JPH10216907A - 連続鋳造用モールドパウダー - Google Patents
連続鋳造用モールドパウダーInfo
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Landscapes
- Continuous Casting (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】鋳型内を従来よりも一層緩冷却化することがで
きる連続鋳造用モールドパウダーを提供すること。 【解決手段】塩基度(CaO*/SiO2)が1.6〜
2.5の範囲であり、周期律表IA族に属する元素の酸
化物を2種類以上、以下の(1)式の範囲内で含有し、
かつFを5〜15重量%の範囲で含有するモールドパウ
ダー。 0.13<(IA族酸化物の合計のモル数)/(Caのモル数)<0.6 ……(1) ただし、塩基度のCaO*はパウダー中のCaのモル数
からCaOに換算した値である。
きる連続鋳造用モールドパウダーを提供すること。 【解決手段】塩基度(CaO*/SiO2)が1.6〜
2.5の範囲であり、周期律表IA族に属する元素の酸
化物を2種類以上、以下の(1)式の範囲内で含有し、
かつFを5〜15重量%の範囲で含有するモールドパウ
ダー。 0.13<(IA族酸化物の合計のモル数)/(Caのモル数)<0.6 ……(1) ただし、塩基度のCaO*はパウダー中のCaのモル数
からCaOに換算した値である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼の連続鋳造に用
いられるモールドパウダーに関する。
いられるモールドパウダーに関する。
【0002】
【従来の技術】鋼の連続鋳造において、モールドパウダ
ーは溶鋼の上面にあっては溶鋼の酸化防止、保温、浮上
介在物の吸収という機能を有し、また鋳型(以下、モー
ルドともいう)と鋳片との間に流入し、潤滑および鋼の
抜熱制御を行っている。
ーは溶鋼の上面にあっては溶鋼の酸化防止、保温、浮上
介在物の吸収という機能を有し、また鋳型(以下、モー
ルドともいう)と鋳片との間に流入し、潤滑および鋼の
抜熱制御を行っている。
【0003】鋼の中で、中炭素鋼と呼ばれる炭素含有量
が0.08〜0.18%の亜包晶鋼領域の鋼において
は、凝固時のδ→γ変態により体積収縮が大きく、不均
一凝固しやすいため、鋳片に縦割れが発生しやすい。こ
の縦割れ発生は鋳型内の熱流束と相関があり、熱流束を
低下させることで、その発生を抑制することが可能であ
る。したがって、使用するパウダーは緩冷却可能な特性
を有することが望ましい。
が0.08〜0.18%の亜包晶鋼領域の鋼において
は、凝固時のδ→γ変態により体積収縮が大きく、不均
一凝固しやすいため、鋳片に縦割れが発生しやすい。こ
の縦割れ発生は鋳型内の熱流束と相関があり、熱流束を
低下させることで、その発生を抑制することが可能であ
る。したがって、使用するパウダーは緩冷却可能な特性
を有することが望ましい。
【0004】中炭素鋼用モールドパウダーに関して、市
川らは品川技報No.23に、パウダーの塩基度(Ca
O/SiO2)を上げることによって、凝固点を上昇さ
せ、かつ凝固の際に結晶化を促進させることによって、
モールドと鋳片(凝固シェル)との間に流入する溶融ス
ラグのうち、モールド側に固着した凝固層内に空隙を生
じさせ、凝固層の見かけの熱伝導率を低下させ、鋳片の
割れを防止することができるとしている。
川らは品川技報No.23に、パウダーの塩基度(Ca
O/SiO2)を上げることによって、凝固点を上昇さ
せ、かつ凝固の際に結晶化を促進させることによって、
モールドと鋳片(凝固シェル)との間に流入する溶融ス
ラグのうち、モールド側に固着した凝固層内に空隙を生
じさせ、凝固層の見かけの熱伝導率を低下させ、鋳片の
割れを防止することができるとしている。
【0005】また、特開平3−193248号公報で
は、市川らと同じく、モールドに固着した凝固層中の熱
伝導率を下げるという観点から、パウダーの凝固点を高
め、かつ溶融スラグをガラス化させずに結晶化させるた
め、パウダーの1成分として周期律表IIIA族およびIV
族の元素の酸化物を少なくとも1種添加することが望ま
しいとし、これらの1種または2種以上を0.01〜1
5%含有することが示されている。
