JPH10221097A - 感度補正方法、ナビゲーション装置及び自動車 - Google Patents

感度補正方法、ナビゲーション装置及び自動車

Info

Publication number
JPH10221097A
JPH10221097A JP1920597A JP1920597A JPH10221097A JP H10221097 A JPH10221097 A JP H10221097A JP 1920597 A JP1920597 A JP 1920597A JP 1920597 A JP1920597 A JP 1920597A JP H10221097 A JPH10221097 A JP H10221097A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
azimuth
value
median
average value
positioning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP1920597A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Hasegawa
浩二 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP1920597A priority Critical patent/JPH10221097A/ja
Publication of JPH10221097A publication Critical patent/JPH10221097A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Instructional Devices (AREA)
  • Gyroscopes (AREA)
  • Navigation (AREA)
  • Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ナビゲーション装置などに使用される角速度
検出器の出力感度の補正が、少ない誤差で良好にできる
ようにする。 【解決手段】 方位検出手段で検出される方位の平均値
又は中央値と、方位検出手段を使用しない測位手段によ
り測位された位置の変化に基づいて判断された方位の平
均値又は中央値とを算出し、この算出されたそれぞれの
方位の平均値又は中央値がほぼ一致するように、方位検
出手段の出力感度を補正するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車など
の移動体に搭載して、いわゆる自律航法により現在位置
が測位できるナビゲーション装置及びこの種のナビゲー
ション装置に適用して好適な感度補正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車などに搭載させるナビゲー
ション装置が各種開発されている。このナビゲーション
装置は、例えば道路地図データが記憶されたCD RO
Mなどの大容量データ記憶手段と、現在位置の検出手段
と、検出した現在位置の近傍の道路地図を、データ記憶
手段から読出したデータに基づいて表示させるディスプ
レイ装置とで構成される。この場合、現在位置の検出手
段としては、GPS(Global Positioning System )と
称される測位用の人工衛星から送信される信号を使用し
た測位システム(以下単にGPSと称する)によるもの
や、車両の走行方向,走行速度などの情報に基づいて起
点から現在位置の変化を追跡して現在測位する自律航法
(自立航法)によるものなどがある。
【0003】そして、このような現在位置の検出手段で
検出された現在位置の近傍の道路地図のデータを、CD
ROMなどの大容量データ記憶手段から読出して、道
路地図を表示させる映像信号を作成し、この映像信号を
ディスプレイ装置に供給して、現在位置の近傍の道路地
図を表示させるものである。
【0004】この場合、1台のナビゲーション装置で、
GPSによる測位と、自律航法による測位の双方を行う
ようにすれば、例えば衛星からの電波を受信できるとき
には、GPSによる比較的精度の高い絶対位置の測位を
行い、トンネル内などの衛星からの電波を受信できない
地点を走行中には、GPSにより最後に測位された地点
を起点として自律航法により現在位置の測位を行うこと
ができる。このようにナビゲーション装置を構成するこ
とで、どのような地点を走行する場合でも、比較的精度
の高い測位が可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自律航法に
より現在位置の測位を行う場合には、ナビゲーション装
置の設置環境が、その測位精度に大きく影響する問題が
あった。即ち、自律航法による測位を行うためには、移
動体の走行速度と、移動体の走行方向である角速度の情
報が必要である。この場合、走行速度の情報について
は、例えば自動車のエンジン制御用コンピュータから出
力される車速に比例した車速パルス信号を使用してい
る。また、角速度の情報については、ナビゲーション装
置内に設置された圧電振動ジャイロなどの角速度検出器
が使用され、この角速度検出器によって自動車が進行方
向を変えたときの角速度を検出して、その角速度から進
