器6aであり、ファイバ内の移
動の間に減衰した信号を受信し、以前と同様の特性で、
連続する数カ所の光ライン・スパン5b、および対応す
るライン増幅器6b(図では、図示を簡略化するため
に、2つの光ファイバスパン5b、および単一の増幅器
6bのみを示す)にそれらを供給するのに十分なレベル
まで信号を増幅する。こうして、要求される送信距離全
てをカバーし、受信局7に到達するようにする。受信局
7において、信号は、各波長によって識別され、それぞ
れの送信信号として分配され、図では参照番号801な
いし816で示す、各受信器に送出される。
【0063】ライン増幅器6a,6bは、例えば、本願
と同一出願人の欧州特許出願EP677902号に詳細
に記載されているような、エルビウムをドープしたアク
ティブ・ファイバ・タイプの単一段または多段増幅器と
することができる。前述の特許出願の内容は、この言及
により本願にも含まれているものとする。
【0064】このような増幅器は、OLA/E-MWという商品
名で本出願人によって販売されており、少なくとも13
dBmの全出力光電力および約5dBの雑音指数を有す
る。
【0065】受信局7は、信号を受信しそれらを増幅し
つつ、光ラインの最終スパンにおける損失、および後続
のデマルチプレクス機器における損失を補償し、受信装
置の選択性に適した電力レベルに増幅する前置増幅器9
を有する。例えば、2.5Gbit/sでの送信の場
合、受信器に到達すべき電力は、−26ないし−11d
Bmの間でなければならず、一方混入する雑音を最小に
抑え、信号の等化性(equalization)を維持しなければな
らない。
【0066】前置増幅器9は、例えば、−20ないし−
9dBmの全入力電力および0ないし6dBmの出力電
力を有する、市販のタイプのエルビウムをドープしたア
クティブ光ファイバ光増幅器である。
【0067】適切なモデルは、例えば、本出願人によっ
て販売されているRPA/E-MWである。
【0068】信号は、前置増幅器9から、入力ファイバ
に供給された光信号を数本の出力ファイバに分配可能な
装置に送出される。このような装置は、デマルチプレク
サとも呼ばれ、ここで記載している例では、入力信号
を、参照番号11a,11bで示す2本の出力ファイバ
上に分割する、拡散ファイバ分割器10から成る。
【0069】例えば、2出力を有する分割器10では、
1885 Lundy Ave, San Jose, CA (USE)のE-TEK DYNAMICS
INC.によって、SWBC2150AS21という商品名で販売され
ているものを用いればよい。
【0070】前置増幅器9および分割器10の間には、
光アイソレータ14を介在させることが好ましい。光ア
イソレータ14は、好ましくは、送信信号の偏光には依
存しないタイプの光アイソレータであり、35dBを超
える分離(isolation)、および−50dB未満の反射率
を有することが好ましい。
【0071】適切なアイソレータは、例えば、64 Hardi
ng Avenue, Dover, New Jersey, USA のISOWAVE社から
販売されているモデルMDL I-15 PIPT-A S/N 1016であ
る。
【0072】このようなアイソレータは、前置増幅器9
がその出力に同様のアイソレータを用いていれば、不要
な場合もある。
【0073】ファイバ11a,11bは、各々、一連の
交互の、図では参照番号1201ないし1216で示さ
れている、ブロッキング・フィルタ(blocking filte
r)、および図では参照番号1301ないし1306で示
されている透過フィルタ(transmissive
filter)に連結されている。
【0074】ブロッキング・フィルタという用語は、こ
こでは、特に好ましくは反射によって、波長または選択
された波長帯域を除去しつつ、光信号の残りの部分を通
過させることができるフィルタを意味することを意図
し、透過フィルタという用語は、波長または選択された
波長帯域を通過させつつ、光信号の残りの部分を反射あ
るいはその他の方法で除去することが可能なフィルタを
意味することを意図している。
【0075】受信機801ないし816は、それぞれ、
フィルタ1301ないし1316によって、出力側フィ
ルタに連結されている。
【0076】ここで、出力11a上の光信号について検
討すると、光信号は第1ブロッキング・フィルタ120
8に到達し、次いで第1透過フィルタ1308に進み、
その出力が各受信器808に接続される。透過フィルタ
1308によって反射された光信号の部分は、第2ブロ
ッキング・フィルタ1207に送出され、次いで透過フ
ィルタ1307に進み、その出力は各受信器807に接
続される。この構造が、同様に繰り返され、最終的に透
過フィルタ1301の出力が各受信器801に接続され
ることになる。
【0077】次に、出力11b上の光信号について検討
すると、この信号は、ブロッキング・フィルタ1209
に到達し、次いで透過フィルタ1309に進み、その出
力が各受信器809に接続される。透過フィルタ130
9によって反射された光信号は別のブロッキング・フィ
ルタ1210に送出され、次いで透過フィルタ1310
に送出され、その出力は各受信器810に接続される。
この構造が同様に繰り返され、最終的に透過フィルタ1
316の出力が各受信器816に接続されることにな
る。
【0078】好適実施例によれば、参照番号1209な