は、市川らと同じく、モールドに固着した凝固層中の熱
伝導率を下げるという観点から、パウダーの凝固点を高
め、かつ溶融スラグをガラス化させずに結晶化させるた
め、パウダーの1成分として周期律表IIIA族およびIV
族の元素の酸化物を少なくとも1種添加することが望ま
しいとし、これらの1種または2種以上を0.01〜1
5%含有することが示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来技術におけ
るパウダーは、鋳型に接触している凝固層中の熱抵抗を
増大させることにより、鋳型内緩冷却化を図ったもので
あり、一定の成果を挙げてはいるが、さらに鋳片品質を
向上させるために、さらなる緩冷却化が望まれている。
るパウダーは、鋳型に接触している凝固層中の熱抵抗を
増大させることにより、鋳型内緩冷却化を図ったもので
あり、一定の成果を挙げてはいるが、さらに鋳片品質を
向上させるために、さらなる緩冷却化が望まれている。
【0007】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであって、鋳型内を従来よりも一層緩冷却化すること
ができる連続鋳造用モールドパウダーを提供することを
目的とする。
のであって、鋳型内を従来よりも一層緩冷却化すること
ができる連続鋳造用モールドパウダーを提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】従来技術におけるモール
ドパウダーは、鋳型に接触している凝固層を厚くした
り、その中に気孔を設けることで、凝固層中の熱抵抗を
増大させることにより、鋳型内緩冷却化を図ったもので
ある。
ドパウダーは、鋳型に接触している凝固層を厚くした
り、その中に気孔を設けることで、凝固層中の熱抵抗を
増大させることにより、鋳型内緩冷却化を図ったもので
ある。
【0009】しかしながら、本発明者らが種々検討した
結果、鋳型内の熱流束に影響を及ぼす最大の因子は、鋳
型−凝固層間の隙間(エアーギャップ)であり、この界
面の熱抵抗を増大させることにより、鋳型内を大幅に緩
冷却化することができることが判明した。
結果、鋳型内の熱流束に影響を及ぼす最大の因子は、鋳
型−凝固層間の隙間(エアーギャップ)であり、この界
面の熱抵抗を増大させることにより、鋳型内を大幅に緩
冷却化することができることが判明した。
【0010】パウダーがスラグ化し鋳型側に固着して形
成される固着層は、一般には面積率で50〜70%の結
晶相と、その粒間に存在するガラス相とで構成されてい
るが、本発明者が界面熱抵抗とこの固着相組織との関係
を調査したところ、結晶化しやすいもの、すなわち結晶
相が多くガラス相が少ないものほど界面熱抵抗が増大
し、緩冷却されることが判明した。
成される固着層は、一般には面積率で50〜70%の結
晶相と、その粒間に存在するガラス相とで構成されてい
るが、本発明者が界面熱抵抗とこの固着相組織との関係
を調査したところ、結晶化しやすいもの、すなわち結晶
相が多くガラス相が少ないものほど界面熱抵抗が増大
し、緩冷却されることが判明した。
【0011】しかしながら、このようなパウダーにおい
ては、その軟化温度が高く、溶融速度が遅くなり、ペア
生成の増大、パウダー流れ込み不足等、溶融特性を満足
させることができず、特に高速鋳造においてパウダーと
しての役割を果たすことはできない。
ては、その軟化温度が高く、溶融速度が遅くなり、ペア
生成の増大、パウダー流れ込み不足等、溶融特性を満足
させることができず、特に高速鋳造においてパウダーと
しての役割を果たすことはできない。
【0012】これは、一般的にはパウダーを溶融して冷
却した際に生じる結晶相は、カスピダイン(3CaO・
2SiO2・CaF2)という融点の高い物質であり、パ
ウダー中においてその量が増大する高塩基度(CaO/
SiO2=1.4〜1.6)の条件下では、軟化温度が
高くなるためであると考えられる。
却した際に生じる結晶相は、カスピダイン(3CaO・
2SiO2・CaF2)という融点の高い物質であり、パ
ウダー中においてその量が増大する高塩基度(CaO/
SiO2=1.4〜1.6)の条件下では、軟化温度が
高くなるためであると考えられる。
【0013】しかしながら、本発明者らがさらに検討を