行方向を判断するようにしていた。
【0006】ここで、圧電振動ジャイロなどの角速度検
出器は、角速度(方位変化)を検出する平面が、車両の
回転する平面と平行である必要があり、平行でなくなっ
たとき、出力感度が本来の感度からずれてしまう問題が
ある。一般的には装置を水平に設置したときの出力感度
で、正しく進行方向が判断できるように調整してあり、
装置の設置角度(即ち角速度検出器)が水平でなくなっ
た場合には、角速度検出器に加わる角速度と出力感度と
の関係が変化して、正しく進行方向を検出できなくなっ
てしまう。従って、角速度検出器が内蔵されたナビゲー
ション装置を設置する場合には、装置そのものを規定さ
れた角度(一般には水平)に設置する必要がある。
【0007】ところが、特に自動車用のナビゲーション
装置の場合には、車内の限られたスペースを有効に活用
するために、傾斜した状態で設置させることが多々あ
り、ある程度の傾斜があっても、正確に進行方向を検出
できるようにしたいと言う要請がある。
【0008】この課題を解決するために本出願人は先
に、角速度検出器が傾斜した場合の出力感度のずれを補
正することができる補正方法及びこの補正方法によるナ
ビゲーション装置を提案した(特願平8−231325
号など)。この補正方法は、ナビゲーション装置が備え
るGPSなどの他の測位手段による測位結果から自車の
進行方向を検出し、その検出した進行方向と角速度検出
器が検出した角速度に基づいて判別される進行方向との
ずれを検出し、そのずれに相当する分だけ、角速度検出
器の出力感度を調整するようにしたものである。
【0009】この方法を適用することで、装置が傾斜し
て設置された場合の検出感度のずれを補正することがで
きる。ところで、どのような測位手段で現在位置を測位
する場合でも、その測位情報には程度の大小はあっても
絶えず誤差が含まれ、例えばGPSだけを使用して測位
される絶対位置には、数十m程度の誤差がある。従っ
て、上述したように角速度検出器が検出した角速度を、
そのときのGPSで測位された結果に基づいて単純に補
正していたのでは、その出力感度の調整に誤差が含まれ
ることになり、自律航法による測位精度を高める上で、
障害になっている。
【0010】本発明はかかる点に鑑み、この種の角速度
検出器の出力感度の補正が、少ない誤差で良好にできる
ようにすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる問題点を解決する
ために本発明は、方位検出手段で検出される方位の平均
値又は中央値と、方位検出手段を使用しない測位手段に
より測位された位置の変化に基づいて判断された方位の
平均値又は中央値とを算出し、この算出されたそれぞれ
の方位の平均値又は中央値がほぼ一致するように、方位
検出手段の出力感度を補正するようにしたものである。
【0012】本発明によると、方位検出手段を使用しな
い測位手段により測位された結果の平均値又は中央値を
使用して、方位検出手段の出力感度の補正が行われるこ
とになり、方位検出手段を使用しない測位手段による測
位誤差の影響を最小限に抑えた、良好な出力感度補正が
できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を、添付
図面を参照して説明する。
【0014】本例においては、移動体(ここでは自動車
としてある)に搭載して使用するナビゲーション装置に
適用したもので、図1にその全体構成を示す。
【0015】以下、図1を参照して本例のナビゲーショ
ン装置の構成について説明すると、ナビゲーション装置
10には、GPS用アンテナ11が接続してあり、この
アンテナ11で受信した信号を、GPS信号処理部12
に供給する。GPS信号処理部12では、GPS(Glob
al Positioning System )と称される測位システム用の
受信処理を行う。即ち、複数の測位用人工衛星から送信
されるGPS用の測位信号を受信して、その信号に含ま
れるデータを解析して、現在位置(緯度,経度,高度)
のデータを得る。このGPS信号処理部12で得た現在
位置のデータは、システムコントローラ13に供給す
る。
【0016】システムコントローラ13は、測位された
現在位置の近傍の道路地図を表示させる制御を行うコン
トローラで、GPS信号処理部12から位置の測位デー
タが得られたとき、CD ROM制御部14に該当する
位置の近傍の道路地図を読出させる指令を送る。CD
ROM制御部14は、CD ROMドライバ15に装着
されたCD ROM(ここでは道路地図データが記録さ
れた地図ディスクとしてある)16からの地図データの
読出しを制御するもので、読出された地図データを、シ
ステムコントローラ13に接続されたメモリ17に記憶
させる。
【0017】地図ディスク16に記憶された道路地図の
データとしては、例えば各道路の始点と終点の座標位置
のデータと、その始点と終点を接続するベクトルデータ
とで構成される。また、道路地図を表示させる際に必要
な付属データについても、地図ディスク16に記憶させ
てある。
【0018】地図ディスク16から読出された地図デー
タがメモリ17に転送されると、システムコントローラ
13は、その地図データ中の所定範囲の道路地図を描画
させる処理を行う。そして、描画されて所定の画像デー
