JPH10219244A - 抗酸化製剤 - Google Patents

抗酸化製剤

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JPH10219244A
JPH10219244A JP9035621A JP3562197A JPH10219244A JP H10219244 A JPH10219244 A JP H10219244A JP 9035621 A JP9035621 A JP 9035621A JP 3562197 A JP3562197 A JP 3562197A JP H10219244 A JPH10219244 A JP H10219244A
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JP
Japan
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oil
testis
antioxidant
fat
weight
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JP9035621A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Tsuji
宏明 辻
Miho Matsumoto
美保 松本
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Nisshin Oil Mills Ltd
Original Assignee
Nisshin Oil Mills Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全性の点で問題なく、酸化安定性に優れ、
長期間にわたり抗酸化効果が持続する魚類精巣成分を含
有してなる抗酸化製剤を提供する。 【解決手段】 魚類精巣成分を含有してなる製剤であっ
て、該製剤はこのましくは前記魚類精巣成分を油脂と要
すればトコフェロールまたは/およびL−アスコルビン
酸脂肪酸エステルとを含有してなる油脂含有組成物、あ
るいは該油脂含有組成物と水と要すればL−アスコルビ
ン酸、その塩、蛋白質およびペプチドからなる群より選
ばれる少なくとも1種を含有してなる乳化組成物とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、魚類精巣を由来と
する抗酸化製剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】油脂、とりわけ不飽和脂肪酸を含む油脂
は酸化されやすく、品質劣化、栄養性・機能性低下の大
きな原因となる。不飽和脂肪酸の中でもリノール酸、リ
ノレン酸およびアラキドン酸は必須脂肪酸として栄養素
として重要な役割を果たしている。また近年、EPA,
DHAなど高度不飽和脂肪酸の生理活性に注目され、こ
れらを含む多くの飲食物などが上市されている。しかし
これらの不飽和脂肪酸は極めて酸化安定性に欠けるた
め、抗酸化剤の添加が必要となるが。常温放置での長期
間保存が可能な抗酸化剤は今のところ無いのが現状であ
る。
【0003】一方、魚類精巣はカズノコ、タラコ、イク
ラなどの魚卵ないし魚肉部の食用加工時に大量に発生し
ている。95年度の発生量はニシンとタラ類で約1万
t、サケ類約5000tといわれている。その一部(年
間約40t)は室温にて酸性水溶液で化学分解後、中和
することにより得られた塩基性タンパク質(プロタミン
ヒストン)を細菌、乳酸菌および産膜酵母用抗菌剤とし
て食品添加物に使用されている。また、核酸を分離精製
した物およびその塩は医薬品用ないし化粧品用に年間約
30t使用されている。これら、分離加工精製され調製
される原料のほとんどはサケ類精巣が原料になってい
る。これはサケ類精巣の構成脂質含量が1%以下で最終
製品に酸化臭や色、味への悪影響が出にくいことが理由
である。その他ニシン、タラなど由来の精巣は漁獲量が
多いためサケ類以上に発生するが、構成脂質含量がそれ
ぞれ4〜6、2〜4%あり、塩基性タンパク質や核酸製
品の調製時に発生する色、臭い、味の変敗の点で敬遠さ
れている。そのため料や肥料への転用が検討されている
が、しかし、実際のところそのほとんどが廃棄されてい