いし1216で示す、ファイバ11bに接続されている
ブロッキング・フィルタは、偶数インデックスの波長を
反射またはその他の方法で除去し、参照番号1309な
いし1316で示すフィルタは、奇数インデックスの波
長を透過させ、参照番号809ないし816で示す受信
器に、λ1からしλ15までの奇数インデックスを有す
る波長を供給する。参照番号1201ないし1208で
示す、ファイバ11aに接続されているブロッキング・
フィルタは、奇数インデックスの波長を反射し、参照番
号1301ないし1308で示す透過フィルタは、偶数
インデックスの波長を透過し、参照番号801ないし8
08で示す受信器に、λ2からλ16までの偶数インデ
ックスを有する波長を供給する。
【0079】ブロッキング・フィルタ1201ないし1
206は、好ましくは、送信される信号数と数を等しく
し、各々が、前記信号の1つに対応する波長を除去する
とよい。即ち、これらはストップ・バンド(stop-band)
として用いられる。
【0080】透過フィルタ1301ないし1316も、
好ましくは、送信される信号数と数を等しくし、各々
が、前記信号の1つに対応する波長を透過し、その他の
信号を反射するとよい。
【0081】本発明においてブロッキング・フィルタ1
210ないし1216として使用するためには、好適実
施例では、狭い波長帯域の光線を反射し、この帯域外の
光線を透過する、ブラッグ格子分布反射光導波フィルタ
を採用することができる。
【0082】前記フィルタは、光導波路、例えば、光フ
ァイバ導波路の一部から成り、これに沿って、屈折率は
周期的な変化を呈し、部分的な信号反射がこの屈折率が
変化する位置で発生する。屈折率が変化する毎の位置に
おいて反射する信号部分が互いに同相である場合、構造
的干渉(constructive interference)が発生し、入射信
号は反射される。
【0083】最大反射に対応する構造的干渉の条件は、
関係2・l=λS/nによって表され、ここでlは屈折
率の変化によって形成される格子の間隔を示し、λS
入射光線の波長を示し、nは光導波路のコアの屈折率を
示す。前述の現象は、文献では、分布ブラッグ反射(dis
tributed Bragg reflection)と呼ばれている。
【0084】屈折率の周期的変化は、既知の技法によっ
て得ることができ、例えば、光ファイバの保護用ポリマ
被覆をはがし、例えば、シリコンで作った位相マスク(p
hasemask)による、適切な干渉システム(interferometri
c system)によってそれ自体と干渉するように形成され
た強UVビームによって形成される干渉縞に、光ファイ
バの一部を露出させる。
【0085】フィルタ、特に、フィルタのコアを、この
ように、光軸に沿って周期的に変化する強いUV放射光
線に露出させる。最大強度のUV放射光線が到達したコ
アの部分では、Ge−O接合の部分的破壊が発生するこ
とにより、屈折率に永久的な変化が生じる。
【0086】このような方法において格子の間隔を選択
し、構造的干渉に対する関係を満足させることによっ
て、既知の基準にしたがって、反射帯域の中心波長を意
のままに決定することが可能となる。
【0087】本発明に相応しいこのタイプのフィルタ
は、反射波長帯域が−0.5dBにおいて0.3nmよ
りも大きく、−20dBにおいて1.2nm未満であ
り、帯域の中心における反射率が99%までであり、生
産段階において決定可能な反射帯域の中心周波数が約±
0.1nm以内であり、温度による帯域の中心波長の変
化が0.02nm/℃を超過しないものでなければなら
ない。
【0088】図2に示すのは、本発明の範囲内において
用いて好適なブラッグ・フィルタ格子の反射スペクトル
のグラフであり、この場合、反射波長帯域は−0.5d
Bにおいて0.4nm、−20dBにおいて1.1nm
となっている。
【0089】このようなフィルタは、例えば、206 West
Newberry Road, Bloomfield, CT (US)の3Mによって
販売されている、BFGという名称の製品群とすること
ができる。
【0090】本発明において用いて好適な透過フィルタ
1301ないし1316は、好ましくは、多層バンドパ
ス干渉フィルタ(multilayer bandpass interference fi
lter)である。これらは、好ましくは、3本のアクセス
光ファイバ(入力または出力ポート)を有し、更に中心
部に、透過ではバンドパスとして作用し反射では帯域除
去として作用する、選択的反射成分を含有する。即ち、
この選択的反射成分は、予め設定されている帯域内の波
長を有する信号については、少ない減衰(例えば、1.
5dB未満の減衰で)で透過させ、この帯域外の波長を
有する信号については、反射させる(同程度の減衰強度
で)ものである。例えば、素子の通過帯域内の波長λp
を有するフィルタのファイバに入力される信号は、第1
出力フィルタに透過される。一方、この帯域外の波長λ
rを有するファイバに入力される信号は、第2出力ファ
イバに反射される。
【0091】以下、透過における最少減衰波長に隣接
し、フィルタによる透過の最少減衰を超える減衰が0.
5dB未満に対応する波長帯域のことを、フィルタの
0.5dBバンドパスと呼ぶことにする。
【0092】同様に、反射における最少減衰波長に隣接
し、フィルタによる反射の最少減衰を超える減衰が0.
