JPH10220847A - 空気調和機の室外ユニット - Google Patents

空気調和機の室外ユニット

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JPH10220847A
JPH10220847A JP9038492A JP3849297A JPH10220847A JP H10220847 A JPH10220847 A JP H10220847A JP 9038492 A JP9038492 A JP 9038492A JP 3849297 A JP3849297 A JP 3849297A JP H10220847 A JPH10220847 A JP H10220847A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動ファンの適切な駆動や装置コスト等の低
減を実現した空気調和機の室外ユニットを提供する。 【解決手段】 第1〜第3電動ファン12〜14はいず
れも容量が10馬力のスクロール型圧縮機であり、左右
の第1,第3電動ファン12,14は三相モータを備え
た定速型であるが、中央の第2電動ファンは単相モータ
を備えた可変速型である。室外側ECUは、熱交換量が
10馬力以下の場合には第2電動ファン13のみをL段
〜H段に適宜切り換えて駆動し、熱交換量が20馬力の
場合には第1,第3電動ファン12,14を駆動し、熱
交換量が10〜20馬力の場合には第2電動ファン13
と第1,第3電動ファン12,14とを交互に駆動し、
熱交換量が20〜30馬力の場合には第1,第3電動フ
ァン12,14を駆動したまま、第2電動ファン13を
L段〜H段に適宜切り換えて駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の電動ファン
を有する空気調和機の室外ユニットに係り、詳しくは電
動ファンの適切な駆動や装置コストの低減等を実現する
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、大店舗や体育館等の冷房や暖房に
供される空気調和機としては、装置構成および温湿度制
御の簡素化や製作コストの低減等を図るべく、大容量の
室外ユニットに多数の室内ユニットを接続した大空間型
が多く用いられている。この種の空気調和機では、一台
の室外ユニットに比較的大型の低圧容器圧縮機(スクロ
ール型圧縮機やレシプロ圧縮機等)が複数台内蔵されて
おり、それら圧縮機の運転台数や電動ファンの風量等を
制御することにより、各室内ユニットに適量の液冷媒あ
るいはガス冷媒を供給する。また、室外ユニットは、十
分な熱交換器面積を確保するべく本体側面の大部分が熱
交換器により形成され、熱交換器自体も分割型が用いら
れることが多い。
【0003】一般に、大空間型空気調和機では、室外ユ
ニット側の熱交換器容量が大きくなるため、最大出力時
にも十分な風量を確保するべく、室外ユニット本体に複
数台の電動ファンが設置される。そして、横長の室外ユ
ニット本体に複数台の電動ファンが設置される場合、こ
れら電動ファンは室外ユニット本体の上面に横一列に設
置されることが多い。これら電動ファンは、圧縮機の稼
働状態や熱交換器温度等に応じて、コントローラにより
駆動制御されるが、その制御方法は二通りあった。すな
わち、電動ファンが定速型(三相交流電源型)である場
合には、例えば圧縮機の運転台数等に対応させて、電動
ファンの駆動台数を切り換える。また、電動ファンが可
変速型(単相交流電源型)である場合には、例えば熱交
換器温度等が目標値となるように、電動ファンの運転台
数と回転数とを適宜切り換える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、上述した大空
間型空気調和機では、室外ユニット本体に3台の電動フ
ァンが横一列に配置されている場合、これら電動ファン
は負荷の変動に応じて順次駆動される。例えば、各電動
ファンがそれぞれ10馬力の負荷に応じた風量を有する
定速型であれば、10馬力の負荷に対しては中央の電動
ファンが駆動され、20馬力の負荷に対しては左側の電
動ファンが追加駆動され、30馬力の負荷に対しては全
ての電動ファンが駆動される。
【0005】ことろが、電動ファンがこのような順序で
駆動された場合、20馬力時には室外ユニット内の空気
の流れが左側に偏り、右側の熱交換器を通過する風量が
少なくなる。これにより、各熱交換器間で冷媒の蒸発速