タとなった道路地図データを、映像処理部19に供給し
て、表示用の所定の方式の映像信号(例えばRGB信
号)として、その映像信号を、ナビゲーション装置10
に接続されたディスプレイ装置30に供給し、そのディ
スプレイ装置30に道路地図を表示させる。
【0019】なお、システムコントローラ13には、こ
のナビゲーション装置の操作入力部であるキー18が接
続してあり、このキー18の操作により設定されたモー
ドに基づいた道路地図を表示する。例えば、地図の表示
範囲,表示縮尺,表示方向などが、キー入力により設定
できる。
【0020】また、本例のナビゲーション装置10に
は、自律航法ユニット20が接続してあり、何らかの要
因で人工衛星からのGPS用測位信号を受信できない場
合でも、測位ができるようにしてある。即ち、自律航法
ユニット20は、自動車のエンジン制御用コンピュータ
などから出力される車両の速度に比例した車速パルスを
カウントする車速センサ21と、ジャイロセンサで構成
される角速度センサ22と、両センサ21,22の出力
に基づいて現在位置の測位を行う自律航法制御部23と
を備え、現在位置の測位を行うようにしてある。測位さ
れた結果については、ナビゲーション装置10のシステ
ムコントローラ13に供給する。
【0021】ここで本例においては、自律航法制御部2
3で自律航法により現在位置を測位するときに、GPS
信号処理部12で測位信号の受信処理により得た測位デ
ータを参照して、その測位状態の補正を行う。具体的に
は、GPSによる測位データに基づいて、角速度センサ
22の出力感度の補正処理を行って、角速度データが正
しいデータとなるようにしてある。その具体的処理につ
いては後述する。
【0022】ここで、本例のナビゲーション装置10を
自動車に設置させた状態の一例を、図2を参照して説明
すると、図2に示すように、自動車50のトランクなど
の所定のスペースにナビゲーション装置10や自律航法
ユニット20が固定され、運転席52の前方のハンドル
51の脇のダッシュボード上に、液晶画像表示装置など
で構成されるディスプレイ装置30が配置してある。キ
ー18は、ここではハンドル51の脇に取付けてある。
また、自律航法ユニット20の車速センサ21は、エン
ジンルーム内のエンジン制御用コンピュータ(図示せ
ず)に取付けてある。
【0023】次に、本例のナビゲーション装置内の自律
航法ユニット20にて、自律航法により測位を行う場合
の処理を説明する。本例においては、自律航法ユニット
20内の角速度センサ22の出力感度を、GPS信号処
理部12で測位信号の受信処理により得た測位データを
参照して補正するようにしてあり、その補正処理につい
て説明すると、本例のナビゲーション装置を搭載した自
動車が、或る交差点で曲折して進行方向を変えたとす
る。このとき、この進行方向を変える前の状態に基づい
て、自律航法ユニット20で自律航法により自車の方位
計算を行うと共に、そのときのGPS信号処理部12で
測位された自車の方位計算を行う。そして、進行方向を
変えた後の状態に基づいて、自律航法ユニット20で自
律航法により自車の方位計算を行うと共に、そのときの
GPS信号処理部12で測位された自車の方位計算を行
う。なお、以下の説明では、交差点などで進行方向を変
える前の状態で方位を算出する処理を方位計算1とし、
進行方向を変えた後の状態で方位を算出する処理を方位
計算2とする。
【0024】図3は、交差点で進路を変えた場合の走行
状態の例を示す図で、図中m1,m2,m3‥‥m8
は、所定時間毎の自車位置を示すもので、この例では位
置m1からm4までの間は、或る道路を直進し、位置m
4で交差点を右折して、位置m6からその右折した道路
を直進した状態を示している。ここで、曲折する前に直
進していた位置m1からm4までの情報から方位計算1
を行い、曲折した後に直進した位置m6からm8までの
情報から方位計算2を行う。
【0025】曲折前の方位計算1としては、自律航法ユ
ニット20内の角速度センサ22の出力に基づいた方位
情報θAiと、GPS信号処理部12で測位された位置
の変化に基づいた方位情報θBiを得る。また、曲折後
の方位計算2としては、自律航法ユニット20内の角速
度センサ22の出力に基づいた方位情報θAfと、GP
S信号処理部12で測位された位置の変化に基づいた方
位情報θBfを得る。なお、GPS信号処理部12で測
位された位置変化に基づいた方位情報θBi,θBf
は、システムコントローラ13で算出される。
【0026】そして、算出されたそれぞれの方位情報を
使用して、角速度センサ22の出力感度の補正を行う。
ここで本例においては、各方位情報の算出を行う際に、
方位の平均値又は中央値を求めて、その平均値又は中央
値どうしで比較して、その差に基づいて角速度センサ2
2の出力感度の補正を行う。
【0027】本例での出力感度の補正は、角速度センサ
22の設置状態が水平でない場合を想定して行うもの
で、まずその補正原理を説明すると、方位センサである
角速度センサの方位変化感度は、次の〔数1〕式で示さ
れるように、角速度センサの出力電圧をそのときの方位
変化で割った値で与えられる。
【0028】
【数1】
【0029】ここで、Sは方位変化感度(V/deg/
s)、ΔVは出力電圧(V)、Δθは方位変化(de/