5dB未満に対応する波長の帯域のことを、フィルタの
0.5dB反射帯域と呼ぶことにする。
【0093】フィルタ群の選択は、その各々について、
通信チャネルの1つの波長が各0.5dB通過帯域内に
あり、残りの通信チャネルの波長が各0.5dB反射帯
域内に含まれるように行う。
【0094】更に、フィルタによる透過において、最少
減衰を超える減衰が25dB未満に対応する波長帯域の
ことを、フィルタの−25dB通過帯域、更に簡潔に−
25dB帯域と呼ぶことにする。
【0095】尚、ここではアクセス・ファイバを3本と
して説明しているが、先に示した使用に適した干渉フィ
ルタは、4本のアクセス・ファイバを有し、4番目のも
のを未使用としてもよい。
【0096】先に引用したタイプで、本発明に適した干
渉フィルタは、0.5nm以上の−0.5dB通過帯域
幅、および2.4nm以下の−25dB帯域幅を有す
る。
【0097】図3に示すのは、本発明の範囲内において
用いて好適な干渉フィルタの透過スペクトルのグラフで
ある。この場合、0.5dB通過帯域は0.7nmであ
り、−25dB帯域幅は2.2nmである。
【0098】先に引用したタイプで、本発明に用いて好
適な干渉フィルタは、例えば、DWDMという製品群名称
で、既に述べたE-TEK DYNAMICS INC.によって販売され
ている。上述のフィルタを組み合わせて用いることによ
り、約35dBのチャネル間分離を得ることができ、こ
れは単一フィルタの使用では得ることはできない。実
際、上述のタイプの単一の干渉フィルタを用いた場合に
得られる分離は、25dBである。
【0099】更に、本出願人は、前述のフィルタから、
それらが用いられる送信システムに関して、指示された
機能を達成するような特性の異なるタイプのフィルタを
用いることが可能であることを観察した。
【0100】特に、例えば、更に別の干渉フィルタを、
ブラッグ・フィルタ格子の代わりに、ブロッキング・フ
ィルタとして用いてもよい。この場合、これらのフィル
タの通過帯域は、幅およびスペクトル位置双方に関し
て、後続の透過フィルタにおいて選択されるチャネルに
関する信号を透過させ、選択されるものに隣接するチャ
ネルに関する信号を阻止するように選択する。
【0101】図4は、本発明の第2実施例による、波長
分割多重化機能を有する、多チャネル光遠隔通信システ
ムの受信局7を示す図であり、具体的には、図示しない
32個の光信号源を設け、これらはλ1ないしλ32ま
での連続的に増加する値で示された波長を有し、このシ
ステム内に配置された増幅器の有効作用帯域内に収ま
る。
【0102】受信局7は、図1の例におけると同様、信
号を受信し、後続のデマルチプレクス機器によって与え
られる損失を補償することによって、受信装置の感度に
適した電力レベルにそれらを増幅することが可能な前置
増幅器9を含む。
【0103】信号は前置増幅器9から、入力ファイバに
供給された光信号を数本の出力ファイバに分配可能な装
置に送出される。このような装置は、デマルチプレクサ
とも呼ばれ、ここに記載する例では、拡散ファイバ分割
器10から成り、入力信号を数本の出力ファイバ上の信
号に再分割する。図示の例では4本に分割し、各信号を
ファイバ11a,11b,11c,11dにそれぞれ供
給する。
【0104】例えば、4出力を有する分割器10には、
SMTC2500AH21という商品名で、既に述べたE-TEK DYNAMI
CS INC. によって販売されているものを使用することが
でき、あるいは、上述のタイプの2出力を有する分割器
を3つ使用し、それらの2つを第3のものの出力に連結
することも可能である。
【0105】前記増幅器9および分割器10の間には、
光アイソレータ14を介在させることが好ましい。光ア
イソレータは、好ましくは、送信信号の偏光には依存し
ないタイプの光アイソレータであり、35dBを超える
分離、および−50dB未満の反射率を有することが好
ましい。
【0106】適切なアイソレータは、例えば、64 Hardi
ng Avenue, Dover, New Jersey, USA のISOWAVE社から
販売されているモデルMDL I-15 PIPT-A S/N 1016であ
る。
【0107】このようなアイソレータは、前置増幅器9
がその出力に同様のアイソレータを用いていれば、不要
な場合もある。
【0108】ファイバ11a,11dに関連する接続に
関して、特に、出力11a上の光信号はブロッキング・
フィルタ1208に到達し、次いで透過フィルタ130
8に進み、その出力は各受信機808接続される。透過
フィルタ1308によって反射された光信号は、別のブ
ロッキング・フィルタ1207に送出され、次いで透過
フィルタ1307に進み、その出力は各受信器807に
接続される。この構造が同様に繰り返され、最終的に透
過フィルタ1301の出力が各受信器801に接続され
ることになる。
【0109】出力11d上の光信号はブロッキング・フ
ィルタ1225に到達し、次いで透過フィルタ1325
に進み、その出力は各受信器825に接続される。透過
フィルタ1325によって反射された光信号は、別のブ
ロッキング・フィルタ1226に送出され、次いで透過
フィルタ1326に進み、その出力は各受信器826に
接続される。この構造が繰り返され、最終的に透過フィ
ルタ1332の出力が各受信器832に接続されること
になる。
【0110】一方、出力11b上の光信号は、カスケー
ド状のブロッキング・フィルタ1216,1234に供
給され、次いで透過フィルタ1316に到達し、その出
力は各受信器816に接続される。この点では、接続
は、先に既に述べたものと同様である。これらは同様に