度(あるいは、凝縮速度)が不均一となり、電動膨張弁
の開閉制御が煩雑になると共に、熱交換効率の低下がも
たらされていた。また、中央の電動ファンは、空気調和
機の運転時に常時駆動されるため、左右の電動ファンに
較べて損耗しやすく、メンテナンスコスト等が上昇する
問題があった。
【0006】一方、このように3台の定速型電動ファン
を用いた場合、送風量を3段階にしか切り換えられない
ため、負荷に応じた適切な風量制御が困難になり、電力
ロスやハンチングが発生しやすくなる。この種の不具合
は可変速型電動ファンを採用することにより解消できる
が、この場合、駆動用制御部品等を含めると、単相モー
タが高価でかつ部品点数も多いため、装置コストやラン
ニングコストの上昇を余儀なくされる。
【0007】本発明は上記状況に鑑みなされたものであ
り、電動ファンの適切な駆動や装置コスト等の低減を実
現した空気調和機の室外ユニットを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1の発明
では、室外ユニット本体の上面に略横一列に設置された
3台以上の電動ファンと、前記室外ユニット本体の側面
を形成する熱交換器とを有する空気調和機の室外ユニッ
トにおいて、稼働中の電動ファンが前記室外ユニット本
体に対して左右対称となるように前記電動ファンを駆動
制御する電動ファン駆動制御手段を備えたものを提案す
る。
【0009】この発明によれば、例えば、3台の電動フ
ァンが設置されている場合、1台のみ駆動する際には中
央の電動ファンを駆動し、2台駆動する際には左右の電
動ファンを駆動する。これにより、室外ユニット内での
空気の流れの偏りが少なくなると共に、特定の電動ファ
ンが早期に損耗することも防止される。
【0010】また、請求項2の発明では、室外ユニット
本体の上面に略横一列に設置された3台以上の電動ファ
ンと、前記室外ユニット本体の側面を形成する熱交換器
とを有する空気調和機の室外ユニットにおいて、前記電
動ファンのうち中央側あるいは端部側のいずれか一方を
可変速型とし、他方を定速型としたものを提案する。
【0011】この発明によれば、例えば、3台の電動フ
ァンが設置されている場合、中央の電動ファンだけを可
変速型とし、左右の電動ファンは定速型とする。これに
より、各電動ファンの運転・停止と中央の電動ファンの
回転数制御とを行うことで、装置コストやランニングコ
ストを抑えながら、多段階の風量制御が実現できる。
【0012】また、請求項3の発明では、室外ユニット
本体の上面に略横一列に設置された3台以上の電動ファ
ンと、前記室外ユニット本体の側面を形成する熱交換器
とを有する空気調和機の室外ユニットにおいて、前記電
動ファンのうち中央側あるいは端部側のいずれか一方を
可変速型とし、他方を定速型とし、且つ、稼働中の電動
ファンが前記室外ユニット本体に対して左右対称となる
ように前記電動ファンを駆動制御する電動ファン駆動制
御手段を備えたものを提案する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づき詳細に説明する。図1は、1台の室外ユニット
1と多数台の室内ユニット2とからなる空気調和機の概
略構成図であり、同図中には実線で冷媒回路を示し、一
点鎖線で電気回路を示してある。
【0014】室外ユニット1側には、第1〜第3圧縮機
3〜5、電磁式の四方弁6、流量調整器7と液ライン弁
8とが付設された第1〜第3室外熱交換器9〜11、第
1〜第3電動ファン12〜14、アキュムレータ15等
が設置されている。また、室内ユニット2側には、電動
膨張弁31、室内熱交換器32、電動ファン33等が設
置されている。そして、室外ユニットと室内ユニットと
を構成する機器は、ガス冷媒あるいは液冷媒の流通に供
される冷媒配管41〜65により接続されている。図
中、66は第1〜第3圧縮機3〜5のケーシングを相互
に連通する均油管であり、67,68は室外ユニット1
側の冷媒配管53,58と室内ユニット2側の冷媒配管
54,57との接続に供されるサービスバルブである。
【0015】本実施形態の場合、第1〜第3圧縮機3〜
5は、いずれも容量が10馬力のスクロール型圧縮機で
あり、それぞれにオイルセパレータ21が付設されてい
る。また、第1〜第3電動ファン12〜14のうち、左
右の第1,第3電動ファン12,14は三相モータを備
えた定速型であるが、中央の第2電動ファンは単相モー