s)である。この〔数1〕式から、方位変化Δθは、次
の〔数2〕式で示される。
【0030】
【数2】
【0031】ここで、角速度センサの方位を検出する平
面と車両の回転する平面とが傾斜を持つときは、出力電
圧が次の〔数3〕式で示されるように変化してしまう。
【0032】
【数3】ΔV′=ΔV0 ×cosφ
【0033】ここで、V′は傾斜時の出力電圧、V0
無傾斜時の出力電圧、φは方位検出面と回転面のなす角
度である。この〔数3〕式で示すように傾斜して出力電
圧が変化した場合の方位変化Δθ′は、〔数2〕式より
次の〔数4〕式で示される。
【0034】
【数4】
【0035】この式から、無傾斜時の方位変化Δθ0
cosφ分だけ差が出てしまうことが判る。そこで、こ
の傾斜による方位変化を次の〔数5〕式で示される補正
方位変化感度Sc′として示す。
【0036】
【数5】Sc′=S×cosφ
【0037】そして、この補正方位変化感度Sc′を使
用して、補正された傾斜時の方位変化θc′を、次の
〔数6〕式で示すことができる。
【0038】
【数6】
【0039】従って自律航法ユニット20の自律航法制
御部23では、この〔数6〕式を使用して補正された方
位変化感度Scもしくは傾斜角度φの情報があれば、補
正された方位変化Δθc′を求めることができるが、本
例においては、検出された方位の平均値又は中央値に基
づいて方位計算を行って、感度補正を行うようにしてあ
る。
【0040】以下、その処理を説明すると、図4のフロ
ーチャートは、方位の平均値に基づいて方位計算を行っ
て、感度補正を行う場合の処理を示すもので、まず曲折
前の情報による処理である方位計算1を行って角速度セ
ンサ22の出力に基づいた方位の平均値〈θAi〉と、
GPS信号処理部12で測位された位置の変化に基づい
た方位の平均値〈θBi〉を得る(ステップ101)。
次に、曲折後の情報による処理である方位計算2を行っ
て角速度センサ22の出力に基づいた方位の平均値〈θ
Af〉と、GPS信号処理部12で測位された位置の変
化に基づいた方位の平均値〈θBf〉を得る(ステップ
102)。なお、各平均値〈θAi〉,〈θBi〉,
〈θAf〉,〈θBf〉を算出する際には、それぞれの
平均の算出に使用した値の分散σ2 Ai,σ2 Bi,σ
2 Af,σ2 bfについても求める。
【0041】それぞれの平均値と分散を算出する処理と
しては、方位の平均値を〈θ〉、分散をσとすると、平
均値〈θ〉,分散σ2 は次の〔数7〕,〔数8〕式によ
り算出される。
【0042】
【数7】
【0043】
【数8】
【0044】そして、算出された分散のチェックを行
い、ある程度の範囲内に方位があるか否か判断し、信頼
性のチェックを行う(ステップ103)。分散が大きけ
ればデータのばらつきが大きく、計算された平均値の信
頼性が低く、分散が小さければデータのばらつきが小さ
く、信頼性が十分に高いと判断される。
【0045】この判断で、信頼性が低いと判断された場
合には、ステップ101の平均値計算処理に戻り、信頼
性が高いと判断された場合には、方位変化感度の平均値
の計算を行う。この方位変化感度の平均値の計算処理と
しては、まず現在設定されている角速度センサ22の方
位変化感度をSとしたとき、今回の方位変化感度Sc′
を次の〔数9〕式により算出する。
【0046】
【数9】
【0047】この算出された方位変化感度Sc′は、自
律航法ユニット20内の自律航法制御部23に蓄積させ
る。この方位変化感度Sc′の値は、例えば予め決めら
れた所定回数前までの計算値を蓄積して記憶する。そし
て、前回まで計算されて蓄積された方位変化感度Sc′
の平均値と分散を計算する(ステップ104)。このと
き計算された分散の値についてもチェックし、方位変化
感度の信頼性のチェックを行う(ステップ105)。こ
のチェックで、分散が大きく信頼性が低いと判断された
場合には、ステップ101の平均値計算処理に戻り、分
散が少なく信頼性が高いと判断された場合には、方位変
化感度の平均値を使用した方位計算を、上述した〔数
6〕式により行い、方位Δθc′を算出する。
【0048】このようにして方位が算出されることで、
自律航法ユニット20内の角速度センサ22の出力に基
づいて方位を検出する場合のその出力感度が、方位変化
感度Sc′として補正されて更新され、自律航法による
正確な方位の検出が可能になる。従って、自律航法ユニ
ット20の設置状態によって、角速度センサ22の方位
を検出する平面と車両の回転する平面とが傾斜を持つ場
合であっても、GPSにより測位された結果による方位
に基づいて角速度センサの出力感度が補正され、正確な
測位ができるようになる。この場合、本例においては検
出された方位の平均値を使用して補正を行うので、方位
の検出誤差が少ないと共に、検出された方位の分散を使
用して検出されたデータの信頼性を判断し、信頼性が高
い場合にだけ補正を行うようにしたので、誤差の少ない
正確な出力感度補正ができる。
【0049】ここで、本例の感度補正を行うことで、自
律航法により正確な方位検出が可能であることの例を、
図面を参照して説明すると、ここでは角速度センサ(ジ
ャイロセンサ)の方位を検出する平面と車両の回転する
平面とが45°傾斜している場合に、出力感度を補正し
ない場合の例を図5に示し、本例の出力感度補正を実行