繰り返され、最終的に透過フィルタ1309の出力が各
受信器809に接続されることになる。
【0111】したがって、出力11c上の光信号も、カ
スケード状のフィルタ1217,1233に供給され、
透過フィルタ1317に到達し、その出力は各受信器8
17に接続される。この点では、接続は、先に既に述べ
たものと同様である。これらは同様に繰り返され、最終
的に透過フィルタ1324の出力が各受信器824に接
続されることになる。
【0112】図2および図3に示したフィルタを用いる
と、約25dBのチャネル間分離が得られる。これは単
一のフィルタの使用では得ることはできない。実際に、
単一の干渉フィルタを用いた場合では、得られる分離は
15dB程度であろう。
【0113】図5は、本発明の第3実施例による、波長
分割多重化機能を有する、多チャネル光遠隔通信システ
ムの受信局7の図を示す。図示の例では、16個の光信
号源を有する。
【0114】受信局7は、図1の例におけると同様、信
号を受信し、後続のデマルチプレクス機器によって与え
られる損失を補償することによって、受信装置の感度に
適した電力レベルにそれらを増幅することが可能な前置
増幅器9を含む。
【0115】信号は前置増幅器9から、入力ファイバに
供給された光信号を数本の出力ファイバに分配可能な装
置に送出される。このような装置は、デマルチプレクサ
とも呼ばれ、ここに記載する例では、拡散ファイバ分割
器10から成り、入力信号を数本の出力ファイバ上の信
号に再分割する。図示の例では2本に分割し、各信号を
ファイバ11a,11bにそれぞれ供給する。
【0116】例えば、2出力を有する分割器10には、
SWBC2150AS21という商品名で、既に述べたE-TEK DYNAMI
CS INC. によって販売されているものを使用することが
できる。
【0117】前記増幅器9および分割器10の間には、
光アイソレータ14を介在させることが好ましい。光ア
イソレータ14は、好ましくは、送信信号の偏光には依
存しないタイプの光アイソレータであり、35dBを超
える分離、および−50dB未満の反射率を有すること
が好ましい。
【0118】適切なアイソレータは、例えば、64 Hardi
ng Avenue, Dover, New Jersey, USA のISOWAVE社から
販売されているモデルMDL I-15 PIPT-A S/N 1016であ
る。
【0119】このようなアイソレータは、前置増幅器9
がその出力に同様のアイソレータを用いていれば、不要
な場合もある。
【0120】ファイバ11aは、循環器1501の第1
ポートに連結されている。参照番号1201ないし12
08で示される一連のブロッキング・フィルタが、循環
器1501の第2ポートに連結されている。
【0121】循環器1501の第3ポートに接続されて
いるのは、参照番号1301ないし1308を有する一
連の透過フィルタであり、これらは、参照番号801な
いし808を有する各受信器に連結されている。具体的
には、透過フィルタ1308は、その出力が各受信器8
08に接続され、それ自体は循環器1501の第3ポー
トに接続されている。
【0122】透過フィルタ1308によって反射された
光信号は、透過フィルタ1307に送出され、その出力
は各受信器807に接続される。この構造は同様に繰り
返され、最終的に透過フィルタ1301の出力が各受信
器801に接続されることになる。
【0123】ファイバ11bに連結されているのは、フ
ァイバ11aに連結されている構造と対称的な構造であ
る。即ち、これは、循環器1500の第1ポートに連結
されている。参照番号1209ないし1216で示され
る一連のブロッキング・フィルタが、循環器1500の
第2ポートにリンクされている。
【0124】循環器1500の第3ポートに接続されて
いるのは、参照番号1309ないし1316を有する一
連の透過フィルタであり、これらは、参照番号809な
いし816を有する各受信器に連結されている。即ち、
透過フィルタ1309は、その出力が各受信器809に
接続され、それ自体は循環器1500の第3ポートに接
続されている。
【0125】透過フィルタ1309によって反射された
光信号は透過フィルタ1310に送出され、その出力は
各受信機810に接続されている。この構造は同様に繰
り返され、最終的に透過フィルタ1316の出力が各受
信器816に接続されることになる。
【0126】図2および図3に示したフィルタを用いる
と、約45dBのチャネル間分離が得られる。これは、
単一のフィルタの使用では得ることはできない。実際
に、単一の干渉フィルタを用いた場合では、得られる分
離は25dB程度であろう。
【0127】これまで述べたのは、主要な構造について
の説明であり、本発明によるシステムの動作を以下に続
ける。
【0128】即ち、図1に示す例によれば、光ファイバ
11bを離れた信号はブロッキング・フィルタ1209
に到達する。ブロッキング・フィルタ1209は、λ2
を中心とする帯域内の波長を有する信号を反射し、この
帯域外の信号、即ち、波長λ1およびλ3からλ16ま
での波長を含む信号を、透過フィルタ1309に透過さ
せる。透過フィルタ1309は、λ1を中心とする帯域
内の波長を有する信号を受信器809に透過させ、この
帯域外の波長を有する信号、即ち、λ3からλ16まで
の波長を含む信号を、ブロッキング・フィルタ1210
に反射する。この信号はブロッキング・フィルタ121
0に到達し、ブロッキング・フィルタ1210は、λ4
を中心とする帯域内の波長を有する信号を反射し、この
帯域外の信号を透過フィルタ1310に透過させる。透
過フィルタ1310は、λ3を中心とする帯域内の波長