タを備えた可変速型(3段階切換型)である。図1中、
22は四方弁6と室外熱交換器7〜9との間に介装され
た手動式の冷媒遮断弁であり、23は各圧縮機3〜5へ
の液冷媒の逆流を防止する逆止弁である。また、24,
25は圧縮機冷却用の第1,第2リキッド弁である。そ
して、26はアキュムレータ15の下流に配設された低
圧スイッチであり、27は各圧縮機3〜5の下流に配設
された高圧スイッチである。
【0016】室外ユニット1内には、CPUを始め、入
出力インタフェースやROM、RAM等から構成された
室外側コントロールユニット(以下、室外側ECUと記
す)71が設置されている。室外側ECU71は、内蔵
した制御プログラムや低圧スイッチ26や高圧スイッチ
27を始めとする各種センサ等からの入力情報に基づ
き、各圧縮機3〜5や四方弁9、各電動ファン12〜1
4等を駆動制御する。
【0017】一方、室内ユニット2内には、CPUを始
め、入出力インタフェースやROM、RAM等から構成
された室内側コントロールユニット(以下、室内側EC
Uと記す)72が設置されている。室内側ECU72
は、内蔵した制御プログラムや図示しないリモートコン
トローラおよび各種センサ等からの入力信号に基づき、
電動膨張弁31や電動ファン33の駆動制御を行うと共
に、室外側ECU71との間で相互に信号の授受を行
う。
【0018】次に、冷房運転時における冷媒の流れを説
明する。
【0019】アキュムレータ15から冷媒配管60〜6
3を経由して第1〜第3圧縮機3〜5に吸引されたガス
冷媒は、断熱圧縮されることにより高温の高圧ガス冷媒
となって吐出される。吐出された高圧ガス冷媒は、冷媒
配管41〜44を経由して、四方弁9により進路を制御
された後、冷媒配管46〜49を経由して第1〜第3室
外熱交換器9〜11に流入する。高温高圧のガス冷媒
は、これら室外熱交換器9〜11内を通過する間に外気
により冷却され、凝縮することによって液冷媒となった
後、冷媒配管50〜55を経由して各室内ユニット2の
電動膨張弁31に流入する。
【0020】この際、室外側ECU71は、要求馬力等
に応じて、第1〜第3圧縮機3〜5および第1〜第3電
動ファン12〜14を適宜駆動制御する。また、第1〜
第3圧縮機3〜5のいずれかがオーバヒートした際に
は、第1,第2リキッド弁24,25を適宜開放し、冷
媒配管64,65を介して第1〜第3圧縮機3〜5に冷
却用液冷媒を供給する。尚、空調運転を行わない場合、
室外側ECU71は、液ライン弁8を閉鎖することによ
り、各圧縮機3〜5や各室外熱交換器9〜11内での冷
媒の寝込み(凝縮)を防止する。
【0021】液冷媒は、電動膨張弁31で流量を制御さ
れた後、室内熱交換器32に流入し、室内熱交換器32
内を通過する間に気化してガス冷媒となり、気化潜熱に
より電動ファン33が送風した室内空気を冷却する。こ
の際、室内側ECU72は、設定温度と室温との偏差に
基づき電動ファン33の回転数を制御すると共に、室内
熱交換器23の入口側冷媒温度と出口側冷媒温度との偏
差が所定値(例えば、0〜1℃)となるように電動膨張
弁31の開弁量(弁体駆動用ステップモータのステップ
数)を制御する。
【0022】室内熱交換器32で気化したガス冷媒は、
冷媒配管56〜58、四方弁6、冷媒配管59を経由し
てアキュムレータ15に流入し、冷媒配管60〜63か
ら再び第1〜第3圧縮機3〜5に吸引される。
【0023】一方、暖房運転時には、四方弁6が破線で
示すように切り換えられ、破線の矢印で示すように、冷
媒の流れも冷房運転時とは逆になる。すなわち、第1〜
第3圧縮機3〜5から吐出された高温の高圧ガス冷媒
は、室内熱交換器32に導入された後、室内熱交換器3
2内を通過する間に凝縮して液冷媒となり、凝縮潜熱に
より電動ファン33が送風した室内空気を加熱する。次
に、液冷媒は、第1〜第3室外熱交換器9〜11に流入
し、その内部を通過する間に外気により加熱され、気化
することによってガス冷媒となった後、アキュムレータ
15から第1〜第3圧縮機3〜5に再び吸入される。
【0024】次に、室外ユニット1の構造について説明
する。
【0025】図2は室外ユニット1の平面図であり、図
3は同正面図である。これらの図に示したように、室外
ユニット1は、その外観形状が横長の直方体となってお
り、基板81と天板82との間には室外熱交換器9〜1
1(図3には第1,第2室外熱交換器9,11のみを示
す)と脱着自在な化粧パネル(外板)83とが配設され