る素材であり、その有効活用が課題となっている未利用
資源である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、効果が顕著
で安全性の高い新規の抗酸化製剤を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため鋭意検討した結果、ニシン目、タラ目、スズ
キ目由来の魚類精巣を遠心分離および/またはアルコー
ル抽出して得られる成分(以後、精巣成分ということが
ある)が強い抗酸化活性を持つこと、さらにこれら魚類
精巣成分を油剤または乳剤の形態にした組成物となすこ
とにより、より長期間にわたり抗酸化力を持続させるこ
とが可能になるという知見を得た。さらに、かかる油剤
または乳剤にトコフェロール、L−アスコルビン酸、ま
たはその塩またはその脂肪酸エステル、蛋白質、ペプチ
ド等を添加することにより、さらに抗酸化力を高めるこ
とができ、上記の目的が達成されることを見いだした。
本発明はかかる知見に基づいて完成するに至った。
【0006】すなわち本発明の要旨の第1は魚類精巣成
分を含有してなることを特徴とする抗酸化製剤であり、
第2は、第1の成分と油脂を混合してなる油脂含有組成
物を含有してなることを特徴とする抗酸化製剤である。
第3は該油脂含有組成物もしくはその構成成分を油相と
し、これと水相とを乳化してなる乳化組成物であること
を特徴とする抗酸化剤である。なお、前記油脂含有組成
物はトコフェロールまたは/およびL−アスコルビン酸
脂肪酸エステルを、また前記水相はL−アスコルビン
酸、その塩、蛋白質およびペプチドからなる群より選ば
れる少なくとも1種を、適宜に含有してなるものを含む
ことができる。以下、本発明について詳述する。
【0007】
【発明の実施の形態】まず本発明では魚類精巣としてニ
シン目、タラ目、スズキ目由来の精巣を対照とする。こ
れらの精巣は魚卵ないし魚肉を得る目的で加工する際に
その副産物として発生し、容易に入手することが可能で
ある。具体的な魚種としてはニシン目はニシン(Clupea
harengus pallasi )、タラ目はタラコや魚肉を食する
マダラ(Gadus morhua macrocephalus)、主にすり身の
原料になるスケトウダラ(Theragra chalcogramma )の
他ヒゲダラ(Lotella phycis)、トウジン(Coelorhync
hus japonicus )があり、ねり製品原料として加工され
ている。スズキ目はカツオ(Katsuwonus pelamis, skip
jac )、ハガツオ(Sarda orientalis, bonito)が食用
ないしインスリン製造用に加工される。その他カサゴ目
アイナメ(Hexagraos otakii)やホッケ(Pleurogrammu
s azonus)なども加工されるが漁獲量が少ないため入手
が困難である。一方、ベニサケ(Oncorhynchus nerk
a)、シロサケ(Oncorhynchus keta )、カラフトマス
Oncorhynchus gorbuscha)などサケ類由来の精巣はニ
シン目、タラ目、スズキ目由来の精巣成分の20分の1
以下の活性しか得られなかった。これは、サケマス類は
沈性卵に対しカツオなどは水面に浮く浮性卵、ニシンな
どでは卵の表面の粘質物、付着膜、付着糸などで地物に
付着する付着卵である他、イクラ・スジコとカズノコ、
タラコなど魚卵の形状、色が異なり、精巣においてもそ
の脂質含量がサケ類白子は脂質1%以下、カツオ、タラ
類脂質2〜4%、ニシン脂質4〜6%と異なるように魚
種により構成物質や組成が異なるためと考えられる。
【0008】水産加工場にて分取された魚類精巣は、生
のままないし凍結した状態にて流通しており、本発明に
おいてはそのいずれも利用可能である。魚類精巣成分は
次のようにして製造される。魚類精巣を解凍した状態な
いし加温した後、遠心分離機により約1000rpm 以上
で遠心分離し、その沈殿部分を除去する。この分離操作
により抗酸化活性が10倍以上向上させた魚類精巣成分
を得ることができる。沈殿部分を除去した精巣成分はそ
のままないし、加熱乾燥機、噴霧乾燥装置ないし凍結乾
燥器などを利用して乾燥物として製剤に用いることがで
きる。なお、乾燥の際にセルロース、キチン、酸カゼイ