を有する信号を受信器810に透過させ、この帯域外の
波長を有する信号、即ち、λ5からλ16までの波長を
含む信号をブロッキング・フィルタ1211に反射す
る。
【0129】尚、奇数インデックスを有する波長は、こ
のような処置によって受信されることを注記しておく。
偶数インデックスを有する波長の受信は、光ファイバ1
1aに接続されている同様の構造による受信が可能であ
る。
【0130】具体的には、光ファイバ11aを離れた信
号は、ブロッキング・フィルタ1208に到達する。ブ
ロッキング・フィルタ1208は、λ15を中有心とす
る帯域内の波長を有する信号を反射し、この帯域外の信
号、即ち、波長λ16およびλ14からλ1までの波長
を含む信号を、透過フィルタ1308に透過させる。透
過フィルタ1308は、λ16を中心とする帯域内の波
長を有する信号を受信器808に透過させ、この帯域外
の波長を有する信号、即ち、λ14からλ1までの波長
を含む信号を、ブロッキング・フィルタ1208に反射
する。この信号は、ブロッキング・フィルタ1208に
到達し、ブロッキング・フィルタ1208は、λ13を
中心とする帯域内の波長を有する信号を反射し、この帯
域外の信号を透過フィルタ1308に透過させる。透過
フィルタ1308は、λ14を中心とする帯域内の波長
を有する信号を受信器808に透過し、この帯域外の波
長を有する信号、即ち、λ12からλ1までの波長を含
む信号をブロッキング・フィルタ1206に反射させ
る。このようにして、λ2が受信器801に到達するま
で続ける。
【0131】ここで図4を参照すると、ファイバ11
a,11dに接続されたブランチに関して、図1と同様
の構造が見られる。即ち、図4に示す例によれば、ファ
イバ11aに接続されているブランチ(branch)
は、受信器801ないし808によって、λ15からλ
1までの波長を有する奇数チャネルをそれぞれ受信す
る。
【0132】ファイバ11dに接続されているブランチ
は、受信器825ないし832によって、λ32ないし
λ18までの波長を有する偶数チャネルを受信する。
【0133】ファイバ11b,11cに接続されている
ブランチは、各々、既に見てきた構造に加えて、ブロッ
キング・フィルタを有する。これらは送信帯域内側の最
も遠いチャネルのフィルタ処理専用であるので、追加の
隣接チャネルを除去する必要がある。即ち、ファイバ1
1bに接続されているブロッキング・フィルタ123
4,1216は、波長λ15およびλ17を有するチャ
ネルを反射し、λ2からλ16までの波長を有する偶数
チャネルは、それぞれ受信器809ないし816によっ
て受信される。ファイバ11cに接続されているブロッ
キング・フィルタ1233,1217は、波長λ16お
よびλ18を有するチャネルを反射し、λ17からλ3
1までの波長を有する奇数チャネルは、それぞれ受信器
817ないし824によって受信される。
【0134】図5を参照すると、ファイバ11aを通じ
て循環器1501の第1ポートに到達した信号は、一連
のブロッキング・フィルタ1210ないし1208に連
結されている第2ポートに転送される。これらのブロッ
キング・フィルタ1201ないし1208は、例えば、
偶数のインデックス、即ち、λ2、λ4、λ6、λ
8...λ16の波長を有する信号を反射するように決
定される。次いで、これらの信号は、循環器1501の
第3ポートを介して、後続の透過フィルタ1301ない
し1308に転送される。
【0135】これらの透過フィルタ1301ないし13
08は、偶数インデックス、即ち、λ2、λ4、λ6、
λ8...λ16の波長を有する信号を、各受信器80
1ないし808に透過させるように決定される。
【0136】一方、ファイバ11bを通じて循環器15
00の第1ポートに到達した信号は、一連のブロッキン
グ・フィルタ1209ないし1216に連結されている
第2ポートに転送される。これらのブロッキング・フィ
ルタ1209ないし1216は、例えば、奇数インデッ
クス、即ち、λ1、λ3、λ5、λ7...λ15の波
長を有する信号を反射するように決定される。次いで、
これらの信号は循環器1500の第3ポートを通じて、
後続の透過フィルタ1309ないし1316に転送され
る。これらの透過フィルタ1309ないし1316は、
奇数インデックス、即ち、λ1、λ3、λ5、λ
7...λ15の波長を有する信号を、各受信器809
ないし816に透過させるように決定される。
【0137】この場合、図1および図4に示した構造に
関して、ブロッキング・フィルタは波長を反射し、これ
らの波長は各透過フィルタによってフィルタ処理されな
ければならない。例えば、以下に示すものを、種々の光
素子の減衰の典型値として考える。
【0138】 −反射におけるブラッグ・フィルタ12xx ≒ 0dB −透過におけるブラッグ・フィルタ12xx ≒ 0.3dB −反射における干渉フィルタ13xx ≒ 0.7dB −透過における干渉フィルタ13xx ≒ 1.6dB −分割器10(2出力を有する) ≒ 3.5dB −循環器 ≒ 0.6dB 上記の値によって、種々の波長の間で減衰が得られ、図
1を参照すると、波長λ1およびλ16について、した
がって、各受信器809,808に入力される信号につ
いての最少値である約5.4dBと、波長λ2およびλ
15について、したがって、各受信機801,816に
入力される信号についての最大値である約12.4dB
との間で変化する。図4に示したような、分割器10
(4出力を有する)を備え、32チャネルを有する送信
システムの場合、約7.4dBの減衰を有し、波長λ1
およびλ32について、したがって、各受信器808,
825に入力される信号についての最小値である約9.