ている。図中、84は熱交換器9〜11を保護する吸込
グリルである。また、天板81には円形の吹出口85が
3箇所等間隔に形成されており、これら吹出口85には
同心円形状の吹出グリル86が装着されている。そし
て、外気は、図2に示したように化粧パネル83を除く
外周全面から室外ユニット1内に流入した後、図3に示
したように各吹出口85から排出される。図中、87は
室外ユニット1の四隅に配置された端部支持ピラーであ
る。
【0026】図4は天板82を外した状態の室外ユニッ
ト1の平面図であり、図5は化粧パネル83を外すと共
に第1,第2室外熱交換器9,11の前面部分を切り欠
いた状態の室外ユニット1の正面図である。これらの図
に示したように、第1〜第3圧縮機3〜5は基板81の
中央部分に載置され、第1〜第3電動ファン12〜14
は各吹出口85の下方に配設されている。また、室外ユ
ニット1には、その前面中央部に室外側ECU71等を
収納した電装ボックス91が配設されており、化粧パネ
ル83を外すことにより各種スイッチ類等にアクセスで
きる。図中、92,93は化粧パネル83および電装ボ
ックス91の支持に供される左右一対の前部支持ピラー
(外板)であり、基板81と天板82とに接合されてい
る。
【0027】以下、電動ファン12〜14の駆動制御の
形態を説明する。
【0028】前述したように、本実施形態では、第1,
第3電動ファン12,14が定速型であり、第2電動フ
ァン13が可変速型であるが、各電動ファン12〜14
の最大風量はいずれも熱交換量に換算して10馬力相当
に設定されている。また、第2電動ファンは、L段(低
速),M段(中速),H段(高速)の3段階に切り換え
ることが可能であり、L段に切り換えた場合にはH段の
1/3の風量が得られ、M段に切り換えた場合にはH段
の2/3の風量が得られる。
【0029】さて、室外側ECU71は、図示しない温
度センサにより検出した外気温および第1〜第3室外熱
交換器9〜11の温度に基づき、図6に示したように、
7段階の風量モードで第1〜第3電動ファン12〜14
の駆動制御を行う。
【0030】すなわち、風量モードが1〜3の場合、室
外側ECU71、第2電動ファン13のみをL段〜H段
に切り換えて駆動し、これにより、図7に示したよう
に、室外熱交換器9〜11を通過した外気は中央の吹出
口85から排出される。また、風量モードが4の場合、
室外側ECU71は、第1,第3電動ファン12,14
を駆動し、これにより、図8に示したように、室外熱交
換器9〜11を通過した外気は左右の吹出口85から排
出される。また、風量モードが5〜7の場合、室外側E
CU71は、第1,第3電動ファン12,14を駆動し
たまま、第2電動ファン13をL段〜H段に切り換えて
駆動し、これにより、図9に示したように、室外熱交換
器9〜11を通過した外気は全ての吹出口85から排出
される。
【0031】次に、冷房運転時における第1〜第3電動
ファン12〜14の風量モードの切換制御について説明
する。
【0032】空気調和機運転開始後に所定時間が経過す
るまでの間、室外側ECU71は、外気温と圧縮機運転
台数とに基づき、図10の風量モード決定テーブルから
風量モードを決定した後、第1〜第3電動ファン12〜
14を適宜駆動する。そして、空気調和機運転開始後に
所定時間が経過すると、室外側ECU71は、各室外熱
交換器9〜11の凝縮温度に応じて風量モードを1段階
ずつ上下させる。すなわち、室外側ECU71は、各室
外熱交換器9〜11の凝縮温度をそれぞれ検出した後、
その最低値が所定温度(例えば、15℃)以下であれ
ば、風量モードを1段階下げて風量を減少させ、最高値
が所定温度(例えば、56℃)以上であれば、風量モー
ドを1段階下げて風量を増大させる。これにより、各室
外熱交換器9〜11における凝縮温度が適正な範囲に保
持され、室外熱交換器9〜11の利用効率が向上する。
【0033】このように、本実施形態では、各電動ファ
ン12〜14を室外ユニット1に対して左右対称となる
ように駆動するため、室外ユニット1内での空気の流れ
が偏らなくなり、熱交換効率の低下が防止できた。ま
た、各電動ファン12〜14が略均等に駆動されるた
め、特定のものが損耗することによるメンテナンスコス
ト等の上昇が避けられた。更に、高価な可変速型電動フ
ァン13の使用を1台のみとしながら、多段階(本実施
形態では、7段階)の風量制御が行えることになり、製
造コストと制御性とを両立させることができた。