ンの様な通常使用される担体を適宜併用しても差し支え
ない。さらに、乾燥物のアルコール抽出物を製剤に用い
ることも可能である。以上の分離法により魚類精巣成分
が調製される。
【0009】精巣成分由来抗酸化物質本体としては精巣
に含まれるグルタチオン、ポリアミン類、キサンチン
類、蛋白質/アミノ酸類、リン脂質の様に抗酸化効果な
いし抗酸化相乗効果が知られている物質が係わっている
と考え、ニシン精巣成分中抗酸化に関連する上記既知物
質を定量し、得た製剤の抗酸化活性を測定したところ、
ニシン精巣成分の抗酸化活性の15分の1程度の活性し
か示さなかった。このことから、本発明による抗酸化製
剤の活性本体は未知の新規物質ないし組成物と考えられ
る。
【0010】本発明の第1の抗酸化製剤は、魚類精巣成
分を含有することを特徴とするものである。本発明の第
2の抗酸化製剤は、魚類精巣成分と油脂とを含有してな
る油脂含有組成物である。ここで油脂の種類はとくに限
定されるものではないが、常温にて液状を呈する油脂が
使用にあたって簡便である。本発明に適用できる油脂の
具体例として大豆油、菜種油、コーン油、サフラワー
油、綿実油、ヒマワリ油、パーム油、アマニ油、カカオ
脂、シア脂、オリーブ油等の植物性油脂や牛脂、ラード
等の動物性油脂があり、魚油を用いることも可能であ
り、また炭素数6〜10の中鎖脂肪酸の単酸基または混
酸基トリグリセリド(例えば日清製油(株)製、商品
名:ODO)、アセチンファット(酢酸トリグリセリ
ド)、オレイン酸トリグリセリド等をあげることができ
る。このうち大豆油、菜種油、コーン油、中鎖脂肪酸ト
リグリセリドが好ましい。かかる油脂類は単独でまたは
混合して用いることができる。
【0011】油脂含有組成物に配合する本発明に係わる
抗酸化製剤の添加量は精巣成分乾燥物として油脂に対し
て0.005〜70重量%、より好ましくは0.02〜
50重量%、最も好ましくは0.1〜10重量%であ
る。0.005%未満では抗酸化効果が小さく、逆に7
0重量%を越えて配合しても均一な溶解ないし分散状態
の油脂含有組成物が得られず、配合量に見合う抗酸化力
を発揮しにくくなり不経済である。
【0012】なお、この油脂含有組成物にトコフェロー
ルを0.001〜10重量%、好ましくは0.1〜5重
量%、または/およびL−アスコルビン酸脂肪酸エステ
ルを0.001〜10重量%、好ましくは0.05〜5
重量%添加すると該油脂含有組成物の抗酸化力はさらに
高まる。ここにトコフェロールは、D体、L体またはD
L体の、α,β,γおよびδ−トコフェロールの単独も
しくは任意の混合物でよく、天然物由来のものまたは合
成品を使用できる。δ−トコフェロール含量の高いもの
が望ましいが、実用的には大豆油、小麦胚芽油、菜種油
等の植物油脂を脱臭精製する際の副産物から濃縮される
D体のα,β,γおよびδ−トコフェロールの少なくと
も1種を含む混合トコフェロールが好適であり、あるい
はこれらの分画物、合成フィトールから調製されるDL
体のα−トコフェロール等でもさしつかえない。かかる
トコフェロールが油脂との混合物であっても支障はな
い。また、L−アスコルビン酸脂肪酸エステルとして
は、L−アスコルビン酸のパルミチン酸あるいはステア
リン酸エステルが市販されており、これらが好適であ
る。
【0013】本発明の油脂含有組成物を調製するには、
魚類精巣成分を、あるいはこれとトコフェロールまたは
/およびL−アスコルビン酸脂肪酸エステルとを、その
ままもしくはエタノール、イソプロパノール、ブタノー
ル、エーテル等の溶媒に予め溶解させた後に前記油脂に
添加し、常温にてもしくは約50℃に加温し、ミキサー
やブレンダー等の適当な撹拌機あるいは混合機を用い
て、50〜5000rpmの回転数で撹拌して均一に溶解
ないし分散させ、必要に応じて減圧にて脱溶媒すればよ
い。なお最終製品の性状を調整するため、要すれば油溶
性の12−ヒドロキシステアリン酸等の増粘剤、キャン
デリラワックス、カルナウバワックス、パラフィンワッ
クス等のワックス類、着色剤、香料等を配合してもよ
い。かくして魚類精巣成分と油脂とを含有してなる油脂
含有組成物、さらにはトコフェロールまたは/およびL
−アスコルビン酸脂肪酸エステルを含有する該油脂含有
組成物が得られる(本発明の第2および第3の抗酸化製
剤)。
【0014】次に、本発明の第3の抗酸化製剤は、前記