重ねた結果、塩基度(CaO/SiO2)が1.6以上
では、Li2O、Na2O、K2O、Rb2O、Cs2O等
の周期律表IA族に属する元素の酸化物を所定量以上含
有させることで、カスピダインとは異なる結晶が生じ、
そして、これら酸化物の2種類以上を複合化すること
で、軟化温度を最適化し、かつ、高い結晶化率を維持す
れば、界面熱抵抗を増大させることができ、その結果鋳
型内を緩冷却にすることができ、鋳片品質が著しく向上
することを見出した。
重ねた結果、塩基度(CaO/SiO2)が1.6以上
では、Li2O、Na2O、K2O、Rb2O、Cs2O等
の周期律表IA族に属する元素の酸化物を所定量以上含
有させることで、カスピダインとは異なる結晶が生じ、
そして、これら酸化物の2種類以上を複合化すること
で、軟化温度を最適化し、かつ、高い結晶化率を維持す
れば、界面熱抵抗を増大させることができ、その結果鋳
型内を緩冷却にすることができ、鋳片品質が著しく向上
することを見出した。
【0014】本発明は、このような知見に基づいてなさ
れたものであり、塩基度(CaO*/SiO2)が1.6
〜2.5の範囲であり、周期律表IA族に属する元素の
酸化物を2種類以上、以下の(1)式の範囲内で含有
し、かつFを5〜15重量%の範囲で含有することを特
徴とする連続鋳造用モールドパウダーを提供するもので
ある。 0.13<(IA族酸化物の合計のモル数)/(Caのモル数)<0.6 ……(1) ただし、塩基度のCaO*はパウダー中のCaのモル数
からCaOに換算した値である。
れたものであり、塩基度(CaO*/SiO2)が1.6
〜2.5の範囲であり、周期律表IA族に属する元素の
酸化物を2種類以上、以下の(1)式の範囲内で含有
し、かつFを5〜15重量%の範囲で含有することを特
徴とする連続鋳造用モールドパウダーを提供するもので
ある。 0.13<(IA族酸化物の合計のモル数)/(Caのモル数)<0.6 ……(1) ただし、塩基度のCaO*はパウダー中のCaのモル数
からCaOに換算した値である。
【0015】この場合に、前記周期律表IA族に属する
元素の酸化物としては、Li2O、Na2O、K2O、R
b2O、Cs2Oが例示され、これらから選択されたもの
を用いることができる。また、Al、Mg、Sr、B
a、Cr、Mn、Feの酸化物を合計で0.3〜10重
量%含むことが好ましい。
元素の酸化物としては、Li2O、Na2O、K2O、R
b2O、Cs2Oが例示され、これらから選択されたもの
を用いることができる。また、Al、Mg、Sr、B
a、Cr、Mn、Feの酸化物を合計で0.3〜10重
量%含むことが好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】鋳型内の緩冷却化のためには、結
晶化しやすいパウダーを用いることが効果的であること
が経験的に知られている。そして、その結晶化と熱流束
との相関を検討した結果、熱流束を支配する最大の因子
は、鋳型とパウダーフィルム層間の界面熱抵抗であるこ
とが判明した。
晶化しやすいパウダーを用いることが効果的であること
が経験的に知られている。そして、その結晶化と熱流束
との相関を検討した結果、熱流束を支配する最大の因子
は、鋳型とパウダーフィルム層間の界面熱抵抗であるこ
とが判明した。
【0017】この界面熱抵抗は、パウダーフィルムの鋳
型側表面の凹凸により決定される。本発明者が種々検討
を行った結果、パウダーフィルムの結晶化によりその凹
凸が生じること、パウダーの組成によりその凹凸の大き
さが異なることが見出された。そして、その凹凸の大き
さは、固着層中の結晶化比率に依存することが確認され
た。
型側表面の凹凸により決定される。本発明者が種々検討
を行った結果、パウダーフィルムの結晶化によりその凹
凸が生じること、パウダーの組成によりその凹凸の大き
さが異なることが見出された。そして、その凹凸の大き
さは、固着層中の結晶化比率に依存することが確認され
た。
【0018】中炭素鋼に用いられる塩基度が1.1〜
1.5のパウダーを使用した場合、固着層を電子顕微鏡
により観察すると、面積率で50〜70%の結晶相と、
その粒間に存在するガラス相とにより構成されているこ
とが確認される。一般には、この結晶はカスピダイン
(3CaO・2SiO2・CaF2)と呼ばれる鉱物相か