した場合の例を図6に示し、それぞれ横軸として走行開
始からの時間(秒)の経過を示し、縦軸で角度誤差
(度)と感度(mV)を示す。
【0050】図5に示す出力感度を補正しない場合に
は、出力感度Syが一定で、自律航法演算処理時に判断
されるジャイロ出力Vyとして絶えず大きな変化があ
り、検出される自車方位θyに大きな誤差が生じてしま
う。これに対して、図6に示す本例の平均値による出力
感度補正をした場合には、出力感度Sxが走行開始から
所定時間後(ここでは約240秒後)に補正されて、自
律航法演算処理時に判断されるジャイロ出力Vxが適正
なレベルとなり、検出される自車位置θxの角度誤差が
非常に小さくなる。
【0051】なお、以上の説明では、検出された方位の
平均値と分散を使用して、角速度センサの出力感度の補
正処理を行うようにしたが、検出された方位の中央値と
四分位偏差を使用して、角速度センサの出力感度の補正
処理を行うようにしても良い。
【0052】図7は、この検出された方位の中央値と四
分位偏差を使用して感度補正を行う場合の処理例を示す
フローチャートで、以下その説明をすると、まず曲折前
の情報による処理である方位計算1を行って角速度セン
サ22の出力に基づいた方位データの中央値の方位θA
Q0.5と、GPS信号処理部12で測位された位置の
変化に基づいた方位データの中央値の方位θBi Q0.5
を得る(ステップ111)。次に、曲折後の情報による
処理である方位計算2を行って角速度センサ22の出力
に基づいた方位データの中央値の方位θAf Q0.5と、
GPS信号処理部12で測位された位置の変化に基づい
た方位データの中央値の方位θBf Q0.5を得る(ステ
ップ112)。ここで、各中央値の方位θAi Q0.5,
θBi Q0.5,θAf Q0.5,θBf Q0.5を算出する際
には、それぞれの四分位偏差ΔθAi Q ,ΔθBi
Q ,ΔθAf Q ,ΔθBf Q についても求める。
【0053】それぞれの中央値と四分位偏差を算出する
処理としては、方位の中央値をθ Q0.5、四分位偏差をΔ
θ Q とすると、n個の方位データθ1 〜θn を大きさ
の小さい方から順に並べてデータθ1 ,θ2 ‥‥θn
なったとき、中央値θ Q0.5,四分位偏差Δθ Q は次
の〔数10〕,〔数11〕式により算出される。
【0054】
【数10】θ Q0.5=θ1+0.5(n−1)
【0055】
【数11】Δθ Q =θ1+0.75(n-1) −θ
1+0.25(n-1)
【0056】但し、θ Q0.25 とθ Q0.75 は、次式で
定義される。
【0057】
【数12】 θ Q0.25 =θ1+0.25(n-1) θ Q0.75 =θ1+0.75(n-1)
【0058】そして、算出された四分位偏差のチェック
を行って、信頼性のチェックを行う(ステップ11
3)。ここで、計算された四分位偏差の値が大きけれ
ば、データのばらつきが大きく、計算された中央値の信
頼性が低く、四分位偏差の値が小さければデータのばら
つきが小さく、信頼性が十分に高いと判断される。
【0059】この判断で、信頼性が低いと判断された場
合には、ステップ111の中央値計算処理に戻り、信頼
性が高いと判断された場合には、方位変化感度の中央値
の計算を行う。この方位変化感度の中央値の計算処理と
しては、まず現在設定されている角速度センサ22の方
位変化感度をSとしたとき、今回の方位変化感度Sc′
を次の〔数13〕式により算出する。
【0060】
【数13】
【0061】この算出された方位変化感度Sc′は、自
律航法ユニット20内の自律航法制御部23に蓄積させ
る。この方位変化感度Sc′の値は、例えば予め決めら
れた所定回数前までの計算値を蓄積して記憶する。そし
て、前回まで計算されて蓄積された方位変化感度Sc′
の中央値と四分位偏差を計算する(ステップ114)。
このとき計算された四分位偏差の値についてもチェック
し、方位変化感度の信頼性のチェックを行う(ステップ
115)。このチェックで、四分位偏差の値が大きく信
頼性が低いと判断された場合には、ステップ111の中
央値計算処理に戻り、四分位偏差が少なく信頼性が高い
と判断された場合には、方位変化感度の中央値を使用し
た方位計算を、上述した〔数6〕式により行い、方位Δ
θc′を算出する。
【0062】このように算出された中央値と四分位偏差
を使用した場合でも、上述した平均値と分散を使用した
場合と同様に、方位変化感度Sc′を適正な値に補正す
ることができ、角速度センサ22の方位を検出する平面
と車両の回転する平面とが傾斜を持つ場合であっても、
GPSにより測位された結果による方位に基づいて角速
度センサの出力感度が補正されて、正確な測位ができる
ようになる。この場合、本例においては検出された方位
の中央値を使用して補正を行うので、方位の検出誤差が
少ないと共に、検出された方位の四分位偏差を使用し
て、検出されたデータの信頼性を判断して、信頼性が高
い場合にだけ補正を行うようにしたので、誤差の少ない
正確な出力感度補正ができる。
【0063】この中央値と四分位偏差を使用した場合の
補正状態については、特に例を示さないが、上述した平
均値と分散を使用した場合の例(図6)と同様な良好な
出力感度補正ができる。
【0064】なお、上述実施例においては、誤差補正を
行う際に基準となる方位のデータとして、GPSにより