油脂含有組成物もしくはその構成成分を油相とし、これ
と水相とを乳化してなる乳化組成物である。すなわち
(1)魚類精巣成分と油脂とを含有してなる油脂含有組
成物、あるいは(2)さらにトコフェロールまたは/お
よびL−アスコルビン酸脂肪酸エステルを含有してなる
該油脂含有組成物、あるいは(3)魚類精巣成分をエタ
ノール、イソプロパノール、ブタノール、エーテル等の
溶媒に予め溶解させた後に前記油脂含有組成物に添加
し、均一に溶解ないし分散させ脱溶剤させた油脂含有組
成物のいずれかを油相とし、これと水相とを好ましくは
乳化剤の存在下に乳化せしめて得られる水中油型もしく
は油中水型乳化組成物である。
【0015】本発明の乳化組成物において、乳化剤は公
知のもの、例えばラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチ
ン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リシノ
ール酸、12−ヒドロキシステアリン酸、アラキン酸、
ベヘン酸、牛脂分解脂肪酸、ヤシ油分解脂肪酸、菜種油
分解脂肪酸等の脂肪酸残基を有するプロピレングリコー
ルモノ脂肪酸エステル、脂肪酸モノまたはジグリセリ
ド、ショ糖モノ、ジまたはトリ脂肪酸エステル、ソルビ
タンモノ、セスキまたはジ脂肪酸エステル、前記脂肪酸
または脂肪酸エステルのエチレンオキサイドまたは/お
よびプロピレンオキサイド2〜40モル付加物、平均重
合度2〜15とくに6または10のポリグリセリンモ
ノ、ジまたはトリ脂肪酸エステル等のエステル系乳化剤
を用いることができる。
【0016】また大豆レシチン、菜種レシチン、卵黄レ
シチン、該レシチン等から分画、濃縮されるあるいは化
学合成されるホスファチジルコリン、ホスファチジルエ
タノールアミン、ホスファチジルイノシトール、該リン
脂質のリゾ体等のレシチン系乳化剤、前記脂肪酸のカリ
ウム塩またはナトリウム塩等の脂肪酸石鹸系乳化剤、ラ
ウリルアルコール、テトラデシルアルコール、セチルア
ルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコー
ル、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール、オクチ
ルフェノール、ノニルフェノール等のエチレンオキサイ
ドまたは/およびプロピレンオキサイド2〜30モル付
加物等のエーテル系乳化剤も使用できる。本発明ではこ
れらの乳化剤の1種もしくは2種以上を適宜に利用でき
るが、とりわけ脂肪酸グリセリド、ソルビタン脂肪酸エ
ステル、ポリグリセリン脂肪酸エステルおよびレシチン
が好ましい。
【0017】かかる乳化剤を乳化組成物全量に対して約
0.1〜5重量%用い、前記油脂組成物もしくはその構
成成分を油相として、油相/水相=5/95〜95/5
(重量比、以下同じ)、なお水中油型乳化組成物の場合
には好ましくは油相/水相=5/95〜約60/40と
し、また油中水型乳化組成物の場合には好ましくは油相
/水相=約40/60〜95/5とし、順相または転相
乳化法により乳化せしめる。本発明の乳化組成物では、
分散液滴(水中油型乳化組成物における油滴、油中水型
乳化組成物における水滴)の平均粒径は約50μm以
下、好ましくは約5〜30μm、さらに望ましくは約5
〜20μmにしておくとよい。約50μmを超え60μ
m程度以上の平均粒径になると安定な乳化状態を維持し
にくくなる。
【0018】なおこの乳化組成物を調製するにあたり、
水相にL−アスコルビン酸、その塩、蛋白質およびペプ
チドからなる群より選ばれる少なくとも1種の水性成分
を含有せしめることにより、該乳化組成物の抗酸化力を
さらに増強させることができる。とくに蛋白質の併用
は、抗酸化力の増強とともに乳化状態の安定化にも有効
である。乳化組成物全体として、L−アスコルビン酸お
よびその塩は各0.001〜10重量%、好ましくは
0.05〜5重量%用いればよく、また蛋白質は0.1
〜20重量%、好ましくは0.5〜10重量%であり、
ペプチドは0.1〜10重量%、好ましくは0.5〜1
0重量%を配合する。これらの水性成分の添加量はいず
れも、前記の範囲を外れて少ないと、魚類精巣成分の抗
酸化力をより一層増強させることができず、逆に前記範