らなり、粒間にあるガラスはSiO2、Al2O3、Na2
O、Li2O、CaO等の酸化物からなる。
1.5のパウダーを使用した場合、固着層を電子顕微鏡
により観察すると、面積率で50〜70%の結晶相と、
その粒間に存在するガラス相とにより構成されているこ
とが確認される。一般には、この結晶はカスピダイン
(3CaO・2SiO2・CaF2)と呼ばれる鉱物相か
らなり、粒間にあるガラスはSiO2、Al2O3、Na2
O、Li2O、CaO等の酸化物からなる。
【0019】塩基度を上昇させてこの固着層を90%以
上結晶化することにより、上記パウダーフィルムの鋳型
側表面の凹凸が2倍以上にもなり、界面熱抵抗を高くで
きることが確認されたが、パウダー中のカスピダイン結
晶はその融点が約1470℃とかなり高く、この結晶相
を単純に増加させた場合、軟化温度等パウダーに必要な
溶融特性を満足させることができない。
上結晶化することにより、上記パウダーフィルムの鋳型
側表面の凹凸が2倍以上にもなり、界面熱抵抗を高くで
きることが確認されたが、パウダー中のカスピダイン結
晶はその融点が約1470℃とかなり高く、この結晶相
を単純に増加させた場合、軟化温度等パウダーに必要な
溶融特性を満足させることができない。
【0020】この点に鑑み、本発明者が種々検討した結
果、パウダーの塩基度(CaO*/SiO2)が1.6〜
2.5の範囲で、Li2O、Na2O、K2O、Rb2O、
Cs2O等の周期律IA族に属する元素の酸化物を2種
類以上、一定範囲で添加することにより、カスピダイン
ではない結晶相を析出させることのできるパウダーとす
ることができることを見出した。これにより得られる結
晶相は、LiCa2FSiO4、NaCa2FSiO4等の
式、またはそれに近い化学量論組成を有するものであ
る。つまり、これらはカスピダインとIA族元素の酸化
物とが1:1で組み合わされた結晶となっている。すな
わち、従来粒間のガラス相側に多く存在していたIA族
元素の酸化物を結晶相として一定量取り込むことがで
き、結晶化率が増大し、界面熱抵抗を増加させることが
容易となった。
果、パウダーの塩基度(CaO*/SiO2)が1.6〜
2.5の範囲で、Li2O、Na2O、K2O、Rb2O、
Cs2O等の周期律IA族に属する元素の酸化物を2種
類以上、一定範囲で添加することにより、カスピダイン
ではない結晶相を析出させることのできるパウダーとす
ることができることを見出した。これにより得られる結
晶相は、LiCa2FSiO4、NaCa2FSiO4等の
式、またはそれに近い化学量論組成を有するものであ
る。つまり、これらはカスピダインとIA族元素の酸化
物とが1:1で組み合わされた結晶となっている。すな
わち、従来粒間のガラス相側に多く存在していたIA族
元素の酸化物を結晶相として一定量取り込むことがで
き、結晶化率が増大し、界面熱抵抗を増加させることが
容易となった。
【0021】また、これらの結晶はカスピダインよりも
融点が低い上、添加するIA族元素の酸化物の組み合わ
せにより、複数の結晶を析出させることが可能である。
このように複数の結晶を析出させることにより、軟化温
度を調節することができるため、結晶化率が高くても軟
化温度が低いパウダーとすることが可能となり、高界面
熱抵抗で鋳型内熱流束が低く、大幅な鋳型内緩冷却化が
実現され、鋳片の割れ防止に絶大な効果を有するモール
ドパウダーを得ることが可能となる。なお、塩基度のC
aO*はパウダー中に含まれるCa中のモル数からCa
Oに換算した値である。
融点が低い上、添加するIA族元素の酸化物の組み合わ
せにより、複数の結晶を析出させることが可能である。
このように複数の結晶を析出させることにより、軟化温
度を調節することができるため、結晶化率が高くても軟
化温度が低いパウダーとすることが可能となり、高界面
熱抵抗で鋳型内熱流束が低く、大幅な鋳型内緩冷却化が
実現され、鋳片の割れ防止に絶大な効果を有するモール
ドパウダーを得ることが可能となる。なお、塩基度のC
aO*はパウダー中に含まれるCa中のモル数からCa
Oに換算した値である。
【0022】本発明に係るモールドパウダーは、その塩
基度(CaO*/SiO2)が1.6〜2.5の範囲であ
り、周期律表IA族に属する元素の酸化物を2種類以
上、以下の(1)式の範囲内で含有し、かつFを5〜1