測位された位置に基づいた方位データとしたが、他の方
法により基準となる方位のデータを得るようにしても良
い。例えば、ナビゲーション装置が備える道路地図デー
タから、現在走行中の道路を判断して、その道路の位置
からセンサ出力感度を補正するために基準となる方位を
判断するようにしても良い。或いは、地磁気センサなど
の他の方位検出手段を設けて、その方位検出手段から、
センサ出力感度を補正するために基準となる方位を判断
するようにしても良い。
【0065】また、上述実施例では自動車に搭載させた
ナビゲーション装置で現在位置を測位して、その位置の
近傍の道路地図を表示させる場合に適用したが、他の移
動体用のナビゲーション装置にも適用できると共に、地
図などで位置表示を行う場合の他に、単に現在位置の測
位を行う場合にも適用できることは勿論である。
【0066】
【発明の効果】本発明によると、方位検出手段を使用し
ない測位手段により測位された結果の平均値又は中央値
を使用して、方位検出手段の出力感度の補正が行われる
ことになり、方位検出手段を使用しない測位手段による
測位誤差の影響を最小限に抑えた、良好な出力感度補正
ができる。
【0067】この場合、それぞれの方位の平均値を算出
する際に、その分散を求め、この分散の値から平均値の
信頼性を判断し、この判断で信頼性があると判定したと
き、方位検出手段の出力感度の補正を行うようにしたこ
とで、検出されたデータに信頼性がある場合にだけ、そ
のデータを使用した平均値による補正が行われ、誤った
補正処理が行われるのを、効果的に防止することができ
る。
【0068】また、それぞれの方位の中央値を算出する
際に、その四分位偏差を求め、この四分位偏差の値から
中央値の信頼性を判断し、この判断で信頼性があると判
定したとき、方位検出手段の出力感度の補正を行うよう
にしたことで、検出されたデータに信頼性がある場合に
だけ、そのデータを使用した中央値による補正が行わ
れ、誤った補正処理が行われるのを、効果的に防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を適用した装置の構成を示す
ブロック図である。
【図2】一実施例を適用した装置を自動車に取付けた状
態を示す斜視図である。
【図3】一実施例による方位計算処理状態を示す説明図
である。
【図4】一実施例の平均値による方位計算処理を示すフ
ローチャートである。
【図5】出力感度補正をしない場合の角度誤差の例を示
す説明図である。
【図6】一実施例による出力感度補正をした場合の角度
誤差の例を示す説明図である。
【図7】一実施例の中央値による方位計算処理を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
10 ナビゲーション装置、12 GPS信号処理部、
13 システムコントローラ、14 CD ROM制御
部、15 CD ROMドライバ、16 地図ディス
ク、17 メモリ、18 キー、19 映像処理部、2
0 自律航法ユニット、21 車速センサ、22 角速
度センサ、23 自律航法制御部、30ディスプレイ装

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体の進行方向の方位を検出する方位
    検出手段の出力感度を補正する感度補正方法において、 上記方位検出手段で検出される方位の平均値又は中央値
    と、 上記方位検出手段を使用しない測位手段により測位され
    た位置の変化に基づいて判断された上記移動体の方位の
    平均値又は中央値とを算出し、 この算出されたそれぞれの方位の平均値又は中央値がほ
    ぼ一致するように、上記方位検出手段の出力感度を補正
    するようにした感度補正方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の感度補正方法において、 上記それぞれの方位の平均値を算出する際に、その分散
    を求め、 この分散の値から上記平均値の信頼性を判断し、この判
    断で信頼性があると判定したとき、上記方位検出手段の
    出力感度の補正を行うようにした感度補正方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の感度補正方法において、 上記それぞれの方位の中央値を算出する際に、その四分
    位偏差を求め、 この四分位偏差の値から上記中央値の信頼性を判断し、
    この判断で信頼性があると判定したとき、上記方位検出
    手段の出力感度の補正を行うようにした感度補正方法。
  4. 【請求項4】 受信した測位信号に基づいて現在位置を
    検出する第1の測位手段と、 移動体の移動速度と移動方位とを検出して現在位置を検
    出する第2の測位手段の双方で測位を行うナビゲーショ
    ン装置において、 上記第1の測位手段で検出される位置の変化に基づいて
    検出される方位の平均値又は中央値を算出する第1の算
    出手段と、 上記第2の測位手段で検出される方位の平均値又は中央
    値を算出する第2の算出手段と、 上記それぞれの算出手段で算出された方位の平均値又は
    中央値を比較する比較手段と、 該比較手段での比較の結果に基づいて、それぞれの方位