【0034】以上で具体的実施形態の説明を終えるが、
本発明の態様はこれに限られるものではない。例えば、
上記実施形態は本発明を3台の電動ファンを有する室外
ユニットに適用したものであるが、4台以上の電動ファ
ンを有するものに適用してもよい。また、上記実施形態
では、中央の電動ファンを可変速型としたが、左右の電
動ファンを可変速型としてもよい。また、電動ファンの
配置についていえば、上記実施形態のように横一列とせ
ず、中央のものを前方あるいは後方に所定量オフセット
させるようにしてもよい。その他、空気調和機の冷媒回
路や電気回路等についても、本発明の趣旨を逸脱しない
範囲で適宜変更可能である。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
室外ユニット本体の上面に略横一列に設置された3台以
上の電動ファンと、室外ユニット本体の側面を形成する
熱交換器とを有する空気調和機の室外ユニットにおい
て、稼働中の電動ファンが室外ユニット本体に対して左
右対称となるように電動ファンを駆動制御する電動ファ
ン駆動制御手段を備えるようにしたため、室外ユニット
内での空気の流れが偏らなくなり、熱交換効率の低下が
防止できると共に、各電動ファンが略均等に駆動される
ようになり、特定のものが損耗することがなくなる。
【0036】また、室外ユニット本体の上面に略横一列
に設置された3台以上の電動ファンと、前記室外ユニッ
ト本体の側面を形成する熱交換器とを有する空気調和機
の室外ユニットにおいて、前記電動ファンのうち中央側
あるいは端部側のいずれか一方を可変速型とし、他方を
定速型としたものでは、高価な可変速型電動ファンの使
用台数を抑えながら、多段階の風量制御が行えるように
なり、製造コストと制御性とを両立させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空気調和機の概略構成図である。
【図2】室外ユニットの一実施形態を示す平面図であ
る。
【図3】室外ユニットの一実施形態を示す正面図であ
る。
【図4】天板82を外した状態の室外ユニットの平面図
である。
【図5】化粧パネルを外した状態の室外ユニットの正面
図である。
【図6】電動ファンの作動状態と風量等との関係を示す
図である。
【図7】第2電動ファンの駆動時における空気の流れを
示す説明図である。
【図8】第1,第3電動ファンの駆動時における空気の
流れを示す説明図である。
【図9】全電動ファンの駆動時における空気の流れを示
す説明図である。
【図10】風量モード設定テーブルである。
【符号の説明】
1 室外ユニット 3〜5 第1〜第3圧縮機 9〜11 第1〜第3室外熱交換器 12〜14 第1〜第3電動ファン 85 吹出口 71 室外側ECU

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室外ユニット本体の上面に略横一列に設
    置された3台以上の電動ファンと、前記室外ユニット本
    体の側面を形成する熱交換器とを有する空気調和機の室
    外ユニットにおいて、 稼働中の電動ファンが前記室外ユニット本体に対して左
    右対称となるように前記電動ファンを駆動制御する電動
    ファン駆動制御手段を備えたことを特徴とする空気調和
    機の室外ユニット。
  2. 【請求項2】 室外ユニット本体の上面に略横一列に設
    置された3台以上の電動ファンと、前記室外ユニット本
    体の側面を形成する熱交換器とを有する空気調和機の室
    外ユニットにおいて、 前記電動ファンのうち中央側あるいは端部側のいずれか
    一方を可変速型とし、他方を定速型としたことを特徴と
    する空気調和機の室外ユニット。
  3. 【請求項3】 室外ユニット本体の上面に略横一列に設
    置された3台以上の電動ファンと、前記室外ユニット本
    体の側面を形成する熱交換器とを有する空気調和機の室
    外ユニットにおいて、 前記電動ファンのうち中央側あるいは端部側のいずれか
    一方を可変速型とし、他方を定速型とし、且つ、稼働中
    の電動ファンが前記室外ユニット本体に対して左右対称
    となるように前記電動ファンを駆動制御する電動ファン
    駆動制御手段を備えたことを特徴とする空気調和機の室
    外ユニット。
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