囲を超えて添加量を増やしてもさらなる抗酸化力の増大
は期待できない。
【0019】これらの水性成分のうち、L−アスコルビ
ン酸およびその塩(L−アスコルビン酸ナトリウム、L
−アスコルビン酸ヘミカルシウム等)は市販品を用いれ
ばよい。また蛋白質およびペプチドは、動物または植物
由来のどちらでも構わない。動物由来のものとしては、
卵白、卵黄、蓄乳、肉エキス、魚粉、カニミール、エビ
ミール、フェザーミール等の蛋白質およびペプチドがあ
げられ、植物由来のものとしては、大豆、小麦、菜種、
綿実、アマニ、サフラワー、ヒマワリ、ゴマ、落花生、
ヤシ、カポック、アーモンド、クルミ等から抽出した蛋
白質およびペプチドがあげられるが、本発明はこれらに
限定されるものではない。
【0020】ペプチドは、前記動植物由来の蛋白質を公
知の方法すなわち酸、アルカリまたはプロテアーゼ等に
より加水分解し、中和、加熱、酸性沈澱、凝集、分離、
濃縮等の処理を施し得られるもので、その分子量は50
0〜50000であり、好ましくは1000〜1000
0である。分子量が500より小さいペプチドでは本発
明の所望の効果が得られず、また乳化組成物に呈味を付
与する傾向が大きくなり、製品の用途を制限しかねな
い。また分子量が50000を超えると効果の点で前記
蛋白質を配合する場合と差がなくなる。蛋白質およびペ
プチドの好ましいものとして、卵白、カゼイン、濃縮大
豆蛋白、分離大豆蛋白、ツエイン、グルテンおよびこれ
らのペプチドを例示できる。
【0021】本発明の乳化組成物は次のようにして調製
する。すなわち前記方法により調製した、魚類精巣成
分、油脂、および要すればトコフェロールまたは/およ
びL−アスコルビン酸脂肪酸エステルを含有せしめた油
脂含有組成物を油相とし、一方、水、あるいは水にL−
アスコルビン酸、その塩、蛋白質およびペプチドからな
る群より選択される1種以上の水性成分を溶解ないし分
散させた水溶液を水相とし、好ましくは前記乳化剤の一
部もしくは全部を該油相または該水相に添加する。この
とき親油性乳化剤は油相に、親水性乳化剤は水相に、ま
た親油性および親水性乳化剤を併用する場合には同様に
各相にそれぞれ溶解させておくのがよい。
【0022】かかる油相および水相を各々、常温で、あ
るいは要すれば約70℃程度に加温し、ホモミキサー、
ホモジナイザー、ヒスコトロン、アジホモミキサー等の
撹拌、混合機を用いて例えば回転数1000〜1000
0rpm で10〜30分間撹拌しながら、好ましくは水中
油型乳化組成物のときは水相に油相を添加し、また油中
水型乳化組成物のときは油相に水相を添加してそれぞれ
乳化せしめる。
【0023】なお本発明の乳化組成物は、前記油脂組成
物の必須構成成分すなわち魚類精巣成分と油脂、あるい
は該成分とトコフェロールまたは/およびL−アスコル
ビン酸脂肪酸エステルを予め混合して溶解ないし分解さ
せることなく、これを水、水性成分、乳化剤等と直接混
合、乳化させても調製することができる。また前記のほ
かの水相成分として、必要に応じてカルボキシメチルセ
ルロース、グアーガム、キサンタンガム、アルギン酸ソ
ーダ、カラギーナン等の増粘ないしゲル化剤、着色剤、
香料等を配合してもよい。かかる乳化組成物は、これを
凍結乾燥、噴霧乾燥等の手段により固形状ないし粉末状
化することも可能である。
【0024】かくして魚類精巣成分と油脂と水、あるい
はさらにトコフェロールまたは/およびL−アスコルビ
ン酸脂肪酸エステルを含む該成分を乳化せしめてなる水
中油型もしくは油中水型乳化組成物、さらにまたこれに
L−アスコルビン酸、その塩、蛋白質およびペプチドか
らなる群より選ばれる少なくとも1種を含む該乳化組成
物が得られる(本発明の第3の抗酸化製剤)。かくして
魚類精巣成分と油脂を含有する抗酸化製剤が得られる。
【0025】以上に述べたように、本発明の抗酸化製剤
は魚類精巣成分を油脂とともに油脂含有組成物(油剤)
としあるいはさらに水と共に水中油型もしくは油中水型
乳化組成物(乳剤)としたものであり、もしくはこれら
にトコフェロール、L−アスコルビン酸脂肪酸エステ
ル、L−アスコルビン酸、その塩、蛋白質、ペプチド等
を配合した物であり、魚類精巣成分の抗酸化力を持続さ
せ、かつ増強させることができるため水産、畜産、飲食
品、健康食品、治療食品、香粧品、医薬品、化学品(ゴ