3dBと、波長λ2およびλ31について、したがっ
て、各受信器809,824に入力される信号について
の最大値である約16.6dBとの間で変化する、種々
の波長の間で減衰が得られる。
【0139】2出力を有する分割器10を図1および図
5において用い、4出力を有する分割器10を図4にお
いて用いた。本出願人は、このような分割器は、例に図
示したものとは異なる数の出力を有し得ることにも気が
付いた。フィルタの接続構造を同様に維持しつつ出力数
を変化させることによって、使用するフィルタ数、およ
び種々のチャネルに対する減衰値は変化する。例えば、
分割器10の同一出力ファイバに接続されている8つの
受信器の群の代わりに、4つの受信器の群を形成するこ
とが可能である。16チャネルの場合、各々4つの受信
器を有する4群から成る構造(図4に示したタイプ)で
は、最少減衰が約9.3dBとなり、最大減衰が約1
2.3dBとなる。
【0140】32チャネルの場合、各々4つの受信器を
有する8群、および減衰が約10.5dBの8出力を有
する分割器から成る構造では、最少減衰が約12.4d
Bとなり、最大減衰は約15.4dBとなる。これらの
場合、チャネル間の減衰のばらつきは、以前の場合より
も制限されていることにも気が付かれよう。
【0141】図5に示した送信システムの場合、ブロッ
キング・フィルタ1208および受信器808間の経路
に対する最少の約5.7dBと、ブロッキング・フィル
タ1201および受信器801間の経路に対する最大の
約14.8dBとの間で変化する種々の波長間の減衰を
有する。フィルタおよび受信器の構成に関して、ブロッ
キング・フィルタ1201および受信器808間の経路
に対する約9.9dBの減衰、およびブロッキング・フ
ィルタ1208および受信器801間の経路に対する1
0.6dBの減衰を有することも可能である。
【0142】各送信局の信号に選択される独立した波長
の数は、上述の16または32に限定される訳ではな
く、異なる値を取ってもよい。送信に使用可能な光チャ
ネル数に対応する数の波長を、遠隔通信システムの特性
の関数として選択することも可能である。また、波長の
選択は、対応する周波数を、使用可能なスペクトル増幅
帯域内に互いに等間隔に配することにより、この帯域の
効率的な使用を図ることも可能である。
【0143】しかしながら、周波数を全体的または部分
的に不等間隔に配し、例えば、信号を送信するために用
いられる光ファイバにおける四波相互作用(FWM、四
波混合)のような非線形現象の効果を減少させることも
可能である。更にまた、例えば、遠隔通信システム内で
用いられる増幅器または光ファイバの特定のスペクトル
特性のために、増幅器の有効な増幅帯域を、信号の送信
または増幅には適さないスペクトル帯域で分離された、
2つ以上の離散したスペクトル帯域で構成することも可
能である。この場合、通信チャネルの波形は、例えば、
対応する周波数が各個別の周波数帯域内において等間隔
に配されるように選択すればよい。エルビウムをドープ
したアクティブ・ファイバ増幅器を用いた好適な例で
は、波長は、約1535nmおよび約1561nmの間
の値を取り、等間隔となっている。16波長の場合、間
隔は約1.6nmであり、32波長の場合、間隔は約
0.8nmである。
【0144】本発明によるフィルタは、受信において望
まれる各波長の隣接波長をなくすように、一括して構成
し接続される。
【0145】具体的には、受信において望まれる波長
は、それに密接する波長をなくすことによって、他の波
長に対して更に広い間隔が取られる(倍の間隔)。例え
ば、波長λ5を受信したい場合、波長λ3およびλ6を
除去しなければならない。
【0146】これによって、使用する光学構成物に対す
る構造的許容度は、特にフィルタについて、軽減され
る。
【0147】即ち、最初に送信帯域の一方の端部から波
長を除去する場合、受信に望まれる各波長について、隣
接する1つの波長のみを除去すれば十分である。例え
ば、帯域の下端から開始し、波長λ1を受信したい場
合、波長λ2を除去する。続いて、波長λ4を除去し、
波長λ3を受信する。λ2は既に除去されている。この
ように処理を繰り返すことによって、奇数のインデック
スを有する波長が受信される。帯域の上端から開始して
同じ処理を実行すれば、偶数のインデックスを有する波
長が受信される。例えば、波長λ16を受信したい場
合、波長λ15を除去する等というようにする。
【0148】本発明の目的のために、偶数インデックス
および奇数インデックスの波長という用語は、受信フィ
ルタに供給される波長であって、その各々について、奇
数または偶数として定義された関連する波長に対して、
それぞれ偶数または奇数として示された、少なくとも1
つの隣接する即ち不要の波長を除去することが望ましい
波長を意味するものと理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多波長遠隔通信システムを示す図。