5重量%の範囲で含有する。
基度(CaO*/SiO2)が1.6〜2.5の範囲であ
り、周期律表IA族に属する元素の酸化物を2種類以
上、以下の(1)式の範囲内で含有し、かつFを5〜1
5重量%の範囲で含有する。
【0023】ここで、塩基度(CaO*/SiO2)の値
を1.6〜2.5の範囲としたのは、この値が1.6未
満であると、結晶相がカスピダインとなって高界面熱抵
抗の発現には限界があり、一方2.5を超えると、IA
族元素の酸化物をどのように組み合わせても軟化温度が
1200℃以上の高温となり、パウダーとしての機能を
持つことができないからである。
を1.6〜2.5の範囲としたのは、この値が1.6未
満であると、結晶相がカスピダインとなって高界面熱抵
抗の発現には限界があり、一方2.5を超えると、IA
族元素の酸化物をどのように組み合わせても軟化温度が
1200℃以上の高温となり、パウダーとしての機能を
持つことができないからである。
【0024】また、周期律表IA族に属する元素の酸化
物を2種類以上含有させることとしたのは、1種類では
軟化温度を有効に低減させることができないからであ
る。これらは(1)式の範囲内で含有する。 0.13<(IA族酸化物の合計のモル数)/(Caのモル数)<0.6 ……(1) これは、(IA族酸化物の合計のモル数)/(Caのモ
ル数)の値が0.13未満の場合にはカスピダインがか
なりの割合で生じ、軟化温度も高く、パウダーとしての
機能を持たず、一方この値が0.6を超えるとガラス相
の量が増大し、高界面熱抵抗を発現することができない
からである。(IA族酸化物の合計のモル数)/(Ca
のモル数)の値のさらに好ましい範囲は0.2〜0.4
である。なお、周期律表IA族に属する元素の酸化物と
しては、Li2O、Na2O、K 2O、Rb2O、Cs2O
が例示され、これらの2種以上を用いることができる。
物を2種類以上含有させることとしたのは、1種類では
軟化温度を有効に低減させることができないからであ
る。これらは(1)式の範囲内で含有する。 0.13<(IA族酸化物の合計のモル数)/(Caのモル数)<0.6 ……(1) これは、(IA族酸化物の合計のモル数)/(Caのモ
ル数)の値が0.13未満の場合にはカスピダインがか
なりの割合で生じ、軟化温度も高く、パウダーとしての
機能を持たず、一方この値が0.6を超えるとガラス相
の量が増大し、高界面熱抵抗を発現することができない
からである。(IA族酸化物の合計のモル数)/(Ca
のモル数)の値のさらに好ましい範囲は0.2〜0.4
である。なお、周期律表IA族に属する元素の酸化物と
しては、Li2O、Na2O、K 2O、Rb2O、Cs2O
が例示され、これらの2種以上を用いることができる。
【0025】さらに、本発明のモールドパウダーにおい
てFを5〜15重量%の範囲としたのは、F量が5%未
満では軟化温度を低減することができず、一方15%を
超えると冷却水により連続鋳造機が腐食するためであ
る。
てFを5〜15重量%の範囲としたのは、F量が5%未
満では軟化温度を低減することができず、一方15%を
超えると冷却水により連続鋳造機が腐食するためであ
る。
【0026】本発明において、Al、Mg、Sr、B
a、Cr、Mn、Feの酸化物(Al2O3、MgO等)
を合計で0.3〜10重量%含むことが好ましい。これ
らは軟化温度をより低減する効果があるからである。こ
れらが0.3%未満ではこのような効果を得ることがで
きず、10%を超えるとガラス相の量が増大し、界面熱
抵抗を十分高くすることができない。したがって、これ
らの範囲を0.3〜10%とした。
a、Cr、Mn、Feの酸化物(Al2O3、MgO等)
を合計で0.3〜10重量%含むことが好ましい。これ
らは軟化温度をより低減する効果があるからである。こ
れらが0.3%未満ではこのような効果を得ることがで
きず、10%を超えるとガラス相の量が増大し、界面熱
抵抗を十分高くすることができない。したがって、これ
らの範囲を0.3〜10%とした。
【0027】
(実施例1)表1に示す組成を有する溶鋼を用い、8種
類のモールドパウダーを使用して実機の連続鋳造機で連
続鋳造試験を行った。鋳造速度は1.8m/min、モ
ールドサイズは220mm×2000mmとした。試験
においては、固着層の結晶化率、パウダーの軟化温度、