ム、プラスチック等)の分野において利用が可能であ
る。
【0026】
【実施例】次に参考例、実施例により、この発明をさら
に具体的に説明する。 [参考例1]タラ、ニシン、カツオおよびサケ類精巣各
1kgから3000rpm 、30分間遠心し、沈殿を除いた
後噴霧乾燥し、各精巣抽出物を得た。各回収量はそれぞ
れ、53g、48g、32gおよび42gであった。サ
ケ精巣成分はさらに限外濾過(アミコン社製 MC8)
を用い分子量1万以下の分画を得、凍結乾燥を行いサケ
精巣低分子分画5.2gを得た。一方、ニシン精巣成分
の抗酸化に係わる成分を分析したところ、グルタチオン
0.0012重量%、ポリアミン類0.018重量%、
キサンチン0.0048重量%、リン脂質3.5重量%
およびプロタミンヒストン26重量%であった。ポリア
ミン類の内訳はプトレッシン0.0084重量%、スペ
ルミジン0.0060重量%およびスペルミン0.00
36重量%であった。リン脂質類の内訳はホスファチジ
ルコリン0.9重量%、ホスファチジルエタノールアミ
ン0.4重量%およびホスファチジルイノシトールなど
0.8重量%であった。これらに相当する量の試薬(シ
グマ社製)およびその他部分は澱粉分解物(松谷化学
製、商品名H−PDX)を混合した試薬混合物を調製し
た。また、ニシン精巣をそのまま凍結乾燥したニシン精
巣も対照として調製した。イワシ油を用い、本発明に係
わる精巣成分および対照試料を2000ppm 添加し、1
00℃にてCDM試験(メトロームシバタ社製、ランシ
マットE679型使用)にて抗酸化力を測定した。表1
に結果を示す。
【0027】
【表1】
【0028】本発明に係わるタラ、ニシン、カツオ精巣
成分は非常に強い抗酸化活性が有ることが確認された。
遠心分離操作無しでは抗酸化活性低く、また、公知の精
巣含有抗酸化物質およびその混合物のみではわずかな抗
酸化活性しか得られないことが判明した。また、サケ由
来の精巣成分、およびサケ由来精巣低分子画分はほとん
ど抗酸化活性が見られなかった。
【0029】[参考例2]ニシン、タラ、カツオ類由来
精巣混合物1kgを80℃にて30分間加温後、遠心分離
して沈殿を除いた物にアビセル(旭化成社製)5重量%
加え凍結乾燥を行い精巣成分65gを得た。さらに、得
られた精巣成分50gに対し90%含水エタノールを5
00ml加えて撹拌した後、濾過し、濾液を減圧乾燥して
精巣抽出物22gを得た。イワシ油を用い、精巣遠心分
離成分または精巣アルコール抽出物を添加し、100℃
にてCDM試験(メトロームシバタ社製、ランシマット
E679型使用)で抗酸化力を測定した。表2に結果を
示す。
【0030】
【表2】 本発明に係る精巣遠心分離成分、精巣抽出物、アルコー
ル抽出物は200ppmから70%添加時に抗酸化活性が
観察された。
【0031】[参考例3]ニシン、タラ、カツオ類由来
精巣混合物1kgに90%(v/v)エタノール2lを加
え、ホモジナイザーで4500rpm 、5分間撹拌後、遠
心分離して沈澱を除いた物を減圧乾燥して精巣アルコー
ル抽出物52gを得た。
【0032】[参考例4] 安全性試験 5週齡のddY雄マウスを固形飼料(日本クレア、CE
−2)、水(水道水)の自由摂取により1週間の予備飼
育を経た体重30〜34gのマウスを用いた。投与前夜
に除餌したマウスを1群10匹とし、参考例2記載のニ
シン、タラおよびカツオ精巣遠心分離成分各50%水溶
液、および同じく参考例2記載の精巣エタノール抽出物
50%水溶液および参考例3記載の精巣アルコール抽出
物50%水溶液を胃ゾンデにより経口投与を行った。他
に対照群10匹をおいて、以降2週間にわたって経過観
察および全例の剖検を行った。その結果いずれにおいて
も死亡例を認めず特記すべき異常を認めなかった。検体
群における体重増加は1週間目に減少傾向を示したが、
対照群との間に有意差を示さなかった。また、剖検にお
いても主要臓器に異常を認めなかった。急性試験の結
果、20g/kgの投与においても1例の死亡も認められ
なかった。以上の安全性試験結果より本発明の魚類精巣
成分は安全性が非常に高いことが明らかになった。
【0033】
【実施例】
実施例1 大豆白絞油100gに参考例1で調製したニシン由来精
巣成分、大豆油を含むD−α,β,γおよびδ−ミック
ストコフェロール(シグマ社製、試薬TYPEV)0.