【図2】ブラッグ・フィルタ格子の反射スペクトルを示
すグラフ。
【図3】干渉フィルタの透スペクトルを示すグラフ。
【図4】本発明の第2実施例による、32波長を有する
受信局を示す図。
【図5】本発明の第3実施例による、16波長を有する
受信局を示す図。
【符号の説明】
2 信号結合器 3 出力光ファイバ 4 電力増幅器 5a,5b 光ライン・スパン 6a,6b ライン増幅器 7 受信局 9 前置増幅器 10 拡散ファイバ分割器 11a〜11d 出力ファイバ 14 光アイソレータ 101〜106 光信号源 801〜832 受信器 1201〜1234 ブロッキング・フィルタ 1301〜1332 透過フィルタ 1500,1501 循環器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 591011856 Pirelli Cavi e Sist emi S.p.A

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光遠隔通信方法であって、 相互に離れた所定の波長を有する予め設定された波長の
    少なくとも第1、第2及び第3の光送信信号を発生する
    段階と、 単一送信ファイバにおいて、波長分割によって前記光信
    号を多重化し、前記光送信信号から成る多波長光信号を
    形成する段階と、 前記光ファイバを通じて、前記多波長光信号を、少なく
    とも1つの受信器を備えている受信局に送信する段階
    と、 前記多波長光信号から前記光送信信号の1つを選択する
    段階と、 前記フィルタ処理した光信号を前記各受信器に供給する
    段階と、から成り、前記光送信信号の1つを選択する前
    記段階が、 前記光送信信号の2つの波長の中間波長を有する光信号
    を前記多波長光信号から除去する段階と、 前記信号間の間隔より広い所定の帯域幅を有する第1の
    光ファイバを介して前記2つの光送信信号を送信する段
    階と、 前記多波長光信号の他の光信号を反射する段階と、 前記第2の光フィルタを介して前記他の光信号を送信す
    る段階と、から成ることを特徴とする光遠隔通信方法。
  2. 【請求項2】前記光送信信号の1つを選択する前記段階
    の前に、前記多波長光信号を、少なくとも2つの出力フ
    ァイバに再分割することを特徴とする請求項1記載の光
    遠隔通信方法。
  3. 【請求項3】前記選択する段階は、前記多波長光信号の
    全光信号が選択されるまで繰り返されることを特徴とす
    る請求項1記載の光遠隔通信方法。
  4. 【請求項4】光遠隔通信システムであって、 少なくとも2つの予め設定された波長の送信信号を発生
    する手段と、前記送信信号を単一の光ファイバ・ライン
    に波長分割多重化する手段とを備えている送信局と、 前記送信信号を受信し、該送信信号の選択的分離手段を
    備えている受信局と、 前記送信局および受信局を連結する光ファイバ・ライン
    と、 を備え、前記送信信号の選択的分離手段は、動作的に関
    連付けられた、連続する少なくとも1つのブラッグ格子
    フィルタと、少なくとも1つの干渉フィルタとを備え、
    前記ブラッグ格子フィルタは、前記送信信号から、少な
    くとも1つの送信信号を除去することを特徴とする光遠
    隔通信システム。
  5. 【請求項5】前記ブラッグ格子フィルタは、前記干渉フ
    ィルタによって選択される送信信号の波長とは異なる波
    長を有する少なくとも1つの送信信号を、前記送信信号
    から除去することを特徴とする請求項4記載の光遠隔通
    信システム。
  6. 【請求項6】前記ブラッグ格子フィルタは反射波長帯域
    を有し、前記干渉フィルタは透過波長帯域を有すること
    を特徴とする請求項4記載の光遠隔通信システム。
  7. 【請求項7】前記ブラッグ格子フィルタの反射帯域は、
    前記予め設定された波長の少なくとも1つを含み、前記
    干渉フィルタの透過帯域は、前記予め設定された波長の
    少なくとも1つの他の波長を含むことを特徴とする請求
    項6記載の光遠隔通信システム。
  8. 【請求項8】前記少なくとも1つのブラッグ格子フィル
    タおよび前記少なくとも1つの干渉フィルタは、直列に
    接続されていることを特徴とする請求項4記載の光遠隔
    通信システム。
  9. 【請求項9】前記少なくとも1つのブラッグ格子フィル
    タは循環器のポートに接続され、前記少なくとも1つの
    干渉フィルタは前記循環器の他のポートに接続されてい
    ることを特徴とする請求項4記載の光遠隔通信システ
    ム。
  10. 【請求項10】前記干渉フィルタは、更に、前記予め設