鋳型内熱流束、および縦割れ発生を評価した。鋳型内熱
流束は鋳型内メニスカス部に埋め込んである熱電対によ
り求めた。鋳片の縦割れ発生頻度は、従来パウダー使用
時における縦割れ発生頻度を100として指数表示し
た。表2に各パウダーの基材成分と実機試験結果を示
す。この基材に対して外掛けで3重量%となるようにカ
ーボンを添加したものをモールドパウダーとして使用し
た。なお、表2のうち比較例1〜3は従来品であり、発
明例1〜5が本発明の範囲内のものである。
類のモールドパウダーを使用して実機の連続鋳造機で連
続鋳造試験を行った。鋳造速度は1.8m/min、モ
ールドサイズは220mm×2000mmとした。試験
においては、固着層の結晶化率、パウダーの軟化温度、
鋳型内熱流束、および縦割れ発生を評価した。鋳型内熱
流束は鋳型内メニスカス部に埋め込んである熱電対によ
り求めた。鋳片の縦割れ発生頻度は、従来パウダー使用
時における縦割れ発生頻度を100として指数表示し
た。表2に各パウダーの基材成分と実機試験結果を示
す。この基材に対して外掛けで3重量%となるようにカ
ーボンを添加したものをモールドパウダーとして使用し
た。なお、表2のうち比較例1〜3は従来品であり、発
明例1〜5が本発明の範囲内のものである。
【0028】表2に示すように、発明例1〜5は、従来
品である比較例1〜3よりもメニスカス部の熱流束が低
減し、縦割れ指数が低い値を示した。この中でも特に、
Al、Mgの酸化物が0.3〜10%の範囲である発明
例1〜4の縦割れ指数が低かった。
品である比較例1〜3よりもメニスカス部の熱流束が低
減し、縦割れ指数が低い値を示した。この中でも特に、
Al、Mgの酸化物が0.3〜10%の範囲である発明
例1〜4の縦割れ指数が低かった。
【0029】
【表1】
【0030】
【表2】
【0031】(実施例2)上記比較例1および発明例1
〜4のパウダーを用い、鋳造速度を2.4m/minと
した以外は実施例1と同様に試験を行った。その結果を
表3に示す。表3に示すように、従来品である比較例1
は縦割れ指数が大幅に増大したが、発明例1〜4は縦割
れ指数が微増するにとどまっており、本発明範囲のパウ
ダーが高速鋳造において良好な結果を示すことが確認さ
れた。
〜4のパウダーを用い、鋳造速度を2.4m/minと
した以外は実施例1と同様に試験を行った。その結果を
表3に示す。表3に示すように、従来品である比較例1
は縦割れ指数が大幅に増大したが、発明例1〜4は縦割
れ指数が微増するにとどまっており、本発明範囲のパウ
ダーが高速鋳造において良好な結果を示すことが確認さ
れた。
【0032】
【表3】
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
鋳型内を従来よりも一層緩冷却化することができる連続
鋳造用モールドパウダーが提供される。したがって、従
来よりも連続鋳造鋳片の縦割れを少なくすることができ
る。
鋳型内を従来よりも一層緩冷却化することができる連続
鋳造用モールドパウダーが提供される。したがって、従
来よりも連続鋳造鋳片の縦割れを少なくすることができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中田 正之 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 酒井 英典 東京都千代田区丸の内二丁目3番2号 鋼 管鉱業株式会社内 (72)発明者 塩見 剛温 東京都千代田区丸の内二丁目3番2号 鋼 管鉱業株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 塩基度(CaO*/SiO2)が1.6〜
2.5の範囲であり、周期律表IA族に属する元素の酸
化物を2種類以上、以下の(1)式の範囲内で含有し、
かつFを5〜15重量%の範囲で含有することを特徴と
する連続鋳造用モールドパウダー。 0.13<(IA族酸化物の合計のモル数)/(Caのモル数)<0.6 ……(1) ただし、塩基度のCaO*はパウダー中のCaのモル数
からCaOに換算した値である。 - 【請求項2】 前記周期律表IA族に属する元素の酸化
物が、Li2O、Na2O、K2O、Rb2O、Cs2Oか
ら選択されたものであることを特徴とする請求項1に記