2重量%をエタノール10mlに溶解したものを加え、パ
ドルミキサーを用いて3000rpm の回転数で3分間混
合し、精巣成分を溶解させた。エタノールを減圧留去し
て得た精巣成分との油脂組成物と精巣成分単品とをそれ
ぞれ褐色サンプル瓶に入れ、キャップをして、40℃の
恒温槽で3ヵ月、6ヵ月および12ヵ月間保存した。そ
の後、各所定期間保存した該油脂組成物と精巣成分単品
とを用い、スケトウダラ肝油に対する抗酸化力を比較し
た。すなわち精巣成分含量がスケトウダラ肝油に対して
200ppm になるようにそれぞれを添加し、なお精巣成
分単品の場合にはその1/5重量の前記トコフェロール
をさらに混合して、強制劣化試験(AOM試験)を行っ
た。すなわち試料に97.8±0.2℃で空気を2.3
ml/秒の流速で吹き込み、一定時間毎にサンプリング
し、その過酸化物価(POV)を測定して、POVが1
00になるまでの時間を求めた。その結果を表3に示
す。
【0034】
【表3】 注)表中の数値は対象油脂の過酸化物価が100になるまでの時間。
【0035】表3のデータから、本発明の精巣成分油脂
含有組成物は長期間保存後に使用しても抗酸化力を高く
維持していることが明らかになった。これに対して精巣
成分そのものは経時的に抗酸化力が低下する。また後述
する表4(実施例2)のデータと比較すると、トコフェ
ロールを併用した精巣成分油脂含有組成物では抗酸化力
が増強されていることも明らかになった。
【0036】実施例2 実施例1において、トコフェロールを使用せず、同様に
試作し保存した参考例1で調製したタラ由来精巣成分油
脂含有組成物および精巣成分単品を用いて、スケトウダ
ラ肝油に対する抗酸化力を実施例1記載の方法で比較し
た。この結果(表4参照)からも本発明の精巣成分油脂
組成物は長期間保存してもその抗酸化力の低減を抑制で
きることが認められた。
【0037】
【表4】 注)表中の数値は対照油脂の過酸化物価が100になるまでの時間。
【0038】実施例3 参考例2で調製したニシン、タラ、カツオ類精巣混合抽
出物を10重量%添加したカプリル酸とカプリン酸との
混合中鎖脂肪酸トリグリセリド(日清製油(株)製、商
品名:ODO)100gにさらにDL−α−トコフェロ
ール(関東化学(株)製、試薬)0.4重量%およびL
−アスコルビン酸ステアレート(小川香料(株)製、商
品名:ビタミンCステアレート)0.05重量%を加
え、アジホモミキサーを用いて3000rpm で5分間混
合し、半透明状態の溶液を調製した。この精巣抽出物油
脂含有組成物を50℃に保温し、ホモジナイザーを用い
て撹拌しながら、テトラグリセリン縮合リシノール酸エ
ステル(坂本薬品(株)製、商品名:SYグリスターC
R−310)を該油脂含有組成物に対し2重量%添加
し、さらにL−アスコルビン酸ナトリウムおよび卵白ペ
プチド(キユーピー(株)製、商品名:卵白ペプタイド
EP−1、平均分子量:1100)を水に対してそれぞ
れ0.4重量%溶解した水溶液100mlを50℃に加温
して順次加え、回転数:7000rpm で混合した後さら
に、ホモジナイザーで10000rpm 、2分間混合して
W/O型精巣抽出物乳化組成物を試作した。
【0039】この乳化組成物と精巣成分単品とを40℃
で、3ヵ月、6ヵ月および12ヵ月間保存した。なお所
定期間保存した精巣成分単品は、上記と同じ方法で精巣
成分乳化物とした。それぞれの乳化物サンプルをいわし
精製油に対して精巣エタノ─ル抽出物含量が200ppm
になるように添加し、実施例1と同様の強制劣化試験を
行い、POVが100になるまでの時間で各々の抗酸化
力を比較した(表5参照)。
【0040】
【表5】 注)表中の数値は対照油脂の過酸化物価が100になるまでの時間。
【0041】表5から、本発明の精巣抽出物乳化組成物
は長期間保存後にも抗酸化力を高く維持していることを
認めた。乳化状態も安定であった。また後述する表6
(実施例4)のデータと比較すると、水相成分としてL
−アスコルビン酸ナトリウムおよび卵白ペプチドを用い
ると抗酸化力がさらに増強されることも認められた。
【0042】実施例4 実施例3において、L−アスコルビン酸ナトリウムおよ
び卵白ペプチドを使用せず、同様に試作し保存した参考
例2で調製したニシン、タラ、カツオ類精巣混合抽出物
(賦形剤としてアビセル含有)乳化組成物、および所定
期間保存した精巣混合成分単品を用いて同様に調製した
乳化物の、いわし精製油に対する各抗酸化力を実施例3
記載の方法で比較した。この結果(表6参照)からも本