    定された波長の少なくとも他の1つを含む反射帯域を有
    することを特徴とする請求項4記載の光遠隔通信システ
    ム。
  11. 【請求項11】前記ブラッグ・フィルタ格子は、0.3
    nm以上の−0.5dB反射帯域を有することを特徴と
    する請求項4記載の光遠隔通信システム。
  12. 【請求項12】前記ブラッグ・フィルタ格子は、1.2
    nm以下の−20dB反射帯域を有することを特徴とす
    る請求項4記載の光遠隔通信システム。
  13. 【請求項13】前記干渉フィルタは、0.5nm以上の
    −0.5dB通過帯域を有することを特徴とする請求項
    4記載の光遠隔通信システム。
  14. 【請求項14】前記干渉フィルタは、2.4nm以下の
    −25dB通過帯域を有することを特徴とする請求項4
    記載の光遠隔通信システム。
  15. 【請求項15】前記少なくとも2つの予め設定された波
    長が、1.6nmまでの距離だけ離れている場合、前記
    少なくとも1つのブラッグ格子フィルタおよび前記少な
    くとも1つの干渉フィルタは、組み合わせた場合、前記
    少なくとも2つの波長間に、少なくとも35dBの分離
    が得られるように選択されることを特徴とする請求項4
    記載の光遠隔通信システム。
  16. 【請求項16】前記少なくとも2つの予め設定された波
    長が、0.8nmまでの距離だけ離れている場合、前記
    少なくとも1つのブラッグ格子フィルタおよび前記少な
    くとも1つの干渉フィルタは、組み合わせた場合、前記
    少なくとも2つの波長間に、少なくとも25dBの分離
    が得られるように選択されることを特徴とする請求項4
    記載の光遠隔通信システム。
  17. 【請求項17】前記受信局は、更に、前記送信信号を、
    少なくとも2本の出力ファイバ上への入力として分配可
    能な信号分割器を備えていることを特徴とする請求項4
    記載の光遠隔通信システム。
  18. 【請求項18】波長分割多重化送信信号の選択的分離の
    手段を備えた波長選択光受信装置であって、前記送信信
    号の選択的分離の前記手段は、動作的に関連付けられ
    た、連続する少なくとも1つのブラッグ格子フィルタ
    と、少なくとも1つの干渉フィルタとを備え、前記ブラ
    ッグ格子フィルタは、前記送信信号から、少なくとも1
    つの送信信号を除去することを特徴とする波長選択光受
    信装置。
  19. 【請求項19】前記ブラッグ格子は、前記予め設定され
    た波長の少なくとも1つを含む反射帯域を有し、前記干
    渉フィルタは、前記予め設定された波長の少なくとも1
    つの他の波長を含む透過帯域を有することを特徴とする
    請求項18記載の波長選択光受信装置。
  20. 【請求項20】前記少なくとも1つのブラッグ格子フィ
    ルタおよび前記少なくとも1つの干渉フィルタは、直列
    に接続されていることを特徴とする請求項18記載の波
    長選択光受信装置。
  21. 【請求項21】前記ブラッグ格子フィルタは、前記予め
    設定された波長の少なくとも1つを含む反射帯域を有
    し、前記干渉フィルタは、前記予め設定された波長の前
    記少なくとも1つを含む透過帯域を有することを特徴と
    する請求項18記載の波長選択光受信装置。
  22. 【請求項22】前記少なくとも1つのブラッグ格子フィ
    ルタは循環器のポートに接続され、前記少なくとも1つ
    の干渉フィルタは前記循環器の他のポートに接続されて
    いることを特徴とする請求項18記載の波長選択光受信
    装置。
  23. 【請求項23】前記干渉フィルタは、前記予め設定され
    た波長の少なくとも1つの他の波長を含む反射帯域を有
    することを特徴とする請求項18記載の波長選択光受信
    装置。
  24. 【請求項24】前記ブラッグ格子フィルタは、前記干渉
    フィルタによって選択された前記透過信号の波長とは異
    なる波長を有する少なくとも1つの送信信号を、前記送
    信信号から除去することを特徴とする請求項18記載の
    波長選択光受信装置。
  25. 【請求項25】前記ブラッグ格子フィルタは、前記干渉
    フィルタによって選択された前記送信信号の波長に等し
    い波長を有する少なくとも1つの送信信号を、前記送信
    信号から除去することを特徴とする請求項18記載の波
    長選択光受信装置。
JP10005901A 1997-01-15 1998-01-14 デマルチプレクサを備えた波長分割多重化遠隔通信システムおよび方法 Pending JPH10221561A (ja)

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