載の連続鋳造用モールドパウダー。 - 【請求項3】 Al、Mg、Sr、Ba、Cr、Mn、
Feの酸化物を合計で0.3〜10重量%含むことを特
徴とする請求項1に記載の連続鋳造用モールドパウダ
ー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03150797A JP3179358B2 (ja) | 1997-01-31 | 1997-01-31 | 連続鋳造用モールドパウダー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03150797A JP3179358B2 (ja) | 1997-01-31 | 1997-01-31 | 連続鋳造用モールドパウダー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10216907A true JPH10216907A (ja) | 1998-08-18 |
JP3179358B2 JP3179358B2 (ja) | 2001-06-25 |
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ID=12333143
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JP (1) | JP3179358B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005152931A (ja) * | 2003-11-25 | 2005-06-16 | Jfe Steel Kk | 中炭素鋼のスラブ連続鋳造方法 |
JP2006247712A (ja) * | 2005-03-11 | 2006-09-21 | Jfe Steel Kk | 鋼の連続鋳造用モールドパウダー |
JP2009045666A (ja) * | 2007-08-22 | 2009-03-05 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 鋼の連続鋳造用モールドフラックスおよびそれを用いた連続鋳造方法 |
JP2010227972A (ja) * | 2009-03-27 | 2010-10-14 | Shinagawa Refractories Co Ltd | 鋼の連続鋳造用モールドパウダー |
US8146649B2 (en) | 2006-04-25 | 2012-04-03 | Kobe Steel, Ltd. | Method of continuous casting of high-aluminum steel and mold powder |
CN103372637A (zh) * | 2012-04-27 | 2013-10-30 | 宝山钢铁股份有限公司 | 结晶器保护渣 |
CN108176830A (zh) * | 2017-12-28 | 2018-06-19 | 西峡龙成冶金材料有限公司 | 一种含硼钢倒角铜板连铸结晶器保护渣 |
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---|---|---|---|---|
CN101745615B (zh) * | 2010-01-21 | 2014-09-10 | 河南省西保冶材集团有限公司 | 大方坯低碳钢连铸结晶器功能保护材料 |
-
1997
- 1997-01-31 JP JP03150797A patent/JP3179358B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2010227972A (ja) * | 2009-03-27 | 2010-10-14 | Shinagawa Refractories Co Ltd | 鋼の連続鋳造用モールドパウダー |
CN103372637A (zh) * | 2012-04-27 | 2013-10-30 | 宝山钢铁股份有限公司 | 结晶器保护渣 |
CN103372637B (zh) * | 2012-04-27 | 2015-07-22 | 宝山钢铁股份有限公司 | 结晶器保护渣 |
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