    の平均値又は中央値がほぼ一致するように、上記第2の
    測位手段が有する方位検出部の出力感度を補正する補正
    手段とを備えたナビゲーション装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のナビゲーション装置にお
    いて、 上記それぞれの算出手段で、方位の平均値を算出する際
    に、その平均値の分散を得、 上記補正手段がこの分散の値から上記平均値の信頼性を
    判断した上で、上記第2の測位手段が有する方位検出部
    の出力感度を補正するようにしたナビゲーション装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載のナビゲーション装置にお
    いて、 上記それぞれの算出手段で、方位の中央値を算出する際
    に、その中央値の四分位偏差を得、 上記補正手段がこの四分位偏差の値から上記中央値の信
    頼性を判断した上で、上記第2の測位手段が有する方位
    検出部の出力感度を補正するようにしたナビゲーション
    装置。
  7. 【請求項7】 受信した測位信号に基づいて自車の現在
    位置を検出する第1の測位手段と、 自車の移動速度と移動方位とを検出して現在位置を検出
    する第2の測位手段とを備えた自動車において、 上記第1の測位手段で検出される方位の平均値又は中央
    値を算出する第1の算出手段と、 上記第2の測位手段で検出される方位の平均値又は中央
    値を算出する第2の算出手段と、 上記それぞれの算出手段で算出された方位の平均値又は
    中央値を比較する比較手段と、 該比較手段での比較の結果に基づいて、それぞれの方位
    の平均値又は中央値がほぼ一致するように、上記第2の
    測位手段が有する方位検出部の出力感度を補正する補正
    手段とを備えた自動車。
JP1920597A 1997-01-31 1997-01-31 感度補正方法、ナビゲーション装置及び自動車 Abandoned JPH10221097A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1920597A JPH10221097A (ja) 1997-01-31 1997-01-31 感度補正方法、ナビゲーション装置及び自動車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1920597A JPH10221097A (ja) 1997-01-31 1997-01-31 感度補正方法、ナビゲーション装置及び自動車

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10221097A true JPH10221097A (ja) 1998-08-21

Family

ID=11992872

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1920597A Abandoned JPH10221097A (ja) 1997-01-31 1997-01-31 感度補正方法、ナビゲーション装置及び自動車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10221097A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001330454A (ja) * 2000-05-22 2001-11-30 Sony Corp 角速度センサ補正装置、ナビゲーション装置、角速度算出方法、および記憶媒体
US6620556B2 (en) 1999-03-15 2003-09-16 Canon Kabushiki Kaisha Mask for multiple exposure
JP2007155365A (ja) * 2005-11-30 2007-06-21 Aisin Aw Co Ltd 方位センサの補正係数演算装置及び演算プログラム
JP2010048558A (ja) * 2008-08-19 2010-03-04 Toyota Motor Corp 車載角速度検出装置
JP2010160163A (ja) * 2010-03-30 2010-07-22 Aisin Aw Co Ltd 方位センサの補正係数演算装置及び演算プログラム
JP2012042285A (ja) * 2010-08-17 2012-03-01 Ono Sokki Co Ltd ヨー角初期化異常判定装置及び方法
JP2014098613A (ja) * 2012-11-14 2014-05-29 Kddi Corp ジャイロセンサの較正機能を備えた角速度測定装置、較正プログラム及び方法
EP3259609A1 (en) * 2015-02-16 2017-12-27 HERE Global B.V. Providing an indication of a heading of a mobile device

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6620556B2 (en) 1999-03-15 2003-09-16 Canon Kabushiki Kaisha Mask for multiple exposure