発明の乳化組成物は長期間保存してもその抗酸化力の低
減を抑制できることが認められた。また乳化状態も安定
であった。
【0043】
【表6】 注)表中の数値は対照油脂の過酸化物価が100になるまでの時間。
【0044】実施例5 参考例2で調製したニシン、タラ、カツオ類精巣混合抽
出物1重量%、D−γ−トコフェロール(シグマ社製、
試薬)0.2重量%(いずれも油脂に対する割合)を大
豆/菜種調合サラダ油(日清製油(株)製)100mlに
添加し、これを、パドルミキサーで4000rpm にて3
分間、十分に撹拌混合し溶解させ油脂とした。一方、分
離大豆蛋白(日清製油(株)製、商品名:ソルピー50
00)を水に対して0.3重量%添加した水溶液に乳化
剤として大豆レシチン(日清製油(株)製、商品名:レ
シチンDX)を同じく2重量%添加し水相とした。40
℃に加温した水相をホモミキサー(5000rpm )で撹
拌しながら、油相を20ml/分の流速で滴下した後、さ
らに8700rpm で3分間混合し、O/W型混合精巣抽
出物乳化組成物を試作した。
【0045】この乳化組成物を60℃で6ヵ月保存した
ものと試作直後の同じO/W型混合精巣抽出物乳化組成
物とを用いて、β−カロチンの保存試験を行った。すな
わち、異性化糖20重量%、クエン酸1重量%、エタノ
ール2重量%、水77重量%、β−カロチン0.3mg%
の組成物を作成し、これに各乳化組成物を0.01重量
%添加してジュースを作成し、透明ガラス瓶に入れ、3
0℃で2ヵ月間、保存試験を行った。経時的にサンプリ
ングし、β−カロチンの含有量を波長450nmにおける
吸光度として測定し、保存開始時の値と比べて残存率を
算出した。その結果、β−カロチンの残存率は、表7の
とおりであった。
【0046】
【表7】
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、魚類精巣成分を有効成
分とする抗酸化製剤を提供できる。該抗酸化物質は魚類
生殖巣を遠心分離および/またはアルコール抽出して得
られる。また本発明の抗酸化製剤は、強い抗酸化活性を
有しておりかつ安全性が高い、食品、化粧品、医薬品、
農薬等の分野の製品に適用できることが期待される。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 魚類精巣を遠心分離および/またはアル
    コール抽出して得られる成分を含有してなる抗酸化製
    剤。
  2. 【請求項2】 魚類精巣を遠心分離および/またはアル
    コール抽出して得られる成分と油脂を含んだ油脂含有組
    成物を含有してなる抗酸化製剤。
  3. 【請求項3】 魚類精巣がニシン目、タラ目、スズキ目
    のうち1種または2種以上を由来とする請求項1または
    2に記載の抗酸化製剤。
  4. 【請求項4】 油脂含有組成物がトコフェロールまたは
    /およびL−アスコルビン酸脂肪酸エステルを含む請求
    項2記載の抗酸化製剤。
  5. 【請求項5】 請求項請求項2または4記載の油脂組成
    物もしくはその構成成分を油相とし、これと水相とを乳
    化してなる乳化組成物であることを特徴とする抗酸化製
    剤。
  6. 【請求項6】 水相がL−アスコルビン酸、その塩、蛋
    白質およびペプチドからなる群より選ばれる少なくとも
    1種を含むことを特徴とする請求項5記載の抗酸化製
    剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005314519A (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Riken Vitamin Co Ltd L−アスコルビン酸脂肪酸エステル含有組成物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005314519A (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Riken Vitamin Co Ltd L−アスコルビン酸脂肪酸エステル含有組成物
JP4554981B2 (ja) * 2004-04-28 2010-09-29 理研ビタミン株式会社 L−アスコルビン酸脂肪酸エステル含有組成物

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