JP2001330454A (ja) * 2000-05-22 2001-11-30 Sony Corp 角速度センサ補正装置、ナビゲーション装置、角速度算出方法、および記憶媒体
JP2007155365A (ja) * 2005-11-30 2007-06-21 Aisin Aw Co Ltd 方位センサの補正係数演算装置及び演算プログラム
JP4517298B2 (ja) * 2005-11-30 2010-08-04 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 方位センサの補正係数演算装置及び演算プログラム
JP2010048558A (ja) * 2008-08-19 2010-03-04 Toyota Motor Corp 車載角速度検出装置
JP2010160163A (ja) * 2010-03-30 2010-07-22 Aisin Aw Co Ltd 方位センサの補正係数演算装置及び演算プログラム
JP2012042285A (ja) * 2010-08-17 2012-03-01 Ono Sokki Co Ltd ヨー角初期化異常判定装置及び方法
JP2014098613A (ja) * 2012-11-14 2014-05-29 Kddi Corp ジャイロセンサの較正機能を備えた角速度測定装置、較正プログラム及び方法
EP3259609A1 (en) * 2015-02-16 2017-12-27 HERE Global B.V. Providing an indication of a heading of a mobile device
EP3259609B1 (en) * 2015-02-16 2023-12-20 HERE Global B.V. Providing an indication of a heading of a mobile device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5057952B2 (ja) 角速度補正装置及びその補正方法並びにナビゲーション装置
US6658353B2 (en) Vehicle navigation apparatus providing rapid correction for excessive error in dead reckoning estimates of vehicle travel direction by direct application of position and direction information derived from gps position measurement data
US5283743A (en) Vehicle-direction measuring apparatus
US7711483B2 (en) Dead reckoning system
US5404307A (en) Navigation apparatus with detected angular speed correction
JPH05157572A (ja) ナビゲーション装置
JP2002333331A (ja) ナビゲーション装置
EP1445582A1 (en) Angular velocity detection device
JP2000356647A (ja) 加速度センサのオフセット誤差検出方法及び装置、車両用現在位置検出装置、ナビゲーション装置
JPH10221097A (ja) 感度補正方法、ナビゲーション装置及び自動車
JP4063149B2 (ja) 車両角速度検出装置
JP3440180B2 (ja) ナビゲーション装置
JP2001194169A (ja) 車両姿勢角度検出装置
JP3140130B2 (ja) ナビゲーション装置
JP3338249B2 (ja) 移動体進行加速度算出装置とその装置を使用する移動***置速度算出装置
JPH1123298A (ja) 車両の変位角計測装置
JP3290133B2 (ja) カーナビゲーションシステム
JP2958020B2 (ja) 移動車の走行制御装置
JP3402105B2 (ja) 測位装置
KR20050076474A (ko) 이동체의 위치 결정방법
JP4268581B2 (ja) 車載用ナビゲーション装置
JP3416694B2 (ja) 回転角速度算出装置および車両位置算出装置
KR100578657B1 (ko) 방위각 검출방법
JP2618266B2 (ja) 方向センサの出力補正方法
JP4184168B2 (ja) カーナビゲーション装置、カーナビゲーション装置用制御方法、及びカーナビゲーション装置用制御プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20051118

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051129

A762 Written abandonment of application

Effective date: 20060126

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762